JPH1136777A - 地下埋設管の計測装置およびパッカー注入装置 - Google Patents

地下埋設管の計測装置およびパッカー注入装置

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JPH1136777A
JPH1136777A JP19601297A JP19601297A JPH1136777A JP H1136777 A JPH1136777 A JP H1136777A JP 19601297 A JP19601297 A JP 19601297A JP 19601297 A JP19601297 A JP 19601297A JP H1136777 A JPH1136777 A JP H1136777A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小径の曲管の埋設位置を正確に測定できると
ともに、注入剤の注入が確実に行なえる埋設管の計測装
置およびパッカーの注入装置を提供する。 【解決手段】 埋設管12に挿入される計測ヘッド28
の移動位置のピッチングとヨーイングとローリングとを
計測し、演算器41に入力可能な計測機器を備える。計
測ヘッドの移動距離を計測し、距離情報を演算器に入力
可能な移動距離計測手段38を備え、これらの情報に基
づき埋設管の埋設位置を演算可能にする。計測ヘッドの
内部に空気通路を貫通形成し、通路の一側に空気導管2
7を接続するとともに、埋設管12の両端部を気密に閉
塞する。埋設管の一端部に圧縮空気に連通可能な一対の
バイパス管18,19を接続する。一方のバイパス管を
埋設管内に連通し、他方のバイパス管を空気導管27に
連通する。これらバイパス管に対する空気の給排を互い
に切換え圧縮空気により計測ヘッドの移動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小径の曲管の埋設位
置を正確かつ合理的に測定できるとともに、人手による
パッカーの移動作業を廃し、これを機械的かつ遠隔操作
可能にし、またパッカーの移動位置を調整可能にして、
パッカーの間に注入弁を確実かつ正確に位置付け、注入
剤の注入を確実に行なって、所期の地山の安定処理を得
られるようにした、埋設管の計測装置およびパッカーの
注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパイプルーフ工法によるトンネル
の掘削や上下水道の付設時に、施工状況や隣接地とのチ
ェックに埋設管の付設位置を確認する必要があり、その
手段として、例えば計測装置を備えたジャイロ車を管内
に移動する方法がある。
【0003】しかし、この方法は実際上、直管状の埋設
管に使用が限られ、上向き移動や曲線の変化等に対する
対応が難しく、またジャイロ車が移動時に管内に接触し
て測定精度が低下する等の問題があった。特にこのよう
な問題は、近時その工法が注目される曲線ボーリング装
置を駆使した曲管を埋設する地下構造物の築造に当たっ
て、小径の曲管を使用する際に緊要である。
【0004】従来、上記問題を解決するものとして、例
えば特公昭58ー149161号公報では、地中に直管
を圧入して埋設する際、管体に一対の弾性材を軸方向に
取付け、該弾性材の一端を変位計に取付け、該弾性材に
よる管体の対称位置のひずみ量の差から、管体の地中で
の変位を測定し、また前記ひずみ量の和から管体の変形
を検知して、管体を正確に圧入するようにしている。
【0005】しかし、この従来の方法は各管体毎に弾性
材と変位計との取付けを要して、コスト高と取付け作業
の煩雑を招く上に、ひずみ量の変動が不定の曲管には採
用し難いという問題があった。
【0006】ところで、地山安定処理工法の中にパッカ
ー注入工法があり、これは例えば特開平7ー11864
号公報のように複数のゴムノズルを設けた曲管の内部に
一対のパッカーを移動可能に挿入し、これらのパッカー
に水ホースを接続するとともに、パッカーの間に注入剤
ホースの吐出口を配置し、地山を安定処理する際、パッ
カーをゴムノズルの位置に移動し、これらのパッカーに
水を供給して膨張させ、これを曲管の内面に圧接してパ
ッカーの間に気密スペースを形成後、注入剤ホースに注
入剤を供給し、該注入剤を上記スペースに充填してゴム
ノズルを開弁し、注入剤を地山に噴出させてゴムノズル
周辺の地盤を改善するようにしている。
【0007】しかし、この従来のパッカー注入装置は、
パッカーを人手によって移動しているため、その作業が
煩雑で手間が掛かり、またパッカーの移動位置を注入剤
ホースの挿入長さによって一応確認するようにしている
が、実際的には非常に困難でその正確性を期し難く、し
ばしばパッカーとゴムノズルとの位置ずれが顕著になっ
て、注入剤が地山に注入されなかったり、注入量が減少
したりする等して、所期の地盤の改善効果を得られな
い、という問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、小径の曲管の埋設位置を正確かつ合理的に
測定できるとともに、人手によるパッカーの移動作業を
廃し、これを機械的かつ遠隔操作可能にし、またパッカ
ーの移動位置を調整可能にして、パッカーの間に注入弁
を確実かつ正確に位置付け、注入剤の注入を確実に行な
って、所期の地山の安定処理を得られるようにした埋設
管の計測装置およびパッカーの注入装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、埋設管に移動可能に挿入される計測ヘッドと、計
測ヘッドに装備され、かつ計測ヘッドの移動位置のピッ
チングとヨーイングとローリングとを計測し、これらの
情報を演算器に入力可能な計測機器と、該計測ヘッドの
移動距離を計測し、該距離情報を前記演算器に入力可能
な移動距離計測手段とを備え、これらの情報に基づき前
記演算器を介し、埋設管の埋設位置を演算可能にした地
下埋設管の計測装置において、前記計測ヘッドの内部に
空気通路を貫通形成し、該通路の一側に空気導管を接続
するとともに、埋設管の両端部を気密に閉塞し、該埋設
管の一端部に圧縮空気に連通可能な一対のバイパス管を
接続し、一方のバイパス管を埋設管内に連通し、他方の
バイパス管を前記空気導管に連通し、かつこれらバイパ
ス管に対する空気の給排を互いに切換え可能にして、圧
縮空気により計測ヘッドの移動を円滑に行なうととも
に、この計測操作を容易に行なえるようにしている。
【0010】請求項2の発明は、計測ヘッドの両端部を
埋設管に気密に嵌合し、圧縮空気による計測ヘッドの移
動を実現可能にしている。請求項3の発明は、計測ヘッ
ドが、埋設管に摺動可能に嵌合し内部に貫通穴を形成し
た一対のピストンと、これらのピストンを連結する柔軟
な連通管とを有し、圧縮空気による計測ヘッドの円滑な
移動を促すとともに、計測ヘッドの種々の移動姿勢を許
容し、曲管およびS字形状等の種々の埋設管に適用可能
にしている
【0011】請求項4の発明は、埋設管に移動可能に挿
入される計測ヘッドと、計測ヘッドに装備され、かつ計
測ヘッドの移動位置のピッチングとヨーイングとローリ
ングとを計測し、これらの情報を演算器に入力可能な計
測機器と、該計測ヘッドの移動距離を計測し、該距離情
報を前記演算器に入力可能な移動距離計測手段とを備
え、これらの情報に基づき前記演算器を介し、埋設管の
埋設位置を演算可能にした地下埋設管の計測装置におい
て、前記計測ヘッドの一端部に連結管を接続し、該管の
一端部に連結管を継ぎ足し可能にするとともに、これら
の連結管の周面に軸方向にラックギヤを設け、該ラック
ギヤに駆動ギヤを噛合し、該駆動ギヤに該ギヤの回転確
度または回転数を検出可能なセンサを設け、該センサの
情報を演算器に入力可能にし、ギヤによって計測ヘッド
を正確に移動させ、その計測精度を向上するようにして
いる。
【0012】請求項5の発明は、計測ヘッドをS字形状
を含む曲線状の埋設管に自在に移動可能にしている。請
求項6の発明は、埋設管の内径が小径でS字形状を含む
曲線状の埋設管に計測ヘッドを自在に移動可能にしてい
る。請求項7の発明は、計測器を埋設管内に往復動可能
にし、計測誤差を未然に防止し、正確に計測可能にして
いる。
【0013】請求項8の発明は、軸方向に複数の注入弁
を設けた埋設管と、該管に移動可能に挿入し、かつ互い
に連通する一対のパッカーと、前記パッカーへの流体供
給手段と、前記パッカーの間への注入剤供給手段とを備
え、前記パッカーの間に注入弁を位置付け、該パッカー
に流体を供給し、かつこれを膨張させて埋設管内面に気
密に圧接し、前記パッカー間を気密に区画するととも
に、前記気密のパッカー間に注入剤を供給して注入弁を
開弁可能にし、該弁より地山に注入剤を噴出可能にする
一方、前記パッカーの移動距離を計測し、該距離情報を
演算器に入力可能な移動距離計測手段を備え、これらの
情報に基づきパッカーの間に注入弁を配置可能にしたパ
ッカーの注入装置において、前記パッカーの内部に空気
通路を貫通形成し、該通路の一側に空気導管を接続する
とともに、埋設管の両端部を気密に閉塞し、該埋設管の
一端部に圧縮空気に連通可能な一対のバイパス管を接続
し、一方のバイパス管を埋設管内に連通し、他方のバイ
パス管を前記空気導管に連通し、かつこれらバイパス管
に対する空気の給排を互いに切換え可能にし、圧縮空気
によってパッカーを移動可能にし、その機械的かつ遠隔
操作を可能にするとともに、パッカーの往復移動を可能
にして、その移動位置を調整かつ確認可能にし、パッカ
ーの間に注入弁を正確に位置付けて、地山に対し注入剤
を確実に注入するようにしている。請求項9の発明は、
S字形状を含む曲線状の埋設管にパッカーを自在に移動
可能にしている。請求項10の発明は、埋設管の内径が
小径でS字形状を含む曲線状の埋設管にパッカーを自在
に移動可能にしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を道路用トンネルの
築造に使用する埋設管の位置の測定に適用した実施の形
態について説明すると、図1において1,2は地中構造
物である道路用トンネルで、互いに隣接して平行に設け
られ、それらの天端部から側部に亙って、アーチ形の覆
工壁3,4が設けられている。
【0015】覆工壁3,4の両側端部はコンクリート製
の架台5,6,7に支持され、底部に車道8,9と歩道
10とが設けられている。覆工壁3,4の内部には、パ
イプルーフを構成する曲管状の埋設管11,12が複数
配置され、これらの埋設管11,12は、トンネル1,
2の軸方向と直交方向に密接または所定の間隔を置いて
配置されている。
【0016】埋設管11,12は公知の曲線ボーリング
装置(図示略)を駆使して埋設され、これは架台5,
6,7と同位置で、かつトンネル1,2の軸方向と平行
に掘削した導杭13,14,15に曲線ボーリング装置
を搬入し、該搬入側の導杭13,14,15を発進側と
して、隣接の導杭13,14,15に向けて埋設管1
1,12を推進し埋設するようにしている。図中、16
は地山である。
【0017】図2は埋設管12の付設位置の計測状況を
示し、前記埋設管12の導杭15側の一端部にシールキ
ャップ17が取付けられ、当該端部を気密に閉塞してい
る。シールキャップ17にはバイパス管18,19が取
付けられ、これらを導杭15側に引き出して切換弁2
0,21に接続し、それらの端部を三方弁22に接続し
ている。三方弁22には圧縮空気源であるブロア23に
連通する給気管24が接続され、該管24に風量計25
と調節弁26が介挿されている。
【0018】埋設管12の内部には、一方のバイパス管
19に連通する柔軟な空気導管27が配管され、該管2
7の一端が小形軽量の計測ヘッド28に接続されてい
る。計測ヘッド28は埋設管12に沿って移動可能に収
容され、これは一対のピストン29,30と、それらの
間に配置した誘導ガイド31と、ピストン29,30と
誘導ガイド31とを連通する柔軟な連通管32とを有
し、これらピストン29,30と誘導ガイド31とを埋
設管12に摺動可能に嵌合している。
【0019】上記ピストン29,30の内部には貫通孔
33,34が形成され、これらが前記連通管32と空気
導管27とに連通している。前記計測ヘッド28は、公
知のジャイロまたは誘導磁界発生装置等の計測機器を備
えて、計測ヘッド28の移動位置におけるピッチング、
ヨーイング、ローリングとを連続的に計測し、その情報
をマイクロコンピュータ等の演算器41に入力可能にし
ている。
【0020】演算器41は後述する測長器に隣接して設
置され、これは計測ヘッド28からの計測情報と後述す
る測長器からの距離情報と、時間情報とを受け入れ、こ
れらの入力を条件に予め記憶された情報に基いて、埋設
管12の管口を基準にしたX.Y.Z軸方向の座標位置
を演算し、これらをXーY座標系断面、YーZ座標系断
面、ZーX座標系断断面のそれぞれにグラフ表示可能に
している。
【0021】図中、35,36はピストン29,30の
内側に配置したゴム製のシール板で、その外周面と埋設
管12内面との間の気密を形成可能にしている。この
他、図中37は一端を計測機器に接続し、他端を演算器
41に接続した柔軟で堅牢な送信ケーブルで、シールキ
ャップ17から埋設管12の外側に引き出され、これを
計測ヘッド28の移動距離計測手段である測長器38の
ドラム39に巻き上げ可能にしている。
【0022】測長器38は導杭15側に設置され、その
ドラム39に巻き上げまたは繰り出す前記ケーブル37
の長さを計測し、その距離情報を演算器41に入力可能
にしている。40は上記送信ケーブル37の移動を補助
するプーリである。
【0023】このように構成した地下埋設管の計測装置
は、埋設管12内を移動して当該位置を立体的に計測す
る計測ヘッド28と、該ヘッド28の計測情報を基に埋
設管12の付設位置を演算する演算器41と、ヘッド2
8の移動距離を計測する測長器38と、空気導管27
と、バイパス空気導管18,19の空気の流れを切換え
可能な切換弁20,21と、バイパス管18,19に空
気を供給するブロア23とを有し、このうち計測ヘッド
28は軽量小形であるから、その取り扱いが至便で小径
の埋設管12の使用に好適である。
【0024】次に、計測対象である埋設管12の付設位
置を計測する場合は、埋設管12の付設後、空気導管2
7と送信ケーブル37の一端を計測ヘッド28に接続
し、該ヘッド28を埋設管12の端部に挿入し、該埋設
管12の一端にシールキャップ17を取付け、該キャッ
プ17から送信ケーブル37の他端を引き出し、これを
導杭15側に設置した測長器38のドラム39に接続す
る。その際、埋設管12の他端に適宜なストッパ(図示
略)を取付け、当該端部を気密に閉塞して置く。
【0025】そして、シールキャップ17に空気導管1
8,19の一端を取付け、それらの他端を三方弁22に
接続し、該弁22に給気管24の一端を接続し、この他
端をブロア23の吐出口に接続する。
【0026】このような状況の下で三方弁22を操作
し、一方のバイパス管18を給気管24に連通し、他方
のバイパス管19を大気に連通し、調節弁26を開弁し
たところで、ブロア23を駆動する。
【0027】このようにすると、ブロア23から吹き出
された空気は、給気管24からバイパス管18に導かれ
て、その管端部から埋設管12内に吹き出され、シール
キャップ17とシール板36とで区画された埋設管12
内の圧力が上昇し、当該圧力によって計測ヘッド28が
埋設管12の他端側へ移動し、これに送信ケーブル37
が引き動される。
【0028】その際、ブロア23の駆動と同時に計測器
28に内蔵した計測機器と、演算器41と測長器38と
を作動し、計測器28の移動位置におけるピッチング、
ヨーイング、ローリングとを連続的に計測し、その情報
を逐次演算器41に入力し、また測長器38はドラム3
9から繰り出される送信ケーブル37の長さを計測し、
その距離情報を前記演算器41に入力する。
【0029】このため、演算器41は計測機器からの計
測情報と測長器38からの距離情報、時間情報とを受け
入れ、これらの入力を条件に予め記憶された情報に基い
て、埋設管12の管口を基準にしたX.Y.Z軸方向の
座標位置を演算し、これらをXーY座標系断面、YーZ
座標系断面、ZーX座標系断断面のそれぞれに逐次グラ
フ表示する。
【0030】こうして、計測ヘッド28が埋設管12の
他端部に移動し、ストッパ(図示略)に当接したところ
で、その移動を停止し、埋設管12の往動時の計測が終
了する。この状況はワイヤ37の移動が停止し、測長器
38からの計測情報が停止することで確認され、この後
計測ヘッド28の計測機器と測長器38の作動を一旦停
止する。
【0031】なお、計測ヘッド28の移動に伴ない、ピ
ストン29の外側の空気は埋設管12の他端部側へ追い
遣られるが、当該空気は貫通孔33から連通管32、貫
通孔34を経て空気導管27に導かれ、空気導管19よ
り三方弁22の排気口から外部に排出される。したがっ
て、埋設管12内の空気によって計測ヘッド28の移動
が支障を来すことはない。
【0032】また、連通管32は柔軟に構成されている
から、埋設管12内においてピストン29,30の種々
の姿勢を許容し、計測ヘッド28の円滑な移動を促す。
なお、計測ヘッド28の移動速度の調整は、調節弁26
の開度を調節することで行なう。
【0033】次に、計測ヘッド28の計測機器と測長器
38の各入力データをリセットし、それらの作動を再開
するとともに、三方弁22を往動時と反対に切換え、一
方のバイパス管19を給気管24に連通し、他方のバイ
パス管18を大気に連通する
【0034】このようにすると、ブロア23から吹き出
された空気は、給気管24からバイパス管19を経て空
気導管27に導かれ、貫通孔34、連通管32、貫通孔
33を移動して埋設管12の他端部内に吹き出される。
このため、ストッパ(図示略)とシール板35とで区画
された埋設管12内の圧力が上昇し、当該圧力によって
計測ヘッド28がシールキャップ17側へ移動し、これ
に送信ケーブル37が同動してドラム39に巻き上げら
れる。
【0035】このような状況の下で、計測ヘッド28の
移動位置におけるピッチング、ヨーイング、ローリング
とを連続的に計測し、その計測情報を逐次演算器41に
入力し、また測長器38はドラム39に巻き上げられた
送信ケーブル37の長さを計測し、その距離情報を前記
演算器41に入力する。
【0036】このため、演算器41は計測ヘッド28か
らの計測情報と、測長器38からの距離情報と、時間情
報を受け入れ、これらの入力を条件に予め記憶された情
報に基いて、埋設管12の埋設管12の管口を基準にし
たX.Y.Z軸方向の座標位置を演算し、これらをXー
Y座標系断面、YーZ座標系断面、ZーX座標系断断面
のそれぞれに逐次グラフ表示する。
【0037】なお、計測ヘッド28の復動に伴ない、ピ
ストン30の外側の空気はシールキャップ17側へ追い
遣られるが、当該空気はバイパス管18に導かれて、三
方弁22の排気口から外部に排出される。したがって、
埋設管12内の空気によって計測ヘッド28の移動が支
障を来すことはない。
【0038】こうして、計測ヘッド28が埋設管12の
シールキャップ17に当接したところで、その移動を停
止し、埋設管12の復動時の計測が終了する。この状況
は送信ケーブル37の移動が停止し、測長器38からの
計測情報が停止することで確認され、この後計測ヘッド
28の計測機器と測長器38の作動を停止する。
【0039】このように計測器28を埋設管12内に往
復させて計測することで、往動時または復動時の一方の
計測の誤差を補正し、埋設管12の付設状況を正確かつ
精密に測定できる。
【0040】図3乃至図5は本発明の他の実施形態を示
し、前述の構成と対応する部分には同一の符号を用いて
いる。このうち、図3は本発明の第2の実施形態を示
し、この実施形態は、計測ヘッド28の両端部にローラ
42を回転自在に支持し、該ローラ42を埋設管12の
内面に走行可能に配置するとともに、計測ヘッド28の
一端部に連結杆43を突設している。
【0041】連結杆43は埋設管12と同様な曲率の曲
線軸で構成され、これを埋設管12の中心に配置してお
り、その周面の対称位置に軸方向に沿ってラックギヤ4
4を設けている。連結杆43には複数のローラホルダ4
5が離間して突設され、該ホルダ45にガイドローラ4
6が回転自在に支持され、該ローラ46が埋設管12の
内面に走行可能に配置されている。
【0042】連結杆43の一端部には、着脱可能な連結
手段47を介して別の連結軸43が同軸上に連結され、
この連結杆43の移動域に計測ヘッド28の移動距離計
測手段を構成する一対の駆動ギヤ48が回転可能に設け
られ、該ギヤ48が前記ラックギヤ44に噛合してい
る。
【0043】図中、49は駆動ギヤ48の回転数または
回転角度を検出可能なセンサで、その信号を距離情報と
して演算器41に入力可能にしており、50は計測ヘッ
ド28の周面に回転自在に配置したローラで、埋設管1
2の内面に走行可能に配置されている。
【0044】このような実施形態において、埋設管12
の付設位置を計測する場合は、埋設管12の付設後、計
測ヘッド28を埋設管12に挿入するとともに、該計測
ヘッド28の一端部に連結杆43を接続し、該杆43の
ラックギヤ44を駆動ギヤ48に噛合する。
【0045】このような状況の下で駆動ギヤ48を駆動
し、連結杆43を埋設管12側へ送り出し、計測器28
を押し動して埋設管12内を移動させる。その際、計測
ヘッド28に内蔵した計測機器と演算器41とを作動
し、計測ヘッド28の移動位置におけるピッチング、ヨ
ーイング、ローリングとを連続的に計測し、その計測情
報を逐次演算器41に入力し、またセンサ49によって
駆動ギヤ48の回転角度または回転数を検出し、その情
報を前記演算器41に入力する。
【0046】演算器41は計測ヘッド28とセンサ49
の計測情報と、時間情報を受け入れ、これらの入力を条
件に予め記憶された情報に基いて、埋設管12の管口を
基準にしたX.Y.Z軸方向の座標位置を演算し、これ
らをXーY座標系断面、YーZ座標系断面、ZーX座標
系断断面のそれぞれに逐次グラフ表示する。
【0047】そして、計測ヘッド28が連結杆43の長
さ分移動したところで、駆動ギヤ48と計測ヘッド28
の計測機器と演算器41の作動を一旦停止し、連連結杆
43の端部に新たな連結杆43を接続し、それらのラッ
クギヤ44,44の位置を整合させる。
【0048】こうして、新たな連結杆43を接続後、駆
動ギヤ48と計測ヘッド28の計測機器と演算器41の
作動を再開し、連結杆43を押し動かして計測ヘッド2
8を押し進め、該ヘッド28の移動位置におけるピッチ
ング、ヨーイング、ローリングとを連続的に計測し、そ
の計測情報を逐次演算器41に入力し、またセンサ49
によって駆動ギヤ48の回転角度または回転数を検出
し、その情報を前記演算器41に入力する。
【0049】この場合、連結杆43は埋設管12の中央
に配置されているから、埋設管12の付設位置を正確に
測定するそして、計測ヘッド28の計測機器が埋設管1
2の端部に到達したところで、計測機器や演算器41、
駆動ギヤ48の作動を停止し、各入力データをリセット
後、計測機器や演算器41の作動を再開し、駆動ギヤ4
8を逆転して連結杆43を埋設管12から引き出し、前
述と同様に埋設管12の付設位置を測定し、その付設状
況をXーY座標系断面、YーZ座標系断面、ZーX座標
系断断面のそれぞれに逐次グラフ表示する。
【0050】このように、この実施形態でも計測ヘッド
28を埋設管12内に往復させて計測することで、往動
時または復動時の一方の計測の誤差を補正し、埋設管1
2の付設状況を正確かつ精密に測定できる。
【0051】図4および図5は本発明の第3の実施形態
を示し、トンネルの掘削に当たって地山安定処理工法の
一つである注入工法のパッカー注入装置に本発明を適用
した応用例を示している。すなわち、埋設管12の周面
に逆止弁を構成する注入弁51が一定の間隔に設けら
れ、該弁51は常時は閉弁し、埋設管12内の圧力が所
定圧昇圧した際、開弁可能にされている。
【0052】ピストン29,30の内側には、シール板
35,36を介してパッカー52,53が取付けられ、
該パッカー52,53は例えば水や空気等の流体の供給
によって膨張可能に構成され、その内部に前記空気導管
27が配管され、それらをチェーン54で揺動自在に連
結している。
【0053】前記一方のパッカー53には軽量で柔軟な
給水管55の一端が接続され、その他端が給排可能な給
水ポンプ(図示略)に連通しており、また上記パッカー
53内には注入管56が貫通して配管され、その一端は
水ガラス系溶液等の注入剤収納タンク(図示略)に連通
し、その他端部にノズル57が接続されている。図中、
58はパッカー52,53に連通する導水管である。
【0054】なお、計測ヘッド28には、前述のような
計測ヘッド28の移動位置におけるピッチング、ヨーイ
ング、ローリングを計測する計測機器は搭載されておら
ず、したがって送信ケーブル37は不要になり、代わり
に給水管55または注入管56、実施形態では注入管5
6の繰り出し長さを測長器38で計測している。
【0055】このように構成したパッカー注入装置は、
埋設管12内を移動する計測ヘッド28と、該ヘッド2
8を構成するパッカー52,53と、該パッカー52,
53を貫通する柔軟な空気導管27と、計測ヘッド28
の移動位置を基に注入弁51とパッカー52,53との
位置を演算する演算器41と、上記ヘッド28の移動距
離を計測する測長器38と、バイパス空気導管18,1
9に対する空気の流れを切換え可能な切換弁20,21
と、バイパス管18,19に空気を供給するブロア23
と、給水管56と、注入剤を供給する注入管55を有
し、このうち計測ヘッド28は軽量小形であるから、そ
の取り扱いが至便で小径の埋設管12の使用に好適であ
る。
【0056】次に本発明装置を使用して地山1を安定処
理する場合は、埋設管12の付設後、該計測ヘッド28
を埋設管12の端部に挿入し、該埋設管12の一端にシ
ールキャップ17を取付け、該キャップ17から給水管
55と注入管56の他端部を引き出し、その何れか一
方、実施形態では注入管56を導杭15側に設置した測
長器38のドラム39に接続する。その際、埋設管12
の他端に適宜なストッパ(図示略)を取付け、当該端部
を気密に閉塞して置く。
【0057】そして、シールキャップ17に空気導管1
8,19の一端を取付け、それらの他端を三方弁22に
接続し、該弁22に給気管24の一端を接続し、この他
端をブロア23の吐出口に接続する。このような状況の
下で三方弁22を操作し、一方のバイパス管18を給気
管24に連通し、他方のバイパス管19を大気に連通
し、調節弁26を開弁したところで、ブロア23を駆動
する。
【0058】このようにすると、ブロア23から吹き出
された空気は、給気管24からバイパス管18に導かれ
て、その管端部から埋設管12内に吹き出され、シール
キャップ17とシール板36とで区画された埋設管12
内の圧力が上昇し、当該圧力によって計測ヘッド28が
埋設管12の他端側へ移動し、これに給水管55と注入
管56が引き動される。
【0059】この場合、計測器28の移動に伴なって、
ピストン29の外側の空気は埋設管12の他端部側へ追
い遣られるが、当該空気は貫通孔33から連通管32、
貫通孔34を経て空気導管27に導かれ、空気導管19
より三方弁22の排気口から外部に排出される。したが
って、埋設管12内の空気によって計測ヘッド28の移
動が支障を来すことはない。また、計測ヘッド28の移
動速度の調整は、調節弁26の開度を調節することで行
なえる。
【0060】一方、ブロア23の駆動と前後して、演算
器41と測長器38とを作動し、ドラム39から繰り出
される注入管56の長さを測長器38で連続的に計測
し、その距離情報を前記演算器41に入力する。
【0061】演算器41は測長器38からの計測情報と
時間情報とを受け入れ、これらの入力を条件に予め記憶
された注入弁51の位置情報に基いて、注入弁51の位
置を基準にパッカー52,53の離間位置を演算し、こ
れを表示する。したがって、作業者は遠隔地でパッカー
52,53の移動位置を容易に確認し得る。
【0062】そして、パッカー52,53が注入弁51
から略等距離移動したところで、換言すればパッカー5
2,53の中間に注入弁51が位置したところで、ブロ
ア23の駆動を停止し、計測ヘッド28の移動を停止す
る。
【0063】その際、パッカー52,53が埋設管12
の他端側へ行き過ぎ、注入弁51がパッカー52,53
の中間位置から外れると、この状況が演算器41の表示
画面で確認される。そこで、ブロア23を直ちに停止
し、三方弁22を計測ヘッド28の往動時と反対に切換
え、一方のバイパス管19を給気管24に連通し、他方
のバイパス管18を大気に連通させたところで、ブロア
23の駆動を再開する。
【0064】このようにすると、ブロア23から吹き出
された空気は、給気管24からバイパス管19を経て空
気導管27に導かれ、貫通孔34、連通管32、貫通孔
33を移動して埋設管12の他端部内に吹き出される。
このため、ストッパ(図示略)とシール板35とで区画
された埋設管12内の圧力が上昇し、当該圧力によって
計測ヘッド28がシールキャップ17側へ移動し、これ
に注入管56が同動してドラム39に巻き上げられる。
【0065】この場合、計測器28の復動に伴ない、ピ
ストン30の外側の空気はシールキャップ17側へ追い
遣られるが、当該空気はバイパス管18に導かれて、三
方弁22の排気口から外部に排出される。したがって、
埋設管12内の空気によって計測ヘッド28の移動が支
障を来すことはない。
【0066】このような状況の下で、注入管56の巻き
上げ長さを測長器38が計測し、その計測情報を基に注
入弁51の位置を基準に演算器41がパッカー52,5
3の離間位置を演算し、これを図形表示する。
【0067】そして、パッカー52,53を注入弁51
から略等距離位置に移動修正し、換言すればパッカー5
2,53の中間に注入弁51を位置調整したところで、
ブロア23の駆動を停止し、計測ヘッド28の移動を停
止する。
【0068】このような状況の下で給水ポンプ(図示
略)を駆動し、給水管55にパッカー用水を供給し、該
用水をパッカー53へ導き、更に導水管58を介しパッ
カー52に導いて、これらのパッカー52,53を膨張
させる。この結果、パッカー52,53が埋設管12の
内面を圧接し、それらの間を気密にして、パッカー5
2,53間の埋設管12内の区画スペースを気密にす
る。
【0069】この後、注入管56に注入剤を供給し、該
注入剤をノズル57へ導き、これを上記区画スペースに
噴出させ、該スペースを注入剤で充填する。そして、上
記区画スペースの圧力が上昇し、これが一定圧に達した
ところで注入弁51が開弁し、該弁51から注入剤が地
山1に噴出し、これが固化して地盤が改良され地山1が
安定する。
【0070】注入剤の注入後、注入剤の供給を停止し、
注入弁51を閉弁させる。また、給水ポンプを排水作動
し、パッカー52,53内の水を排水して、これらを収
縮させるそして、切換弁20,21を操作しブロア23
を駆動して、計測ヘッド28を次の注入弁51側へ移動
し、パッカー52,53の間に注入弁51を位置付け、
パッカー52,53に給水し、これらを膨張させて埋設
管12内のスペースを気密形成後、注入剤を供給し、こ
れを注入弁51から地山1へ噴出させる。以後、上記作
業を繰り返し、各注入弁51から注入剤を噴出して地山
1を安定させる。
【0071】このように本発明装置は、ブロア23と切
換弁20,21の操作によって、パッカー52,53を
機械的に移動可能にしたから、従来のような人手による
作業の煩雑と手間を解消し、その遠隔操作が可能になる
とともに、パッカー52,53の移動位置を容易に調整
でき、パッカー52,53の中間に注入弁51を正確か
つ確実に位置付けられるから、注入剤の注入を正確かつ
確実に行なえる。
【0072】なお、これらの実施形態は埋設管11,1
2として、略円弧状のものを使用しているが、S字形状
または波形状のものであってもよく、また直線状のもの
であってもよい。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、計測
ヘッドの内部に空気通路を貫通形成し、該通路の一側に
空気導管を接続するとともに、埋設管の両端部を気密に
閉塞し、該埋設管の一端部に圧縮空気に連通可能な一対
のバイパス管を接続し、一方のバイパス管を埋設管内に
連通し、他方のバイパス管を前記空気導管に連通し、か
つこれらバイパス管に対する空気の給排を互いに切換え
可能にしたから、圧縮空気によって計測ヘッドの移動を
円滑に行なえるとともに、この計測操作を容易に行なう
ことができる。
【0074】請求項2の発明は、計測ヘッドの両端部を
埋設管に気密に嵌合したから、圧縮空気による計測ヘッ
ドの移動を実現させることができる。請求項3の発明
は、計測ヘッドが、埋設管に摺動可能に嵌合し内部に貫
通穴を形成した一対のピストンと、これらのピストンを
連結する柔軟な連通管とを有するから、圧縮空気による
計測ヘッドの円滑な移動を促すとともに、計測ヘッドの
種々の移動姿勢を許容し、曲管およびS字形状等の種々
の埋設管に適用することができる。
【0075】請求項4の発明は、計測ヘッドの一端部に
連結管を接続し、該管の一端部に連結管を継ぎ足し可能
にするとともに、これらの連結管の周面に軸方向にラッ
クギヤを設け、該ラックギヤに駆動ギヤを噛合し、該駆
動ギヤに該ギヤの回転確度または回転数を検出可能なセ
ンサを設け、該センサの情報を演算器に入力可能にした
から、ギヤによって計測ヘッドを正確に移動し、その計
測精度を向上することができる。
【0076】請求項5の発明は、計測ヘッドをS字形状
を含む曲線状の埋設管に自在に移動することができる。
請求項6の発明は、埋設管の内径が小径でS字形状を含
む曲線状の埋設管に計測ヘッドを自在に移動することが
できる。請求項7の発明は、計測器を埋設管内に往復動
可能にし、計測誤差を未然に防止し、正確に計測するこ
とができる。
【0077】請求項8の発明は、パッカーの内部に空気
通路を貫通形成し、該通路の一側に空気導管を接続する
とともに、埋設管の両端部を気密に閉塞し、該埋設管の
一端部に圧縮空気に連通可能な一対のバイパス管を接続
し、一方のバイパス管を埋設管内に連通し、他方のバイ
パス管を前記空気導管に連通し、かつこれらバイパス管
に対する空気の給排を互いに切換え可能にしたから、従
来のような人手によるパッカーの移動作業の煩雑と手間
を解消し、圧縮空気によってパッカーを移動可能にし
て、その機械的かつ遠隔操作を可能にするとともに、パ
ッカーの往復移動を可能にして、その移動位置を調整か
つ確認可能にし、パッカーの間に注入弁を確実かつ正確
に位置付けて、地山に対し注入剤を確実に注入すること
ができる。請求項9の発明は、S字形状を含む曲線状の
埋設管にパッカーを自在に移動することができる。請求
項10の発明は、埋設管の内径が小径でS字形状を含む
曲線状の埋設管にパッカーを自在に移動することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を適用したトンネルを示す
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す説明図で、埋設管の
付設位置の計測状況を示している。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す説明図で、埋設
管の付設位置の計測状況を示している。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す説明図で、パッ
カーの移動状況を示している。
【図5】本発明のパッカーによるシール状況と注入剤の
注入状況を示している。
【符号の説明】
11,12 埋設管 18,19 バイパス作動杆 27 空気導管 28 計測ヘッド 29,30 ピストン 38 移動距離計測手段 41 演算器 43 連結杆 44 ラックギヤ 48 駆動ギヤ 49 センサ 51 注入弁 52,53 パッカー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋設管に移動可能に挿入される計測ヘッ
    ドと、計測ヘッドに装備され、かつ計測ヘッドの移動位
    置のピッチングとヨーイングとローリングとを計測し、
    これらの情報を演算器に入力可能な計測機器と、該計測
    ヘッドの移動距離を計測し、該距離情報を前記演算器に
    入力可能な移動距離計測手段とを備え、これらの情報に
    基づき前記演算器を介し、埋設管の埋設位置を演算可能
    にした地下埋設管の計測装置において、前記計測ヘッド
    の内部に空気通路を貫通形成し、該通路の一側に空気導
    管を接続するとともに、埋設管の両端部を気密に閉塞
    し、該埋設管の一端部に圧縮空気に連通可能な一対のバ
    イパス管を接続し、一方のバイパス管を埋設管内に連通
    し、他方のバイパス管を前記空気導管に連通し、かつこ
    れらバイパス管に対する空気の給排を互いに切換え可能
    にした地下埋設管の計測装置。
  2. 【請求項2】 前記計測ヘッドの両端部を埋設管に気密
    に嵌合した請求項1記載の地下埋設管の計測装置。
  3. 【請求項3】 前記計測ヘッドが、埋設管に摺動可能に
    嵌合し内部に貫通穴を形成した一対のピストンと、これ
    らのピストンを連結する柔軟な連通管とを有する請求項
    2記載の地下埋設管の計測装置。
  4. 【請求項4】 埋設管に移動可能に挿入される計測ヘッ
    ドと、計測ヘッドに装備され、かつ計測ヘッドの移動位
    置のピッチングとヨーイングとローリングとを計測し、
    これらの情報を演算器に入力可能な計測機器と、該計測
    ヘッドの移動距離を計測し、該距離情報を前記演算器に
    入力可能な移動距離計測手段とを備え、これらの情報に
    基づき前記演算器を介し、埋設管の埋設位置を演算可能
    にした地下埋設管の計測装置において、前記計測ヘッド
    の一端部に連結管を接続し、該管の一端部に連結管を継
    ぎ足し可能にするとともに、これらの連結管の周面に軸
    方向にラックギヤを設け、該ラックギヤに駆動ギヤを噛
    合し、該駆動ギヤに該ギヤの回転確度または回転数を検
    出可能なセンサを設け、該センサの情報を演算器に入力
    可能にした請求項1記載の地下埋設管の計測装置。
  5. 【請求項5】 前記埋設管が曲線状である請求項1記載
    の地下埋設管の計測装置。
  6. 【請求項6】 前記埋設管の内径が小径である請求項5
    記載の地下埋設管の計測装置。
  7. 【請求項7】 前記計測器を埋設管内に往復動可能にし
    た請求項1または4記載の地下埋設管の計測装置。
  8. 【請求項8】 軸方向に複数の注入弁を設けた埋設管
    と、該管に移動可能に挿入し、かつ互いに連通する一対
    のパッカーと、前記パッカーへの流体供給手段と、前記
    パッカーの間への注入剤供給手段とを備え、前記パッカ
    ーの間に注入弁を位置付け、該パッカーに流体を供給
    し、かつこれを膨張させて埋設管内面に気密に圧接し、
    前記パッカー間を気密に区画するとともに、前記気密の
    パッカー間に注入剤を供給して注入弁を開弁可能にし、
    該弁より地山に注入剤を噴出可能にする一方、前記パッ
    カーの移動距離を計測し、該距離情報を演算器に入力可
    能な移動距離計測手段を備え、これらの情報に基づきパ
    ッカーの間に注入弁を配置可能にしたパッカーの注入装
    置において、前記パッカーの内部に空気通路を貫通形成
    し、該通路の一側に空気導管を接続するとともに、埋設
    管の両端部を気密に閉塞し、該埋設管の一端部に圧縮空
    気に連通可能な一対のバイパス管を接続し、一方のバイ
    パス管を埋設管内に連通し、他方のバイパス管を前記空
    気導管に連通し、かつこれらバイパス管に対する空気の
    給排を互いに切換え可能にしたパッカーの注入装置。
  9. 【請求項9】 前記埋設管が曲線状である請求項8記載
    のパッカーの注入装置。
  10. 【請求項10】 前記埋設管の内径が小径である請求項
    8記載のパッカーの注入装置。
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