JPH1136766A - アースオーガ - Google Patents

アースオーガ

Info

Publication number
JPH1136766A
JPH1136766A JP19751497A JP19751497A JPH1136766A JP H1136766 A JPH1136766 A JP H1136766A JP 19751497 A JP19751497 A JP 19751497A JP 19751497 A JP19751497 A JP 19751497A JP H1136766 A JPH1136766 A JP H1136766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auger
hollow
lock
screw
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19751497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouji Nishisaka
昇時 西坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KINKI ISHIKO KK
Original Assignee
KINKI ISHIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KINKI ISHIKO KK filed Critical KINKI ISHIKO KK
Priority to JP19751497A priority Critical patent/JPH1136766A/ja
Publication of JPH1136766A publication Critical patent/JPH1136766A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回当たりに接続できるオーガスクリュー
の長さを長くとることができて、オーガスクリューの接
続回数を極力減らし、もって作業能率が向上できるよう
にする。 【解決手段】 上記の課題を解決し得るアースオーガ
は、リーダ2に沿って昇降する大口径の中空オーガマシ
ン4を備え、該中空オーガマシン4の中空部5に該中空
部5の上部側及び下部側のいずれの側からも操作可能な
オーガロッド接続装置6を装備してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リーダに沿って昇
降するオーガマシンに垂下連結したオーガスクリューに
よって地盤を掘削するアースオーガに関する。
【0002】
【従来の技術】アースオーガによる地盤の掘削中に、オ
ーガマシンに連結されている先行のオーガスクリューに
後続のオーガスクリューを接続する場合、先行オーガス
クリューの上端部(雄接続部)側を約0.5m以上地上
に残した状態で、この先行オーガスクリューをオーガマ
シンから切離し、オーガマシンをリーダに沿って上昇さ
せて、これに後続のオーガスクリューの上端部を連結し
た後、この後続オーガスクリューの下端部(雌接続部)
と、地上に残った上記先行オーガスクリューの上端部
(雄接続部)とに接続用ピンを差し込んで接続し、以降
も同様に地上から約0.5m以上の高さのところで先行
オーガスクリューの上端部と後続オーガスクリューの下
端部とを接続するのが、従来の一般的な方法である。
【0003】このように先行オーガスクリューの上端部
を地上から約0.5m以上のところまで突出した状態で
オーガマシンと切り離すのは、オーガマシンと地面との
間から作業者が切り離し作業を行うための最低限の作業
空間を必要とするからであり、そのままでは先行オーガ
スクリューの上端部が地面付近あるいは地面より埋没し
た位置でオーガマシンとの切り離し作業が不可能である
からである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の接
続方法では、掘削現場の上方空間に高さの制限がなく、
従ってリーダ及びオーガスクリューの長さが制限されな
い場合は問題ないわけであるが、掘削箇所が例えば鉄道
や陸橋のガード下等にあって、現場上方の空間高さが低
く制限される場合には、丈の低い、例えば2〜3m程度
のリーダを使用し、そのリーダに見合った、例えば1.
5〜2m程度の短いオーガスクリューを使用する必要が
あり、しかして斯かる場合、上記従来方法のようにオー
ガスクリューの上端部側を地上に0.5m以上も残すこ
とになると、地盤中における実質的な接続長さが相当短
くなり、従って地盤の掘削長さが20m〜50mの基礎
工事にあっては、上記オーガスクリューの長さがそのま
ま接続長さとなる場合に比べて接続回数が非常に多くな
り、作業能率が著しく低下すると云う問題がある。
【0005】本発明は、上記の問題に鑑み、1回当たり
に接続できるオーガスクリューの長さを長くとることが
できて、オーガスクリューの接続回数を極力減らし、も
って作業能率を向上できるアースオーガを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のア
ースオーガは、リーダに沿って昇降する大口径の中空オ
ーガマシン4を備え、該中空オーガマシン4の中空部5
に該中空部5の上部側及び下部側のいずれの側からも操
作可能なオーガロッド接続装置6を装備してなることを
特徴とする。
【0007】従って、この請求項1のアースオーガによ
れば、オーガスクリュー8の継ぎ足しを地面GL以下の
地中で行うことができる。即ち、図2に示すように、先
行オーガスクリュー8の上端部を地面GL以下まで没入
させ、この状態で、地面GLより例えば約0.5m程度
の低い高さで突出している中空オーガマシン4の中空部
5の上部側からオーガロッド接続装置6の操作して、中
空オーガマシン4と切り離すことができる。この中空オ
ーガマシン4に後続のオーガスクリュー8′を接続する
には、図3に示すように、中空オーガマシン4を後続オ
ーガスクリュー8′の接続可能な高さまで上昇させて、
中空オーガマシン4の中空部5の下部側からオーガロッ
ド接続装置6の操作することによって、当該後続オーガ
スクリュー8′を中空オーガマシン4に接続することが
できる。
【0008】このように先行オーガスクリュー8の上端
部と後続オーガスクリュー8′の下端部との接続を地面
GL以下の地中で行えるから、1回当たりに接続できる
オーガスクリュー8、8′の長さを最大限長くとること
ができ、従って超低空間での基礎工事において、先行オ
ーガスクリューの上端部を地上から約0.5m以上残す
ことが必要とされる従来のアースオーガに比べ、オーガ
スクリュー8の接続回数を極力少なくすることができ、
作業能率が大幅に向上する。
【0009】請求項2は、請求項1に記載のアースオー
ガにおいて、オーガロッド接続装置6は、中空オーガマ
シン4の中空駆動軸11に取り付けられる取付部14を
有し、該取付部14に前記中空部5を上下に貫通する操
作軸15を配設し、該操作軸15の下端部にロック爪1
6を固着し、オーガスクリュー8の上端部に前記ロック
爪16に係合する係合リング17を突設し、操作軸15
の上下端部に設けたロックナット18,19の上下いず
れかを回転操作することによってロック爪16を係合リ
ング17に緊締ロックするようにしてなることを特徴と
する。
【0010】請求項3は、請求項1または2に記載のア
ースオーガにおいて、短尺状の主リーダ1と、該主リー
ダ1に対し伸縮可能な短尺状の副リーダ2とを備え、こ
の副リーダ2に大口径の中空オーガマシン4を昇降可能
に装備してなることを特徴とする。
【0011】請求項4は、請求項2または3に記載のア
ースオーガにおいて、前記操作軸15を、上下両端にロ
ックナット18,19を固着した中空軸部29と、該中
空軸部29内に挿入され、上下いずれかのロックナット
18,19の雌ねじに螺合される中実軸部30とによっ
で形成し、上記中空軸部29を取付部14に中心軸線周
りに回転自在に支持させると共に、該中空軸部29の下
端側ロックナット19を取付部14の下端側フランジ2
3上に載置し、下端側ロックナット19から突出した中
実軸部30の下端部を上記フランジ23に挿通して、そ
の挿通端部にロック爪16を固着し、該ロック爪16
を、操作軸15の回転によってオーガスクリュー8の係
合リング17に係合する位置とそれから離脱する位置と
に切り換え自在としてなることを特徴とする。
【0012】請求項5は、請求項4に記載のアースオー
ガにおいて、前記係合リング17の上面に固定ストッパ
ー33を設け、前記取付部14には、係合リング17と
係合する位置にあるロック爪16を上記固定ストッパー
33と対向するロック位置で固定ストッパー33と共に
ロック爪16を挟持固定するロック棒31を、上記ロッ
ク位置に対し上下方向進退自在に設けたことを特徴とす
る。
【0013】請求項6は、請求項5に記載のアースオー
ガにおいて、前記操作軸15、ロック爪16、固定スト
ッパー33及びロック棒31を、前記取付部14及びオ
ーガスクリュー8の中心軸線を挟んでその両側対称位置
に一対設ずつ設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、超低空間での作業
に好適な本発明のアースオーガを示している。これらの
図において、1はクローラクレーンKの前部に設けられ
た短尺状の主リーダ、2は伸縮駆動用シリンダ3によっ
て主リーダ1に対し伸縮可能な短尺状の副リーダで、こ
の副リーダ2に大口径の中空オーガマシン4が昇降可能
に設けられ、この大口径中空オーガマシン4の中空部5
に、オーガロッド接続装置6が前記中空部5の上部側及
び下部側のいずれの側からも操作可能に装備されてい
る。中空オーガマシン4は、主リーダ1と副リーダ2と
に亘って設けられたチェーンドライブ式昇降駆動手段7
によって昇降駆動される。8はオーガスクリューで、上
記オーガロッド接続装置7に接続される。尚、主リーダ
1及び副リーダ2は、それぞれ有効長さが例えば1m〜
1.5m程度と短く、またオーガスクリュー8も例えば
1.5mの長さを有する。
【0015】中空オーガマシン4は、図6に概略示すよ
うに、前記副リーダ2に昇降自在に支持され且つチェー
ンドライブ式駆動手段7のチェーン7a(図1参照)に
取り付けられる昇降台9と、この昇降台9に上下動可能
に支持され、前記中空部5を形成する機枠10と、この
機枠10に回転自在に支承された中空駆動軸11と、機
枠10に設置され、中空駆動軸11を歯車機構(図示省
略)を介して回転駆動するモーター12と、昇降台9と
機枠10との間に介装されて、機枠10を昇降台9に対
し昇降させるパーシャルシリンダ13とから構成され
る。
【0016】オーガロッド接続装置6は、その全体構成
を示す図6から分かるように、中空オーガマシン4の中
空駆動軸11に取り付けられる取付部14を有し、この
取付部14に前記中空部5を上下に貫通する両側一対の
操作軸15,15を配設し、各操作軸15の下端部にロ
ック爪16を固着し、オーガスクリュー8のロッド8a
上端部に前記ロック爪16に係合する係合リング17を
突設し、各操作軸15の上下端部に設けたロックナット
18,19の上下いずれかを回転操作することによって
ロック爪16をオーガスクリュー8の係合リング17に
緊締ロックするようにしたものである。
【0017】上記オーガロッド接続装置6の構造につい
て更に詳細に説明すると、取付部14は、図4の(A)
に示すように、中空オーガマシン4の中空部5と同心状
に配置される円筒状の取付部本体20を有し、この取付
部本体20の下端部には、オーガスクリュー8上端部の
六角柱状雄接続部21を嵌合する六角穴状の雌接続部3
2が設けられている。また、取付部本体20の上下端部
にフランジ22,23が設けられ、その中間部に径大の
主フランジ24が設けられ、この主フランジ24と上端
側フランジ22との間に小フランジ25が設けられてい
る。フランジ22,25,24,23には、操作軸15
を挿通する操作軸挿通孔22a,25a,24a,23
aが各フランジの直径方向対称位置に一対ずつ設けられ
る共に、上記各挿通孔22a,25a,24a,23a
に隣接する所定位置にそれぞれロック棒挿通孔26が設
けてある。また、主フランジ23は、中空オーガマシン
4の中空駆動軸11にボルト止めされるもので、その外
周縁部に沿ってボルト挿通孔27が一定ピッチで設けて
ある。また取付部本体20の内部上方には、セメントミ
ルク等の各種ミルクをオーガスクリュー8の中空部に供
給するためのスイベル機構28が設けられる。尚、上記
取付部本体20は、その上端部20a側が分割形成さ
れ、この分割体20aの下端側フランジ25の上側部分
が下側フランジ部分25にボルト(図示せず)結合され
て、このボルトを外すことにより上記分割体20aを取
り外すことができるようになっている。
【0018】各操作軸15は、図5に示すように、上下
両端にロックナット18,19を固着した中空軸部29
と、該中空軸部29内に挿入されて、下端部の雄ねじ3
0aが下端側のロックナット19の雌ねじ19aに螺合
される六角柱状の中実軸部30とからなり、中実軸部3
0の下端部にロック爪16が固着される。ロック爪16
は、肉圧の板状体からなるもので、一側端部にオーガス
クリュー8の係合リング17に係合する係合凹部17a
を有する。図5の(A)には、中空軸部29と、下端部
に係合リング17を固着した中実軸部30とが互いに引
き離された状態を示している。
【0019】前記取付部14に操作軸15を取り付ける
には、各中空軸部29を前記フランジ22,25,24
の操作軸挿通孔22a,25a,24aに挿通させて下
端側ロックナット19を下端側フランジ23上に載置す
ると共に、この下端側フランジ23の操作軸挿通孔23
aの下側から中実軸部30を中空軸部29内に挿通して
当該中実軸部30の雄ねじ30aを上記下端側ロックナ
ット19の雌ねじ19aに螺合し、図6に示す状態とす
る。尚、各中空軸部29を操作軸挿通孔22a,25
a,24aに挿通させる際には、取付部本体20の上部
側分割体20aを取り外せばよい。図6に示される状態
で、操作軸15はその中心軸線周りに回転自在で、この
操作軸15の回転によって下端部のロック爪16が一体
に回転する。また、前記フランジ22,25,24,2
3の各ロック棒挿通孔26には、取付部14の上方より
ロック棒31を挿通させるようになっている。
【0020】オーガスクリュー8のロッド8a上端部に
は前記のようにロック爪16に係合する係合リング17
が突設されており、この係合リング17の上面には、図
7及び図8に示すように六角柱状雄接続部21を挟んで
その両側対称位置に一対の固定ストッパー33,33が
突設されている。各ロック爪16は、操作軸15を回転
させることによって、図7及び図8のそれぞれ左側に示
すようにオーガスクリュー8の係合リング17に係合す
る係合位置と、同図の右側に示すように係合リング17
から離脱する離脱位置とに切り換え自在となっている。
【0021】上記のようにして両側一対の操作軸15,
15等を配備した取付部14は、図6に示すように、取
付部本体20における主フランジ24より上方部分を大
口径中空オーガマシン4の中空部5内に遊嵌させると共
に、主フランジ24をこの中空オーガマシン4の中空駆
動軸11下端に当接させて、ボルト34により固定すれ
ばよい。尚、図4の(A)及び図6において35は、取
付部本体20内部の流路36と、六角穴状雌接続部32
に嵌合されるオーガスクリュー8の六角柱状雄接続部2
1との接続部を水密シールするシールリングである。
【0022】次に、上述のように構成されるアースオー
ガを、陸橋等のガード下のような超低空間で作業する場
合の使用方法について図1〜図3を参照して説明する。
【0023】先ず、図1に示すように、中空オーガマシ
ン4を副リーダ2の上限位置まで上昇させた状態で、こ
のオーガマシン4にオーガロッド接続装置6によってオ
ーガスクリュー8を接続する。この場合、地面GLから
中空オーガマシン4の中空部5の上端部までの高さH1
は約2m、中空部5の下端部までの高さH2は約1.5
mとする。しかして、この接続作業にあたっては、各ロ
ック棒31を上方へ引上げた状態で、各操作軸15の上
下両端のロックナット18,19のうち地上で操作のし
易い下端側ロックナット19を回転操作具で回転させる
ことにより、各操作軸15のロック爪16をオーガスク
リュー8の係合リング17に係合させる。それから、再
び上記各下端側ロックナット19を回転操作具により締
め付け方向に回転して、操作軸15の中実軸部30を中
空軸部29に対し上動させ、それにより各ロック爪16
を係合リング17に緊締ロックする。そして、ロック棒
31を係合リング17上面に降ろし、このロック棒31
と係合リング17上の固定ストッパー33とでロック爪
16を係合位置にロックする。
【0024】このような状態で中空オーガマシン4を回
転駆動し、中空駆動軸11の回転によりオーガロッド接
続装置6を介してオーガスクリュー8を回転させなが
ら、この中空オーガマシン4を昇降駆動手段7により副
リーダ2に沿って下降させつつ掘削を行う。このとき、
各ロック爪16は、ロック棒31と固定ストッパー33
とによってロックされているから、係合リング17から
離脱するおそれがなく、またロック爪16と係合リング
17とが周方向に滑りを生ずるおそれがない。
【0025】上記のように中空オーガマシン4を下降し
つつオーガスクリュー8を回転させながら、伸縮駆動用
シリンダ3により副リーダ2を図2に示すように地面G
Lまで下げて、掘削を行い、更に中空オーガマシン4に
おけるパーシャルシリンダ13により機枠10を昇降台
9に対し下降させて、同図のようにオーガロッド接続装
置6の下端部、即ちオーガスクリュー8の上端部が地面
GL以下に没入する状態とする。このとき、地面GLか
ら中空オーガマシン4の中空部5の上端部までの高さH
3は約0.5mとする。
【0026】オーガスクリュー8の上端部が図2に示す
ように地面GL以下に没入するまで掘削を行ったなら
ば、昇降駆動手段7による中空オーガマシン4の下降及
びこのオーガマシン4によるオーガスクリュー8の回転
を停止して、先行オーガスクリュー8に後続のオーガス
クリューを接続する接続作業を行う。しかして、この接
続作業にあたっては、上記のように地面GLから中空オ
ーガマシン4の中空部5上端部の高さが約0.5mで、
オーガロッド接続装置6の下端部が地面GL以下にある
から、上記中空部5の上部側から各操作軸15の上端側
ロックナット18を回転操作具により緩めて、係合リン
グ17に対する各ロック爪16の緊締ロックを解除し、
各ロック棒31を引き上げ、各操作軸15を所定方向に
90度回転させてロック爪16を、図7及び図8のそれ
ぞれ右側に示すように係合位置から離脱位置に切り換
え、先行オーガスクリュー8の係合リング17をロック
爪16から開放する。それから、昇降駆動手段7により
中空オーガマシン4を副リーダ2に沿ってその上限位置
まで上昇させ、図3に示すように後続オーガスクリュー
8′をオーガロッド接続装置6によって中空オーガマシ
ン4に接続する。この接続作業は、前記した先行オーガ
スクリュー8の接続作業と同じである。
【0027】図3に示すように後続オーガスクリュー
8′の上端部をオーガロッド接続装置6によって中空オ
ーガマシン4に接続した後、中空オーガマシン4を若干
下降させて、この後続オーガスクリュー8の下端部を地
中にある先行オーガスクリュー8の上端部に凹凸嵌合
し、従来方法によって接続する。即ち、後続オーガスク
リュー8′の下端部は六角穴状雌接続部を形成し、また
先行オーガスクリュー8の上端部は六角柱状雄接続部2
1を形成し、各接続部にはピン挿通孔38′,38が設
けてあるから、後続オーガスクリュー8′の下端部を先
行オーガスクリュー8の上端部に嵌合した後、図3に示
すような連結ピン37を両接続端部に亘って挿通させ
る。以降は、図1〜図3によって説明した上記の作業を
繰り返し行えばよい。
【0028】以上説明したように、本発明に係るアース
オーガは、大口径の中空オーガマシン4を有し、この中
空オーガマシン4の中空部5に、該中空部5の上部側及
び下部側のいずれの側からも操作可能なオーガロッド接
続装置6を装備しているため、オーガスクリュー8の継
ぎ足し、つまり先行オーガスクリュー8の上端部と後続
オーガスクリュー8′の下端部との接続を地面GL以下
の地中で行うことができる。即ち、先行オーガスクリュ
ー8の上端部を図2に示すように地面GL以下まで没入
させ、この状態で、地面GLより約0.5m程度の低い
高さで突出している中空オーガマシン4の中空部5の上
部側からオーガロッド接続装置6の操作して、中空オー
ガマシン4と切り離すことができる。そして、後続オー
ガスクリュー8′を中空オーガマシン4に接続するに
は、中空オーガマシン4を後続オーガスクリュー8′の
接続可能な高さまで上昇させて、中空オーガマシン4の
中空部5の下部側からオーガロッド接続装置6の操作す
ることによって、当該後続オーガスクリュー8′を中空
オーガマシン4に接続することができる。また、先行オ
ーガスクリュー8と後続オーガスクリュー8′との接続
は従来の連結ピン37によって接続すればよい。
【0029】このように先行オーガスクリュー8の上端
部を地面GL以下に没入させて、この上端部と後続オー
ガスクリュー8′の下端部との接続を地面GL以下の地
中で行えるから、1回当たりに接続できるオーガスクリ
ュー8、8′の長さを最大限長くとることができる。従
って、陸橋等のガード下のような超低空間での作業であ
って地盤の掘削長さが20m〜50mの基礎工事におい
て、先行オーガスクリューの上端部を地上から約0.5
m以上残すことが必要とされる従来のアースオーガに比
べ、本発明のアースオーガは、オーガスクリュー8の接
続回数を極力少なくすることができ、それによって作業
能率を大幅に向上することができる。
【0030】オーガロッド接続装置6は、取付部14の
上半部分を中空オーガマシン4の中空部5に下方より挿
入して、この取付部14の主フランジ24を中空駆動軸
11にボルト34止めすることにより、簡単に取り付け
ることができる。また、このオーガロッド接続装置6で
は、中空オーガマシン4の中空部5を上下に貫通する操
作軸15の上下端部に設けたロックナット18,19の
上下いずれかを回転操作することによって、操作軸15
下端のロック爪16をオーガスクリュー8の係合リング
17に対し緊締ロックしまたは解除するようにしたもの
であるから、中空部5の上部側及び下部側からの操作を
簡単容易に行うことができる。
【0031】また、このアースオーガにあっては、操作
軸15を、上下両端にロックナット18,19を固着し
た中空軸部29と、この中空軸部29内に挿入されて、
上下いずれかのロックナット18,19の雌ねじに螺合
される中実軸部30とによって構成し、中空軸部29を
前記取付部14に中心軸線周りに回転自在に支持させる
と共に、この中空軸部29の下端側ロックナット19を
取付部の下端側フランジ23上に載置し、しかして下端
側ロックナット19から突出した中実軸部30の下端部
を上記フランジ23に挿通させて、その挿通端部にロッ
ク爪16を固着し、このロック爪16を操作軸15の回
転によって中空オーガマシン4の係合リング17に係合
する位置とそれから離脱する位置とに切り換え自在とし
たものであるから、上下両端のロックナット18,19
のいずれかを回転操作具で回転させることによって、ロ
ック爪16をオーガスクリュー8の係合リング17に係
合させることができ、そして再び上記いずれかのロック
ナットを回転操作具により締め付け方向に回転して、操
作軸15の中実軸部30を中空軸部29に対し上動さ
せ、それによりロック爪16を係合リング17に強固に
緊締ロックすることができる。この際、各ロック爪16
は、ロック棒31と固定ストッパー33とによってロッ
クすることができるから、係合リング17から離脱する
おそれがなく、またロック爪16と係合リング17とが
周方向に滑りを生ずるおそれがなく、きわめて安全であ
る。
【0032】この実施形態では、操作軸15、ロック爪
16、固定ストッパー33及びロック棒31が、取付部
14及びオーガスクリュー8の中心軸線を挟んでその両
側対称位置に一対ずつ設けられているから、中空オーガ
マシン4の中空駆動軸11に対しオーガスクリュー8の
上端部を一層確実且つ強固に固定することができる。
尚、これらの操作軸15、ロック爪16、固定ストッパ
ー33及びロック棒31はそれぞれ1つずつ設けてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明のアースオーガによ
れば、大口径の中空オーガマシンを備え、この中空オー
ガマシンの中空部に、該中空部の上部側及び下部側のい
ずれの側からも操作可能なオーガロッド接続装置を装備
しているから、オーガスクリューの継ぎ足し、つまり先
行オーガスクリューの上端部と後続オーガスクリューの
下端部との接続を地面以下の地中で行うことができる。
即ち、先行オーガスクリューの上端部を地面以下まで没
入させ、この状態で前記中空部の上部側からオーガロッ
ド接続装置の操作して、中空オーガマシンと切り離すこ
とができ、そして後続オーガスクリューを中空オーガマ
シンに接続するには、中空オーガマシンを後続オーガス
クリューの接続可能な高さまで上昇させて、前記中空部
の下部側からオーガロッド接続装置の操作することによ
って、当該後続オーガスクリューを中空オーガマシンに
接続することができる。
【0034】上記のように先行オーガスクリューの上端
部を地面以下に没入させて、この上端部と後続オーガス
クリューの下端部との接続を地面以下の地中で行えるか
ら、1回当たりに接続できるオーガスクリューの長さを
最大限長くとることができる。従って、陸橋や鉄道等の
ガード下のように現場上方の空間高さが3〜4m程度に
制限される超低空間での作業であって地盤の掘削長さが
例えば20m〜50mの基礎工事において、先行オーガ
スクリューの上端部を地上から約0.5m以上残すこと
が必要とされる従来のアースオーガに比べ、本発明のア
ースオーガは、オーガスクリューの接続回数を極力少な
くすることができ、それによって作業能率を大幅に向上
することができる。
【0035】請求項2によれば、オーガロッド接続装置
は、取付部の大部分を中空オーガマシンの中空部に下方
より挿入した状態でこの取付部を中空駆動軸に一体的に
固定することによって簡単に取り付けることができる。
また、このオーガロッド接続装置では、中空オーガマシ
ンの中空部を上下に貫通する操作軸の上下端部に設けた
ロックナットの上下いずれかを回転操作することによっ
て、操作軸下端のロック爪をオーガスクリューの係合リ
ングに対し緊締ロックしまたは解除するようにしたもの
であるから、中空部の上部側及び下部側からの操作を簡
単容易に行うことができる。
【0036】請求項3によれば、短尺状の主リーダと、
該主リーダに対し伸縮可能な短尺状の副リーダとを備
え、この副リーダに大口径の中空オーガマシンを昇降可
能に装備することによって、陸橋や鉄道等のガード下の
ように現場上方の空間高さが3〜4m程度に制限される
超低空間での作業を容易に行うことができる。
【0037】請求項4によれば、操作軸を、上下両端に
ロックナットを固着した中空軸部と、該中空軸部内に挿
入されて、上下いずれかのロックナットの雌ねじに螺合
される中実軸部とで形成し、中空軸部を取付部に回転自
在に支持させると共に、この中空軸部の下端側ロックナ
ットを取付部の下端側フランジ上に載置し、下端側ロッ
クナットから突出した中実軸部の下端部を上記フランジ
に挿通させて、その挿通端部にロック爪を固着し、この
ロック爪を操作軸の回転によって中空オーガマシンの係
合リングに係合する位置とそれから離脱する位置とに切
り換え自在としたものであるから、上下両端のロックナ
ットのいずれかを回転させることによって、ロック爪を
オーガスクリューの係合リングに係合させることがで
き、そして再び上記いずれかのロックナットを締め付け
方向に回転して、操作軸の中実軸部を中空軸部に対し上
動させることによって、ロック爪を係合リングに強固に
緊締ロックすることができる。
【0038】請求項5によれば、係合リングの上面に固
定ストッパーを設け、取付部には係合リングと係合する
位置にあるロック爪を固定ストッパーと対向するロック
位置で固定ストッパーと共にロック爪を挟持するロック
棒を、上記ロック位置に対し上下方向進退自在に設けて
いるから、ロック爪をロック棒と固定ストッパーとでロ
ックすることによって、ロック爪が係合リングから離脱
してオーガスクリューが中空オーガマシンから外れるお
それがなく、またロック爪と係合リングとが周方向に滑
りを生ずるおそれがなく、きわめて安全である。
【0039】請求項6のように、操作軸、ロック爪、固
定ストッパー及びロック棒を、取付部及びオーガスクリ
ューの中心軸線を挟んでその両側対称位置に一対ずつ設
けることによって、中空オーガマシンの中空駆動軸に対
しオーガスクリューの上端部を一層確実且つ強固に固定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアースオーガを示す側面図で、
掘削開始時の状態を示す。
【図2】 掘削作業状態を示すアースオーガの側面図で
ある。
【図3】 オーガスクリューの接続作業状態を示すアー
スオーガの側面図である。
【図4】 (A)はオーガロッド接続装置の取付部を示
す縦断面図、(B)は同取付部の平面図、(C)は
(A)のX−X線断面図である。
【図5】 (A)は操作軸を構成する中空軸部及び中実
軸部を示す分解図、(B)は(A)における中空軸部側
の平面図、(C)は(A)のY−Y線断面図、(D)は
(A)のZ−Z線断面図、(E)は(A)に示す中実軸
部の下端側を矢印H方向から見た側面図、(F)は
(A)に示す中実軸部側の底面図である。
【図6】 中空オーガマシンに取り付けたオーガロッド
接続装置を示す一部縦断面側面図である。
【図7】 オーガスクリューの係合リング、固定ストッ
パー及びロック棒を示す斜視図である。
【図8】 図7に示すオーガスクリューの係合リング、
固定ストッパー及びロック棒の一部断面平面図である。
【符号の説明】
1 主リーダ 2 副リーダ 4 中空オーガマシン 5 中空部 6 オーガロッド接続装置 8, オーガスクリュー 8′ オーガスクリュー 11 中空駆動軸 14 取付部 15 操作軸 16 ロック爪 17 係合リング 18 上端側ロックナット 19 下端側ロックナット 29 中空軸部 30 中実軸部 31 ロック棒 33 固定ストッパー GL 地面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーダに沿って昇降する大口径の中空オ
    ーガマシンを備え、該中空オーガマシンの中空部に、該
    中空部の上部側及び下部側のいずれの側からも操作可能
    なオーガロッド接続装置を装備してなることを特徴とす
    るアースオーガ。
  2. 【請求項2】 前記オーガロッド接続装置は、中空オー
    ガマシンの中空駆動軸に取り付けられる取付部を有し、
    該取付部に前記中空部を上下に貫通する操作軸を配設
    し、該操作軸の下端部にロック爪を固着し、オーガスク
    リューの上端部に前記ロック爪に係合する係合リングを
    突設し、前記操作軸の上下端部に設けたロックナットの
    上下いずれかを回転操作することによってロック爪を前
    記係合リングに緊締ロックするようにしてなることを特
    徴とする請求項1に記載のアースオーガ。
  3. 【請求項3】 短尺状の主リーダと、該主リーダに対し
    伸縮可能な短尺状の副リーダとを備え、上記副リーダに
    大口径の中空オーガマシンを昇降可能に装備してなるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のアースオー
    ガ。
  4. 【請求項4】 前記操作軸を、上下両端にロックナット
    を固着した中空軸部と、該中空軸部内に挿入され、上下
    いずれかのロックナットの雌ねじに螺合される中実軸部
    とによっで形成し、上記中空軸部を取付部に中心軸線周
    りに回転自在に支持させると共に、該中空軸部の下端側
    ロックナットを取付部の下端側フランジ上に載置し、下
    端側ロックナットから突出した中実軸部の下端部を上記
    フランジに挿通して、その挿通端部にロック爪を固着
    し、該ロック爪を、操作軸の回転によってオーガスクリ
    ューの係合リングに係合する位置とそれから離脱する位
    置とに切り換え自在としてなることを特徴とする請求項
    2または3に記載のアースオーガ。
  5. 【請求項5】 前記係合リングの上面に固定ストッパー
    を設け、前記取付部には、係合リングと係合する位置に
    あるロック爪を上記固定ストッパーと対向するロック位
    置で固定ストッパーと共にロック爪を挟持固定するロッ
    ク棒を、上記ロック位置に対し上下方向進退自在に設け
    たことを特徴とする請求項4に記載のアースオーガ。
  6. 【請求項6】 前記操作軸、ロック爪、固定ストッパー
    及びロック棒を、前記取付部及びオーガスクリューの中
    心軸線を挟んでその両側対称位置に一対ずつ設けたこと
    を特徴とする請求項5に記載のアースオーガ。
JP19751497A 1997-07-23 1997-07-23 アースオーガ Withdrawn JPH1136766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19751497A JPH1136766A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 アースオーガ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19751497A JPH1136766A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 アースオーガ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1136766A true JPH1136766A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16375738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19751497A Withdrawn JPH1136766A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 アースオーガ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1136766A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007191954A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Giken Seisakusho Co Ltd 杭圧入機及び杭圧入方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007191954A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Giken Seisakusho Co Ltd 杭圧入機及び杭圧入方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6276450B1 (en) Apparatus and method for rapid replacement of upper blowout preventers
US7377723B2 (en) Systems and methods for the installation of earth anchors
EP0205696B1 (en) Branch pipe fittings
AU2015202772B2 (en) Assembly for mooring a pile with a mooring line and method implemented with said assembly
CN108462138B (zh) 一种电缆沟及其施工方法
US20040221543A1 (en) Ground mounted pole construction
TW201333302A (zh) 圓形裁斷裝置、圓形裁斷方法、地下構造物之撤除工法及道路裝舖工法
US6336508B1 (en) Subsea, releasable bop funnel
JP3258592B2 (ja) 鋼管杭の回転圧入用治具
JPH1136766A (ja) アースオーガ
US9566702B2 (en) Hydraulic rotator converter for a hydraulic impact hammer and method
KR200398427Y1 (ko) 오우거 장치의 파일케이스 설치구조
JP3588326B2 (ja) 鋼管装置および鋼管沈設方法
JP4378206B2 (ja) 鋼管建込み用治具および鋼管沈設方法
JPS6239186Y2 (ja)
JPH06257370A (ja) ケーシングチューブ
EP0600890B1 (en) Support system for free standing poles or posts
JP3078412B2 (ja) 溝掘削土留工法および土留パネル仮組立て用スタンド
JPH11287235A (ja) ナットの保護キャップとその外し工具
JP3018293U (ja) 真柱用吊り治具
JP3054107B2 (ja) 掘削機における掘削ロッドの連結装置
JP2580782Y2 (ja) コンクリ−トパイルの沈設装置
JPH09255276A (ja) セグメントの吊上具
JPS5847079Y2 (ja) 矢蛸の既製杭着脱装置
JPS6233826Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005