JPH1136278A - 縦型突き固め装置 - Google Patents
縦型突き固め装置Info
- Publication number
- JPH1136278A JPH1136278A JP19159097A JP19159097A JPH1136278A JP H1136278 A JPH1136278 A JP H1136278A JP 19159097 A JP19159097 A JP 19159097A JP 19159097 A JP19159097 A JP 19159097A JP H1136278 A JPH1136278 A JP H1136278A
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- JP
- Japan
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- vibration
- tamping
- container
- pressing
- frame
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水を多量に使用することなく、迅速に強固な
突き固めができる縦型突き固め装置を提供する。 【構成】 容器40内に入り込み突き固め材料Wを直接
加圧する上部加圧板21aと、容器40を支持するとと
も当該容器40を上方に向かって押し上げる下部加圧板
21bとを、振動加圧手段20a,20bにより振動し
つつ加圧するようにしたことを特徴とする。
突き固めができる縦型突き固め装置を提供する。 【構成】 容器40内に入り込み突き固め材料Wを直接
加圧する上部加圧板21aと、容器40を支持するとと
も当該容器40を上方に向かって押し上げる下部加圧板
21bとを、振動加圧手段20a,20bにより振動し
つつ加圧するようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、土、砂、
灰、新聞紙、PETボトル、ガラス繊維、ウェス、ガラ
ス、木材チップ、ノロ等の廃材をセメント等と混ぜ、水
を加えて突き固め固化する縦型突き固め装置に関する。
灰、新聞紙、PETボトル、ガラス繊維、ウェス、ガラ
ス、木材チップ、ノロ等の廃材をセメント等と混ぜ、水
を加えて突き固め固化する縦型突き固め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、種々の産業から排出される産
業廃棄物、掘削により排出された排土、新聞紙、PET
ボトル等の処理が問題となっているが、このような廃材
の処理方法は、各廃材の種類に応じて処理されている。
業廃棄物、掘削により排出された排土、新聞紙、PET
ボトル等の処理が問題となっているが、このような廃材
の処理方法は、各廃材の種類に応じて処理されている。
【0003】例えば、家庭から出る生ゴミは、他の土に
混入して微生物により分解し、土に戻す方法をとり、排
土は、加圧して水分を除去し固化した後に廃棄処分する
方法をとり、水分を含まない廃材は、焼却処分した後の
灰としてあるいは直接コンクリートに混入し、乾燥固化
しブロック化する方法等がとられている。
混入して微生物により分解し、土に戻す方法をとり、排
土は、加圧して水分を除去し固化した後に廃棄処分する
方法をとり、水分を含まない廃材は、焼却処分した後の
灰としてあるいは直接コンクリートに混入し、乾燥固化
しブロック化する方法等がとられている。
【0004】このような方法の内、前記生ゴミ等のよう
な水分を含むワークの場合には、油圧装置等によりワー
クを単に加圧するのみで、ワーク中に含まれる水分や空
気を除去し、大幅に体積を減らし、固化したもの(通称
脱水ケーキ)として土中に埋める等により処分すること
ができる。
な水分を含むワークの場合には、油圧装置等によりワー
クを単に加圧するのみで、ワーク中に含まれる水分や空
気を除去し、大幅に体積を減らし、固化したもの(通称
脱水ケーキ)として土中に埋める等により処分すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排土は、固化
する場合に、単に容器内で油圧装置により加圧するのみ
では、十分突き固めができず、長時間かけて加圧しなけ
ればならず、短時間の内に多量に処理することができな
いという不具合がある。
する場合に、単に容器内で油圧装置により加圧するのみ
では、十分突き固めができず、長時間かけて加圧しなけ
ればならず、短時間の内に多量に処理することができな
いという不具合がある。
【0006】また、新聞紙、PETボトル等の廃材のよ
うに水分を含まないものは、これのみでは固化できない
ので、通常、水分含有量が40%を越える多量の水を含
むコンクリートに混入し、ミキシングした後に所定の型
に入れて乾燥固化するようにしており、またこれらを焼
却処分した後の灰も同様に多量の水と共にコンクリート
に混入し、ミキシングした後に所定の型に入れて乾燥固
化しているが、この方法も乾燥固化するまで長時間を要
し、迅速な処理が難しいという欠点がある。
うに水分を含まないものは、これのみでは固化できない
ので、通常、水分含有量が40%を越える多量の水を含
むコンクリートに混入し、ミキシングした後に所定の型
に入れて乾燥固化するようにしており、またこれらを焼
却処分した後の灰も同様に多量の水と共にコンクリート
に混入し、ミキシングした後に所定の型に入れて乾燥固
化しているが、この方法も乾燥固化するまで長時間を要
し、迅速な処理が難しいという欠点がある。
【0007】本発明は、上述した従来技術に伴う課題を
解決するためになされたもので、水を多量に使用するこ
となく、迅速に強固な突き固めができる縦型突き固め装
置を提供することを目的とする。
解決するためになされたもので、水を多量に使用するこ
となく、迅速に強固な突き固めができる縦型突き固め装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る縦型突き固
め装置は、下記の構成により上記目的を達成する。
め装置は、下記の構成により上記目的を達成する。
【0009】(1)上部開放の容器内に投入された突き
固め材料に振動を加えつつ加圧するようにした突き固め
装置において、前記容器内の前記突き固め材料を直接加
圧する上部加圧板、当該上部加圧板に上下振動を加える
上部振動装置及び前記上部加圧板に加圧力を付与する上
部加圧手段を有する上部振動加圧手段と、前記容器を支
持するととも当該容器を上方に向かって押し上げる下部
加圧板、当該下部加圧板に上下振動を加える下部振動装
置及び前記下部加圧板に加圧力を付与する下部加圧手段
を有する下部振動加圧手段とを有し、これら両振動加圧
手段をほぼ密閉の枠体内に収容するとともに前記上下両
加圧手段により当該枠体に沿って昇降するようにしたこ
とを特徴とする。
固め材料に振動を加えつつ加圧するようにした突き固め
装置において、前記容器内の前記突き固め材料を直接加
圧する上部加圧板、当該上部加圧板に上下振動を加える
上部振動装置及び前記上部加圧板に加圧力を付与する上
部加圧手段を有する上部振動加圧手段と、前記容器を支
持するととも当該容器を上方に向かって押し上げる下部
加圧板、当該下部加圧板に上下振動を加える下部振動装
置及び前記下部加圧板に加圧力を付与する下部加圧手段
を有する下部振動加圧手段とを有し、これら両振動加圧
手段をほぼ密閉の枠体内に収容するとともに前記上下両
加圧手段により当該枠体に沿って昇降するようにしたこ
とを特徴とする。
【0010】このようにすれば、容器内に投入された突
き固め材料を上下から振動を加えつつ加圧するので、突
き固め材料は、容器内全体にわたり均一な固さで迅速に
かつ極めて強力に突き固められ、少量の水分でも、突き
固め材料の粒子全体を圧縮固化することができる。
き固め材料を上下から振動を加えつつ加圧するので、突
き固め材料は、容器内全体にわたり均一な固さで迅速に
かつ極めて強力に突き固められ、少量の水分でも、突き
固め材料の粒子全体を圧縮固化することができる。
【0011】また、両振動加圧手段を密閉の枠体内に収
容すれば、騒音が外部に漏れる量が低減し、さらに上下
両加圧手段を利用して枠体に沿って昇降すれば、駆動源
の共用化を図ることができコスト的に有利となる。
容すれば、騒音が外部に漏れる量が低減し、さらに上下
両加圧手段を利用して枠体に沿って昇降すれば、駆動源
の共用化を図ることができコスト的に有利となる。
【0012】(2)前記容器は、対向する側壁を外周よ
り加圧する側部加圧板により保持されることが好まし
い。
り加圧する側部加圧板により保持されることが好まし
い。
【0013】このようにすれば、容器の耐圧強度が極め
て向上し、容器内の材料を上下から加圧しても、容器が
変形することなく、強力な力で突き固めることができ
る。
て向上し、容器内の材料を上下から加圧しても、容器が
変形することなく、強力な力で突き固めることができ
る。
【0014】(3)前記枠体は、前記両振動加圧手段が
内部で昇降するほぼ密閉の主枠体と、この主枠体を外部
から覆うように設けられたほぼ密閉の外部枠体とを有
し、前記主枠体は外部枠体に対し第1弾性部材を介して
保持され、前記外部枠体は地面等の位置固定体に対し、
振動吸収機能を有する制振部を介して保持されているこ
とが好ましい。
内部で昇降するほぼ密閉の主枠体と、この主枠体を外部
から覆うように設けられたほぼ密閉の外部枠体とを有
し、前記主枠体は外部枠体に対し第1弾性部材を介して
保持され、前記外部枠体は地面等の位置固定体に対し、
振動吸収機能を有する制振部を介して保持されているこ
とが好ましい。
【0015】このようにすれば、主枠体と外部枠体によ
り両振動加圧手段を覆う構成となるので、容器内で突き
固め材料を突き固めたときに発生する騒音が外部に漏れ
ることが少なくなり、静かに突き固め作業を行なうこと
ができ、また、主枠体自体の振動も第1弾性部材により
吸収され、外部枠体に伝達することもなく、さらに、外
部枠体自体の振動も制振部により吸収され、地面等に伝
達することもなく、強力な力で突き固めを行なっても、
静かな運転が可能となる。
り両振動加圧手段を覆う構成となるので、容器内で突き
固め材料を突き固めたときに発生する騒音が外部に漏れ
ることが少なくなり、静かに突き固め作業を行なうこと
ができ、また、主枠体自体の振動も第1弾性部材により
吸収され、外部枠体に伝達することもなく、さらに、外
部枠体自体の振動も制振部により吸収され、地面等に伝
達することもなく、強力な力で突き固めを行なっても、
静かな運転が可能となる。
【0016】(4)前記制振部は、前記外部枠体を弾性
的に支持する第2弾性部材と、当該外部枠体の下部外周
を覆うバルクヘッド部材と、前記位置固定体に形成され
た凹所内に水が張られた水槽部と、当該水槽部の底部に
設けられ、前記バルクヘッド部材を弾性的に支持する第
3弾性部材とを有することが好ましい。
的に支持する第2弾性部材と、当該外部枠体の下部外周
を覆うバルクヘッド部材と、前記位置固定体に形成され
た凹所内に水が張られた水槽部と、当該水槽部の底部に
設けられ、前記バルクヘッド部材を弾性的に支持する第
3弾性部材とを有することが好ましい。
【0017】このようにすれば、前記吸振機能に加え
て、第2弾性部材と、バルクヘッド部材自体と、第3弾
性部材とにより大きな振動は吸収され、また第1、外部
枠体から地面等に伝達される細かな振動は、水槽部に張
られた水により吸収されるので、吸振機能はさらに高ま
り、これら吸振機能により総じて静かな運転が可能とな
る。
て、第2弾性部材と、バルクヘッド部材自体と、第3弾
性部材とにより大きな振動は吸収され、また第1、外部
枠体から地面等に伝達される細かな振動は、水槽部に張
られた水により吸収されるので、吸振機能はさらに高ま
り、これら吸振機能により総じて静かな運転が可能とな
る。
【0018】(5)前記振動装置は、周波数が20〜6
0Hz、より好ましくは40〜50Hzで、振幅が0.
01〜5mm、より好ましくは0.5〜1.5mmとい
う超高周波振動を突き固め材料に加えることが好まし
い。
0Hz、より好ましくは40〜50Hzで、振幅が0.
01〜5mm、より好ましくは0.5〜1.5mmとい
う超高周波振動を突き固め材料に加えることが好まし
い。
【0019】このようにすれば、材料内の微粒子が微粒
子相互の隙間に入り込むとともに水分も微粒子内には入
り、水を多量に使用することなく、短時間で突き固めが
できる。
子相互の隙間に入り込むとともに水分も微粒子内には入
り、水を多量に使用することなく、短時間で突き固めが
できる。
【0020】(6)前記突き固め材料である、セメント
と、廃材と、水の容積比率は1:3:1程度が好まし
い。
と、廃材と、水の容積比率は1:3:1程度が好まし
い。
【0021】このようにすれば、少量の水でも粒子全体
を圧縮固化することができ、乾燥させることなく、直ち
に製品として使用することができる。
を圧縮固化することができ、乾燥させることなく、直ち
に製品として使用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る縦型突き固め装置全体の概略断面図、図2は図1の
2−2線に沿う概略断面図、図3は図1の概略水平断面
図、図4は振動手段の一例を示す概略断面図、図5は容
器の側板を加圧する側部加圧板を示す概略説明図、図6
は振動加圧中の力の伝達状態を示すもので、(a)は一
方向からの振動加圧による力の伝達状態を示す説明図、
(b)は上下両方向からの振動加圧による力の伝達状態
を示す説明図である。
実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る縦型突き固め装置全体の概略断面図、図2は図1の
2−2線に沿う概略断面図、図3は図1の概略水平断面
図、図4は振動手段の一例を示す概略断面図、図5は容
器の側板を加圧する側部加圧板を示す概略説明図、図6
は振動加圧中の力の伝達状態を示すもので、(a)は一
方向からの振動加圧による力の伝達状態を示す説明図、
(b)は上下両方向からの振動加圧による力の伝達状態
を示す説明図である。
【0023】本実施の形態に係る縦型突き固め装置は、
図1〜3に示すように、枠体10と、この枠体10内に
設けられた上部振動加圧手段20aと、下部振動加圧手
段20bと、これら両振動加圧手段20により加圧され
る突き固め材料Wが内部に投入される容器(台車)40
と、前記枠体10の振動を吸収する機能を有する制振部
50等から構成されている。
図1〜3に示すように、枠体10と、この枠体10内に
設けられた上部振動加圧手段20aと、下部振動加圧手
段20bと、これら両振動加圧手段20により加圧され
る突き固め材料Wが内部に投入される容器(台車)40
と、前記枠体10の振動を吸収する機能を有する制振部
50等から構成されている。
【0024】前記枠体10は、ほぼ密閉構造をした水平
断面矩形状の鉄板等から構成された主枠体10aと、こ
の主枠体10aの外部を覆うように設けられたほぼ密閉
構造をした水平断面矩形状の鉄板等から構成された外部
枠体10bとから構成されている。
断面矩形状の鉄板等から構成された主枠体10aと、こ
の主枠体10aの外部を覆うように設けられたほぼ密閉
構造をした水平断面矩形状の鉄板等から構成された外部
枠体10bとから構成されている。
【0025】主枠体10aは、外部枠体10bに対し多
数の第1弾性部材11を介して保持され、両枠体10
a,10bの角部にはそれぞれ断面矩形状のガイドポス
ト12a,12b(図3参照)が設けられ、これらガイ
ドポスト12a,12bのコーナー部分の間に案内手段
Gが設けられている。
数の第1弾性部材11を介して保持され、両枠体10
a,10bの角部にはそれぞれ断面矩形状のガイドポス
ト12a,12b(図3参照)が設けられ、これらガイ
ドポスト12a,12bのコーナー部分の間に案内手段
Gが設けられている。
【0026】この案内手段Gは、両枠体10a,10b
を所定距離離間するように保持すると共に、一方の枠体
が他方の枠体に対して円滑に摺動し得るように構成され
ているものであれば、どのようなものであってもよい
が、本実施の形態では、ガイドローラが用いられてい
る。ただし、これのみでなく、ポリテトラフロオロエチ
レン樹脂(商品名、テフロン樹脂)であってもよい。
を所定距離離間するように保持すると共に、一方の枠体
が他方の枠体に対して円滑に摺動し得るように構成され
ているものであれば、どのようなものであってもよい
が、本実施の形態では、ガイドローラが用いられてい
る。ただし、これのみでなく、ポリテトラフロオロエチ
レン樹脂(商品名、テフロン樹脂)であってもよい。
【0027】前記第1弾性部材11は、主枠体10aの
外側面13と外部枠体10bの内側面14からそれぞれ
水平に突出された突出片15,15間に介装された、ば
ねから構成されている。
外側面13と外部枠体10bの内側面14からそれぞれ
水平に突出された突出片15,15間に介装された、ば
ねから構成されている。
【0028】特に、本実施の形態の第1弾性部材11
は、大径のばね11aと、小径のばね11bとからなっ
ている。通常、ばねの線径や捩じりピッチが同じの場
合、大径のばね11aは、クッション性が高いが、反発
力は弱く、小径のばね11bは、クッション性が低い
が、反発力は強いという特徴があるので、両者を併用
し、クッション性及び反発力がともに優れたものとなる
ようにしている。
は、大径のばね11aと、小径のばね11bとからなっ
ている。通常、ばねの線径や捩じりピッチが同じの場
合、大径のばね11aは、クッション性が高いが、反発
力は弱く、小径のばね11bは、クッション性が低い
が、反発力は強いという特徴があるので、両者を併用
し、クッション性及び反発力がともに優れたものとなる
ようにしている。
【0029】なお、本実施の形態では、枠体10は、主
枠体10aと1つの外部枠体10bとから構成されてい
るが、場合によっては、この外部枠体10bは、1つの
みに限定されるものではなく、複数の外部枠体10bと
しても良い。また、第1弾性部材11は、必ずしもばね
のみに限定されるものではなくゴムあるいは合成ゴム等
のように弾性を有するものであればどのようなものであ
っても良い。
枠体10aと1つの外部枠体10bとから構成されてい
るが、場合によっては、この外部枠体10bは、1つの
みに限定されるものではなく、複数の外部枠体10bと
しても良い。また、第1弾性部材11は、必ずしもばね
のみに限定されるものではなくゴムあるいは合成ゴム等
のように弾性を有するものであればどのようなものであ
っても良い。
【0030】主枠体10a内に設けられた上部振動加圧
手段20aと下部振動加圧手段20bとは、両者はほぼ
同様の構成であるため、上部振動加圧手段20aについ
て説明し、下部振動加圧手段20bについては、図面
上、上部振動加圧手段20aについて使用した添字符号
「a」の代わりに「b」を用いその説明を省略する。
手段20aと下部振動加圧手段20bとは、両者はほぼ
同様の構成であるため、上部振動加圧手段20aについ
て説明し、下部振動加圧手段20bについては、図面
上、上部振動加圧手段20aについて使用した添字符号
「a」の代わりに「b」を用いその説明を省略する。
【0031】上部振動加圧手段20aは、後述する容器
40内の突き固め材料Wに直接当接してこれを加圧する
上部加圧板21a、当該上部加圧板21aに上下振動を
加える上部振動装置22a及び前記上部加圧板21aに
加圧力を付与する上部加圧手段23aとを有し、これら
が、水平断面矩形状をした有底筒状のフレーム24aに
取り付けられている。
40内の突き固め材料Wに直接当接してこれを加圧する
上部加圧板21a、当該上部加圧板21aに上下振動を
加える上部振動装置22a及び前記上部加圧板21aに
加圧力を付与する上部加圧手段23aとを有し、これら
が、水平断面矩形状をした有底筒状のフレーム24aに
取り付けられている。
【0032】このフレーム24aの外側面25aと前記
主枠体10aの内側面16との間にも前述した案内手段
Gが設けられ、また、フレーム24aの底部27aと前
記主枠体10aの天井部28aとの間には、4本の加圧
シリンダからなる前記上部加圧手段23aが設けられて
いる。
主枠体10aの内側面16との間にも前述した案内手段
Gが設けられ、また、フレーム24aの底部27aと前
記主枠体10aの天井部28aとの間には、4本の加圧
シリンダからなる前記上部加圧手段23aが設けられて
いる。
【0033】この上部加圧手段23aは、上部振動加圧
手段20a全体を主枠体10aの内側面16に沿って昇
降する昇降駆動源であるとともに上部加圧板21aが突
き固め材料Wを加圧する加圧駆動源でもある油圧シリン
ダであるが、場合によっては空圧シリンダ等であっても
良い。
手段20a全体を主枠体10aの内側面16に沿って昇
降する昇降駆動源であるとともに上部加圧板21aが突
き固め材料Wを加圧する加圧駆動源でもある油圧シリン
ダであるが、場合によっては空圧シリンダ等であっても
良い。
【0034】フレーム24aの中央凹所29a内には、
上部振動装置22aと、この上部振動装置22aより垂
下されたシャフト30aが設けられ、このシャフト30
aの下端には前記上部加圧板21aが取り付けられ、こ
の加圧板21aが垂下して容器本体41内に入り込み、
内部に投入された突き固め材料Wを振動しつつ加圧する
ようになっている。
上部振動装置22aと、この上部振動装置22aより垂
下されたシャフト30aが設けられ、このシャフト30
aの下端には前記上部加圧板21aが取り付けられ、こ
の加圧板21aが垂下して容器本体41内に入り込み、
内部に投入された突き固め材料Wを振動しつつ加圧する
ようになっている。
【0035】なお、この上部振動装置22aとフレーム
24aとの間には、突き固め作業時に当該上部振動装置
22aからフレーム24aに伝達される振動と、突き固
め材料Wからの反力等によりショックとを吸収するゴム
などからなる振動吸収部材31aが設けられている。
24aとの間には、突き固め作業時に当該上部振動装置
22aからフレーム24aに伝達される振動と、突き固
め材料Wからの反力等によりショックとを吸収するゴム
などからなる振動吸収部材31aが設けられている。
【0036】この上部振動装置22aとしては、電動式
あるいは油圧式等、どのような駆動方式であっても良い
が、好ましくは、周波数が20〜60Hz、より好まし
くは40〜50Hzで、振幅が0.01〜5mm、より
好ましくは0.02〜2mmという超高周波振動をする
ものが好ましい。このような超高周波振動が突き固め材
料Wに加わると、材料W内の微粒子が微粒子相互の隙間
に入り込み、材料W全体の体積を低減し、極めて円滑な
突き固めができる。
あるいは油圧式等、どのような駆動方式であっても良い
が、好ましくは、周波数が20〜60Hz、より好まし
くは40〜50Hzで、振幅が0.01〜5mm、より
好ましくは0.02〜2mmという超高周波振動をする
ものが好ましい。このような超高周波振動が突き固め材
料Wに加わると、材料W内の微粒子が微粒子相互の隙間
に入り込み、材料W全体の体積を低減し、極めて円滑な
突き固めができる。
【0037】電動式振動装置の具体例としては、図4に
示すようなものが好ましく使用される。この電動式の振
動装置22aは、モータ33のケース34内に設けられ
た回転軸35の端部に固定偏心ウェイト36と調整偏心
ウェイト37を取り付け、モータ33を駆動することに
より偏心ウェイト36,37が偏心回転し、これにより
生じるケース34自体の振動をシャフト30aに伝達す
るようにしている。
示すようなものが好ましく使用される。この電動式の振
動装置22aは、モータ33のケース34内に設けられ
た回転軸35の端部に固定偏心ウェイト36と調整偏心
ウェイト37を取り付け、モータ33を駆動することに
より偏心ウェイト36,37が偏心回転し、これにより
生じるケース34自体の振動をシャフト30aに伝達す
るようにしている。
【0038】前記容器(台車)40は、上部が開放され
た鉄板製の容器本体41の底面にローラ42が取り付け
られ、前記主枠体10aと外部枠体10bに開設された
入口43から出口44(図2参照)まで伸延されたレー
ルRに沿って転動し、搬入搬出されるようになってい
る。ただし、容器(台車)40が、下部振動加圧手段2
0bの加圧板21b上の位置に搬入されると、図外のス
トッパあるいはリミットスイッチ等により停止される。
た鉄板製の容器本体41の底面にローラ42が取り付け
られ、前記主枠体10aと外部枠体10bに開設された
入口43から出口44(図2参照)まで伸延されたレー
ルRに沿って転動し、搬入搬出されるようになってい
る。ただし、容器(台車)40が、下部振動加圧手段2
0bの加圧板21b上の位置に搬入されると、図外のス
トッパあるいはリミットスイッチ等により停止される。
【0039】この容器本体41に対する下方からの支持
は、下部振動加圧手段20bの加圧板21bにより行な
われるが、この下部振動加圧手段20bの加圧力あるい
は振動が容器本体41内の材料Wに効率よく伝達される
ように、この下部振動加圧手段20bの加圧板21b
は、前記ローラ42及びレールRを回避するように上昇
し、容器本体41の底面を支持するようになっている。
は、下部振動加圧手段20bの加圧板21bにより行な
われるが、この下部振動加圧手段20bの加圧力あるい
は振動が容器本体41内の材料Wに効率よく伝達される
ように、この下部振動加圧手段20bの加圧板21b
は、前記ローラ42及びレールRを回避するように上昇
し、容器本体41の底面を支持するようになっている。
【0040】特に、本実施の形態では、この容器本体4
1において、容器本体41の対向する左右の側板45a
は、外側より加圧する側部加圧板46aにより保持さ
れ、前後の側板45bは、この側部加圧板46aの端部
にヒンジ連結された側部加圧板46bにより外側より加
圧し保持されるようになっている。
1において、容器本体41の対向する左右の側板45a
は、外側より加圧する側部加圧板46aにより保持さ
れ、前後の側板45bは、この側部加圧板46aの端部
にヒンジ連結された側部加圧板46bにより外側より加
圧し保持されるようになっている。
【0041】ただし、これら両側部加圧板46a,46
b全体は、第1流体圧シリンダS1を介して外部枠体1
0bに保持されている。
b全体は、第1流体圧シリンダS1を介して外部枠体1
0bに保持されている。
【0042】この側部加圧板46bが容器本体41の前
後の側板45bを加圧保持するのは、前記側部加圧板4
6aに取り付けられた第2流体圧シリンダS2 と、これ
を駆動源として作動するリンク機構Lにより行なわれ
る。このリンク機構Lは、側部加圧板46bに取り付け
られた拘束連鎖部分L1 と、流体圧シリンダS2 により
駆動される一対の回動リンクL2 ,L3 とからなり、流
体圧シリンダS2 が作動すると、拘束連鎖部分L1 の側
部加圧板46bが回動リンクL2 ,L3 により前後の側
板45bを外部から覆うように回動され、側部加圧板4
6bで側板45bを挟圧することにより側板45bが外
方に膨らんだり、変形するのを防止している。
後の側板45bを加圧保持するのは、前記側部加圧板4
6aに取り付けられた第2流体圧シリンダS2 と、これ
を駆動源として作動するリンク機構Lにより行なわれ
る。このリンク機構Lは、側部加圧板46bに取り付け
られた拘束連鎖部分L1 と、流体圧シリンダS2 により
駆動される一対の回動リンクL2 ,L3 とからなり、流
体圧シリンダS2 が作動すると、拘束連鎖部分L1 の側
部加圧板46bが回動リンクL2 ,L3 により前後の側
板45bを外部から覆うように回動され、側部加圧板4
6bで側板45bを挟圧することにより側板45bが外
方に膨らんだり、変形するのを防止している。
【0043】この結果、容器本体41自体に、極めて高
い耐圧強度を持たせる必要はなく、比較的薄肉のもので
あっても、耐圧強度が極めて向上し、容器本体41内の
材料Wを上下から加圧しても、容器本体41が変形する
ことなく、強力な突き固めにも耐えることができる。
い耐圧強度を持たせる必要はなく、比較的薄肉のもので
あっても、耐圧強度が極めて向上し、容器本体41内の
材料Wを上下から加圧しても、容器本体41が変形する
ことなく、強力な突き固めにも耐えることができる。
【0044】ただし、台車40が、外部枠体10bの外
部に搬出されたとき、台車40内の突き固められた材料
Wを容易に取り出すことができるように、容器本体41
の側板45a,45bを底板にヒンジ連結し、容易に開
くように構成しても良い。
部に搬出されたとき、台車40内の突き固められた材料
Wを容易に取り出すことができるように、容器本体41
の側板45a,45bを底板にヒンジ連結し、容易に開
くように構成しても良い。
【0045】前記主枠体10aと外部枠体10bのみで
は、枠体10の振動が直接地面等の位置固定体Eに伝達
される虞れが有るので、本実施の形態では、枠体10の
振動を吸収する機能を有する制振部50が設けられてい
る。
は、枠体10の振動が直接地面等の位置固定体Eに伝達
される虞れが有るので、本実施の形態では、枠体10の
振動を吸収する機能を有する制振部50が設けられてい
る。
【0046】この制振部50は、外部枠体10bの振動
を吸収するように外部枠体10bを弾性的に支持する周
囲複数か所の第2弾性部材51と、当該外部枠体10b
の下部外周を覆うバルクヘッド部材52と、前記位置固
定体Eに形成された凹所内に水が張られた水槽部53
と、当該水槽部53の底部53aに設けられ、前記バル
クヘッド部材52を弾性的に支持する第3弾性部材54
とを有しているが、ここにおいても、前述した案内手段
Gが、外部枠体10bとバルクヘッド部材52との間に
も設けられている。
を吸収するように外部枠体10bを弾性的に支持する周
囲複数か所の第2弾性部材51と、当該外部枠体10b
の下部外周を覆うバルクヘッド部材52と、前記位置固
定体Eに形成された凹所内に水が張られた水槽部53
と、当該水槽部53の底部53aに設けられ、前記バル
クヘッド部材52を弾性的に支持する第3弾性部材54
とを有しているが、ここにおいても、前述した案内手段
Gが、外部枠体10bとバルクヘッド部材52との間に
も設けられている。
【0047】第2弾性部材51は、外部枠体10bの外
側面17とバルクヘッド部材52の内側面55から4か
所水平に突出された突出片56,56間に介装された、
ばね57あるいはゴム等から構成され、外部枠体10b
の振動等がバルクヘッド部材52に伝達しないように、
外部枠体10bをバルクヘッド部材52内で吊持してい
る。
側面17とバルクヘッド部材52の内側面55から4か
所水平に突出された突出片56,56間に介装された、
ばね57あるいはゴム等から構成され、外部枠体10b
の振動等がバルクヘッド部材52に伝達しないように、
外部枠体10bをバルクヘッド部材52内で吊持してい
る。
【0048】ここに、バルクヘッド部材52とは、ゴム
等の弾性部材52aを鉄板52bによりサンドイッチに
した、いわゆる制振鋼板である。
等の弾性部材52aを鉄板52bによりサンドイッチに
した、いわゆる制振鋼板である。
【0049】このように構成した結果、第2弾性部材5
1と、バルクヘッド部材52自体と、第3弾性部材54
とにより振動は吸収されることになる。
1と、バルクヘッド部材52自体と、第3弾性部材54
とにより振動は吸収されることになる。
【0050】また、一般に、前述したようなばねやゴム
等を用いた振動吸収手段では、細かな振動は除去できな
いが、本実施の形態では、この微細な振動を除去するた
めに水槽部53が設けられている。この水槽部53に張
られた水は、大きな振動に対してはあまり効果はない
が、微細な振動に対しては顕著な吸振効果を発揮し、外
部枠体10bからの細かな振動が地面等に伝達されるの
を防止することになる。この結果、総じて吸振機能は極
めて高いものとなり、静かな突き固め運転が可能とな
る。
等を用いた振動吸収手段では、細かな振動は除去できな
いが、本実施の形態では、この微細な振動を除去するた
めに水槽部53が設けられている。この水槽部53に張
られた水は、大きな振動に対してはあまり効果はない
が、微細な振動に対しては顕著な吸振効果を発揮し、外
部枠体10bからの細かな振動が地面等に伝達されるの
を防止することになる。この結果、総じて吸振機能は極
めて高いものとなり、静かな突き固め運転が可能とな
る。
【0051】次に、前記実施の形態の作用を説明する。
【0052】突き固め材料Wが投入された台車40を主
枠体10a内に搬入し、下部振動加圧手段20bの下部
加圧板31b上にセットする。
枠体10a内に搬入し、下部振動加圧手段20bの下部
加圧板31b上にセットする。
【0053】そして、上部振動加圧手段20aの上部振
動装置22aと上部加圧手段23aを駆動し、上部加圧
板21aを振動させつつ下降させるが、この場合、両振
動加圧手段20a,20bをほとんど同時に駆動しても
よいが、台車40内に投入された突き固め材料Wが、比
較的柔らかなものであれば、ある程度突き固められるま
で、上部振動加圧手段20aのみを作動させるようにし
てもよい。
動装置22aと上部加圧手段23aを駆動し、上部加圧
板21aを振動させつつ下降させるが、この場合、両振
動加圧手段20a,20bをほとんど同時に駆動しても
よいが、台車40内に投入された突き固め材料Wが、比
較的柔らかなものであれば、ある程度突き固められるま
で、上部振動加圧手段20aのみを作動させるようにし
てもよい。
【0054】また、図示するように、上部加圧手段23
aのストロークを下部加圧手段23bのストロークより
長くし、上部加圧板21aが所定ストローク下降した後
に下部振動加圧手段20bが作動を開始するようにして
もよい。
aのストロークを下部加圧手段23bのストロークより
長くし、上部加圧板21aが所定ストローク下降した後
に下部振動加圧手段20bが作動を開始するようにして
もよい。
【0055】ただし、いずれにしても、後述するように
効率良く突き固めるために、最終突き固めは両振動加圧
手段20a,20b同時に行なう。
効率良く突き固めるために、最終突き固めは両振動加圧
手段20a,20b同時に行なう。
【0056】この振動加圧の開始と同時に側部加圧板4
6a,46bがシリンダSの作用により容器本体41の
側板45a,45bを外側より加圧し保持する。
6a,46bがシリンダSの作用により容器本体41の
側板45a,45bを外側より加圧し保持する。
【0057】これにより振動加圧によって容器本体41
の側板45a,45bに加わる力を側部加圧板46a,
46bが支持することになるので、側板45a,45b
は比較的薄肉であっても、耐圧強度が極めて向上し、容
器本体41が変形することはなく、台車40自体も軽量
化できる。
の側板45a,45bに加わる力を側部加圧板46a,
46bが支持することになるので、側板45a,45b
は比較的薄肉であっても、耐圧強度が極めて向上し、容
器本体41が変形することはなく、台車40自体も軽量
化できる。
【0058】振動加圧が開始される当初は、超高周波振
動が突き固め材料Wに加わり、材料W内の微粒子が微粒
子相互の隙間に入り込み、容器本体41内の材料Wは、
驚くほどのスピードで体積が低減する。
動が突き固め材料Wに加わり、材料W内の微粒子が微粒
子相互の隙間に入り込み、容器本体41内の材料Wは、
驚くほどのスピードで体積が低減する。
【0059】そして、暫くすると上部振動加圧手段20
aと下部振動加圧手段20bの両加圧板21a,21b
の振動加圧が材料Wに伝わる。なお、振動加圧時に突き
固め材料Wからの反力等によるショックや振動は、シャ
フト30aの振動吸収部材31aにより吸収される。
aと下部振動加圧手段20bの両加圧板21a,21b
の振動加圧が材料Wに伝わる。なお、振動加圧時に突き
固め材料Wからの反力等によるショックや振動は、シャ
フト30aの振動吸収部材31aにより吸収される。
【0060】ここにおいて、例えば、容器本体41内に
材料Wをキッチリと充填した状態で、上部加圧板21a
のみによって材料Wに振動加圧が加えられる場合につい
て考察すれば、上方からの断続的に加えられる力は、図
6(a)に実線で示すように、下方に向かって末広がり
に材料Wに伝達され、容器本体41の下部で横向きとな
り、隅まで伝わり、図中破線A,Aで囲まれる範囲内の
材料Wを突き固めることになることが判明した。
材料Wをキッチリと充填した状態で、上部加圧板21a
のみによって材料Wに振動加圧が加えられる場合につい
て考察すれば、上方からの断続的に加えられる力は、図
6(a)に実線で示すように、下方に向かって末広がり
に材料Wに伝達され、容器本体41の下部で横向きとな
り、隅まで伝わり、図中破線A,Aで囲まれる範囲内の
材料Wを突き固めることになることが判明した。
【0061】したがって、上下いずれか一方のみの加圧
板により材料Wに振動加圧を加えたとしても、当該加圧
板が当たる部分の隅部の材料Wの突き固めは比較的弱い
ものとなる。
板により材料Wに振動加圧を加えたとしても、当該加圧
板が当たる部分の隅部の材料Wの突き固めは比較的弱い
ものとなる。
【0062】また、本発明者は、図6(a)に示すもの
を水平置きにして材料Wに振動加圧を加える実験も行な
った。この実験によれば、容器本体41の前方下部のみ
が固く突き固められることが判明した。つまり、容器本
体41内に材料Wをキッチリと充填した状態で、材料W
に振動加圧を加えると、縦置きにして一方から力を加え
ても、水平置きにして材料Wに両側から振動加圧を加え
ても、容器内の材料Wは突き固めが不十分なものとなる
ことを意味することになる。
を水平置きにして材料Wに振動加圧を加える実験も行な
った。この実験によれば、容器本体41の前方下部のみ
が固く突き固められることが判明した。つまり、容器本
体41内に材料Wをキッチリと充填した状態で、材料W
に振動加圧を加えると、縦置きにして一方から力を加え
ても、水平置きにして材料Wに両側から振動加圧を加え
ても、容器内の材料Wは突き固めが不十分なものとなる
ことを意味することになる。
【0063】このため、本発明では、縦置きで上下方向
から突き固めを行なうこととし、これによりより容器内
全体にわたり強固な突き固めができるようにしている。
から突き固めを行なうこととし、これによりより容器内
全体にわたり強固な突き固めができるようにしている。
【0064】つまり、上部加圧板21aと下部加圧板2
1bによって材料Wに振動加圧を加えると、図6(b)
に示すように、上方からの力(図中破線で示す)は、下
方に向かって末広がりに材料Wに伝達され、容器本体4
1の下部で横向きとなり、隅まで伝わり、破線A,Aで
囲まれる範囲内の材料Wを突き固めることになり、また
下部加圧板21bによって材料Wに加えられる下方から
の力(図中一点鎖線で示す)は、上方に向かって末広が
りに材料Wに加えられ、容器本体41の上部で横向きと
なり、容器本体41の隅まで伝わり、図中一点鎖線B,
Bで示す範囲の材料Wを突き固める。
1bによって材料Wに振動加圧を加えると、図6(b)
に示すように、上方からの力(図中破線で示す)は、下
方に向かって末広がりに材料Wに伝達され、容器本体4
1の下部で横向きとなり、隅まで伝わり、破線A,Aで
囲まれる範囲内の材料Wを突き固めることになり、また
下部加圧板21bによって材料Wに加えられる下方から
の力(図中一点鎖線で示す)は、上方に向かって末広が
りに材料Wに加えられ、容器本体41の上部で横向きと
なり、容器本体41の隅まで伝わり、図中一点鎖線B,
Bで示す範囲の材料Wを突き固める。
【0065】この場合、最終突き固め段階となると、両
加圧板21a,21bの移動スピードが低減してくる
が、この段階でさらに振動しつつ加圧すると、投入した
水分により粒子全体を圧縮固化され、容器本体41内の
材料Wは、隅から隅まで十分に突き固められ、全体にわ
たりほぼ均一な強度となる。
加圧板21a,21bの移動スピードが低減してくる
が、この段階でさらに振動しつつ加圧すると、投入した
水分により粒子全体を圧縮固化され、容器本体41内の
材料Wは、隅から隅まで十分に突き固められ、全体にわ
たりほぼ均一な強度となる。
【0066】このようにして突き固められた材料Wは、
台車40と共に外部に搬出され、台車40から取り出さ
れる。
台車40と共に外部に搬出され、台車40から取り出さ
れる。
【0067】次に、前記振動加圧手段20a,20bに
より発生した振動は、フレーム24a,24b及びガイ
ドローラGを介して主枠体10aに伝達されるが、この
主枠体10aの振動は、クッション性及び反発力がとも
に優れた第1弾性部材11により吸収される。
より発生した振動は、フレーム24a,24b及びガイ
ドローラGを介して主枠体10aに伝達されるが、この
主枠体10aの振動は、クッション性及び反発力がとも
に優れた第1弾性部材11により吸収される。
【0068】ただし、容器(台車)40の振動が、側部
加圧板46a,46b及びシリンダ47を介して外部枠
体10bに直接伝達される虞れがあるが、この外部枠体
10bの振動は、第2弾性部材51により吸収される。
加圧板46a,46b及びシリンダ47を介して外部枠
体10bに直接伝達される虞れがあるが、この外部枠体
10bの振動は、第2弾性部材51により吸収される。
【0069】このようにして外部枠体10bの振動は、
かなり低減するが、さらに、本実施の形態では、外部枠
体10bを制振部50が支持しているので、ここでも振
動は大幅に低減する。
かなり低減するが、さらに、本実施の形態では、外部枠
体10bを制振部50が支持しているので、ここでも振
動は大幅に低減する。
【0070】そして、ある程度残った細かな振動は、バ
ルクヘッド部材52を介して外部に漏れるが、この細か
な振動は、水槽部53の水により吸収され、地面などの
位置固定体Eには殆ど伝わることはない。特に、細かな
振動は、弾性体等により吸収することは難しいが、水槽
部53の水は、これを極めて効率良く吸収し、外部の位
置固定体Eに漏れる虞れはほとんどない。
ルクヘッド部材52を介して外部に漏れるが、この細か
な振動は、水槽部53の水により吸収され、地面などの
位置固定体Eには殆ど伝わることはない。特に、細かな
振動は、弾性体等により吸収することは難しいが、水槽
部53の水は、これを極めて効率良く吸収し、外部の位
置固定体Eに漏れる虞れはほとんどない。
【0071】一方、振動加圧手段20a,20bにより
発生した騒音に関しては、騒音源である振動加圧手段2
0a,20b全体がほぼ密閉された主枠体10aと外部
枠体10bに封止されているので、外部に漏れる騒音量
は低減される。
発生した騒音に関しては、騒音源である振動加圧手段2
0a,20b全体がほぼ密閉された主枠体10aと外部
枠体10bに封止されているので、外部に漏れる騒音量
は低減される。
【0072】ただし、出入口43,44が開設されてい
るので、ここから、騒音が外部に漏れる可能性がある
が、必要であれば、この出入口43,44に開閉扉を設
けることもできる。
るので、ここから、騒音が外部に漏れる可能性がある
が、必要であれば、この出入口43,44に開閉扉を設
けることもできる。
【0073】上述したものは、本発明の好ましい実施の
形態であるが、本発明は、この実施の形態のみに限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲内で種々の変更が可
能である。例えば、前記実施の形態は、上部振動加圧手
段20aと下部振動加圧手段20bの加圧板21a,2
1bは、1枚のみであるが、場合によっては、図7に示
すように、上部加圧板21a,21bを複数枚使用して
も良い。
形態であるが、本発明は、この実施の形態のみに限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲内で種々の変更が可
能である。例えば、前記実施の形態は、上部振動加圧手
段20aと下部振動加圧手段20bの加圧板21a,2
1bは、1枚のみであるが、場合によっては、図7に示
すように、上部加圧板21a,21bを複数枚使用して
も良い。
【0074】ここに、図7は本発明の第2の実施の形態
に係る縦型突き固め装置全体の概略断面図であるが、前
記図1〜5に示す部材と共通する部材には同一符号を付
し、説明は省略する。
に係る縦型突き固め装置全体の概略断面図であるが、前
記図1〜5に示す部材と共通する部材には同一符号を付
し、説明は省略する。
【0075】この第2の実施の形態に係る縦型突き固め
装置では、上部加圧板21aが複数になるので、第1の
実施の形態の場合よりも突き固めがより完全に行なわ
れ、材料Wの固さの均一度がより高まり、突き固め後の
ワークの品質がより向上することになる。
装置では、上部加圧板21aが複数になるので、第1の
実施の形態の場合よりも突き固めがより完全に行なわ
れ、材料Wの固さの均一度がより高まり、突き固め後の
ワークの品質がより向上することになる。
【0076】例えば、突き固め後のワークを道路を敷設
する材料として使用する場合には、より強力に突き固め
られたものが使用できるので、良好なワークとなる。
する材料として使用する場合には、より強力に突き固め
られたものが使用できるので、良好なワークとなる。
【0077】しかも、このように多数の上部加圧板21
aを使用すれば、一度に突き固める量も多量な材料を処
理することができるので、処理能力も増大し、迅速に処
理できる。
aを使用すれば、一度に突き固める量も多量な材料を処
理することができるので、処理能力も増大し、迅速に処
理できる。
【0078】
【実施例】突き固め材料Wとして、セメントと、廃材
(新聞紙、PET、ガラス繊維、ウェス、ガラス、木材
チップ、ノロ等の内1又は複数)と、水を、容積比率で
1:3:1となるようにして容器内に投入し、ミキサー
で混ぜ合わせた。
(新聞紙、PET、ガラス繊維、ウェス、ガラス、木材
チップ、ノロ等の内1又は複数)と、水を、容積比率で
1:3:1となるようにして容器内に投入し、ミキサー
で混ぜ合わせた。
【0079】ここにおいて、水分の比率は、20%程度
であり、通常のもの(40%程度)の比率より大幅に少
ないものである。
であり、通常のもの(40%程度)の比率より大幅に少
ないものである。
【0080】容器の容積は、360mm×360mm×
360mmのものを使用した。加圧手段による加圧力
は、40t/cm2 とし、両振動手段の振幅を0.5〜
1.5mmとし、周波数が40〜50Hzで、数秒間振
動加圧を行なった結果、容器内でのワークの容積は、3
60mm×360mm×40mmとなった。水分が、外
部に漏れることはなかった。これは、セメントと廃材を
構成する粒子間結合材として水が使用し尽くされ、粒子
全体を圧縮固化することができたものと思われる。
360mmのものを使用した。加圧手段による加圧力
は、40t/cm2 とし、両振動手段の振幅を0.5〜
1.5mmとし、周波数が40〜50Hzで、数秒間振
動加圧を行なった結果、容器内でのワークの容積は、3
60mm×360mm×40mmとなった。水分が、外
部に漏れることはなかった。これは、セメントと廃材を
構成する粒子間結合材として水が使用し尽くされ、粒子
全体を圧縮固化することができたものと思われる。
【0081】そして、このワークは、乾燥することなく
直ちに道路用敷設板として使用することができる程度の
全体が均一な固さとなった。
直ちに道路用敷設板として使用することができる程度の
全体が均一な固さとなった。
【0082】水中にワークを沈め、数日間放置したが変
化は認められなかった。
化は認められなかった。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、下記の効
果を奏する。
果を奏する。
【0084】(1)容器内に投入された突き固め材料を
上下から振動を加えつつ加圧するので、突き固め材料
は、少量の水分でも、容器内全体にわたり均一な固さで
迅速に突き固められる。
上下から振動を加えつつ加圧するので、突き固め材料
は、少量の水分でも、容器内全体にわたり均一な固さで
迅速に突き固められる。
【0085】また、両振動加圧手段を密閉の枠体内に収
容しているので、騒音が外部に漏れる量が低減し、さら
に上下両加圧手段を利用して枠体に沿って昇降するの
で、駆動源の共用化を図ることができコスト的に有利と
なる。
容しているので、騒音が外部に漏れる量が低減し、さら
に上下両加圧手段を利用して枠体に沿って昇降するの
で、駆動源の共用化を図ることができコスト的に有利と
なる。
【0086】(2)容器の側壁を側部加圧板により保持
するので、容器の耐圧強度が極めて向上し、強力に突き
固めができ、台車自体も軽量化できる。
するので、容器の耐圧強度が極めて向上し、強力に突き
固めができ、台車自体も軽量化できる。
【0087】(3)ほぼ密閉の主枠体とほぼ密閉の外部
枠体とを第1弾性部材を介して保持し、前記外部枠体を
地面等に制振部を介して保持するようにしたので、突き
固めた時に発生する騒音の漏れが少なく、静かに突き固
め作業ができ、防振性能の高いものとなる。
枠体とを第1弾性部材を介して保持し、前記外部枠体を
地面等に制振部を介して保持するようにしたので、突き
固めた時に発生する騒音の漏れが少なく、静かに突き固
め作業ができ、防振性能の高いものとなる。
【0088】(4)外部枠体を弾性的に支持しかつ下部
をバルクヘッド部材で覆い、水槽部に漬けたので、大き
な振動のみでなく細かな振動まで吸収し、吸振機能はさ
らに高まり、総じて静かな運転が可能となる。
をバルクヘッド部材で覆い、水槽部に漬けたので、大き
な振動のみでなく細かな振動まで吸収し、吸振機能はさ
らに高まり、総じて静かな運転が可能となる。
【0089】(5)極めて微細な振動により突き固めを
行なうので、材料内の微粒子が微粒子相互の隙間に入り
込み、極めて短時間の内に円滑な突き固めができる。
行なうので、材料内の微粒子が微粒子相互の隙間に入り
込み、極めて短時間の内に円滑な突き固めができる。
【0090】(6)突き固め材料に加える水の量を極め
て少なくしても、振動と加圧により相当強力な突き固め
が可能となる。
て少なくしても、振動と加圧により相当強力な突き固め
が可能となる。
【図1】 本発明の一実施の形態の装置全体を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿う概略断面図である。
【図3】 図1の概略水平断面図である。
【図4】 振動手段の一例を示す概略断面図である。
【図5】 容器の側板を加圧する側部加圧板を示す概略
説明図である。
説明図である。
【図6】 振動加圧中の力の伝達状態を示す説明図であ
る。
る。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の概略断面図であ
る。
る。
10…枠体、 10a…主枠体、 10b…外部枠体、 11…第1弾性部材、 20a…上部振動加圧手段、 20b…下部振動加圧手段、 21a…上部加圧板、 21b…下部加圧板、 22a…上部振動装置、 22b…下部振動装置、 23a…上部加圧手段 23b…下部加圧手段、 40…容器(台車)、 45a,45b…側板、 46a,46b…側部加圧板 50…制振部、 51…第2弾性部材、 52…バルクヘッド部材、 53…水槽部 54…第3弾性部材 E…位置固定体、 W…突き固め材料。
Claims (6)
- 【請求項1】 上部開放の容器(40)内に投入された突き
固め材料(W)に振動を加えつつ加圧するようにした突き
固め装置において、前記容器(40)内の前記突き固め材料
(W)を直接加圧する上部加圧板(21a)、当該上部加圧板
(21a)に上下振動を加える上部振動装置(22a)及び前記
上部加圧板(21a)に加圧力を付与する上部加圧手段(23
a)を有する上部振動加圧手段(20a)と、前記容器(40)
を支持するととも当該容器(40)を上方に向かって押し上
げる下部加圧板(21b)、当該下部加圧板(21b)に上下振
動を加える下部振動装置(22b)及び前記下部加圧板(21
b)に加圧力を付与する下部加圧手段(20b)を有する下
部振動加圧手段(20b)とを有し、これら両振動加圧手段
(20a,20b)をほぼ密閉の枠体(10)内に収容するとともに
前記上下両加圧手段(23a,23b)により当該枠体(10)に沿
って昇降するようにしたことを特徴とする縦型突き固め
装置。 - 【請求項2】 前記容器(40)は、対向する側板(45a,45
b)を外周より加圧する側部加圧板(46a,46b)により保
持されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
縦型突き固め装置。 - 【請求項3】 前記枠体(10)は、前記両振動加圧手段(2
0a,20b)が内部で昇降するほぼ密閉の主枠体(10a)と、
この主枠体(10a)を外部から覆うように設けられたほぼ
密閉の外部枠体(10b)とを有し、前記主枠体(10a)は外
部枠体(10b)に対し第1弾性部材(11)を介して保持さ
れ、前記外部枠体(10b)は地面等の位置固定体(E)に対
し、振動吸収機能を有する制振部(50)を介して保持され
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の縦型突
き固め装置。 - 【請求項4】 前記制振部(50)は、前記外部枠体(10b)
を弾性的に支持する第2弾性部材(51)と、当該外部枠体
(10b)の下部外周を覆うバルクヘッド部材(52)と、前記
位置固定体(E)に形成された凹所内に水が張られた水槽
部(53)と、当該水槽部(53)の底部に設けられ、前記バル
クヘッド部材(52)を弾性的に支持する第3弾性部材(54)
とを有することを特徴とする請求項3に記載の縦型突き
固め装置。 - 【請求項5】 前記振動装置(22a,22b)は、周波数が2
0〜60Hz、より好ましくは40〜50Hzで、振幅
が0.01〜5mm、より好ましくは0.5〜1.5m
mという超高周波振動を突き固め材料(W)に加えるよう
にしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
の縦型突き固め装置。 - 【請求項6】 前記突き固め材料(W)は、セメントと、
廃材と、水とからなり、これらが容積比率で1:3:1
となるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の縦型突き固め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19159097A JPH1136278A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 縦型突き固め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19159097A JPH1136278A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 縦型突き固め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1136278A true JPH1136278A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16277180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19159097A Pending JPH1136278A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 縦型突き固め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1136278A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020527494A (ja) * | 2017-07-13 | 2020-09-10 | イメルテク | 圧密化物質を得るための方法及びそれによって得られる圧密化物質 |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP19159097A patent/JPH1136278A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020527494A (ja) * | 2017-07-13 | 2020-09-10 | イメルテク | 圧密化物質を得るための方法及びそれによって得られる圧密化物質 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020709 |