JPH11353217A - データ通信システムのデータ処理方法および装置 - Google Patents

データ通信システムのデータ処理方法および装置

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JPH11353217A
JPH11353217A JP10162662A JP16266298A JPH11353217A JP H11353217 A JPH11353217 A JP H11353217A JP 10162662 A JP10162662 A JP 10162662A JP 16266298 A JP16266298 A JP 16266298A JP H11353217 A JPH11353217 A JP H11353217A
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data file
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JP10162662A
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English (en)
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Masahiko Miyashita
真彦 宮下
Takao Yamada
崇雄 山田
Kazuo Kamei
数雄 亀井
Sanpei Asai
三平 浅井
Makoto Takanashi
真琴 高梨
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/361Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems
    • G10H1/365Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems the accompaniment information being stored on a host computer and transmitted to a reproducing terminal by means of a network, e.g. public telephone lines
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2240/00Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
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    • G10H2240/171Transmission of musical instrument data, control or status information; Transmission, remote access or control of music data for electrophonic musical instruments
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線を介してデータファイルが配信され
てくるデータ通信システムにおいて、データファイルの
更新を確実に行うことが出来るデータ処理方法および装
置を提供する。 【解決手段】通信カラオケ機の非稼働時にディスクチェ
ンジャBのデータファイルが配信されてきたときに、こ
のデータファイルをHDD6に保存し、ディスクチェン
ジャBの電源がオンされると、CPU10がこのディス
クチェンジャBのメモリ10Aに記録されている既存のデ
ータファイルのバージョンとHDD6に保存されたデー
タファイルのバージョンとを比較して、メモリ10Aの
データファイルのバージョンが古い場合には、このメモ
リ10AのデータファイルをHDD6のデータファイル
によって書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信回線を介し
てアプリケーションソフト等のデータファイルの配信が
行われるデータ通信システムにおいて、配信された通信
データを処理するための方法および装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、マルチメディア
の発達により、電話回線などの通信回線を利用してデー
タファイルの配信が行われる種々のデータ通信システム
が開発されてきている。このようなデータ通信システム
には、例えば、近年急速に普及してきた通信カラオケ機
がある。
【0003】この通信カラオケ機は、演奏に必要な楽曲
データや背景映像データ等の各種データを電話回線を介
して外部のカラオケ配信センタのホストコンピュータか
らダウンロードするようになっているものであり、この
ようなデータ通信システムの採用によってどんなリクエ
ストに対してもカラオケ配信センタに蓄積された膨大な
楽曲データによって対処することが出来、さらに、日々
増加する新譜に対しても、すぐに対応することが出来る
という特徴を備えている。
【0004】このような通信カラオケ機においては、カ
ラオケ配信センタから配信された楽曲データはカラオケ
機に内蔵されたハードディスクドライブに保存されると
ともに、配信センタにおいて作製されるCD−ROMに
収録されて保存される。
【0005】このCD−ROMは、ハードディスクドラ
イブに蓄積される楽曲データの量がカラオケ配信センタ
によって管理されていて、楽曲データの蓄積によってハ
ードディスクドライブの記憶領域が一杯になる前にその
楽曲データを収めて作製されるものであり、通信カラオ
ケ機に接続されるディスクチェンジャに背景映像データ
が記録されたDVDとともにストックされる。
【0006】このディスクチェンジャは、ストックして
いるCD−ROMおよびDVDの中から、リクエストに
応じてその楽曲データが記録されたCD−ROMや、リ
クエスト曲の演奏に合わせてモニタに表示する背景映像
を表示するための背景映像データが記録されたDVDを
任意にピックアップして、それぞれのデータの読み出し
を行うが、このようなディスクチェンジャの制御に必要
なアプリケーションソフトは、改良や新規機能追加のた
め随時更新され、そのバージョンアップ用のデータファ
イルがカラオケ配信センタから電話回線を介して配信さ
れてくるので、その都度、ディスクチェンジャが記憶し
ているアプリケーションソフトを最新のものに書き換え
る必要がある。
【0007】しかしながら、従来の通信カラオケ機で
は、ディスクチェンジャの電源がオフになっている間に
カラオケ配信センタからディスクチェンジャのバージョ
ンアップ用データファイルの配信があった場合には、そ
の配信されてきたデータファイルをダウンロードするこ
とが出来ない。
【0008】例えば、業務用の通信カラオケ機について
は、ディスクチェンジャは、営業時間以外はその電源が
オフになっているのが普通であり、また、カラオケ配信
センタからのバージョンアップ用データファイルの配信
は、カラオケ機の非稼働時間に行われるので、従来は、
その配信されるデータファイルをダウンロードするため
に、ディスクチェンジャの電源を常時オンにしておく必
要がある。
【0009】もし、最新のバージョンアップ用データフ
ァイルをダウンロード出来なかった場合には、通信カラ
オケ機を最新のアプリケーションソフトによって正常に
稼働させることが出来ず、サービスの低下によって営業
に支障が出る。
【0010】また、通信カラオケ機のディスクチェンジ
ャは、その交換が可能で、メンテナンスその他のために
交換される場合があるが、この場合に、交換された新し
いディスクチェンジャのアプリケーションソフトを最新
のものに書き換える必要があり、この書き換えが間に合
わない場合も、やはり、通信カラオケ機を最新のアプリ
ケーションソフトによって正常に稼働させることが出来
ず、サービスの低下によって営業に支障が出る。
【0011】上記のような通信回線を介して随時配信さ
れるバージョンアップ用アプリケーションソフトの更新
の問題は、他のデータ通信システム、例えば、バージョ
ンアップ用のコンピュータソフトやゲームソフト等のデ
ータファイルが随時配信されてくる各種コンピュータシ
ステムにおいても、同様に発生している。
【0012】この発明は、上記のような従来のデータ通
信システムにおけるデータファイルの更新の問題を解決
するためになされたものである。すなわち、この発明
は、通信回線を介してデータファイルが配信されてくる
データ通信システムにおいて、データファイルの更新を
確実に行うことが出来る通信データの処理方法および装
置を提供することを第1の目的とする。さらに、この発
明は、通信回線を介してデータファイルが配信されてく
るデータ通信システムにおいて、データファイルの更新
とともにデータファイルの配信側にデータ通信システム
の品質情報を確実に送信することが出来る通信データの
処理方法および装置を提供することを第2の目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、第1の発明によるデータ通信システムのデー
タ処理方法は、通信回線を介してデータファイルが配信
されるデータ通信システムにおいて、データ通信システ
ムの非稼働時にデータファイルが配信されてきたとき
に、この配信されてきたデータファイルを第1記憶手段
に保存し、データ通信システムの稼働時に第2記憶手段
がオンされると、この第2記憶手段に記録されている既
存のデータファイルのバージョンと前記第1記憶手段に
保存されている配信されてきたデータファイルのバージ
ョンとを比較し、前記第2記憶手段に記録されているデ
ータファイルのバージョンが前記第1記憶手段に保存さ
れているデータファイルのバージョンよりも古いとき
に、第2記憶手段に記録されているデータファイルを第
1記憶手段に保存されているデータファイルによって書
き換えることを特徴としている。
【0014】この第1の発明によるデータ通信システム
のデータ処理方法は、例えば通信カラオケ機やマルチメ
ディア機能を備えたコンピュータシステム等のように、
アプリケーションソフトのバージョンアップ用のデータ
ファイルが通信回線を介して配信されてくるデータ通信
システムにおいて、このデータ通信システムの非稼働時
にその電源がオフされる構成部分のアプリケーションソ
フトのデータファイルが配信されてきたときには、デー
タ通信システムの非稼働時においてもその電源がオンま
たはスタンバイモードにある構成部分に備えられた第1
記憶手段に、配信されてきたデータファイルをダウンロ
ードして一旦保存しておく。
【0015】そして、非稼働時に電源がオフされていた
構成部分の電源がオンされて、この構成部分に備えられ
た第2記憶手段の電源がオンされると、この第2記憶手
段に記録されている既存のデータファイルのバージョン
と第2記憶手段のオフ時に配信されてきて第1記憶手段
に保存されたデータファイルのバージョンとの比較を行
う。このとき、第2記憶手段に記録されているデータフ
ァイルのバージョンが第1記憶手段に保存されているデ
ータファイルのバージョンよりも古いときには、第2記
憶手段に記録されているデータファイルを第1記憶手段
に保存されているデータファイルによって書き換えて、
その更新を行う。
【0016】以上のように、上記第1の発明によれば、
データファイルの配信が、通常、データ通信システムの
非稼働時に行われる場合であっても、配信されてきたデ
ータファイルをデータ通信システムの非稼働時にもオン
またはスタンバイしている構成部分にダウンロードして
一旦保存をしておき、データ通信システムの稼働時に、
既存のデータファイルを配信されてきた最新のバージョ
ンのデータファイルに書き換えるので、データファイル
の更新のためにデータ通信システム全体をその非稼働時
にも常にオンまたはスタンバイさせておく必要がない。
そして、データファイルの更新を確実に行うことが出
来、常に最新のバージョンのアプリケーションソフトに
よって、データ通信システムを稼働させることができ
る。
【0017】前記第1の目的を達成するために、第2の
発明によるデータ通信システムのデータ処理方法は、上
記第1の発明の構成に加えて、第2記憶手段のデータフ
ァイルの書き換え後も、第1記憶手段のデータファイル
を削除しないことを特徴としている。
【0018】この第2の発明によるデータ通信システム
のデータ処理方法は、第2記憶手段のデータファイルが
第1記憶手段に保存された最新バージョンのデータファ
イルによって書き換えられた後も、第1記憶手段のデー
タファイルをバックアップファイルとして第1記憶手段
に保存する。
【0019】これによって、例えばこの第1記憶手段に
保存されているデータファイルによって動作される構成
部分が交換されるような場合であっても、第1の発明の
場合と同様の手順によって、新しく接続された構成部分
の電源がオンされると同時に、その構成部分に備えられ
た第2記憶手段のデータファイルが第1記憶手段にバッ
クアップされたデータファイルによって書き換えられて
更新されるので、改めてデータファイルのダウンロード
を行うこと必要が無く、常に最新バージョンのアプリケ
ーションソフトによって動作させることができる。
【0020】前記第2の目的を達成するために、第3の
発明によるデータ通信システムのデータ処理方法は、前
記第1の発明の構成に加えて、データ通信システムの非
稼働時にオフされる第3記憶手段にデータ通信システム
の稼働時の品質情報を記録し、この第3記憶手段に記録
された品質情報を第3記憶手段がオフされる前に第4記
憶手段に保存し、前記データファイルの配信があったと
きに、第4記憶手段に保存された品質情報を通信回線を
介してデータファイルの配信側に転送することを特徴と
している。
【0021】この第3の発明によるデータ通信システム
のデータ処理方法は、データ通信システムの非稼働時に
その電源がオフされる構成部分の品質情報、例えばこの
構成部分の稼働時に発生する動作エラー等に関する情報
をデータファイルの配信側に送ってメンテナンスの資料
にする場合等に、このデータ通信システムの稼働時に、
データ通信システムの非稼働時にはその電源がオフされ
る構成部分の品質情報を第3記憶手段に記録しておい
て、この構成部分の電源がオフされる前に、この第3記
憶手段に記録された品質情報をデータ通信システムの非
稼働時においてもオンまたはスタンバイの状態にある第
4記憶手段に移して保存する。
【0022】そして、データ通信システムの非稼働時に
データファイルの配信があったときに、このデータファ
イルのダウンロードと同時に、このデータファイルの配
信によって接続されている通信回線を介して第4記憶手
段に保存されている品質情報をデータファイルの配信側
に転送する。
【0023】以上のように、上記第3の発明によれば、
データ通信システムの非稼働時にはその電源がオフされ
る構成部分の品質情報を、データファイルの配信時に接
続される通信回線を介してデータファイルの配信側に確
実に送信することが出来、この送信される品質情報に基
づいて、データ通信システムのメンテナンスを早期に実
施することができる。
【0024】前記第1の目的を達成するために、第4の
発明によるデータ通信システムのデータ処理方法は、前
記第1の発明の構成に加えて、前記データ通信システム
が、前記第1記憶手段を有するコントローラと前記第2
記憶手段を有するディスクチェンジャとを備えた通信カ
ラオケ機であり、ディスクチェンジャの電源がオフの状
態においてディスクチェンジャ用のデータファイルが通
信回線を介して配信されてきたときに、この配信されて
きたデータファイルをコントローラの第1記憶手段に保
存しておくことを特徴としている。
【0025】この第4の発明によるデータ通信システム
のデータ処理方法は、楽曲データとともに、楽曲データ
が記録されたCD−ROMと背景映像データが記録され
たDVDをストックするディスクチェンジャを動作させ
るためのアプリケーションソフトのデータファイルが通
信回線を介して配信されてくる通信カラオケ機におい
て、通信カラオケ機の非稼働時に、電源がオフになって
いるディスクチェンジャのアプリケーションソフトのデ
ータファイルが配信されてきたときには、非稼働時にお
いてもその電源がオンまたはスタンバイモードにあるコ
ントローラに備えられた第1記憶手段に、配信されてき
たディスクチェンジャ用のデータファイルをダウンロー
ドして一旦保存しておく。
【0026】そして、通信カラオケ機の稼働時にディス
クチェンジャの電源がオンされると、このディスクチェ
ンジャに備えられた第2記憶手段に記録されている既存
のデータファイルのバージョンと第2記憶手段のオフ時
に配信されてきて第1記憶手段に保存されたデータファ
イルのバージョンとの比較を行う。このとき、第2記憶
手段に記録されているデータファイルのバージョンが第
1記憶手段に保存されているデータファイルのバージョ
ンよりも古いときには、第2記憶手段に記録されている
データファイルを第1記憶手段に保存されているデータ
ファイルによって書き換えて、その更新を行う。
【0027】以上のように、上記第4の発明によれば、
データファイルの配信が通常その非稼働時に行われる通
信カラオケ機についても、配信されてきたデータファイ
ルを非稼働時にもオンまたはスタンバイしているコント
ローラにダウンロードして一旦保存をしておき、通信カ
ラオケ機の稼働時に、ディスクチェンジャの古いデータ
ファイルを配信されてきた最新のバージョンのデータフ
ァイルに書き換えるので、データファイルの更新のため
にディスクチェンジャを通信カラオケ機の非稼働時にも
常にオンまたはスタンバイさせておく必要がない。そし
て、データファイルの更新を確実に行うことが出来、常
に最新のバージョンのアプリケーションソフトによっ
て、ディスクチェンジャを稼働させることができる。
【0028】上記第1の目的を達成するために、第5の
発明によるデータ通信システムのデータ処理装置は、通
信回線を介してデータファイルが配信されるデータ通信
システムにおいて、データ通信システムの非稼働時に配
信されてきたデータファイルを保存する第1記憶手段
と、データ通信システムの非稼働時にオフされる第2記
憶手段と、この第2記憶手段がオンされたときに第2記
憶手段に記録されているデータファイルのバージョンと
前記第1記憶手段に保存されたデータファイルのバージ
ョンとを比較する比較手段と、この比較手段による比較
によって前記2記憶手段に記録されているデータファイ
ルのバージョンが前記第1記憶手段に保存されているデ
ータファイルのバージョンよりも古いときに第2記憶手
段に記録されているデータファイルを第1記憶手段に保
存されているデータファイルによって書き換える制御手
段とを備えていることを特徴としている。
【0029】この第5の発明によるデータ通信システム
のデータ処理装置は、例えば通信カラオケ機やマルチメ
ディア機能を備えたコンピュータシステム等のように、
アプリケーションソフトのバージョンアップ用のデータ
ファイルが通信回線を介して配信されてくるデータ通信
システムにおいて、このデータ通信システムの非稼働時
にその電源がオフされる構成部分のアプリケーションソ
フトのデータファイルが配信されてきたときには、デー
タ通信システムの非稼働時においてもその電源がオンま
たはスタンバイモードにある構成部分に備えられた第1
記憶手段に、配信されてきたデータファイルをダウンロ
ードして一旦保存しておく。
【0030】そして、非稼働時に電源がオフされていた
構成部分の電源がオンされて、この構成部分に備えられ
た第2記憶手段の電源がオンされると、この第2記憶手
段に記録されている既存のデータファイルのバージョン
と第2記憶手段のオフ時に配信されてきて第1記憶手段
に保存されたデータファイルのバージョンとを比較手段
によって比較する。
【0031】この比較手段による比較において、第2記
憶手段に記録されているデータファイルのバージョンが
第1記憶手段に保存されているデータファイルのバージ
ョンよりも古いときには、制御手段が、第2記憶手段に
記録されているデータファイルを第1記憶手段に保存さ
れているデータファイルによって書き換えて、その更新
を行う。
【0032】以上のように、上記第5の発明によれば、
データファイルの配信が、通常、データ通信システムの
非稼働時に行われる場合であっても、配信されてきたデ
ータファイルをデータ通信システムの非稼働時にもオン
またはスタンバイしている構成部分にダウンロードして
一旦保存をしておき、データ通信システムの稼働時に、
既存のデータファイルを配信されてきた最新のバージョ
ンのデータファイルに書き換えるので、データファイル
の更新のためにデータ通信システム全体をその非稼働時
にも常にオンまたはスタンバイさせておく必要がない。
そして、データファイルの更新を確実に行うことが出
来、常に最新のバージョンのアプリケーションソフトに
よって、データ通信システムを稼働させることができ
る。
【0033】前記第2の目的を達成するために、第6の
発明によるデータ通信システムのデータ処理装置は、前
記第5の発明の構成に加えて、データ通信システムの品
質情報を記録するとともにデータ通信システムの非稼働
時にはオフされる第3記憶手段と、第4記憶手段とをさ
らに備え、前記制御手段が、データ通信システムの稼働
中に第3記憶手段に記録された品質情報を第3記憶手段
がオフされる前に第4記憶手段に保存して、前記データ
ファイルの配信があったときに、第4記憶手段に保存さ
れた品質情報を通信回線を介してデータファイルの配信
側に転送することを特徴としている。
【0034】この第6の発明によるデータ通信システム
のデータ処理装置は、データ通信システムの非稼働時に
その電源がオフされる構成部分の品質情報、例えばこの
構成部分の稼働時に発生する動作エラー等に関する情報
をデータファイルの配信側に送ってメンテナンスの資料
にする場合等に、このデータ通信システムの稼働時に、
データ通信システムの非稼働時にはその電源がオフされ
る構成部分の品質情報を第3記憶手段に記録しておい
て、この構成部分の電源がオフされる前に、制御手段が
第3記憶手段に記録された品質情報をデータ通信システ
ムの非稼働時においてもオンまたはスタンバイの状態に
ある第4記憶手段に移して保存する。
【0035】そして、データ通信システムの非稼働時に
データファイルの配信があったときに、このデータファ
イルのダウンロードと同時に、このデータファイルの配
信によって接続されている通信回線を介して第4記憶手
段に保存されている品質情報をデータファイルの配信側
に転送する。
【0036】以上のように、上記第6の発明によれば、
データ通信システムの非稼働時にはその電源がオフされ
る構成部分の品質情報を、データファイルの配信時に接
続される通信回線を介してデータファイルの配信側に確
実に送信することが出来、この送信される品質情報に基
づいて、データ通信システムのメンテナンスを早期に実
施することができる。
【0037】前記第1の目的を達成するために、第7の
発明によるデータ通信システムのデータ処理装置は、前
記第5の発明の構成に加えて、前記データ通信システム
が、前記第1記憶手段を有するコントローラと前記第2
記憶手段を有するディスクチェンジャとを備えた通信カ
ラオケ機であり、前記制御手段が、ディスクチェンジャ
の電源がオフの状態においてディスクチェンジャ用のデ
ータファイルが通信回線を介して配信されてきたとき
に、この配信されてきたデータファイルをコントローラ
の第1記憶手段に保存することを特徴としている。
【0038】この第7の発明によるデータ通信システム
のデータ処理装置は、楽曲データとともに、楽曲データ
が記録されたCD−ROMと背景映像データが記録され
たDVDをストックするディスクチェンジャを動作させ
るためのアプリケーションソフトのデータファイルが通
信回線を介して配信されてくる通信カラオケ機におい
て、通信カラオケ機の非稼働時に、その電源がオフされ
るディスクチェンジャのアプリケーションソフトのデー
タファイルが配信されてきたときには、非稼働時におい
てもその電源がオンまたはスタンバイモードにあるコン
トローラに備えられた第1記憶手段に、配信されてきた
ディスクチェンジャ用のデータファイルをダウンロード
して一旦保存しておく。
【0039】そして、通信カラオケ機の稼働時にディス
クチェンジャの電源がオンされると、このディスクチェ
ンジャに備えられた第2記憶手段に記録されている既存
のデータファイルのバージョンと第2記憶手段のオフ時
に配信されてきて第1記憶手段に保存されたデータファ
イルのバージョンとを比較手段によって比較する。この
比較手段による比較によって、第2記憶手段に記録され
ているデータファイルのバージョンが第1記憶手段に保
存されているデータファイルのバージョンよりも古いと
きには、制御手段が、第2記憶手段に記録されているデ
ータファイルを第1記憶手段に保存されているデータフ
ァイルによって書き換えて、その更新を行う。
【0040】以上のように、上記第7の発明によれば、
データファイルの配信が通常その非稼働時に行われる通
信カラオケ機についても、配信されてきたデータファイ
ルを非稼働時にもオンまたはスタンバイしているコント
ローラにダウンロードして一旦保存をしておき、通信カ
ラオケ機の稼働時に、ディスクチェンジャの古いデータ
ファイルを配信されてきた最新のバージョンのデータフ
ァイルに書き換えるので、データファイルの更新のため
にディスクチェンジャを通信カラオケ機の非稼働時にも
常にオンまたはスタンバイさせておく必要がない。そし
て、データファイルの更新を確実に行うことが出来、常
に最新のバージョンのアプリケーションソフトによっ
て、ディスクチェンジャを稼働させることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好ましいと
思われる実施形態について、図面を参照しながら詳細に
説明を行なう。
【0042】なお、この発明は、通信回線を介してデー
タファイルの配信を行う種々のデータ通信システムに適
用が可能であるが、以下においては、この発明が通信カ
ラオケ機に適用された場合を例に挙げて説明を行うこと
とする。
【0043】図1は、この発明の実施態様における通信
カラオケ機の構成例を示すものである。この図1におい
て、通信カラオケ機は、コントローラAとディスクチェ
ンジャBの二つの部分から構成されており、コントロー
ラAは、CPU1,モデム2,RAM3,チェンジャ制御
部4,操作部5,HDD(ハードディスクドライブ)
6,採点比較部7,MIDI再生&背景オーバレイ部8
および電源制御部9を備えている。
【0044】また、ディスクチェンジャBは、CPU1
0,ピックアップ部(搬送部)11,ディスクストッカ
12,プレーヤ13,プレーヤ14,外部I/F部(S
CSI)15,デコーダ部16およびRAM17を備えて
おり、CPU10は、アプリケーションソフト等各種の
データを記録するためのメモリ10Aを内蔵している。
ここで、HDD6にはあらかじめディスクストッカ内の
各ディスクの保管場所および記録内容についての管理デ
ータが記憶される。
【0045】この通信カラオケ機は、コントローラAの
モデム2が、電話回線tによってカラオケ配信センタC
のホストコンピュータに接続されており、このカラオケ
配信センタCから所望のカラオケ楽曲データをダウンロ
ードする。カラオケ楽曲データは、伴奏音楽を再生する
ためのMIDI(Musica Instrument Digital Interfac
e)データ、背景映像を選択するための背景映像選択デ
ータ、歌詞を表示するための文字データ等を含んでい
る。
【0046】そして、このモデム2を介してカラオケ配
信センタCからダウンロードしたカラオケ楽曲データ
は、HDD6に記録され、歌唱者による操作部5の操作
によって楽曲の選択と必要に応じ背景画像の選択が行わ
れた際に、選択されたカラオケ楽曲データがHDD6か
ら任意に読み出されて、MIDI再生&背景オーバレイ
部8で伴奏の音声信号に復調され、コントローラAに接
続されたマイクロフォンDから採点比較部7を介して入
力されてくる歌唱者の音声信号と混合され、モニタおよ
びスピーカからなる出力部Eのスピーカから出力され
る。
【0047】さらに、このコントローラAは、操作部5
の操作によって採点モードに設定された場合には、採点
比較部7において、MIDIデータの内の歌唱基準値と
なるメロディーの音程やタイミングを示すデータとマイ
クロフォンDから入力されてくる歌唱者の音声との比較
を行って歌唱者の歌唱力を採点し、その採点結果を出力
部Eに出力してモニタ等に表示する。
【0048】電源制御部9は、コントローラAの図示し
ない主電源がオンされたときに、このコントローラAに
連動してディスクチェンジャBの電源もオンするよう
に、ディスクチェンジャBの電源の制御を行う。
【0049】また、RAM3は、後述するように、ディ
スクチェンジャBのRAM17からコントローラAに吸い上
げられてきたディスクチェンジャBの動作時のエラー情
報の一時的な保存を行う。上記のようなコントローラA
における各制御は、CPU1によって統括される。
【0050】ディスクチェンジャBは、楽曲データを保
存するCD−ROMと背景映像データを保存するDVD
をストックし、このストックの中から任意にCD−RO
MとDVDをピックアップして、それぞれ楽曲データと
背景映像データの読み出しを行って、コントローラAに
出力する。
【0051】このCD−ROMは、HDD6の記憶容量
に限界があるため、所要の量の楽曲データがHDD6に
貯まった時に、カラオケ配信センタにおいて作製される
ものであり、HDD6に代えてカラオケ配信センタから
ダウンロードした楽曲データの保存を行う。そして、歌
唱者によって選択された楽曲がコントローラAのHDD
6ではなくCD−ROMに保存されている場合には、こ
のCD−ROMから楽曲データを読み出して、楽曲の再
生を行う。
【0052】すなわち、歌唱者によってディスクチェン
ジャBのディスクストッカ12にストックされたCD−
ROMに保存されている楽曲が選曲された場合には、C
PU1による制御によってチェンジャ制御部4から外部
I/F部15を介してディスクチェンジャBに選択信号
が出力され、ディスクチェンジャBは、入力された選択
信号に基づいてピックアップ部11により、ディスクス
トッカ12内にストックされているCD−ROMおよび
DVDの中から、所要のCD−ROMとDVDをピック
アップしてそれぞれプレーヤ13とプレーヤ14にセッ
トし、CD−ROMから楽曲データの読み取りを、また
DVDから背景映像データの読み取りを行う。
【0053】そして、CD−ROMから読み取られた楽
曲データは、外部I/F部15およびコントローラAの
チェンジャ制御部4を介してMIDI再生&背景オーバ
レイ部8に出力される。また、DVDから読み出された
圧縮されている背景映像データは、デコーダ部16にお
いて解凍されてコントローラAのMIDI再生&背景オ
ーバレイ部8に出力され、楽曲データ中の文字データに
よって生成された歌詞の映像と合成され、出力部Eのモ
ニタに出力される。
【0054】RAM17は、CD−ROMおよびDVDか
らデータの読み取りを行う時に発生する読み取りエラー
等のディスクチェンジャBの動作時に発生する各種の品
質情報を、データとして記録する。
【0055】エラー情報としては種々のものが利用可能
であり、例えばDVDから再生されたデータに対するエ
ラー訂正の内容や、エラーレートの異常、また、プレー
ヤからの再生信号出力の低下等がエラー情報としてデコ
ーダ部16で得られる。また、プレーヤ13およびプレ
ーヤ14における駆動部やサーボ系の各部電圧、電流、
タイミング等の異常もエラー情報として利用できる。ま
た、上記のようなチェンジャBにおける各制御は、CP
U10によって統括される。
【0056】上記通信カラオケ機では、ディスクチェン
ジャBの動作に必要なアプリケーションソフトやデータ
ファイルはカラオケ配信センタCのホストコンピュータ
から電話回線tを介して配信され、CPU10に内蔵さ
れたメモリ10Aに記録されているデータが書き換えら
れることによって、最新のものに随時更新される。ここ
で、メモリ10Aにはフラッシュメモリなどの不揮発性
メモリまたはバッテリバックアップされたRAM等が用
いられ、ディスクチェンジャBの電源がオフのときにも
その記憶内容が保持されるようになっている。
【0057】このディスクチェンジャBにおけるアプリ
ケーションソフトのデータファイルの更新は、以下のよ
うにして行われる。すなわち、カラオケ配信センタCか
ら通信カラオケ機へのアプリケーションソフトのデータ
ファイルの配信は、業務用の通信カラオケ機の場合、営
業時間外の夜間等に行う必要があり、この営業時間外に
は、通信カラオケ機は、ディスクチェンジャBの電源が
オフにされているため、カラオケ配信センタCからアプ
リケーションソフトのデータファイルが配信されてきて
も、このデータファイルによってメモリ10Aに記録さ
れたデータの更新を行うことが出来ない。
【0058】このため、カラオケ配信センタCから電話
回線tを介して配信されてきたデータファイルは、電源
がスタンバイモードに設定されているコントローラAの
HDD6にダウンロードされて保存される。
【0059】このカラオケ配信センタCから配信される
データファイルの中には、時刻情報も含まれ、この時刻
情報によってCPU1に内蔵されたクロックの時刻合わ
せが行われる。
【0060】図2は、このHDD6に記憶されたデータ
ファイルによってディスクチェンジャBのメモリ10Aの
データファイルが書き換えられる際の手順を示すフロー
チャートであって、この図2において、スタンバイモー
ドにあったコントローラAの図示しない主電源がオンさ
れると(ステップa1)、このコントローラAの電源制
御部9による制御によってディスクチェンジャBの電源
も連動してオンされる(ステップa2)。
【0061】このようにして、ディスクチェンジャBの
電源がオンすると、このディスクチェンジャBのCPU
10は、コントローラAのHDD6にカラオケ配信セン
タCからダウンロードして保存さているデータファイル
のバージョンの確認を行い(ステップa3)、メモリ1
0Aに記録されている既存のデータファイルのバージョ
ンとの比較を行う(ステップa4)。
【0062】そして、このステップa4において、HD
D6に保存されているデータファイルのバージョンがメ
モリ10Aの既存のデータファイルのバージョンよりも
新しい場合には、メモリ10AのデータファイルをHD
D6のデータファイルによって書き換えて、データファ
イルの更新を行う(ステップa5)。
【0063】また、ステップa4において、HDD6に
保存されているデータファイルのバージョンがメモリ1
0Aの既存のデータファイルのバージョンよりも古い場
合には、メモリ10Aのデータファイルの書き換えは行
わない。
【0064】次に、コントローラAのCPU1が、この
CPU1が内蔵するクロックの時刻情報をディスクチェ
ンジャBに出力して、CPU10が、この時刻情報によ
って、内蔵するクロックの時刻合わせを行う(ステップ
a6)。
【0065】このステップa6において、ディスクチェ
ンジャBの電源がオンしたときに、コントローラAのCP
U1が時刻情報を出力してCPU10のクロックの時刻
合わせを行うのは、これによって、ディスクチェンジャ
Bの電源がオフしているときにCPU10のクロックの
電源もオフにしておくことができ、ディスクチェンジャ
Bに常時作動するクロックを備えておく必要が無くなる
からである。
【0066】そして、コントローラAのCPU1のクロ
ックは、カラオケ配信センタCから配信されてくるデー
タファイルに含まれる時刻情報によって、その時刻が常
に更正されているので、このCPU1から入力される時
刻情報によって更正されるCPU10のクロックは、デ
ィスクチェンジャBの動作中、常に正確な時間を刻むこ
とができ、これによって、後述するチェンジャエラーの
発生時刻の記録を正確に行うことが出来るようになる。
【0067】このCPU10のクロックの時刻合わせの
後、メモリ10Aにおいて更新された最新のデータファ
イルに基づいてディスクチェンジャBの動作を行なう
(ステップa7)。
【0068】ここで、ステップa5において、メモリ1
0AのデータファイルがコントローラAのHDD6のデー
タファイルによって書き換えられた後、このHDD6の
データファイルを削除するようにしても良いが、データ
ファイルの書き換え後もバックアップファイルとしてH
DD6に保存しておくようにすることによって、ディス
クチェンジャBがメンテナンス等のために交換される場
合であっても、上記と同様の手順により、コントローラ
Aに新しく接続されたディスクチェンジャBの電源がオン
すると同時に、そのメモリ10AのデータファイルをH
DD6のバックアップファイルによって書き換えて更新
することが出来る。
【0069】従って、コントローラAに新しく接続され
たディスクチェンジャBについても、カラオケ配信セン
タCから新たにデータファイルのダウンロードを行うこ
と無く、最新バージョンのデータファイルによって動作
させることができる。
【0070】次に、ディスクチェンジャBの動作中にチ
ェックされたエラーデータの処理について説明を行う。
ディスクチェンジャBの動作時に発生するエラーデー
タ、例えばCD−ROMおよびDVDからの楽曲データ
の読み取りエラー等に関するデータは、RAM17に、C
PU10のクロックによってその発生時刻とともに逐次
記録されてゆく。
【0071】図3は、上記のようにして記録されたディ
スクチェンジャBのエラーデータをコントローラAに吸い
上げる際の手順を示すフローチャートである。この図3
において、通信カラオケ機の稼働を終了するためにコン
トローラAの電源がオンの状態からスタンバイモードに
切り替える操作がなされると(ステップb1)、CPU
1はまず、ディスクチェンジャBのCPU10に対し、
RAM17に記録されたエラーデータをコントローラA
に送るよう命令する。コントローラAのCPU1はこのR
AM17から送られてきたエラーデータをRAM3に保存
する(ステップb2)。
【0072】そして、このRAM17のエラーデータがRA
M3に完全に保存されたか否かを判断して(ステップb
3)、このRAM3へのエラーデータの保存が終了する
と、コントローラAの電源制御部9による制御によって
ディスクチェンジャBの電源をオフにした後(ステップ
b4)、コントローラAの電源をスタンバイモードにセ
ットする(ステップb5)。
【0073】以上のようにして、ディスクチェンジャB
からコントローラAへのエラーデータの吸い上げが行わ
れるが、この吸い上げによってコントローラAのRAM3
に保存されたディスクチェンジャBのエラーデータは、
前述したカラオケ配信センタCからのデータファイルの
配信の際に、コントローラAのモデム2および電話回線
tを介してカラオケ配信センタCに転送される。
【0074】すなわち、ディスクチェンジャBの電源が
オフになった通信カラオケ機の非稼働時に、カラオケ配
信センタCからデータファイルの配信が有ると、スタン
バイモードにあるコントローラAは、前述したように、
配信されてきたデータファイルのHDD6への保存を行
うとともに、RAM3に保存されているディスクチェン
ジャBのエラーデータを、データファイルの配信のため
に接続された電話回線tを介してカラオケ配信センタC
に転送する。
【0075】以上のようにして、通信カラオケ機の稼働
終了後に、稼働時において記録されたエラーデータがカ
ラオケ配信センタCに送られることにより、カラオケ配
信センタCは通信カラオケ機の品質情報を確実に入手す
ることができ、ディスクチェンジャBのメンテナンスを
早期に実施することが可能になる。
【0076】なお、このカラオケ配信センタCへのディ
スクチェンジャBのエラーデータの転送の際に、コント
ローラAの品質情報、例えば、HDD6からの楽曲デー
タ等の読み取りエラーやこの楽曲データ等の復調時のエ
ラーレートの統計値等を、ディスクチェンジャBのエラ
ーデータとともにカラオケ配信センタCに送るようにす
れば、コントローラAについてのメンテナンスも早期に
実施することが可能になる。
【0077】なお、上記実施例においては、データファ
イルのバージョンの比較をチェンジャB側で行うように
したが、コントローラAで行うようにしてもよい。ま
た、エラーデータ等の記憶場所は、実施例のものに限定
されることはない。
【0078】また、上記実施例におきては、エラーデー
タはデータファイルのダウンロード時にカラオケ配信セ
ンタに転送するようにしたが、楽曲データの配信時に行
なってもよく、また、センタがコントロールAに対して
必要に応じて、転送させるようにしてもよい。また、エ
ラーデータをサービスセンタ等、カラオケ配信センタと
は別の場所へ転送するようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、通
信回線を介してデータファイルが配信されてくるデータ
通信システムにおいて、データファイルの更新を確実に
行うことが出来る。
【0080】さらに、この本発明によれば、通信回線を
介してデータファイルが配信されてくるデータ通信シス
テムにおいて、データファイルの更新とともにデータフ
ァイルの配信側にデータ通信システムの品質情報を確実
に送信することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を通信カラオケ機に実施した場合の例を
示す概略構成図である。
【図2】本発明におけるデータファイルの書き換えの手
順を示すフローチャートである。
【図3】本発明におけるエラーデータの処理の手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 …CPU(制御手段) 2 …モデム(通信回線) 3 …RAM(第4記憶手段) 6 …HDD(第1記憶手段) 10 …CPU(制御手段,比較手段) 10A…メモリ(第2記憶手段) 17 …RAM(第3記憶手段) A …コントローラ B …ディスクチェンジャ C …カラオケ配信センタ t …電話回線(通信回線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 三平 東京都大田区大森西四丁目15−5 パイオ ニア株式会社大森工場内 (72)発明者 高梨 真琴 東京都大田区大森西四丁目15−5 パイオ ニア株式会社大森工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介してデータファイルが配信
    されるデータ通信システムにおいて、 データ通信システムの非稼働時にデータファイルが配信
    されてきたときに、この配信されてきたデータファイル
    を第1記憶手段に保存し、 データ通信システムの稼働時に第2記憶手段がオンされ
    ると、この第2記憶手段に記録されている既存のデータ
    ファイルのバージョンと前記第1記憶手段に保存されて
    いる配信されてきたデータファイルのバージョンとを比
    較し、 前記第2記憶手段に記録されているデータファイルのバ
    ージョンが前記第1記憶手段に保存されているデータフ
    ァイルのバージョンよりも古いときに、第2記憶手段に
    記録されているデータファイルを第1記憶手段に保存さ
    れているデータファイルによって書き換える、 ことを特徴とするデータ通信システムのデータ処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第2記憶手段のデータファイルの書
    き換え後も、前記第1記憶手段のデータファイルを削除
    しない請求項1に記載のデータ通信システムのデータ処
    理方法。
  3. 【請求項3】 データ通信システムの非稼働時にオフさ
    れる第3記憶手段にデータ通信システムの稼働時の品質
    情報を記録し、この第3記憶手段に記録された品質情報
    を第3記憶手段がオフされる前に第4記憶手段に保存
    し、前記データファイルの配信があったときに、第4記
    憶手段に保存された品質情報を通信回線を介してデータ
    ファイルの配信側に転送する請求項1に記載のデータ通
    信システムのデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記データ通信システムが、前記第1記
    憶手段を有するコントローラと前記第2記憶手段を有す
    るディスクチェンジャとを備えた通信カラオケ機であ
    り、ディスクチェンジャの電源がオフの状態においてデ
    ィスクチェンジャ用のデータファイルが通信回線を介し
    て配信されてきたときに、この配信されてきたデータフ
    ァイルをコントローラの第1記憶手段に保存しておく請
    求項1に記載のデータ通信システムのデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 通信回線を介してデータファイルが配信
    されるデータ通信システムにおいて、 データ通信システムの非稼働時に配信されてきたデータ
    ファイルを保存する第1記憶手段と、 データ通信システムの非稼働時にオフされる第2記憶手
    段と、 この第2記憶手段がオンされたときに第2記憶手段に記
    録されているデータファイルのバージョンと前記第1記
    憶手段に保存されたデータファイルのバージョンとを比
    較する比較手段と、 この比較手段による比較によって前記2記憶手段に記録
    されているデータファイルのバージョンが前記第1記憶
    手段に保存されているデータファイルのバージョンより
    も古いときに第2記憶手段に記録されているデータファ
    イルを第1記憶手段に保存されているデータファイルに
    よって書き換える制御手段と、 を備えていることを特徴とするデータ通信システムのデ
    ータ処理装置。
  6. 【請求項6】 データ通信システムの品質情報を記録す
    るとともにデータ通信システムの非稼働時にはオフされ
    る第3記憶手段と、第4記憶手段とをさらに備え、 前記制御手段が、データ通信システムの稼働中に第3記
    憶手段に記録された品質情報を第3記憶手段がオフされ
    る前に第4記憶手段に保存して、前記データファイルの
    配信があったときに、第4記憶手段に保存された品質情
    報を通信回線を介してデータファイルの配信側に転送す
    る請求項5に記載のデータ通信システムのデータ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記データ通信システムが、前記第1記
    憶手段を有するコントローラと前記第2記憶手段を有す
    るディスクチェンジャとを備えた通信カラオケ機であ
    り、前記制御手段が、ディスクチェンジャの電源がオフ
    の状態においてディスクチェンジャ用のデータファイル
    が通信回線を介して配信されてきたときに、この配信さ
    れてきたデータファイルをコントローラの第1記憶手段
    に保存する請求項5に記載のデータ通信システムのデー
    タ処理装置。
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JP10162662A JPH11353217A (ja) 1998-06-10 1998-06-10 データ通信システムのデータ処理方法および装置
US09/326,636 US6320823B1 (en) 1998-06-10 1999-06-07 Method of and apparatus for processing data transmitted through a communication line
CN99108353A CN1238490A (zh) 1998-06-10 1999-06-10 用于处理通信数据的方法和装置

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