JPH11353065A - 拡張ユニット - Google Patents

拡張ユニット

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JPH11353065A
JPH11353065A JP10157719A JP15771998A JPH11353065A JP H11353065 A JPH11353065 A JP H11353065A JP 10157719 A JP10157719 A JP 10157719A JP 15771998 A JP15771998 A JP 15771998A JP H11353065 A JPH11353065 A JP H11353065A
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JP
Japan
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unit
information processing
connection
processing device
communication
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Application number
JP10157719A
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English (en)
Inventor
Teru Hino
輝 日野
Sadahiko Higami
貞彦 樋上
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH11353065A publication Critical patent/JPH11353065A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で消費電力を低減でき、信頼性,
操作性を向上できる拡張ユニットを提供する。 【解決手段】 パソコンとパソコン通信回路3との間の
通信が可能な位置でパソコンがパソコン通信ユニット4
に接続されたとき、接続検知回路7は、パソコンとパソ
コン通信ユニット4との接続が完了したことを検知す
る。上記接続検知回路7がパソコンとパソコン通信ユニ
ット4との接続が完了したことを検知すると、第1,第
2スイッチング回路23,24をオンして、拡張ユニッ
ト制御回路30およびパソコン電力供給回路5に電力を
供給する。そして、上記パソコン通信回路3によりパソ
コン通信ユニット4を介してパソコンと通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ(以下、パソコンという)や携帯端末等の各種情
報処理装置が接続され、その情報処理装置の機能を拡張
する拡張ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートブックサイズのパソコンや
携帯端末等の情報処理装置は、携帯性を向上させるため
に各機能を必要最小限に設定して機器の小型化を図って
いる。このため、上記情報処理装置では、機能をアップ
させるために、情報処理装置本体とは別に機能増設用の
拡張ユニットを用いる必要があった。上記拡張ユニット
に情報処理装置であるパソコンを接続する場合、パソコ
ンと拡張ユニットとの間の通信方式として、パソコン側
のデータバスラインに拡張ユニット側のデータバスライ
ンをコネクタを介して接続して通信制御する方式や、P
CMCIA(Personal Computer Memory Card Internati
onal Association),パラレルI/O(入力/出力)ポート
等の通信インターフェースを利用してコネクタを介して
通信制御する方式および赤外線通信等の非接触の通信イ
ンターフェースを利用して通信制御する方式がある。上
記拡張ユニットは、内部回路および接続するパソコンに
電力を供給する電力供給回路に電力を供給するAC/D
Cコンバータを備え、そのAC/DCコンバータの1次
側に設けられた電源スイッチをオンオフすることにより
各回路への電力供給を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記拡張ユ
ニットでは、電源スイッチをオンした状態でパソコンを
接続していない場合、動作を必要としない内部回路およ
び接続するパソコンに電力を供給するための電力供給回
路は常に電力が供給されているため、低消費電力化に反
すると共に、回路部品の寿命を縮めて、拡張ユニットの
信頼性を低下させるという問題がある。
【0004】また、上記拡張ユニットの制御回路等に電
力が供給されている状態でパソコンを接続したり取り外
したりした場合、拡張ユニットとパソコンとをコネクタ
を介して接続する方式では、コネクタの接続時に発生す
るチャタリングやノイズによりパソコンや拡張ユニット
が誤動作する場合がある。
【0005】また、他の拡張ユニットとしては、パソコ
ン接続後に電源を制御する電源制御回路を備えたものが
ある(特開平6−138985号公報参照)。この拡張ユ
ニットは、図7のブロック図に示すように、拡張ユニッ
ト101に第1の電源スイッチ103と電力供給を制御
するリモートスイッチング回路105を設けると共に、
パソコン112に拡張ユニット用電源制御回路114を
設けている。上記拡張ユニット101とパソコン112
とを接続した後、拡張ユニット101第1の電源スイッ
チ103をオンした後にパソコン112の第2の電源ス
イッチ118をオンすると、パソコン112の拡張ユニ
ット用電源制御回路114は、拡張ユニット101側の
リモートスイッチング回路105を制御し、拡張ユニッ
ト101内部の情報処理部106,バス用バッファ10
7に電力を供給する。ところが、上記拡張ユニット10
1では、パソコン112側に拡張ユニット用電源制御回
路114が必要なためにコストが高くつくと共に、拡張
ユニット101側の第1の電源スイッチ103およびパ
ソコン112側の第2の電源スイッチ118を両方操作
しなければならず、操作がわずらわしいという問題があ
る。
【0006】そこで、この発明の目的は、簡単な構成で
消費電力を低減でき、信頼性,操作性を向上できる拡張
ユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の拡張ユニットは、情報処理装置の機能を
拡張するための拡張機能部を備えた拡張ユニットにおい
て、上記情報処理装置が接続される接続部と、上記接続
部を介して上記情報処理装置と通信を行う通信部と、上
記情報処理装置と上記通信部との間の通信が可能な位置
で上記情報処理装置が上記接続部に接続されたとき、上
記情報処理装置と上記接続部との接続が完了したことを
検知する接続検知部と、上記接続検知部の検知結果に基
づいて、上記拡張機能部と上記通信部とを制御する制御
部とを備えたことを特徴としている。
【0008】上記請求項1の拡張ユニットによれば、パ
ソコンや携帯端末等の上記情報処理装置と上記通信部と
が通信可能な位置で情報処理装置が上記接続部に接続さ
れると、上記接続検知部により情報処理装置が接続部に
確実に接続されたことを検知する。上記接続検知部の検
知結果に基づいて、上記制御部は上記拡張機能部と通信
部とを制御する。例えば、上記接続検知部により情報処
理装置が接続されていない場合に、拡張機能部,通信部
に電力を供給しないことによって、電力消費を抑える。
また、上記制御部により制御される機能は、拡張機能
部,通信部の電力供給に限らず、上記接続検知部の検知
結果に基づいて、情報処理装置に電力を供給する機能や
拡張機能の動作等の他の機能を制御してもよい。したが
って、簡単な構成で消費電力化を低減でき、信頼性,操
作性が向上できる。
【0009】また、請求項2の拡張ユニットは、請求項
1の拡張ユニットにおいて、電力を供給するための電源
部と、上記接続検知部の検知結果に基づいて、上記制御
部,上記拡張機能部の少なくとも一部に対する上記電源
部からの電力供給を制御する第1電力制御部とを備えた
ことを特徴としている。
【0010】上記請求項2の拡張ユニットによれば、上
記接続検知部が上記情報処理装置と上記接続部との接続
が完了したことを検知すると、その検知結果に従って上
記第1電力制御部は、上記電源部から上記制御部,拡張
機能部の少なくとも一部に電力を供給させる。一方、上
記情報処理装置と接続部との接続を外すと、上記接続検
知部が情報処理装置と接続部とが接続されていないこと
を検知し、その検知結果に従って第1電力制御部は、上
記電源部から上記制御部,拡張機能部の少なくとも一部
に電力を供給させない。このように、上記情報処理装置
の接続,非接続時で制御部,拡張機能部の少なくとも一部
に対する電力供給の制御を行うことによって、上記情報
処理装置が接続されていない状態では、制御部,拡張機
能部の少なくとも一部に電力を供給しないため、消費電
力を削減すると共に、拡張機能部の構成部品の寿命を延
ばして信頼性を向上できる。
【0011】また、請求項3の拡張ユニットは、請求項
1の拡張ユニットにおいて、電力を供給するための電源
部と、上記電源部から電力が供給されると、上記情報処
理装置に電力を供給する情報処理装置用電力供給部と、
上記接続検知部の検知結果に基づいて、上記情報処理装
置用電力供給部に対する上記電源部からの電力供給を制
御する第2電力制御部とを備えたことを特徴としてい
る。
【0012】上記請求項3の拡張ユニットによれば、上
記接続検知部が情報処理装置と接続部との接続完了した
ことを検知すると、その検知結果に従って上記第2電力
制御部は、上記電源部から上記情報処理装置用電力供給
部に電力を供給させ、その情報処理装置用電力供給部か
ら情報処理装置に電力を供給する。一方、上記情報処理
装置と上記接続部との接続を外すと、上記接続検知部が
情報処理装置と接続部との接続が完了していないことを
検知し、その検知結果に従って第2電力制御部は、上記
電源部から情報処理装置用電力供給部に電力を供給させ
ず、情報処理装置用電力供給部から情報処理装置に電力
を供給しない。このように、上記情報処理装置の接続,
非接続時で情報処理装置に対する電力供給の制御を行う
ことによって、上記情報処理装置が接続されていない状
態では、情報処理装置用電力供給部に電力を供給しない
ため、消費電力を削減すると共に、電力を供給していな
い情報処理装置用電力供給部の構成部品の寿命を延ばし
て信頼性を向上できる。また、この拡張ユニットに情報
処理装置を接続するときに、情報処理装置用電力供給部
に電力を供給していないので、情報処理装置と拡張ユニ
ットとの間の電力供給端子等を接続するときに発生する
チャタリングやノイズの発生を防ぎ、機器の誤動作を防
止することが可能となる。
【0013】また、請求項4の拡張ユニットは、請求項
1の拡張ユニットにおいて、上記制御部は、上記接続検
知部が上記情報処理装置と上記接続部との接続が完了し
たことを検知すると、上記制御部,上記拡張機能部の少
なくとも一部を低消費電力状態から通常動作状態に動作
モードを切り替える一方、上記接続検知部が上記接続部
に上記情報処理装置が接続されていないことを検知する
と、上記制御部,上記拡張機能部の少なくとも一部を通
常動作状態から低消費電力状態に動作モードを切り替え
る動作モード制御部を有することを特徴としている。
【0014】上記請求項4の拡張ユニットによれば、上
記動作モード制御部によって、情報処理装置が接続され
ていないときに制御部,拡張機能部の少なくとも一部を
低消費電力状態で動作させ、情報処理装置が接続された
ときに制御部,拡張機能部の少なくとも一部を通常動作
状態に切り替えて、本来の性能で動作させる。このよう
に、上記情報処理装置の接続,非接続時の消費電力にか
かわる動作モードの制御を行う。したがって、上記情報
処理装置をこの拡張ユニットに接続していない状態にお
いて、各種回路の動作モードを低消費電力状態にして動
作させることによって、消費電力を削減できる。
【0015】また、請求項5の拡張ユニットは、請求項
1の拡張ユニットにおいて、上記制御部は、上記接続検
知部の検知結果に基づいて上記通信部の送信出力を制御
する送信出力制御部を有することを特徴としている。
【0016】上記請求項5の拡張ユニットによれば、上
記情報処理装置が接続されていない状態のときに上記送
信出力制御部により通信部の送信出力を最小限に制限
し、情報処理装置が接続された状態のときに送信出力制
御部により通信部の送信出力を通常のレベルに切り替え
る。このように、上記情報処理装置の接続,非接続で上
記通信部の送信出力を変化させる。したがって、上記情
報処理装置をこの拡張ユニットに接続していない状態に
おいて消費電力を削減できると共に、上記情報処理装置
と接続部とを接続するときに通信部の送信出力を下げる
ことによって、接続時にチャタリングやノイズの発生を
抑えて、機器の誤動作を防止できる。
【0017】また、請求項6の拡張ユニットは、請求項
1の拡張ユニットにおいて、上記接続検知部の検知結果
を表示するための表示部を備え、上記制御部は、上記接
続検知部の検知結果を表示するように上記表示部を制御
する表示制御部を有することを特徴としている。
【0018】上記請求項6の拡張ユニットによれば、上
記制御部の表示制御部により上記接続検知部の検知結果
を表示部に表示させて、情報処理装置の接続状態を表示
する。したがって、上記情報処理装置が上記接続部に確
実に接続されたことをオペレータが表示部を見ることで
確認できるので、接続が不充分なままで操作を行うこと
がなくなり、確実に操作することが可能となる。
【0019】また、請求項7の拡張ユニットは、請求項
1の拡張ユニットにおいて、上記制御部は、上記接続部
に接続される上記情報処理装置を識別するための識別コ
ードを記憶する記憶部と、上記接続検知部が上記情報処
理装置と上記接続部との接続が完了したことを検知した
後、上記通信部により受信された上記情報処理装置から
の識別コードが上記記憶部に記憶された識別コードと一
致するか否かを判別する識別コード判別部と、上記識別
コード判別部の判別結果に基づいて上記通信部を制御す
る通信制御部とを有することを特徴としている。
【0020】上記請求項7の拡張ユニットによれば、上
記接続検知部が情報処理装置と接続部との接続が完了し
たことを検知すると、その後、情報処理装置側からの識
別コードを上記通信部により受けて、その識別コードを
識別コード判別部により上記記憶部に記憶された識別コ
ードと一致するか否かを判別する。そして、上記識別コ
ード判別部の判別結果に基づいて上記通信制御部により
上記通信部を制御する。例えば、上記情報処理装置から
の識別コードと上記記憶部に記憶された識別コードが一
致する場合は、その情報処理装置との通信を許可し、上
記情報処理装置からの識別コードと上記記憶部に記憶さ
れた識別コードが一致しない場合は、その情報処理装置
との通信を許可しないことによって、利用できる識別コ
ードでないと、たとえこの拡張ユニットに接続された情
報処理装置でもこの拡張ユニットを利用できないように
できる。したがって、この拡張ユニットが内蔵の記憶装
置またはローカルエリアネットワーク等の通信が可能な
通信機能を有する場合、それらを使用できる情報処理装
置またはその情報処理装置の利用者を制限することが可
能となる。
【0021】また、請求項8の拡張ユニットは、請求項
1の拡張ユニットにおいて、上記制御部は、上記接続部
に接続される上記情報処理装置を識別するための識別コ
ードおよびその識別コードに対応する拡張機能設定情報
を記憶する記憶部と、上記接続検知部が上記情報処理装
置と上記接続部との接続を完了したことを検知した後、
上記通信部により受信された上記情報処理装置からの識
別コードが上記記憶部に記憶された識別コードと一致す
るか否かを判別する識別コード判別部と、上記識別コー
ド判別部により上記通信部により受信された上記情報処
理装置からの識別コードが上記記憶部に記憶された識別
コードと一致した場合、その一致した識別コードに対応
する上記記憶部に記憶された上記拡張機能設定情報に基
づいて、上記情報処理装置により制御可能な上記拡張機
能部の拡張機能を選択する拡張機能選択部とを有するこ
とを特徴としている。
【0022】上記請求項8の拡張ユニットによれば、上
記接続検知部が情報処理装置と接続部との接続が完了し
たことを検知すると、その後、情報処理装置側からの識
別コードを上記通信部により受けて、その識別コードを
識別コード判別部により上記記憶部に記憶された識別コ
ードと一致するか否かを判別する。そして、上記識別コ
ード判別部により上記通信部により受信された上記情報
処理装置からの識別コードが上記記憶部に記憶された識
別コードと一致した場合は、その一致した識別コードに
対応する上記記憶部に記憶された上記拡張機能設定情報
に基づいて、上記拡張機能選択部により情報処理装置に
より制御可能な上記拡張機能部の拡張機能を選択する。
一方、上記識別コード判別部により上記情報処理装置か
らの識別コードが上記記憶部に記憶された識別コードと
一致しない場合は、拡張機能部のすべての拡張機能を利
用できない。このように、上記情報処理装置側からの識
別コードにより拡張機能部の拡張機能を制限することに
よって、情報処理装置が利用できる拡張機能の管理が可
能となり、情報処理装置またはその情報処理装置の利用
者を制限することが可能となる。
【0023】また、請求項9の拡張ユニットは、請求項
1の拡張ユニットにおいて、上記拡張機能部は、ホスト
マシンと通信を行うネットワーク通信部を有し、上記制
御部は、上記接続検知部が上記情報処理装置と上記接続
部との接続が完了したことを検知すると、上記情報処理
装置が接続されたことを表す接続検知信号を上記ホスト
マシンに送信するように上記ネットワーク通信部を制御
するネットワーク通信制御部を有することを特徴として
いる。
【0024】上記請求項9の拡張ユニットによれば、上
記接続検知部が情報処理装置と接続部との接続が完了し
たことを検知すると、上記ネットワーク通信制御部によ
り、ローカルエリアネットワーク等のネットワークのホ
ストマシンに上記ネットワーク通信部から接続検知信号
を送信するように制御する。このように、上記情報処理
装置と通信部との通信が可能になったことを表す接続検
知信号をホストマシンに送信することによって、ホスト
マシンは、接続検知信号を受けた後、情報処理装置との
間で確実にデータを送受信することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の拡張ユニットを
図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0026】図1はこの発明の実施の一形態の拡張ユニ
ットとパソコンとの接続部分の機構図である。
【0027】図1において、1は拡張ユニット、2は上
記拡張ユニット1に接続される情報処理装置としてのパ
ソコンである。上記拡張ユニット1は、上記パソコン2
と通信を行う通信部としてのパソコン通信回路3と、上
記パソコン通信回路3とパソコン2とを接続する接続部
としてのパソコン通信ユニット4と、情報処理装置用電
力供給部としてのパソコン電力供給回路5と、上記パソ
コン電力供給回路5からの電力をパソコン2に供給する
ための電力供給端子6と、上記拡張ユニット1とパソコ
ン2との接続を検知する接続検知部としての接続検知回
路7とを備えている。上記拡張ユニット1とパソコン2
との間の通信方式として、パソコン側のデータバスライ
ンに拡張ユニット側のデータバスラインをコネクタを介
して接続して通信制御する方式や、PCMCIA(Perso
nal Computer Memory Card International Associatio
n),パラレルI/O(入力/出力)ポート等の通信インタ
ーフェースを利用してコネクタを介して通信制御する方
式および赤外線通信等の非接触の通信インターフェース
を利用して通信制御する方式等がある。
【0028】また、上記接続検知回路6には、略中央に
フランジ部8aが設けられ、先端側がパソコン2側に突
出する接触棒8と、上記接触棒8の後端側を案内するガ
イド9と、上記接触棒8の後端側によりオンオフするフ
ォトインタラプタ10と、上記接触棒8の後端側に巻装
され、その接触棒8を外向に付勢するコイルバネ11と
を有している。上記拡張ユニット1にパソコン2が接続
されていない状態では、接続検知回路7の接触棒8はコ
イルバネ11により外向に押されて、接触棒8の後端側
がフォトインタラプタ10内蔵の発光LED(図示せず)
からの光を遮らない位置に有り、フォトインタラプタ1
0のフォトトランジスタ(図示せず)は、発光LEDから
の光を受けてハイレベルの信号を出力する。上記パソコ
ン2を拡張ユニット1に接続することにより、接触棒8
はパソコン2に押されて、接触棒8の後端側がフォトイ
ンタラプタ10内に入り、通常内蔵の発光LEDからの
光を接触棒8が遮り、フォトインタラプタ10のフォト
トランジスタはローレベルの信号を出力する。
【0029】なお、上記拡張ユニット1の接続検知部と
しては、機械式に電気接点を接触させる従来の方式と、
発光LEDとホトトランジスタを組合わせ検知するホト
ダイオード等の各種スイッチがあるが、機械式に電気接
点を接触させる方式では接点が接触するときに発生する
チャタリングやノイズにより機器の制御回路に悪影響を
及ぼすことも考えられるため、この実施形態ではフォト
インタラプタ10を用いている。
【0030】また、図2は上記拡張ユニット1のブロッ
ク図を示している。上記拡張ユニット1は、電源スイッ
チ21と、上記電源スイッチ21からの交流を直流に変
換する電源部としてのAC/DCコンバータ22と、上
記AC/DCコンバータ22からの直流をオンオフする
第1電力制御部としての第1スイッチング回路23と、
上記AC/DCコンバータ22からの直流をオンオフす
る第2電力制御部としての第2スイッチング回路24と
を備えている。また、上記拡張ユニット1は、上記第1
スイッチング回路23から電力が供給され、上記パソコ
ン通信回路3を制御する拡張ユニット制御回路30と、
上記拡張ユニット制御回路30により制御されるLAN
通信回路31と、上記拡張ユニット制御回路30により
制御される外部記憶装置32とを備えている。LAN通
信回路31と外部記憶装置32で拡張機能部を構成して
いる。さらに、上記拡張ユニット1は、上記第2スイッ
チング回路24から電力が供給され、パソコン1(図1
に示す)に電源供給端子6を介して供給するパソコン電
力供給回路5と、表示部としての表示装置29を制御す
る表示制御部としての表示制御回路28とを備えてい
る。上記接続検知回路7からの接続検知信号を第1スイ
ッチング回路23,第2スイッチング回路24,パソコン
電力供給回路5,表示制御回路28および拡張ユニット
制御回路30に夫々入力している。上記表示制御回路2
8と拡張ユニット制御回路30で制御部を構成してい
る。
【0031】図2に示すように、上記拡張ユニット1に
パソコン2を接続していない状態では、接続検知回路7
からの検知信号がハイレベルとなり、第1スイッチング
回路23はオフし、AC/DCコンバータ22から拡張
ユニット制御回路30に電力を供給しない。一方、上記
拡張ユニット1にパソコン2を接続すると、接続検知回
路7からの検知信号がハイレベルからローレベルに変わ
り、第1スイッチング回路23はオンし、AC/DCコ
ンバータ22から拡張ユニット制御回路30に電力を供
給し、拡張ユニット制御回路30を動作させる。
【0032】また、上記拡張ユニット1にパソコン2を
接続していない状態では、接続検知回路7からの検知信
号がハイレベルとなり、第2スイッチング回路24はオ
フし、AC/DCコンバータ22からパソコン電力供給
回路25に電力を供給しない。一方、上記拡張ユニット
1にパソコン2を接続すると、接続検知回路7からの検
知信号がハイレベルからローレベルに変わり、第2スイ
ッチング回路24はオンし、AC/DCコンバータ22
からパソコン電力供給回路25に電力を供給し、パソコ
ン電力供給回路25を動作させる。
【0033】また、図3は上記拡張ユニット制御回路3
0のブロック図を示している。上記拡張ユニット制御回
路30は、識別コード判別部および拡張機能選択部とし
てのCPU(中央処理装置)41と、記憶部としてのメモ
リ42と、動作モード制御部としての動作モード制御回
路43と、拡張ユニットコントロール回路44と、通信
制御部としてのパソコン通信制御回路45とを有してい
る。上記拡張ユニットコントロール回路44は、上記L
AN通信回路31(図2に示す)を制御するLAN制御回
路44aと、上記外部記憶装置32(図2に示す)外部記
憶装置制御回路44bと、その他の拡張機能制御回路4
4cとからなる。
【0034】上記動作モード制御回路43は、CPU4
1やメモリ42および拡張ユニットコントロール回路4
4等の動作速度やスタンバイモード等の動作モードが設
定可能な回路に対して通常動作状態や低消費電力状態の
動作モードの制御を行う。すなわち、上記第1スイッチ
ング回路23(図2に示す)を用いないで拡張ユニット制
御回路30に電力が供給される場合、拡張ユニット1に
パソコン2を接続していない状態では、接続検知回路7
からの検知信号がハイレベルとなり、動作モード制御回
路43は、動作モードが設定可能な回路に対して低消費
電力状態の動作モードの設定を行い、消費電力を下げ
る。次に、上記拡張ユニット1にパソコン2を接続する
と、接続検知回路7からの検知信号がハイレベルからロ
ーレベルに変わり、動作モード制御回路43は、設定可
能な回路に対して正常動作状態の動作モードの設定を行
い、通常の動作をさせる。
【0035】また、上記パソコン通信制御回路45は、
動作モード制御回路43からの動作設定信号によりパソ
コン通信出力電流を切り替える送信出力電流切替回路4
5aを有し、上記拡張ユニット1にパソコン2を接続し
ていない状態で接続検知回路7からの検知信号がハイレ
ベルの場合、動作モード制御回路43は、パソコン通信
制御回路45の送信出力電流切替回路45aにより通信
用送信出力を下げるように設定する。
【0036】そして、上記パソコン2を接続して、接続
検知回路7からの検知信号がハイレベルからローレベル
に変わると、動作モード制御回路43は、パソコン通信
制御回路45の送信出力電流切替回路45aにより通信
用送信出力を通常の送信出力に設定する。
【0037】なお、上記動作モード制御回路43による
送信出力の設定を逆にすることもでき、その場合の動作
については説明を省略する。
【0038】また、図2に示す表示制御回路28は、上
記接続検知回路7からの検知信号に基づいて、表示装置
29の表示内容を制御する。すなわち、上記拡張ユニッ
ト1にパソコン2を接続していない状態では、接続検知
回路7からの検知信号がハイレベルとなり、表示制御回
路28は、パソコン2が接続されていないことを表示装
置29に表示させる。一方、上記拡張ユニット1にパソ
コン2を接続すると、接続検知回路7からの検知信号が
ハイレベルからローレベルに変わり、表示制御回路28
は、パソコン2が接続されたことを表示装置29に表示
させる。
【0039】また、図4は上記拡張ユニット1にパソコ
ン2を接続するときの手順を示すフローチャートであ
る。以下、図4に従って拡張ユニット1にパソコン2を
接続する手順を説明する。
【0040】まず、拡張ユニット1にパソコン2を接続
する(ステップS1)。
【0041】次に、上記接続検知部7によりパソコン2
が接続されたことを検知すると(ステップS2)、拡張ユ
ニット1内の制御回路は、接続したパソコン2とデータ
送受信可能な状態か否かを確認するため、通信チェック
を行う(ステップS3)。
【0042】次に、通信チェックが正常に終了すると、
接続したパソコン2から予めパソコン2内のメモリやハ
ードディスクドライブ等の記憶手段に記憶させている識
別コードを拡張ユニット1に送信して、拡張ユニット1
のパソコン通信回路3により識別コードを受信する(ス
テップS4)。
【0043】上記拡張ユニット1のメモリ42(または
ハードディスクドライブ等)には予め拡張ユニット1を
使用できるパソコン2の識別コードを記憶しており、拡
張ユニット制御回路30のCPU41は、パソコン2か
ら受信した識別コードと一致する識別コードを、上記拡
張ユニット1のメモリ42に記憶しているデータの中か
ら検索する (ステップS5)。
【0044】そして、CPU41は、検索完了後に拡張
ユニット1側のデータの中に接続したパソコン2の識別
データが有る場合は、引き続き拡張ユニット1とパソコ
ン2との間でデータ送受信を続行し、パソコン2から拡
張ユニット1を制御する(ステップS6)。
【0045】一方、上記拡張ユニット1側のデータの中
に接続したパソコン2の識別データがない場合、CPU
41は、パソコン通信制御回路45にパソコン2との通
信を遮断する命令を送信し、パソコン通信制御回路45
はパソコン2との通信を遮断する(ステップS7)。
【0046】なお、上記識別コードがパソコン2から送
信されない場合は、拡張ユニット1側の識別コード受信
待ちのルーチンでタイムアウトエラーとして検出するこ
とも可能である。
【0047】また、タイムアウトエラーの場合や識別デ
ータがない場合は、通信停止(ステップS7)だけではな
く、エラー内容をパソコン2に送信してもよい。
【0048】次に、上記拡張ユニット1において拡張機
能を選択する場合について図5のフローチャートに従っ
て説明する。なお、図5に示すステップS11〜S13
の通信チェックまでの手順については、図4のステップ
S1〜S3と同じであり、説明を省略する。
【0049】図5において、通信チェック(ステップS
13)が正常に終了すると、接続したパソコン2から予
めパソコン2内のメモリやハードディスクドライブ等の
記憶手段に記憶させている識別コードを拡張ユニット1
に送信して、拡張ユニット1のパソコン通信回路3によ
り識別コードを受信する(ステップS14)。
【0050】上記拡張ユニット1のメモリ42(または
ハードディスクドライブ等)には、予め拡張ユニット1
を使用できるパソコン2の識別コードおよびパソコン2
が利用可能な拡張ユニット1の拡張機能設定情報を記憶
しており、拡張ユニット制御回路30のCPU41は、
パソコン2から受信した識別コードと一致する識別コー
ドを、拡張ユニット1のメモリ42に記憶しているデー
タの中から検索する(ステップS15)。
【0051】そして、CPU41は、検索完了後に拡張
ユニット1側のデータの中に接続したパソコン2の識別
データが有る場合は、その識別コードに対応する拡張機
能設定情報に基づいてパソコン2が利用可能な拡張機能
をパソコン2側から制御できるようにし、パソコン2が
利用できない拡張機能は、パソコン2側から制御できな
いようにした後(ステップS16)、引き続き拡張ユニッ
ト1とパソコン2との間でデータ送受信を続行し、パソ
コン2から拡張ユニット1を制御する(ステップS1
7)。
【0052】一方、拡張ユニット1側のデータの中に接
続したパソコン2の識別データがない場合、CPU41
はパソコン通信制御回路45にパソコン2との通信を遮
断する命令を送信し、パソコン通信制御回路45はパソ
コン2との通信を停止する(ステップS18)。
【0053】なお、識別コードがパソコン2から送信さ
れない場合は、拡張ユニット1側の識別コード受信待ち
のルーチンでタイムアウトエラーとして検出することも
可能である。
【0054】また、タイムアウトエラーの場合や識別デ
ータがない場合は、通信停止(ステップS18)だけでは
なく、エラー内容をパソコン2に送信してもよい。
【0055】次に、上記拡張ユニット1がローカルエリ
アネットワークに接続する場合について図6のフローチ
ャートに従って以下に説明する。なお、図6に示すステ
ップS21〜S23の通信チェックまでの手順について
は、図4のステップS1〜S3と同じであり、説明を省
略する。
【0056】図6において、通信チェック(ステップS
23)が正常に終了し、接続したパソコン2から拡張ユ
ニット1が制御可能な状態になると、拡張ユニット1に
内蔵のLAN制御回路44aを通じてホストマシン(図示
せず)にパソコン2との接続を完了したことを知らせる
接続検知信号を送信する(ステップS24)。
【0057】通常、拡張ユニット1側にデータを送信で
きないように上記ホストマシンを設定しておき、拡張ユ
ニット1側から接続を完了したことを知らせるデータを
受け取った後、拡張ユニット1にデータを送信すること
ができるようにホストマシンを設定する(ステップS2
5)。
【0058】このように、上記パソコン2が拡張ユニッ
ト1に接続されていない場合、第1スイッチング回路2
4により拡張ユニット制御回路30に電力を供給しない
ことによって、パソコン2が接続されていないときに動
作しない拡張ユニット制御回路30,LAN通信回路3
1および外部記憶装置32の電力消費を抑える。したが
って、簡単な構成で消費電力を削減すると共に、拡張ユ
ニット制御回路30,LAN通信回路31および外部記
憶装置32の構成部品の寿命を延ばして信頼性を向上す
ることができる。
【0059】また、上記パソコン2が拡張ユニット1に
接続されていない場合、第2スイッチング回路23によ
りパソコン用電力供給回路5に電力を供給しないことに
よって、消費電力を削減すると共に、パソコン用電力供
給回路5の構成部品の寿命を延ばして信頼性を向上する
ことができる。また、この拡張ユニット1にパソコン2
を接続するときに、パソコン用電力供給回路5に電力を
供給していないので、拡張ユニット1の電力供給端子6
をパソコン2を接続するときにチャタリングやノイズの
発生を防ぎ、機器の誤動作を防止することができる。
【0060】また、上記パソコン2が拡張ユニット1に
接続されていない場合、動作モード制御回路43により
各種回路の動作モードを低消費電力状態で動作させるこ
とによって、消費電力を削減することができる。
【0061】また、上記パソコン2が拡張ユニット1に
接続されていない場合、送信出力電流切替回路45aに
よりパソコン通信回路3の送信出力を最小限に制限し、
パソコン2が接続された状態のときに送信出力電流切替
回路45aによりパソコン通信回路3の送信出力を通常
のレベルに切り替える。このように、上記パソコン2の
接続,非接続で上記通信部の送信出力を変化させること
によって、パソコン2の非接続時の消費電力を削減する
ことができる。また、上記パソコン2を拡張ユニット1
に接続するときに発生するチャタリングやノイズによる
機器の誤動作を防止できる。また、上記拡張ユニット1
とパソコン2とを接続するときにパソコン通信回路3の
送信出力を下げることによって、接続時に発生するチャ
タリングやノイズによる拡張ユニット1,パソコン2の
誤動作を防止することができる。さらに、上記パソコン
2が拡張ユニット1に接続されていない状態のときに、
送信出力電流切替回路45aによりパソコン通信回路3
の送信出力を最大値にしておき、パソコン2の接続を検
知する手段のひとつとして利用することも可能となる。
【0062】また、上記パソコン2が拡張ユニット1に
確実に接続されたことをオペレータが表示装置29を見
ることで確認できるので、接続が不充分なままで次の操
作を行うことがなくなり、確実に操作することが可能と
なり、操作性がさらに向上する。
【0063】また、上記パソコン2からの識別コードと
メモリ42に記憶された識別コードが一致する場合は、
そのパソコン2との通信を許可し、パソコン2からの識
別コードとメモリ42に記憶された識別コードが一致し
ない場合は、そのパソコン2との通信を許可しないこと
によって、利用できる識別コードでないと、例え接続さ
れたパソコン2でもこの拡張ユニット1を利用できない
ようにできる。
【0064】また、上記パソコン2からの識別コードに
対応するメモリ42に記憶された拡張機能設定情報によ
り拡張機能を制限することによって、パソコン2が利用
できる拡張機能の管理が可能となり、パソコン2または
そのパソコン2の利用者を制限することができる。
【0065】また、上記接続検知回路7が拡張ユニット
1とパソコン2との接続が完了したことを検知すると、
上記LAN制御回路44aにより、ローカルエリアネッ
トワーク等のネットワークのホストマシンにLAN通信
回路31から接続検知信号を送信することによって、ホ
ストマシンは、接続検知信号を受けた後、パソコン2と
の間で確実にデータを送受信することができる。
【0066】上記実施の形態では、拡張機能部としてL
AN通信回路31,外部記憶装置32を有する拡張ユニ
ットについて説明したが、拡張機能部はこれに限らず、
CD−ROM装置等の拡張機能部を有する拡張ユニット
にこの発明を適用してもよい。
【0067】また、上記実施の形態では、接続検知部と
しての接続検知回路7にフォトインタラプタ10を用い
たが、接続検知部はこれに限らず、情報処理装置と通信
部との通信が可能な位置で情報処理装置が接続部に接続
されたときに接続が完了したことを検知するものであれ
ばよい。
【0068】さらに、上記実施の形態では、情報処理装
置としてパソコン2を拡張ユニット1に接続したが、情
報処理装置はパソコンに限らず、携帯端末等の情報処理
装置が接続される拡張ユニットにこの発明を適用しても
よい。
【0069】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の拡張ユニットは、情報処理装置と通信部との間の通
信が可能な位置で情報処理装置が接続部に接続されたと
き、接続検知部により情報処理装置と接続部との接続が
完了したことを検知し、その接続検知部の検知結果に基
づいて、制御部により拡張機能部と通信部とを制御する
ものである。
【0070】したがって、請求項1の発明の拡張ユニッ
トによれば、上記接続検知部により情報処理装置が接続
されていない場合に、上記拡張機能部,通信部に電力を
供給しないことにより電力消費を抑えたり、上記接続検
知部の検知結果に基づいて、情報処理装置に電力を供給
する機能や拡張機能の動作等の他の機能を制御したりす
ることによって、簡単な構成で消費電力化を低減でき、
信頼性,操作性が向上できる。
【0071】また、請求項2の発明の拡張ユニットは、
請求項1の拡張ユニットにおいて、上記接続検知部の検
知結果に基づいて、第1電力制御部により上記制御部,
拡張機能部の少なくとも一部に対する電源部からの電力
供給を制御するので、情報処理装置が接続されていない
状態のときは、第1電力制御部は、拡張ユニット内の各
種回路に電力供給を行わないことによって、消費電力の
削減が可能となり、また、電力を供給していない回路の
構成部品の寿命を延ばして、この拡張ユニット全体の信
頼性を向上することができる。
【0072】また、請求項3の発明の拡張ユニットは、
請求項1の拡張ユニットにおいて、上記接続検知部の検
知結果に基づいて、情報処理装置に電力を供給する情報
処理装置用電力供給部に対する電源部からの電力供給を
第2電力制御部により制御するので、通常情報処理装置
が接続されていない状態のときは、第2電力制御部は、
情報処理装置用電力供給部に電力供給を行わないことに
よって、消費電力を削減することができる。
【0073】また、請求項4の発明の拡張ユニットは、
請求項1の拡張ユニットにおいて、上記接続検知部が上
記情報処理装置と上記接続部との接続が完了したことを
検知すると、上記制御部の動作モード制御部により、上
記制御部,拡張機能部の少なくとも一部を低消費電力状
態から通常動作状態に動作モードを切り替える一方、上
記接続検知部が接続部に情報処理装置が接続されていな
いことを検知すると、上記制御部,拡張機能部の少なく
とも一部を通常動作状態から低消費電力状態に動作モー
ドを切り替えるので、情報処理装置が接続されていない
状態のときは、各種回路の動作モードを低消費電力状態
で動作させることによって、消費電力を削減することが
できる。
【0074】また、請求項5の発明の拡張ユニットは、
請求項1の拡張ユニットにおいて、上記制御部の送信出
力制御部により、上記接続検知部の検知結果に基づいて
上記通信部の送信出力を制御するので、情報処理装置が
接続されていない状態において、動作モード制御部によ
り、通信部の送信出力を最小限に制限し、情報処理装置
が接続された状態のときに通常動作通信用出力に切り替
えることによって、情報処理装置が非接続のときに消費
電力を削減すると共に、情報処理装置と接続部とを接続
するときに発生するチャタリングやノイズによる機器の
誤動作を防止することができる。
【0075】また、請求項6の発明の拡張ユニットは、
請求項1の拡張ユニットにおいて、上記制御部の表示制
御部により、上記接続検知部の検知結果を表示するよう
に表示部を制御ので、上記情報処理装置と上記接続部が
確実に接続されると、表示部により情報処理装置が確実
に接続したことを表示するため、オペレータは表示部の
表示を見ることで接続状態を確認でき、確実に操作する
ことができる。
【0076】また、請求項7の発明の拡張ユニットは、
請求項1の拡張ユニットにおいて、上記制御部の記憶部
に上記接続部に接続される上記情報処理装置を識別する
ための識別コードを記憶し、上記接続検知部が上記情報
処理装置と上記接続部との接続が完了したことを検知し
た後、上記制御部の識別コード判別部により上記通信部
により受信された情報処理装置からの識別コードが上記
記憶部に記憶された識別コードと一致するか否かを判別
して、その識別コード判別部の判別結果に基づいて制御
部の通信制御部により通信部を制御するので、情報処理
装置側からの識別コードにより情報処理装置との通信を
制御することができ、拡張ユニットを利用できる情報処
理装置の管理が可能となり、記憶装置またはローカルエ
リアネットワーク等の通信が可能な拡張機能を有する場
合、使用できる情報処理装置またはその情報処理装置の
利用者を制限することができる。
【0077】また、請求項8の発明の拡張ユニットは、
請求項1の拡張ユニットにおいて、上記制御部の記憶部
に、上記接続部に接続される上記情報処理装置を識別す
るための識別コードおよびその識別コードに対応する拡
張機能設定情報を記憶し、上記接続検知部が上記情報処
理装置と上記接続部との接続が完了したことを検知した
後、制御部の識別コード判別部により上記通信部により
受信された上記情報処理装置からの識別コードが上記記
憶部に記憶された識別コードと一致するか否かを判別し
て、上記識別コード判別部により通信部により受信され
た情報処理装置からの識別コードが上記記憶部に記憶さ
れた識別コードと一致した場合、その一致した識別コー
ドに対応する上記記憶部に記憶された拡張機能設定情報
に基づいて、上記制御部の拡張機能選択部によって情報
処理装置により制御可能な上記拡張機能部の拡張機能を
選択するので、情報処理装置側からの識別コードにより
使用できる拡張機能を制限することにより、拡張機能部
の各機能を利用できる情報処理装置の管理が可能とな
り、情報処理装置またはその機器の利用者を制限するこ
とができる。
【0078】また、請求項9の発明の拡張ユニットは、
請求項1の拡張ユニットにおいて、上記制御部のネット
ワーク通信制御部は、上記接続検知部が上記情報処理装
置と上記接続部との接続が完了したことを検知すると、
上記情報処理装置が接続されたことを表す接続検知信号
をネットワークのホストマシンに送信するように上記拡
張機能部のネットワーク通信部を制御するので、情報処
理装置が接続部に確実に接続されたことをホストマシン
に知らせる接続検知信号を送信することにより、その接
続検知信号を受けたホストマシンは、接続された情報処
理装置と確実にデータを送受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の拡張ユニッ
トの要部の機構図である。
【図2】 図2は上記拡張ユニットのブロック構成図で
ある。
【図3】 図3は上記拡張ユニットの拡張ユニット制御
回路のブロック図である。
【図4】 図4は上記拡張ユニットにパソコンを接続す
るときの手順を説明するフローチャートである。
【図5】 図5は上記拡張ユニットに拡張機能を選択す
る場合の手順を説明するフローチャートである。
【図6】 図6は上記拡張ユニットにローカルエリアネ
ットワークを接続する場合の手順を説明するフローチャ
ートである。
【図7】 図7は従来の拡張ユニットのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…拡張ユニット、 2…パソコン、 3…パソコン通信回路、 4…パソコン通信ユニット、 5…パソコン電力供給回路、 6…電力供給端子、 7…接続検知回路、 8…接触棒、 9…ガイド、 10…フォトインタラプタ、 21…電源スイッチ、 22…AC/DCコンバータ、 23…第1スイッチング回路、 24…第2スイッチング回路、 28…表示制御回路、 29…表示装置、 30…拡張ユニット制御回路、 31…パソコン通信回路、 32…外部記憶装置、 41…CPU、 42…メモリ、 43…動作モード制御回路、 44…拡張ユニットコントロール回路、 45…パソコン通信制御回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置の機能を拡張するための拡
    張機能部を備えた拡張ユニットにおいて、 上記情報処理装置が接続される接続部と、 上記接続部を介して上記情報処理装置と通信を行う通信
    部と、 上記情報処理装置と上記通信部との間の通信が可能な位
    置で上記情報処理装置が上記接続部に接続されたとき、
    上記情報処理装置と上記接続部との接続が完了したこと
    を検知する接続検知部と、 上記接続検知部の検知結果に基づいて、上記拡張機能部
    と上記通信部とを制御する制御部とを備えたことを特徴
    とする拡張ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の拡張ユニットにおい
    て、 電力を供給するための電源部と、 上記接続検知部の検知結果に基づいて、上記制御部,上
    記拡張機能部の少なくとも一部に対する上記電源部から
    の電力供給を制御する第1電力制御部とを備えたことを
    特徴とする拡張ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の拡張ユニットにおい
    て、 電力を供給するための電源部と、 上記電源部から電力が供給されると、上記情報処理装置
    に電力を供給する情報処理装置用電力供給部と、 上記接続検知部の検知結果に基づいて、上記情報処理装
    置用電力供給部に対する上記電源部からの電力供給を制
    御する第2電力制御部とを備えたことを特徴とする拡張
    ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の拡張ユニットにおい
    て、 上記制御部は、上記接続検知部が上記情報処理装置と上
    記接続部との接続が完了したことを検知すると、上記制
    御部,上記拡張機能部の少なくとも一部を低消費電力状
    態から通常動作状態に動作モードを切り替える一方、上
    記接続検知部が上記接続部に上記情報処理装置が接続さ
    れていないことを検知すると、上記制御部,上記拡張機
    能部の少なくとも一部を通常動作状態から低消費電力状
    態に動作モードを切り替える動作モード制御部を有する
    ことを特徴とする拡張ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の拡張ユニットにおい
    て、 上記制御部は、上記接続検知部の検知結果に基づいて上
    記通信部の送信出力を制御する送信出力制御部を有する
    ことを特徴とする拡張ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の拡張ユニットにおい
    て、 上記接続検知部の検知結果を表示するための表示部を備
    え、 上記制御部は、上記接続検知部の検知結果を表示するよ
    うに上記表示部を制御する表示制御部を有することを特
    徴とする拡張ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の拡張ユニットにおい
    て、 上記制御部は、 上記接続部に接続される上記情報処理装置を識別するた
    めの識別コードを記憶する記憶部と、 上記接続検知部が上記情報処理装置と上記接続部との接
    続が完了したことを検知した後、上記通信部により受信
    された上記情報処理装置からの識別コードが上記記憶部
    に記憶された識別コードと一致するか否かを判別する識
    別コード判別部と、 上記識別コード判別部の判別結果に基づいて上記通信部
    を制御する通信制御部とを有することを特徴とする拡張
    ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の拡張ユニットにおい
    て、 上記制御部は、 上記接続部に接続される上記情報処理装置を識別するた
    めの識別コードおよびその識別コードに対応する拡張機
    能設定情報を記憶する記憶部と、 上記接続検知部が上記情報処理装置と上記接続部との接
    続が完了したことを検知した後、上記通信部により受信
    された上記情報処理装置からの識別コードが上記記憶部
    に記憶された識別コードと一致するか否かを判別する識
    別コード判別部と、 上記識別コード判別部により上記通信部により受信され
    た上記情報処理装置からの識別コードが上記記憶部に記
    憶された識別コードと一致した場合、その一致した識別
    コードに対応する上記記憶部に記憶された上記拡張機能
    設定情報に基づいて、上記情報処理装置により制御可能
    な上記拡張機能部の拡張機能を選択する拡張機能選択部
    とを有することを特徴とする拡張ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の拡張ユニットにおい
    て、 上記拡張機能部は、ホストマシンと通信を行うネットワ
    ーク通信部を有し、 上記制御部は、上記接続検知部が上記情報処理装置と上
    記接続部との接続が完了したことを検知すると、上記情
    報処理装置が接続されたことを表す接続検知信号を上記
    ホストマシンに送信するように上記ネットワーク通信部
    を制御するネットワーク通信制御部を有することを特徴
    とする拡張ユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024915A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Yamaha Corp ドングル(dongle)装置および再生システム

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JP2013024915A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Yamaha Corp ドングル(dongle)装置および再生システム

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