JPH11352920A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH11352920A
JPH11352920A JP10163886A JP16388698A JPH11352920A JP H11352920 A JPH11352920 A JP H11352920A JP 10163886 A JP10163886 A JP 10163886A JP 16388698 A JP16388698 A JP 16388698A JP H11352920 A JPH11352920 A JP H11352920A
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JP
Japan
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voltage
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correction
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JP10163886A
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English (en)
Inventor
Koji Ogusu
幸治 小楠
Naoki Matsumoto
直樹 松本
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL表示装置などの表示装置において、製造
誤差によって生じる表示ムラを低減することを目的とす
る。 【解決手段】 表示パネルの各画素における電圧−輝度
特性を補正する補正データを補正データ記憶部42に記
憶しておき、表示ムラ補正部43において、入力画像デ
ータを補正データに応じて各画素毎に補正し、この補正
された画像データに基づいて表示パネルに画像を表示さ
せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EL表示装置など
の表示装置に関し、特にその表示ムラをなくすようにし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、EL表示装置においては、製造工程における発光層
の膜厚のばらつきなどの製造誤差によって、各画素にお
ける電圧−輝度特性が異なる場合がある。その結果、表
示パネル全体に同一色、同一階調を表示した場合に、面
内の輝度( 明るさ)のムラ、色度(色合い)のムラなど
の表示ムラが生じる。
【0003】このような問題に対し、発光層の膜厚を均
一化することによって表示ムラを低減するものが提案さ
れている。例えば、特公昭63−15714号公報に記
載されたものでは、ガラス基板と蒸着マスクとの間に隙
間を設け、ガラス基板を均一な温度で加熱することによ
って、発光層の膜厚を均一化している。また、特開平4
−191362号公報に記載されたものでは、ガラス基
板に伝える熱量を調節する均熱板をガラス基板より大き
くし、ガラス基板の温度を均一にすることによって、発
光層の膜厚を均一化している。
【0004】しかしながら、上記した方法では、表示パ
ネル側の方で表示ムラをなくすための細工を必要とす
る。一方、表示パネルを駆動する回路側の方で表示ムラ
を補正するものも提案されている。例えば、特開昭64
−13194号公報に記載されたものでは、発光画素の
数に応じて書き込みパルスのパルス幅を変化させ、発光
画素数の大小にかかわらず同一の発光輝度を得るように
している。また、特開平9−212129号公報に記載
されたものでは、走査駆動する行の発光画素数に応じて
EL素子への充電期間を変化させて、行間での輝度ムラ
をなくすようにしている。
【0005】しかしながら、これらの方法では、発光画
素数の大小によって生じる表示ムラを補正することはで
きるが、製造誤差によって生じる各画素の電圧−輝度特
性の違いを補正することはできない。本発明は上記問題
に鑑みたもので、表示パネルを駆動する回路側の方で製
造誤差によって生じる表示ムラを低減することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1乃至3に記載の発明においては、画像を表
示する表示パネル(1)と、この表示パネルの各画素に
おける電圧−輝度特性を補正する補正データを記憶した
補正データ記憶手段(42)と、入力された画像データ
を前記補正データに応じて各画素毎に補正する補正手段
(43)と、この補正手段によって補正された画像デー
タに基づいて前記表示パネルに画像を表示させる手段
(2、3、41)とを備えたことを特徴としている。
【0007】従って、表示パネルの各画素における電圧
−輝度特性を補正する補正データによって、入力画像デ
ータを補正しているから、製造誤差によって生じる表示
ムラを低減することができる。また、請求項4、5に記
載の発明においては、画像を表示する表示パネル(1)
と、この表示パネルの各画素における電圧−輝度特性を
補正した画像データを記憶した表示データ記憶手段(4
4)と、この表示データ記憶手段に記憶された画像デー
タ基づいて前記表示パネルに画像を表示させる手段
(2、3、41)とを備えたことを特徴としている。
【0008】従って、この発明においては、予め表示さ
れる画像が限定されている場合に、製造誤差によって生
じる表示ムラを低減することができる。なお、上記した
括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段と
の対応関係を示すものである。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
第1実施形態にかかるEL表示装置の全体構成を示す。
また、図2にEL素子の模式的な断面構成を示す。図2
において、EL素子10は、ガラス基板11上に積層形
成された、透明電極12、第1絶縁層13、発光層1
4、第2絶縁層15、背面電極16から構成されてい
る。そして、透明電極12、背面電極16間に正負の電
圧パルスを印加することにより、EL素子10が発光す
る。図2では、ガラス基板11より光を取り出すように
している。なお、背面電極16を透明電極とすれば図2
の上下の両方向から光を取り出すことができる。
【0010】図1に示すEL表示パネル1は、図2に示
す構成に対し、透明電極12、背面電極16を行列状に
複数配置して走査電極およびデータ電極とし、EL素子
をマトリクス配置して表示を行うように構成されてい
る。具体的には、行方向に走査電極201、202、…
が形成され、列方向にデータ電極301、302、…が
形成されている。
【0011】走査電極201、202、…とデータ電極
301、302、…のそれぞれの交点領域には、画素と
してのEL素子111、112、…が形成されている。
なお、EL素子は容量性素子であるため、図ではコンデ
ンサの記号で表している。このEL表示パネル1の表示
動作を行うために、走査側ドライバIC2およびデータ
側ドライバIC3が設けられている。
【0012】走査側ドライバIC2は、プッシュプルタ
イプの駆動回路であり、走査電極201、202、…に
接続されたPチャンネルFET21a、22a、…とN
チャンネルFET21b、22b、…を有し、駆動回路
20からの出力に従って、走査電極201、202、…
に走査電圧を印加する。また、FET21a、21b、
22a、22b、…のそれぞれには、寄生ダイオード2
1c、21d、22c、22d、…が形成されており、
走査電極を所望の基準電圧に設定する。
【0013】データ側ドライバIC3も同様の構成で、
駆動回路30、PチャンネルFET31a、32a、
…、NチャンネルFET31b、32b、…を有してお
り、データ電極301、302、303、…にデータ電
圧を印加する。走査側ドライバIC2には、走査電圧供
給回路5、6から走査電圧が供給される。走査電圧供給
回路5は、スイッチング素子51、52を有し、そのオ
ンオフ状態に応じて、直流電圧(書き込み電圧)Vrま
たは接地電圧を、走査側ドライバIC2におけるPチャ
ネルFETソース側共通線L1に供給する。走査電圧供
給回路6は、スイッチング素子61、62を有し、その
オンオフ状態に応じて、直流電圧−Vr+Vmまたはオ
フセット電圧Vmを、走査側ドライバIC2におけるN
チャンネルFETソース側共通線L2に供給する。
【0014】また、データ側ドライバIC3には、デー
タ電圧供給回路7からデータ電圧が供給される。このデ
ータ電圧供給回路7は、データ側ドライバIC3のPチ
ャネルFETソース側共通線に直流電圧Vmを供給し、
NチャンネルFETソース側共通線に接地電圧を供給す
る。上記した走査側ドライバIC2、データ側ドライバ
IC3、および走査電圧供給回路5、6は、制御回路4
からの制御信号に基づいて、それぞれの作動が行われ
る。
【0015】上記した構成において、EL素子を発光さ
せるためには、走査電極とデータ電極との間に正負の電
圧パルスを印加する必要があり、このためフィールド毎
に正負に極性反転する電圧パルスを各走査線毎に作成し
て駆動を行うようしている。以下、図3に示すタイミン
グチャートを参照して、正負フィールドでの動作につい
て説明する。なお、図3に示すタイミングチャートで
は、FET21a、21b、31a、31bにおいて、
オン状態をハイレベル、オフ状態をローレベルで示して
いる。また、電圧波形については波形なまりがないもの
として図示している。 (正フィールドでの作動)スイッチング素子51、62
をオン、52、61をオフにする。この時、走査電極2
01、202、…の基準電圧は、走査側ドライバIC2
のFETの寄生ダイオードの動作により、オフセット電
圧Vmとなっている。また、データ側ドライバIC3の
FET31a、32a、…側をオンし、データ電極の電
圧をVmにする。この状態では、全てのEL素子に印加
される電圧が0Vになるため、EL素子は発光しない。
【0016】この後、正フィールドでの発光動作を開始
する。まず、1行目の走査電極201に接続されている
走査側ドライバIC2のPチャンネルFET21aをオ
ンにして、走査電極201の電圧をVrにする。また、
他の走査電極に接続されている走査側ドライバIC2の
出力段FETを全てオフにしそれらの走査電極をフロー
ティング状態にする。
【0017】一方、データ電極301、302、…のう
ち発光させたいEL素子のデータ電極に接続されている
データ側ドライバIC3のPチャンネルFETをオフ、
NチャンネルFETをオンにし、発光させたくないEL
素子のデータ電極に接続されているデータ側ドライバI
C3のPチャンネルFETをオン、NチャンネルFET
をオフにする。
【0018】このことにより、発光させたいEL素子の
データ電極の電圧が接地電圧になるため、EL素子にし
きい値電圧以上の電圧VrがかかりEL素子が発光す
る。また、発光させたくないEL素子のデータ電極の電
圧はVmのままとなり、EL素子にはVr−Vmの電圧
が印加される。このVr−Vmの電圧は、しきい値電圧
より低く設定されておりEL素子は発光しない。
【0019】図3のタイミングチャートでは、データ側
ドライバIC3のPチャンネルFET31aをオフ、N
チャンネルFET41bをオンにして、EL素子111
にVrの電圧を印加しEL素子を発光させる状態を示し
ている。この後、1行目の走査電極201に接続されて
いる走査側ドライバIC2のPチャンネルFET21a
をオフ、NチャンネルFET21bをオンにすることに
より、走査電極201上のEL素子に蓄積した電荷を放
電する。
【0020】次に、2行目の走査電極202に接続され
ている走査側ドライバIC2のPチャンネルFET21
aをオンして、走査電極202の電圧をVrにする。ま
た、他の走査電極に接続されている走査側電極2の出力
段FETを全てオフにしそれらの走査電極をフローティ
ング状態にする。また、データ電極301、302、…
の電圧レベルを、発光させたいEL素子と発光させたく
ないEL素子に応じた電圧レベルにすることにより、上
記したのと同様にして2行目のEL素子の発光駆動を行
う。
【0021】図3のタイミングチャートでは、データ側
ドライバIC3のPチャンネルFET31aをオン、N
チャンネルFET31bをオフにし、データ電極301
の電圧をVmとして、EL素子121にVr−Vmの電
圧を印加し、EL素子121を発光させない状態を示し
ている。この後、2行目の走査電極202に接続されて
いる走査側ドライバIC2のPチャンネルFET22a
をオフにし、NチャンネルFET22bをオンすること
により、走査電極202上のEL素子に蓄積した電荷を
放電する。
【0022】以後、同様にして、最後の走査線に至るま
で上記動作を繰り返す、線順次走査を行う。 (負フィールドでの作動)スイッチング素子52、61
をオン、51、62をオフにし、極生を反転させて正フ
ィールドと同様な走査を行う。この時、走査電極の基準
電圧は接地電圧となる。また、データ側ドライバIC3
のFET31b、32b、…側をオンし、データ電極の
電圧を接地電圧とする。この状態では、全てのEL素子
に印加される電圧が0Vになるため、EL素子は発光し
ない。
【0023】以下、負フィールドも正フィールドと同様
に線順次走査を行う。この場合、表示選択を行う行の走
査電極には−Vr+Vmを印加する。データ電極側にお
いては、正フィールドとは逆に、発光させたいデータ電
極の電圧をVmにし、発光させたくないデータ電極に対
しては接地電圧のままにする。従って、−Vr+Vmの
電圧が印加されている走査電極に対し、データ電極に電
圧Vmが印加されると、それに対するEL素子に−Vr
の電圧が印加されEL素子が発光する。また、データ電
極の電圧が接地電圧であると、EL素子にしきい値電圧
より低い−Vr+Vmが印加されるため、EL素子は発
光しない。
【0024】そして、上記した正負フィールドの駆動に
より、1サイクルの表示動作が終了し、これを繰り返し
行う。次に、EL表示の階調制御について説明する。E
L表示パネル1の発光輝度は、EL素子に印加する電圧
パルスの幅により制御することができる。すなわち、電
圧パルスの幅が狭ければ輝度が低くなり、電圧パルスの
幅が広ければ輝度は高くなる。
【0025】データ側ドライバIC3は、EL素子に印
加する電圧パルスの幅を変化させて階調制御を行うよう
にしたもので、具体的には、東芝製TD62C948の
ELドライバICを用いることができる。このELドラ
イバは、階調度0〜15のパルス幅データ(階調デー
タ)を受けて、16階調の階調制御ができるようになっ
ている。
【0026】図4に、走査側ドライバIC2、データ側
ドライバIC3、および走査電圧供給回路5、6を制御
する制御回路4の構成を示す。この制御回路4は、制御
部41と、補正データ記憶部42と、表示ムラ補正部4
3から構成されており、データ側ドライバIC3に出力
するパルス幅データに関して、表示パネル1の各画素に
おける電圧−輝度特性を補正し、製造誤差による表示ム
ラをなくすように構成されている。すなわち、補正デー
タ記憶部42は、表示パネル1の各画素における電圧−
輝度特性を補正するための補正データを記憶しており、
表示ムラ補正部43は、階調度0〜15のパルス幅デー
タで構成される画像データにより補正データ記憶部42
からの補正データを用いて補正された画像データ(以
下、補正画像データという)を制御部41に出力し、制
御部41は、その補正画像データに従ってパルス幅デー
タをデータ側ドライバIC3に出力する。
【0027】次に、上記した画像データの補正について
説明する。図5に、補正データ記憶部42に記憶されて
いる補正データの構成を示す。この補正データは、図に
示すように、階調度0〜階調度15のそれぞれの階調に
おいて各画素毎に64階調のデータを用いて設定されて
いる。すなわち、16階調の画像データに対し、その階
調数よりも階調数の多いデータを補正データとしてい
る。
【0028】表示ムラ補正部43は、入力された画像デ
ータにおける各画素毎の階調度に対応した64階調の補
正データを補正データ記憶部42から抽出し、補正画像
データとして制御部41に出力する。ここで、データ側
ドライバIC3は、上述したように16階調の制御を行
うものであるため、制御部41は、その64階調の補正
画像データに従って64階調の表示ができるパルス幅デ
ータに変換してデータ側ドライバIC3に出力する。こ
のため、制御部41は、パルス幅指定部411を備え
て、64階調の階調制御を実現している。
【0029】以下、このパルス幅指定部411による6
4階調制御について説明する。EL素子は、上述したよ
うに正負の電圧パルスを交互に印加することにより発光
する。そこで、1組の正負の電圧パルスを印加する期
間、すなわち1組の正フィールドと負フィールドによる
期間を1つのフレームとし、図6に示すように、4フレ
ームの周期で周期的にパルス幅を制御する。EL素子の
輝度は、単位時間内のパルス数が多いほど明るく、また
パルス幅が広いほど明るい。従って、図6に示すような
電圧パルスを印加することによって、64階調制御を実
現することができる。
【0030】具体的には、階調度63〜48では、最初
のフレーム0から2でパルス幅を最大(パルス幅データ
=15)とし、最後のフレーム3でパルス幅を変化させ
る。階調度47〜32では、フレーム0、1でパルス幅
を最大とし、フレーム2でパルス幅を変化させる。フレ
ーム3では、パルスを出力しない(パルス幅データ=
0)。階調度31〜16では、フレーム0でパルス幅を
最大とし、フレーム1でパルス幅を変化させる。フレー
ム2、3では、パルスを出力しない。階調度15〜0で
は、フレーム0でパルス幅を変化させる。フレーム1か
ら3では、パルスを出力しない。
【0031】図7に、階調度と、それぞれのフレームで
パルス幅指定部4からデータ側ドライバIC3に出力さ
れるパルス幅データとの関係を示す。パルス幅指定部4
11は、この図7に示す関係に従い、フレーム0〜3を
1つの単位として、パルス幅データをデータ側ドライバ
IC3に出力する。図8に、上記したパルス幅指定部4
の具体的な構成を示す。図において、d5〜d0には6
ビットの補正画像データが入力される。この6ビットの
補正画像データにより、63〜0の64個の階調度を表
すことができる。また、出力o3〜o0からデータ側ド
ライバIC3にパルス幅データが出力される。
【0032】補正画像データd5〜d0のうち上位2ビ
ットのd5、d4は、2ビットコンパレータ411aに
入力される。2ビットコンパレータ411aは、d5を
上位ビット、d4を下位ビットとした変数F(0〜3)
を、フレーム番号R(0〜3)と比較する。ここで、フ
レーム番号Rが変数Fよりも小さい場合は、2ビットコ
ンパレータ411aの出力OUT1がHレベルになり、
OR回路411bによって出力o3〜o0が全てHレベ
ルになるため、パルス幅指定部411からは15を示す
パルス幅データが出力される。
【0033】また、変数Fがフレーム番号Rよりも小さ
い場合は、2ビットコンパレータ411aの出力OUT
2がHレベルになり、AND回路411cにより出力o
3〜o0が全てLレベルになるため、パルス幅指定部4
11からは0を示すパルス幅データが出力される。ま
た、フレーム番号R=変数Fのときは、2ビットコンパ
レータ411aの出力OUT1およびOUT2がLレベ
ルになるため、出力o3〜o0からは補正画像データd
3〜d0がそのまま出力される。
【0034】つまり、パルス幅指定部411は、フレー
ム番号Rと補正画像データd5〜d0の上位2ビットを
比較し、補正画像データの上位2ビットがフレーム番号
Rより大きいときは15を、一致するときはd3〜d0
を、小さいときは0をデータ側ドライバIC3にパルス
幅データとして出力する。その結果、図6に示すような
パルス幅データがデータ側ドライバIC3に出力され
る。このようなパルス幅指定部411の制御によって、
データ側ドライバIC3から出力されるデータ電圧のパ
ルス幅を周期的に変化させて、64階調の輝度変調を実
現している。なお、16階調用のデータ側ドライバIC
3に対し64階調の階調制御を実現する方法としては、
上記したようなパルス幅を周期的に変化させる方法以外
にデータ電圧の大きさを周期的に変化させる方法を用い
ることもできる。
【0035】従って、この実施形態によれば、予め、補
正データ記憶部42に、階調度0〜階調度15のそれぞ
れに対し各画毎に64階調の補正データを記憶させてお
き、その補正データを用いて各画素毎に16階調の画像
データを64階調の補正画像データに変換し、その補正
画像データにより64階調で表示を行うようにしてい
る。このため、補正データ記憶部42に記憶する補正デ
ータを、製造誤差によって生じる各画素の電圧−輝度特
性の違いを補正したものとしておけば、表示ムラをなく
すことができる。
【0036】次に、補正データ記憶部42に記憶する補
正データの作成方法について説明する。まず、面輝度計
を用いて、図9に示すように、各画素毎の階調度と輝度
との関係を測定する。次に、この階調度と輝度との関係
に基づき、ある輝度になるための階調度(0〜63の中
のいずれかの階調度)を求め、これを補正データとす
る。図9の場合、階調度10に対する画素1の補正デー
タは40であり、画素2の補正データは35である。こ
のようにして、各階調度毎で各画素毎に補正データを設
定する。
【0037】上記の場合、補正データは1画素毎に求め
ているが、複数画素毎のブロックで補正データを求めて
もよい。つまり、製造誤差による表示ムラの面内分布は
急激に変化するものではないので、付近の数画素を1つ
のブロックとして補正データを求めても実用上問題はな
い。この場合、補正データ記憶部42の記憶容量を少な
くすることができる。 (第2実施形態)上記第1実施形態では、補正データ記
憶部42に(16×画素数)個の補正データを記憶する
ものを示したが、この実施形態では、その記憶する補正
データを大幅に減らすようにしている。
【0038】このため、この実施形態においては、階調
度と輝度の測定結果に基づき、階調度と輝度との関係を
図10に示すように直線近似する。これを図11に示す
ように、画像データの階調度(0〜15の階調度)と補
正画像データ(0〜63の階調度)との直線関係に変換
した後、補正データ記憶部42に、その直線と切片の2
つのデータを記憶させる。
【0039】表示ムラ補正部43は、補正データ記憶部
42に記憶された各画素の傾きと切片のデータを基に、
入力された画像データの階調度を補正し、補正画像デー
タとして出力する。このような補正を用いれば補正デー
タ記憶部42に記憶しておくデータ量を大幅に減らすこ
とができる。この場合、第1実施形態で述べたように、
付近の数画素を1つのブロックとして補正データを求め
れば、さらに補正データ記憶部42の記憶容量を少なく
することができる。 ( 第3実施形態)上記第1、第2実施形態においては、
外部から入力される任意の画像データを補正し、表示ム
ラを軽減させるものを示したが、この実施形態では、予
め表示される画像が限定されている場合において表示ム
ラを補正するものを示す。この場合、予め表示される画
像が限定されているため、表示ムラ補正部43でリアル
タイムに補正処理を行う必要はなく、予め補正した画像
データを記憶させておけばよい。
【0040】図12にこの実施形態における制御回路4
の構成を示す。表示データ記憶部44に、予め補正した
表示データ(64階調の画像データ)を記憶しておき、
その表示データを用いて上記第1、第2実施形態と同様
に64階調の表示を行わせる。従って、この実施形態に
おいても製造誤差による表示ムラをなくすことができ
る。
【0041】なお、上記した制御回路4においては、ハ
ードロジック回路によって構成する他、コンピュータ手
段を用いても構成することができる。また、本発明は、
EL表示装置に限らず、液晶表示装置などの表示装置に
も同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すEL表示装置の構
成図である。
【図2】EL素子の模式的構成を示す構成図である。
【図3】図1に示すもの作動説明に供するタイミングチ
ャートである。
【図4】図1中の制御回路4の構成を示す図である。
【図5】図4中の補正データ記憶部42に記憶されてい
る補正データの構成を示す図である。
【図6】図1中の表示パネル1における各EL素子への
印加電圧波形を示す図である。
【図7】図4中のパルス幅指定部411がデータ側ドラ
イバIC3に出力するパルス幅データを示す図である。
【図8】図4中のパルス幅指定部411の構成を示す図
である。
【図9】補正データ記憶部42に記憶する補正データを
作成するために、各画素毎の階調度と輝度との関係を測
定した結果を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態において、補正データ
記憶部42に記憶する補正データを作成するために、各
画素毎の階調度と輝度との関係を直線近似したものを示
す図である。
【図11】図10に示す結果に基づき、入力画像データ
の階調度と補正画像データの関係に変換した状態を示す
図である。
【図12】本発明の第3実施形態における制御回路4の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1…EL表示パネル、2…走査側ドライバIC、3…デ
ータ側ドライバIC、4…制御回路、5、6…走査電圧
供給回路、7…データ電圧供給回路。41…制御部、4
11…パルス幅指定部、42…補正データ記憶部、43
…表示ムラ補正部、44…表示データ記憶部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する表示パネル(1)と、 この表示パネルの各画素における電圧−輝度特性を補正
    する補正データを記憶した補正データ記憶手段(42)
    と、 入力された画像データを前記補正データに応じて各画素
    毎に補正する補正手段(43)と、 この補正手段によって補正された画像データに基づいて
    前記表示パネルに画像を表示させる手段(2、3、4
    1)とを備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記入力された画像デ
    ータを、その階調数よりも階調数の多い画像データに補
    正するものであることを特徴とする請求項1に記載の表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記画像を表示させる手段は、前記補正
    された画像データの階調数よりも少ない階調数の階調デ
    ータに基づいて前記表示パネルをフレーム単位で表示駆
    動する駆動手段(2、3)と、前記補正された画像デー
    タを複数のフレームにおける前記階調データの組み合わ
    せに変換する手段(411)とを有することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 画像を表示する表示パネル(1)と、 この表示パネルの各画素における電圧−輝度特性を補正
    した画像データを記憶した表示データ記憶手段(44)
    と、 この表示データ記憶手段に記憶された画像データ基づい
    て前記表示パネルに画像を表示させる手段(2、3、4
    1)とを備えたことを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画像を表示させる手段は、前記画像
    データの階調数よりも少ない階調数の階調データに基づ
    いて前記表示パネルをフレーム単位で表示駆動する駆動
    手段(2、3)と、前記画像データを複数のフレームに
    おける前記階調データの組み合わせに変換する手段(4
    11)とを有することを特徴とする請求項4に記載の表
    示装置。
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