JPH11352752A - 電子写真用接触帯電部材および電子写真装置 - Google Patents

電子写真用接触帯電部材および電子写真装置

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JPH11352752A
JPH11352752A JP16344398A JP16344398A JPH11352752A JP H11352752 A JPH11352752 A JP H11352752A JP 16344398 A JP16344398 A JP 16344398A JP 16344398 A JP16344398 A JP 16344398A JP H11352752 A JPH11352752 A JP H11352752A
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西川  学
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期の使用においても汚れの付着がなく、鮮
明な画像を得ることのできる接触帯電部材および電子写
真装置を提供。 【解決手段】 疎水性弾性体を用いて電子写真感光体と
の接触面を形成し、その表面の純水接触角を90度以上
としたことを特徴とする電子写真用接触帯電部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接触帯電部材および
電子写真装置に関するものである。更に詳しくは、汚れ
の付着がなく鮮明な画像を得ることのできる接触帯電部
材および電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンター、ファクシミリなど
の電子写真装置においては、感光体を帯電装置で帯電さ
せるプロセスを必要とする。帯電装置としては、大別し
て接触帯電装置と非接触帯電装置がある。前者の接触帯
電装置は非帯電体としての感光体表面に、接触帯電用部
材を接触させ、この接触帯電用部材に電圧を印加するこ
とによって、感光体表面を所定の電位に帯電させるもの
である。
【0003】この接触帯電装置は、後者の例えばコロナ
放電を利用した非接触帯電装置に比して印加電圧を低く
抑えることができ、また、帯電時のオゾンの発生を低減
することが可能であるなどの利点がある。しかし、接触
帯電方式は、長期の使用に伴い、押しつぶされた残留ト
ナーなどの汚染物が感光体に固着し、帯電不良、ひいて
は画像不良を引き起こすという問題があり、その対策と
して、最外層に疎水化表面処理された無機粒子を配合し
て感光体表面を疎水化し、トナーの残留を防止すること
が行われている。しかしながら、かかる残留トナー防止
策はある程度の効果をあげてはいるが画像不良は依然と
してある程度の密度で観察され、特に、接触帯電装置を
有する電子写真装置の場合に、問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長期の使用
においても汚れの付着がなく、鮮明な画像を得ることの
できる接触帯電部材および電子写真装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、接触帯電装置を含む電
子写真装置においては、感光体とこれを帯電する接触帯
電用部材が直接接触しているために、感光体表面のみな
らず、接触帯電部材側にもトナーが残留、固着し、かか
る残留トナーが、感光体の帯電不良箇所を発生させ、あ
るいは、感光体表面に戻ることにより画像不良が起こっ
ていることを見出した。また、接触帯電部材の表面を純
水接触角が特定の値以上になるまで疎水化することによ
り、画像不良を劇的に減少し得ることを見出し、本発明
に到達した。
【0006】本発明は、残留トナーなどの汚染物の固着
を防止し、長期にわたって安定した帯電特性を維持し、
良好な画像形成を可能とした接触帯電用部材および電子
写真装置を提供するものである。すなわち、本発明は疎
水性弾性体を用いて電子写真感光体との接触面を形成
し、その表面の純水接触角を90度以上としたことを特
徴とする電子写真用接触帯電部材を提供するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】電子写真装置1は、図1に示すよ
うに、電子写真感光体、図においてはドラム状の電子写
真感光体2を有し、該感光体2の周囲には、帯電機構
3、露光機構4、トナーによって画像を生じさせる現像
機構5およびクリーナー6を有し、目的に応じて、画像
を一旦転写する中間転写ベルト7、転写用荷電器8を設
けて、中間転写ベルト7に転写された画像を用紙9に転
写されるように構成されている。
【0008】本発明は、帯電機構3が、電子写真感光体
との接触面が疎水性弾性体で形成され、その表面を純水
の接触角が90度以上とされる。接触帯電部材の構造は
特に制限はなく、帯電ローラ、帯電ブレード、帯電ブラ
シ、帯電フィルムなどを用いることができるが、帯電ロ
ーラが最も好適に使用することができる。
【0009】以下、本発明接触帯電部材を帯電ローラを
例にとって説明する。帯電ローラ11としては、図2に
示すように、ローラ状の芯金12の外周に弾性体によっ
て弾性体層13が形成される。本発明において弾性体と
はその成形体が可撓性を示し得るものを広く意味し、ゴ
ム状弾性を有するエラストマーからある程度硬質の樹脂
状のものを意味するが帯電ローラ1としては、ある程度
ゴム的性質を有するものが好ましく、加硫ゴム、注型ゴ
ム、熱可塑性エラストマーなどのベース樹脂が用いられ
る。
【0010】接触帯電部材11の感光体との接触面を形
成する弾性体は、導電性を有することが望ましく、導電
性成分が添加される。導電性成分としては、カーボンブ
ラック、金属粉、金属酸化物粉などの導電性フィラーや
四級アンモニウム塩などの吸湿型導電剤をはじめ、公知
のものを用いることができる。
【0011】導電性成分の配合量としては、体積固有抵
抗率が、1×104 〜1×1010Ω・cmになるように
調製することが好ましい。弾性体層13は、必要に応じ
て導電性あるいは弾性の異なる2以上の弾性体を積層す
ることもできる。本発明の帯電ローラは必要に応じて保
護層14を有するものを用いることができる。
【0012】保護層14を形成する場合、弾性体が用い
られ、熱可塑性樹脂、溶媒可溶性樹脂などをベース樹脂
として用いることができる。従って、保護層14は弾性
体層13の一部を形成するものである。保護層14は、
抵抗値にも特に制限はなく、必要に応じて誘電体をベー
ス樹脂に選択したり、導電性成分を配合することによ
り、所望の物性を得ることができる。 本発明において
は、接触帯電部材11の最外層表面を純水接触角90度
以上の疎水性とされる。
【0013】接触帯電部材11の最外層の純水接触角を
90度以上に設定することにより、残留トナーなどの汚
染物固着を防止することができる。具体的には、95度
以上が好ましく、105度以上であればさらに好まし
い。一般に接触帯電部材11に用いられる弾性体層1
3、保護層を用いるときは保護層14などの最外層は、
ポリウレタンやポリアミドなど、純水接触角があまり高
くないものが多く用いられるが、最外層のベースに用い
る樹脂の純水接触角物性が低い樹脂であっても、無機粒
子、好ましくは表面疎水化無機粒子を分散させることに
より、純水接触角の高い最外層を得ることができる。
【0014】無機粒子としては、例えば酸化セリウム、
酸化クロム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸
化ケイ素、酸化錫、酸化ジルコニウム、酸化鉄、酸化チ
タンなどの酸化物二硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫
酸アルミニウムなどの硫酸塩;珪酸カルシウム、珪酸マ
グネシウムなどの珪酸塩;チッ化ホウ素、チッ化チタン
などのチッ化物;炭化ケイ素、炭化チタン、炭化ホウ
素、炭化タングステン、炭化ジルコニウムなどの炭化
物;ホウ化ジルコニウム、ホウ化チタンなどのホウ化物
などが挙げられ、これらのうち1種を、または、必要に
応じて2種以上が用いられる。
【0015】無機粒子の物性に特に制限はないが、粒径
が大きすぎると、分散不良を生じることがあるので、1
μm以下が好ましく、100nm以下であるとさらに好
ましい。また、無機粒子の表面を疎水化処理すると、撥
水効果を付与し、トナーの固着をさらに防ぐことができ
るようになるので、特に好ましい。
【0016】疎水化処理としては、アルキル処理、アル
キルシラン処理、ハロゲン化アルキルシラン処理などの
手法を好適に用いることができる。これらの無機粒子お
よび疎水化無機粒子は、日本アエロジル(株)などか
ら、市販品を入手することができる。配合量は、比率が
高いほど残留トナー固着を防ぐ効果が増すので、最外層
において1重量%以上が好ましく、10重量%以上であ
るとさらに好ましい。また、多くなりすぎると、ローラ
が固くなりすぎるなどの問題が生じることがあるので、
50重量%以下が好ましく、30重量%以下であるとさ
らに好ましい。
【0017】図3は、帯電ブレード14を示すもので、
芯金12の表面に弾性体層13が形成されており、最外
層表面の純水接触角が90度以上とされる。また、本発
明においては、電子写真用感光体2についてもその表面
を疎水性化することが望ましい。感光体の構成として
は、積層型、単層型などを用いることができる。また、
必要に応じ、磨耗防止などを目的とし、オーバーコート
層を用いることもできる。
【0018】積層型感光体の場合その電荷発生層に使用
される電荷発生材料としては、例えば、セレニウム、お
よびその合金、硫化カドミニウム、その他無機系光導電
材料、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、キナクリドン顔
料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、ア
ントアントロン顔料、ベンズイミダゾール顔料などの有
機顔料等各種が使用できるが、中でもフタロシアニン顔
料、特にチタニルフタロシアニンは、感度、帯電性、繰
り返し安定性に優れているため良好な電子写真特性を示
す。
【0019】これらの微粒子を例えば、ポリエステル樹
脂、ポリビニルアセテート、ポリアクリル酸エステル、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセトア
セタール、ポリビニルプロピオナール、ポリビニルブチ
ラール、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、セルロースエステルなどの各種バインダー樹脂で結
着した形で使用される。
【0020】この場合の使用比率はバインダー樹脂10
0重量部に対して30から50重量部の範囲より使用さ
れ、その膜厚は通常0.1μmから1μm、好ましく
は、0.15μmから0.6μmが好適である。電荷移
動層の電荷移動材料としては、例えば、2,4,7−ト
リニトロフルオレノン、テトラシアノキノジメタンなど
の電子吸引性物質、カルバゾール、インドール、イミダ
ゾール、オキサゾール、ピラゾール、オキサジアゾー
ル、ピラゾリン、チアジアゾールなどの複素環化合物、
アニリン誘導体、或いはこれらの化合物からなる基を主
鎖もしくは側鎖に有する重合体などの電子供与性物質が
挙げられる。
【0021】これらの電荷移動材料とともに必要に応じ
てバインダー樹脂が配合される。好ましいバインダー樹
脂としては、例えばポリメチルメタクリレート、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル等のビニル重合体、およびその
共重合体、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリエス
テルカーボネート、ポリスルホン、ポリイミド、フェノ
キシ、エポキシ、シリコーン樹脂等があげられ、またこ
れらの部分的架橋硬化物も使用できる。また電荷移動層
には、必要に応じて酸化防止剤、増感剤等の各種添加剤
を含んでいても良い。電荷移動層の膜厚は、10〜40
μm、好ましくは、13〜35μmの厚みで使用される
のがよい。
【0022】単層分散型の場合前述の電荷発生材料およ
び電荷移動材料を例えば、ポリエステル樹脂、ポリビニ
ルアセテート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリ
ル酸エステル、ポリエステル、ポリカーボネート等のバ
インダー樹脂で結着した形で使用される。この場合バイ
ンダー樹脂100重量部に対して電荷発生材料は1から
50重量部、電荷移動材料は30から150重量部の範
囲より使用されるのが好ましい。また膜厚は通常5から
50μm、好ましくは10から35μmが好適である。
また必要に応じて酸化防止剤、増感剤等の各種添加剤を
含んでいても良い。
【0023】感光体最外層の純水接触角も接触帯電部材
同様、90度以上と高く設定することにより、残留トナ
ーなどの汚染物の固着を防止する事ができるので、好ま
しい。具体的には、95度以上が好ましく、105度以
上であればさらに好ましい。最外層のベースに用いる樹
脂が純水接触角の低いものであっても、接触帯電部材の
最外層同様、無機粒子、好ましくは表面疎水化無機粒子
を分散させることにより、純水接触角の高い最外層を得
ることができる。
【0024】感光体2としては、円筒状の感光ドラム
や、フィルム状の感光ベルトなどが好適に用いられる。
該感光体2に接触帯電用部材11が、設定された接触圧
力をもって接触して配置され、接触帯電用部材からのび
る電極が電源に接続され、接触帯電用部材に導電性ロー
ラを用いた場合は、芯金が電極としての役割を果たす。
【0025】電極に印加されたバイアスは、接触帯電用
部材11を介して感光体に印加され、感光体表面を帯電
する仕組みになっている。また、接触帯電部材あるいは
感光体として純水接触角の高いものを用いることによ
り、感光体の汚染を低減することができる。105度以
上が好ましく、120度以上であれば汚染を極度に抑え
ることができるので特に好ましい。
【0026】しかしながら、接触帯電用部材11と感光
体2の純水接触角の差異が大きすぎると、各々の値がた
とえ100度を越えていても長期にわたる使用により、
接触角の低い方に選択的に汚染物が累積してしまう問題
が生じる。この問題は、接触帯電部材11と感光体2の
純水接触角の差異が小さい組み合わせを用いると、汚染
物が片側に累積する前に、それぞれのクリーニングブレ
ードなどでの清掃機構により除去される確率が高くなる
ので、総合的効果として抑制することができる。具体的
には、接触帯電用部材と感光体の純水接触角の差異が1
0度以下が好ましく、5度以下であれば選択的な汚染が
低減されるので特に好ましい。上記のように、接触帯電
方式は、感光体に接触帯電用部材が設定された接触圧力
をもって接触して配置されるため、接触部に残留トナー
などの汚染物が入り込むと、接触圧力により押しつぶさ
れて、一部は固着してしまう問題が生じるが、本発明は
かかる障害が一掃される。
【0027】
【実施例】本発明について、実施例により、更に具体的
に説明するが、本発明の要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。尚、以下の評価雰囲気
は全て25℃、50%RHであり、本実施例に使用した
原料、手法、評価方法は以下の通りである。
【0028】○導電性ローラ ・ベース層原料 スチレン系熱可塑性エラストマー(三菱化学(株)製
ラバロンT320C JIS−A硬度 15) カーボンブラック(三菱化学(株)製 3030B)
【0029】・ベース層用樹脂混練方法 各原料を表1の配合比にて、二軸混練押出機「PCM4
5」(池貝機販(株)製)を用いて混練、造粒して熱可
塑性エラストマー組成物のペレットを得た。 ・ベース層成形方法 上記ペレットを、下記条件で、クロスヘッドダイを有す
る直径40mm押出機を用いて導電性ローラを製造し
た。 成形温度 ;190℃ 使用芯金形状 ;直径8mm、全長340mm(SUS) ローラ形状 ;芯金上に3.5mm厚で形成(全体の直径15mm)
【0030】・保護層原料 アルコール可溶性ナイロン(デュポン(株)製 エルバ
ミド) 表面疎水化SiO2(日本アエルジル(株)製 アエロ
ジルR812) ・保護層形成 各原料を表1に記載の配合比、濃度に調整後、ディップ
コート手法により、保護層を形成した。
【0031】○感光体 ・CGL塗布液 オキシチタニウムフタロシアニン10重量部に、ポリビ
ニルブチラール(電気化学工業(株)製:デンカブチラ
ール#6000−C)5重量部に1,2−ジメトキシエ
タン500重量部を加え、サンドグラインドミルで粉
砕、分散処理を行ってCGL塗布液を調液した。 ・CTL塗布液 次に示すヒドラゾン化合物A、
【0032】
【化1】 次に示すヒドラゾン化合物B、
【0033】
【化2】 下記シアノ化合物、
【0034】
【化3】 および下記に示すポリカーボネート樹脂
【0035】
【化4】
【0036】を1,4−ジオキサンに溶解させた液に、
表面疎水化SiO2 (日本アエルジル(株)製 アエロ
ジルR812)を添加混合した。各原料の配合比は表1
に示す通りである。表面を鏡面仕上げした肉厚1mm、
外径30mm、長さ254mmのアルミシリンダーにC
GL塗布液を浸漬塗布し、乾燥後の着量が0.3g/m
2 になるよう電荷発生層を設けた。
【0037】更にこのシリンダーをCTL塗布液に浸漬
塗布し、乾燥後の膜厚が17μmとなるように電荷移動
層を設けた。 ○接触帯電装置および画像形成装置 上述の接触帯電部材としての導電性ローラと感光体を画
像形成装置の接触帯電装置として所定の位置に設置。
【0038】○評価 ・純水接触角 ゴニオメーター式接触角測定器によって測定。測定液
は、精密蒸留水を用いた。
【0039】・画像評価 室温25℃、湿度50%RH環境下で、画像出力を5万
枚実施し、出力画像を目視にて評価した。 ◎ ;画像良好 ○ ;軽微な画像不良発生 × ;帯電不良画像発生 ××;帯電不良画像発生
【0040】・帯電ローラの汚染度評価 画像出力のすんだ画像形成装置から帯電ローラを取り出
し、残留トナーの固着などの汚染度を目視で評価した。 ◎ ;汚染微 ○ ;軽微な汚染 × ;汚染大 ××;汚染激
【0041】・感光体の汚染度評価 画像出力のすんだ画像形成装置から感光体を取り出し、
残留トナーの固着などの汚染度を目視で評価した。 ◎ ;汚染微 ○ ;軽微な汚染 × ;汚染大 ××;汚染激
【0042】○結果 結果一覧を別表に示す。 ○実施例1 表1に示す通り、汚染起因による画像不良の少ない画像
を得た。 ○実施例2 実施例1よりも、純水接触角の高い帯電ローラを用いる
ことにより、画像出力後の帯電ローラの汚染は減少し
た。画像評価結果は、実施例1とほぼ同レベルであっ
た。
【0043】○実施例3 実施例1よりも、純水接触角の高い感光体を用いること
により、画像出力後の感光体の汚染は減少した。画像評
価結果は、実施例1とほぼ同レベルであった。 ○実施例4 実施例1よりも、純水接触角の高い帯電ローラおよび純
水接触角の高い感光体を用いることにより、画像出力後
の帯電ローラおよび感光体の汚染は減少した。汚染起因
による画像不良は実施例1よりも少ない良好な画像を得
た。
【0044】○比較例1 帯電ローラ、感光体ともに純水接触角の低いものを用い
たため、画像出力後の汚染は帯電ローラ、感光体ともに
大きかった。画像評価では帯電ローラ、感光体ともに汚
染が大きかったことに起因した画像不良が発生した。
【0045】○比較例2 比較例1よりも純水接触角の高い感光体を用いることに
より、画像出力後の感光体の汚染は減少した。しかし、
帯電ローラの汚染は、比較例1よりも大きかった。画像
評価結果は、比較例1よりも悪かった。汚染物が選択的
に帯電ローラに固着したためと考えられる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、汚染起因の画像不良が
少なく、総合的性能のバランスした電子写真装置を得る
ことができる。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真装置の構造を示す側面図
【図2】接触帯電ローラの斜視図
【図3】接触帯電ブレードの縦断面図
【符号の説明】
1 電子写真装置 2 電子写真感光体 3 帯電機構 4 露光機構 5 現像機構 6 クリーナー 7 中間転写ベルト 9 用紙 11 接触帯電部材 12 芯金 13 弾性体層 14 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深田 崇 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性弾性体を用いて電子写真感光体と
    の接触面を形成し、その表面の純水接触角を90度以上
    としたことを特徴とする電子写真用接触帯電部材。
  2. 【請求項2】 接触帯電部材が、金属製の芯金の外周に
    導電性の疎水性弾性体を被覆した接触帯電ロールである
    請求項1記載の電子写真装置用接触帯電部材。
  3. 【請求項3】 接触帯電部材が、金属製の芯金を有し、
    該芯金の少なくとも電子写真感光体接触面が導電性の疎
    水性弾性体で被覆された接触帯電ブレードである請求項
    1記載の電子写真用接触帯電部材。
  4. 【請求項4】 疎水性弾性体が、疎水化表面処理された
    無機粒子を含有する弾性体である請求項1〜3いずれか
    に記載の電子写真用接触帯電部材。
  5. 【請求項5】 疎水化表面処理された無機粒子が、表面
    をアルキルシラン処理した酸化ケイ素粒子である請求項
    4記載の電子写真用接触帯電部材。
  6. 【請求項6】 電子写真感光体と該感光体に接触する位
    置に配設された接触帯電用部材を有する電子写真装置に
    おいて、接触帯電用部材が請求項1〜5いずれかに記載
    の接触帯電部材である電子写真装置。
  7. 【請求項7】 電子写真感光体の表面を、純水接触角が
    90度以上とした請求項6記載の電子写真装置。
  8. 【請求項8】 電子写真感光体表面の純水接触角Roと
    接触帯電部材表面の純水接触角Rcとが、次式を満足す
    る請求項6または7記載の電子写真装置。 【数1】0度≦|Ro−Rc|≦10度
  9. 【請求項9】 電子写真感光体および接触帯電用部材の
    それぞれの表面が、疎水化表面処理された無機粒子を含
    有する弾性体によって形成されてなる請求項6〜8いず
    れかに記載の電子写真装置。
  10. 【請求項10】 疎水化表面処理された無機粒子が、表
    面をアルキルシラン処理した酸化ケイ素粒子である請求
    項9記載の電子写真装置。
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