JPH11351443A - 弁の開閉検出装置 - Google Patents

弁の開閉検出装置

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JPH11351443A
JPH11351443A JP15793198A JP15793198A JPH11351443A JP H11351443 A JPH11351443 A JP H11351443A JP 15793198 A JP15793198 A JP 15793198A JP 15793198 A JP15793198 A JP 15793198A JP H11351443 A JPH11351443 A JP H11351443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉状態を弁から離れた場所で確認すること
ができる開閉検出装置を提供する。 【解決手段】 回動させることによって弁体が動作され
る弁棒33の弁箱34から露出する部分35に、操作片
36が固定され、弁体が弁座に着座したときの第1位置
39と、弁体が弁座から最も離反したときの第2位置4
0との間で角変位する。この操作片36の角変位位置に
対応した操作量で操作される作動片37を有するリミッ
トスイッチ38が設けられ、このリミットスイッチ38
は、弁体の動作、すなわちスイング逆止め弁23の開閉
状態に対応して変位する操作片36による作動片37の
操作に対応した信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、流体を輸送する流
路に介在される弁の開閉状態を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、典型的な従来技術の弁の開閉検
出装置1を示す正面図である。開閉検出装置1は、天然
ガスを輸送するガス管2に介在されるスイング逆止め弁
3の開閉状態を検出するために、スイング逆止め弁3に
設けられている。スイング逆止め弁3は、弁箱4から外
部へ部分的に露出する弁棒5を第1回動方向A1および
第2回動方向にA2に回動させることによって、弁箱4
内に設けられる弁体を動作させて弁孔を開閉している。
【0003】開閉検出装置1は、スイング逆止め弁3の
弁孔に関して流体の流過方向上流側の圧力に応じて変位
するダイアフラムが内蔵されるとともに、このダイアフ
ラムの変位に伴って変位するたとえば赤色の表示片6を
有している。スイング逆止め弁3が開いているときに
は、表示片6は、遮光性を有する収納筒7内の収納位置
8に位置している。この状態からスイング逆止め弁3が
閉じると、弁孔に関して流体の流過方向上流側の圧力が
上昇し、この圧力変化に応答してダイアフラムが変位
し、これに伴って表示片6は、収納筒7から露出する方
向に移動する。スイング逆止め弁3が閉じているときに
は、表示片6は、透光性を有するカバー9内の露出位置
10に位置している。この状態からスイング逆止め弁3
が開くと、弁孔に関して流体の流過方向上流側の圧力が
下降し、この圧力変化に応答してダイアフラムが変位
し、これに伴って表示片6は、収納筒7に没入する方向
に移動する。
【0004】このように開閉検出装置1は、スイング逆
止め弁3の開閉状態を、圧力変化に基づいてダイアフラ
ムによって検出し、ダイアフラムの変位を表示片6に与
えて表示している。作業者は、表示片6が露出位置10
に露出しているか否かを目視によって確認し、スイング
逆止め弁3の開閉状態を確認している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、作業者は、スイング逆止め弁3の開閉状態を確認す
るために、表示片6が露出位置10に露出しているか否
かを目視しなければならないので、スイング逆止め弁3
の近くの場所に移動しなければならない。つまり作業者
は、スイング逆止め弁3から離れた場所、たとえば操作
室において、スイング逆止め弁3の開閉状態を確認する
ことができない。このために、スイング逆止め弁3の開
閉状態の確認に手間を要し、スイング逆止め弁3の管理
上の利便性が悪い。
【0006】したがって本発明の目的は、弁の開閉状態
を離れた場所において確認することができ、弁の管理上
の利便性を向上することができる弁の開閉検出装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、弁箱から外部へ部分的に露出する露出部分を有する
弁棒を第1回動方向に回動させることによって、弁箱内
に設けられる弁体が弁座に着座して弁孔を閉鎖し、かつ
弁棒を前記第1回動方向とは逆方向の第2回動方向に回
動させることによって、前記弁体が弁座から離反して弁
孔を開放する弁において、弁棒の露出部分に固定され、
弁体が弁座に着座したときの第1位置と、弁体が弁座か
ら最も離反したときの第2位置との間で角変位する操作
片と、操作片の角変位位置に対応した操作量で操作され
る作動片を有し、操作片による作動片の操作に対応した
信号を出力する検出手段とを含むことを特徴とする弁の
開閉検出装置である。
【0008】本発明に従えば、弁体の動作に対応して回
動する弁棒の露出部分には、操作片が固定されており、
この操作片は、弁棒の回動に伴って角変位して検出手段
の作動片を操作し、検出手段は、操作片による作動片の
操作に対応して信号を出力する。操作片は、弁体が弁座
に着座したときの第1位置と、弁体が弁座から最も離反
したときの第2位置との間で角変位し、検出手段は、操
作片による作動片の操作に対応した信号を出力するの
で、弁体の動作に対応して弁棒が回動して操作片が角変
位すると、操作片によって作動片が操作されて操作に応
じて信号が出力される。これによって弁体の動作状態、
すなわち弁の開閉状態に対応した信号が、検出手段から
出力される。
【0009】この検出手段からの信号を、弁から離れた
場所で受信することによって、この信号に基づいて、弁
から離れた場所で弁の開閉状態を表示することができ
る。したがって作業者は、弁から離れた場所、たとえば
工場の操作室などから弁の近くの場所に移動することな
く、操作室に在室の状態で、弁の開閉状態を確認するこ
とができる。このように弁から離れた場所で、弁の開閉
状態を確認することができるので、弁の管理上の利便性
が向上される。
【0010】また一例として挙げると、弁の開閉状態に
対応する検出手段からの信号に基づいて、他の弁などの
機器の動作を制御するようにしてもよく、これによって
弁だけでなく、この弁を備える装置の管理上の利便性を
向上することができる。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明の構成において、操作片は、弁棒に固定される基部
と、基部から弁棒の軸線に垂直な一直線に沿って突出す
る操作部とを有し、操作部は、弁棒が第1または第2回
動方向に回動するときに、弁棒の軸線および前記一直線
を含む仮想平面と一致する押圧面によって作動片を押圧
操作することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、操作片は、弁棒に固定さ
れる基部から突出する操作部によって、弁棒が第1また
は第2回動方向に回動するときに、検出手段の作動片を
押圧操作する。このように操作片は、操作部によって作
動片を一方向に押圧するだけの簡単な構成であり、操作
部の複雑な加工を必要としないので、操作片の製造が用
意である。さらに操作部の作動片を押圧する押圧面は、
弁棒の軸線および弁棒の軸線に垂直な一直線を含む仮想
平面と一致する面であり、操作片が角変位するときに、
押圧面はその押圧面に垂直な方向に移動する。したがっ
て操作片の角変位によって、効率良く作動片を押圧する
ことができる。
【0013】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
発明の構成において、操作片は、基部から前記一直線に
沿って操作部とは反対側に突出する掛合部を有すること
を特徴とする。
【0014】本発明に従えば、操作片は、基部から突出
する掛合部を有しており、作業者が操作片を手動で角変
位するときに、たとえばスパナなどの一般に市販される
工具を掛合して、操作片を容易に角変位させることがで
きる。さらにこの掛合部は、操作部とは反対側に突出し
ており、操作片を手動で角変位するときに、検出手段を
避けた領域で操作片を操作することができ、操作片の手
動操作が容易になる。また掛合部の各挟持面は、前記仮
想平面に平行であり、各挟持面を挟持するように掛合部
に工具を掛合して操作片を手動操作するときに、作業者
が工具に与えた力が、操作片を角変位させる力として効
率良く伝わり、これによって作業者は、操作片を可及的
に小さい操作力で操作することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態の弁
の開閉検出装置20を示す正面図であり、図2は図1の
上側から見て開閉検出装置20を示す平面図であり、図
3は図1の切断面線III−IIIから見て示す断面図
である。開閉検出装置20は、流体、たとえば天然ガス
を輸送する流体輸送管である上流側ガス管21と下流側
ガス管22との間に介在されるスイング逆止め弁23の
開閉状態を検出するための装置である。
【0016】スイング逆止め弁23は、フランジ形スイ
ング逆止め弁であり、供給ポート側および吐出ポート側
にフランジ24,25をそれぞれ有する。また各ガス管
21,22は、フランジ26,27をそれぞれ有してい
る。スイング逆止め弁23は、フランジ24とフランジ
26とがボルト28およびナット29によって固定され
て、上流側ガス管21に接続されるとともに、フランジ
25とフランジ27とがボルト30およびナット31に
よって固定されて、下流側ガス管22に接続される。
【0017】このスイング逆止め弁23の開閉状態を検
出する開閉検出装置20は、スイング逆止め弁23の弁
棒33の弁箱34から露出する露出部分35に固定され
る操作片36と、操作片36によって操作される作動片
37を有する検出手段であるリミットスイッチ38とを
含む。操作片36は、弁棒33のその軸線L1まわりの
第1回動方向B1および第2回動方向B2の回動に伴っ
て、第1位置39と第2位置40との間で同一の軸線L
1まわりに角変位する。リミットスイッチ38は、弁棒
33の軸線L1と平行な軸線L2まわりに揺動自在に設
けられる作動片37の揺動を検出部80によって検出
し、これによって作動片37の操作片36による操作に
対応した信号を出力する。
【0018】スイング逆止め弁23は、弁棒33が弁箱
34から露出する露出部分35を有する既存の弁であ
り、操作片36は、弁棒33の露出部分35に、止めね
じ41によって固定される。これによって操作片36
は、スイング逆止め弁23を改造することなく、固定す
ることができる。
【0019】またスイング逆止め弁23のフランジ24
と上流側ガス管21のフランジ26とを固定するとき
に、基部45と取付部46とを有するブラケット42
が、基部45をフランジ24のフランジ26とは反対側
に当接させた状態で、各フランジ24,26とともに固
定される。詳しく述べると、基部45は平坦状であり、
フランジ24のフランジ26とは反対側に当接可能であ
り、かつ各フランジ24,26を固定するボルト28お
よびナット29のうち少なくとも2本のボルト28が挿
通可能な透孔100が形成され、弁箱34の形状と対応
する形状を有し、各フランジ24,26と平行に設けら
れてフランジ24に当接された状態で、ボルト28およ
びナット29によって各フランジ24,26とともに固
定されている。取付部46は、平坦状であり、基部45
からフランジ25側に向けて垂直に屈曲し、弁棒33の
軸線L1に垂直に配置されている。このブラケット42
の取付部46に、リミットスイッチ38が、ボルト43
およびナット44によって固定される。これによってリ
ミットスイッチ38は、スイング逆止め弁23を改造す
ることなく、固定することができる。このリミットスイ
ッチ80は、上方になるにつれて右方に向かうように右
上がりに傾斜する配置位置に設けられている。これによ
ってリミットスイッチ80の右下方に作業空間を形成す
ることができる。このリミットスイッチ80は、仮想線
で示すように、ほぼ鉛直な配置位置に設けられてもよ
い。
【0020】図4はスイング逆止め弁23の内部構造を
示す断面図である。スイング逆止め弁23は、高温高圧
用鋳鋼品であり、供給ポート50と、供給ポート50に
連なる吐出ポート51と、供給ポート50に連なる開口
52とが形成される弁箱34を有し、弁箱34に、弁箱
34と同様の材料から成る蓋53がボルト54によって
固定され、開口52が塞がれている。この弁箱34に
は、供給ポート50の周囲にフランジ24が形成され、
吐出ポート51の周囲にフランジ25が形成されてい
る。
【0021】このような弁箱34に軸線L1まわりに回
動自在に支持されて、弁棒33が設けられており、この
弁棒33は部分的に弁箱34の外部に露出している。弁
棒33には、弁箱34内でアーム55の基端部が固定さ
れており、このアーム55の遊端部に弁体56が弁体ナ
ット57によって固定され、弁箱34内に弁体56が設
けられている。また弁箱34の各ポート50,51を連
通する通路の一部を成す弁孔58の周囲には、弁座59
が形成される弁座形成部が固定されている。弁棒33、
アーム55、弁体56、弁体ナット57および弁座59
は、ステンレス鋼からそれぞれ成る。
【0022】弁棒33は、第1および第2回動方向B
1,B2に回動自在であり、第1回動方向B1は、弁体
56が弁座59に近接する方向であり、第2回動方向B
2は、弁体56が弁座59から離反する方向である。つ
まりスイング逆止め弁23は、弁棒33を第1回動方向
B1に回動させることによって、弁箱34内に設けられ
る弁体56が弁座59に着座して弁孔58を閉鎖し、か
つ弁棒33を第1回動方向B1とは逆方向の第2回動方
向B2に回動させることによって、弁体56が弁座59
から離反して弁孔58を開放する。
【0023】図1〜図4を参照して、弁棒33の弁箱3
4から露出した露出部分35に固定される操作片36
は、弁棒33の回動に伴って、すなわち弁体56の動作
に対応して角変位し、弁体56が弁座59に着座したと
きに第1位置39に位置し、弁体56が弁座59から最
も離反したときに第2位置40に位置している。図1お
よび図2には、弁体56が弁座59から最も離反したと
きの第2位置40に操作片36がある状態を示している
のに対して、図4には、弁体56が弁座59に着座して
いる状態を示している。
【0024】このようなスイング逆止め弁23は、供給
ポート50が上流側ガス管21内の流路に連なり、かつ
吐出ポート51が下流側ガス管22内の流路に連なる状
態で、各ガス管21,22に接続されている。これによ
って弁体56による弁孔59の開放および閉鎖に対応し
て、各ガス管21,22が、連通および遮断される。
【0025】スイング逆止め弁23は、弁体56が弁座
59に着座した図4に示す閉弁位置と、弁体56が弁座
59から最も離反した開弁位置との2位置で安定する弁
である。開弁位置では、アーム55および弁体56は、
収容空間Sに嵌り込んで収容され、供給ポート50から
弁孔58を経て吐出ポート51にほぼまっすぐに延びる
通路から退避しており、ガスの流下抵抗を低減すること
ができる。また閉弁位置にあるとき、アーム55および
弁体56から成る構成体の重心位置は、軸線L1を含む
仮想平面よりも第1回動方向B1上流側にあり、アーム
55および弁体56から成る構成体の重力は、弁体56
を弁座59に着座させる方向に作用する。したがって、
確実に弁孔59を閉じることができる。さらに弁体56
は、弁座59に着座した状態から弁孔58を開くとき、
ガスの流過方向上流側に向かって角変位するので、ガス
の圧力によって弁体56が押圧されて弁孔59が不所望
に開いてしまうことがない。このように閉弁状態を確実
に維持することができる。
【0026】図5は操作片36を示す正面図であり、図
6は図5の下側から見て操作片36を示す底面図であ
る。操作片36は、真鍮(黄銅)から成り、基部60
と、操作部61と、掛合部62とを有する。弁棒33の
露出部分35は、軸線L1に平行な2つの平行な平面
と、軸線L1に平行であり、各平面を結ぶ円筒面とから
成る形状を有しており、操作片36の基部60には、弁
棒33の露出部分35と同一の形状、すなわち2つの平
行な平面63と、各平面63を結ぶ円弧面64とを有す
る有底の嵌合孔65が形成されている。また基部60に
は、一端部が嵌合孔65において開口し、かつ他端部が
操作片36の外部で開口するねじ孔66が形成されてい
る。操作片36は、嵌合孔65に弁棒33の露出部分3
5が嵌合され、その先端を嵌合孔65の底に当接させた
状態で、ねじ孔66に止めねじ41を螺着して、止めね
じ41の先端部を弁棒33の露出部分35の各平面にそ
れぞれ当接させることによって、基部60において弁棒
33に容易に固定される。
【0027】操作部61は、基部60に形成される嵌合
孔65の軸線、すなわち弁棒33に固定されたときの弁
棒33の軸線L1に垂直な一直線L3に沿って、基部6
0から突出する。この操作部61は、弁棒33の軸線L
1まわりの一方の側面が作動片37を押圧するための押
圧面68とされ、この押圧面68は、弁棒33が第1ま
たは第2回動方向B1,B2、本形態では第1回動方向
B1に回動するときに、作動片37を押圧する。この押
圧面68は、軸線L1および一直線L3を含む仮想平面
と一致するように形成されている。また操作部61の先
端部分は、押圧面68に連なる部分69が、R付け加
工、すなわち丸みつけ加工されている。また基部60の
押圧面68に連なる部分70は、押圧面68に対して垂
直な面から角度θ、たとえば30度を成して退避してい
る。すなわち退避した部分70の面と押圧面68とは、
鈍角を成している。
【0028】掛合部62は、軸線L1に垂直な一直線L
3に沿って、基部60に関して操作部61と対称に、基
部60から突出する。この掛合部62は、軸線と一直線
L1とを含む仮想平面に平行である2つの挟持面71が
形成されている。
【0029】図7は操作片36および作動片37の動作
を説明するための図であり、図7(1)は操作片36が
第2位置40にある状態を示し、図7(2)は操作片3
6が第1位置39にある状態を示している。図1〜図6
をも併せて参照して、スイング逆止弁23が緊急遮断弁
として用いられる場合を例に挙げて、開閉検出装置20
の動作を説明する。スイング逆止弁23が緊急遮断弁と
して用いられる場合、弁体56が弁座59に着座した閉
状態と、弁体56が弁座59から最も離反した開状態と
を検出できればよい。
【0030】スイング逆止め弁23は、通常時には、弁
体56は弁座59から最も離反した位置にあり、操作片
36は図7(1)に示すように第2位置にある。このと
きリミットスイッチ38の作動片37は、操作片36に
操作されない自然状態の位置90にある。リミットスイ
ッチ38の検出部80は、作動片37に連動して開閉さ
れるスイッチング素子が内蔵されており、作動片37が
自然状態の位置90にあるときには、スイッチング素子
は開の状態であり、リミットスイッチ38は、信号を出
力しない状態にある。
【0031】スイング逆止め弁23は、このような通常
時の開状態から、たとえば、差圧力センサによって弁孔
59の上流側および下流側のガス圧の差圧が所定値を超
えたことが検出される、感振器によって異常な振動が検
出されるなどの異常事態が発生すると、外部からたとえ
ば磁力が与えられて弁棒33が第1回動方向B1に回動
されて、弁体56が弁座59に着座し、スイング逆止め
弁23は閉状態となる。弁棒33が回動されると、これ
に伴って操作片36が第2位置40から第1位置39に
角変位される。操作片36が角変位されるとき、第2位
置40と第1位置39との間の位置で、操作部61の押
圧面68が作動片37の先端部のローラ81に当接し、
この位置からさらに第1位置39に向かうときに、操作
片36が作動片37を押圧して、図7(2)に示す操作
片36が第1位置39に位置したときの押圧操作位置9
1まで、作動片38が軸線L2まわりの第1角変位方向
C1に角変位される。このときスイッチング素子は閉の
状態であり、リミットスイッチ38は、信号を出力す
る。
【0032】また図7(2)に示す状態から、開弁位置
に復帰させるために、たとえばスパナなどの工具を操作
片36の掛合部63に掛合して、操作片36を第2回動
方向B2に、第2位置40まで回動させると、操作片3
6による作動片37への押圧が解除される。作動片37
は、内蔵されるばね手段によって、第1角変位方向C1
とは逆の第2角変位方向C2に向かうばね力が与えられ
ており、前述のようにして、操作片36による押圧が解
除されると、作動片37は、押圧操作位置91から自然
状態の位置90に角変位する。このようにして操作片3
6が第2位置40に復帰され、作動片37が自然状態の
位置90に戻されると、リミットスイッチ38は、再び
信号を出力しなくなる。
【0033】このように開閉検出装置20は、操作片3
6の角度位置に対応して操作される作動片37を備える
リミットスイッチ38によって、操作片36の2つの角
度位置、すなわち第1および第2位置39,40に応じ
て、信号の出力、非出力が切換えられる。すなわち第2
位置40にあるときには信号を出力せず、第1位置39
にあるときに信号を出力する。このようにスイング逆止
め弁23の開閉状態に対応する操作片36の第1および
第2位置39,40に対応して、信号の出力、非出力が
切換えられる。
【0034】このように検出手段であるリミットスイッ
チ38は、弁体56の動作状態、すなわちスイング逆止
め弁23の開閉状態に対応した信号を出力する。これに
よってこの信号を、スイング逆止め弁23から離れた場
所、たとえば工場の操作室などで受信することによっ
て、この信号に基づいて、スイング逆止め弁23から離
れた場所でスイング逆止め弁23の開閉状態を表示する
ことができる。したがって作業者は、スイング逆止め弁
から離れた場所で、スイング逆止め弁23の近くに移動
することなく、開閉状態を確認することができる。この
ようにスイング逆止め弁から離れた場所で、開閉状態を
確認することができるので、スイング逆止め弁23の管
理上の利便性が向上される。
【0035】さらにまた、このように開閉状態を電気的
に検出することによって、この信号を用いて、信号に基
づいて、他の弁などの機器の動作を制御するようにして
もよく、これによってスイング逆止め弁23だけでな
く、このスイング逆止め弁23を備える装置、ひいては
工場全体の管理上の利便性を向上することができる。
【0036】また操作片36は、操作部61によって作
動片37を一方向に押圧するだけの簡単な構成であり、
操作部61の複雑な加工を必要としないので、操作片3
6の製造が用意である。さらに操作部61の作動片38
を押圧する押圧面68は、弁棒33の軸線L1および軸
線L1に垂直な一直線L3を含む仮想平面と一致する面
であり、操作片36が角変位するときに、押圧面68は
その押圧面68に垂直な方向に移動する。したがって操
作片36の角変位によって、効率良く作動片37を押圧
することができる。
【0037】さらに作動片37の先端部である操作片3
6によって押圧されるローラ部分81は、各軸線L1,
L2と平行な軸線L4まわりに角変位自在に設けられて
おり、角変位する操作片36の押圧面68によって、角
変位する作動片37を押圧するときに、ローラ部分81
が回転することによって、操作片36に対する作動片3
7の変位を滑らかにすることができる。また操作片36
の操作部61の先端部の押圧面68に連なる部分69が
R付け加工、すなわち丸みをつけて形成されていること
によって、さらに操作片36が第1位置39に近い位置
にあるときの、操作片36に対する作動片37の変位を
滑らかにすることができる。また基部60の部分70の
面と押圧面68とを鈍角にして、操作片36と作動片3
7との距離をできるだけ小さくし、操作片36の角変位
を効率良く作動片37に伝えることができる。
【0038】また操作片36は、掛合部62を有してお
り、作業者が操作片36を手動で角変位するときに、た
とえばスパナなどの一般に市販される工具を掛合して、
操作片36を容易に角変位させることができる。さらに
この掛合部62は、操作部61と対称に反対側に突出し
ており、操作片36を手動で角変位するときに、リミッ
トスイッチ38を避けた領域で操作片を操作することが
でき、操作片の手動操作が容易になる。また掛合部62
の各挟持面71は、前記仮想平面に平行であり、各挟持
面71を挟持するように掛合部62に工具を掛合して操
作片36を手動操作するときに、作業者が工具に与えた
力が、操作片36を角変位させる力として効率良く伝わ
り、これによって作業者は、操作片36を可及的に小さ
い操作力で操作することができる。さらに掛合部62
は、ほぼ水平に延びる位置と、ほぼ鉛直上方に延びる位
置とにわたって変位するので、さらに操作が容易にな
る。しかも操作の方向は、掛合部62を下方に変位させ
る方向であり、工具を介して力を作用させやすい。
【0039】また操作片36は外部に露出しており、操
作片36の角度位置によって弁23の開閉状態を確認す
ることができる。さらに弁体56が開弁位置にあるとき
の第2位置40にあるときには、操作片36は水平方向
に延び、弁体56が閉弁位置にあるときの第1位置39
にあるときには、操作片36は、鉛直方向に延びてお
り、しかも第2位置40では、操作片36と作動片37
との間に隙間が形成され、第1位置39では、操作片3
6と作動片37とは当接しており、操作片36の角度位
置を認識しやすい。さらに操作片36の角度位置および
作動片37との間の隙間の大小から弁23の作動不良を
判断することも可能である。また、このような目視によ
る開弁状態の認識を容易にするために、弁箱24に
「開」「閉」などの目印を形成してもよく、また夜間な
どの確認を容易にするために、操作片36を蛍光塗料で
着色するようにしてもよい。
【0040】また通常時には、操作片36は、作動片3
7を操作しない状態にあるので、作動片37は、外力を
受けていない状態にあり、リミットスイッチ38は自然
状態にある。したがってリミットスイッチ38を永年に
わたって用いることができる。さらにスイング逆止め弁
23の開状態と閉状態だけを検出する構成であれば、前
述のようなリミットスイッチ38などの一般に市販さ
れ、安価にかつ容易に入手可能な検出手段を用いること
が可能である。
【0041】また弁座59はほぼ鉛直な平面に沿って形
成されるとともに、弁体56の弁座に着座する面は、閉
弁位置でほぼ鉛直な平面に沿って位置し、開弁位置で、
下方に臨むほぼ水平な平面に沿って位置しており、弁座
59および弁体56の弁座59に着座する面に異物が乗
りにくい。したがって作動不良を防止して、操作片36
によって作動片37を確実に動作させることができる。
【0042】上述の形態では、スイング逆止め弁23を
緊急遮断弁として用い、スイング逆止め弁23が閉状態
のときに、リミットスイッチ38が信号を出力する例に
ついてだけ説明したけれども、本発明は、この形態に限
定されるものではない。たとえば操作片36は、弁棒3
3が第2回動方向B2に回動するときに作動片37を押
圧操作し、スイング逆止め弁23が開状態にあるとき
に、リミットスイッチ38が信号を出力するようにして
もよい。また検出手段は、リミットスイッチに限定され
ることなはく、また操作片36と作動片37とは、リン
ク機構によって連結されていてもよい。
【0043】また上述のように弁の開状態と閉状態の2
つ状態だけを検出する構成ではなく、弁の開度を検出可
能とするようにしてもよい。さらに開閉状態を検出する
弁は、バタフライ弁などの他の弁およびコックなどであ
ってもよい。さらに天然ガスに限らず、水などの他の流
体を輸送する流体輸送管に介在される弁の開閉状態を検
出するようにしてもよい。また開状態と閉状態とで、検
出手段は、異なる信号を出力するように構成してもよ
い。
【0044】さらにブラケット42の透孔100に代え
て、切欠き100a,100bを形成し、ボルト28に
対してナット29を完全に離脱してしまうことなく、緩
めるだけで、ブラケット42の着脱を可能にしてもよ
い。さらに、上側の切欠き100aは、水平に延びて開
放し、下側の切欠き100bは、下方に延びて開放する
構成とし、ブラケット42は、離脱時には、切欠き10
0bに挿通されるボルト28まわりに、ブラケットを矢
符D1方向に角変位させた後でなければ切欠き100b
を介して外せないようにし、また装着時には逆に、切欠
き100bを介して係止した状態でブラケットを切欠き
100bに挿通されるボルト28まわりに矢符D2方向
に角変位させなければ取付けられないようにしてもよ
い。これによって、リミットスイッチ38の取付けられ
たブラケット42の着脱時に作動片37を操作片36と
の衝突による破損を確実に防止できる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、弁体の
動作に対応して回動する弁棒の露出部分には、操作片が
固定されており、この操作片は、弁棒の回動に伴って角
変位して検出手段の作動片を操作し、検出手段は、操作
片による作動片の操作に対応して信号を出力する。操作
片は、弁体が弁座に着座したときの第1位置と、弁体が
弁座から最も離反したときの第2位置との間で角変位
し、検出手段は、操作片による作動片の操作に対応した
信号を出力するので、弁体の動作に対応して弁棒が回動
して操作片が角変位すると、操作片によって作動片が操
作されて操作に応じて信号が出力される。これによって
弁体の動作状態、すなわち弁の開閉状態に対応した信号
が、検出手段から出力される。
【0046】この検出手段からの信号を、弁から離れた
場所で受信することによって、この信号に基づいて、弁
から離れた場所で弁の開閉状態を表示することができ
る。したがって作業者は、弁から離れた場所、たとえば
工場の操作室などから弁の近くの場所に移動することな
く、操作室に在室の状態で、弁の開閉状態を確認するこ
とができる。このように弁から離れた場所で、弁の開閉
状態を確認することができるので、弁の管理上の利便性
が向上される。
【0047】また一例として挙げると、弁の開閉状態に
対応する検出手段からの信号に基づいて、他の弁などの
機器の動作を制御するようにしてもよく、これによって
弁だけでなく、この弁を備える装置の管理上の利便性を
向上することができる。
【0048】請求項2記載の本発明によれば、操作片
は、弁棒に固定される基部から突出する操作部によっ
て、弁棒が第1または第2回動方向に回動するときに、
検出手段の作動片を押圧操作する。このように操作片
は、操作部によって作動片を一方向に押圧するだけの簡
単な構成であり、操作部の複雑な加工を必要としないの
で、操作片の製造が用意である。さらに操作部の作動片
を押圧する押圧面は、弁棒の軸線および弁棒の軸線に垂
直な一直線を含む仮想平面と一致する面であり、操作片
が角変位するときに、押圧面はその押圧面に垂直な方向
に移動する。したがって操作片の角変位によって、効率
良く作動片を押圧することができる。
【0049】請求項3記載の本発明によれば、操作片
は、基部から突出する掛合部を有しており、作業者が操
作片を手動で角変位するときに、たとえばスパナなどの
一般に市販される工具を掛合して、操作片を容易に角変
位させることができる。さらにこの掛合部は、操作部と
は反対側に突出しており、操作片を手動で角変位すると
きに、検出手段を避けた領域で操作片を操作することが
でき、操作片の手動操作が容易になる。また掛合部の各
挟持面は、前記仮想平面に平行であり、各挟持面を挟持
するように掛合部に工具を掛合して操作片を手動操作す
るときに、作業者が工具に与えた力が、操作片を角変位
させる力として効率良く伝わり、これによって作業者
は、操作片を可及的に小さい操作力で操作することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の弁の開閉検出装置20
を示す正面図である。
【図2】開閉検出装置20を示す平面図である。
【図3】図1の切断面線III−IIIから見た断面図
である。
【図4】スイング逆止め弁23の内部構造を示す断面図
である。
【図5】操作片36を示す正面図である。
【図6】操作片36を示す底面図である。
【図7】操作片36および作動片38の動作を示す図で
あり、(1)は操作片36が第2位置40にある状態を
示し、(2)は操作片36が第1位置39にある状態を
示す。
【図8】従来技術の開閉検出装置1を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
20 開閉検出装置 23 スイング逆止め弁 33 弁棒 34 弁箱 35 露出部分 36 操作片 37 作動片 38 リミットスイッチ 56 弁体 58 弁孔 59 弁座 61 操作部 62 掛合部
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、流体を輸送する流体輸送管に介在され、弁箱から外
部へ部分的に露出する露出部分を有する弁棒を第1回動
方向に回動させることによって、弁箱内に設けられる弁
体が流体の流過方向下流側に向かって角変位して弁座に
着座して弁孔を閉鎖し、かつ弁棒を前記第1回動方向と
は逆方向の第2回動方向に回動させることによって、前
記弁体が流体の流過方向上流側に向かって角変位して弁
座から離反して弁孔を開放するスイング逆止め弁であっ
て、異常が発生したときに弁棒を第1回動方向に回動し
て弁孔を閉鎖するスイング逆止め弁において、弁棒の露
出部分に固定され、弁体が弁座に着座したときの第1位
置と、弁体が弁座から最も離反したときの第2位置との
間で角変位する操作片と、操作片の角変位位置に対応し
た操作量で操作される作動片を有し、操作片による作動
片の操作に対応した信号を出力する検出手段とを含み、
操作片は、弁棒に固定される基部と、基部から弁棒の軸
線に垂直な一直線に沿って突出する操作部と、基部から
前記一直線に沿って操作部とは反対側に突出する掛合部
とを有し、操作部は、弁棒が第1または第2回動方向に
回動するときに、弁棒の軸線および前記一直線を含む仮
想平面と一致する押圧面によって作動片を押圧操作し、
掛合部は、前記仮想平面に平行な2つの挟持面が形成さ
れ、操作片が第1位置にあるとき鉛直上方に延び、かつ
操作片が第2位置にあるとき水平に延びて配置されるこ
とを特徴とする弁の開閉検出装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明に従えば、弁体の動作に対応して回
動する弁棒の露出部分には、操作片が固定されており、
この操作片は、弁棒の回動に伴って角変位して検出手段
の作動片を操作し、検出手段は、操作片による作動片の
操作に対応して信号を出力する。操作片は、弁体が弁座
に着座したときの第1位置と、弁体が弁座から最も離反
したときの第2位置との間で角変位し、検出手段は、操
作片による作動片の操作に対応した信号を出力するの
で、弁体の動作に対応して弁棒が回動して操作片が角変
位すると、操作片によって作動片が操作されて操作に応
じて信号が出力される。これによって弁体の動作状態、
すなわちスイング逆止め弁(以下、単に「弁」という場
合がある)の開閉状態に対応した信号が、検出手段から
出力される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また操作片は、弁棒に固定される基部から
突出する操作部によって、弁棒が第1または第2回動方
向に回動するときに、検出手段の作動片を押圧操作す
る。このように操作片は、操作部によって作動片を一方
向に押圧するだけの簡単な構成であり、操作部の複雑な
加工を必要としないので、操作片の製造が用意である。
さらに操作部の作動片を押圧する押圧面は、弁棒の軸線
および弁棒の軸線に垂直な一直線を含む仮想平面と一致
する面であり、操作片が角変位するときに、押圧面はそ
の押圧面に垂直な方向に移動する。したがって操作片の
角変位によって、効率良く作動片を押圧することができ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】さらに操作片は、基部から突出する掛合部
を有しており、作業者が操作片を手動で角変位するとき
に、たとえばスパナなどの一般に市販される工具を掛合
して、操作片を容易に角変位させることができる。さら
にこの掛合部は、操作部とは反対側に突出しており、操
作片を手動で角変位するときに、検出手段を避けた領域
で操作片を操作することができ、操作片の手動操作が容
易になる。また掛合部の各挟持面は、前記仮想平面に平
行であり、各挟持面を挟持するように掛合部に工具を掛
合して操作片を手動操作するときに、作業者が工具に与
えた力が、操作片を角変位させる力として効率良く伝わ
り、これによって作業者は、操作片を可及的に小さい操
作力で操作することができる。さらに弁は、異常が発生
したときに、弁孔を閉鎖する弁であり、弁体が流体の流
過方向下流側に向かって角変位して弁座に着座し、これ
によって弁孔が閉鎖されるので、流体の圧力によって弁
体が押圧され、弁孔が不所望に開いてしまうことがな
い。したがって異常が発生して弁孔を閉鎖したとき、弁
孔を閉鎖した閉弁状態を確実に維持することができる。
このように異常が発生したときに、閉弁状態を確実に維
持するために流体の圧力を弁体に作用させる弁では、閉
弁状態から弁軸を第2回動方向に回動させるときには、
弁体を流体の圧力に抗して角変位させなければならない
が、操作片が第1位置にあるとき掛合部は鉛直上方に延
び、操作片が第2位置にあるとき掛合部は水平に延びて
配置されるので、第1位置にある操作片を第2位置に向
けて角変位させて、弁軸を第2回動方向に回動させて弁
孔を開放するように手動で操作するとき、掛合部を下方
へ変位すればよく、掛合部に掛合した工具を介して力を
作用させやすい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】掛合部62は、軸線L1に垂直な一直線L
3に沿って、基部60に関して操作部61と対称に、基
部60から突出する。この掛合部62は、軸線L1と一
直線L3とを含む仮想平面に平行である2つの挟持面7
1が形成されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図7は操作片36および作動片37の動作
を説明するための図であり、図7(1)は操作片36が
第2位置40にある状態を示し、図7(2)は操作片3
6が第1位置39にある状態を示している。図1〜図6
をも併せて参照して、スイング逆止弁23は緊急遮断弁
として用いられ、具体的な開閉検出装置20の動作を説
明する。スイング逆止弁23が緊急遮断弁であるので、
弁体56が弁座59に着座した閉状態と、弁体56が弁
座59から最も離反した開状態とを検出できればよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】上述の形態では、緊急遮断弁として用いら
れるスイング逆止め弁23が閉状態のときに、リミット
スイッチ38が信号を出力する例についてだけ説明した
けれども、本発明は、この形態に限定されるものではな
い。たとえば操作片36は、弁棒33が第2回動方向B
2に回動するときに作動片37を押圧操作し、スイング
逆止め弁23が開状態にあるときに、リミットスイッチ
38が信号を出力するようにしてもよい。また検出手段
は、リミットスイッチに限定されることはない。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】さらに天然ガスに限らず、水などの他の流
体を輸送する流体輸送管に介在される弁の開閉状態を検
出するようにしてもよい。また開状態と閉状態とで、検
出手段は、異なる信号を出力するように構成してもよ
い。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】また操作片は、弁棒に固定される基部から
突出する操作部によって、弁棒が第1または第2回動方
向に回動するときに、検出手段の作動片を押圧操作す
る。このように操作片は、操作部によって作動片を一方
向に押圧するだけの簡単な構成であり、操作部の複雑な
加工を必要としないので、操作片の製造が用意である。
さらに操作部の作動片を押圧する押圧面は、弁棒の軸線
および弁棒の軸線に垂直な一直線を含む仮想平面と一致
する面であり、操作片が角変位するときに、押圧面はそ
の押圧面に垂直な方向に移動する。したがって操作片の
角変位によって、効率良く作動片を押圧することができ
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】さらに操作片は、基部から突出する掛合部
を有しており、作業者が操作片を手動で角変位するとき
に、たとえばスパナなどの一般に市販される工具を掛合
して、操作片を容易に角変位させることができる。さら
にこの掛合部は、操作部とは反対側に突出しており、操
作片を手動で角変位するときに、検出手段を避けた領域
で操作片を操作することができ、操作片の手動操作が容
易になる。また掛合部の各挟持面は、前記仮想平面に平
行であり、各挟持面を挟持するように掛合部に工具を掛
合して操作片を手動操作するときに、作業者が工具に与
えた力が、操作片を角変位させる力として効率良く伝わ
り、これによって作業者は、操作片を可及的に小さい操
作力で操作することができる。さらに弁は、異常が発生
したときに、弁孔を閉鎖する弁であり、弁体が流体の流
過方向下流側に向かって角変位して弁座に着座し、これ
によって弁孔が閉鎖されるので、流体の圧力によって弁
体が押圧され、弁孔が不所望に開いてしまうことがな
い。したがって異常が発生して弁孔を閉鎖したとき、弁
孔を閉鎖した閉弁状態を確実に維持することができる。
このように異常が発生したときに、閉弁状態を確実に維
持するために流体の圧力を弁体に作用させる弁では、閉
弁状態から弁軸を第2回動方向に回動させるときには、
弁体を流体の圧力に抗して角変位させなければならない
が、操作片が第1位置にあるとき掛合部は鉛直上方に延
び、操作片が第2位置にあるとき掛合部は水平に延びて
配置されるので、第1位置にある操作片を第2位置に向
けて角変位させて、弁軸を第2回動方向に回動させて弁
孔を開放するように手動で操作するとき、掛合部を下方
へ変位すればよく、掛合部に掛合した工具を介して力を
作用させやすい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 学 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株 式会社金門製作所関西研究所内 (72)発明者 山本 健一郎 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株 式会社金門製作所関西研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱から外部へ部分的に露出する露出部
    分を有する弁棒を第1回動方向に回動させることによっ
    て、弁箱内に設けられる弁体が弁座に着座して弁孔を閉
    鎖し、かつ弁棒を前記第1回動方向とは逆方向の第2回
    動方向に回動させることによって、前記弁体が弁座から
    離反して弁孔を開放する弁において、 弁棒の露出部分に固定され、弁体が弁座に着座したとき
    の第1位置と、弁体が弁座から最も離反したときの第2
    位置との間で角変位する操作片と、 操作片の角変位位置に対応した操作量で操作される作動
    片を有し、操作片による作動片の操作に対応した信号を
    出力する検出手段とを含むことを特徴とする弁の開閉検
    出装置。
  2. 【請求項2】 操作片は、弁棒に固定される基部と、基
    部から弁棒の軸線に垂直な一直線に沿って突出する操作
    部とを有し、 操作部は、弁棒が第1または第2回動方向に回動すると
    きに、弁棒の軸線および前記一直線を含む仮想平面と一
    致する押圧面によって作動片を押圧操作することを特徴
    とする請求項1記載の弁の開閉検出装置。
  3. 【請求項3】 操作片は、基部から前記一直線に沿って
    操作部とは反対側に突出する掛合部を有し、 掛合部は、前記仮想平面に平行な2つの挟持面が形成さ
    れることを特徴とする請求項2記載の弁の開閉検出装
    置。
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