JPH11351269A - 球面軸受けの角度規制構造 - Google Patents

球面軸受けの角度規制構造

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JPH11351269A
JPH11351269A JP16121598A JP16121598A JPH11351269A JP H11351269 A JPH11351269 A JP H11351269A JP 16121598 A JP16121598 A JP 16121598A JP 16121598 A JP16121598 A JP 16121598A JP H11351269 A JPH11351269 A JP H11351269A
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JP
Japan
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connecting member
brackets
freedom
axis
spherical bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP16121598A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumura
博史 松村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連接部材を自由度をもって連接した場合、簡
単な構造でこの連接部材の不要な動作を制限することを
課題とする。 【解決手段】 一対のブラケット10、10間に球面継
手13を介して連接部材15が連接され、該連接部材1
5の長さ方向軸15aに対し側方位置に、前記ブラケッ
ト10または連接部材15に自由度制限突起16が突設
されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、球面軸受けの角
度規制構造に関し、詳しくは軸方向運動を伝達するリン
クにおける球面軸受けの角度規制構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上下水道管等の弁装置の弁軸ハンドルを
駆動装置に連接し前記駆動装置を遠隔制御することによ
って弁の開閉を遠隔制御する場合がある。
【0003】例えば、図5に示すように弁1のハンドル
軸2の先端と基面3との間にシリンダピストン装置4を
連接し、油圧制御装置5によりシリンダピストン装置4
を遠隔制御により出没制御するようにしたものがある。
【0004】ところで、弁1の設置場所は機械的環境の
整っていない場所が多いので、ハンドル軸2とシリンダ
ピストン装置4との連接姿勢が整列し難い場合が多い。
そこで、非整列状態であっても無理な応力を生じること
なく力を伝動するため、これら装置の取付部3aと4b
との間を球面軸受6、6で連接し自由度を持たせること
が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、球面軸受6は
水平面直交二軸と垂直軸の三軸方向の自由度を有し、図
6に示すようにシリンダピストン装置4の軸4a周囲の
回転運動も許容されるので、制御装置7が側面に突設さ
れているとシリンダピストン装置4の回転によってこれ
らの機能が阻害される欠点があった。
【0006】この発明は上記問題を解消し、連接部材を
自由度をもって連接した場合でも、簡単な構造で不要な
動作を制限することのできる球面軸受けの角度規制構造
を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の球面軸受けの
角度規制構造は、一対のブラケット間に球面継手を介し
て連接部材が連接され、該連接部材の長さ方向軸に対し
側方位置に、前記ブラケットから前記連接部材方向へ自
由度制限突起が突設されたものである。
【0008】この構成によれば球面軸受で許容された3
軸方向の運動の内、連接部材の軸周囲の回転運動が制限
されるので、連接部材自身の回転による弊害が防止され
る。請求項2の球面軸受けの角度規制構造は、一対のブ
ラケット間に球面継手を介して連接部材が連接され、該
連接部材の長さ方向軸に対し側方位置に、該連接部材か
ら前記ブラケット方向に自由度制限突起が突設されたも
のである。
【0009】この場合は連接部材に制限突起を設けるこ
とによって連接部材自身の回転による弊害が防止され
る。請求項3の球面軸受けの角度規制構造は、請求項1
のブラケットに軸を中心とした円周に沿って長孔が形成
され、該長孔の任意位置に連接部材方向へ向け自由度制
限用のボルトを着脱自在に取り付けたものである。
【0010】この構成によれば、連接部材の運動の制限
方向、制限量が長孔に沿ったボルトの取付位置で調整で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。 実施の形態1 図1は、実施の形態1に係る球面軸受けの角度規制構造
の要部側面図、図2は図1のX−X線矢視断面図であ
る。
【0012】なお、図5と同じ符号は同一部材を示す。
図1、図2において、10、10はブラケットを示し、
金属板をコ字状に曲折して形成され、基面11にボルト
10aで固定されている。この一対のブラケット10、
10の間に凸球面12を有する軸13が架設され、ナッ
ト13a、13aでブラケット10に固定されている。
【0013】この軸13には、凸球面12を外嵌する凹
球面14を有した連接部材15が前記凸球面12を中心
として回動自在に連接されて球面継手が構成されてい
る。そして、一対のブラケット10、10には連接部材
15の長さ方向軸に対し側方となる位置に自由度制限用
の突起16、16が突設され、該突起16により連接部
材15の軸周囲の回転運動が制限されるよう構成されて
いる。
【0014】この突起16はブラケット10に穿設した
雌ねじ孔17に螺合したボルト18、18により構成さ
れ、一定の突出量hで締めナット19で固定されてい
る。連接部材15には、図1に一部を示すようにシリン
ダピストン装置4が取り付けられている。
【0015】次に、この実施の態様1の作動について説
明する。軸13の凸球面12に凹球面14を接してブラ
ケット10と連接された連接部材15は、互いに直交す
る三軸周囲に自在に回転できるが、そのうち連接部材1
5の軸線15aを中心とする回転運動は突起16で制限
され、図2にβで示すように狭い範囲とされる。
【0016】従って、連接部材15は機械的に整列され
ていなくても球面軸受部分で無理なく運動の伝達がで
き、同時に軸15aを中心とする回転運動の自由度が制
限されるのでシリンダピストン装置4に制御装置5等が
付属していても安全に可動できる。 実施の形態2 図3はこの発明の球面軸受けの角度規制構造の実施の形
態2の球面軸受けの角度規制構造の断面図である。
【0017】なお、図3において図1、図2と同一符号
は同一部材または相当する部材を示す。図3において、
連接部材15の軸周囲の回転運動を制限する突起16
は、連接部材15側に設けられている。
【0018】この突起16は、連接部材15に穿設され
た貫通孔15aに挿通されたねじロッド20とされ、ナ
ット19、19により突出量hに固定されている。この
実施の形態2における球面軸受けの角度規制構造は、ね
じロッド20によって、実施の形態1と同様に回動が制
限される。 実施の形態3 図4はこの発明の球面軸受けの角度規制構造の実施の形
態3の要部平面図である。
【0019】なお、図4において図1、図2と同一符号
は同一部材または相当する部材を示す。図4において、
21は円弧状長孔を示し、ブラケット10に軸13を中
心とした円周に沿って形成され、連接部材15の軸周囲
の回転運動を制限する突起16(図1、図2参照)を形
成するボルト18がこの長孔21の任意位置に取り付け
るようにされている。
【0020】なお、この実施の形態3において、長孔2
1を半円周状に延在させた場合を示したが、短い円弧を
2以上組み合わせた、複数の断続長孔としても良い。ま
た、上記各実施の形態において、ボルト18を挿通する
ねじ孔17ないしは貫通孔15aを、ブラケット10な
いしは連接部材15に2以上の複数個を設け穿設位置に
より自由度の方向及び量の制限を選択可能にすることも
できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の球面軸
受けの角度規制構造によれば、連接部材の整列状態が整
っていなくても無理なく運動を伝達できる一方におい
て、連接部材の軸周囲の回転運動など不要な運動は制限
されるため、安全に機能させることができる効果を有す
る。
【0022】また、従来の球面軸受けを構成する部材に
ボルトなどを利用した制限突起を設けるだけで良いので
実施も容易であるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の側面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】実施の形態2の断面図である。
【図4】実施の形態3の平面図である。
【図5】従来例の説明平面図である。
【図6】従来例の説明断面図である。
【符号の説明】
4 シリンダピストン装置 10 ブラケット 10a ボルト 11 基面 12 凸球面 13 軸 14 凹球面 15 連接部材 16 自由度制限用の突起 18 ボルト 19 締めナット 20 ねじロッド 19 ナット 21 円弧状長孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のブラケット間に球面継手を介して
    連接部材が連接され、該連接部材の長さ方向軸に対し側
    方位置に、前記ブラケットから前記連接部材方向へ自由
    度制限突起が突設された球面軸受けの角度規制構造。
  2. 【請求項2】 一対のブラケット間に球面継手を介して
    連接部材が連接され、該連接部材の長さ方向軸に対し側
    方位置に、該連接部材から前記ブラケット方向に自由度
    制限突起が突設された球面軸受けの角度規制構造。
  3. 【請求項3】 ブラケットに軸を中心とした円周に沿っ
    て長孔が形成され、該長孔の任意位置に連接部材方向へ
    向け自由度制限用のボルトを着脱自在に取り付けた請求
    項1の球面軸受けの角度規制構造。
JP16121598A 1998-06-10 1998-06-10 球面軸受けの角度規制構造 Pending JPH11351269A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004036080A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 巻上機用ブレーキ機構
JP2015209963A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 日立機材株式会社 接合構造
CN106762943A (zh) * 2016-12-24 2017-05-31 北京首钢国际工程技术有限公司 一种摆动式液压缸固定装置

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