JPH11351222A - 改良型斜行ねじ込み防止ネジ締結具 - Google Patents

改良型斜行ねじ込み防止ネジ締結具

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JPH11351222A
JPH11351222A JP11065421A JP6542199A JPH11351222A JP H11351222 A JPH11351222 A JP H11351222A JP 11065421 A JP11065421 A JP 11065421A JP 6542199 A JP6542199 A JP 6542199A JP H11351222 A JPH11351222 A JP H11351222A
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screw
tapered
screw fastener
shaft portion
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JP11065421A
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Seina Savoji
サボジ シーナ
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Illinois Tool Works Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B35/00Screw-bolts; Stay-bolts; Screw-threaded studs; Screws; Set screws
    • F16B35/04Screw-bolts; Stay-bolts; Screw-threaded studs; Screws; Set screws with specially-shaped head or shaft in order to fix the bolt on or in an object
    • F16B35/041Specially-shaped shafts
    • F16B35/044Specially-shaped ends
    • F16B35/047Specially-shaped ends for preventing cross-threading, i.e. preventing skewing of bolt and nut
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/02Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存技術の問題点を克服し、経済的な新規の
斜行ねじ込み防止ネジ締結具を提供すること。 【解決手段】 軸部分が第1の端部を有する第1の前端
部分を有し、第1のネジ部が前記第1の端部に向かって
細くなっている第1の先細のネジ部を有し、前記第1の
先細のネジ部のネジ山が第1の先細でないネジ部のネジ
山の角度より大きいネジ山の角度を有する斜行ねじ込み
防止ネジ締結具とする。前記第1の先細のネジ部の前記
ネジ山は、好ましくは、前記第1の先細でないネジ部の
ネジ山と同じピッチとする。前記第1のネジ部の大径よ
り小さい直径を有する円筒状の軸部分が、前記軸部分の
前記第1の端部と前記第1のネジ部との間に設けられて
も良い。前記第1の前端部分は、部分的な曲面、又は工
具係合面を有する第1の先端部分を有していても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的にネジ締結具
に関する。より詳細には、斜行ねじ込み防止ネジ締結具
の改良に関する。
【0002】螺旋状にねじ切りされた軸部分を含むタイ
プのネジ締結具は一般的に知られ使用されている。こう
したネジ締結具は様々なねじ切りされた軸部材を含んで
おり、このねじ切りされた軸部材に、ナット、又は相補
的なネジ穴を有するその他の部材が取付けられる。ねじ
切りされた軸部材は、多くの場合、取付けのときにトル
クを作用させるために道具が係合できる端部、又は、ネ
ジ回すための端部を有するボルトとして形成されるが、
より一般的には、物品又は機械から突き出した任意のね
じ切りされたシャンクを含んでも良い。他のネジ締結具
は、その両端部分に形成されたネジ山を有する両ねじボ
ルトとして形成される。
【0003】ネジ締結具は、組立て時に斜めにねじ込み
易いことも知られている。斜めにねじ込むことは、一般
に、組立て時のネジ部材間の角度及び軸線に関する芯ず
れのために起こる。そして、これは特に、熟練していな
い労働者や自動組立て運転にとって問題であり、生産性
の低下や部品の損傷という結果を招き、それらは一般に
再使用できなくなる。斜めにねじ込むことに関連する問
題は、他の人々にも認識され、それを無くす、あるいは
少なくともその発生を減らすための努力がなされてき
た。
【0004】
【従来の技術】例えば、米国特許第3828604号
「ネジの先端を形成する方法及び装置」は、相補的なネ
ジ穴への組立てを容易にする曲がった先端部分を有する
ネジ締結具を製造する方法を開示している。
【0005】国際公表第WO97/04241号「斜行ねじ込み防
止ネジ締結具」は、2つ以上の比較的小さな直径で、曲
がっている中間ネジ部を有し、それが、角度及び軸線に
関する芯ずれが過度でない場合に、斜めにねじ込むこと
を減らすかもしれないネジ締結具を開示している。然し
ながら、WO97/04241では、先端に近いネジ部が、湾曲し
たネジ部による角度に関するずれの補正を制限する。WO
97/04241で開示されている別の実施態様では、ねじ切り
されていないネジ締結具の先端部、つまり、ドッグポイ
ントが、小さな直径を有する部分が同様に曲がったネジ
部が補正する角度に関する芯ずれを制限する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一般的に
は、ネジ締結具の技術の向上をもたらし、より詳細に
は、ボルト、ねじ及びその他のねじ切りされた軸部材を
含む斜行ねじ込み防止ネジ締結具について新規な改善を
もたらす。
【0007】本発明の目的の一つは、既存技術の問題点
を克服し、経済的な新規の斜行ねじ込み防止ネジ締結具
を提供することである。
【0008】本発明のもう一つの目的は、組立てが容易
で、比較的矛盾無くそして正しく取付けることができ、
既存技術による斜行ねじ込み防止ネジ締結具では補正で
きない角度及び軸線に関する位置調整不良の状態におい
ても取付けが可能な新規の斜行ねじ込み防止ネジ締結具
を提供することである。
【0009】本発明の更なる目的は、熟練していない労
働者や特には自動ネジ締結具組立て運転による組立てを
含む斜行ねじ込みをし易い用途に使用できる新規の斜行
ねじ込み防止ネジ締結具を提供することである。
【0010】本発明の特定の目的としては、一般に、軸
部分が、第1の端部を有する第1の前端部分と、ネジ締
結具の前記第1の端部に向かって細くなるように形成さ
れた第1の先細のネジ部を有する第1のネジ部とを具備
し、前記第1の先細のネジ部のネジ山が、第1のテーパ
状になっていないネジ部のネジ山の角度より大きなネジ
山の角度を有して成る新規の斜行ねじ込み防止ネジ締結
具を提供することである。第1の先細のネジ部のネジ山
は、第1の先細ではないネジ部のネジ山と同じピッチを
有する。
【0011】本発明の他の特定の目的としては、一般
に、軸部分の第1の端部と第1のネジ部の間に円筒状の
軸部分を有し、前記円筒状の軸部分が、第1のネジ部の
大径より小さい直径を有して成る新規の斜行ねじ込み防
止ネジ締結具を提供することである。
【0012】本発明の更に他の目的としては、第1の前
端部分が曲面を有する第1の先端部分を有するか、又
は、第1の前端部分が駆動工具係合面を有する第1の先
端部分を有する新規の斜行ねじ込み防止ネジ締結具を提
供することである。
【0013】本発明の更なる目的は、上述した構成の組
み合わせを有する新規の斜行ねじ込み防止ネジ締結具を
提供することである。
【0014】本願発明のこれら及びその他の目的、様
相、特徴、利点は、以下の発明の詳細な説明及び添付の
図面を慎重に検討することによって、より明確になるで
あろう。また、添付図面において同様の構成は、対応す
る数字及び符号によって指示されている。
【0015】
【課題を解決するための手段】斜行ねじ込み防止ネジ締
結具において、軸線と第1の端部を有する第1の前端部
分とを具備する軸部分と、第1のネジ部を形成する前記
軸部分上のネジ山と、前記第1の端部に近い前記第1の
ネジ部に形成された第1の先細のネジ部で、前記第1の
端部に向かって細くなっている第1の先細のネジ部と、
第1の先細でないネジ部のネジ山の角度より大きなネジ
山の角度を有する前記第1の先細のネジ部のネジ山と、
前記軸部分の第1の端部と前記第1のネジ部の間の円筒
状の軸部分で、前記第1のネジ部の大径より小さな直径
を有する前記円筒状の軸部分とを有する斜行ねじ込み防
止ネジ締結具を要旨とする。
【0016】本発明の構成によれば、既存技術の問題点
を克服し、経済的な新規の斜行ねじ込み防止ネジ締結具
を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、斜行ねじ込み防止ネジ締
結具10を示し、本具体的な実施態様においてそれは、
ねじ切りされた両端部分を有する両ネジ締結具であり、
それらの各々はナット又は他の本体部材の中又はそれを
通して設けられているネジ穴にかみ合うことができる。
本発明はまた、他のたくさんのネジ締結具、例えば、ね
じ回すための端部を有するねじ切りボルト及び、物品及
び機械から突き出しているねじ切りされた軸部材に応用
できる。より一般的には、本発明は、ネジ穴にかみ合う
ことのできる任意のねじ切りされた軸部材に適用でき
る。
【0018】図1は、一般に軸部分20が、軸線22を
有して成る斜行ねじ込み防止ネジ締結具10を示してい
る。軸部分20は、一般に少なくとも一つの前端部分を
含んでいる。そして図1の具体的な両ネジ締結具では、
軸部分20は、第1の端部32に対応した第1の前端部
分30と、反対側の第2の端部33に対応した第2の前
端部分31を有している。
【0019】ネジ締結具10はネジ山を有し、そのネジ
山は、一般のネジ山のように大径と小径を有し、一般
に、軸部分20に一つ以上のネジ部を形成する。図1で
は、軸部分20のネジ山は、その第1の端部32の近く
に第1のネジ部40と、その第2の端部33の近くに第
2のネジ部41とを形成する。第2のネジ部41は、第
2の前端部分31に沿って第2の端部33まで軸方向に
延びている。図1では、両ネジ締結具の軸部分20は、
その第1と第2のネジ部40、41の間に配置されたね
じ切りされていない中間の円筒状部分21を含んでい
る。
【0020】一般に、先細のネジ部は、好ましくは軸部
分の端部に近いネジ部に形成され、ネジ部は、残りの先
細でないネジ部を含んでいる。先細のネジ部は、軸方向
に、軸部分の前端部の方へあるいは前端部に向かってテ
ーパ状に細くなる。実施態様では、前端部もねじ切りさ
れており、先細のネジ部は、軸方向に軸部分の端部へ向
かって細くなっている。
【0021】図1、2を参照すると、軸部分20の第1
の端部32の近くの第1のネジ部40は、第1の先細の
ネジ部42と、第1の残りの先細でないネジ部44とを
含む。第1の先細のネジ部42は、軸部分20の第1の
前端部分30へ向かって軸方向に細くなっている。第2
のネジ部41は又、第2の端部33に向かってテーパ状
に細く形成されている対応する第2の先細のネジ部45
と、上述したような、第2の残りの先細になっていない
ネジ部を有している。
【0022】図1、2では、先細のネジ部は、ネジ山の
約3ピッチから約4ピッチの間に相当する軸方向の長さ
を有している。ただし、この軸方向の長さは、例示的な
もので、限定しようとするものではない。先細のネジ部
は、一般に、テーパ角が、約10°から約18°の範囲
で先細になっている。図2の具体的な実施態様では、第
1の先細のネジ部42のテーパ角は約14°である。
【0023】一般に、先細のネジ部のネジ山は、残りの
先細でないネジ部のネジ山の角度より大きなネジ山の角
度を有している。先細のネジ部のネジ山の角度は、一般
に、ネジ締結具の端部に向かって先細のネジ部の直径が
小さくなるに伴って大きくなる。
【0024】図2では、第1の先細でないネジ部44の
ネジ山の角度が約60°で、第1の先細のネジ部42の
ネジ山の角度が、第1の先細でないネジ部44との境界
面での約60°から、第1の端部32へ向かう第1の先
細のネジ部42の最も小さい直径における100°まで
大きくなる。先細のネジ部42のネジ山は、好ましくは
先細でないネジ部44のネジ山と同じピッチを有してい
る。
【0025】図1は、一般に第1の端部32と第1のネ
ジ部40の間に設けられる円筒状の軸部分50を示して
おり、図2は、好ましくは第1の先細のネジ部42に近
接して設けられる円筒状の軸部分50を示している。円
筒状の軸部分50はまた、好ましくはネジ山が無く、そ
して好ましくは、ネジ部40の小径より大きくない直径
を有している。図4の具体的な実施態様では、円筒状の
軸部分50は、ネジ山の約1ピッチに相当する軸方向の
長さを有している。そして他の実施態様ではその軸方向
の長さは、特定の用途により、より大きくても小さくて
も良い。円筒状の軸部分50の軸方向の長さは、好まし
くは、ネジ穴における軸部分20の調整された位置が実
質的に維持されるように十分長くなくてはならない。し
かも、以下で述べるように、芯がずれた軸部分20の初
期のピボット状に回転してする位置調整を妨げるほど長
くてはならない。
【0026】一般に、実施態様では、前端部分はネジ山
が無い、又は、ねじ切りされていない。前端部分は、ネ
ジ部40の大径よりも小さな直径、そして好ましくは、
ネジ部40の小径より小さく、又は等しく、又は大きく
ない直径を有している。
【0027】図1、3は、ネジ山が無く、更に駆動工具
を係合させる端部、又はねじ回すための面部60を有す
る第1の先端部分を具備する第1の前端部分30を示し
ている。図1、3に示した具体的な実施態様では、ねじ
回すための面部60は、放射状に外側へ突き出している
多数の突出部62を有している。然しながら、別の実施
態様では、ねじ回される面部60は他の構成、例えば、
一般に知られているような、六角形又は一般的な多角形
の内側或いは外側の面を有している。図1から図3は、
ネジ部40の小径より小さい直径を有する前端部分30
を示している。そして、第1の前端部分30は、円筒状
の軸部分50から、ねじ回すための面部60へ向かって
軸方向へ細くなって、縮小された直径を提供するねじ切
りされていない先細の部分34を含んでいる。
【0028】図4は、ネジ部と円筒状の軸部分50の間
の軸部分の回りに設けられた環状の溝部70を有する別
の前端部分30を示している。環状の溝部70は、凹状
の一般的な曲がった形状をしている。環状の溝部70
は、好ましくは、第1の先細のネジ部42及び円筒状の
軸部分50に近接して設けられる。環状の溝部70は、
一般的にネジ部の小径より小さな直径を有している。そ
して、円筒状の軸部分50との組み合わせで使用する場
合には、環状の溝部70は、好ましくは、円筒状の軸部
分50の直径より小さな直径を有している。環状の溝部
70は、ネジ山の約1ピッチから約2ピッチの間に相当
する軸方向の長さを有している。
【0029】図4は、また、少なくとも部分的な曲面8
0を有する先端部分を有する第1の前端部分30を示し
ている。該曲面は比較的平らな端部82を含んでいても
良く、それは図1に示された第1と第2の端部32、3
3の一つに相当する。曲面80は、比較的平らな端部8
2を有していても或いは有していなくても良く、本質的
に球面、楕円体、回転放物体、又はその他の不規則な曲
面であっても良い。図4では、曲面80は、円筒状の軸
部分50に近接している。曲面80をねじ回すための面
部60の代わりに、図1、2の円筒状の軸部分50に直
接近接して、環状の溝部分70を伴って或いは伴わずに
設けても良い。
【0030】図5は、ネジ締結具10、そしてより詳細
には、ネジ穴90の中に配置されたネジ締結具の第1の
前端部分30を示している。そしてそのネジ穴は、ナッ
ト又はその他の本体部材の中に少なくとも部分的に入っ
て或いは貫通して設けられている。第1の前端部分30
は、ネジ山が無く、その大径より小さい或いは等しい、
そして、好ましくはその小径より大きくない直径を有し
ている。それゆえ、ネジ締結具の前端部分30は、ネジ
穴90の中で比較的容易に動かせる。
【0031】図5は、軸部分20をネジ穴90内へ概ね
案内する円筒状の軸部分50を示している。前端部分3
0は、ネジ穴90のより奥の方に配置されるので、円筒
状の軸部分50は、先細のネジ部42がネジ穴90に入
り始めるまでに、軸部分20をネジ穴90と軸方向に、
徐々に角度に関して位置調整する。
【0032】先細のネジ部42がネジ穴90に入ると、
先細のネジ部42は、ネジ締結具の軸20のネジ穴90
との軸方向の位置調整を容易にし、それらの間の正しい
ねじのかみ合いを促進する。より詳細には、先細のネジ
部42は、穴90の中へ先細のネジ部42を続けて入れ
ることによって、ネジ部40とネジ穴90との間の比較
的小さな角度に関する位置調整不良を補正する。
【0033】ネジ締結具10の端部32へ向かってネジ
部42のネジ山の角度を次第に大きくすることにより、
先細のネジ部42をネジ部40に形成することが容易に
なると共に、先細のネジ部42が円筒状の軸部分50に
比較的連続的につながる。第1の先細のネジ部42は、
好ましい具体的な実施態様について上述したように、先
細のネジ部42のネジ山のピッチが、残りの先細でない
ネジ部44のネジ山のピッチと同じ場合、ネジ穴90と
の軸に関する位置調整及び正しいかみ合いについて特に
効果的である。
【0034】具体的な実施態様では、上述したように、
円筒状の軸部分50の軸方向の長さはネジ山の約1ピッ
チであり、先細のネジ部42のテーパ角は約14°であ
る。この具体例のネジ締結具構成によって補正される角
度に関する位置調整不良の範囲は、約0°から約10°
の間の範囲である。然しながら、この具体例の角度に関
する位置調整不良を補正する範囲は、この範囲が、一般
に、先細のネジ部42のテーパ角及び円筒状の軸部分5
0と前端部分30の軸線又は長さによって決まり、これ
ら両方が特別な用途の具体的な要求によって変えること
があるので、前述の範囲には限定されない。
【0035】図6は、ネジ穴90の中に配置されたネジ
締結具の第1の前端部分30を示している。曲面80
は、特に、それらの間に実質的な初期位置調整不良があ
るときに、ネジ穴90に関するネジ締結具の軸部分20
の軸線及び角度に関する位置調整を容易にする。より詳
細には、曲面80は、ネジ穴90への前端部30の初期
挿入の間に、軸部分20とネジ穴90の間の位置調整不
良を調整するために、ネジ穴90の中での軸部分20の
初期のピボット状に動く調整又は位置調整を容易にす
る。曲面80は、軸部分20とネジ穴90の間の30°
以上の角度に関する位置調整不良を補正することを可能
にする。ネジ締結具10の前端部分30がより十分に位
置調整され、ネジ穴90へより深く挿入されると、円筒
状の軸部分50と先細のネジ部42は、ネジ穴に入り、
上述したように、これらの間の更なるより正確な位置調
整を提供する。
【0036】環状の溝部70は、これは好ましくはネジ
部40の小径より小さい直径を有しているが、軸部分2
0とネジ穴90の間の一層大きな初期の角度に関する位
置調整不良を補正する。より詳細には、環状の溝部70
は、ネジ穴90の環状の縁部92に適応し、それによっ
て軸部分20とネジ穴90の間の比較的大きくなった初
期の角度に関する位置調整不良を許容する。例えば、図
6の具体的な実施例では約35°である。ただし、この
角度は多少、軸方向の長さと環状の溝部70の直径によ
るかもしれない。環状の溝部70の曲面は、ネジ締結具
の軸20のピボット状に動く調整の間に、環状の縁部9
2に関して、軸部分20の軸線に沿って、比較的連続的
な係合する面を提供することによって、軸部分20とネ
ジ穴90の間の、軸線及び角度に関する位置調整の調整
を容易にする。環状の溝部70は、曲面80と組み合わ
せて使用したとき特に効果的である。それゆえ、環状の
溝部70は、少なくとも、他の本発明の特徴、例えば、
上述したように、円筒状の軸部分50及び/または先細
のネジ部42が、ネジ締結具の軸部分20をネジ穴90
と、更に位置調整し、より十分にかみ合わせることが実
施可能になるまで、ネジ穴90に関するネジ締結具10
の初期調整を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の具体的実施態様による両ネジ締結具
の部分側面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図1の先端部分の端面図である。
【図4】図1のネジ締結具に組み合わせて使用できる特
徴を有する前端部分の代替案である。
【図5】本発明の一面を示す組立て時にネジ穴において
位置調整不良であるネジ締結具の部分断面図。
【図6】本発明の別の一面を示す組立て時にネジ穴にお
いて位置調整不良であるもう一つのネジ締結具の部分断
面図。
【符号の説明】
10…斜行ねじ込み防止ネジ締結具 20…軸部分 22…軸線 30…第1の前端部分 31…第2の前端部分 32…第1の端部 33…第2の端部 40…第1のネジ部 41…第2のネジ部 42…第1の先細のネジ部 44…第1の先細でないネジ部 50…円筒状の軸部分 60…工具係合面 70…環状の溝部 80…部分的な曲面

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜行ねじ込み防止ネジ締結具において、 第1の端部を有する第1の前端部分と、軸線とを具備す
    る軸部分と、 第1のネジ部を形成する前記軸部分に設けられたネジ山
    と、 前記第1の端部に近い前記第1のネジ部に形成され前記
    第1の端部に向かって細くテーパ状になっている第1の
    先細のネジ部とを具備し、 前記第1の先細のネジ部のネジ山は、第1の先細でない
    ネジ部のネジ山の角度より大きなネジ山の角度を有して
    おり、 前記ネジ締結具は、更に、前記軸部分の第1の端部と前
    記第1のネジ部の間の円筒状の軸部分で、前記第1のネ
    ジ部の大径より小さな直径を有する前記円筒状の軸部分
    を有している斜行ねじ込み防止ネジ締結具。
  2. 【請求項2】 前記第1の先細のネジ部のネジ山が、前
    記第1の先細でないネジ部のネジ山と同じピッチを有し
    て成る請求項1に記載のネジ締結具。
  3. 【請求項3】 前記第1の先細のネジ部に近接した円筒
    状の軸部分で、ネジ山が無く、ネジ山の約1ピッチに相
    当する軸方向の長さを有する前記円筒状の軸部分を有す
    る請求項1に記載のネジ締結具。
  4. 【請求項4】 前記第1の先細のネジ部のネジ山の角度
    が、前記第1の端部に向かって大きくなって成る請求項
    1に記載のネジ締結具。
  5. 【請求項5】 前記第1の先細でないネジ部のネジ山の
    角度が約60°で、前記第1の先細のネジ部のネジ山の
    角度が前記第1の端部に向かって約100°まで大きく
    なっている請求項4に記載のネジ締結具。
  6. 【請求項6】 前記第1の先細のネジ部が約14°のテ
    ーパ角を有して成る請求項1に記載のネジ締結具。
  7. 【請求項7】 前記第1の先細のネジ部が、ネジ山の約
    3ピッチから約4ピッチの間に相当する軸方向の長さを
    有して成る請求項1に記載のネジ締結具。
  8. 【請求項8】 前記第1の前端部分が、少なくとも部分
    的な曲面を有する第1の先端部分を有して成る請求項1
    に記載のネジ締結具。
  9. 【請求項9】 前記第1の前端部分が、駆動工具係合面
    を有する第1の先端部分を有して成る請求項1に記載の
    ネジ締結具。
  10. 【請求項10】 前記第1の前端部分が、前記第1のネ
    ジ部の小径より大きくない直径を有して成る請求項9に
    記載のネジ締結具。
  11. 【請求項11】 前記軸部分上のネジ山が、第2のネジ
    部を形成し、前記軸部分が、前記第1の端部の反対側の
    第2の端部を有する第2の前端部分を有して成る請求項
    1に記載のネジ締結具。
  12. 【請求項12】 斜行ねじ込み防止ネジ締結具におい
    て、 第1の端部を有する第1の前端部分と、軸線とを具備す
    る軸部分と、 第1のネジ部を形成する軸部分に設けられたネジ山と、 前記第1の端部に近い前記第1のネジ部に形成された第
    1の先細のネジ部で、前記第1の端部に向かって細くテ
    ーパ状になっている第1の先細のネジ部とを具備し、 前記第1の先細のネジ部のネジ山は、第1の先細でない
    ネジ部のネジ山の角度より大きなネジ山の角度を有し、
    かつ、前記第1の先細でないネジ部のネジ山と同じピッ
    チを有している斜行ねじ込み防止ネジ締結具。
  13. 【請求項13】 前記第1の前端部分が、少なくとも部
    分的な曲面を有する第1の先端部分を有して成る請求項
    12に記載のネジ締結具。
  14. 【請求項14】 前記第1の先細のネジ部のネジ山の角
    度が第1の端部に向かって大きくなって成る請求項12
    に記載のネジ締結具。
  15. 【請求項15】 前記第1の先細でないネジ部のネジ山
    の角度が約60°で、前記第1の先細のネジ部のネジ山
    の角度が前記第1の端部に向かって約100°まで大き
    くなって成る請求項14に記載のネジ締結具。
  16. 【請求項16】 前記第1の先細のネジ部が約14°の
    テーパ角を有して成る請求項12に記載のネジ締結具。
  17. 【請求項17】 前記第1の先細のネジ部が、ネジ山の
    約3ピッチから約4ピッチの間に相当する軸方向の長さ
    を有して成る請求項12に記載のネジ締結具。
  18. 【請求項18】 前記第1の前端部分が、前記第1のネ
    ジ部の小径より大きくない直径を有し、前記第1の前端
    部分が駆動工具係合面を有する第1の先端部分を有し、
    前記軸部分上のネジ山が第2のネジ部を形成し、前記軸
    部分が前記第1の端部の反対側の第2の端部を有する第
    2の前端部分を有して成る請求項12に記載のネジ締結
    具。
  19. 【請求項19】 斜行ねじ込み防止ネジ締結具におい
    て、 軸部分が軸線を有し、前記軸部分が第1の端部を有する
    第1の前端部分を有し、前記軸部分が反対側の第2の前
    端部分を有していて、 前記軸部分上のネジ山が、前記第1の端部に近い第1の
    ネジ部を形成し、前記軸部分上のネジ山が第2のネジ部
    を形成して、 前記軸部分の前記第1の前端部分が、ネジ山が無く、前
    記第1のネジ部の大径より小さな直径を有し、 前記第1の先端部分が少なくとも部分的な曲面を有し、 環状の溝部が、前記第1の先端部分の少なくとも部分的
    な曲面と第1のネジ部との間の軸部分の回りに設けられ
    て成る斜行ねじ込み防止ネジ締結具。
  20. 【請求項20】 前記第1の先端部分が、駆動工具係合
    面を有し、前記環状の溝部が前記第1のネジ部の小径よ
    りも大きくない直径を有して成る請求項19に記載のネ
    ジ締結具。
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