JPH11348858A

JPH11348858A - 新型自転車錠．オン・ザ・ロック

Info

Publication number: JPH11348858A
Application number: JP10199456A
Authority: JP
Inventors: Jisaburo Shimizu; 治三郎清水
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-06-10
Filing date: 1998-06-10
Publication date: 1999-12-21

Abstract

(57)【要約】頑健・取付けが安易・安価等を具備した自転車錠。【目的】盗難被害を受けやすい自転車の施錠能力を高
める。【構成】サドル上部に、鋼質な部材で可動するものを
設置させ、施錠時には、サドルに座れないよう施した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本考案は、自転車錠前の施錠
方法に新たな角度を創り、その従来のもつ技術をも更に
有効性を高める自転車錠に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、自転車錠は付帯する錠前、市販の
別売り錠前を含めタイヤを作動させなくさせる為に取り
付けられたものであるが、現実の有効性はかなり低く、
街の放置自転車なるものの実態をみれば、説明を略ける
ほどの施錠能力でしかない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本考案は、自転車のサ
ドル上部に、障害となるものを設けそれを除去しなくて
は、正常な姿勢での運転ができないようにし、そのため
従来の破錠されやすい錠前も、破錠しても意味をもたな
いので、より盗難防止に役立つ。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いまこれを図面について
説明すれば（イ）自転車のサドル（１）をサドル固定ネジ（３）を
弛めてサドルを外す。（ロ）当該固着部（４）をサドル支柱（２）へ挿入し、
サドル（１）を基へ戻し、サドル固定ネジ（３）を締め
る。（ハ）可動アーム（９）が、サドル上部にくる位置で固
着ネジ（５）を締める。（ニ）可動ストッパー（８）を動かし、可動ストッパー
に設けた孔と、アーム（６）に設けた孔とを重ね、各々
の孔へ南京錠（１０）の吊部を挿入、施錠する。（ホ）南京錠（１０）の吊部が障害となり、可動ストッ
パー（８）は固定され、可動アーム（９）は、自転車の
サドル上部で係止する。（ヘ）自転車の使用時は、南京錠（１０）等を解錠し、
可動アーム（９）を後輪カバー方向に移動させておく。
アーム（６）と可動アーム（９）の連結箇所は、ピン
（７）を内蔵させてあるので、一定方向自在に可動す
る。

【０００５】

【発明の実施の形態】（イ）サドル支柱が、自転車メー
カーによって多少異なることを想定し、当該固着部
（４）の直径は大きめに作られ、それを係止させるため
に固着ネジ（５）を設け、当該品を支柱部（２）に安定
できる。（ロ）可動ストッパー（８）および、アーム（６）に各
々設けた孔に挿入する錠前は、当該品を使用する各人
が、自由に選択できる。

【０００６】

【実施例】以下、本案の実施例について説明する。（イ）アーム・可動アーム・可動ストッパーの形状は、
角柱でも、円柱でもよい。また材質も、一定の強度が保
たれるならば、鋼材に限らない。（ロ）サドル上部にくるアームは、後輪方向からのみと
限らなくてもよい。同時に多方向からきてもよい。（ハ）サドル上部にくるアームは、突起があっても、板
状であったとしても、自転車を運転するのに差支える様
式であれば、本案の発想に叶う。（ニ）施錠方法は、アーム本体より直接、サドル若しく
は、自転車本体の何れかに、チェーン錠等で施錠するこ
ともできる。（ホ）アーム・可動アーム・可動ストッパーの側面等に
反射シール等を張りつけると、夜間走行時の安全性が高
まる。（ヘ）当該固着部をさらに、自転車本体の何れかに、施
錠して固定すると、より盗難防止に役立つ。例えば支柱（２）が挿入されるステー（１１）から、支柱
を貫通する穿孔部を設け、南京錠等で施錠する。この場合、使用する南京錠と可動ストッパー（８）
および、アーム（６）に各々設けた孔に挿入する南京錠
は、同一のキーで解錠することが望ましい。上記の錠前は、ホームセンター等で市販されてい
る。

【０００７】

【発明の効果】本案は以上のような構造で、社会的問題
となっている「放置自転車」の実態が、実は「自転車に
付帯されている錠前等が、破錠され乗り逃げされ、置き
去りにされている」という裏打ちされた現実に、その付
帯の錠前を破錠しても、何ら意味をもたなくさせ、従っ
て二重の施錠効果となるばかりか、放置自転車の減少に
も寄与できるものである。以下、本案各箇所の効果を説
明する。（イ）従来の車輪のフォーク部を作動させないという施
錠方法とは全く異なり、サドルに座れないという施錠方
法である。（ロ）当該の取り付け方法は、自転車本体のサドルの支
柱部に挿入させるため、頑健であり同時に、取り付けが
容易である。（ハ）当該の錠は、一見して施錠されていることが判る
ため、執拗な破錠行為を避けることができる。（ニ）施錠箇所がサドルの脇に位置するため、施錠・解
錠時の姿勢が楽である。殊に雨天時は、駐輪場等狭い場
所にての施錠・解錠時は助かる。（ホ）可動ストッパーとアームの孔を重ね、南京錠等を
掛ける動作も極めて簡単で、片手にても容易である。（ヘ）防犯上、錠前を替える場合も、当該本体は取り替
える必要はなく、南京錠等だけを替えることで済む。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例の斜視図である。

【図２】本発明の平面図である。

【図３】南京錠の側面図である。

【符号の説明】

１サドル２支柱３サドル固定
ネジ４固着部５固着ネジ６アーム７ピン内蔵８可動ストッパー９可動アーム１０南京錠１１ステー１２孔（６・８は先端部に孔を設ける）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）自転車のサドル（１）の支柱
（２）より、固着部（４）を挿入し、固着ネジ（５）に
て当該品を支柱部（２）に係止する。（ロ）可動アーム（９）をサドル（１）の上部に移動
させ、可動ストッパー（８）に設けた孔と、アーム
（６）に設けた孔（１２）とを重ね各々の孔へ南京錠
（１０）の吊部を挿入、施錠する。以上のごとく構成さ
れた自転車錠。