JPH11347971A - 力センサ付きマイクロマニピュレータ - Google Patents

力センサ付きマイクロマニピュレータ

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JPH11347971A
JPH11347971A JP10162011A JP16201198A JPH11347971A JP H11347971 A JPH11347971 A JP H11347971A JP 10162011 A JP10162011 A JP 10162011A JP 16201198 A JP16201198 A JP 16201198A JP H11347971 A JPH11347971 A JP H11347971A
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micropipette
micromanipulator
force sensor
force
holding tube
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Koichi Itoigawa
貢一 糸魚川
Hitoshi Iwata
仁 岩田
Fumito Arai
史人 新井
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部分に加わる力の大きさを正確に検知す
ることができる力センサ付きマイクロマニピュレータを
提供すること。 【解決手段】 このマイクロマニピュレータ1は力セン
サ11を備える。操作体保持管3の先端部に設けられた
力センサ11の感知領域13に、操作体2の一部を変位
伝達可能に連結する。磁性流体27を接触部分に利用し
た支持構造25を介して、操作体2を操作体保持管3に
間接的に保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小な対象物の操
作を行うための力センサ付きマイクロマニピュレータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、微小な対象物を操作するマイクロ
マニピュレーション技術の一種として、マイクロインジ
ェクションという技術が知られている。
【0003】マイクロインジェクションとは、例えばガ
ラス管を加工してなるマイクロピペットと呼ばれる注射
針を用い、細胞内にDNA、RNA、オルガネラ、各種
蛋白質、各種薬液等を注入する手法のことを指す。この
ような技術は、特定遺伝子などを細胞内に選択的に導入
しうる有効な手法として近年特に注目を浴びている。か
かる手法は、類似の手法であるレーザーインジェクショ
ン等に比べて導入効率が高くてしかも安価といった利点
を有している。
【0004】マイクロインジェクションを行うための従
来のマイクロマニピュレータでは、マイクロピペットを
剛体からなるピペット保持管の先端部に挿通するととも
に、ピペット基端部を保持管内に直接連結した構造を採
っている。保持管の基端部にはシリンジやポンプ等の加
圧器が接続され、そこからは保持管の先端側に向けて上
記液体が供給される。従って、マイクロピペットを細胞
等のような微小対象物に突き刺した状態で加圧器を加圧
すれば、マイクロピペットを経由して細胞内に液体が注
入されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】細胞のような微小で壊
れやすい対象物を取り扱う際、適当な大きさの突き刺し
力でマイクロピペットを操作することが必要とされる。
しかし、突き刺し力の大きさを検知する手段を全く持た
ない従来装置の場合、オペレータは顕微鏡観察等を行う
などして、突き刺し力の大きさを目測のみで予想するし
かすべがなかった。従って、マイクロマニピュレータの
操作には経験や勘に頼る部分が依然として大きかった。
【0006】そこで、本発明者らは、力センサを備えた
マイクロマニピュレータ構造とすれば、突き刺し時に加
わる力の大きさを検知可能であろうと考えた。ところ
が、このような新規の構造を採用した場合には、次のよ
うな不具合が予想される。
【0007】上述したとおりマイクロピペットは剛体か
らなる保持管に対して直接連結されている。ゆえに、対
象物を突き刺した時にマイクロピペットに加わる力は、
力センサ側のみならず、保持管側にも衝撃として伝達さ
れてしまう。従って、マイクロピペットに加わる力の大
きさが正確に検知できなくなるおそれがあった。また、
マイクロピペットを力センサのみに支持させる構造を採
用した場合には、マイクロピペットの支持状態が不安定
になって、操作性や耐久性の低下につながるおそれがあ
った。
【0008】さらに、ガラス管を用いて小径のマイクロ
ピペットを作製した場合、毛細管現象によってマイクロ
ピペットの先端部から外部の液体が浸入しやすくなる。
これを回避するためには、チューブ内を加圧器により常
時加圧しておく必要がある。しかしながら、そのために
はチューブ内加圧に耐え、部材同士の隙間からの流体漏
れが未然に防止されるような構造にしておくべきと考え
られていた。
【0009】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、操作部分に加わる力の大き
さを正確に検知することができる力センサ付きマイクロ
マニピュレータを提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、操作部分に加わる
力の大きさを正確に検知することができ、しかも耐圧性
能に優れた力センサ付きマイクロマニピュレータを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、操作体保持管の先端
部に設けられた力センサの感知領域に操作体の一部を変
位伝達可能に連結するとともに、磁性流体を接触部分に
利用した支持構造を介して前記操作体を前記操作体保持
管に間接的に保持させたことを特徴とする力センサ付き
マイクロマニピュレータをその要旨とする。
【0012】請求項2に記載の発明では、ピペット保持
管の先端部に設けられた力センサの感知領域にマイクロ
ピペットの一部を変位伝達可能に連結するとともに、磁
性流体をシール部分に利用した支持構造を介して前記マ
イクロピペットを前記ピペット保持管に間接的に保持さ
せたことを特徴とする力センサ付きマイクロマニピュレ
ータをその要旨とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記支持構造は、前記操作体または前記マ
イクロピペットの長手方向に沿って多段状に設けられて
いるとした。
【0014】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、操作時において操
作体の変位が力センサの感知領域に伝達される結果、操
作体に加わる力の大きさが力センサによって検知され
る。その際、操作体に加わる力は接触部分に利用された
磁性流体により殆ど吸収されてしまうため、当該力が操
作体保持管に直接伝達されることはない。このように操
作体を間接的に支持させたことにより誤差が小さくな
り、操作体に加わる力の大きさを正確に検知することが
できる。
【0015】請求項2に記載の発明によると、操作時に
おいてマイクロピペットの変位が力センサの感知領域に
伝達される結果、マイクロピペットに加わる力の大きさ
が力センサによって検知される。その際、マイクロピペ
ットに加わる力はシール部分に利用された磁性流体によ
り殆ど吸収されてしまうため、当該力がピペット保持管
に直接伝達されることはない。このようにマイクロピペ
ットを間接的に支持させたことにより誤差が小さくな
り、マイクロピペットに加わる力の大きさを正確に検知
することができる。また、シール部分には磁性流体が存
在していることから、管内加圧時における隙間からの流
体漏れが未然に防止される。従って、耐圧性能に優れた
ものとすることができる。
【0016】請求項3に記載の発明によると、支持構造
を長手方向に沿って多段状に設けた場合、操作体または
マイクロピペットが支持される箇所が増えるため、それ
らが支持構造に対してより確実に支持される。ゆえに、
操作性や耐久性のさらなる向上が図られる。この場合に
はシール部分も増えることから、管内加圧時における隙
間からの流体漏れがより確実に防止され、いっそう優れ
た耐圧性を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、本発明
を具体化した一実施形態のマイクロマニピュレータ(マ
イクロインジェクタともいう。)1を図1,図2に基づ
き詳細に説明する。
【0018】図1に示されるように、このマイクロマニ
ピュレータ1はマイクロピペット2を操作体として備え
たものである。マイクロピペット2は、加熱溶融したガ
ラス管を細く引き延ばすことによって製造される。かか
るマイクロピペット形成材料としては、芯入りガラス管
を用いることが望ましい。マイクロピペット2の先端部
は、対象物である細胞を突き刺すことができるように、
ある程度尖った形状に形成されている。
【0019】操作体保持管としてのピペット保持管3
は、環状のチューブ本体4、環状のアタッチメント5及
び環状のスペーサ6によって構成されている。なお、こ
のマイクロマニピュレータ1は垂直式であるため、ピペ
ット保持管3は直線状かつ垂直方向に沿って延びるよう
に配設されている。チューブ本体4は、図示しないチュ
ーブホルダを介して同じく図示しない駆動装置に支持さ
れている。従って、この駆動装置を駆動すると、ピペッ
ト保持管3全体が三次元的に移動するようになってい
る。前記駆動装置の駆動方法としては、油圧式や機械式
のほか、流体圧式などがある。チューブ本体4の基端部
は、図示しないシリンジ等の加圧器に接続されている。
前記シリンジからは例えばDNAを含む溶液L1 がチュ
ーブ本体4の先端方向へ圧送されるようになっている。
また、内周面側に固定段部7を備えるアタッチメント5
は、チューブ本体4の下端開口部に接着剤等を用いて嵌
着されている。
【0020】図1,図2に示されるように、このマイク
ロマニピュレータ1は、力センサとしての半導体式圧力
センサ11をピペット保持管3の先端部に備えている。
アタッチメント5の下端開口部には第1固定部材20が
接着剤等により接合されている。第1固定部材20と第
2固定部材21とはねじ22によって互いに接合される
とともに、両者20,21間にはゴム製の台座19が挟
持されている。半導体式圧力センサ11の基台12は、
その台座19の上に接着されている。
【0021】この半導体式圧力センサ11はシリコン単
結晶製であって、その中央部に感知領域としての略正方
形状のマス部13を有している。このマス部13は基台
12とほぼ同じ肉厚となっている。図2(a)に示され
るように、前記マス部13は肉薄の4本の梁14によっ
て基台12に支持されている。
【0022】撓みの影響がでやすい部分である各々の梁
14の表層には、一対の歪みゲージ15(例えば拡散歪
み抵抗など)が形成されている。即ち、この半導体式圧
力センサ11は合計8つの歪みゲージ15を備えてい
る。これらの歪みゲージ15は、半導体式圧力センサ1
1の一端部上面において一列に並べられたパッド16に
対し、図示しない配線を介して電気的に接続されてい
る。なお、これら8つの歪みゲージ15はブリッジ接続
されていて、X,Y,Z軸方向の圧力の大きさに応じて
その抵抗値を変化させる。つまり、この半導体式圧力セ
ンサ11は3軸検出用となっている。また、各パッド1
6には図示しないケーブルが接続されている。そのケー
ブルはピペット保持管3の基端側まで引き回され、図示
しない制御回路等に接続されている。制御手段はセンサ
出力信号に基づいて力の大きさ・方向を計算する。さら
に、制御手段はその計算結果を映像信号または音声信号
に変換し、オペレータの五感に訴えかけるようにする。
【0023】マス部13の中心部には、半導体式圧力セ
ンサ11の厚さ方向(即ちZ軸方向)に沿って延びる挿
通孔17が貫設されている。この挿通孔17内にはマイ
クロピペット2が挿通されている。そして、マイクロピ
ペット2の外周面とマス部13とが、例えばエポキシ樹
脂等のような接着剤18を介して連結されている。その
結果、操作時におけるマイクロピペット2の変位がマス
部13に伝達され、その変位により梁14に撓みが生じ
るようになっている。なお、マイクロピペット2におけ
る被連結部位は、先端部と基端部とのちょうど中間の地
点となっている。
【0024】図1に示されるように、このマイクロマニ
ピュレータ1は、マイクロピペット2をピペット保持管
3に保持させるための支持構造25を備えている。この
支持構造25は、磁性流体26をシール部分に利用した
ものであり、マイクロピペット2をピペット保持管3に
対して間接的に保持可能なものである。
【0025】かかる支持構造25を構成する環状の整磁
手段としてのポールピース26は、軟鉄等のような磁性
材料からなる部材である。ポールピース26の外径寸法
は、アタッチメント5の先端側における内径寸法にちょ
うど等しくなるように設計されている。従って、ポール
ピース26はアタッチメント5内に挿入された状態で保
持されることができる。このときポールピース26の内
端面には固定段部7が当接するとともに、外端面には前
記環状のスペーサ6が当接する。
【0026】なお、このようなスペーサ6の存在によ
り、ポールピース6がピペット保持管3の内壁面3aで
あって半導体式圧力センサ11の配設位置よりも基端側
の位置に固定される。また、支持構造25と半導体式圧
力センサ11とは所定間隔を隔てて配置されている。
【0027】整磁手段であるポールピース26は、その
外周面側における複数の箇所に磁束発生源としての永久
磁石29をいくつか有している。これらの永久磁石29
があることにより、図1において矢印で示すような磁気
回路がポールピース26内に形成される。ポールピース
26が有する挿通孔の内周面側には、空隙28が形成さ
れている。そして、その空隙28内には磁性流体27が
充填されている。
【0028】磁性流体27とは、強磁性の微粉末を液体
中に分散させてなる懸濁液であって、見掛け上は上記液
が磁性を帯びているかのように人工的に作られた一種の
固液混相流体のことを指す。強磁性の微粉末としては、
マグネタイトやコバルト等が使用されるほか、マンガ
ン、マンガン−ニッケル、ニッケル−亜鉛フェライト等
といったスピネル型フェライトが使用されてもよい。使
用可能な磁性流体27の具体例(商品名)としては、例
えばW−35,HC−50,DEA−40,DES−4
0,NS−35,PX−10等が挙げられる。
【0029】マイクロピペット2の基端部は、ポールピ
ース26の挿通孔に挿通された状態で使用される。この
とき、磁性流体27に含まれる微粉末は、磁気回路の方
向に沿って整列させられる。その結果、空隙28内に磁
性流体27が確実に保持され、その磁性流体27によっ
てマイクロピペット2の外周面が包囲され、もってシー
ルが図られるようになっている。
【0030】マイクロピペット2の外周面とポールピー
ス26の貫通孔内周面とのギャップ30は、0.01m
m〜1mm程度に、特には0.05mm〜0.1mm程
度に設定されていることが望ましい。このギャップ30
が大きすぎると、マイクロピペット2との間に高いシー
ル性が確保されなくなるおそれがある。一方、このギャ
ップ30が小さすぎると、好適なシール性が確保される
反面、ポールピース26に対してマイクロピペット2の
外周面が接触しやすくなり、低摩擦化・低摩耗化等の妨
げになるおそれがある。
【0031】次に、このように構成されたマイクロマニ
ピュレータ1の使用方法について述べる。培養液33の
入ったシャーレ31の中においては、対象物である細胞
32が培養されている。チューブ本体4の内部領域に
は、遺伝物質であるDNAを含む溶液L1 が既にある程
度加圧された状態で満たされている。このようなチュー
ブ内加圧を常時実施しておく理由は、毛細管現象による
マイクロピペット2の先端側からの液体浸入を未然に回
避するためである。ただし、マイクロピペット2の外周
面とポールピース26の貫通孔内周面との間にあるシー
ル部分には磁性流体27が存在しているため、当該部分
からの液体L1 の漏れは確実に防止されている。
【0032】次いでオペレータは、顕微鏡を観察しなが
らマイクロマニピュレータ1を駆動操作することによ
り、マイクロピペット2の先端部をターゲットである細
胞32の上方まで移動させる。さらにオペレータは、マ
イクロマニピュレータ1をZ軸方向に沿ってゆっくりと
前進させ、マイクロピペット2で細胞32を突き刺す。
この場合、特定遺伝子を導入したい部位が細胞質であれ
ばマイクロピペット2の先端部を細胞質の部分にて止
め、当該部位が核であれば核の部分にて止める。
【0033】上記のような突き刺し時には、その反作用
を受けてマイクロピペット2が後端方向に変位しようと
する。すると、同マイクロピペット2の変位が半導体式
圧力センサ11のマス部13に伝達される結果、加わる
力の大きさに応じて梁14に撓みが生じる。このときの
撓みは歪みゲージ15の抵抗値の変化として現れるた
め、結果として半導体式圧力センサ11による突き刺し
力の検知が達成される。その際、マイクロピペット2に
加わる力は、シール部分に利用された磁性流体27の流
動により、実質的に殆ど吸収されてしまう。そのため、
当該力がピペット保持管3に直接伝達されることはな
い。なお、上記の場合には突き刺し力がいったん増加し
た後に急激に減少することから、オペレータはこれをも
って細胞32が確実に穿孔されたことを客観的に感知で
きる。
【0034】次に、マイクロピペット2の先端部が所望
の部位まで到達したことを顕微鏡により確認した後、オ
ペレータはシリンジの頭部を静かに押圧し、シリンジ外
部に液体L1 を押し出す。すると、チューブ本体4内の
液体L1 がさらに加圧され、マイクロピペット2を経由
してその先端部から当該液体L1 が吐出される。従っ
て、細胞32内における所望の部位にDNAを注入する
ことができる。上記のような導入処理が終了した後、オ
ペレータはマイクロマニピュレータ1を後退させて、マ
イクロピペット2を細胞32から抜き去る必要がある。
以上の結果、特定遺伝子を細胞32内に選択的にかつ効
率よく導入することができる。
【0035】DNAを含む溶液L1 の導入以外の操作を
目的として、このマイクロマニピュレータ1を用いるこ
とも勿論可能である。例えば、あらかじめマイクロピペ
ット2で細胞32を突き刺した状態でシリンジの頭部を
ゆっくりと引き上げれば、細胞32内の物質(例えば細
胞質や核自体等)を吸引して除去することができる。ま
た、その吸引・除去した物質を、他の細胞に移植するこ
と等の操作(例えば核移植等)を行うことも可能であ
る。
【0036】また、このようなマイクロマニピュレータ
1であれば、上記のような細胞32への物質の注入操作
や、細胞32からの物質の吸引操作のみならず、さらに
細胞32に対して物理的刺激を付与する操作や、細胞3
2を引っ張って変形させるような操作なども行うことが
可能である。これらに加え、同マイクロマニピュレータ
1をX−Y軸方向に駆動操作すれば、マイクロピペット
2によって細胞32の切断操作(例えば受精卵の分割操
作等)を行うこともできる。
【0037】上記のような切断時には、その反作用を受
けてマイクロピペット2が主としてX−Y軸方向に変位
しようとする。すると、同マイクロピペット2の変位が
半導体式圧力センサ11のマス部13に伝達される結
果、加わる力の大きさに応じて梁14に撓みが生じる。
このときの撓みは歪みゲージ15の抵抗値の変化として
現れるため、結果として半導体式圧力センサ11による
切断力(切断抵抗)の検知が達成される。勿論、この場
合においてもマイクロピペット2に加わる力は、実質的
に殆ど吸収されてしまうので、当該力がピペット保持管
3に直接伝達されることはない。
【0038】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)本実施形態のマイクロマニピュレータ1では、ピ
ペット保持管3の先端部に設けられた半導体式圧力セン
サ11のマス部13に、マイクロピペット2の一部を変
位伝達可能に連結させている。そして、磁性流体27を
接触部分(シール部分)に利用した支持構造25を介し
て、マイクロピペット2をピペット保持管3に間接的に
保持させている。従って、操作部分であるマイクロピペ
ット2に加わる力の大きさが検知される。
【0039】しかもその際において、マイクロピペット
2に加わる力は、ピペット保持管3に直接伝達されるこ
とはない。このようにマイクロピペット2を間接的に支
持させたことにより、半導体式圧力センサ11による測
定誤差が小さくなり、当該力の大きさを正確に検知する
ことができる。つまり、オペレータは当該力の大きさを
視覚や聴覚を通じて客観的に把握することができるよう
になる。ゆえに、細胞32のような微小で壊れやすい対
象物を取り扱う際でも、適当な大きさの突き刺し力を確
実に設定することができる。よって、操作を行うにあた
って経験や勘に頼る部分が大きかった従来装置とは異な
り、オペレータにとって取り扱いやすい装置とすること
ができる。
【0040】(2)また、前記シール部分には流動性を
有する磁性流体27が存在していることから、チューブ
内加圧時におけるギャップ30からの流体漏れを未然に
防止することができる。従って、耐圧性能に優れたマイ
クロマニピュレータ1とすることができる。なお、本実
施形態では永久磁石29による磁化強さを400Gau
sに設定した結果、約69kPaの圧力に耐えうる装置
を実現することができた。
【0041】(3)このマイクロマニピュレータ1で
は、マイクロピペット2を半導体式圧力センサ11のみ
に支持させるのではなく、支持構造25にも支持させて
いる。従って、仮にマイクロピペット2を半導体式圧力
センサ11のみに支持させた構造にした場合に比べ、マ
イクロピペット2を安定的に支持することができる。ゆ
えに、操作性や耐久性に優れたものとすることができ
る。
【0042】(4)本実施形態では、上記のような磁性
流体27を利用して支持構造25を構成している。従っ
て、仮に接触部分(シール部分)に剛体を用いて支持構
造を構成した場合とは異なり、低摩擦かつ低摩耗なもの
を実現することができ、ひいては低発熱化を図ることが
できる。また、ある程度寸法交差に余裕を持たすことが
できるため、製造にあたって高度な加工技術が要求され
ることもなくなる。
【0043】(5)このマイクロマニピュレータ1の支
持構造25では、ポールピース26をピペット保持管3
の内壁面3aに設けている。このようにしておけば磁性
流体27が管外に露出することもなくなるので、磁性流
体27に塵埃等が混入して支持機能やシール機能が低下
する心配もなくなる。また、ポールピース26を半導体
式圧力センサ11の配設位置よりも基端側の位置に固定
した場合、半導体式圧力センサ11のほうがチューブ先
端側となる。従って、半導体式圧力センサ11はDNA
を含む液体L1 に直接触れることがない。そのため、マ
ス部13にチューブ内の加圧流体が作用して測定誤差を
もたらすような心配もなくなる。従って、チューブ内加
圧時においても、非加圧時と同様にマイクロピペット2
に加わる力の大きさを正確に検知することができる。
【0044】(6)本実施形態では、小型であって検出
精度に優れるという特性を有する半導体式圧力センサ1
1を力センサとして用いている。そして、このことは装
置全体の小型化及び高感度化に貢献している。
【0045】(7)本実施形態ではガラス管からなるマ
イクロピペット2を用いていることから、それを経由し
て液体の注入・吸引を行うことができる。また、ガラス
製であれば、通電することにより電極としての役割を担
わせることも可能である。しかも、ガラス管は比較的廉
価であるため、装置の低コスト化を図るうえでも好適で
ある。
【0046】(8)このマイクロマニピュレータ1で
は、支持構造25と半導体式圧力センサ11とが所定間
隔を隔てて配置されているため、仮にそれらを近接させ
て配置したときに比べてマイクロピペット2をより確実
に支持することができる。ゆえに、マイクロピペット2
のX−Y軸方向に力が加わったときでも、同マイクロピ
ペット2がガタつきにくくなる。
【0047】(9)このマイクロマニピュレータ1で
は、マイクロピペット2とポールピース26とのギャッ
プ30が0.05mm〜0.1mmという好適な範囲に
設定されている。従って、低摩擦化・低摩耗化を妨げる
ことなく耐圧性能を向上させることができる。 [第2の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
2のマイクロマニピュレータ41を図3に基づいて説明
する。ここでは実施形態1と相違する点を主に述べ、共
通する点については同一部材番号を付すのみとしてその
説明を省略する。
【0048】マイクロマニピュレータ41は、実施形態
1にて用いた支持構造25を複数個(ここでは2個)備
えている。即ち、2つの支持構造25はマイクロピペッ
ト2の長手方向に沿って多段状に設けられている。な
お、本実施形態ではマイクロピペット2及びアタッチメ
ント5として長めのものが使用されるとともに、スペー
サ6が2つ使用されている点においても実施形態1と異
なってる。
【0049】従って、本実施形態によれば、前記第1の
実施形態における上記(1)〜(9)に記載の効果に加
えて、以下のような効果を得ることができる。 (10)このマイクロマニピュレータ41では、2個の
支持構造25を長手方向に沿って多段状に設けた結果、
マイクロピペット2が支持される箇所が1箇所増えてい
る。そのため、これら2個の支持構造25に対して、マ
イクロピペット2がより確実に支持される。ゆえに、実
施形態1のときに比べ、操作性や耐久性のさらなる向上
を図ることができる。この場合にはシール部分も1箇所
増えることから、チューブ内加圧時におけるギャップ3
0からの流体漏れをより確実に防止することができる。
よって、いっそう優れた耐圧性能を得ることができる。
【0050】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 実施形態1,2のマイクロマニピュレータ1,41
では、いわゆる垂直式のインジェクションを行うための
構成となっていた。これに代えて、水平式や斜め式のイ
ンジェクションを行うための構成にしても勿論よい。な
お、水平式を採用した場合にはマイクロピペットに曲げ
加工を施してもよい。
【0051】・ ガラス管以外の材料からなるマイクロ
ピペット2を操作体として用いてもよい。さらに、操作
体はマイクロピペット2のようにチューブ状の部材のみ
に限定されることはない。従って、必要に応じて例えば
単なる棒材等を使用しても勿論構わない。
【0052】・ 拡散歪み抵抗以外のもの、例えば貼り
付けれられた抵抗体などを歪みゲージ15として用いて
もよい。 ・ 実施形態1,2では、X,Y,Z軸方向の圧力検出
を行うことができる3軸用の半導体式圧力センサ11を
用いていた。勿論、これに限定される1軸用または2軸
用の半導体式圧力センサを用いることとしてもよい。
【0053】・ 半導体式圧力センサ11としては、実
施形態1,2のようにマス部13を備えるタイプのみな
らず、例えばカンチレバーを備えるタイプが選択されて
もよい。勿論、半導体式ではない圧力センサ、例えば機
械式圧力センサなどを用いた構成とすることも許容され
うる。
【0054】・ 永久磁石29に代えて電磁石などを使
用した支持構造としてもよい。また、磁力の強いものを
永久磁石29や電磁石として用いれば、耐圧性能をより
いっそう向上させることができる。
【0055】・ 液体の注入・吸引を行う必要がないよ
うな場合であれば、半導体式圧力センサ11と支持構造
25との前後関係を逆にしてピペット保持管3に設置す
ることも許容されうる。
【0056】・ 支持機構25をマイクロピペット2の
長手方向に沿って3段以上設けた構成とすることも許容
される。 ・ 本発明の力センサ付きマイクロマニピュレータ1,
41は、前記実施形態において述べたような細胞32へ
のDNAそのものの導入のみに使用されるに止まらず、
様々な用途に用いられることができる。例えば、対象物
を動物の卵細胞とした場合には、顕微受精技術の1つで
ある卵子細胞質への精子のインジェクション(卵細胞質
精子注入法)等に利用することができる。勿論、本発明
のマイクロマニピュレータ1,41は、細胞32等のよ
うな生物を対象物とした操作のみならず、非生物を対象
物とした操作にも利用されることができる。
【0057】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、前記
支持構造は、永久磁石を磁束発生源とする環状の整磁手
段と、その整磁手段が有する挿通孔の内周面側に形成さ
れた空隙に配置される磁性流体とによって構成されてい
ること。従って、この技術的思想1に記載の発明による
と、操作体またはマイクロピペットは、環状の整磁手段
の挿通孔に挿通された状態で使用される。磁性流体に含
まれる磁性粉末は、整磁手段の発生する磁気回路の方向
に沿って整列させられる。その結果、空隙内に磁性流体
が保持され、その磁性流体によって操作体またはマイク
ロピペットの外周面が包囲される。
【0058】(2) 請求項1乃至3、技術的思想1の
いずれか1つにおいて、前記支持構造の整磁手段は、前
記保持管の内壁面であって前記力センサの配設位置より
も基端側の位置に固定されていること。従って、この技
術的思想2に記載の発明によると、整磁手段を保持管の
内壁面に設けておけば、磁性流体が管外に露出すること
もなくなるので、磁性流体に塵埃等が混入して支持機能
やシール機能が低下する心配もなくなる。また、整磁手
段を基端側に固定すれば力センサのほうが先端側になる
ことから、力センサの感知領域に管内の加圧流体が作用
して誤差をもたらすような心配もなくなる。従って、管
内加圧時においても操作部分に加わる力の大きさを正確
に検知することができる。
【0059】(3) 請求項1乃至3、技術的思想1,
2のいずれか1つにおいて、前記力センサは半導体式圧
力センサであること。従って、この技術的思想3に記載
の発明によれば、装置全体の小型化及び高感度化を図る
ことができる。
【0060】(4) 請求項2,3、技術的思想1乃至
3のいずれか1つにおいて、前記マイクロピペットはガ
ラス管からなること。従って、この技術的思想4に記載
の発明によれば、流体の注入・吸引ができるばかりでな
く、電極としての役割を担わせることも可能となり、し
かも低コスト化に好都合となる。
【0061】(5) 技術的思想1乃至4のいずれか1
つにおいて、前記マイクロピペットと前記整磁手段との
ギャップは0.05mm〜0.1mmに設定されるこ
と。従って、この技術的思想5に記載の発明によれば、
低摩擦化・低摩耗化を妨げることなく耐圧性能を向上さ
せることができる。
【0062】(6) 技術的思想1乃至3、技術的思想
1乃至5のいずれか1つにおいて、前記支持構造と前記
力センサとは所定間隔を隔てて配置されていること。従
って、この技術的思想6に記載の発明によれば、操作部
をより確実に支持することができるため、操作部のガタ
つき防止を図ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、操作部分である操作体に加わる力の
大きさを正確に検知することができる力センサ付きマイ
クロマニピュレータを提供することができる。
【0064】請求項2に記載の発明によれば、操作部分
であるマイクロピペットに加わる力の大きさを正確に検
知することができ、しかも耐圧性能に優れた力センサ付
きマイクロマニピュレータを提供することができる。
【0065】請求項3に記載の発明によれば、上記の効
果に加え、操作性や耐久性のさらなる向上が図られると
ともに、いっそう優れた耐圧性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態1において力セン
サ付きマイクロマニピュレータを示す要部拡大断面図。
【図2】(a)はマイクロピペットと半導体式圧力セン
サとを示す概略平面図、(b)は(a)のA−A線断面
図。
【図3】実施形態2の力センサ付きマイクロマニピュレ
ータを示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1,41…力センサ付きマイクロマニピュレータ、2…
操作体としてのマイクロピペット、3…操作体保持管と
してのピペット保持管、3a…保持管の内壁面、11…
力センサとしての半導体式圧力センサ、13…感知領域
としてのマス部、25…支持構造、26…整磁手段とし
てのポールピース、27…磁性流体、28…空隙、29
…永久磁石。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 史人 名古屋市千種区青柳町6丁目5番地の1 メイツ千種青柳501

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作体保持管の先端部に設けられた力セン
    サの感知領域に操作体の一部を変位伝達可能に連結する
    とともに、磁性流体を接触部分に利用した支持構造を介
    して前記操作体を前記操作体保持管に間接的に保持させ
    たことを特徴とする力センサ付きマイクロマニピュレー
    タ。
  2. 【請求項2】ピペット保持管の先端部に設けられた力セ
    ンサの感知領域にマイクロピペットの一部を変位伝達可
    能に連結するとともに、磁性流体をシール部分に利用し
    た支持構造を介して前記マイクロピペットを前記ピペッ
    ト保持管に間接的に保持させたことを特徴とする力セン
    サ付きマイクロマニピュレータ。
  3. 【請求項3】前記支持構造は、前記操作体または前記マ
    イクロピペットの長手方向に沿って多段状に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の力セン
    サ付きマイクロマニピュレータ。
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