JPH11347179A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11347179A
JPH11347179A JP11157308A JP15730899A JPH11347179A JP H11347179 A JPH11347179 A JP H11347179A JP 11157308 A JP11157308 A JP 11157308A JP 15730899 A JP15730899 A JP 15730899A JP H11347179 A JPH11347179 A JP H11347179A
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剛一 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の遊技機では、大当たり入賞が発生した
内部抽選結果はランプが単に点灯することだけによって
報知されており、何ら遊技上の面白味はない。 【解決手段】 特典ゲーム入賞当選フラグが立っている
場合には、全リール3〜5の停止時にリールランプ点滅
制御処理が行われ、各リール3〜5の各バックランプ5
7a〜57cが所定の表示態様で点滅される。例えば、
「BB」当選フラグが立っている場合には、第2リール
4の上段,中段,下段のバックランプ57a,57b,
57cが図11(a),(b),(c)に示すように順
次点灯し、その後、第1リール3および第3リール5の
下段,中段,上段の各バックランプ57c,57b,5
7aが同図(d),(e),(f)に示すように点灯す
る。遊技者はこの表示態様を見て特典ゲームが発生した
ことを知ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乱数抽選によって
入賞態様が決定され、特典ゲーム入賞態様が発生する遊
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては例えばス
ロットマシンがある。一般的なスロットマシンでは、前
面パネルの背後に3個のリールが3列に並設されてい
る。各リールの外周には種々の図柄が描かれており、こ
れら図柄は、各リール毎に設けられた内蔵光源(バック
ライト)によって背後から照明され、前面パネルに形成
された各窓を介して観察される。この窓には5本の入賞
ラインが記されており、スロットマシン遊技は、いずれ
かのこの入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが揃う
か否かによって行われる。
【0003】遊技は遊技者によって投入口にメダルが投
入されることによって開始され、遊技者によってさらに
スタートレバーの操作がされると、各リールは一斉に回
転し出す。各リールが一定速度に達すると、各リールに
対応して設けられた各ストップボタンの操作は有効とな
る。遊技者は移動する図柄を観察しながら各ストップボ
タンを操作し、各リールの回転を停止させ、所望の図柄
をいずれかの入賞ライン上に停止表示させようとする。
各リールは各ストップボタンの操作タイミングに応じて
その回転が停止する。この停止時にいずれかの入賞ライ
ン上に所定の図柄組み合わせが表示されると、その図柄
組み合わせに応じた入賞が得られる。
【0004】入賞態様には大当たり入賞や中当たり入
賞,小当たり入賞等がある。大当たり入賞および中当た
り入賞は特典ゲーム入賞態様であり、図柄「7」や所定
のキャラクタ図柄が入賞ライン上に所定個揃うと発生す
る。大当たり入賞ではビッグ・ボーナス・ゲーム(BB
ゲーム)、中当たり入賞ではレギュラー・ボーナス・ゲ
ーム(RBゲーム)という特別遊技が行え、大量のコイ
ンを獲得することが出来る。また、小当たり入賞は「チ
ェリー」や「ベル」といった図柄が入賞ライン上に3個
揃うと発生し、この小当たり入賞では数枚のメダルを獲
得することが出来る。
【0005】このような入賞態様は、スタートレバーが
操作された直後に行われる乱数抽選によって決定され、
各リールが遊技者によって停止操作される前には既に定
まっている。この乱数抽選は遊技機内部に構成された入
賞態様決定手段で実施される。この乱数抽選によって大
当たり入賞が決定されると、機器前面パネルに設けられ
たランプが点灯し、機械の内部抽選によって大当たり入
賞が発生したことが遊技者に報知される。その後、遊技
者の停止ボタン操作に応じて各リールの回転が停止制御
され、乱数抽選によって決定された入賞の図柄組合せが
入賞ライン上に停止表示されると、入賞を実際に体験で
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の遊技機では、大当たり自体の発生頻度がもともと少
なく、大当たり入賞が発生した場合の報知は、ランプが
単に点灯することだけによってなされるため、何ら遊技
上の面白味はない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、乱数抽選によって遊
技の入賞態様を決定する入賞態様決定手段と、この入賞
態様決定手段で決定された入賞態様に応じた図柄組み合
わせを停止表示する,外周に種々の図柄が描かれた複数
の回転リールと、これら各回転リールが停止表示する図
柄を背後から照明する,各回転リール毎に設けられた複
数の光源とを備えて構成される遊技機において、各回転
リールの全てが停止したことを条件にこれら各光源を所
定の表示態様で点灯制御し、入賞態様決定手段によって
特典ゲームの入賞態様が決定されたことを遊技者に報知
する報知手段を備えたことを特徴とする。
【0008】本構成によれば、回転リールの背後に設け
られた各光源が報知手段によって所定表示態様で点灯制
御され、特典ゲーム入賞が遊技者に報知される。また、
この点灯制御は遊技者の目前にある全リール窓を使った
広い面積で行われるため、特典ゲーム入賞は強いインパ
クトをもって遊技者の視覚にとらえられる。また、遊技
者は、視覚的に楽しいこの点灯制御が全回転リール停止
後に現れることを各遊技毎に期待するようになる。
【0009】また、本発明は、報知手段が、入賞態様決
定手段によって特典ゲーム入賞が決定されたときにこの
入賞を所定確率で遊技者に報知することを特徴とする。
さらに、入賞態様決定手段によって特典ゲーム入賞態様
以外の入賞態様が決定されたときにも特典ゲーム入賞を
所定確率で遊技者に報知することを特徴とする。
【0010】本構成によれば、特典ゲーム入賞は遊技者
に報知される場合もあり、報知されない場合もある。ま
た、入賞態様決定手段で特典ゲーム入賞以外の入賞態様
が決定された場合にも、特典ゲーム入賞が所定確率で報
知される。よって、遊技者によって特典ゲーム入賞の報
知が期待されるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による遊技機をスロ
ットマシンに適用した第1の実施形態について説明す
る。
【0012】図1は本実施形態によるスロットマシン1
の正面図である。
【0013】スロットマシン1の前面パネル2の背後に
は可変表示装置を構成する3個のリール3,4,5が回
転自在に設けられている。各リール3,4,5の外周面
には複数種類の図柄(以下、シンボルという)から成る
シンボル列が描かれている。これらシンボルはスロット
マシン1の正面の表示窓6,7,8を通してそれぞれ3
個ずつ観察される。また、表示窓6,7,8の下方右側
には、遊技者がメダルを入れるための投入口9が設けら
れている。
【0014】各リール3〜5は図2に示す回転リールユ
ニットとして構成されており、フレーム51にブラケッ
ト52を介して取り付けられている。各リール3〜5は
リールドラム53の外周にリール帯54が貼られて構成
されている。リール帯54の外周面には上記のシンボル
列が描かれている。また、各ブラケット52にはステッ
ピングモータ55が設けられており、各リール3〜5は
これらモータ55が駆動されて回転する。
【0015】各リール3〜5の構造は図3(a)に示さ
れる。なお、同図において図2と同一部分には同一符号
を付してその説明は省略する。リール帯54の背後のリ
ールドラム53内部にはランプケース56が設けられて
おり、このランプケース56の3個の各部屋にはそれぞ
れバックランプ57a,57b,57cが取り付けられ
ている。これらバックランプ57a〜57cは図3
(b)に示すように基板58に実装されており、この基
板58がランプケース56の背後に取り付けられてい
る。また、ブラケット52にはホトセンサ59が取り付
けられている。このホトセンサ59は、リールドラム5
3に設けられた遮蔽板60がリールドラム53の回転に
伴ってホトセンサ59を通過するのを検出する。
【0016】各バックランプ57a〜57cは後述する
ランプ駆動回路48によって個別に点灯制御される。各
バックランプ57a〜57cの点灯により、リール帯5
4に描かれたシンボルの内、各バックランプ57の前部
に位置する3個のシンボルが背後から個別に照らし出さ
れ、各表示窓6〜8にそれぞれ3個ずつのシンボルが映
し出される。
【0017】また、図1に示す表示窓6〜8には、横3
本(中央L1および上下L2A,L2B)および斜め2
本(斜め右下がりL3A,斜め右上がりL3B)の入賞
ラインが記されている。ゲーム開始に先立ち、遊技者が
メダル投入口9に1枚のメダルを投入したときは、各リ
ール3〜5上にある中央の入賞ラインL1だけが図4
(a)に示すように有効化される。また、2枚のメダル
を投入口9に投入したときはこれに上下の入賞ラインL
2A,L2Bが加わり、横3本の入賞ラインL1,L2
AおよびL2Bが同図(b)に示すように有効化され
る。また、3枚のメダルを投入口9に投入したときは全
ての入賞ラインL1,L2A,L2B,L3AおよびL
3Bが同図(c)に示すように有効化される。
【0018】なお、同図における丸印は各リール3〜5
上に描かれたシンボルを表している。このような入賞ラ
インの有効化は、各入賞ラインの端部に配置された有効
化ライン表示ランプ23(図1参照)が点灯することに
より、遊技者に表示される。
【0019】また、表示窓6〜8の下方左側には、1B
ETスイッチ10,2BETスイッチ11およびマック
スBETスイッチ12が設けられている。クレジット数
表示部13にメダルがクレジットされている場合には、
メダル投入口9へのメダル投入に代え、これら1BET
スイッチ10,2BETスイッチ11およびマックスB
ETスイッチ12の各押ボタン操作により、1回のゲー
ムにそれぞれ1枚,2枚および3枚のメダルが賭けられ
る。クレジット数表示部13は、表示する数値の桁数に
応じた個数の7セグメントLEDで構成されており、現
在クレジットされているメダル数を表示する。
【0020】これらBETスイッチ10〜12の下方に
はクレジット/精算切換スイッチ(C/Pスイッチ)1
4およびスタートレバー15が設けられており、スター
トレバー15の右方の機器中央部には停止ボタン16,
17,18が設けられている。C/Pスイッチ14の押
しボタン操作により、メダルのクレジット/払い出し
(PLAY CREDIT/PAY OUT)を切り換えることが出来る。
【0021】スタートレバー15のレバー操作により、
リール3,4,5の回転が一斉に開始する。停止ボタン
16,17,18は、各リール3,4,5に対応して配
置されている。各リール3〜5の回転速度が一定速度に
達したときに各停止ボタン16〜18の操作が有効化さ
れ、各停止ボタン16〜18は遊技者の押しボタン操作
に応じて各リール3〜5の回転を停止させる。
【0022】また、スロットマシン1の正面下部には透
音孔19およびメダル受皿20が設けられている。透音
孔19は、機器内部に収納されたスピーカから発生した
音を外部へ出すものである。メダル受皿20はメダル払
出口21から払い出されるメダルを貯めるものである。
また、スロットマシン1の正面上部には、各入賞に対し
てどれだけのメダルが払い出されるかが示されている配
当表示部22が設けられている。
【0023】また、各リール3,4,5の右方の前面パ
ネル2には液晶表示部24が設けられている。この液晶
表示部24は各リール3,4,5の回転表示をしたり、
遊技履歴を表示したり、特典ゲーム中に演出を行ったり
するディスプレイ装置である。
【0024】図5は、本実施形態のスロットマシン1に
おける遊技処理動作を制御する制御部と、これに電気的
に接続された周辺装置(アクチュエータ)とを含む回路
構成を示している。
【0025】制御部はマイクロコンピュータ(以下、マ
イコンという)30を主な構成要素とし、これに乱数サ
ンプリングのための回路を加えて構成されている。マイ
コン30は、予め設定されたプログラムに従って制御動
作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32およ
びRAM33を含んで構成されている。CPU31に
は、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生
回路34および分周器35と、一定範囲の乱数を発生さ
せる乱数発生手段である乱数発生器36および発生した
乱数の中から任意の乱数を抽出する乱数抽出手段である
乱数サンプリング回路37が接続されている。
【0026】マイコン30からの制御信号により動作が
制御される主要なアクチュエータとしては、リール3,
4,5を回転駆動する各ステッピングモータ55、メダ
ルを収納するホッパ38、液晶表示部24、スピーカ3
9およびバックランプ57a〜57cがある。これらは
それぞれモータ駆動回路40、ホッパ駆動回路41、表
示駆動回路42、スピーカ駆動回路43およびランプ駆
動回路48によって駆動される。これら駆動回路40〜
43,48は、マイコン30のI/Oポートを介してC
PU31に接続されている。各ステッピングモータ55
はモータ駆動回路40によって1−2相励磁されてお
り、400パルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1
回転する。
【0027】また、マイコン30が制御信号を生成する
ために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段
としては、スタートレバー15の操作を検出するスター
トスイッチ15Sと、メダル投入口9から投入されたメ
ダルを検出する投入メダルセンサ9Sと、前述したC/
Pスイッチ14とがある。また、ホトセンサ59、およ
びこのホトセンサ59からの出力パルス信号を受けて各
リール3,4,5の回転位置を検出するリール位置検出
回路44もある。
【0028】ホトセンサ59は各リール3,4,5が一
回転する毎に遮蔽板60を検出してリセットパルスを発
生する。このリセットパルスはリール位置検出回路44
を介してCPU31に与えられる。RAM33内には、
各リール3〜5について、一回転の範囲内における回転
位置に対応した計数値が格納されており、CPU31は
リセットパルスを受け取ると、RAM33内に形成され
たこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理に
より、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータ5
5の回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されて
いる。
【0029】さらに、上記の入力信号発生手段として、
リール停止信号回路45と、払出し完了信号発生回路4
6とがある。リール停止信号回路45は、停止ボタン1
6,17,18が押された時に、対応するリール3,
4,5を停止させる信号を発生する。また、メダル検出
部47はホッパ38から払い出されるメダル数を計数
し、払出し完了信号発生回路46は、このメダル検出部
47から入力した実際に払い出しのあったメダル計数値
が所定の配当枚数データに達した時に、メダル払い出し
の完了を知らせる信号をCPU31へ出力する。
【0030】ROM32には、このスロットマシン1で
実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムと
して記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボルテ
ーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ
区分されて格納されている。
【0031】入賞確率テーブルは、サンプリング回路3
7で抽出された乱数を各入賞態様に区分けする乱数区分
手段を構成しており、乱数発生器36で発生する一定範
囲の乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶してい
る。このような入賞確率テーブルは例えば図6に示すよ
うに構成される。同図におけるa1〜a3,b1〜b
3,c1〜c3,d1〜d3,e1〜e3,f1〜f
3,g1〜g3は予め設定された数値データであり、サ
ンプリング回路37で抽出された乱数を各入賞態様に区
画する際に用いられる。このデータは、投入メダル枚数
が1枚の場合には「a1〜g1」、2枚の場合には「a
2〜g2」、3枚の場合には「a3〜g3」の各数値の
組合せが用いられる。
【0032】これら数値は通常「a<b<c<d<e<
f<g」の大小関係に設定され、抽出された乱数値がa
未満であれば大当たり入賞(大ヒット)となって「B
B」当選フラグが立つ。また、抽出された乱数値がa以
上b未満であれば中当たり入賞(中ヒット)となって
「RB」当選フラグが立つ。また、抽出された乱数値が
b以上f未満であれば小当たり入賞(小ヒット)とな
り、この場合、b以上c未満の場合には「スイカ」当選
フラグが立ち、c以上d未満の場合には「ベル」当選フ
ラグ、d以上e未満の場合には「4枚チェリー」当選フ
ラグ、e以上f未満の場合には「2枚チェリー」当選フ
ラグが立つ。また、抽出された乱数値がf以上g未満で
あれば「再遊技」当選フラグが立ち、g以上であれば入
賞なしの「ハズレ」当選フラグが立つ。
【0033】つまり、入賞態様は、サンプリングされた
1つの乱数値がこのどの数値範囲に属するかによって決
定され、「ハズレ」および「再遊技」を含めて合計8種
類の当選フラグによって表される。ここで、乱数発生器
36,サンプリング回路37,入賞確率テーブルおよび
マイコン30は入賞態様決定手段を構成している。各種
のヒットはこのような入賞確率テーブルのデータ設定に
応じた確率の下で発生するため、遊技者の技量に極端に
左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトー
タル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
【0034】また、シンボルテーブルは図7に概念的に
示される。このシンボルテーブルは各リール3〜5の回
転位置とシンボルとを対応づけるものであり、シンボル
列を記号で表したものである。このシンボルテーブルに
はコードナンバに対応したシンボルコードが各リール3
〜5毎に記憶されている。コードナンバは、前述したリ
セットパルスが発生する回転位置を基準として各リール
3〜5の一定の回転ピッチ毎に順次付与されている。シ
ンボルコードはそれぞれのコードナンバ毎に対応して設
けられたシンボルを示している。
【0035】また、入賞シンボル組合せテーブルには、
配当表示部22に示される各入賞シンボル組合せのシン
ボルコードや、特定ゲーム発生のフラグが成立している
ことを遊技者に示唆する「リーチ目」を構成するシンボ
ル組合せのシンボルコード、各入賞を表す入賞判定コー
ド、入賞メダル配当枚数等が記憶されている。この入賞
シンボル組合せテーブルは、第1リール3,第2リール
4、第3リール5の停止制御時、および全リール停止後
の入賞確認を行うときに参照される。
【0036】次に、本実施形態においてマイコン30で
制御される遊技機の動作について説明する。
【0037】図8および図9はこの遊技処理の概略を示
すフローチャートである。
【0038】まず、CPU31により、メダルBETが
なされたかどうかが判別される(図8,ステップ101
参照)。この判別は、メダル投入口9にメダルが投入さ
れ、メダルセンサ9Sからの検出信号入力があった場
合、あるいはBETスイッチ10,11,12からの信
号入力があった場合に“YES”となる。その場合、次
にスタートレバー15の操作によりスタートスイッチ1
5Sからのスタート信号入力があったか否かが判別され
る(ステップ102)。
【0039】この判別が“YES”の場合、前述した入
賞態様決定手段によって入賞判定(確率抽選処理)が行
われる(ステップ103)。入賞判定が行われるタイミ
ングは、図10(k)のタイミングチャートに示され、
同図(j)に示すスタートレバー15の操作時に行われ
る。前述したように入賞判定は、乱数発生器36で発生
し、サンプリング回路37によって特定された1つの乱
数値が、入賞確率テーブルにおいてどの入賞グループに
属する値になっているか判断されることによって行われ
る。
【0040】入賞態様決定手段で決定された入賞態様は
当選フラグの種類によって表される。当選フラグの種類
には「ハズレ」,「2枚チェリー」,「4枚チェリ
ー」,「ベル」,「スイカ」,「再遊技」,「RB」お
よび「BB」の8種類がある。これら当選フラグのう
ち、「2枚チェリー」,「4枚チェリー」,「ベル」お
よび「スイカ」の各フラグは、内部抽選の結果小当たり
入賞に当選した場合に立つ。また、「RB」フラグは内
部抽選の結果中当たり入賞に当選した場合、「BB」フ
ラグは内部抽選の結果大当たり入賞に当選した場合に立
つ。
【0041】次に、リール3,4,5の回転処理が行わ
れ(ステップ104)、各リール3〜5は図10(a)
〜(c)に示すように同図(j)のスタートレバー15
の操作タイミングに応じて一斉に回転し出す。引き続い
てリール3,4,5の停止制御が行われ(ステップ10
5)、第1リール停止ボタン16,第2リール停止ボタ
ン17,第3リール停止ボタン18が同図(d),
(e),(f)に示すようにこの順番に操作されると、
第1リール3,第2リール4,第3リール5は各停止ボ
タン操作タイミングに応じた同図(a),(b),
(c)に示すタイミングで停止する。
【0042】なお、本実施形態で説明するリール停止制
御においては、便宜上、第1リール停止ボタン16,第
2リール停止ボタン17,第3リール停止ボタン18が
この順番に操作され、各リール3〜5が第1リール3,
第2リール4,第3リール5の順番で停止する場合につ
いて説明している。しかし、各リール3〜5の停止順序
はこれに限定されるものではなく、例えば、第1リール
停止ボタン16,第3リール停止ボタン18,第2リー
ル停止ボタン17のように、ランダムな操作順序により
停止するようにしてもよい。
【0043】リール停止制御は入賞判定の結果セットさ
れた当選フラグの種類に応じて行われる。つまり、当選
フラグが「ハズレ」の場合には、CPU31によってモ
ータ駆動回路40が制御され、いずれの有効化入賞ライ
ン上にも入賞シンボル組合せが揃わないように各リール
3〜5が停止制御される。
【0044】また、当選フラグが「2枚チェリー」の場
合には、CPU31によってモータ駆動回路40が制御
され、いずれかの有効化入賞ライン上にシンボル「チェ
リー」の組合せが揃うように各リール3〜5が停止制御
される。また、当選フラグが「4枚チェリー」の場合に
は、2本の有効化入賞ライン上にシンボル「チェリー」
の組合せがそれぞれ揃うように各リール3〜5が停止制
御される。また、当選フラグが「ベル」,「スイカ」の
場合には、いずれかの有効化入賞ライン上にシンボル
「ベル」,「スイカ」の組合せが揃うように各リール3
〜5が停止制御される。
【0045】また、当選フラグが「RB」,「BB」の
場合には、いずれかの有効化入賞ライン上にシンボル
「7」または所定のキャラクタ・シンボルの組合せが揃
うように各リール3〜5が停止制御される。
【0046】次に、ステップ103の確率抽選処理の結
果、特典ゲーム入賞当選フラグつまり「RB」当選フラ
グか「BB」当選フラグが立ったか否かが判断される
(ステップ106)。特典ゲーム入賞当選フラグが立っ
ている場合には、次に、リールランプ点滅制御処理(ス
テップ107)が行われる。また、特典ゲーム入賞当選
フラグが立っていない場合には、処理は後述するステッ
プ108に移る。ステップ107のリールランプ点滅制
御処理では、ランプ駆動回路48がCPU31によって
制御され、各リール3〜5の各バックランプ57a〜5
7cが所定の表示態様で点滅するように点灯制御され
る。ここで、ランプ駆動回路48,各バックランプ57
a〜57cおよびマイコン30は特典ゲーム入賞を予兆
報知する報知手段を構成している。
【0047】例えば、特典ゲーム入賞当選フラグが「B
B」当選フラグである場合には、各バックランプ57a
〜57cは図10(g)〜(i)に示すタイミングで図
11に示す表示態様に点灯制御される。
【0048】つまり、全リール3〜5が停止する図10
(c)に示す第3リール5の停止タイミングに、第2リ
ール4の上段のバックランプ57aが図11(a)に示
すように点灯する。その後、同図(b)に示すように第
2リール4の中段のバックランプ57bが点灯し、続い
て同図(c)に示すように第2リール4の下段のバック
ランプ57cが点灯する。ここまでの点灯タイミングは
図10(h)のa,b,cに示される。引き続いて図1
1(d)に示すように第1リール3および第3リール5
の各下段の各バックランプ57cが点灯し、同図(e)
に示すように第1リール3および第3リール5の各中段
の各バックランプ57bが点灯する。最後に同図(f)
に示すように第1リール3および第3リール5の各上段
の各バックランプ57aが点灯する。これらの点灯タイ
ミングは図10(g),(i)のc,b,aにそれぞれ
示される。
【0049】また、特典ゲーム入賞当選フラグが「R
B」当選フラグである場合には、各バックランプ57a
〜57cは図12に示す表示態様に点灯制御される。
【0050】つまり、全リール3〜5が停止する停止タ
イミングに、一旦、各リール3〜5の全バックランプ5
7a〜57cが図12(a)に示すように点灯する。続
いて第1リール3の中段のバックランプ57bが同図
(b)に示すように点灯する。その後、同図(c)に示
すように第2リール4の中段のバックランプ57bが点
灯し、続いて同図(d)に示すように第3リール5の中
段のバックランプ57bが点灯する。最後に同図(e)
に示すように各リール3〜5の全バックランプ57a〜
cが点灯する。
【0051】図8のステップ105のリール停止制御は
機械によって全て行われるのではなく、遊技者による各
停止ボタン16〜18の操作タイミングも問われる。つ
まり、内部抽選の結果入賞当選フラグが立っていても、
遊技者によって停止ボタン16〜18が所定タイミング
に操作されないと、有効化入賞ライン上に入賞シンボル
組合せは揃わず、入賞は発生しない。
【0052】このため、次に、リール停止時の表示が所
定の入賞シンボル組合せであるか否かが、入賞シンボル
組合せテーブルを参照して判断される(ステップ10
8)。入賞が得られなかったときには“NO”となって
処理は初めのステップ101に戻る。また、入賞判定の
結果リプレイゲーム(再遊技)であるときは、処理はス
テップ102のスタートレバー15の操作待ち処理に戻
る(ステップ109)。リプレイゲームでない入賞のと
きには、CPU31によってホッパ駆動回路41が制御
され、所定枚数のメダルがホッパ38によってコイン受
け皿20へ払い出される(図9,ステップ111)。
【0053】例えば、「2枚チェリー」の小当たり入賞
の場合には2枚のメダルが払い出され、「4枚チェリ
ー」の小当たり入賞の場合には4枚のメダルが払い出さ
れる。また、「ベル」の小当たり入賞の場合には6枚の
メダル、「スイカ」の小当たり入賞の場合には8枚のメ
ダルが払い出される。また、「BB」,「RB」の大当
たり入賞の場合にはそれぞれ15枚のメダルが払い出さ
れる。
【0054】次に、BBゲームが発生したか否かが判断
され(ステップ112)、BBゲームが発生している場
合にはBBゲームが実行される(ステップ113)。こ
のBBゲームでは一般遊技およびボーナスゲームのセッ
トを複数回行うことが出来る。BBゲーム中の一般遊技
では小当たり入賞が高確率で発生する。また、ボーナス
ゲームは複数回の高配当ゲームが一組となったゲームで
ある。BBゲームが発生していない場合には、次にRB
ゲームが発生したか否かが判断され(ステップ11
4)、RBゲームが発生している場合にはRBゲームが
実行される(ステップ115)。このRBゲームでは上
記のボーナスゲームが1回行える。
【0055】その後、上述した処理が繰り返されてスロ
ットマシン遊技が行われる。
【0056】このような本実施形態によれば、各回転リ
ール3〜5の背後に設けられた各バックランプ57a〜
57cが全リール3〜5の停止後に報知手段によって所
定表示態様で点灯制御され、特典ゲーム入賞が遊技者に
報知される。例えば、「BB」当選フラグ入賞は各バッ
クランプ57a〜57cが図11に示す表示態様で点灯
制御されることによって遊技者に報知され、また、「R
B」当選フラグ入賞は各バックランプ57a〜57cが
図12に示す表示態様で点灯制御されることによって遊
技者に報知される。従って、前面パネルに設けられたラ
ンプが単に点灯して特典ゲーム入賞態様が報知される従
来のスロットマシンと異なり、特典ゲーム入賞の報知は
従来よりも高い装飾性をもって行われる。
【0057】また、この点灯制御は遊技者の目前にある
全リール窓6〜8を使った広い面積で行われるため、特
典ゲーム入賞は強いインパクトをもって遊技者の視覚に
とらえられ、遊技者は特典ゲーム入賞の喜びの実感をよ
り強く味わえる。また、遊技者は、視覚的に楽しいこの
点灯制御が全回転リール停止後に現れることを各遊技毎
に期待するようになる。この結果、スロットマシン遊技
の興趣は増すようになる。
【0058】なお、上記実施形態では図11および図1
2に示す表示態様で各バックランプ57a〜57cを点
灯制御し、「BB」および「RB」の各当選フラグ入賞
を遊技者に報知する構成としたが、図13〜図15に示
す表示態様で各バックランプ57a〜57cを点灯制御
し、特典ゲーム入賞を遊技者に報知する構成としてもよ
い。
【0059】つまり、特典ゲーム入賞当選フラグが「B
B」当選フラグである場合には、各バックランプ57a
〜57cを図13に示す表示態様で点灯制御する。ま
ず、全リール3〜5が停止するタイミングに、第2リー
ル4の上段,下段のバックランプ57a,57cを同図
(a)に示すように点灯する。その後、同図(b)に示
すように第1リール3の上段のバックランプ57aおよ
び第3リール5の下段のバックランプ57cを点灯し、
続いて同図(c)に示すように第1リール3および第3
リール5の中段の各バックランプ57bを点灯する。引
き続いて同図(d)に示すように第1リール3の下段の
バックランプ57cおよび第3リール5の上段のバック
ランプ57aを点灯し、最後に同図(e)に示すように
第2リール4の上段,下段のバックランプ57a,57
cを点灯する。
【0060】また、特典ゲーム入賞当選フラグが「R
B」当選フラグである場合には、各バックランプ57a
〜57cを図14および図15に示す表示態様で点灯制
御する。まず、全リール3〜5が停止するタイミング
に、一旦、各リール3〜5の全バックランプ57a〜5
7cを図14(a)に示すように点灯する。続いて第1
リール3,第2リール4,第3リール5の中段の各バッ
クランプ57bを同図(b),(c),(d)に示すよ
うに点灯する。その後、同図(e)に示すように各リー
ル3〜5の全バックランプ57a〜cを点灯する。さら
に、図15(f),(g),(h)に示すように第1リ
ール3,第2リール4,第3リール5の中段の各バック
ランプ57bを順次点灯し、最後に同図(i)に示すよ
うに各リール3〜5の全バックランプ57a〜cを点灯
する。
【0061】このような表示態様によっても上記実施形
態と同様な効果が奏される。
【0062】次に、本発明による遊技機をスロットマシ
ンに適用した第2の実施形態について説明する。
【0063】本実施形態によるスロットマシンの構成は
上記の第1の実施形態によるスロットマシンの構成と次
の各点が相違しており、これら以外の構成は上記実施形
態によるスロットマシンと同じである。
【0064】つまり、上記実施形態によるスロットマシ
ンでは確率抽選処理(図8,ステップ103)で特典ゲ
ーム入賞が抽選されると、この特典ゲーム入賞が報知手
段によって必ず遊技者に報知された。しかし、本実施形
態によるスロットマシンでは、確率抽選処理で特典ゲー
ム入賞が抽選されても、必ずしもこの特典ゲーム入賞が
報知されるとは限らない。また、入賞態様決定手段で特
典ゲーム入賞以外の入賞態様が決定されても、特典ゲー
ム入賞が予兆報知される場合がある。
【0065】以下にこの本実施形態によるスロットマシ
ンについて詳述する。
【0066】本実施形態によるスロットマシンでは、R
OM32に入賞態様報知選択抽選確率テーブルが記憶さ
れている。この報知選択抽選確率テーブルは入賞態様決
定手段で決定された入賞態様を所定確率で遊技者に報知
する際に参照される。
【0067】図16に例示する報知選択抽選確率テーブ
ルは、図6に示す入賞確率テーブルにおける3枚賭けの
確率テーブルに対応して示されている。つまり、この報
知選択抽選確率テーブルの上段には、図6に示す3枚賭
け時のヒット区画データである数値データa3〜g3の
各値が示されている。また、下段には3枚賭け一般遊技
時の報知区画データの各値が示されている。ここで、乱
数発生器36は0〜65535(=216)の範囲の乱
数を発生するものとしている。
【0068】同テーブルによれば、入賞判定時に0〜2
00の範囲にある乱数がサンプリング回路37によって
抽出されれば、内部抽選結果は大当たり入賞となって
「BB」当選フラグが立ち、201〜380の範囲にあ
る乱数がサンプリング回路37によって抽出されれば、
内部抽選結果は中当たり入賞となって「RB」当選フラ
グが立つ。同様に、381〜10000の範囲にある乱
数が抽出されれば、各役の小当たり入賞当選フラグが立
ち、10001〜18000の範囲にある乱数が抽出さ
れれば、「再遊技」当選フラグが立ち、18001〜6
5535の範囲にある乱数が抽出されれば、「ハズレ」
当選フラグが立つ。
【0069】また、入賞判定時にサンプリング回路37
によって0〜150または20000〜20200の範
囲にある乱数が抽出されていれば、「BB」当選フラグ
の予兆報知が行われる。つまり、0〜150の範囲にあ
る乱数が抽出されて「BB」当選フラグが立った場合に
は、「BB」当選フラグの特典ゲーム入賞態様報知が行
われる。また、20000〜20200の範囲にある乱
数が抽出されて「ハズレ」当選フラグが立っている場合
にも、この特典ゲーム入賞態様報知が行われる。一方、
151〜200の範囲にある乱数が抽出されて「BB」
当選フラグが立っていても、この範囲の乱数は「BB」
当選フラグ報知区画データの範囲外であるため、特典ゲ
ーム入賞態様報知は行われない。
【0070】すなわち、特典ゲーム入賞態様報知が行わ
れても、必ずしも内部抽選によって「BB」当選フラグ
または「RB」当選フラグが立っているとは限らず、ま
た、特典ゲーム入賞態様報知が行われていなくても、内
部抽選によって「BB」当選フラグまたは「RB」当選
フラグが立っていないとは限らない。特典ゲーム入賞報
知は所定の信頼度の下で行われており、図16に示すテ
ーブルの場合には、「BB」当選フラグが立っている場
合にこの入賞態様報知が行われる確率は151/352
{(0〜150の151)/(0〜150の151と2
0000〜20200の201との和)}で約43%に
なっている。また、「BB」当選フラグが立っていない
場合にこの入賞態様報知が行われる確率は201/35
2で約57%になっている。この結果、入賞態様報知は
約57%の確率ではずれることになる。
【0071】次に、本実施形態による遊技処理について
図17に示すフローチャートを参照して説明する。
【0072】同フローチャートのステップ121〜12
3は第1の実施形態の図8に示すフローチャートの10
1〜103と同じであり、まず、CPU31によってメ
ダルBETの有無が判別される(ステップ121)。メ
ダルBETが有った場合には次にスタートレバー15の
操作が有ったか否かが判別され(ステップ122)、こ
の操作が有った場合には、前述した確率抽選処理によっ
て入賞態様が決定される(ステップ123)。
【0073】次に、この確率抽選処理に引き続き、入賞
態様の報知選択抽選処理が行われる(ステップ12
4)。この報知選択抽選タイミングは図10(k)に例
示される確率抽選タイミングの直後に行われる。上述し
たように入賞態様の報知選択抽選処理は、図16に例示
する報知選択抽選確率テーブルを用いて行われ、入賞判
定時にサンプリング回路37によって特定された1つの
乱数値が、この確率テーブルの報知区画データのどの区
画に属する値になっているか判断されることによって行
われる。この報知選択抽選結果もRAM33の所定領域
に書き込まれ、入賞態様が予兆として報知される場合に
はステップ124で報知フラグがセットされる。セット
されるこの報知フラグは、報知する入賞態様の種類をも
表すものとする。
【0074】次に、リール回転処理(ステップ125)
およびリール停止制御処理(ステップ126)が前述し
たように行われる。
【0075】次に、ステップ124の報知選択抽選処理
によって特典ゲーム入賞報知フラグが立ったか否か、つ
まり、サンプリングされた乱数値が特典ゲーム入賞報知
区画データに属する値か否かが判断される(ステップ1
27)。サンプリングされた乱数値が特典ゲーム入賞報
知区画データに属し、特典ゲーム入賞報知フラグ、つま
り「BB」または「RB」の報知フラグが立っている場
合には、次に、リールランプ点滅制御処理(ステップ1
28)が行われる。また、特典ゲーム入賞報知フラグが
立っていない場合には、処理はステップ129に移る。
【0076】ステップ128のリールランプ点滅制御は
前述した第1の実施形態におけるリールランプ点滅制御
と同様に行われ、特典ゲーム入賞の予兆報知が行われ
る。前述した第1の実施形態では、特典ゲーム入賞予兆
報知の際に参照されるフラグは特典ゲーム入賞当選フラ
グであったが、本実施形態では予兆報知の際に特典ゲー
ム入賞報知フラグが参照される。従って、上述したよう
に、特典ゲーム入賞は所定の信頼度の下で報知され、そ
の報知が当たっている場合もあり、外れている場合もあ
る。さらに、入賞態様決定手段でハズレ入賞態様が決定
された場合にも、特典ゲーム入賞予兆報知が行われる場
合がある。
【0077】次に、リール停止時の表示が所定の入賞シ
ンボル組合せであるか否かが、入賞シンボル組合せテー
ブルを参照して判断される(ステップ129)。入賞が
得られなかったときには処理は初めのステップ121に
戻り、また、入賞判定の結果リプレイゲームであるとき
は、処理はステップ122のスタートレバー15の操作
待ち処理に戻る(ステップ130)。
【0078】その後の処理は、第1の実施形態で説明し
た図9に示すフローチャートのステップ111〜115
に従って同様に行われる。
【0079】このような本実施形態によれば、特典ゲー
ム入賞の報知は、全ての内部抽選結果に対して行われる
のではなく、報知選択抽選確率テーブル(図16参照)
に示すような所定確率で行われる。従って、特典ゲーム
入賞は遊技者に報知される場合もあり、報知されない場
合もある。また、入賞態様決定手段で特典ゲーム入賞以
外の入賞態様が決定された場合にも、特典ゲーム入賞が
所定確率で報知される場合もある。よって、遊技者によ
って特典ゲーム入賞の報知が期待されるようになり、報
知があった場合にはその喜びも増し、遊技の興趣はさら
に向上する。
【0080】なお、上記実施形態の説明においては、報
知手段は、入賞態様決定手段で「ハズレ」入賞態様が決
定されたときにも特典ゲーム入賞態様の予兆報知をする
構成について説明したが、特典ゲーム入賞以外の入賞態
様が決定されたときには特典ゲーム入賞態様の予兆報知
をせず、特典ゲーム入賞態様が決定されたときにだけこ
れを所定確率で予兆報知する構成としてもよい。
【0081】また、上記各実施形態においては本発明に
よる遊技機をスロットマシンに適用した場合について説
明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例え
ば、パチンコ機といった弾球遊技機や、その他のアミュ
ーズメント機器に適用してもよい。
【0082】このような各構成によっても上記の各実施
形態と同様な効果が奏される。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転リールの背後に設けられた各光源が報知手段によって
所定表示態様で点灯制御され、特典ゲーム入賞が遊技者
に報知される。従って、特典ゲーム入賞の報知は従来よ
りも高い装飾性をもって行われる。また、この点灯制御
は遊技者の目前にある全リール窓を使った広い面積で行
われるため、特典ゲーム入賞は強いインパクトをもって
遊技者の視覚にとらえられ、遊技者は特典ゲーム入賞の
喜びの実感をより強く味わえる。また、遊技者は、視覚
的に楽しいこの点灯制御が全回転リール停止後に現れる
ことを各遊技毎に期待するようになる。この結果、遊技
の興趣は増すようになる。また、特典ゲーム入賞の報知
を所定確率で行う構成とすれば、報知があった場合には
その喜びも増し、遊技の興趣はさらに向上するようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるスロットマシン
の外観を示す正面図である。
【図2】図1に示すスロットマシンの回転リールユニッ
トを示す斜視図である。
【図3】図2に示す回転リールユニットを構成する回転
リールの構造を示す斜視図である。
【図4】図1に示すスロットマシンの表示窓に記された
入賞ラインが順次有効化される状態を示す図である。
【図5】図1に示すスロットマシンの主要な制御回路構
成を示すブロック図である。
【図6】本実施形態によるスロットマシンの遊技処理に
用いられる入賞確率テーブルを示す図である。
【図7】本実施形態によるスロットマシンの遊技処理に
用いられるシンボルテーブルを示す図である。
【図8】本実施形態によるスロットマシンの遊技処理を
示す第1のフローチャートである。
【図9】本実施形態によるスロットマシンの遊技処理を
示す第2のフローチャートである。
【図10】本実施形態によるスロットマシンの遊技処理
における回路各部のタイミングを示すタイミングチャー
ト図である。
【図11】本実施形態によるスロットマシンの遊技処理
において「BB」フラグ予兆報知の際に報知手段によっ
て点灯制御されるリールバックランプの表示態様を示す
図である。
【図12】本実施形態によるスロットマシンの遊技処理
において「RB」フラグ予兆報知の際に報知手段によっ
て点灯制御されるリールバックランプの表示態様を示す
図である。
【図13】図11に示す「BB」フラグ予兆報知表示態
様の他の例を示す図である。
【図14】図12に示す「RB」フラグ予兆報知表示態
様の他の例の前半を示す図である。
【図15】図12に示す「RB」フラグ予兆報知表示態
様の他の例の後半を示す図である。
【図16】第2の実施形態によるスロットマシンの遊技
処理に用いられる入賞態様報知選択抽選確率テーブルを
示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態によるスロットマシ
ンの遊技処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…スロットマシン 2…前面パネル 3,4,5…第1,第2,第3リール 6,7,8…窓 9…メダル投入口 10,11,12…BETスイッチ 13…クレジット数表示部 14…クレジット/精算切換スイッチ 15…スタートレバー 16,17,18…停止ボタン 19…透音孔 20…メダル受皿 21…メダル払出口 22…配当表示部 23…有効化ライン表示ランプ 24…液晶表示部 L1,L2A,L2B,L3A,L3B…入賞ライン 57a,57b,57c…バックランプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乱数抽選によって遊技の入賞態様を決定
    する入賞態様決定手段と、この入賞態様決定手段で決定
    された入賞態様に応じた図柄組み合わせを停止表示す
    る,外周に種々の図柄が描かれた複数の回転リールと、
    これら各回転リールが停止表示する図柄を背後から照明
    する,各回転リール毎に設けられた複数の光源とを備え
    て構成される遊技機において、 前記各回転リールの全てが停止したことを条件に前記各
    光源を所定の表示態様で点灯制御し、前記入賞態様決定
    手段によって特典ゲームの入賞態様が決定されたことを
    遊技者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、前記入賞態様決定手段
    によって特典ゲームの入賞態様が決定されたことを所定
    確率で遊技者に報知することを特徴とする請求項1に記
    載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、前記入賞態様決定手段
    によって特典ゲーム以外の入賞態様が決定されたときに
    特典ゲーム入賞態様を所定確率で遊技者に報知すること
    を特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記入賞態様決定手段は、一定範囲の乱
    数を発生させる乱数発生手段と、この乱数発生手段で発
    生した乱数の中から任意の乱数を抽出する乱数抽出手段
    と、この乱数抽出手段で抽出された乱数を各入賞態様に
    区分けする乱数区分手段とから構成されていることを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技機はスロットマシンまたは弾球
    遊技機であることを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれか1項に記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001286602A (ja) * 2000-04-07 2001-10-16 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2001310017A (ja) * 2000-04-28 2001-11-06 Sankyo Kk スロットマシン
JP2003052892A (ja) * 2001-08-10 2003-02-25 Kpe Inc 遊技機

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