JPH11346840A - 棚組み立てシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の成形パネルを有する棚組み立てシステム
を提供する。 【解決手段】棚組み立てシステムは、様々な物品の保管
に使用される。特に、この棚組み立てシステムは、パネ
ルとともに構成される複数のレール部材を有するパネル
を有している。そのレール部材は、曲線状のロアーポー
ションを有している。好適には、その曲線状のロアーポ
ーションが、パネルの高い応力を受ける箇所の付近によ
り多くの材料を配置する。同様に、本発明のレール部材
はまた、前記パネルから落ち込んでいる窪みを有する、
アッパーポーションも有している。好適には、各レール
部材のアッパーポーションの窪みの深さは、パネルの、
物品を載せた場合により大きな歪みを生じる部分の付近
により多くの材料を配置するよう設計される。最後に、
本発明の成型された棚は、ソケットから応力を散らすよ
う設計された支持部材を有する複数のソケット部材を有
しており、それによってソケット部材付近に応力が集中
するのを抑える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】一般的に、本発明は棚の組み
立てに関する。特に、本発明は、材料の使用を最小限に
すると同時に構成の完全さを最大化もする、棚組み立て
システムに関する。

【０００２】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】棚を
供給する技術はよく知られている。通例、そういった棚
組み立てシステムは、パネルの角に必ずついている４個
のソケットを有する、複数の矩形のパネルを含む。連続
する各パネルは、ソケット内にはめ込むことのできる４
本のポストで次のパネルと連結されている。そういった
装置は十分に機能するが、その装置はまだ改良できると
いえる。特に、前記の特性を持った棚は多くの場合、形
の歪みに対してそれほど十分な弾力を有していない。棚
材料が載せられると、そういった棚ではしばしば各ソケ
ットを取り囲む部分に応力が集中してしまう。次に、物
品が載せられると、各ソケットを取り囲む部分に応力が
集中するだけでなく、たいてい各パネルの幾何学的中央
に向けて歪みも集中してしまう。その結果、そういった
パネルは、物品が載せられるとしばしばたわむ。同時
に、上述した欠点により、そういった棚が耐えうる最大
積載量は減る。最大積載量を超えた場合、その棚は最終
的には破損するのである。

【０００３】前記の欠点のいくつかを克服するため、他
の棚組み立て装置が提案されてきた。例えば、ウェアハ
イムの米国特許第5,709,158号は、パネル周辺部に位置
したビーム構造と、パネルの中央部分に沿って位置した
ビームとを有した棚を提供して開示している。ウェアハ
イムはまた、対角方向に向いた複数の垂直の支柱を提供
することを開示している。

【０００４】ウェアハイムの装置は技術を進歩させた
が、ウェアハイムにもいくつか欠点があることがわかっ
ている。本質的に、ウェアハイムのビーム構造はそのパ
ネル部材の構造的な剛性を高めうる。しかし、このビー
ム構造は実質的には直線の形状をなしている。対照的
に、各パネルに生じる歪みは通常非直線的である。材料
を直線的に配置すると、特定の部分に配置された材料の
量が不十分なために、ある部分では剛性の度合いが不十
分となりうる。同様に、パネルの他の部分は、材料の使
用量が最適で、十分な剛性を備えていることもある。一
方、さらに他の部分では、対応する材料を無駄にして、
必然的に高い度合いの剛性を備えているとわかることも
ある。つまり、材料を直線的に配置すると、そういった
パネルにおいては材料を非効率的に使用することにな
る。

【０００５】ウェアハイムの装置に見いだされる２番目
の欠点は、応力が各ソケットの近くに集中してしまうこ
とである。斜めに配置された垂直の支持リブは、応力の
集中を緩和するのを助けるが、それでもかなりの量の応
力がこの部分に集中してしまうため、そのパネルに積載
できる荷重を制限したり、そのソケットの周りにさらに
材料を追加することを要求したりしている。

【０００６】従って、当業者は、この技術はまだいくら
か進歩させることができると理解することができる。特
に、各パネルに生じる歪みを少なくする棚組み立てシス
テムがあれば理想的である。材料が最適に使用されたパ
ネルを得ることにより、最大限の荷重に耐えることがで
き、同時に最低限の材料の量しか要求しない、棚組み立
てシステムを供給するのが理想的である。各ソケット部
材付近に生じる応力を少なくすると、さらに理想的であ
ろう。

【０００７】本発明の目的は、複数の成形パネルを有す
る棚組み立てシステムを提供することである。

【０００８】本発明のさらなる目的は、剛性を増すこと
により、パネルの歪みとそれに付随する変形を抑えたパ
ネルを提供することである。

【０００９】また本発明のさらなる目的は、構造的な剛
性を最大化しながらも材料の使用量は最小化したパネル
を提供することである。

【００１０】それに加わる本発明の目的は、各ソケット
部材付近の応力を分散させるパネルを提供することであ
る。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明の好適な実施例に
従って、これらおよびその他の目的と長所は、以下のよ
うに達成される。

【００１２】本発明は、少なくとも１枚のパネルを有す
る棚組み立てシステムを提供している。そのパネルに
は、縦方向および縦軸に対して直交している横方向があ
る。そのパネルはさらに複数のレールを有している。そ
の複数のレールは、少なくとも第１のレール部材と第２
のレール部材を有している。第１のレール部材と第２の
レール部材はそれぞれ、パネルの下方向に落ち込んでい
る窪みのついた、アッパーポーションを有している。本
発明の一つの新規な態様は、第２のレールが第１のレー
ルの窪みよりもやや深い窪みを有していることである。

【００１３】加えて、複数のレールの各レールは、ロア
ーポーションを有しており、各レールのロアーポーショ
ンは、前記のアッパーポーションから下方向に伸びてい
る。好適には、ロアーポーションは曲線状のロアーエッ
ジで終わっている。好適には、その曲線状のロアーエッ
ジは放物線状の形状をしている。しかし、当業者は、本
発明の下部末端のエッジが、本発明の新規な様態を損な
わずに、様々な他の形状をとっても差し支えないこと
を、最もよく理解することができる。

【００１４】さらに、本発明は、各パネルに位置する少
なくとも１個のソケットを有している。各ソケットは、
複数の壁を有する。好適には、そのソケットは少なくと
も、内壁およびその内壁のまわりを円形に取り囲むよう
に位置した外壁を有する。そのソケットは、内壁と外壁
の間に位置する少なくとも１個の支持部材を有する。好
適には、その支持部材は少なくとも１個の補強フランジ
である。加えて、そのソケットは好適に、パネルに対し
て平行する方向で内壁と外壁の間に位置する板状の部材
を有している。最後に、本発明の棚組み立てシステム
は、複数のポストを有している。各ポストは好適に、底
部ポーションと上部ポーションを有しており、それぞれ
対応するソケット内に差し込むことができる。

【００１５】前述した棚組み立てシステムは、いくつか
の長所を提供している。当業者が最もよく理解するとお
り、その棚組み立てシステムを作り上げるためには、数
枚のパネルが互いに連結されうる。パネルの数は、個々
の利用者の要求もしくは特定の環境から受ける制約によ
って決められてよい。従って、本発明の利用者にはかな
り高い融通性が用意されているのである。

【００１６】本発明に見られるもう一つの長所は、全体
の材料の使用量を減らしても、構造体に生じる歪みが最
小になりうることである。特定のパネルに生じた歪み
は、より大きな歪みが生じた部分に追加の材料を配置す
ることにより、減少する。棚においては、歪みは通常各
パネルの幾何学的中央に集中する。従って、本発明で
は、各パネルの幾何学的中央に向けて追加の材料を集中
させることにより、材料の使用量を減らすと同時に、歪
みを少なくするのである。特に、この長所は、本発明の
新規なレール構造によって達成される。

【００１７】本発明は、少なくとも第１のレールと第２
のレールを使用することを企図している。本発明の第１
のレール部材は第１の窪みをもつアッパーポーションを
有し、第２のレール部材は第２の窪みを有している。そ
うすると、第２のレールはより大きな歪みを受ける位置
に置くことができるのに対して、第１のレールはより少
ない歪みを受ける位置に置くことができる。さらに、各
レールには、頂点のある全体的に曲線状のロアーエッジ
を有した、ロアーポーションがある。それにより、より
多くの材料が頂点に集められ、再び頂点付近の歪みを減
らし、同時に、そういった歪みを受けない他の部分の材
料の使用量も減らす。

【００１８】本発明のもう一つの長所は、本装置がソケ
ット部材付近の応力を分散させることである。本装置の
棚組み立てシステムは、外壁に囲まれた内壁を有してい
る。外壁は、複数の支持部材および板状の部材によっ
て、内壁に相互に連結されている。パネルに生じた応力
は、外壁に伝えられる。外壁から、その応力は内壁に伝
えられる。最後に、内壁がその応力を対応するポストに
順番に伝える。それにより、本発明のパネルは、より高
い耐久性を提供すると同時にまた、材料の必要量を少な
くする。

【００１９】本発明の他の目的と長所は、以下の詳細な
説明でよりよく理解されるだろう。

【００２０】

【実施の態様】図１に最もよく示されているように、本
発明は組み立てユニット式の構造を有する棚組み立てシ
ステム（10）を提供する。この棚組み立てシステム（1
0）は、複数のパネルおよび、パネルを相互に連結する
複数のポストを含む。好適には、その複数のパネルの、
第１のパネル（12）が、第１のパネル（12）からそれぞ
れ上方へ伸びている、第１のポスト（14）、第２のポス
ト（16）、第３のポスト（18）、そして第４のポスト
（図示せず）を有する。次に、第２のパネル（22）が第
１のポスト（14）、第２のポスト（16）、第３のポスト
（18）、第４のポスト（20）の上に配置される。それか
ら、第５のポスト（24）、第６のポスト（26）、第７の
ポスト（28）、第８のポスト（図示せず）が、第２のパ
ネル（22）の上に配置される。第３のパネル（30）が第
５のポスト（24）、第６のポスト（26）、第７のポスト
（28）、第8のポスト（図示せず）の上に配置される。
それから、第９のポスト（32）、第10のポスト（34）、
第11のポスト（36）、第12のポスト（図示せず）が、第
３のパネル（30）の上に配置される。第４のパネル（3
8）がそこで、第９のポスト（32）、第10のポスト（3
4）、第11のポスト（36）、第12のポスト（図示せず）
の上に据えられる。それから、第13のポスト（40）、第
14のポスト（42）、第15のポスト（44）、第16のポスト
（図示せず）が、第４のパネル（38）の上に配置され
る。最後に、第５のパネル（46）は第13のポスト（4
0）、第14のポスト（42）、第15のポスト（44）、第16
のポスト（図示せず）の上に配置される。当業者は、前
文で説明した棚組み立てシステムが好適実施例において
説明されていること、本発明の説明をパネルの数を増や
したり減らしたりして使用する棚組み立てシステムに応
用しても差し支えないことを、最もよく理解することが
できる。さらに、当業者は、本文中で使用されるアッパ
ー、ロアー、底部、上部の用語が単なる説明を目的とし
て使われただけであり、本発明の範囲を何らかの方法で
制限するために使われることを意図したものではない
と、最もよく理解することができる。

【００２１】図３、図４、図５に特によく示されている
ように、第１のパネル（12）が詳細に説明されている。
しかし、第２のパネル（22）、第３のパネル（30）、第
４のパネル（38）、第５のパネル（46）も第１のパネル
（12）とよく似た構造をしているとわかるはずである。
第１のパネル（12）は縦方向と横方向を有している。こ
の横方向は縦方向に対して直交している。第１のパネル
（12）には、一方の縦のエッジ（48）および、一方の縦
のエッジ（48）に対して縦に直交する方向に反対に位置
する、他方の縦のエッジ（50）がある。第１のパネル
（12）にはさらに、一方の横のエッジ（52）と、他方の
横のエッジ（54）がある。他方の横のエッジ（54）は、
一方の横のエッジ（52）に対して縦方向に沿って反対に
位置している。第１のパネル（12）にはさらに、一方の
縦のエッジ（48）から下がっている一方の縦のスカート
（56）および、他方の縦のエッジ（50）から下がってい
る他方の縦のスカート（58）、一方の横のエッジ（52）
から下がっている一方の横のスカート（60）、他方の横
のエッジ（54）から下がっている他方の横のスカート
（62）がある。

【００２２】本発明の第１のパネル（12）はさらに、複
数のレールを有している。好適には、その複数のレール
の第１のレール（64）が、一方の縦のスカート（56）の
隣に位置し、第１のパネル（12）の縦方向に伸びてい
る。第１のレール（64）に隣接して伸びるのが、第１の
パネル（12）の縦方向に位置した第２のレール（66）で
ある。第２のレール（66）に隣接して伸びるのが、第１
のパネル（12）の縦方向に位置した第３のレール（68）
である。次に、第４のレール（70）が第３のレール（6
8）に隣接して位置し、第１のパネル（12）の縦方向に
伸びている。最後に、第５のレール（72）が第４のレー
ル（70）に隣接して位置し、第１のパネル（12）の縦方
向に伸びている。前文で述べられた複数のレールは、第
１のパネル（12）の縦方向に向かう５本のレールが好適
に開示されているが、本発明の新規性を損なうことな
く、レールの数を増減して使用したり、縦方向以外に他
の様々なレールの向きを採用しても差し支えない。

【００２３】図６に見られるように、複数あるレールの
各レールには、複数あるレールの各レールの長さに沿っ
て配列された複数の穴の空いた、向かい合う二つの面が
ある。図６に見られるように、第１のレール（64）に
は、その端から端まで配列された複数の穴（76a）の空
いた、二つの向かい合う面（74a）がある。第２のレー
ル（66）には、その端から端まで配列された複数の穴
（76b）の空いた、二つの向かい合う面（74b）がある。
第３のレール（68）には、その端から端まで配列された
複数の穴（76c）の空いた、二つの向かい合う面（74c）
がある。第４のレール（70）には、その端から端まで配
列された複数の穴（76d）の空いた、二つの向かい合う
面（74d）がある。最後に、第５のレール（72）には、
その端から端まで配列された複数の穴（76e）の空い
た、二つの向かい合う面（74e）がある。

【００２４】第１のパネル（12）にはさらに、複数の開
口部がある。より詳しくは、第１のパネル（12）には、
第１のレール（64）と第２のレール（66）の間に複数の
開口部（78ａ）が、第２のレール（66）と第３のレール
（68）の間に複数の開口部（78ｂ）が、第３のレール
（68）と第４のレール（70）の間に複数の開口部（78
ｃ）が、第４のレール（70）と第５のレール（72）の間
に複数の開口部（78ｄ）がある。

【００２５】図４および図５は、本発明の第４のレール
（70）を示している。しかし、第４のレール（70）を参
照することで示されるその独特の様相は、第１のレール
（64）、第２のレール（66）、第３のレール（68）、第
５のレール（72）にも等しくあてはまるとわかるはずで
ある。第４のレール（70）には、第１のパネル（12）の
一方の横のエッジ（52）の付近に位置する一方の端（8
4）がある。第４のレール（70）には、第１のパネル（1
2）の他方の横のエッジ（54）の付近に位置する他方の
端（86）がある。第４のレール（70）にはさらに、第４
のアッパーポーション（80d）と第４のロアーポーショ
ン（82）がある。第４のアッパーポーション（80d）
は、好適には第１のパネル（12）に隣接して位置してい
る。第４のロアーポーション（82）は、好適には第４の
アッパーポーション（80d）に隣接して位置している。
好適には、第４のアッパーポーション（80d）および第
４のロアーポーション（82）は、第１のパネル（12）に
不可欠に構成されている。しかし、当業者は、本発明を
実践する際、他にも様々な付属部品の仕組みを等しく利
用しても差し支えないことを、理解することができる。

【００２６】好適には、図６に見られるように、第４の
アッパーポーション（80d）は、全体的に矩形の形状を
なしており、第１のパネル（12）、一方の端（84）、他
方の端、および、第４のアッパーポーション（80d）と
第４のロアーポーション（82）とを相互につなぐコード
（図示せず）に結びつけられている。第１のアッパーポ
ーション（80a）は、第１のパネル（12）からコード
（図示せず）まで及ぶ第１の窪みを有する。理想的に
は、図６を参照すると最もよくわかるように、第２のパ
ネル（22）にある第２のアッパーポーション（80b）の
窪みは、第１のアッパーポーション（80a）の窪みより
もやや深い。第３のレール（68）にある第３のアッパー
ポーション（80c）の窪みは、第２のレール（66）にあ
る第２のアッパーポーション（80b）の窪みよりもやや
深い。第４のレール（70）にある第４のアッパーポーシ
ョン（80d）の窪みは、第３のアッパーポーション（80
c）の窪みよりもやや浅い。第５のアッパーポーション
（80e）の窪みは、第４のアッパーポーション（80d）の
窪みよりもやや浅い。最も好適には、第１のアッパーポ
ーション（80a）の窪みが、第５のアッパーポーション
（80e）の窪みとほぼ同じ深さで、第２のアッパーポー
ション（80b）の窪みは、第４のアッパーポーション（8
0d）の窪みとほぼ同じ深さである。

【００２７】複数のレールに関するもう一つの独特の態
様は、図５および図６を参照すると最もよくわかるとい
える。第４のレール（70）の第４のロアーポーション
（82）には、曲線状のロアーエッジ（88）がある。好適
には、この曲線状のロアーエッジ（88）は、頂点（19
0）のある放物線状の形をしている。最も好適には、そ
の頂点（90）は一方の端（84）と他方の横の端（86）の
間のほぼ中央に位置する。しかし、当業者は、本発明の
新規なレール構造に関して前述したように材料を使用す
ると、各パネルの幾何学的にほぼ中央に最大量の材料が
くるようになり、また、各パネルにおける一方の縦のエ
ッジ（48）と、他方の縦のエッジ（50）、一方の横のエ
ッジ（52）、他方の横のエッジ（54）に向かってなだら
かに少なくなることを、最もよく理解することができ
る。同様に、各パネルにおける歪みの分布は、ほぼ同じ
分布だと理解される。

【００２８】本発明の各パネルは、複数のソケットを有
している。図４を参照すると最もよくわかるように、第
１のパネル（12）には、好適に、一方の縦のエッジ（4
8）と一方の横のエッジ（52）付近に配置された第１の
ソケット（92）、一方の縦のエッジ（48）と他方の横の
エッジ（54）付近に配置された第２のソケット（94）、
他方の縦のエッジ（50）と他方の横のエッジ（54）付近
に配置された第３のソケット（96）、他方の縦のエッジ
（50）と一方の横のエッジ（52）付近に配置された第４
のソケット（98）がある。好適には、第２のパネル（2
2）、第３のパネル（30）、第４のパネル（38）、第５
のパネル（46）も、同じように位置した４個のソケット
をそれぞれ有している。

【００２９】本発明独自のソケットは、図３ａに示され
た第１のソケット（92）を参照すると、最もよく理解さ
れる。第１のソケット（92）は、内壁（100）および、
前記内壁（100）のまわりを円形に取り囲むように配置
された外壁（102）を有する。好適には、内壁（100）お
よび外壁（102）はそれぞれほぼ円筒形の形状をしてい
る。内壁（100）は複数の支持部材で外壁（102）と相互
に連結している。好適には、その支持部材とは、第１の
支持部材（104）、第２の支持部材（106）、第３の支持
部材（108）、第４の支持部材（110）、第５の支持部材
（112）である。各支持部材は、内壁（100）の円周の周
りに放射状に配置されている。内壁（100）には、アッ
パーエッジ（114）および、反対側に配置されたロアー
エッジ（116）を有している。アッパーエッジ（114）と
ロアーエッジ（116）の間にあるのが、円形のリップ（1
18）である。さらに、板状の部材（120）が内壁（100）
と外壁（102）の間に位置している。好適には、その板
状の部材（120）は第１のパネル（12）に対して平行に
向けられている。最も好適には、板状の部材（120）は
内壁（100）のアッパーエッジ（114）とロアーエッジ
（116）の間のほぼ中央に位置する。もう一つの好適な
実施例においてこの板状の部材は、第１の支持部材（10
4）と第２の支持部材（106）の間に位置した第１の開口
部（122）、第２の支持部材（106）と第３の支持部材
（108）の間の第２の開口部（124）、第３の支持部材
（108）と第４の支持部材（110）の間の第３の開口部
（126）、第４の支持部材（110）と第５の支持部材（11
2）の間の第４の開口部（128）、第５の支持部材（11
2）と第１の支持部材（104）の間の第５の開口部（13
0）を有する。内壁（100）は、アッパーポーション（13
2）およびロアーポーション（134）を有する。アッパー
ポーションは複数のアッパーリブ（136）を有する。同
様に、ロアーポーションは複数のロアーリブ（137）を
有する。好ましい実施例では、パネル（12）は好適に、
ソケット（92,94,96,98）のうちの少なくとも１個とス
カート（56,58,60,62）のうちの少なくとも１個とを相
互に連結している、少なくとも１個のガセット（図示せ
ず）を有する。

【００３０】図２を参照すると最もよくわかるように、
本発明では複数のポストを使用している。詳しくは、図
２に示すように、第１のポスト（14）が上部ポーション
（140）をもつシャフト（138）を有している。上部ポー
ション（140）は、上部内表面（142）および外側に位置
する上部外表面（144）を有している。上部ポーション
（140）は、上部末端のエッジ（146）で終わっている。
上部ポーション（140）に対して、シャフトに沿って反
対側に位置しているのが底部ポーション（152）であ
る。この底部ポーション（152）は、底部外表面（154）
および、底部外表面（154）に比べて内側に位置する底
部内表面（図示せず）を有している。底部ポーション
（152）は、底部末端のエッジ（158）で終わっている。
好適に、底部外表面（154）は、前記底部外表面（154）
の周りに放射状に配置された複数のポストリブ（160）
を有している。さらに、第１のポスト（14）は、底部ポ
ーション（152）に隣接する下部ポーション（148）を有
している。下部ポーション（148）は、下部外表面（15
0）を有している。好適には、ポストショルダー（162）
が、底部ポーション（152）と下部ポーション（148）の
間に位置している。好適な実施例では、複数あるポスト
のうちの各ポストが、横断面で見て円筒形をしている。
しかし、本発明の新規性を損なわずに、他の様々な横断
面が使用されうる。当業者は、第１のポストに特に関連
して前文で述べられた構造が、複数のポストの全部の構
造に等しくあてはまることを理解することができる。

【００３１】使用する際、本発明の利用者は、個々のソ
ケット内にポストを差し込むことになる。図３ａに見ら
れるように、第１のポスト（14）は第１のソケット（9
2）内に差し込むことができる。利用者は、第１のポス
ト（14）を、ポストショルダー（162）が円形のリップ
（118）に接触するまでソケット（92）内に押し込むこ
とになる。第１のポスト（14）がそのように設置された
ら、下部外表面（150）は内壁（100）のアッパーポーシ
ョン（132）にしっかりと接触している。同様に、第２
のポスト（16）が第２のソケット（94）に差し込まれ、
第３のポスト（18）が第３のソケット（96）に差し込ま
れ、第４のポスト（20）が第４のソケット（98）に差し
込まれる。次に、第２のパネル（22）が各ポスト（14,1
6,18,20）の上にはめ込まれる。詳しくは、第１のポス
ト（14）の上部ポーション（140）が第２のパネル（2
2）の第１のソケット（92）のロアーポーション（134）
に差し込まれる。同様に、第２のポスト（16）が第２の
ソケット（94）に差し込まれ、第３のポスト（18）が第
３のソケット（96）に差し込まれ、第４のポスト（20）
が第４のソケット（98）に差し込まれる。その棚組み立
てシステムに棚板を追加したい場合は、第５のポスト
（24）が第２のパネル（22）の第１のソケット（92）に
差し込まれ、第６のポスト（26）が第２のパネル（22）
の第２のソケット（94）に差し込まれ、第７のポスト
（28）が第２のパネル（22）の第３のソケット（96）に
差し込まれ、第８のポスト（図示せず）が第２のパネル
（22）の第４のソケット（98）に差し込まれてもよい。
すなわち、特に第５のポスト（24）に関してだけいう
と、第５のポスト（24）のポストショルダー（162）が
第２のパネル（22）の第１のソケット（92）の円形のリ
ップ（118）に接触するまで、第５のポスト（24）が第
２のソケット（94）に差し込まれる。加えて、第５のポ
スト（24）の底部外表面（154）は、第１のポスト（1
4）の上部内表面（142）に差し込むことができる。それ
により、本発明の棚組み立てシステム（10）に支えがさ
らに加わる。本発明の好適な実施例では、複数のポスト
で相互に連結された５枚のパネルを有する棚組み立てシ
ステム（10）を開示している。しかし、当業者は、本発
明の新規性を損なわずに、本文中で特に開示されたパネ
ル数よりも多いもしくは少ないパネルを用いた支持構造
でも組み立てうると理解することができる。

【００３２】前文で開示された発明の一つの長所は、本
発明のパネルには、材料の必要量を最小にしながらも、
各パネルに生じる歪みを最小にする、複数のレールが使
われていることである。この長所は、各パネルで歪みが
最大化する箇所に材料を追加する独自の方法により実現
される。この長所は、二つの別々の仕組み、すなわち、
異なるレールごとに深さを変え、各レールに沿って配置
される材料の量を変えることにより、実現される。好適
には、材料の量はその結果、各パネルの幾何学的中央部
分で最大になる。物が載せられると、幾何学的中央部
が、各パネルにおける最大量の歪みを示す。しかし、使
用される材料の量を最小化するため、余分な材料はそう
いうそれほど歪みを生じていない部分から取り除かれ
る。当業者は、本発明には他に様々な実施例を用いても
よいと理解することができる。例えば、レールは縦方向
に沿うよりもむしろ横方向に向かってもよく、あるい
は、縦方向もしくは横方向と比較して斜めの方向でもよ
い。さらに、特定の応用例において歪みの分布が前文で
開示された内容と異なると判明した場合、本発明の新規
なレール構造は、最大の歪みを生じている部分の付近の
部分に最大量の材料を配置し、最も歪みを生じていない
部分の材料の使用量を最小にして、再び同じように変更
されても差し支えない。

【００３３】本発明から得られるもう一つの長所は、新
規なソケット構造の使用である。図３ａに見られるよう
に、本発明のソケット（92）は、ソケット（92）を取り
まく部分の応力を弱めている。ソケット（92）のまわり
にかかる応力は、外壁（102）を通って、板状の部材（1
20）と複数の支持部材（104,106,108,110,112）に沿っ
て半径内側に、内壁（100）の中へと伝えられる。内壁
（100）が次に、その応力を第１のポスト（14）の中へ
伝える。こうして、本発明の新規なソケット構造は、各
ソケットを取りまく部分の破損の可能性を減らすのであ
る。

【００３４】本発明のさらにもう一つの長所は、各ソケ
ット内における板状の部材の独特の配置である。図３ａ
に示されるように、第１のソケット（92）の板状の部材
（120）はアッパーエッジ（114）とロアーエッジ（11
6）の間のほぼ中央に位置している。板状の部材（120）
のこの位置は、成型プラスチックの棚に使用するための
独特の配置となっている。成型プラスチックの棚を組み
立てる際、各パネルは複数のソケットおよびレールと不
可欠に構成される。この作業は、パネルの残りの境界を
定めて、互いに押しつけられる、２個の金属製ダイ要素
の境界面により行われる。互いに押しつけられると、そ
の中にできた空洞にプラスチック原料が注入される。次
に、そのダイは成形されたパネルにするために冷却され
る。しかし、当業者は、型に深い窪みを作るためには、
ダイの１個から空洞の内側へとさらに長く伸びる金属部
分を有したダイが必要であると理解することができる。
しかし、型の中へさらに長く伸びる金属部分を有したダ
イを使用すると、冷却を必要とする金属製ダイの表面領
域が広がるので、冷却の問題が生じるだろう。そのた
め、本発明ではこのように、両方のダイからの最適な冷
却を考慮に入れ、どちらのダイの表面積も最小にして、
ソケットのほぼ中央に板状の部材を配置している。

【００３５】本発明は好適な実施例に関して説明されて
きたが、例えば外観やパネルの構造を変更したり、特定
の原料を替えたりして、当業者が他の形態を取り入れう
ることは明らかである。従って、本発明の範囲は以下の
特許請求の範囲にのみ限定されることになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の棚組み立てシステムの斜視図
である。

【図２】図２は、その棚組み立てシステムにおける第１
のパネルの第１のポストおよび第１のソケットの、分解
断面図である。

【図３】図３は、第１のパネルの上部平面図である。図
３ａは、第１のパネルにおける第１のソケットの断面図
である。

【図４】図４は、本発明の第１のパネルの底部斜視図で
ある。

【図５】図５は、第１のパネルを図３の５−５線に沿っ
て切断した正面の断面図である。

【図６】図６は、第１のパネルを図３の６−６線に沿っ
て切断した側面の断面図である。

【符号の説明】

（10）棚組み立てシステム （12）（22）（30）（38）（46）パネル （64）（66）（68）（70）（72）レール （80）アッパーポーション

フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ヴュラ アメリカ合衆国オハイオ州ウースター、タ マラック・レーン3387

Claims (44)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】棚組み立てシステムであって、 縦方向および横方向を有するパネルを含み、前記パネル
   が当該パネルに隣接して配置された複数のレール部材を
   有し、前記複数のレール部材が第１のレール部材および
   第２のレール部材を有し、前記第２のレール部材が前記
   第１のレール部材に隣接して配置され、前記第１のレー
   ル部材が第１の窪みをもつ第１のアッパーポーションを
   有し、前記第２のレール部材が第２の窪みをもつ第２の
   アッパーポーションを有し、前記第２の窪みは前記第１
   の窪みよりもやや深い、 ところの棚組み立てシステム。
2. 【請求項２】請求項１に記載の棚組み立てシステムであ
   って、 前記複数のレール部材がさらに、 前記第２のレール部材に隣接して配置され、第３の窪み
   をもつ第３のアッパーポーションを有し、前記第３の窪
   みが前記第２の窪みよりもやや深い第３のレール部材；
   前記第３のレール部材に隣接して配置され、第４の窪み
   をもつ第４のアッパーポーションを有し、前記第４の窪
   みが前記第３の窪みよりもやや浅い第４のレール部材；
   および前記第４のレール部材に隣接して配置され、第５
   の窪みをもつ第５のアッパーポーションを有し、前記第
   ５の窪みは前記第４の窪みよりもやや浅い第５のレール
   部材、 を有するところの棚組み立てシステム。
3. 【請求項３】請求項２に記載の棚組み立てシステムであ
   って、 前記第１の窪みが前記第５の窪みとほぼ同じ深さであ
   り、前記第２の窪みが前記第４の窪みとほぼ同じ深さで
   ある、 ところの棚組み立てシステム。
4. 【請求項４】請求項３に記載の棚組み立てシステムであ
   って、 前記第１のアッパーポーション、前記第２のアッパーポ
   ーション、前記第３のアッパーポーション、前記第５の
   アッパーポーションがそれぞれ全体的に矩形の形状を有
   する、 ところの棚組み立てシステム。
5. 【請求項５】請求項１に記載の棚組み立てシステムであ
   って、 前記複数の各レールが第１の端と第２の端を有し、前記
   第２の端が前記パネルの前記縦方向に平行して反対側に
   配置されている、 ところの棚組み立てシステム。
6. 【請求項６】請求項１に記載の棚組み立てシステムであ
   って、 前記複数の各レールが前記パネルに不可欠に構成されて
   いる、 ところの棚組み立てシステム。
7. 【請求項７】棚組み立てシステムであって、 縦方向と横方向を有するパネルを含み、前記パネルが前
   記パネルに隣接して配置された複数のレール部材を有
   し、前記複数の各レール部材がロアーポーションを有
   し、前記ロアーポーションが前記パネルとは離れて位置
   した曲線状のロアーエッジを有する、 ところの棚組み立てシステム。
8. 【請求項８】請求項７に記載の棚組み立てシステムであ
   って、 前記複数の各パネルがさらに、前記パネルと前記ロアー
   ポーションの間に配置されたアッパーポーションを有す
   る、 ところの棚組み立てシステム。
9. 【請求項９】請求項８に記載の棚組み立てシステムであ
   って、 前記パネルおよび前記複数のレール部材が不可欠に構成
   されている、 ところの棚組み立てシステム。
10. 【請求項10】請求項７に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記ロアーポーションが、前記パネルの前記縦方向に対
    して平行に配置されている、 ところの棚組み立てシステム。
11. 【請求項11】請求項８に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数のレール部材が第１のレール部材および第２の
    レール部材を有し、前記第２のレール部材が前記第１の
    レール部材に隣接して配置され、前記第１のレール部材
    が、前記パネルと前記第１のロアーポーションとの間に
    位置した第１の窪みをもつ、第１のアッパーポーション
    を有し、前記第２のレール部材が第２の窪みをもつ第２
    のアッパーポーションを有し、前記第２の窪みが前記第
    １の窪みよりもやや深い、 ところの棚組み立てシステム。
12. 【請求項12】請求項11に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数のレール部材がさらに、 前記第２のレール部材に隣接して配置され、第３の窪み
    をもつ第３のアッパーポーションを有し、前記第３の窪
    みが前記第２の窪みよりもやや深い第３のレール部材；
    前記第３のレール部材に隣接して配置され、第４の窪み
    をもつ第４のアッパーポーションを有し、前記第４の窪
    みが前記第３の窪みよりもやや浅い第４のレール部材；
    および前記第４のレール部材に隣接して配置され、第５
    の窪みをもつ第５のアッパーポーションを有し、前記第
    ５の窪みが前記第４の窪みよりもやや浅い第５のレール
    部材；を含むところの棚組み立てシステム。
13. 【請求項13】請求項12に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記第１の窪みが前記第５の窪みとほぼ同じ深さであ
    り、前記第２の窪みが前記第４の窪みとほぼ同じ深さで
    ある、 ところの棚組み立てシステム。
14. 【請求項14】請求項13に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記第１のアッパーポーション、前記第２のアッパーポ
    ーション、前記第３のアッパーポーション、および前記
    第５のアッパーポーションがそれぞれ全体的に矩形の形
    状をなす、 ところの棚組み立てシステム。
15. 【請求項15】請求項７に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数の各レール部材が第１の端と第２の端を有し、
    前記第２の端が前記パネルの縦方向に反対に配置され、
    各パネルの前記ロアーポーションが、前記複数の各レー
    ル部材の前記第１の端と前記第２の端との間に配置され
    た頂点を有する、 ところの棚組み立てシステム。
16. 【請求項16】請求項15に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数の各レール部材がさらに、前記複数のレール部
    材の各レールの第１の端と第２との端の間に配置された
    頂点を有する、 ところの棚組み立てシステム。
17. 【請求項17】請求項16に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数のレール部材の各レール部材が、前記複数のレ
    ール部材の各レール部材の第１の端と第２の端の間にほ
    ぼ等しく位置した中心点を有し、前記曲線状のロアーエ
    ッジの前記頂点が、前記複数のレール部材の各レール部
    材の前記中心点に概ね位置している、 ところの棚組み立てシステム。
18. 【請求項18】棚組み立てシステムがであって、 縦方向および前記縦方向に対して直交して配置された横
    方向を有するパネルを含み、前記パネルが前記パネルに
    隣接して配置された複数のレール部材を有し、前記複数
    のレール部材が第１のレール部材と第２のレール部材を
    有し、前記第２のレール部材が前記第１のレール部材に
    隣接して配置され、前記第１のレール部材が第１の窪み
    をもつ第１のアッパーポーションを有し、前記第２のレ
    ール部材が第２の窪みをもつ第２のアッパーポーション
    を有し、前記第２の窪みが前記第１の窪みよりやや深
    く、前記複数の各レール部材がさらにロアーポーション
    を有し、前記ロアーポーションが前記パネルから離れて
    位置した曲線状のロアーエッジを有する、 ところの棚組み立てシステム。
19. 【請求項19】請求項18に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数のレール部材が第１のレール部材と第２のレー
    ル部材を有し、前記第２のレール部材が前記第１のレー
    ル部材に隣接して配置され、前記第１のレール部材が前
    記パネルと前記第１のロアーポーションとの間に位置し
    た第１の窪みをもつ第１のアッパーポーションを有し、
    前記第２のレール部材が第２の窪みをもつ第２のアッパ
    ーポーションを有し、前記第２の窪みが前記第１の窪み
    よりやや深い、 ところの棚組み立てシステム。
20. 【請求項20】請求項19に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数のレール部材がさらに、 前記第２のレール部材に隣接して配置され、第３の窪み
    をもつ第３のアッパーポーションを有し、前記第３の窪
    みが前記第２の窪みよりもやや深い第３のレール部材；
    前記第３のレール部材に隣接して配置され、第４の窪み
    をもつ第４のアッパーポーションを有し、前記第４の窪
    みが前記第３の窪みよりもやや浅い第４のレール部材；
    および第４のレール部材に隣接して配置され、第５の窪
    みをもつ第５のアッパーポーションを有し、前記第５の
    窪みが前記第４の窪みよりもやや浅い第５のレール部
    材、を含むところの棚組み立てシステム。
21. 【請求項21】請求項20に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記第１の窪みが前記第５の窪みとほぼ同じ深さであ
    り、前記第２の窪みが前記第４の窪みとほぼ同じ深さで
    ある、 ところの棚組み立てシステム。
22. 【請求項22】請求項21に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記第１のアッパーポーション、前記第２のアッパーポ
    ーション、前記第３のアッパーポーション、前記第５の
    アッパーポーションがそれぞれ、全体的に矩形の形状を
    なす、 ところの棚組み立てシステム。
23. 【請求項23】請求項18に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数の各レール部材が第１の端と第２の端を有し、
    前記第２の端が前記パネルの縦方向に反対に配置され、
    各パネルの前記ロアーポーションが、前記複数の各レー
    ル部材の前記第１の端と前記第２の端との間に位置する
    頂点を有する、 ところの棚組み立てシステム。
24. 【請求項24】請求項18に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数の各レール部材はさらに、前記複数のレール部
    材の各レールの第１の端と第２の端との間に位置する頂
    点を有する、ところの棚組み立てシステム。
25. 【請求項25】請求項24に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数のレール部材の各レール部材が、前記複数のレ
    ール部材の各レール部材の第１の端と第２の端との間に
    ほぼ等しく位置した中心点を有し、前記曲線状のロアー
    エッジの前記頂点は、前記複数のレール部材の各レール
    部材の前記中心点に概ね位置する、 ところの棚組み立てシステム。
26. 【請求項26】棚組み立てシステムであって、 縦方向と横方向を有するパネルを含み、前記パネルが少
    なくとも１個のソケットを有し、前記ソケットが前記パ
    ネルに配置され、前記ソケットが内壁および前記内壁の
    まわりを囲むように位置した外壁を有し、前記外壁が前
    記内壁から離れている、 ところの棚組み立てシステム。
27. 【請求項27】請求項26に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記ソケットはさらに、前記内壁と前記外壁との間に配
    置された複数の支持部材を有する、 ところの棚組み立てシステム。
28. 【請求項28】請求項27に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記複数の支持部材が前記内壁に対して放射状に配置さ
    れている、 ところの棚組み立てシステム。
29. 【請求項29】請求項28に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記ソケットがさらに、前記内壁と前記外壁との間に配
    置された板状の部材を有している、 ところの棚組み立てシステム。
30. 【請求項30】請求項29に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記板状の部材が前記パネルに対して平行に配置されて
    いる、 ところの棚組み立てシステム。
31. 【請求項31】請求項30に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記内壁が、アッパーエッジおよび反対側に位置したロ
    アーエッジを有する、 ところの棚組み立てシステム。
32. 【請求項32】請求項31に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記板状の部材が前記アッパーエッジと前記ロアーエッ
    ジとの間のほぼ中央に位置している、 ところの棚組み立てシステム。
33. 【請求項33】請求項32に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記板状の部材がさらに、前記板状の部材を貫通する複
    数の開口部を有する、 ところの棚組み立てシステム。
34. 【請求項34】請求項33に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記内側のソケットがさらに、前記アッパーエッジに隣
    接したアッパーポーションおよび、前記ロアーエッジに
    隣接したロアーポーションを有する、 ところの棚組み立てシステム。
35. 【請求項35】請求項34に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記棚がさらに、前記ソケットに差し込むことのでき
    る、少なくとも１本のポスト部材を有する、 ところの棚組み立てシステム。
36. 【請求項36】請求項34に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記ポストが、 上部内表面および上部外表面を有し、上部末端のエッジ
    で終わる上部ポーション；および前記上部ポーションに
    対して反対に配置され、底部内表面および、外側に位置
    した底部外表面を有する底部ポーションを含み、前記底
    部外表面は前記底部周囲のエッジに隣接して位置し、前
    記ポストはさらに、前記底部外表面に隣接して位置した
    ロアー外側底部表面を有する、 ところの棚組み立てシステム。
37. 【請求項37】請求項36に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記上部ポーションの前記上部外表面が前記ソケットの
    ロアーポーションの半径とほぼ等しい半径を有し、前記
    底部外表面が前記上部内表面の半径とほぼ等しい半径を
    有し、前記底部外表面が前記ソケットの前記アッパーポ
    ーションの半径とほぼ等しい半径を有する、 ところの棚組み立てシステム。
38. 【請求項38】請求項37に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 前記パネルがほぼ矩形の形状をなし、前記パネルが一方
    のエッジおよび、前記一方のエッジに対して横方向に沿
    って反対側に配置された他方のエッジを有し、前記パネ
    ルがさらに、一方の横のエッジおよび、前記一方の横の
    エッジに対して縦方向の反対側に配置された他方の横の
    エッジを有する、 ところの棚組み立てシステム。
39. 【請求項39】請求項38に記載の棚組み立てシステムであ
    って、 少なくとも１個の前記ソケットが、前記一方の縦のエッ
    ジおよび前記一方の横のエッジ付近に配置された第１の
    ソケットであり、第２のソケットが前記一方の縦のエッ
    ジおよび前記他方の横のエッジ付近に配置され、第３の
    ソケットが前記他方の縦のエッジおよび前記他方の横の
    エッジ付近に配置され、第４のソケットが前記他方の縦
    のエッジおよび前記一方の横のエッジ付近に配置されて
    いる、 ところの棚組み立てシステム。
40. 【請求項40】棚組み立てシステムであって、 それぞれ縦方向と横方向を有する複数のパネルおよび板
    状の部材を含み、前記横方向は前記縦方向に対して直交
    して位置し、前記複数の各パネルは前記パネルに配置さ
    れた複数のレール部材を有し、前記複数のレール部材は
    第１のレール部材および第２のレール部材を有し、前記
    第２のレール部材は前記第１のレール部材に隣接して配
    置され、前記第１のレール部材は第１の窪みをもつ第１
    のアッパーポーションを有し、前記第２のレール部材は
    第２の窪みをもつ第２のアッパーポーションを有し、前
    記第２の窪みは前記第１の窪みよりもやや深く、前記複
    数のレール部材の各レール部材はさらに、前記アッパー
    ポーションに隣接したロアーポーションを有し、前記ロ
    アーポーションは曲線状のロアーエッジで終わってお
    り、前記複数のパネルの各パネルはさらに、前記パネル
    に配置された複数のソケットを有し、前記複数の各ソケ
    ットは内壁および外壁を有し、前記外壁は前記内壁のま
    わりを囲み、前記外壁は前記内壁から離れており、前記
    ソケットはさらに、前記内壁を前記外壁と相互に連結し
    て放射状に配置された複数の支持部材を有し、前記板状
    の部材が前記パネルに対して平行に配置されて前記内壁
    と前記外壁を相互に連結している、 ところの棚組み立てシステム。
41. 【請求項41】棚組み立てシステムに使うパネルであっ
    て、 角で交差する複数の側面、および、前記パネルの少なく
    とも一つの角の付近に配置された少なくとも１個のソケ
    ットを含み、前記ソケットは内壁および外壁を有し、前
    記外壁は前記内壁の外側を距離をおいて取り囲み、前記
    ソケットはさらに、前記内壁と前記外壁を相互に連結す
    る少なくとも１個の補強フランジを有する、 ところのパネル。
42. 【請求項42】請求項41に記載のパネルであって、 前記補強フランジが内壁および外壁に普通に交差してい
    る、 ところのパネル。
43. 【請求項43】請求項42に記載のパネルであって、 前記内壁と外壁が実質的に同心の円筒形である、 ところのパネル。
44. 【請求項44】請求項43に記載のパネルであって、 補強フランジが内壁から外壁に向かって放射状の方向に
    伸びている、 ところのパネル。