JPH11345676A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JPH11345676A
JPH11345676A JP15499898A JP15499898A JPH11345676A JP H11345676 A JPH11345676 A JP H11345676A JP 15499898 A JP15499898 A JP 15499898A JP 15499898 A JP15499898 A JP 15499898A JP H11345676 A JPH11345676 A JP H11345676A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパークプラグをシリンダヘッド等に締付け
固定する際に、主体金具に破断等を生じにくい構造を有
するスパークプラグを提供する。 【解決手段】 スパークプラグにおいて、主体金具1に
形成される撓み部1aの外周面と、これに隣接形成され
る工具係合部1eの端面との間に形成される第一谷状部
30と、同じくガスシール部1fの端面との間に形成さ
れる第二谷状部31との各底部を、アール面部もしくは
面取り部とした。これにより、スパークプラグ100を
シリンダヘッド等に締め付け固定する際に、谷状部の底
部にねじりの応力が集中しにくくなり、例えば推奨値を
若干超えた締め付けトルクを作用させた場合にも、該位
置で主体金具1に切れや破断が生じにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用スパー
クプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、例えば自動車用等のガソリン
エンジンの点火に使用されるスパークプラグは、中心電
極の外側に形成された絶縁体が、そのさらに外側に形成
された主体金具により固定されている。図5に示すよう
に、従来より、このようなスパークプラグにおいて主体
金具110には、いわゆる六角部と称される工具係合部
102と、鍔状のガスシール部103とが形成され、両
者の間が筒状の橈み部101でつながれた形態となって
いる。そして、主体金具110は、取付ねじ部内周面に
形成されたリブ状の金具側係合部に対し、絶縁体の先端
側に形成された段付き面状の絶縁体側係合部を係合さ
せ、その状態で、絶縁体の挿入側開口部に形成されてい
る加締め突出部104を、絶縁体の外周面に形成された
加締め受け部に向けて加締めることにより固定されてい
た。
【0003】このとき、橈み部101は、図のように座
屈して少なくとも外向きに撓む形で塑性変形し、圧縮ス
トロークを稼いで加締め力を向上させる。また、上記主
体金具110においては、橈み部101の外周面107
と工具係合部102の端面105及びガスシール部10
3の端面106とは、C字状断面を有する溝部110k
を形成する形となる。そして、上記外周面107と各端
面105,106との間には環状の谷状部108及び1
09が形成される。これら谷状部は、橈み部101が挫
屈変形する際の変形の起点を与え、加締めをスムーズに
進行させる役割を果たす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスパークプ
ラグの主体金具110においては、溝部110kの各谷
状部108,109の底部が、それぞれ鋭角状に形成さ
れていた。そのため、スパークプラグをシリンダヘッド
等に締め付け固定する際に、谷状部108,109の鋭
角状の底部頂点にねじりの応力が集中しやすく、例えば
推奨値を超えた締め付けトルクを作用させた場合等にお
いて、該位置で主体金具110に切れや破断が生じやす
い問題があった。
【0005】本発明の課題は、スパークプラグをシリン
ダヘッド等に締付け固定する際に、主体金具に破断等を
生じにくい構造を有するスパークプラグを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明のスパークプラグは、軸状の
絶縁体が、筒状の主体金具に対し一方の開口部(挿入開
口部)側から軸線方向に挿入されるとともに、その外周
面に形成された絶縁体側係合部が主体金具内面側に形成
された主体金具側係合部と係合して抜け止めされる一
方、主体金具には、軸線方向中間位置に形成された橈み
部と、軸線方向においてその橈み部に対し、挿入開口部
側の端部に隣接して周方向に突設された第一鍔状部と、
同じく橈み部に対し第一鍔状部とは反対側の端部に隣接
して周方向に突設された第二鍔状部と、第一鍔状部の橈
み部とは反対側の端面内縁から軸線方向に突出する筒状
に形成され、その先端に挿入開口部が形成される加締め
突出部とが設けられ、絶縁体側係合部を主体金具側係合
部に係合させた状態で、橈み部を外向きに撓み変形させ
つつ、加締め突出部を絶縁体の外周面に形成された加締
め受け部に向けて加締めることにより、主体金具が絶縁
体に対して加締め固定されており、さらに、橈み部の外
周面と第一鍔状部の端面との間に形成される環状の第一
谷状部と、同じく第二鍔状部の端面との間に形成される
環状の第二谷状部との各底部が、アール面部もしくは面
取り部となっていることを特徴とする。
【0007】上記本発明のスパークプラグにおいては、
その主体金具に形成される橈み部の外周面と、これに隣
接形成される第一鍔状部(例えば六角部等の工具係合
部)の端面との間に形成される第一谷状部、同じく第二
鍔状部(例えばガスシール部)の端面との間に形成され
る第二谷状部との各底部を、アール面部もしくは面取り
部とした。これにより、スパークプラグをシリンダヘッ
ド等に締め付け固定する際に、谷状部の底部にねじりの
応力が集中しにくくなり、例えば推奨値を若干超えた締
め付けトルクを作用させた場合にも、該位置で主体金具
に切れや破断が生じにくくなる。
【0008】また、上記構成のスパークプラグにおいて
は、アール面部の曲率半径を0.2〜0.5mmの範囲
とすることが望ましい。アール面部の曲率半径を上記範
囲で調整することで、谷状部での切れや破断等をより効
果的に防止することができる。曲率半径が0.2mm未
満の場合、アール面部形成の効果が小さく、プラグ取付
時等において応力集中による主体金具の破断につながる
場合がある。また、曲率半径が0.5mmを超えると、
橈み部の谷状部におけるスムーズな挫屈変形の開始が阻
害される結果、より強い加締め圧力が必要となり、例え
ば橈み部を撓み変形させる前に絶縁体が割れてしまう場
合がある。なお、アール面部の曲率半径は、より望まし
くは、0.3〜0.5mmの範囲に設定するのがよい。
【0009】さらに、上記構成のスパークプラグにおい
ては、橈み部の最小厚さが0.5〜0.9mmの範囲で
あることが望ましい。ここで、橈み部の最小厚さとは、
筒状の絶縁体の中心軸線と直交する向きに測定した橈み
部の最小厚さのことをいう。橈み部の最小厚さをこの範
囲に設定することで、谷状部での主体金具の破断をさら
に効果的に防止することができる。橈み部の最小厚さが
0.5mm未満の場合、該橈み部の厚みが小さすぎてプ
ラグ取付時等において破断等のトラブルにつながる場合
がある。また、橈み部の最小厚さが0.9mmを超える
と、橈み部が厚すぎるため加締め時においてそのスムー
ズな挫屈変形の開始が阻害される結果、より強い加締め
圧力が必要となり、橈み部を撓み変形させる前に絶縁体
が割れてしまう場合がある。なお、橈み部の最小厚さ
は、より望ましくは、0.6〜0.8mmの範囲に設定
するのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1に、本発明のスパークプラグ1
00の一例を示している。スパークプラグ100は、筒
状の主体金具1、先端部21が突出するようにその主体
金具1の内側に嵌め込まれた絶縁体2、絶縁体2の内側
に配置された中心電極3、及び主体金具1に一端が溶接
等により結合されるとともに他端側が側方に曲げ返され
て、その側面が中心電極3の先端部と対向するように配
置された接地電極4等を備え、接地電極4と中心電極3
との間には火花放電ギャップgが形成されている。な
お、以下においては、中心電極3の軸線方向において火
花放電ギャップgに向かう側を前方側、その反対に向か
う側を後方側とする。
【0011】絶縁体2の軸方向には貫通孔6が形成され
ており、その一方の端部側から端子金具13が挿入・固
定され、同じく他方の端部側から中心電極3が挿入・固
定されている。また、該貫通孔6内において端子金具1
3と中心電極3との間に抵抗体15が配置されている。
この抵抗体15の両端部は、導電性ガラスシール層1
6,17を介して中心電極3と端子金具13とにそれぞ
れ電気的に接続されている。なお、スパークプラグ10
0は、絶縁体2の後端縁位置から主体金具1の開口端位
置までの長さLが、例えば58.5mmである。
【0012】主体金具1には、軸線方向中間位置に形成
された橈み部1aと、その橈み部1aに対し後方側に隣
接して周方向に突設された工具係合部(第一鍔状部)1
eと、同じく橈み部1aに対し前方側に隣接して周方向
に突設されたガスシール部(第二鍔状部)1fとが形成
されている。また、工具係合部1eの後方側には、該工
具係合部1eの端面内縁から軸線方向に突出する筒状に
形成され、その先端に絶縁体2の挿入開口部1pが形成
される加締め突出部1dが設けられている。
【0013】また、主体金具1の、ガスシール部1fよ
りも前方側に位置する部分の外周面には雄ねじ部が形成
され、取付ねじ部7となっている。また、その取付ねじ
部7に対応する内周面後方寄りには、周方向に沿ってリ
ブ状の金具側係合部1cが形成されている。さらに、取
付ねじ部7の基端部にはガスケット70が装着されてい
る。該ガスケット70は、シリンダヘッド側のねじ孔
(図示せず)に取付けねじ部7を螺合させてプラグを取
り付ける際に、ガスシール部1fとねじ孔の開口周縁部
との間で軸線方向に圧縮されてつぶれるように変形し、
上記ねじ孔と取付ねじ部7との間をシールする役割を果
たす。
【0014】次に、絶縁体2の軸方向中間には、周方向
外向きに突出する加締め受け部としての突出部2eが例
えばフランジ状に形成されている。そして、絶縁体2
は、該突出部2eよりも後方側がこれよりも細径に形成
された本体部2bとされている。一方、突出部2eの前
方側にはこれよりも細径の第一軸部2gと、その第一軸
部2gよりもさらに細径の第二軸部2iがこの順序で形
成されている。なお、本体部2bの外周面には釉薬2d
が施され、当該外周面の後端部にはコルゲーション2c
が形成されている。また、第一軸部2gの外周面は略円
筒状とされ、第二軸部2iの外周面は先端に向かうほど
縮径する略円錐面状とされている。
【0015】また、絶縁体2の第一軸部2gと第二軸部
2iとの接続部には段付面状の絶縁体側係合部2hが形
成されている。絶縁体2は主体金具1に対し挿入開口部
1pから軸線方向に挿入されるとともに、上記絶縁体側
係合部2hを金具側係合部1cにリング状の板パッキン
63を介して係合することにより、軸方向への抜止めが
なされている。そして、その係合を保った状態で、橈み
部1aを外向きに撓み変形させつつ、加締め突出部1d
を絶縁体2の突出部2eの対応する端面2nに向けて加
締めることにより、主体金具1が絶縁体2に対して加締
め固定されている。ここで、加締め突出部1dと突出部
2eの端面2nとの間には、リング状の線パッキン62
とタルク等の充填層61を介して同じくリング状の線パ
ッキン60とが形成されている。
【0016】図2(a)及び(b)に示すように、主体
金具1において橈み部1aの外周面34と工具係合部1
eの端面32との間には環状の第一谷状部30が形成さ
れ、同じくガスシール部1fの端面33との間には環状
の第二谷状部31が形成されている。上記外周面34及
び端面32,33により、工具係合部1eとガスシール
部1fとの間において主体金具1の外周面には、C字状
断面の溝部1kが周方向に形成される形となっている。
そして、(b)に示すように、各谷状部30,31の底
部はアール面部となっており、その曲率半径は0.2〜
0.5mmの範囲で調整されている。また、橈み部1a
の厚さtは、その最小厚さが0.5〜0.9mmの範囲
となるように調整されている。
【0017】該スパークプラグ100の製造工程におい
て、絶縁体2に対する主体金具1の組付けは以下のよう
にして行われる。まず、図3(a)に示すように、接地
電極4を取り付ける前の状態の主体金具1に対し、図3
(b)のように、貫通孔6に中心電極3及び導電性ガラ
スシール層16,17、抵抗体15、及び端子金具13
を予め組み付けた絶縁体2を挿入開口部1p側から挿入
し、絶縁体2の係合部2hと主体金具1の係合部1cと
を板パッキン63を介して係合させた状態とする。
【0018】次に、図3(c)に示すように、主体金具
1の挿入開口部1p側からその内側に線パッキン62を
配置し、タルク等の充填層61を形成してさらに線パッ
キン60を配置する。そして、加締め金具200によ
り、橈み部1aを外向きに撓み変形させつつ加締め突出
部1dを、線パッキン62、充填層61及び線パッキン
60を介して、突出部2eの端面2nに向けて加締める
ことにより、図3(d)のように主体金具1が絶縁体2
に対して固定される。充填層61は加締め時に圧縮さ
れ、主体金具1の挿入開口部と絶縁体2の外周面との間
をシールする。最後に、主体金具1に接地電極4を溶接
等により取り付け、火花放電ギャップgの大きさを調整
してスパークプラグ100が完成する。
【0019】以下、図1のスパークプラグ100の作用
について説明する。すなわち、スパークプラグ100
は、その取付ねじ部7においてエンジンブロックに取り
付けられ、燃焼室に供給される混合気への着火源として
使用される。
【0020】ここで、図2に示すように、主体金具1に
橈み部1aを形成する溝部1kにおいて、第一谷状部3
0及び第二谷状部31の各底部がアール面部とされてい
ることから、スパークプラグ100を取付ねじ部7にお
いて、シリンダヘッド側の取付ねじ部に締め付け固定す
る際に、各谷状部30,31の底部頂点への応力集中が
緩和され、例えば推奨値を若干超えた締め付けトルクを
作用させた場合でも、主体金具1が破断する等のトラブ
ルが効果的に防止される。
【0021】なお、上記スパークプラグ100におい
て、図2に示すように、工具係合部1eの端面32と、
主体金具1(あるいは絶縁体2)の中心軸線Oと直交す
る面NPとのなす角度θは15〜40゜、同様にガス
シール部1fの端面33と中心軸線Oと直交する面NP
とのなす角度θは5〜30゜とするのがよい。各角度
θ,θが上記下限値未満の場合、プラグ取付時等に
おいて谷状部30,31の底部へ応力集中し、主体金具
1の破断につながる場合がある。また、上限値を超えた
場合は、橈み部の谷状部におけるスムーズな挫屈変形の
開始が阻害される結果、より強い加締め圧力が必要とな
り、例えば橈み部を撓み変形させる前に絶縁体が割れて
しまう等の問題が生じる場合がある。
【0022】また、各谷状部30,31の底部にアール
面部を形成する代わりに、図2(c)に示すように、面
取り部を形成するようにしてもよい。この面取り部の幅
(図1の中心軸線Oの向きに測定した値とする)wは、
0.2〜0.5mmの範囲とすることが望ましい。wが
0.2mm未満の場合、応力集中による主体金具1の破
断につながる場合がある。また、wが0.5mmを超え
ると、橈み部1aの谷状部30,31におけるスムーズ
な挫屈変形の開始が阻害される結果、より強い加締め圧
力が必要となり、例えば橈み部を撓み変形させる前に絶
縁体2が割れてしまう場合がある。なお、面取り部の幅
wは、より望ましくは0.3〜0.5mmの範囲に設定
するのがよい。
【0023】
【実施例】以下、本発明の効果を確認するために、下記
の実験を行った。図4に示す主体金具1を低炭素鋼(冷
間加工後焼きなまし材)により作製し、図3の方法で絶
縁体2に対し圧力400kg/cmにて加締め固定し
て、各種スパークプラグの試験品とした。ここで、図2
において、主体金具1は、谷状部30,31の底部に形
成されたアール面部の曲率半径Rを0.05〜0.6m
m、橈み部1aの最小厚さtを0.4〜1.0mm、角
度θを15°及び40゜、角度θを5°及び30゜
の各値に調整した。
【0024】なお、主体金具1の各部の寸法(但し、加
締め前のもの)は以下の通りである。 ・工具係合部1eの軸線方向長さL3:5.5mm ・橈み部1aの軸線方向長さL4:3.5mm ・ガスシール部1fの軸線方向長さL5:4mm ・主体金具1の内径R3:13mm ・ガスシール部1fの外径R5:18mm ・取付ねじ部7の呼び径:14mm
【0025】そして、得られた各パークプラグに対応す
るガスケット70を装着し、シリンダヘッドのねじ孔に
対し、2.5kgf・m及び4.0kgf・m、5.5
kgf・mの3種の締め付けトルクで締め込むととも
に、締め込み後に各谷状部30,31に破断が生じたか
否かを目視にて確認した。以上の結果を表1に示す。な
お、谷状部30,31の底部に、アール面部を形成して
いないものを比較例として用いた。
【0026】
【表1】
【0027】表1から分かるように、主体金具1の谷状
部30,31の底にアール面部を形成した本発明のスパ
ークプラグの場合、アール面部の曲率半径R及び橈み部
の最小厚みtを適度な値に調整することにより、締付け
トルクが推奨トルク(3.5kgf・m)よりも大きい
4.0kgf・m及び5.5kgf・mの場合でも、谷
状部30,31に破断が生じなかった。他方、橈み部の
最小厚みtが1.0mmのものは、該橈み部1aが厚す
ぎて加締める前に絶縁体2が割れてしまうものがあり、
曲率半径Rが0.6mmの場合も同様に絶縁体2が割れ
てしまうものがあった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパークプラグの一実施例を示す縦断
面図。
【図2】その主体金具の要部を拡大して示す縦断面図。
【図3】図1のスパークプラグの主体金具と絶縁体とを
加締め固定する工程を示す説明図。
【図4】本発明の実施例に用いた主体金具を、寸法とと
もに示す縦断面図。
【図5】従来の主体金具の構成を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 主体金具 1a 橈み部 1c 主体金具側係合部 1d 加締め突出部 1e 工具係合部(第一鍔状部) 1f ガスシール部(第二鍔状部) 1p 挿入開口部 2 絶縁体 2e 突出部(加締め受け部) 2h 絶縁体側係合部 30 第一谷状部 31 第二谷状部 100 スパークプラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸状の絶縁体が、筒状の主体金具に対し
    一方の開口部(以下、挿入開口部という)側から軸線方
    向に挿入されるとともに、その外周面に形成された絶縁
    体側係合部が主体金具内面側に形成された主体金具側係
    合部と係合して抜け止めされる一方、 前記主体金具には、前記軸線方向中間位置に形成された
    橈み部と、前記軸線方向においてその橈み部に対し、前
    記挿入開口部側の端部に隣接して周方向に突設された第
    一鍔状部と、同じく前記橈み部に対し前記第一鍔状部と
    は反対側の端部に隣接して周方向に突設された第二鍔状
    部と、前記第一鍔状部の前記橈み部とは反対側の端面内
    縁から前記軸線方向に突出する筒状に形成され、その先
    端に前記挿入開口部が形成される加締め突出部とが設け
    られ、 前記絶縁体側係合部を前記主体金具側係合部に係合させ
    た状態で、前記橈み部を少なくとも外向きに撓み変形さ
    せつつ、前記加締め突出部を前記絶縁体の外周面に形成
    された加締め受け部に向けて加締めることにより、前記
    主体金具が前記絶縁体に対して加締め固定されており、
    さらに、 前記橈み部の外周面と前記第一鍔状部の端面との間に形
    成される環状の第一谷状部と、同じく前記第二鍔状部の
    端面との間に形成される環状の第二谷状部との各底部
    が、アール面部もしくは面取り部となっていることを特
    徴とするスパークプラグ。
  2. 【請求項2】 前記アール面部の曲率半径が、0.2〜
    0.5mmの範囲である請求項1記載のスパークプラ
    グ。
  3. 【請求項3】 前記橈み部の最小厚さが、0.5〜0.
    9mmの範囲である請求項1又は2に記載のスパークプ
    ラグ。
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