JPH11345205A - コンピュータシステムおよびそのウェイクアップ制御方法 - Google Patents

コンピュータシステムおよびそのウェイクアップ制御方法

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JPH11345205A
JPH11345205A JP10154642A JP15464298A JPH11345205A JP H11345205 A JPH11345205 A JP H11345205A JP 10154642 A JP10154642 A JP 10154642A JP 15464298 A JP15464298 A JP 15464298A JP H11345205 A JPH11345205 A JP H11345205A
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JP
Japan
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computer system
wake
state
password
signal
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Application number
JP10154642A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Oda
博幸 尾田
Toru Hanada
徹 花田
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Computer Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分なセキュリティーを維持した状態でPCの
リモート管理を実現する。 【解決手段】PC本体100がウェイクアップされる
と、そのウェイクアップ要因が調べられる。ウェイクア
ップ要因がLANコントローラ31からのウェイクアッ
プ信号であることが検出されると、LCDなどのディス
プレイモニタの表示画面をブランクにした(OFFにし
た)状態あるいはキーボードおよびマウスによる入力を
ロックした状態で、PC本体100が動作状態に復帰さ
れる。このように、表示画面をブランクにした状態また
はキー入力をロックした状態のインスタントセキュリテ
ィーモードでシステム状態を動作状態に復帰させること
により、リモート制御で夜間に無人状態でPCが動作を
開始しても、第3者への機密情報の漏洩や、第3者によ
る不正操作を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータシステ
ムおよびそのウェイクアップ制御方法に関し、特にネッ
トワークからの特定のパケット受信に応答して停止状態
またはスリープ状態から動作状態に復帰するウェイクア
ップ機能を有するコンピュータシステムおよびそのウェ
イクアップ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業の情報化ツールとしてパーソ
ナルコンピュータ(PC)が使われるようになって久し
いが、企業内の統一化されたツールとして使うためには
PCは自由度が高すぎるため、企業全体としてのシステ
ム維持管理の総経費(TCO;Total Cost
of Ownership)が高くなるという指摘があ
る。
【0003】TCOを下げるためには、企業のIS部門
が手間を掛けずに企業内のPCを集中管理し易くする必
要があり、その一環としてサーバから各PCをリモート
制御するためのシステム開発が行われ始めている。それ
らを実現するための方法として、DMI(Deskto
p Management Interface)と称
される標準インターフェイス仕様に基づくデスクトップ
PCの開発が進められている。
【0004】最近では、日本IBM社からは、サーバか
らのリモート制御でデスクトップPCを電源オンさせる
“Wake_on_LAN(WOL)”、およびデスク
トップPCの異常をサーバに自動的に通知する“Ale
rt_on_LAN(AOL)”と呼ばれる機能を搭載
したデスクトップPCが製品化されている。
【0005】WOLを用いた典型的なリモート管理の形
態は、次のようなものである。企業内の情報化ツールと
して従業員各々の机上にデスクトップPCを設置し、こ
れらをLANを介してサーバと結んだ環境において、各
デスクトップPCにインストールされているソフトウェ
アをバージョンアップする際や、各デスクトップPCか
らデータを収集する場合には、IS部門では特定の日の
退社時に各デスクトップPCをWOLができる状態にし
て帰宅するように従業員に求める。そして、その深夜、
サーバから特別なパケットを各デスクトップPCへ送
り、電源オフ状態またはスリープ状態にある各デスクト
ップPCを自動的に立ち上げてソフトウェアのバージョ
ンアップやデータ収集処理を行う。
【0006】このようにサーバからのリモート制御で企
業内の各デスクトップPCを集中管理することにより、
PCの維持および管理にかかるコストの低減を図ること
が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、WOL
によってPCを夜間に電源オンすると、そのPCの表示
画面が点灯することなどにより、サーバからのリモート
制御でソフトウェアのバージョンアップやデータ収集が
行われていることが第3者に分かってしまい、そのPC
の機密データが画面表示されることによって第3者によ
って盗み見られたり、あるいは第3者による不正操作に
よって故意に誤ったデータがサーバに送られてしまうと
いった危険がある。
【0008】通常、PCには、第三者による不正使用を
防止するために、パスワード機能が設けられている。こ
のパスワード機能は、PCの電源投入時にユーザによっ
て入力されたパスワードをチェックし、所定のパスワー
ドが入力された時にのみシステム起動を許可する機能で
ある。このパスワード機能の有効/無効は、ユーザによ
るバスワードの登録・登録解除操作などによって行うこ
とできる。
【0009】このパスワード機能が有効状態に設定され
ていると、PCの電源が投入されても、正しいパスワー
ドが入力されない限りシステム状態は動作状態に復帰さ
れない。従って、機密情報などが第三者に漏洩されると
いった事態を防止でき、セキュリティーを保持すること
ができる。
【0010】しかし、パスワード機能を有効状態に設定
してしまうと、今度は、WOLによってPCを夜間に電
源オンしても、正当なパスワードを入力しない限りシス
テム状態は動作状態に復帰されない。このため、サーバ
からのリモート制御でPCを無人でスタートさせるとい
うWOL本来の性能が損なわれてしまう。
【0011】これを解決するためには、WOLを用いて
ソフトウェアのバージョンアップやデータ収集を行う日
には、IS部門がパスワード設定を解除するように各従
業員に求めるといった運用形態が必要となる。しかし、
各従業員にとってそのような操作は煩雑であり、また企
業にとってもその日はセキュリティー上の弱点を持つこ
とになり、望ましくない。
【0012】また、前述のWOLは、CPUとLANコ
ントローラとが同一筐体に収容されているデスクトップ
PC専用の自動ウェイクアップ機能であるので、ノート
PCにそのまま適用すると次のような問題が生じる。
【0013】すなわち、ノートPCの場合には、LAN
コントローラはPC本体ではなく、ドッキングステーシ
ョンやドッキングベースなどと称される拡張ユニット内
に収容しておき、その拡張ユニットをオフィス内のLA
Nに固定的に接続しておくという形態が好ましい。これ
により、オフィス内ではノートPCを拡張ユニットにド
ッキングさせることによりデスクトップPCとして使用
でき、また外出時には、ノートPCを拡張ユニットから
取り外して持ち運ぶことが可能となる。
【0014】ところが、このようにCPUとLANコン
トローラとの切り離しが可能な環境下では、ある従業員
の机上に置かれた拡張ユニットに、その従業員以外の別
の人が自分のノートPCをドッキングして使用するとい
った状況が発生し得る。この場合、WOLができるよう
になっていたLANコントローラの設定状態が別のPC
によって誤って初期化されてしまったり、あるいはWO
Lによってリモートアクセスを行った場合に、本来アク
セスすべきノートPC以外の別のノートPCがアクセス
されてしまい、これによって別のノートPCから誤った
データや機密データがサーバに収集されてしまうという
問題が生ずる。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、十分なセキュリティーを維持した状態で前
述のリモート管理を実現することができるコンピュータ
システムおよびそのシステムのウェイクアップ制御方法
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、ネットワーク制御装置から発生されるウ
ェイクアップ信号に応答して、動作状態に復帰するウェ
イクアップ機能を有するコンピュータシステムにおい
て、前記コンピュータシステムのウェイクアップ要因を
判別する手段と、前記コンピュータシステムが前記ネッ
トワーク制御装置からのウェイクアップ信号の発生によ
ってウェイクアップされたことが検出されたとき、ユー
ザからのアクセスを禁止した状態で、前記コンピュータ
システムを動作状態に復帰させるセキュリティー手段と
を具備することを特徴とする。
【0017】このコンピュータシステムにおいては、コ
ンピュータシステムがウェイクアップされると、そのウ
ェイクアップ要因が調べられる。そして、ウェイクアッ
プ要因がネットワーク制御装置からのウェイクアップ信
号であることが検出されると、ユーザからのアクセスを
禁止した状態で、コンピュータシステムが動作状態に復
帰される。この場合、ユーザからのアクセスが禁止され
るだけで、システム動作は正常に開始される。よって、
第3者への機密情報の漏洩や、第3者による不正操作を
防止した状態でリモート管理制御を行うことが可能とな
る。
【0018】ユーザからのアクセスを禁止する状態とし
ては、ディスプレイモニタの表示画面をブランクにした
状態、あるいはコンピュータシステムのキー入力装置を
ロックした状態などを利用することが好ましい。
【0019】また、本発明のコンピュータシステムは、
入力パスワードをチェックし、その入力パスワードが前
記コンピュータシステムに登録されている登録パスワー
ドと一致したときに前記コンピュータシステムの動作状
態への復帰を許可するパスワード照合手段と、前記パス
ワード照合手段によるパスワードチェック機能の有効/
無効を設定するための環境設定情報を保持する手段とを
さらに具備し、前記セキュリティー手段は、前記コンピ
ュータシステムが前記ネットワーク制御装置からのウェ
イクアップ信号の発生によってウェイクアップされたこ
とが検出されたとき、前記前記パスワード照合手段によ
るパスワードチェック機能が有効状態に設定されている
か否かを検出し、パスワード機能が有効のとき、前記コ
ンピュータシステムのディスプレイモニタの表示画面を
ブランクさせた状態あるいは前記コンピュータシステム
のキー入力装置をロックさせた状態で、前記コンピュー
タシステムを動作状態に復帰させることを特徴とする。
【0020】このコンピュータシステムにおいては、そ
のセキュリティーを保持するためにパスワード機能が設
けられており、通常の電源スイッチ操作などによってコ
ンピュータシステムがウェイクアップされたときは正当
なパスワードが入力されるまではコンピュータシステム
は動作状態に復帰されないが、ネットワーク制御装置か
らのウェイクアップ信号によってコンピュータシステム
がウェイクアップされたときには、無人状態であること
を考慮して、パスワードチェックは行われず、コンピュ
ータシステムのディスプレイモニタの表示画面がブラン
クされた状態あるいはコンピュータシステムのキー入力
装置がロックされた状態で、コンピュータシステムが動
作状態に復帰される。したがって、パスワードを解除せ
ずとも、ネットワークからのリモート制御でコンピュー
タシステムが夜間に電源オンされたときは、コンピュー
タシステムを無人でスタートさせることが可能となる。
【0021】また、本発明のコンピュータシステムは、
前記ネットワーク制御装置は、前記コンピュータシステ
ム本体が取り外し自在に装着可能な拡張ユニット内に設
けられており、前記ネットワーク制御装置のウェイクア
ップ信号発生機能を有効状態に設定する際、前記コンピ
ュータシステム本体およびそれが装着されている拡張ユ
ニットの一方に、前記コンピュータシステム本体および
拡張ユニットの他方の固有IDを相手側装置IDとして
登録するID登録手段をさらに具備し、前記セキュリテ
ィー手段は、前記コンピュータシステムが前記ネットワ
ーク制御装置からのウェイクアップ信号の発生によって
ウェイクアップされたことが検出されたとき、前記コン
ピュータシステム本体およびそれが装着されている拡張
ユニットとの間でそれらの一方の装置内に登録されてい
る相手側装置IDと他方の装置の固有IDとを照合する
照合手段を含み、前記一方の装置内に登録されている相
手側装置IDと他方の装置の固有IDとが一致したと
き、前記コンピュータシステムのディスプレイモニタの
表示画面をブランクさせた状態あるいは前記コンピュー
タシステムのキー入力装置をロックさせた状態で、前記
コンピュータシステムを動作状態に復帰させることを特
徴とする。
【0022】このコンピュータシステムにおいては、ネ
ットワーク制御装置のウェイクアップ信号発生機能を有
効状態に設定する場合には、コンピュータ本体内に拡張
ユニットの固有IDを登録したり、あるいは逆に拡張ユ
ニット内にコンピュータシステムの固有IDを登録する
といったID登録処理が行われ、コンピュータシステム
と拡張ユニット間の対応づけが行われる。そして、ネッ
トワーク制御装置からのウェイクアップ信号の発生に応
答してコンピュータシステムが停止状態またはスリープ
状態からウェイクアップしたときは、現在の組み合わせ
が、ID登録処理によった対応づけられたコンピュータ
システムと拡張ユニットとの組み合わせであるか否かを
調べるために、コンピュータシステムとそれが現在装着
されている拡張ユニットとの間で登録IDを用いた照合
処理が行われる。この照合処理によりIDの一致が検出
されたときのみ、コンピュータシステムは、ディスプレ
イモニタの表示画面をブランクさせた状態あるいはキー
入力装置をロックさせた状態で、ネットワークからアク
セス可能な動作状態に設定される。これにより、拡張ユ
ニットとコンピュータ本体とのある特定の組み合わせで
のみ自動ウェイクアップ機能を用いたリモート制御が可
能となり、リモート制御の信頼性の向上と、セキュリテ
ィーの保持を実現できる。
【0023】また、本発明は、停止状態またはスリープ
状態からのウェイクアップ時に入力パスワードをチェッ
クし、その入力パスワードがコンピュータシステムに登
録されている登録パスワードと一致したときに前記停止
状態またはスリープ状態から動作状態への復帰を許可す
るパスワードチェック機能を有するコンピュータシステ
ムにおいて、ネットワークからの特定のパケット受信時
にネットワーク制御装置から発生されるウェイクアップ
信号に応答して、前記コンピュータシステムを停止状態
またはスリープ状態からウェイクアップさせる手段と、
前記コンピュータシステムのウェイクアップ要因を判別
する手段と、前記コンピュータシステムが前記ネットワ
ーク制御装置からのウェイクアップ信号の発生によって
ウェイクアップされたことが検出されたとき、前記パス
ワードチェック機能の実行をスキップして、前記コンピ
ュータシステムを動作状態に復帰させるウェイクアップ
制御手段とを具備することを特徴とする。
【0024】このコンピュータシステムにおいては、そ
のセキュリティーを保持するためにパスワード機能が設
けられており、通常の電源スイッチ操作などによってコ
ンピュータシステムがウェイクアップされたときは正当
なパスワードが入力されるまではコンピュータシステム
は動作状態に復帰されないが、ネットワーク制御装置か
らのウェイクアップ信号によってコンピュータシステム
がウェイクアップされたときには、無人状態であること
を考慮して、パスワードチェックは行われずに、動作状
態に復元される。これにより、予めパスワード機能を解
除しておく必要が無くなり、セキュリティーを保持した
状態でリモート制御を実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、この発明の一実施形態に
係わるコンピュータシステムの構成が示されている。こ
のコンピュータシステムは、バッテリ駆動可能なノート
ブックタイプのパーソナルコンピュータ(以下、PCと
称する)であり、このPC本体100は、その機能拡張
のための拡張ユニットであるLANドッカー(LAN_
Docker)200に着脱自在に装着できるよう構成
されている。PC本体100およびLANドッカー20
0の両者は、それぞれに設けられたドッキングコネクタ
300によって接続される。
【0026】LANドッカー200には、LANを介し
て他のPCやサーバと通信するためのLANコントロー
ラ31が搭載されている。LANコントローラ31は、
前述のWake_on_LAN機能(WOL)、および
Alert_on_LAN(AOL)機能に対応してい
る。WOL機能が有効な状態に設定されている場合に
は、LANコントローラ31は、LANを介してサーバ
から特定のパケットを受信したときにPC本体100を
自動的に電源オンするためのウェイクアップ信号Wak
e_upを発生する。また、AOL機能が有効に設定さ
れている場合には、LANコントローラ31は、PC本
体100の異常やPC本体100とLANドッカー20
0との間のドッキング/アンドッキングなどの状態変化
を、LANを介してサーバに自動通知する。
【0027】LANコントローラ31を搭載したLAN
ドッカー200は、例えばオフィス内では、各従業員の
机上に置かれ、オフィス内に配設されているLANケー
ブルに固定的に接続された状態で使用される。LANコ
ントローラ31は電力消費量が比較的大きいため、その
動作電源としてはACアダプタ電源が用いられる。
【0028】PC本体100は、オフィス内では通常は
LANドッカー200に接続された状態で使用され、ま
た外出時等にはPC本体100はLANドッカー200
から取り外して使用される。LANドッカー200から
取り外された状態では、PC本体100は、PC本体1
00内蔵のバッテリ、またはACアダプタを介して供給
される外部電源によって動作する。一方、LANドッカ
ー200に接続された状態においては、PC本体100
は、内蔵のバッテリ、あるいはLANドッカー200か
ら供給されるACアダプタ電源によって動作する。
【0029】PC本体100内には、図示のように、P
CIバス1、ISAバス2、二つのI2Cバス3,4、
CPUモジュール11、主メモリ13、VGAコントロ
ーラ13、DVDデコーダ14、I/Oコントローラ1
5、Qスイッチ(Q−SW)16、PCIインターフェ
イスブリッジ(PCI I/F)17、HDD18、フ
ラッシュBIOS−ROM19、I/Oコントロールゲ
ートアレイ(I/OGA)20、組み込みコントローラ
(EC;Embedded Controller)2
1、電源コントローラ(PSC)22、キーボードコン
トローラ(KBC)22、およびキーボード(KB)2
4などが設けられている。
【0030】CPUモジュール11は、このシステム全
体の動作制御およびデータ処理を実行するものであり、
ここにはCPU、キャッシュ、さらには主メモリ12を
制御するためのメモリコントローラなどが搭載されてい
る。
【0031】主メモリ12はこのシステムの主記憶とし
て使用されるものであり、オペレーティングシステム、
処理対象のアプリケーションプログラム、およびアプリ
ケーションプログラムによって作成されたユーザデータ
等が格納される。
【0032】VGAコントローラ13は、このシステム
のディスプレイモニタとして使用されるLCDや外部C
RTを制御する。I/Oコントローラ15は、PC本体
100内の各種I/Oデバイスを制御するためのゲート
アレイであり、PC本体100背面に設けられたシリア
ルポート、パラレルポート、USBポートなどの各種I
/Oコネクタに接続されるデバイスの制御を行う。PC
本体100とLANドッカー200が接続されている場
合には、I/Oコントローラ15からPC本体100背
面のI/Oコネクタへ供給される信号は、LANドッカ
ー200背面のコネクタにスルーパスされる。これによ
り、PC本体100背面のI/OコネクタはLANドッ
カー200によって覆い隠されるため使用できなくなる
が、その代わりに、LANドッカー200背面のI/O
コネクタの使用が可能となる。
【0033】Qスイッチ(Q−SW)16は、内部PC
Iバス1とLANドッカー200の外部PCIバスとを
間を接続/分離するためのスイッチ回路であり、I/O
コントロールゲートアレイ(I/O GA)20からの
スイッチ制御信号Q_SWONによってオン/オフ制御
される。Qスイッチ(Q−SW)16をオンすることに
より、PC本体100によるLANコントローラ31の
使用が可能となる。
【0034】PCIインターフェイスブリッジ(PCI
I/F)17は1チップLSIによって実現されたゲ
ートアレイであり、ここには、PCIバス1とISAバ
ス2との間を双方向で接続するブリッジ機能が内蔵され
ているほか、HDD18を制御するためのIDEコント
ローラが設けられている。このIDEコントローラから
の制御線はドッキングコネクタ300にも導出されてお
り、LANドッカー200に図示破線で示すDVDドラ
イブ40が搭載されている場合には、その制御を行うこ
とができる。
【0035】フラッシュBIOS−ROM19は、シス
テムBIOSを記憶するためのものであり、プログラム
書き替えが可能なようにフラッシュメモリによって構成
されている。システムBIOSは、このシステム内の各
種ハードウェアをアクセスするファンクション実行ルー
チンを体系化したものであり、ここには、システムステ
ータスを動作状態(電源オン状態)、停止状態(電源オ
フ状態)、その中間のスリープ状態(サスペンド/ハイ
バネーション状態)に設定するためのパワーマネージメ
ント機能や、パワーオンパスワードやHDDパスワード
などのパスワード機能、システムのハードウェア環境の
変化を自動認識するための機能、さらにはLANドッカ
ー200との間のドッキング条件を管理する機能、およ
びインスタントセキュリティーを用いたウェイクアップ
制御機能などが設けられている。
【0036】パワーオンパスワード機能は、PC本体1
00の電源投入時、つまりスリープ状態または停止状態
からのウェイクアップ時に、PC本体100内に登録さ
れているパスワードとキーボード操作によってユーザか
ら入力される入力パスワードとを照合し、一致が検出さ
れた時にのみシステム状態を動作状態に復帰させる機能
である。また、HDDパスワードは、HDDアクセス時
に、PC本体100内に登録されているパスワードとキ
ーボード操作によってユーザから入力される入力パスワ
ードとを照合し、一致が検出された時にのみHDDアク
セスを許可する機能である。
【0037】LANドッカー200との間のドッキング
条件の管理機能は、ある特定のPC本体100とLAN
ドッカー200との組み合わせでのみ前述のWOL/A
OL機能を使用できるようにするために行われる。
【0038】すなわち、本実施形態では、LANコント
ローラ31のWOL機能を有効設定する時には、固有I
D登録処理が行われ、LANドッカー200の固有のI
D(Dock_ID)がフラッシュBIOS−ROM1
9に登録される。そして、LANコントローラ31から
ウェイクアップ信号Wake_upが発生されたとき
に、フラッシュBIOS−ROM19に登録されている
Dock_IDとLANドッカー200のDock_I
Dとが照合され、その照合結果に基づいてPC本体10
0を動作状態に設定するか否かの制御が行われる。
【0039】また、インスタントセキュリティーによる
ウェイクアップ制御機能は、LANコントローラ31か
らウェイクアップ信号Wake_upによってPC本体
100がウェイクアップされた時に、パスワード照合を
行わずに、その代わりにPC本体100をインスタント
セキュリティーモードで動作状態に復帰させる機能であ
る。
【0040】ここで、インスタントセキュリティーモー
ドとは、ユーザからのアクセスを禁止した状態でシステ
ムを動作させるモードであり、ディスプレイモニタの表
示画面がブランクとし、且つキーボードおよびマウスに
よるキー入力操作をロックした状態が用いられる。SM
Iを利用したホットキーによってシステム状態をインス
タントセキュリティーモードに設定する機能について
は、例えば本出願人によった出願された特願平4−27
2479号明細書に記載されている。
【0041】本実施形態では、LANコントローラ31
からウェイクアップ信号Wake_upによってPC本
体100がウェイクアップされた時に自動的にインスタ
ントセキュリティーモードに設定されるようにしてお
り、これにより、PC本体100はディスプレイモニタ
の表示画面がブランクされ、且つキーボードおよびマウ
スによるキー入力操作がロックされた状態で、動作状態
に復帰されることになる。
【0042】I/Oコントロールゲートアレイ23は、
内部ISAバス2とI2Cバス3とを繋ぐブリッジLS
Iであり、CPUモジュール11によってリード/ライ
ト可能な複数のレジスタ群を内蔵している。これらレジ
スタ群を使用することにより、CPUモジュール11
と、I2Cバス4上の電源コントローラ(PSC)22
および組み込みコントローラ(EC)21との通信が可
能となる。
【0043】組み込みコントローラ(EC)21は、電
源コントローラ(PSC)22と共同してPC本体10
0の電源状態の管理を行うものであり、この組み込みコ
ントローラ(EC)21と電源コントローラ(PSC)
22にはPC本体100が電源オフされてスリープ状態
または停止状態に移行しても動作電源が供給され続け
る。組み込みコントローラ(EC)21は、電源オン/
オフ要因の発生の検出に応答して電源コントローラ(P
SC)22を制御したり、発生した電源オン/オフ要因
を電力管理イベントとしてシステムBIOSに通知する
機能などを有する。また、この組み込みコントローラ
(EC)21には、LANドッカー200を制御するた
めの機能として、PC本体100とLANドッカー20
0とのドッキング/アンドッキングの検出、LANドッ
カー200の電源制御、LANコントローラ31からの
ウェイクアップ信号の監視、I2Cバス4を介したLA
Nコントローラ31との通信などの機能が設けられてい
る。
【0044】PC本体100とLANドッカー200と
のドッキング/アンドッキングの検出は、ドックディテ
クト信号DOCDETを利用して行われる。ドックディ
テクト信号DOCDETは、ドッキングコネクタ300
の所定ピンの電圧値であり、LANドッカー200にP
C本体100が接続されたときにLowとなる。
【0045】LANドッカー200の電源制御は、ドッ
クパワーオン信号DOCPWONと、ウェイクオンLA
Nイネーブル信号WOLENとを用いて行われる。ドッ
クパワーオン信号DOCPWONは、PC本体100の
EC21からLANドッカー200側へ送られる電源オ
ン信号である。このドックパワーオン信号DOCPWO
Nがアクティブになると、LANドッカー200が電源
オン状態となる。
【0046】ドックパワーオン信号DOCPWONがア
クティブになるのは、 1)ドックディテクト信号DOCDETによってLAN
ドッカー200へのPC本体100のドッキングが検出
されたとき、 2)ドッキング状態でPC本体100が電源オンされた
とき(電源スイッチ操作による電源オン、ウェイクアッ
プ信号Wake_upによる電源オンを含む)、であ
る。
【0047】また、ドックパワーオン信号DOCPWO
Nがインアクティブになるのは、 1)ドックディテクト信号DOCDETによってPC本
体100のアンドッキングが検出されたとき、 2)ドッキング状態でPC本体100が電源オフされた
とき、 3)システムBIOSによってドックパワーオン信号D
OCPWONのオフが指示されたときである。
【0048】このドックパワーオン信号DOCPWON
を用いることにより、PC本体100のドッキング/ア
ンドッキングおよび電源オン/オフに連動して、LAN
ドッカー200の電源オン/オフを制御することができ
る。
【0049】ウェイクオンLANイネーブル信号WOL
ENは、PC本体100の電源オフあるいはPC本体1
00のアンドッキングによってドックパワーオン信号D
OCPWONがインアクティブされたときに、LANド
ッカー200を電源オン状態に維持するか否かを決定す
るための信号であり、PC本体100のI/Oコントロ
ールゲートアレイ20からLANドッカー200側へ送
られる。
【0050】前述のLANコントローラ31のWOL/
AOL機能を有効に設定した場合には、システムBIO
SによってウェイクオンLANイネーブル信号WOLE
Nはイネーブル状態に設定される。これにより、LAN
コントローラ31に常時電源を供給しておくことが可能
となり、PC本体100が電源オフされてスリープまた
は停止状態に設定された場合でも、LANコントローラ
31はサーバと通信することが可能となる。LANドッ
カー200に設けられたスイッチ回路34は、WOLE
N信号によって通電状態を保持した後は、WOLEN信
号が無くなっても通電状態を保つので、WOL機能を有
効にした後でPC本体100を電源オフし、LANドッ
カー200から取り外しても、LANコントローラ31
への電源供給は継続する。
【0051】なお、LANドッカー200側からEC2
1に供給される信号PCONFは、LANコントローラ
31が電源オンされているか否かを確認するために用い
られるものである。
【0052】LANドッカー200には、DVDドライ
ブ40が搭載された第1のタイプのものと、DVDドラ
イブ40が搭載されてない第2のタイプのものとがあ
る。どちらのタイプのLANドッカー200において
も、前述のLANコントローラ31に加え、EEPRO
M32、電源回路33、スイッチ回路34、電磁ロック
方式によるロック機構35、ドライブ回路36が設けら
れている。
【0053】EEPROM32には、LANドッカー2
00の属性情報やLANドッカー200に搭載されてい
るLANコントローラ31の属性情報などのプラグ・ア
ンド・プレイに必要なPnP情報が格納されている。L
ANドッカー200の属性情報の中には、そのLANド
ッカー200の固有IDも含まれている。LANドッカ
ー200の固有IDは、WOL/AOLを有効設定する
際に、システムBIOSによってEEPROM32から
読み出され、フラッシュBIOS−ROM19に保存さ
れる。
【0054】電源回路33は、ACアダプタ電源からL
ANドッカー200の内部電源を生成する。LANコン
トローラ31用の電源は、スイッチ回路34を介して電
源回路33からLANコントローラ31に供給される。
スイッチ回路34は、PC本体100側からの電源制御
信号DOCPWONによって制御される。DOCPWO
Nがアクティブであれば、スイッチ回路34はオン状態
となり、これによりLANコントローラ31に電源が供
給され、DOCPWONがインアクティブであれば、ス
イッチ回路34はオフ状態となり、これによりLANコ
ントローラ31への電源供給は遮断される。ただし、ス
イッチ回路34の内部には状態保持回路があり、DOC
PWON信号からアクティブからインアクティブに変わ
る際にWOLEN信号がアクティブであれば、次にDO
CPWONがアクティブになるまで通電状態を保持する
ように構成されている。
【0055】ロック機構35は、LANドッカー200
にドッキングされたPC本体100がLANドッカー2
00からイジェクトされないようにロックするためのも
のであり、ドライブ回路36によってソレノイドに給電
されている間、PC本体100をロックする。ドライブ
回路36によるソレノイドへの給電は、PC本体100
がLANコントローラ31を使用可能な動作期間中、つ
まり、DOCPWONがアクティブに維持されている期
間中にのみ行われる。これは、LANコントローラ31
の使用中にPC本体100がイジェクトされることによ
る誤動作の発生を防止するためである。
【0056】次に、図2を参照して、システムBIOS
によって実行されるウェイクアップ制御動作について説
明する。PC本体100が電源オンされて停止状態また
はスリープ状態からウェイクアップすると、システムB
IOSは、まず、EC21のレジスタを参照することな
どにより、ウェイクアップ要因を調べ、LANコントロ
ーラ31からのウェイクアップ信号Wake_upによ
るものであるか、通常の電源スイッチ操作によるもので
あるかを判別する(ステップS11,S12)。
【0057】LANコントローラ31からのウェイクア
ップ信号Wake_upによるウェイクアップであれ
ば、システムBIOSは、まず、PC本体100内にパ
ワーオンパスワードやHDDパスワードなどのパスワー
ドが登録されているか否かを調べる(ステップS1
3)。登録されていれば、システムBIOSは、システ
ムパスワードチェック機能が有効設定されていると判断
し、そのパスワードチェック機能の代わりに、以下のよ
うなインスタントセキュリティーモードの設定処理を行
う(ステップS14,S15)。
【0058】すなわち、システムBIOSは、まず、キ
ーボードコントローラ(KBC)23にキーロックコマ
ンドを転送し、キーロックを指示する(ステップS1
4)。このコマンドに応答して、キーボードコントロー
ラ(KBC)23は、全ての入力デバイス、つまりキー
ボード24、外部キーボードおよびマスウをロックす
る。これにより、キーボードコントローラ(KBC)2
3による通常のキーコード送信は行われない。次いで、
システムBIOSは、VGAコントローラ13にコマン
ドを転送し、LCDパネルなどのディスプレイモニタの
表示画面をブランクさせる(ステップS15)。この画
面ブランクは、LCDパネルのバックライトを消灯する
ことによって行うこともできる。
【0059】このように表示画面をブランクし、且つキ
ーロックした状態で、システムBIOSは、Qスイッチ
16をオンにし、そしてサスペンド/ハイバネーション
からの復帰処理あるいはOSの起動を行って、OSに制
御を渡す。これにより、PC本体100は、LANコン
トローラ31を使用することにより、ネットワークを介
してサーバからアクセス可能な動作状態に設定される。
【0060】一方、パスワードが登録されてない場合に
は、ステップS14,S15のインスタントセキュリテ
ィーモード設定処理はスキップされる。また、ウェイク
アップ要因がユーザによる電源スイッチ操作であったな
らば、システムBIOSは、PC本体100内にパスワ
ードが登録されているか否かを調べる(ステップS1
6)。登録されていれば、システムBIOSは、パスワ
ード入力画面を表示してユーザにパスワードの入力を促
し、入力パスワードと登録パスワードとを照合する(ス
テップS17,S18)。パスワードが一致しない限
り、サスペンド/レジュームからの復帰処理あるいはO
Sの起動処理は実行されない。
【0061】このように、図2のウェイクアップ制御方
法によれば、通常の電源スイッチ操作などによってPC
本体100がウェイクアップされたときは正当なパスワ
ードが入力されるまではPC本体100は動作状態に復
帰されないが、LANコントローラ31からのウェイク
アップ信号Wake_upによってウェイクアップされ
たときには、無人状態であることを考慮して、パスワー
ドチェックは行われず、ディスプレイモニタの表示画面
がブランクされ、且つキーロックされた状態で、PC本
体100が動作状態に復帰される。したがって、パスワ
ード機能を有効にしたまま、ネットワークからのリモー
ト制御でPC本体100を無人でスタートさせることが
可能となる。また、表示画面のブランク、キーロックと
いうインスタントセキュリティーモードで動作状態に復
帰されるので、第3者への機密情報の漏洩や、第3者に
よる不正操作を防止することができる。
【0062】なお、インスタントセキュリティーモード
の解除は、次のように行われる。インスタントセキュリ
ティーモードの期間中においては、キーボードコントロ
ーラ(KBC)23は、通常のキーコード送信を行わな
い代わりに、SMIなどの割り込みを用いてシステムB
IOSにキーコードを送信する。このキーコードはシス
テムBIOSによってスタックにセーブされる。キーボ
ードコントローラ23からのキーコードが“Ente
r”キ―に対応すキーコードの時は、システムBIOS
は、セーブされているキーコード群と登録パスワードと
を比較することによって、パスワードの照合を行う。パ
スワ−ドが一致すれば、システムBIOSは、キーボー
ドコントローラ23およびVGAコントローラ13にそ
れぞれコマンドを転送して、画面表示を許可すると共に
キーロックを解除する。
【0063】次に、図3を参照して、システムBIOS
によって実行されるウェイクアップ制御動作の第2の例
について説明する。ここでは、パスワードの登録の有無
に関わらず、LANコントローラ31からのウェイクア
ップ信号Wake_upによってウェイクアップされた
ときには、常にインスタントセキュリティーモードの状
態でPC本体100が動作状態に設定される。
【0064】すなわち、PC本体100が電源オンされ
て停止状態またはスリープ状態からウェイクアップする
と、システムBIOSは、まず、EC21のレジスタを
参照することなどにより、ウェイクアップ要因を調べ、
LANコントローラ31からのウェイクアップ信号Wa
ke_upによるものであるか、通常の電源スイッチ操
作によるものであるかを判別する(ステップS21,S
22)。
【0065】LANコントローラ31からのウェイクア
ップ信号Wake_upによるウェイクアップであれ
ば、システムBIOSは、図2のステップS14,S1
5で説明したインスタントセキュリティーモードの設定
処理を行い(ステップS23,S24)、表示画面をブ
ランクし、且つキーロックした状態にする。そして、シ
ステムBIOSは、Qスイッチ16をオンにし、サスペ
ンド/レジュームからの復帰処理あるいはOSの起動処
理を行って、システムを動作状態にする。
【0066】また、ウェイクアップ要因がユーザによる
電源スイッチ操作であったならば、システムBIOS
は、PC本体100内にパスワードが登録されているか
否かを調べる(ステップS25)。登録されていれば、
システムBIOSは、パスワード入力画面を表示してユ
ーザにパスワードの入力を促し、入力パスワードと登録
パスワードとを照合する(ステップS26,S18)。
パスワードが一致しない限り、サスペンド/レジューム
からの復帰処理あるいはOSの起動処理は実行されな
い。
【0067】前述したように、LANコントローラ31
からのウェイクアップ信号Wake_upを用いたリモ
ート制御は、通常、夜間に無人の状態で行われるので、
ユーザがPC本体を操作できる環境を提供する必要はな
い。したがって、LANコントローラ31からのウェイ
クアップ信号Wake_upによってウェイクアップさ
れたときは常にインスタントセキュリティーモードでシ
ステムを起動しても、それによる不具合を招くことな
く、セキュリティーを保持することができる。
【0068】なお、インスタントセキュリティーモード
の解除は、次のように行われる。すなわち、前述したよ
うに、インスタントセキュリティーモードの期間中にお
いては、キーボードコントローラ(KBC)23は、通
常のキーコード送信を行わない代わりに、SMIなどの
割り込みを用いてシステムBIOSにキーコードを送信
する。このキーコードはシステムBIOSによってスタ
ックにセーブされる。キーボードコントローラ23から
のキーコードが“Enter”キ―に対応するキーコー
ドの時は、システムBIOSは、セーブされているキー
コード群と登録パスワードとを比較することによって、
パスワードの照合を行う。パスワ−ドが一致すれば、シ
ステムBIOSは、キーボードコントローラ23および
VGAコントローラ13にそれぞれコマンドを転送し
て、画面表示を許可すると共にキーロックを解除する。
【0069】一方、パスワードが登録されてない場合に
は、キーボードコントローラ23からのキーコードが
“Enter”キ―に対応するキーコードの時に、シス
テムBIOSは、直ちにキーボードコントローラ23お
よびVGAコントローラ13にそれぞれコマンドを転送
して、画面表示を許可すると共にキーロックを解除す
る。
【0070】次に、図4を参照して、本実施形態におけ
るID照合を用いたドッキング管理機能について説明す
る。LANコントローラ31のWOL機能を有効設定す
る時には、その設定処理の中で以下のようなID登録処
理が行われる。
【0071】1)LANドッカー200のEEPROM
32からLANドッカー200の固有ID(Dock_
ID)が読み出されて、それがPC本体100のフラッ
シュBIOS−ROM19のデータ領域内にドッキング
相手の固有IDとして登録される。そして、2)フラッ
シュBIOS−ROM19のデータ領域内に用意された
ドックIDフラグ(Dock_ID_FLAG)が
“1”にセットされる。ドックIDフラグ(Dock_
ID_FLAG)はドッキング相手の固有IDが登録さ
れているか否かを示すフラグであり、Dock_ID_
FLAG=1は、ドッキング相手の固有IDが登録され
ていること、つまり、WOL機能の実現のためにPC本
体100がLANドッカー200に対応づけられてお
り、PC本体100がWOL有効状態に設定されている
ことを示す。
【0072】この後、3)LANドッカー200のEE
PROM32に保持されているウェイクオンLANフラ
グ(WOL_FLAG)が“1”にセットされる。ウェ
イクオンLANフラグ(WOL_FLAG)はLANド
ッカー200固有のID(Dock_ID)がドッキン
グ相手先のPC本体に登録されているか否かを示すフラ
グであり、WOL_FLAG=“1”は、Dock_I
Dがドッキング相手先のPC本体に登録されているこ
と、つまり、WOL機能の実現のためにLANドッカー
200にPC本体100が対応づけられており、LAN
ドッカー200がWOL有効状態に設定されていること
を示す。
【0073】WOL機能が有効設定されている場合に
は、前述のウェイクオンLANイネーブル信号WOLE
Nがイネーブル状態に設定される。これにより、PC本
体100の電源オフ後もLANコントローラ31には電
源が供給される。
【0074】LANコントローラ31はサーバから特定
のパケットを受け取ると、前述したように、PC本体1
00にウェイクアップ信号Wake_upを発行する。
PC本体100のEC21は常時オン状態に設定されて
おり、ウェイクアップ信号Wake_upを受け取る
と、それを電源コントローラ(PSC)22に通知し
て、PC本体100を電源オンしてシステムBIOSの
起動に必要な必要最低限の電源供給を開始させると共
に、ドックパワーオン信号DOCPWONを発生する。
【0075】システムBIOSは、PC本体100とL
ANドッカー200の現在の組み合わせが、ID登録処
理によって対応づけられたもの同士の組み合わせである
か否かを調べるために、LANドッカー200のEEP
ROM32からそのLANドッカー200固有のID
(Dock_ID)を読み出し、そのDock_ID
と、フラッシュBIOS−ROM19に登録されている
Dock_IDとを比較する。不一致の場合には、シス
テムBIOSは、PC本体100を電源オフし、そのシ
ステムステータスをウェイクアップ信号Wake_up
発生前の状態(サスペンド/ハイバネーション/停止状
態)に戻す。一方、一致した場合には、前述のインスタ
ントセキュリティーモードの設定処理を行った後、Qス
イッチ16をオンにし、そしてサスペンド/ハイバネー
ションからの復帰処理あるいはOSの起動を行って、O
Sに制御を渡す。これにより、PC本体100は、LA
Nコントローラ31を使用することにより、ネットワー
クを介してサーバからアクセス可能な動作状態に設定さ
れる。
【0076】このように、本実施形態では、固有IDを
用いた照合処理を行うことにより、LANドッカー20
0とPC本体100とのある特定の組み合わせでのみW
OLを用いたリモート制御を可能にしている。
【0077】図5には、ID登録処理の具体的な手順が
示されている。システムBIOSは、まず、フラッシュ
BIOS−ROM19のドックIDフラグ(Dock_
ID_FLAG)、およびLANドッカー200のEE
PROM32に保持されているウェイクオンLANフラ
グ(WOL_FLAG)を参照し、Dock_ID_F
LAG、WOL_FLAGのいずれか一方が“1”であ
れば(ステップS101のYES、ステップS102の
YES)、エラーをPC本体100のユーザに通知して
ID登録処理を中断する(ステップS106)。
【0078】一方、Dock_ID_FLAG、WOL
_FLAGの双方が“0”であれば(ステップS101
のNO、ステップS102のNO)、システムBIOS
は、現在のPC本体100とLANドッカー200との
組み合わせが、ID登録によって結びつけられてないも
の同士の組み合わせであると判断し、以下のID登録を
開始する。
【0079】まず、システムBIOSは、LANドッカ
ー200のEEPROM32からLANドッカー200
の固有ID(Dock_ID)を読み出し、それをPC
本体100のフラッシュBIOS−ROM19のデータ
領域内にドッキング相手の固有IDとして登録する(ス
テップS103)。次いで、システムBIOSは、フラ
ッシュBIOS−ROM19のデータ領域内に用意され
たドックIDフラグ(Dock_ID_FLAG)を
“1”にセットすると共に、LANドッカー200のE
EPROM32に保持されているウェイクオンLANフ
ラグ(WOL_FLAG)を“1”にセットする(ステ
ップS104,S105)。このようにしてLANドッ
カー200とPC本体100とが対応づけられた状態
で、PC本体100およびLANドッカー200のLA
Nコントローラ31をそれぞれWOL有効状態に設定す
るための処理(WOL登録処理)が実行される。
【0080】このように、WOL機能の有効設定時に
は、ID登録処理により、ウェイクオンLANフラグ
(WOL_FLAG)およびドックIDフラグ(Doc
k_ID_FLAG)を用いてそのID登録処理の実行
を許可または禁止するための制御が行われる。これによ
り、ある一台のLANドッカーに対して複数のPC本体
が対応づけられたり、あるいはある一台のPC本体に対
して複数のLANドッカーが対応づけられるといった一
対多の組み合わせを防止することが可能となり、WOL
を行うPC本体とLANドッカーの組み合わせを常に一
対一の関係に維持することが可能となる。
【0081】図6には、LANコントローラ31からの
ウェイクアップ信号Wake_upに応答して実行され
るシステムBIOSの処理が示されている。ここでは、
ID照合処理と図2で説明したウェイクアップ制御処理
とが組み合わせられている。
【0082】LANコントローラ31からのウェイクア
ップ信号Wake_upによってPC本体100が電源
オンされたとき、すなわち、ウェイクアップ要因がLA
Nコントローラ31からのウェイクアップ信号Wake
_upであった場合には、システムBIOSは、まず、
PC本体100が装着されているLANドッカー200
のEEPROM32からそのLANドッカー200固有
のID(Dock_ID)を読み出し(ステップS11
1)、そのDock_IDと、フラッシュBIOS−R
OM19に登録されているDock_IDとを比較する
(ステップS112)。一致したならば、システムBI
OSは、PC本体100とLANドッカー200の現在
の組み合わせが、ID登録処理によった対応づけられた
もの同士の組み合わせであると認識し、ドッキング条件
が満たされていると判断する。この後、システムBIO
Sは、PC本体100内にパワーオンパスワードやHD
Dパスワードなどのパスワードが登録されているか否か
を調べる(ステップS114)。登録されていれば、シ
ステムBIOSは、パスワードチェック機能が有効設定
されていると判断し、そのパスワードチェック機能の代
わりに、インスタントセキュリティーモードの設定処理
を行い(ステップS115,S116)、表示画面をブ
ランク、キー入力をロックさせる。そして、この状態
で、Qスイッチ16をオンにし、そしてサスペンド/ハ
イバネーションからの復帰処理やOS起動処理などを行
って、システム状態を動作状態に設定してOSに制御を
渡す(ステップS117)。これにより、PC本体10
0は、LANコントローラ31を使用することにより、
ネットワークを介してサーバからアクセス可能な動作状
態に設定される。
【0083】一方、ステップS112にて、LANドッ
カー200のDock_IDと、フラッシュBIOS−
ROM19に登録されているDock_IDとが一致し
なかった場合には、システムBIOSは、ドックパワー
オン信号DOCPWONをインアクティブにした後、P
C本体100を電源オフし、そのシステムステータスを
ウェイクアップ信号Wake_up発生前の状態(サス
ペンド/ハイバネーション/停止状態)に戻す(ステッ
プS113)。
【0084】図7には、LANコントローラ31からの
ウェイクアップ信号Wake_upに応答して実行され
るシステムBIOSの処理の第2の例が示されている。
ここでは、ID照合処理と図3で説明したウェイクアッ
プ制御処理とが組み合わせられている。
【0085】すなわち、図7においては、図6のステッ
プS113の処理がスキップされており、ID照合によ
ってIDの一致が確認された場合には、パスワードの登
録の有無に関係なく、常にインスタントセキュリティー
モードにてシステムが動作状態に設定される。
【0086】図8には、LANコントローラ31からの
ウェイクアップ信号Wake_up以外の他の要因でP
C本体100が電源オンされた場合に実行されるシステ
ムBIOSの処理が示されている。
【0087】たとえばユーザによってPC本体100の
電源スイッチがオンされたり、あるいはLANドッカー
200にPC本体100が接続されたことがドックディ
テクト信号DOCDETによって検出されると、ドック
パワーオン信号DOCPWONが発生されてLANドッ
カー200が電源オンされると共に、PC本体100は
現在のスリープまたは電源オフ状態からウェイクアップ
されて、システムBIOSが実行される。
【0088】システムBIOSは、まず、PC本体10
0がWOLの有効設定のために所定のLANドッカー2
00と対応づけられたものであるか否かを調べるため
に、フラッシュBIOS−ROM19のドックIDフラ
グ(Dock_ID_FLAG)の値を参照する(ステ
ップS121)。
【0089】Dock_ID_FLAG=“0”であれ
ば、システムBIOSは、PC本体100がWOLが有
効設定されておらずどのLANドッカーにも対応づけら
れてないPCであると判断し、今度は、現在装着されて
いるLANドッカー200のウェイクオンLANフラグ
(WOL_FLAG)を参照して、そのLANドッカー
200がWOLの有効設定のために他のPCと対応づけ
られたものであるか否かを判別する(ステップS12
2,S123)。WOL_FLAG=“0”、つまりW
OLが有効設定されておらずどのPCにも対応づけられ
てないLANドッカーであれば、システムBIOSは、
現在のPC本体100とLANドッカー200の組み合
わせが、どちらもWOLが有効設定されておらずID登
録されてないもの同士の組み合わせであると判断し、L
ANコントローラ31が使用可能となるようにQスイッ
チ16のオンなどの処理を含むドッキング処理を開始す
る(ステップS128)。そして、この後、システムB
IOSは、サスペンド/ハイバネーションからの復帰処
理やOS起動などのシステム起動処理を行って、システ
ム状態を動作状態に設定してOSに制御を渡す(ステッ
プS130)。
【0090】一方、ステップS123にて、WOL_F
LAG=“1”が検出された場合には、PC本体100
が現在装着されているLANドッカーは他のPCと既に
対応づけられたLANドッカーであるので、システムB
IOSは、ドッキング処理を行わず、LANコントロー
ラ31の使用を禁止した状態、つまりLANドッカーと
ドッキングされてないものと見なして(ステップS12
9)、ステップS130のシステム起動処理を行う。こ
の場合、Qスイッチ16はオフ状態のままであるので、
PC本体100はLANコントローラ31を使用するこ
とは出来ないが、LANドッカー200に設けられたシ
リアルポート、パラレルポート、USBポートや、DV
Dドライブ40については通常通り使用することができ
る。
【0091】ステップS121にて、Dock_ID_
FLAG=“1”が検出された場合にも、LANドッカ
ー200のウェイクオンLANフラグ(WOL_FLA
G)を参照して、そのLANドッカー200がWOLの
有効設定のためにいずれかのPCと対応づけられたもの
であるか否かを判別する(ステップS124,S12
5)。
【0092】WOL_FLAG=“0”であれば、PC
本体100が対応づけられたLANドッカーと現在のL
ANドッカーとが一致しないことになるので、システム
BIOSは、ドッキング処理を行わず、LANコントロ
ーラ31の使用を禁止した状態、つまりLANドッカー
とドッキングされてないものと見なして(ステップS1
29)、ステップS130のシステム起動処理を行う。
【0093】一方、ステップS125にて、WOL_F
LAG=“1”が検出されたならば、システムBIOS
は、PC本体100が装着されているLANドッカー2
00のEEPROM32からそのLANドッカー200
固有のID(Dock_ID)を読み出し(ステップS
126)、そのDock_IDと、フラッシュBIOS
−ROM19に登録されているDock_IDとを比較
する(ステップS127)。一致したならば、システム
BIOSは、ステップS128にてドッキング処理を行
った後、ステップS130のシステム起動処理を行う。
一方、ステップS127にてIDの不一致が検出された
ならば、互いに対応づけられた相手が異なるので、シス
テムBIOSは、ドッキング処理を行わず、LANコン
トローラ31の使用を禁止した状態、つまりLANドッ
カーとドッキングされてないものと見なして(ステップ
S129)、ステップS130のシステム起動処理を行
う。
【0094】なお、パスワードが登録されている場合に
は、たとえばステップS121に先だって図2のステッ
プS17,S18の処理を行ったり、あるいは、ステッ
プS128あるいはS129の前段で、図2のステップ
S17,S18の処理を行えばよい。
【0095】図9には、システムBIOSによって実行
されるID登録解除処理の手順が示されている。PC本
体100の利用者によってID登録解除処理が要求され
ると、システムBIOSは、まず、PC本体100がス
ーパバイザパスワードによって起動されたものであるか
否かを判別する(ステップS131)。すなわち、シス
テムBIOSは、PC本体100の起動時に、入力パス
ワードとPC本体100に予め登録されているスーパバ
イザパスワードとを照合して、PC本体100の利用者
が所定のアクセス権限を有するスーパバイザであるか否
かを判別する機能を有しており、PC本体100がスー
パバイザパスワードによって起動された場合には、ID
の一致の有無に関係なく、図8のステップS128で説
明したドッキング処理が行われ、LANコントローラ3
1が使用可能な状態でシステムが起動される。このよう
に、PC本体100がスーパバイザパスワードによって
起動された場合には、PC本体100の利用者によって
ID登録解除処理が要求されると、システムBIOS
は、ウェイクオンLANフラグ(WOL_FLAG)、
およびドックIDフラグ(Dock_ID_FLAG)
を共に“0”にし、これによって登録IDを無効化して
WOLの設定をディスエーブル状態にする(ステップS
135)。
【0096】一方、スーパバイザパスワードによる起動
ではない場合には、システムBIOSは、PC本体10
0が装着されているLANドッカー200のEEPRO
M32からそのLANドッカー200固有のID(Do
ck_ID)を読み出し(ステップS132)、そのD
ock_IDと、フラッシュBIOS−ROM19に登
録されているDock_IDとを比較する(ステップS
133)。一致した場合には、ステップS135のID
登録解除処理が実行されるが、不一致の場合には、利用
者に対してエラーが通知される(ステップS134)。
【0097】このように、スーパバイザパスワードによ
って起動されたときには、IDの一致の有無などとは無
関係に、登録IDの解除処理の実行が許可される。した
がって、あるLANドッカー200に対応づけられてい
るPCがどのPCであるかが分からなくなったり、ある
いはそのPCが故障、紛失、盗難された場合であって
も、スーパバイザパスワードによって起動されたPCを
用いることにより、そのLANドッカー200と他のP
Cとの対応づけを解除することが可能となる。
【0098】なお、本実施形態では、LANドッカー2
00の固有IDをPC本体100内に登録するようにし
たが、PC本体100の固有IDをLANドッカー20
0内に登録するようにしても同様の効果を得ることがで
きる。
【0099】次に、図10を参照して、システムBIO
Sによって実行されるウェイクアップ制御動作の第3の
例について説明する。ここでは、WOL、つまりLAN
コントローラ31からのウェイクアップ信号Wake_
upによってウェイクアップされた否かを示すフラグ
“WOL”を設けると共に、フラグ“IS”を設ける。
フラグ“IS”は、インスタントセキュリティーモード
の状態でシステムがサスペンドまたはハイバネーション
に移行するときにセットされるフラグである。
【0100】PC本体100が電源オンされて停止状態
またはスリープ状態からウェイクアップすると、システ
ムBIOSは、まず、パワーオンパスワードが登録され
ているか否かを判別し(ステップS201)、登録され
ていれば、フラグ“WOL”を参照して、LANコント
ローラ31からのウェイクアップ信号Wake_upに
よるウェイクアップであるか否かを判断する(ステップ
S202)。フラグ“WOL”がセットされてなけれ
ば、LANコントローラ31からのウェイクアップ信号
Wake_up以外の他の要因によるウェイクアップで
あるので、通常通りパスワード照合処理を行う(ステッ
プS203)。一方、フラグ“WOL”がセットされて
いれば、LANコントローラ31からのウェイクアップ
信号Wake_upによるウェイクアップであるので、
システムBIOSは、パスワード照合処理(ステップS
203)をスキップする。
【0101】この後、システムBIOSは、HDDパス
ワードが登録されているか否かを判別し(ステップS2
04)、登録されていれば、フラグ“WOL”を参照し
て、LANコントローラ31からのウェイクアップ信号
Wake_upによるウェイクアップであるか否かを判
断する(ステップS205)。フラグ“WOL”がセッ
トされてなければ、通常通りパスワード照合処理を行う
(ステップS206)。一方、フラグ“WOL”がセッ
トされていれば、システムBIOSは、パスワード照合
処理(ステップS206)をスキップする。
【0102】次いで、システムBIOSは、前述のフラ
グ“WOL”および“IS”を参照し(ステップS20
7)、いずれかのフラグがセットされていれば、インス
タントセキュリティーモード設定処理を行って(ステッ
プS209)、表示画面ブランク、キーロックの状態に
する。そして、Qスイッチ16をオンにし、そしてサス
ペンド/ハイバネーションからの復帰処理あるいはOS
の起動を行って、OSに制御を渡す。
【0103】一方、フラグ“WOL”および“IS”の
どちらもセットされてなければ、システムBIOSは、
キーボード/マウスをイネーブル、ディスプレイオンの
状態に設定した後(ステップS208)、Qスイッチ1
6をオンにし、そしてサスペンド/ハイバネーションか
らの復帰処理あるいはOSの起動を行って、OSに制御
を渡す。
【0104】このようにLANコントローラ31からの
ウェイクアップ信号Wake_upによるウェイクアッ
プの場合にはパスワード照合処理をスキップさせること
により、無人の環境でもリモート制御が可能となる。
【0105】次に、図11を参照して、システムBIO
Sによって実行されるウェイクアップ制御動作の第4の
例について説明する。ここでは、パスワードの登録の有
無に関わらず、LANコントローラ31からのウェイク
アップ信号Wake_upによってウェイクアップされ
たときには、常にインスタントセキュリティーモードの
状態でPC本体100が動作状態に設定される。
【0106】すなわち、PC本体100が電源オンされ
て停止状態またはスリープ状態からウェイクアップする
と、システムBIOSは、まず、フラグ“WOL”を参
照してウェイクアップ要因を判断する(ステップS21
1)。フラグ“WOL”がセットされていれば、システ
ムBIOSは、インスタントセキュリティーモード設定
処理を行って(ステップS212)、表示画面ブラン
ク、キーロックの状態にする。そして、Qスイッチ16
をオンにし、サスペンド/ハイバネーションからの復帰
処理あるいはOSの起動を行って、OSに制御を渡す。
【0107】一方、フラグ“WOL”がセットされてな
ければ、システムBIOSは、通常通りパスワード登録
の有無のチェック、パスワード照合処理を行い(ステッ
プS213〜S216)、パスワードが一致した場合の
み、Qスイッチ16をオンにし、サスペンド/ハイバネ
ーションからの復帰処理あるいはOSの起動を行って、
OSに制御を渡す。
【0108】なお、図10および図11のウェイクアッ
プ制御処理についても、図2および図3のウェイクアッ
プ制御処理と同様にしてID照合処理を組み合わせるこ
とができる。
【0109】また、インスタントセキュリティーモード
では、表示画面ブランクとキーロックの双方を行うこと
が好ましいが、いずれか一方のみでもセキュリティー効
果を得ることができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
十分なセキュリティーを維持した状態でコンピュータシ
ステムのリモート管理を実現することができる。特に、
インスタントセキュリティーモードによる起動と、LA
Nコントローラを搭載した拡張ユニットとノートPCと
の間のID照合処理との組み合わせにより、よりセキュ
リティー性および信頼性の高いリモート管理を実現する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るPCとLANドッカ
ーの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるウェイクアップ制御処理の
手順を説明するフローチャート。
【図2】同実施形態におけるウェイクアップ制御処理の
第2の例を説明するフローチャート。
【図4】同実施形態で用いられるID登録/照合処理の
原理を説明するための図。
【図5】同実施形態におけるID登録処理の手順を示す
フローチャート。
【図6】同実施形態においてLANドッカー側からウェ
イクアップ信号が発生された場合に実行されるID照合
処理とウェイクアップ制御処理の手順を示すフローチャ
ート。
【図7】同実施形態においてLANドッカー側からウェ
イクアップ信号が発生された場合に実行されるID照合
処理とウェイクアップ制御処理の他の例を示すフローチ
ャート。
【図8】同実施形態においてLANドッカー側からのウ
ェイクアップ信号以外の他の要因によってPCがウェイ
クアップされた場合に実行されるID照合処理とウェイ
クアップ制御処理の手順を示すフローチャート。
【図9】同実施形態において使用されるID登録解除処
理の手順を示すフローチャート。
【図10】同実施形態におけるウェイクアップ制御処理
の第3の例を説明するフローチャート。
【図11】同実施形態におけるウェイクアップ制御処理
の第4の例を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…CPUモジュール 16…Qスイッチ 19…フラッシュBIOS−ROM 21…EC 31…LANコントローラ 32…EEPROM 34…スイッチ 100…PC本体 200…LANドッカー 300…ドッキングコネクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るPCとLANドッカ
ーの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるウェイクアップ制御処理の
手順を説明するフローチャート。
【図3】同実施形態におけるウェイクアップ制御処理の
第2の例を説明するフローチャート。
【図4】同実施形態で用いられるID登録/照合処理の
原理を説明するための図。
【図5】同実施形態におけるID登録処理の手順を示す
フローチャート。
【図6】同実施形態においてLANドッカー側からウェ
イクアップ信号が発生された場合に実行されるID照合
処理とウェイクアップ制御処理の手順を示すフローチャ
ート。
【図7】同実施形態においてLANドッカー側からウェ
イクアップ信号が発生された場合に実行されるID照合
処理とウェイクアップ制御処理の他の例を示すフローチ
ャート。
【図8】同実施形態においてLANドッカー側からのウ
ェイクアップ信号以外の他の要因によってPCがウェイ
クアップされた場合に実行されるID照合処理とウェイ
クアップ制御処理の手順を示すフローチャート。
【図9】同実施形態において使用されるID登録解除処
理の手順を示すフローチャート。
【図10】同実施形態におけるウェイクアップ制御処理
の第3の例を説明するフローチャート。
【図11】同実施形態におけるウェイクアップ制御処理
の第4の例を説明するフローチャート。
【符号の説明】 11…CPUモジュール 16…Qスイッチ 19…フラッシュBIOS−ROM 21…EC 31…LANコントローラ 32…EEPROM 34…スイッチ 100…PC本体 200…LANドッカー 300…ドッキングコネクタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク制御装置から発生されるウ
    ェイクアップ信号に応答して、動作状態に復帰するウェ
    イクアップ機能を有するコンピュータシステムにおい
    て、 前記コンピュータシステムのウェイクアップ要因を判別
    する手段と、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、ユーザからのアクセス
    を禁止した状態で、前記コンピュータシステムを動作状
    態に復帰させるセキュリティー手段とを具備することを
    特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記セキュリティー手段は、 前記コンピュータシステムのディスプレイモニタの表示
    画面をブランクさせた状態で、前記コンピュータシステ
    ムを動作状態に復帰させることを特徴とする請求項1記
    載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記セキュリティー手段は、前記コンピ
    ュータシステムのキー入力装置をロックさせた状態で、
    前記コンピュータシステムを動作状態に復帰させること
    を特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 入力パスワードをチェックし、その入力
    パスワードが前記コンピュータシステムに登録されてい
    る登録パスワードと一致したときに前記コンピュータシ
    ステムの動作状態への復帰を許可するパスワード照合手
    段をさらに具備し、 前記セキュリティー手段は、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、前記パスワード照合手
    段によるパスワードチェック機能が有効状態に設定され
    ているか否かを検出し、パスワード機能が有効のとき、
    ユーザからのアクセスを禁止した状態で、前記コンピュ
    ータシステムを動作状態に復帰させることを特徴とする
    請求項1記載のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク制御装置は、前記コン
    ピュータシステム本体が取り外し自在に装着可能な拡張
    ユニット内に設けられており、 前記ネットワーク制御装置のウェイクアップ信号発生機
    能を有効状態に設定する際、前記コンピュータシステム
    本体およびそれが装着されている拡張ユニットの一方
    に、前記コンピュータシステム本体および拡張ユニット
    の他方の固有IDを相手側装置IDとして登録するID
    登録手段をさらに具備し、 前記セキュリティー手段は、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、前記コンピュータシス
    テム本体およびそれが装着されている拡張ユニットとの
    間でそれらの一方の装置内に登録されている相手側装置
    IDと他方の装置の固有IDとを照合する照合手段を含
    み、 前記一方の装置内に登録されている相手側装置IDと他
    方の装置の固有IDとが一致したとき、ユーザからのア
    クセスを禁止した状態で、前記コンピュータシステムを
    動作状態に復帰させることを特徴とする請求項1記載の
    コンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 コンピュータシステムにおいて、 ウェイクアップ時に入力パスワードをチェックし、その
    入力パスワードが前記コンピュータシステムに登録され
    ている登録パスワードと一致したときに前記コンピュー
    タシステムの動作状態への復帰を許可するパスワードチ
    ェック手段と、ネットワーク制御装置から発生されるウ
    ェイクアップ信号に応答して、前記コンピュータシステ
    ムをウェイクアップさせる手段と、 前記コンピュータシステムのウェイクアップ要因を判別
    する手段と、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、前記パスワードチェッ
    ク手段によるパスワードチェック機能の実行をスキップ
    して、前記コンピュータシステムを動作状態に復帰させ
    るウェイクアップ制御手段とを具備することを特徴とす
    るコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 前記ウェイクアップ制御手段は、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、ユーザからのアクセス
    を禁止した状態で、前記コンピュータシステムを動作状
    態に復帰させることを特徴とする請求項6記載のコンピ
    ュータシステム。
  8. 【請求項8】 前記ネットワーク制御装置は、前記コン
    ピュータシステム本体が取り外し自在に装着可能な拡張
    ユニット内に設けられており、 前記ネットワーク制御装置のウェイクアップ信号発生機
    能を有効状態に設定する際、前記コンピュータシステム
    本体およびそれが装着されている拡張ユニットの一方
    に、前記コンピュータシステム本体および拡張ユニット
    の他方の固有IDを相手側装置IDとして登録するID
    登録手段をさらに具備し、 前記ウェイクアップ制御手段は、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、前記コンピュータシス
    テム本体およびそれが装着されている拡張ユニットとの
    間でそれらの一方の装置内に登録されている相手側装置
    IDと他方の装置の固有IDとを照合する照合手段を含
    み、 前記一方の装置内に登録されている相手側装置IDと他
    方の装置の固有IDとが一致したとき、前記パスワード
    チェック手段によるパスワードチェック機能の実行をス
    キップして、前記コンピュータシステムを動作状態に復
    帰させることを特徴とする請求項6記載のコンピュータ
    システム。
  9. 【請求項9】 ネットワーク制御装置から発生されるウ
    ェイクアップ信号に応答して、動作状態に復帰するウェ
    イクアップ機能を有するコンピュータシステムで使用さ
    れるウェイクアップ制御方法であって、 前記コンピュータシステムのウェイクアップ要因を判別
    し、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、ユーザからのアクセス
    を禁止した状態で、前記コンピュータシステムを動作状
    態に復帰させることを特徴とするウェイクアップ制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記コンピュータシステムが前記ネッ
    トワーク制御装置からのウェイクアップ信号の発生によ
    ってウェイクアップされたことが検出されたとき、ユー
    ザからのアクセスを禁止するために、前記コンピュータ
    システムのディスプレイモニタの表示画面をブランクさ
    せた状態で、前記コンピュータシステムを動作状態に復
    帰させることを特徴とする請求項9記載のウェイクアッ
    プ制御方法。
  11. 【請求項11】 前記コンピュータシステムが前記ネッ
    トワーク制御装置からのウェイクアップ信号の発生によ
    ってウェイクアップされたことが検出されたとき、ユー
    ザからのアクセスを禁止するために、前記コンピュータ
    システムのキー入力装置をロックさせた状態で、前記コ
    ンピュータシステムを動作状態に復帰させることを特徴
    とする請求項9記載のウェイクアップ制御方法。
  12. 【請求項12】 前記コンピュータシステムは、そのウ
    ェイクアップ時に入力パスワードをチェックし、その入
    力パスワードが前記コンピュータシステムに登録されて
    いる登録パスワードと一致したときに前記停止状態また
    はスリープ状態から動作状態への復帰を許可するパスワ
    ードチェック機能を有しており、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、前記コンピュータシス
    テムのパスワードチェック機能が有効状態に設定されて
    いるか否かを検出し、 パスワード機能が有効のとき、ユーザからのアクセスを
    禁止した状態で、前記コンピュータシステムを動作状態
    に復帰させることを特徴とする請求項9記載のウェイク
    アップ制御方法。
  13. 【請求項13】 前記ネットワーク制御装置は、前記コ
    ンピュータシステム本体が取り外し自在に装着可能な拡
    張ユニット内に設けられており、 前記ネットワーク制御装置のウェイクアップ信号発生機
    能を有効状態に設定する際、前記コンピュータシステム
    本体およびそれが装着されている拡張ユニットの一方
    に、前記コンピュータシステム本体および拡張ユニット
    の他方の固有IDを相手側装置IDとして登録し、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたとき、前記コンピュータシステム本体およびそ
    れが装着されている拡張ユニットとの間でそれらの一方
    の装置内に登録されている相手側装置IDと他方の装置
    の固有IDとを照合し、 前記一方の装置内に登録されている相手側装置IDと他
    方の装置の固有IDとが一致したとき、ユーザからのア
    クセスを禁止した状態で、前記コンピュータシステムを
    動作状態に復帰させることを特徴とする請求項9記載の
    ウェイクアップ制御方法。
  14. 【請求項14】 入力パスワードをチェックし、その入
    力パスワードがコンピュータシステムに登録されている
    登録パスワードと一致したときに動作状態への復帰が許
    可されるパスワードチェック機能を有するコンピュータ
    システムで使用されるウェイクアップ制御方法であっ
    て、 前記コンピュータシステムのウェイクアップ要因を判別
    し、 前記コンピュータシステムがネットワーク制御装置から
    発生されるウェイクアップ信号に応答してウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、前記パスワードチェッ
    ク機能の実行をスキップして、前記コンピュータシステ
    ムを動作状態に復帰させることを特徴とするウェイクア
    ップ制御方法。
  15. 【請求項15】 前記コンピュータシステムが前記ネッ
    トワーク制御装置からのウェイクアップ信号の発生によ
    ってウェイクアップされたことが検出されたとき、ユー
    ザからのアクセスを禁止した状態で、前記コンピュータ
    システムを動作状態に復帰させることを特徴とする請求
    項14記載のウェイクアップ制御方法。
  16. 【請求項16】 前記ネットワーク制御装置は、前記コ
    ンピュータシステム本体が取り外し自在に装着可能な拡
    張ユニット内に設けられており、 前記ネットワーク制御装置のウェイクアップ信号発生機
    能を有効状態に設定する際、前記コンピュータシステム
    本体およびそれが装着されている拡張ユニットの一方
    に、前記コンピュータシステム本体および拡張ユニット
    の他方の固有IDを相手側装置IDとして登録し、 前記コンピュータシステムが前記ネットワーク制御装置
    からのウェイクアップ信号の発生によってウェイクアッ
    プされたことが検出されたとき、前記コンピュータシス
    テム本体およびそれが装着されている拡張ユニットとの
    間でそれらの一方の装置内に登録されている相手側装置
    IDと他方の装置の固有IDとを照合し、 前記一方の装置内に登録されている相手側装置IDと他
    方の装置の固有IDとが一致したとき、前記パスワード
    チェック機能の実行をスキップして、前記コンピュータ
    システムを動作状態に復帰させることを特徴とする請求
    項14記載のウェイクアップ制御方法。
JP10154642A 1998-06-03 1998-06-03 コンピュータシステムおよびそのウェイクアップ制御方法 Pending JPH11345205A (ja)

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