JPH11345078A - データの選択入力装置 - Google Patents

データの選択入力装置

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JPH11345078A
JPH11345078A JP15170898A JP15170898A JPH11345078A JP H11345078 A JPH11345078 A JP H11345078A JP 15170898 A JP15170898 A JP 15170898A JP 15170898 A JP15170898 A JP 15170898A JP H11345078 A JPH11345078 A JP H11345078A
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data
input device
selection
cursor
switch
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JP15170898A
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English (en)
Inventor
Yoko Oike
陽子 大池
Naohisa Kinoshita
尚久 木下
Motoaki Yamanashi
素明 山梨
Masatoshi Kokubo
雅俊 小久保
Yoshiki Katayama
芳喜 片山
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ変換により出力された候補を選択する
際、装置を持ちかえたりすることなく、装置を把持して
いる利き手のみで操作でき、かつ、操作するボタンが少
ないデータの選択入力装置を提供すること。 【解決手段】 使用者等がケーシング11の先端部11
aで文字を筆記し、文字認識させて、文字候補を表示部
15に表示し(A)、文字候補の中から所望の候補の選
択をカーソル19で行う場合に、ペン型の本体部のケー
シング11のペン先側11aに設けられた感圧センサと
反対側の端部11bに設けられた感圧センサを、それぞ
れ机上などに接触させることにより、接触させた感圧セ
ンサ側と同じ方向に表示部15のカーソル19を移動せ
しめ(B,C)、所望の選択候補にカーソル19があっ
たときに、ペン先11a側の感圧センサを、2回連続し
て接触させることによりその選択候補の入力を確定する
(D)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示部を有した、
手持ちのデータの選択入力装置に関するものである。詳
しくは、本体に設けられた操作手段により、簡単な操作
でデータを選択し、入力できる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータなどで、かな漢字変
換等をして文字を入力する際の候補選択や、携帯式の電
話機の電話番号の選択など複数の選択肢から入力すべき
データを選択するときは、CRT又は液晶ディスプレイ
等の画面に表示される候補を、キーボード上の左右カー
ソルキーやスペースキー等、又は、画面上のマウスポイ
ンター等を用いたり、装置のカーソルキーやスクロール
ボタン等を用いて選択していた。また感圧センサのつい
たタブレットのようなものを用いて、備え付けのペンで
候補をタッチすることにより、候補選択をするような方
法も行われていた。
【0003】ここで、小さな手持ちのデータの選択入力
装置、例えば、本願出願人が特願平9-146210号
(未公開)の出願書類で提案したような、長細いペン先
の軌跡を画像として取り込んだり文字認識したりする制
御部と、複数の文字を表示する表示装置と、操作のため
のボタンやスイッチ等が、ペン自体に組み込まれている
ペン型の入力装置のようなものがある。このペン型の入
力装置は、使用者が普通のペンを持つように装置を手で
握って使用するもので、使用者が普通のペンで文字を書
くように動作すれば、ペン先の軌跡をコンピュータがジ
ャイロスコープや加速度計などにより検出して、手書き
文字認識により、文字を入力できる。この際、手書きの
文字認識であるため、認識率が100%ではなく、いく
つかの文字の候補が、表示部に複数表示される。このペ
ンに組み込まれた表示部に表示された複数の選択候補
を、ペン型の入力装置に設けられたボタンやスイッチに
より選択して、入力していた。従って、このペン型の入
力装置のような手持ちのデータの選択入力装置であれ
ば、キーボード等からの入力や操作なしになしに、この
データの選択入力装置だけで文字入力ができるという利
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ペン型の入力装置をはじめとする手持ちのデータの選択
入力装置では、多くの機能が小さな装置に盛り込まれて
いるため、小さな装置に多種類の操作ボタンなどが配置
される。例えば、上述の文字認識を行う場合では、文字
認識により形の似た多くの選択候補が表示され、これら
をカーソルキーなどで選択して、更に目的の文字が見つ
かったらこれを確定ボタンを操作して入力するという複
雑な操作が要求されるため、操作ボタンが多くなる。こ
のボタンを一ヵ所に多く並べれば、小さな装置であるの
で、ボタン間の距離が近すぎて誤操作を招くという問題
が生じる。一方、いろいろな場所に分散して配置すれ
ば、ボタンを押すため、このデータの選択入力装置を持
った手をいったん持ちかえたり、握るのに使用している
指以外の指で、いくつものボタンやスイッチを操作しな
ければならず、操作が煩わしく、操作性が劣るという問
題があった。
【0005】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、多くの機能を持った手持ちのデータ
の選択入力装置でありながら、操作ボタンの数を少なく
でき、装置を持ちかえたりしなくても装置を把持してい
る利き手のみで簡単且つ確実に複雑な操作ができる、デ
ータの選択および入力が容易な操作性の高い手持ちのデ
ータの選択入力装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明のデータの選択入力装置では、
本体部と、前記本体部に設けられ、データを表示する表
示手段と、前記表示手段により表示されたデータを指示
する指示手段と、前記本体部に設けられ、前記データの
選択・入力等の命令を入力するための開閉自在なスイッ
チ手段とを備えた操作手段と、前記一のスイッチ手段の
操作方法が複数設定され、操作方法ごとに異なる命令が
入力されるように制御する制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0007】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、一のスイッチ手段で複数の異なる命令を入力できる
ため、本体部が小さな場合でも、スイッチの数を増やす
ことなく、且つ操作する手を移動することなく異なる命
令の入力が可能な操作性の高いデータの選択入力装置と
することができる。
【0008】請求項2に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1に記載のデータの選択入力装置の構成
に加え、前記制御手段は、前記スイッチ手段が所定時間
内に操作された回数により、異なる命令を入力するよう
に制御することを特徴とする。
【0009】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、操作回数を変えるだけで、異なる命令を入力できる
ため、簡単な操作で複雑な入力ができる操作性の高いデ
ータの選択入力装置とすることができる。
【0010】請求項3に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1又は請求項2に記載のデータの選択入
力装置の構成に加え、前記表示手段は、文字や画像等か
らなる複数の選択候補データを並べて表示し、前記指示
手段は、前記表示手段により表示された選択候補データ
をカーソルにより指示し、前記操作手段は、前記スイッ
チ手段を操作して入力された命令により、前記表示手段
のカーソルを移動させて選択候補データの指示を変更す
るように構成されたカーソル移動手段を備えたことを特
徴とする。
【0011】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、請求項1又は請求項2に記載のデータの選択入力装
置のスイッチ手段で、表示手段のカーソルを簡単に移動
させることができる操作性の高いデータの選択入力装置
とすることができる。
【0012】請求項4に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデー
タの選択入力装置の構成に加え、前記表示手段は、文字
や画像等からなる複数の選択候補データを並べて表示
し、前記操作手段は、前記スイッチ手段を操作して入力
された命令により、前記表示手段の選択候補データを表
示する画面をスクロールさせて順次新たな選択候補デー
タを表示させるように構成されたスクロール手段を備え
たことを特徴とする。
【0013】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、請求項1乃至請求項3に記載のデータの選択入力装
置のスイッチ手段で、表示手段のスクロールを簡単に行
うことができる操作性の高いデータの選択入力装置とす
ることができる。
【0014】請求項5に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のデー
タの選択入力装置の構成に加え、前記操作手段は、前記
スイッチ手段を、第一の所定時間より短いスイッチ操作
を1回することにより、前記カーソルを移動させ、又は
画面をスクロールさせ、第二の所定時間より短い間隔で
連続して2回のスイッチ操作をすることによりデータ入
力の確定をさせるように構成されたことを特徴とする。
【0015】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の選択入力
装置のスイッチ手段で、カーソル移動又は画面スクロー
ルという選択の操作とデータ入力の確定という一連の操
作を、操作する手の移動や持ち替えをせずにできる操作
性の高いデータの選択入力装置とすることができる。
【0016】請求項6に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のデー
タの選択入力装置の構成に加え、前記操作手段は、前記
スイッチ手段を、第一の所定時間より長い継続的なスイ
ッチ操作をすることにより、カーソルを連続的に移動さ
せ、又は画面を連続的にスクロールさせるように構成さ
れたことを特徴とする。
【0017】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のデータの
選択入力装置のスイッチ手段を連続的に操作するだけ
で、操作する手の移動や持ち替えをせずにカーソル移動
させ、又は画面スクロールを連続的に行うことができる
更に操作性の高いデータの選択入力装置とすることがで
きる。
【0018】請求項7に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のデー
タの選択入力装置の構成に加え、前記本体部は、ペン型
又は棒状の形状であり、前記スイッチ手段は、本体部の
一端と、他の一端にそれぞれ設けられたことを特徴とす
る。
【0019】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、本体部がペン型又は棒状の形状であるため片手でペ
ンのように持ちやすく、握ったままで手の回転移動だけ
で2つのスイッチ手段を操作でき、簡単かつ小さい動作
で複雑な操作ができ、極めて操作性の高いデータの選択
入力装置とすることができる。
【0020】請求項8に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項7に記載のデータの選択入力装置の構成
に加え、前記ペン型又は棒状の一端のスイッチ手段を操
作することにより、第一の方向にカーソルが移動し又は
画面がスクロールされ、前記他の一端に設けられたスイ
ッチ手段の操作をすることにより、前記第一の方向と逆
の第二の方向にカーソルが移動又はスクロールすること
を特徴とする。
【0021】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、請求項7に記載のデータの選択入力装置のスイッチ
手段の操作のし易さに加え、手の回転運動に伴ってカー
ソルを移動又は画面をスクロールでき感覚的に分かり易
い、更に操作性を高めたデータの選択入力装置とするこ
とができる。
【0022】請求項9に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項8に記載のデータの選択入
力装置の構成に加え、前記スイッチ手段は、感圧センサ
を用いたスイッチであることを特徴とする。
【0023】この構成に係るデータの選択入力装置で
は、請求項1乃至請求項8に記載のデータの入力装置の
スイッチ手段の操作を、感圧センサを用いることにより
軽い力の操作で行うことができ、更に操作性を高めたデ
ータの選択入力装置とすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を一の実施の形態に
より、図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明を具体化したペン型入力装
置10の概略構成図である。図1において、本発明のペ
ン型入力装置10の外形は、ケーシング11によりペン
形状をなしており、そのケーシング11の先端には、先
端部(以下ペン先11aという。)を有し、ケーシング
11の内部には、加速度検出部12、圧電振動ジャイロ
13、制御部14が固定されている。また、ケーシング
11の表面には、表示部15が設けられている。
【0026】加速度検出部12は、ペン先11aの移動
方向を示す移動方向データの加速度を検出するものであ
り、X方向の加速度を検出するX方向加速度センサ12
a、Y方向の加速度を検出するY方向加速度センサ12
b及びZ方向の加速度を検出するZ方向加速度センサ1
2cとから構成されている。
【0027】尚、加速度検出部12から検出された加速
度は、積分することによりペン先11aの移動方向の速
度として検出され、更に積分すればペン先11aの移動
量を示す移動量データとして検出されることもここで述
べるまでもない。
【0028】また、圧電振動ジャイロ13は、ケーシン
グ11のZ軸回りの回転の角加速度、すなわち、ペン先
11aの回転の角加速度を検出するものであり、加速度
検出部12より検出されたX方向、Y方向、Z方向の加
速度をペン先11aの回転を考慮して補正するものであ
る。
【0029】そして、制御部14は、加速度検出部12
及び圧電振動ジャイロ13、表示部15等と電気的に接
続されており、CPUや、各処理のためのプログラムが
格納されたROM、記憶領域としてのRAM等がバスを
介して接続されている。
【0030】尚、制御部14の処理については、後述す
る。
【0031】また、表示部15は、ペン型入力装置10
の軸方向に長く設置され、制御部14により認識された
画像(第一のデータ)や、変換文字(第二のデータ)候
補など複数文字を横一列に表示する液晶パネルからなる
表示面にカーソル19が表示されるように構成される。
【0032】図2のAからDは、ペン型入力装置10の
使用の状態を示す図である。図2に示すように、ペン型
入力装置10の表示部15には、選択候補である複数の
漢字がケーシング11の軸方向に横一列に表示されてお
り、カーソル19により現在選択されているデータが反
転表示されるようになっている。
【0033】尚、以降の実施の形態においては、説明の
都合上、文字認識を例にして実施の形態とするため、第
一のデータが画像で、第二のデータが変換文字として扱
うが、本発明は、文字認識に限定されるものではないの
で、第一のデータが仮名で、第二のデータが漢字である
など、データの内容は、後述のデータ変換辞書14cの
内容により、変更が可能である。
【0034】ペン先11aは、前述のように文字認識す
る場合に、実際のペン先のように紙上や机上、さらには
空中で字を書いて、認識させるときに用いるものであ
る。本来のペンと同様に紙や机等の筆記面上で筆記する
場合には、筆記面に対しペン先11aの滑り性を良くす
る必要がある。
【0035】更に、本発明では、この装置を手で持った
場合に、接地面(筆記面)に当てたり離したりする動作
をユーザーが最もコントロールしやすい最適な場所とし
て、ペン先11a部分に感圧センサを配置し、接地させ
たり離したりする動作を感圧センサで検出することで、
選択候補の選択を行う場合のコントローラとして機能さ
せている。即ち、このペン先11aに配置された感圧セ
ンサは、制御部14に電気的に接続され、制御部14に
おいて選択候補の選択をするように制御される。
【0036】ここでペン先11aとは別のもう一方の端
部を、本出願では便宜的に「ペン頭」と呼ぶこととす
る。本実施の形態のペン型入力装置10のペン頭11b
にも感圧センサを備えている。このペン頭11bは、ペ
ンを自然に握った場合に、そのままの握りで、例えば右
利きであれば右手の手首を右に回動させると、ペン頭1
1bが接地して感圧センサがこれを検知する。従って、
前述のペン先11aの感圧センサとペン頭11bの感圧
センサを使用することにより、ペン型入力装置10の握
りを変えることなく、手の回動だけで操作ボタンとして
活用することができ、極めて容易に操作することが可能
になる。
【0037】ここで、このペン先11aとペン頭11b
の操作方法を図2を参照して具体的に説明すると、ま
ず、図2のAに示すように表示部15に選択すべきデー
タが表示されている場合に、現在カーソル19により選
択表示されているデータでなく他のデータを選択したい
場合、図2のBに示すように通常の文字を書く姿勢の右
手の状態で本装置を保持して、ペン先を軽く筆記面に相
当する接触面に接触させる。感圧センサの感度にもよる
が、そっと触る程度であっても感知される。尚、この動
作を説明の便宜上「シングルタッチ」と称することとす
る。接触面は、机の天板でもよく、又紙の上でもよい。
極端に柔らかく、感圧センサの感度が落ちるような柔ら
かい面や、でこぼこして誤検出をしてしまう面でなけれ
ば、即ち、実際にこの面で筆記をするわけではないの
で、比較的硬く平滑な面であればどのような面であって
もよい。
【0038】この「シングルタッチ」の場合のペン先1
1aは、軽く接触面に触れる程度で十分であり、強く叩
く必要はない。従って、操作における手への負担は小さ
いものである。尚、軽く触れるだけで叩くようにする必
要はないが、余りゆっくり操作すると、つまり、長時間
接触面に押し付けると、後述する「長押し」の動作と誤
動作するので、接触させる時間は短時間にする。これ
は、マウス操作のクリックに近いものである。ただ、マ
ウスのような単なる画面指示だけのためのポインティン
グデバイスとは異なり、本実施の形態は、他の画面表示
などを用いず、右手の中のペン型入力装置10に、選択
すべきデータ表示をし、この表示を見ながら選択をして
いくというこの装置だけで完結する有機的な関連を持っ
た一連の動作であることが、マウスなどと著しく異なる
ものである。このようにして、一回ペン先11aを「シ
ングルタッチ」させて接触させると、表示部15のカー
ソル19が右に移動して指示する選択候補が変更され
る。
【0039】ここで、選択したいデータにカーソル19
が移動して選択されているような場合、これを入力デー
タとして確定する操作をする。確定するには、図2のD
に示すように、ペン先11aを接触面に対して2回、
「トントン」という感じで軽く叩く、つまりマウスのダ
ブルクリックに近い感覚である。そうすれば現在選択し
ている選択候補データを入力値としてペン型入力装置1
0に入力することができる。ここで、本実施の形態の説
明では、この動作を「ダブルタッチ」と称することにす
る。なお、図2のB,Dに示す接地面付近のV字状にし
めすものは、接地面にタッチする回数をシンボル的に示
すものである。
【0040】一方、「シングルタッチ」の操作により、
選択すべき選択候補をカーソル19が通り過ぎたような
場合、逆に戻したいような場合がある。この場合は、図
2のCに示すような、ペン頭11bを接触面に接触させ
る操作を行う。この操作を本願では「バックタッチ」と
称することにする。この「バックタッチ」は、ペン型入
力装置10を筆記するために装置を保持した右手の姿勢
を崩さず、操作を行うことができ、ペンを持ち替えたり
する必要がなく、極めて簡単に操作できることになる。
尚、この「バックタッチ」での接触は「シングルタッ
チ」同様短時間に行う。
【0041】また、本実施の形態では、ペン先11aを
1秒以上接触させる「長押し」の操作ができる。この
「長押し」では、選択候補が多数ある場合に、長押しの
状態を維持すればカーソルが次々と選択候補の指示を変
化して行く。なお、ペン頭11bについても同様に「長
押し」の操作が可能である。
【0042】このようにして、本実施の形態の制御部1
4は、表示部15に次々選択候補を表示させ、指示させ
て所望の文字が表示されたところでペン先11aで確定
操作して入力させるように構成される。
【0043】この説明からも分かるように、ペン先11
a、ペン頭11bは、従来の次候補・前候補キー・確定
キーの役割をするものである。
【0044】尚、変換ボタン17は、使用者が、手書き
文字等の入力したデータ(第一のデータ)を、制御部1
4中のデータ変換辞書14cを参照して、文字等(第二
のデータ)の候補に変換させる指示をするために押す変
換ボタンである。従って、このボタンを押して、上述の
本体を振った時のように次候補を選択することも可能で
ある。
【0045】次に、図3を参照して、制御部14におけ
る処理について説明する。図3は、本実施の形態のペン
型入力装置10の制御部14の信号処理の処理手順の概
略を表わすブロック図である。尚、手書き入力を筆記面
上で行うのではなく、ここでは空中のジェスチャ入力を
行うものとする。
【0046】まず、使用者がペン型入力装置10のペン
先11aを、普通のペンで文字を書くが如く空中で移動
させると、加速度検出部12のX方向加速度センサ12
a、Y方向加速度センサ12b及びZ方向加速度センサ
12cにより、ペン先11aの移動の加速度を検出し、
圧電振動ジャイロ13が、ペン先11aの回転の角加速
度を検出する。
【0047】この加速度と角加速度は、制御部14の画
像データ認識部14aにて2次元の画像データに変換さ
れる。まず、積分されるなどして、ペン先11aの移動
量に比例する値、および移動方向、またペン先11aの
移動角度(ねじれ)が導き出される。前記移動量と移動
方向は、前記移動角度により補正され、ペン先11aが
移動した位置を3次元の座標データとして算出し、さら
に2次元に射影した画像データに変換する。
【0048】なお、この画像データ認識の処理に関し
て、詳しくは本出願人が先に出願した特願平9−146
210号(未公開)の出願書類に詳細に示されている。
【0049】次に、その2次元の画像データは、文字認
識部14bにて、データ変換辞書(本実施の形態におい
ては、画像データから文字への変換辞書)14cを参照
し、その画像データを文字認識する。文字認識について
は周知のパターンマッチングの技術を利用して行われ
る。
【0050】その文字認識された結果、候補として挙げ
られた文字は、候補選択部14dへと処理が移行し、使
用者の選択指示に従って、候補選択をする。この使用者
の選択指示方法が、本発明の特徴でもあるスイッチ手段
を使用したものである。
【0051】選択された候補は、確定処理部14eに
て、確定処理を行い、記憶部14fに記憶される。
【0052】次に、このように構成されたペン型入力装
置10の動作の概略を図4のフローチャートを参照して
説明する。
【0053】まず、使用者が、ペン型入力装置10を用
いて、ケーシング11の先端部のペン先11aを移動さ
せ、文字を筆記する(ステップ1、以下、ステップをS
と記す。)。たとえば「未」と手書きする。
【0054】すると、加速度検出部12により、ペン先
11aの移動の加速度を検出し、圧電振動ジャイロ13
が、ペン先11aの回転の角加速度を検出する。
【0055】この加速度と角加速度は、制御部14の画
像データ認識部14aにて、2次元の画像データに変換
され、すなわちペン先11aが移動した軌跡が、平面上
の画像として認識される(S2)。
【0056】次に、使用者から、画像を文字に変換する
文字認識の指示があると、その2次元の画像データは、
文字認識部14bにて、データ変換辞書(本実施の形態
においては、画像データから文字への変換辞書)14c
を参照し、その画像データを文字認識し、候補を抽出す
る(S3)。
【0057】その文字認識された結果、候補として挙げ
られた文字は、候補選択部14dにて、表示部15に表
示される(S4)。たとえば図2のAに示すように
「木」「未」「天」「末」の順に候補が表示される。
【0058】この時、カーソル19が、初期位置である
1番目に表示されている文字に設定される(S5)。例
えば、その状態は図2のAに示すように1番目の候補
「木」に設定される。
【0059】その後、ペン先11a及びペン頭11bの
感圧センサを使用して表示されて選択候補の選択が行わ
れる(S6)。そして、所望の選択候補が選択できた
ら、ペン先11aをダブルタッチして確定させる(S
7)。以上で本実施の形態の一連の動作が完了する(エ
ンド)。
【0060】次に、図5は、図4における選択(S6)
及び確定(S7)の詳細な手順を示すフローチャートで
ある。このフローチャートに沿って、選択及び確定の手
順について説明する。
【0061】まず、前述のように文字認識された文字が
(S3)、表示部15の左端から順に選択候補として表
示され(S4)、カーソル19は、初期位置である画面
左端に表示される。なお、これらの表示がなされる前
に、最初に操作時間をカウントするカウンタtの数値が
t=0として初期化されている(S601)。
【0062】次に、ペン先11a又はペン頭11bが接
触されたか入力待ちの状態となり(S605・NO、S
619・NO)、もし、ペン先11aが接触すれば(S
605・YES)、カウンタtのタイムカウントが始ま
る(S607)。ここで、図7は、感圧センサの入力と
経過時間の関係を表わす図であるが、tで示す場所が
t=0、即ち感圧センサがONになり、カウントが始ま
る起算点である。この図7に示すように、tは感圧セ
ンサが圧力を検出してから圧力が不検出になるまでの時
間である。そして、ペン先11aの接触が離れた時に、
このtが決定されることになる。そこで、tが第一
の所定時間(例えば1秒、以下基準時間という)より短
い場合は(S609・YES)、ペン先11aが、接地
面から離れた(OFF)ときに、カーソル右移動又は左
スクロールされる(S611)。但し、図7に示すよう
に、最初にペン先11aを接地面に接地させて(ON・
t=0)、次に接地面からペン先11aを離し
(t)、再びペン先を接地面につける(ON)までの
時間(t)の合計時間(t+t)が第二の所定時
間(例えば1秒)より短かったら(S613・YE
S)、この操作は前述のダブルタッチであると判断し、
既に移動したカーソルの移動をキャンセルして(S70
1)、元の選択候補の選択が確定したものと判断し、こ
の選択候補の確定処理を行う(S703)。尚、ここで
は第二の所定時間は、第一の所定時間(基準時間)と同
じ1秒としているが、第一の所定時間(基準時間)に拘
わらず、例えばこれより短い0.5秒であるとか、或い
はこれより長い1.5秒とかに設定することもできる。
従って、表示部15では、ダブルタッチの操作を行う
と、一瞬カーソルは次候補に進み次候補を反転表示させ
るが、次の瞬間には、元の候補を確定して反転表示させ
るので、ユーザーが見間違えることはない。尚、本実施
の形態では、当該所定時間は1秒間と設定している。
【0063】一方、ペン先11aが接触してから前述の
基準時間である1秒を経過し、tがこの基準時間であ
る1秒より長くなることが確定した場合は(S609・
NO)、本実施の形態で言う「長押し」に当たるものと
して判断され、ペン先11aを接地面に接地させた状態
が続けば、カーソル右移動又は左スクロールされると共
に(S615)、更に連続してペン先11aが接地(O
N)していたら、前述の基準時間より短い時間、例えば
0.5秒毎に(S617・YES)、再度カーソル移動
又はスクロールをするものである(S615)。これ
は、ユーザーがペン先11aを接地面に接触させたまま
であれば、ずっと0.5秒毎にカーソル移動を繰り返
す。直前のカーソル移動から0.5秒経過する前にペン
先11aを接地面から離したら(S617・NO)、カ
ーソルの移動は終了する。
【0064】なお、ペン先11aは接地してないが(S
605・NO)、ペン頭11bが、接地している場合
(S619・YES)も、ペン先11aが接地している
場合と同様の処理となる(S621〜S631、S70
1〜S703)。もちろん、ペン先11aとペン頭11
bとは、場所的に同時に押圧できない構造となってい
る。そしてこれらのカーソル移動や画面スクロールの処
理が終了すると、このまま入力モードの切り替えをしな
ければ(S801・NO)、再び次の選択候補の処理と
なり、モード切り替えをする場合は(S801・YE
S)、この処理は終了する(エンド)。
【0065】図6は、カーソル19及び表示部15の画
面のスクロールについての制御の手順を示すフローチャ
ートである。この図6において、図5のS611、S6
15、S625、S629の各ステップにおいて行われ
るカーソル19の移動、画面のスクロールについて、さ
らに詳細に説明する。使用者(本実施の形態では、右手
でペンを持つ状態とする)が、図2のBのように、ペン
型入力装置10をシングルタッチ操作すれば、ペン先1
1aの感圧センサが感知し(S103・YES)、カー
ソル19は右へ移動する場所があるため(S105・Y
ES)、右に移動する(S107)。尚、この場合にカ
ーソル19が右端にあり、それ以上右に移動できない場
合は(S105・NO)、さらに表示部15に表示され
ていない選択候補がある場合は(S109・YES)、
画面の方が左に移動してスクロールされる(S11
1)。「左にスクロールする」とは、別の言い方をすれ
ば、表示部15に表示された選択候補が全体に左にず
れ、左端の一文字が消え、その代わり表示部15の右端
に表示部に表示しきれなかった選択候補が一文字画面表
示され、ここをカーソル19が指示することをいう。さ
らに、もう既に、選択候補が表示し終わっていた場合は
(S109・NO)、画面上には変化がない。
【0066】また、図2のCのように、ペン頭11bを
叩くようにすれば、ペン頭11bの感圧センサが感知し
(S103・NO、S113・YES)、カーソル19
は、移動する場所があれば(S115・YES)左へ移
動する(S117)。また、カーソル19が左端に位置
するため、それ以上左に移動するスペースがなく(S1
15・NO)、未表示の選択候補、つまり、当初表示さ
れていたが左スクロール(S111)によって、画面外
に移動して表示されなくなった選択候補がある場合は
(S119・YES)、画面を右にスクロールさせて
(S121)、一番左側に表れた選択候補をカーソル1
9が指示する。まったくスクロールしたことがない場合
は、未表示候補は、この画面より左側にはないことから
(S119・NO)、このままの状態を維持する。
【0067】このように、シングルタッチ及びバックタ
ッチによって、カーソル19で選択する選択候補を変更
して、次に、使用者のダブルタッチで確定指示がある
と、確定処理部14eにて、カーソル19がある位置の
候補が確定され、記憶部14fに記憶される。
【0068】以上、本発明を一の実施の形態をもって説
明をしたが、本実施の形態は、以下のような変更実施も
可能である。
【0069】例えば、本実施の形態のように文字認識の
候補選択の他にも、かな漢字変換や、機械翻訳等の変換
候補の選択の際にも利用できる。さらに、携帯式の電話
機のユーザー登録番号の検索や、ペン型のスケジュール
管理を行う装置にも好適である。
【0070】さらに、本実施の形態においては、データ
の選択入力装置の形状を、操作性の上からペン型とした
が、入力部のみをペン型とし、表示部は別途設けるよう
な態様であってもよく細長平面状や箱形等の他の形でも
実現は可能である。尚、細長箱型等では、長手方向端部
の、その両端部に感圧センサを設けるようなものが考え
られる。
【0071】尚、本発明のデータの選択入力装置は、本
実施の形態のペン型入力装置10に限定されることな
く、種々の形状をもって実施できることは言うまでもな
く、例えば、手帳のように使用できる複数行を表示する
手持ちのコンピュータや、画面上でカーソルを移動して
行うゲーム機や、携帯式の電話機の電話番号の選択な
ど、スイッチ操作により、選択的に入力をするものであ
れば、あらゆる用途に適用できるものである。
【0072】尚、本発明でいうカーソル19とは、画面
の一部を選択的に指示できるものであればよく、下線を
表示するものだけでなく、白黒反転、点滅、枠、矢印や
指の図形等による指示も含まれる。要は、画面上のポイ
ントができればよい。
【0073】尚、本実施の形態では感圧センサを用いた
スイッチを本発明のスイッチ手段として用いたが、その
他各種スイッチが用いられることは言うまでもない。例
えば、クリック感のある機械的スイッチなども、操作に
安心感があり、好適である。
【0074】また、スイッチを設ける場所も本実施の形
態の如く2ヵ所とせず、ペン先のみの1ヵ所とすること
もできる。もちろん、確定ボタンを別途設けるようにす
ることもできる。
【0075】さらに、操作方法も、本実施の形態に限定
されるものではなく、連続3回のスイッチ操作を識別し
て命令を入力させたり、長短のスイッチ操作の組み合わ
せとしてもよい。その他例えば、1秒以上の「長押し」
により、カーソルの連続移動をさせるのでなく、入力モ
ードを切り替えて、シングルタッチやダブルタッチの意
味付けを変更するようにしてもよい。つまり、一度長押
しをすると、選択入力モードとしてシングルタッチはカ
ーソル移動で、ダブルタッチは確定入力となり、次にも
う一度長押しすれば、辞書入力モードとなり、シングル
タッチで辞書から入力候補を選択するなど、さらに長押
しをすれば、手書き入力モードになるような構成にする
ことも考えられる。
【0076】以上、本発明を一の実施の形態で説明した
が、上記説明した変形例以外でも変形して実施でき、本
実施の形態に何ら限定されることなく、特許請求の範囲
の記載を逸脱しない限り、種々変形して実施できること
は言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、請求項1
に係る発明のデータの選択入力装置では、一のスイッチ
手段で複数の異なる命令を入力できるという効果があ
る。従って本体部が小さな場合でも、スイッチの数を増
やすことなく、且つ操作する手を移動することなく異な
る命令の入力が可能な操作性の高いデータの選択入力装
置とすることができるという効果を奏する。
【0078】請求項2に係る発明のデータの選択入力装
置では、操作回数を変えるだけで、異なる命令を入力で
きるという効果がある。従って、簡単な操作で複雑な入
力ができる操作性の高いデータの選択入力装置とするこ
とができるという効果を奏する。
【0079】請求項3に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1又は請求項2に記載のデータの選択入
力装置の効果に加え、表示手段のカーソルを簡単に移動
させることができるという効果がある。従って、データ
の選択入力装置の操作性を高めることができるという効
果を奏する。
【0080】請求項4に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項3に記載のデータの選択入
力装置の効果に加え、表示手段のスクロールを簡単に行
うことができるという効果がある。従って、データの選
択入力装置の操作性を更に高めることができるという効
果を奏する。
【0081】請求項5に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のデー
タの選択入力装置の効果に加え、一のスイッチを操作回
数で使い分けるため、手の移動や持ち替えをせずに、カ
ーソル移動又は画面スクロールという選択の操作とデー
タ入力の確定という一連の操作を、一のスイッチで簡単
に操作し分けることができるという効果がある。従っ
て、データの選択入力装置の操作性を更に高めることが
できるという効果を奏する。
【0082】請求項6に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のデー
タの選択入力装置の効果に加え、スイッチ手段を連続的
に操作するだけで、操作する手の移動や持ち替えをせず
にカーソル移動させ、又は画面スクロールを連続的に行
うことができるという効果がある。従って、データの選
択入力装置の操作性を更に高めることができるという効
果を奏する。
【0083】請求項7に係る発明のデータの選択入力装
置では、本体部がペン型又は棒状の形状であるため片手
でペンのように持ちやすく、握ったままで手の回転移動
だけで2つのスイッチ手段を操作できるという効果があ
る。従って、簡単かつ小さい動作で複雑な操作ができ、
極めて操作性の高いデータの選択入力装置とすることが
できるという効果を奏する。
【0084】請求項8に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項7に記載のデータの選択入力装置の効果
に加え、一端部とその反対の端部のスイッチを操作する
ことでカーソル移動又はスクロールの方向を変えること
ができるという効果がある。即ち、手首を右に回せばカ
ーソルが右に、左に回せば左に移動するようにでき、ス
イッチ手段の操作のし易さに加え、手の回転運動とカー
ソルの移動又は画面のスクロールを関係づけて、感覚的
に分かり易い入力操作とすることができるため更に操作
性を向上させることができるという効果を奏する。
【0085】請求項9に係る発明のデータの選択入力装
置では、請求項1乃至請求項8に記載のデータの選択入
力装置の効果に加え、スイッチ手段の操作を、感圧セン
サを用いることにより軽い力の操作で行うことができる
という効果がある。従って、データの選択入力装置の操
作性を更に高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のペン型入力装置10の概略構成
図である。
【図2】本実施の形態のペン型入力装置10の操作方法
を表わすイメージ図である。
【図3】本実施の形態のペン型入力装置10の制御部1
4の信号処理の処理手順の概略を示すブロック図であ
る。
【図4】本実施の形態のペン型入力装置10の動作の概
略を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態の図4における選択(S6)及び
確定(S7)の各ステップについての詳細な手順を示す
フローチャートである。
【図6】本実施の形態の図5のS611、S615、S
625、S629の各ステップにおけるカーソル19の
移動及び表示部15の画面のスクロールについての制御
の手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態のペン型入力装置10の感圧セン
サの入力と経過時間の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 ペン型入力装置 11 ケーシング 11a ペン先(感圧センサ) 11b ペン頭(感圧センサ) 12 加速度検出部 12a X方向加速度センサ 12b Y方向加速度センサ 12c Z方向加速度センサ 13 圧電振動ジャイロ 14 制御部 14a 画像データ認識部 14b 文字認識部 14c データ変換辞書 14d 候補選択部 14e 確定処理部 14f 記憶部 15 表示部 19 カーソル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小久保 雅俊 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 片山 芳喜 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、 前記本体部に設けられ、データを表示する表示手段と、 前記表示手段により表示されたデータを指示する指示手
    段と、 前記本体部に設けられ、前記データの選択・入力等の命
    令を入力するための開閉自在なスイッチ手段とを備えた
    操作手段と、 前記一のスイッチ手段の操作方法が複数設定され、操作
    方法ごとに異なる命令が入力されるように制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とするデータの選択入力装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記スイッチ手段が所
    定時間内に操作された回数により、異なる命令を入力す
    るように制御することを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータの選択入力装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、文字や画像等からなる
    複数の選択候補データを並べて表示し、 前記指示手段は、前記表示手段により表示された選択候
    補データをカーソルにより指示し、 前記操作手段は、前記スイッチ手段を操作して入力され
    た命令により、前記表示手段のカーソルを移動させて選
    択候補データの指示を変更するように構成されたカーソ
    ル移動手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載のデータの選択入力装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、文字や画像等からなる
    複数の選択候補データを並べて表示し、 前記操作手段は、前記スイッチ手段を操作して入力され
    た命令により、前記表示手段の選択候補データを表示す
    る画面をスクロールさせて順次新たな選択候補データを
    表示させるように構成されたスクロール手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のデータの選択入力装置。
  5. 【請求項5】 前記操作手段は、前記スイッチ手段を、 第一の所定時間より短いスイッチ操作を1回することに
    より、前記カーソルを移動させ、又は画面をスクロール
    させ、 第二の所定時間より短い間隔で連続して2回のスイッチ
    操作をすることによりデータ入力の確定をさせるように
    構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載のデータの選択入力装置。
  6. 【請求項6】 前記操作手段は、前記スイッチ手段を、 第一の所定時間より長い継続的なスイッチ操作をするこ
    とにより、カーソルを連続的に移動させ、又は画面を連
    続的にスクロールさせるように構成されたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のデータの
    選択入力装置。
  7. 【請求項7】 前記本体部は、ペン型又は棒状の形状で
    あり、 前記スイッチ手段は、本体部の一端と、他の一端にそれ
    ぞれ設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項6
    のいずれかに記載のデータの選択入力装置。
  8. 【請求項8】 前記ペン型又は棒状の一端のスイッチ手
    段を操作をすることにより、第一の方向にカーソルが移
    動し又は画面がスクロールされ、 前記他の一端に設けられたスイッチ手段の操作をするこ
    とにより、前記第一の方向と逆の第二の方向にカーソル
    が移動又はスクロールすることを特徴とする請求項7に
    記載のデータの選択入力装置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチ手段は、感圧センサを用い
    たスイッチであることを特徴とする請求項1乃至請求項
    8に記載のデータの選択入力装置。
JP15170898A 1998-06-01 1998-06-01 データの選択入力装置 Pending JPH11345078A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE43657E1 (en) 2002-08-28 2012-09-11 Sony Corporation Electronic device, signal compensation device and signal compensation method
JP2013246792A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Kyocera Corp 携帯端末

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