JPH11344758A - 写真撮影用カメラ - Google Patents

写真撮影用カメラ

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JPH11344758A
JPH11344758A JP11085351A JP8535199A JPH11344758A JP H11344758 A JPH11344758 A JP H11344758A JP 11085351 A JP11085351 A JP 11085351A JP 8535199 A JP8535199 A JP 8535199A JP H11344758 A JPH11344758 A JP H11344758A
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film
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camera
winding
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フィルムの有効撮影エリアを拡大し、撮影可
能領域とその縁部との間で光学情報を記録できるように
する。 【解決手段】 パトローネ収納部14と、フィルム収納
部16と、スプロケット駆動用透孔を無くし、光学情報
を記録できるようになされたフィルムをパトローネ収納
部14とフィルム収納部16との間で巻き上げる手段
と、露光手段19により露光されるフィルムの一側面と
対向する他側面よりフィルムの縁部の近傍位置に情報を
記録する記録情報手段とを有し情報記録手段は、絞り
値、シャッタ速度、制御手段に接続され、撮影期日及び
時間に関する情報とシャッタ速度に関する情報とを記録
するためこのフィルムの規格を示すデータが予め写し込
まれ磁気情報を形成し、露光手段19により露光される
撮影領域とこの縁部との間で、撮影情報を記録するよう
にしたカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真撮影用カメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】現行の一般写真用の35mmフィルム
(システム135)は、そのサイズなどがJISやIS
Oなどにより規定されている。
【0003】図12は、その規定されているサイズの一
部を示すもので(許容誤差については省略)、フィルム
1の幅は35mm、フィルム送り用のパーフォレーショ
ン2の対向間隔は25mm、パーフォレーション2のピ
ッチは4.75mmである。そして、このようなフィル
ム1に対して、駒3がフィルム1の幅方向には24m
m、長さ方向には36mmの大きさの長方形に形成され
るとともに、この駒3のピッチは、パーフォレーション
2のピッチを基準としてその8倍の38mmとされてい
る。
【0004】現在、一般に広く使用されている写真用フ
ィルムは、上述の35mmフィルムであるが、このフィ
ルム1の画質、特に解像度を向上させる方法として、 i フィルムに塗布する感光剤を改良する。 ii フィルムの幅を大きくして駒を大きくする。が考え
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に、感光
剤の粒子の細かさ、すなわち、解像度と、フィルム感度
とは逆比例するので、新しい感光剤の発見でもないかぎ
り、i項による画質の向上は困難である。その点、ii項
の方法によれば、現在の感光剤のままで画質を向上させ
ることができるが、フィルム1の幅が大きくなることに
より、カメラが大型化・重量化してしまい、各種の製品
が小型化・軽量化されている現在の傾向にマッチしな
い。
【0006】パーフォレーション2は、フィルム1の両
側に設けられた透孔であり、このパーフォレーション2
をカメラのスプロケットが駆動することによりフィルム
1が給送されるとともに、そのスプロケットの回転量に
よりフィルム1の送り量が決まるので、フィルム1及び
カメラにとってパーフォレーション2は必要不可欠なも
のである。
【0007】ところが、このようにパーフォレーション
2があると、フィルム1に撮影日時などのデータを写し
込む場合、そのデータを図13A〜Cに示すような位置
に写し込むことになる。
【0008】すなわち、同図Aにおいては、駒3の内部
にデータ4を写し込む場合であり、これは一般のコンパ
クトカメラなどで広く実施され、プリントした印画紙上
に撮影日を焼き込むことができるが、マニアあるいはプ
ロのカメラマンなどにとっては不適当である。
【0009】また、同図Bにおいては、駒3と駒3との
間に、データ4を写し込む場合であるが、この場合に
は、スライドにしたとき、データ4の位置でフィルム1
をカットしてスライド枠をつけることになり、不便であ
る。また、ネガフィルムのときでも、DPE時及び保存
時、フィルム1を長尺のままにしておく必要がある。さ
らに、プリント時、印画紙上にデータ4を焼き込むこと
ができず、できたとしても、駒3を横長とするように撮
影したときに、データ4を示す各文字が横向きに寝てし
まうので、不自然になってしまう。
【0010】さらに、同図Cにおいては、パーフォレー
ション2側において駒3とその外枠とにまたがるように
データ4を写し込んだ場合であるが、印画紙へのプリン
ト時、データ4が焼き込まれなかったり、スライドにし
たとき、やはり不便である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明写真撮影用カメラ
はパトローネ収納部と、フィルム収納部と、スプロケッ
ト駆動用透孔を無くし、フィルムの縁部の近傍位置に光
学情報を記録できるようになされたフィルムをこのパト
ローネ収納部とこのフィルム収納部との間で巻き上げる
手段と、露光手段により露光されるフィルムの一側面と
対向する他側面よりフィルムの縁部の近傍位置に情報を
記録する情報記録手段とを有する写真撮影用カメラにお
いて、この巻き上げ手段は、このフィルムの巻き上げ量
を非機械的に検出して巻き上げを行い、この情報記録手
段は、絞り、シャッタ、この巻き上げ手段を制御する制
御手段に接続され、撮影期日及び時間に関する情報とシ
ャッタ速度に関する情報とを記録するため、このフィル
ムの規格を示すデータが予め写し込まれ且つ磁気情報を
形成する、この露光手段により露光される撮影領域とこ
の縁部との間で、無孔なこの縁部の近傍位置に撮影情報
を記録するようにしたものである。
【0012】斯る本発明によればフィルム1に対してス
プロケット駆動用透孔を無くし有効撮影エリアを拡大す
る。またデータ4をフィルム1の縁部の近傍位置に写し
込みとすることができ、より有効撮影エリアを拡大でき
る。
【0013】すなわち、そのようにすれば、カメラが大
型化・重量化することがない。また、現行のフィルム製
造装置や撮影済みフィルムの処理装置などの設備をその
まま生かすことができ、現行の35mmフィルムの設備
を併用して実施できる。例えば、感光剤を塗布した幅広
のフィルムを35mmの幅に切断する装置、規格化され
たパトローネの製造装置、あるいはそのパトローネに切
断されたフィルムを巻き込む装置などは自動化され、大
掛りな設備になっているが、これらの設備をそのまま使
用することができる。
【0014】また、撮影後の処理、すなわち、現像、焼
き付け、引き伸ばしの処理も自動化されているととも
に、どの処理装置もフィルムの幅が35mmであること
を基準に設計されていて、フィルムの幅を変更すること
は、実際的ではない。
【0015】したがって、フィルムの幅は、現行の35
mmフィルムと等しい35mmとして画質の向上を図る
ことにすれば、実際的である。
【0016】ところで、現行の35mmフィルムは、そ
の幅が35mmもありながら、幅方向における駒の長さ
は24mmであり、有効撮影エリアが狭くなっている。
これは、カメラのスプロケットがフィルムを給送するた
めのパーフォレーション2が、フィルムの両側に設けら
れているためである。
【0017】一方、カメラにおいては電子化が進み、モ
ータによる駆動制御もかなりの精度で行うことができ、
従来のような大きなスプロケット及びパーフォレーショ
ン2を使用しなくても、十分な精度でフィルムの駆動が
できることを、実験により確認できた。
【0018】そこで、35mm幅のフィルム1からパー
フォレーション2を除くとともに、そのパーフォレーシ
ョン2のあった位置まで駒のフィルム幅方向の長さを拡
大する。すなわち、そのようにすれば、実質的な有効撮
影エリアを約40%拡大でき、したがって、それだけ画
質を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明写真撮
影用カメラの実施の形態の例につき説明しよう。
【0020】本例においては、図7Aに示すように、フ
ィルム1の幅は、現行のフィルム幅に等しい35mmと
し、パーフォレーションは設けない。そして、有効撮影
エリアである駒3のフィルム幅方向における長さ及びフ
ィルム長さ方向における長さは、30mm及び40mm
とする。さらに、駒3のピッチ、すなわち、フィルム1
の送りピッチは42.0mmとする。
【0021】ただし、この駒3のサイズ及びピッチは、
現行のテレビ放送システムに対処したものであり、した
がって、駒3のアスペクトレシオは3:4になってい
る。
【0022】そして、HDTV(いわゆるハイビジョ
ン)に対処するときには、同図Bに示すように、駒3の
大きさは、30mm×53.3mm、ピッチは57.7
5mmとする。なお、アスペクトレシオは9:16であ
る。
【0023】さらに、上述の数値はフルサイズの場合で
あり、ハーフサイズの場合は、同図C,Dに示すよう
に、現行のテレビ放送システムのとき、駒3の大きさは
30mm×22.5mm、ピッチは26.2mm、HD
TVのとき、駒3の大きさは30mm×16.9mm、
ピッチは21.0mmとする。
【0024】そして、以上のフォーマットを有するフィ
ルム1は、図示はしないが、現行の35mmフィルムと
同様のパトローネ(カートリッジ)に収納される。
【0025】したがって、同図A,Bに示すように、駒
3のフィルム幅方向における長さが30mmであれば、
これは現行の35mmフィルムのフィルム幅方向におけ
る長さ24mmの1.25倍なので、画質(解像度)は
25%向上することになる。
【0026】また、駒3のフィルム長さ方向における長
さも同じ比率で拡大されているとすれば、1.25×
1.25≒1.56となり、56%の画質の向上とな
る。さらに、1駒あたりの面積を比較すると、 現 行:24mm×36mm=864mm2 図7A:30mm×40mm=1200mm2 であるから、1駒の面積は約39%の増加となり、すな
わち、約39%の画質の向上となる。さらに、同一画質
でよければ、より大きく拡大することができる。
【0027】また、同図C,Dに示すように、ハーフサ
イズであっても、駒3の長辺は現行のフルサイズのフィ
ルム長さ方向の幅36mmに近いので、フルサイズに近
い画質を得ることができる。
【0028】さらに、駒3のフィルム幅方向における長
さは30mmなので、駒3とフィルム1の両縁部との間
には、それぞれ2.5mmの非撮影エリアを得ることが
でき、これにより、撮影時におけるフィルム1の平面性
の確保、フィルム1の制御、あるいはデータの読み出し
や書き込みなどを実現できる。さらに、カメラにフィル
ム給送用のスプロケットを設ける必要がないので、カメ
ラを小型化及び軽量化できる。
【0029】さらに、フィルム1の給送時、フィルム1
には、パーフォレーションがないので、例えばフィルム
1に転接する検出ローラによりフィルム1の送り量を検
出することになるが、駒3のピッチが上述の数値であれ
ば、これらの値は、 42.0mm=5.25mm×8 57.75mm=5.25mm×11 26.25mm=5.25mm×5 21.0mm=5.25mm×4 であり、すべて5.25mmの整数倍であるとともに、 5.25mm=π×3.34mm/2 となる。
【0030】したがって、フィルム1の送り量は、検出
ローラの径を3.34mmとし、その回転の整数回を検
出すればよく、分解能はいずれも1/2回転にでき、フ
ィルム1の送り量の検出手段を簡単化できる。
【0031】図8は、駒3のピッチの他の例を示し、こ
のピッチの場合にも、 44.0mm=6.28mm×7 56.5mm=6.28mm×9 25.1mm=6.28mm×4 18.8mm=6.28mm×3 6.28mm=π×4.00mm/2 となり、検出ローラの回転数が整数回になるとともに、
分解能も1/2回転となる。
【0032】図9はフィルム1の送り量の検出用として
フィルム1に小孔6を設けた場合であり、後述のよう
に、小孔6に代えて磁気マークなどとすることもでき
る。すなわち、図7に示すフォーマットのときには、図
9Aに示すように、フィルム1の一方の縁部から1.2
5mmの線上、すなわち、その縁部と駒3との中央の線
上に5.25mmのピッチで径が例えば1mmの小孔6
を設ける。同様に、図8に示すフォーマットのときに
は、図9Bに示すように、6.28mmのピッチで小孔
6を設ける。
【0033】これら小孔6のピッチ5.25mm及び
6.28mmは、上述のような根拠により定められてい
るので、現行のテレビ放送及びHDTVに対応できると
ともに、フルサイズ及びハーフサイズの両方にも対応で
きる。すなわち、フィルム給送時、赤外光を使用したフ
ォトインタラプタなどにより小孔6の数をカウントし、
これが上述の数になったとき、フィルムの給送を停止す
れば、フィルム1には正しいピッチで駒3が形成され
る。
【0034】図3は、この発明によるカメラの一例の一
部断面図であり、そのカメラの暗箱部分における底面と
平行な面を断面としている。また、図4は、裏蓋をはず
した状態における背面図である。
【0035】そして、ボデー11の中央が暗箱12とさ
れ、その前方の開口部にレンズ13が設けられている。
また、ボデー11の一方の内側部、図では左側がパトロ
ーネ収納部14とされてその上部にフィルム供給軸15
が設けられ、撮影時には、この供給軸15に嵌合するよ
うに、上述したフィルム1を収納したパトローネ5がセ
ットされる。
【0036】さらに、ボデー11の他方の内側部、図で
は右側にフィルム巻き上げ軸16を設ける。この巻き上
げ軸16は、図示はしないが、モータによりドライブさ
れてフィルム1を巻き上げるものであるが、この巻き上
げ軸16の周面には、例えば図5に示すように、ネオプ
レーンのような高摩擦材17がコーティングされている
とともに、巻き上げ軸16の周囲には、例えば3個のフ
ィルムガイド18A〜18Cが設けられている。
【0037】このガイド18A〜18Cは、巻き上げ軸
16の中心軸と平行な方向には直線状で直交する方向に
は円弧状とされている。そして、ガイド18A〜18C
の円弧側の一方の端部がボデー11に対して軸支される
とともに、トーションバネ(図示せず)により他方の端
部が巻き上げ軸16に対接するようにされている。さら
に、ガイド18A〜18Cの巻き上げ軸16側の端部に
は、フィルム押えローラ10A〜10Cが巻き上げ軸1
6の中心軸と平行となるように軸支されている。
【0038】そして、例えばガイド18Aのローラ10
Aの径が上述した大きさとされるとともに、このローラ
10Aの一部は、半径方向にNSと着磁された永久磁石
31とされ、この磁石31に対向してガイド18Aに磁
気センサ32が設けられている。
【0039】また、暗箱12の後方の開口部は、上述の
フィルム1の駒3に対応して例えば30mm(フィルム
幅方向)×40mm(フィルム長さ方向)の長方形の開
口(アパーチャ)19とされている。ただし、開口19
と、撮影時におけるフィルム1とは密接することがな
く、かつ、レンズ13からフィルム1に達する光は、平
行光線ではないので、フィルム1の駒3の大きさを30
mm×40mmとすれば、開口19の大きさは30mm
×40mmよりもわずかに小さくされる。
【0040】さらに、暗箱12の後方において、開口1
9のフィルム幅方向における両側には、開口19に沿っ
て、かつ、少なくとも開口19の範囲にわたって1対の
フィルムガイドレール21が平行に設けられている。
【0041】図1及び図2は、データ写し込む装置の一
例を示す、図1は、その全体の状態を示す裏蓋の正面
図、図2はそのフィルム圧板をはずした状態における要
部の正面図である。
【0042】すなわち、裏蓋41の正面には、開口19
と対向する位置に、開口19よりも大きく長方形のフィ
ルム圧板42が設けられるとともに、この圧板42に
は、フィルム1の駒3の例えば上方の長辺(フルサイズ
のときの長辺)にまたがって対向する位置に、透孔43
が形成される。
【0043】そして、この透孔43には、例えば6桁の
日の字状の発光素子44が、その6桁の配列方向がフィ
ルム長さ方向となるように臨まされる。この場合、素子
44は、切り換えレバー45の中央付近に軸支されると
ともに、そのレバー45の一方の端部がピン46により
裏蓋41に軸支される。
【0044】したがって、図2A及びBに示すように、
ピン46を中心にしてレバー45の遊端をフィルム幅方
向に上下すると、素子44はフィルム幅方向に移動する
ことになるが、このとき、ガイドレール47により素子
44はガイドされてフィルム幅方向に平行移動するよう
にされる。また、このとき、図示はしないが、トグルバ
ネにより、素子44は、図2A及びBに示す位置で安定
するようにされる。
【0045】そして、素子44は、ケーブル48を通
じ、さらに、接点49を通じてシスコン(図示せず)に
接続される。なお、51はパトローネ押えバネである。
さらに、ファインダ、絞り及びシャッタなどについて
は、現行のカメラと同様に構成される。また、例えば図
6に示すようなフィルム送り量の検出回路が設けられ
る。
【0046】このような構成によれば、撮影時、パトロ
ーネ5が収納部14にセットされ、フィルム1は、その
パトローネ5から開口19を介して巻き上げ軸16に達
する。そして、このとき、フィルム1は、フィルムガイ
ド18A〜18C及び押えローラ10A〜10Cにより
巻き上げ軸16に圧接されるので、フィルム1は巻き上
げ軸16が回転するとき、その巻き上げ軸16に巻き取
られていくことになり、すなわち、フィルム1はパーフ
ォレーションがなくても給送されることになる。
【0047】そして、このフィルム給送時、フィルム1
の給送に対応してローラ10A〜10C及び磁石31が
回転し、この磁石31の回転がセンサ32により検出さ
れ、この検出出力が図6に示すようにカウンタ33によ
りカウントされ、そのカウント出力がシステムコントロ
ーラ34に供給される。
【0048】このシステムコントローラ34は、このカ
メラ全体の動作、例えば絞り値やシャッタ速度を設定す
るためのものであるが、フィルム1が5.25mmまた
は6.28mmだけ給送されるごとに、ガイド18Aの
ローラ10Aが1回転するので、カウンタ33のカウン
ト出力によりフィルム1の送り量が検出され、これが駒
3の大きさに対応したカウント値になるように、ドライ
ブアンプ35を通じて巻き上げ軸16のドライブモータ
36の回転量が制御される。したがって、フィルム1は
フォーマットに対応した駒3のピッチで給送される。
【0049】そして、撮影時、レバー45の遊端が、図
2Aに示すように下げられているときには、発光素子4
4が透孔43の下側に位置するので、図10にとして
示すように、駒3の内側で、かつ、上方の長辺に沿った
位置に、データ4が写し込まれる。
【0050】また、レバー45の遊端が図2Bに示すよ
うに上げられているときには、発光素子44が透孔43
の上側に位置するので、図10にとして示すように、
駒3の外側で、かつ、上方の長辺に沿った位置に、デー
タ4が写し込まれる。
【0051】図11Aは、素子44によってフィルム1
に写し込むことができるデータ4の一例を示し、同図B
はデータ4として使用できる文字の一例を示す。こうし
て、本例によれば、発光素子44を、駒3の内側と外側
とに対向できるように設けているとともに、フィルム1
からパーフォレーション2をなくしているので、データ
4を駒3の内側及び外側のどちらかの位置にでも写し込
むことができる。
【0052】また、発光素子44を移動させてデータ4
の写し込む位置を、駒3の内側と外側とに切り換えてい
るので、駒3の内側及び外側に2つの発光素子をそれぞ
れ設ける場合に比べてローコストである。
【0053】なお、上述において、フィルム1はポジフ
ィルム及びネガフィルムのどちらであってもよい。ま
た、フィルム1の縁部と、駒3との間の非有効撮影エリ
アに撮影データなどを写し込むようにしたり、フィルム
1の規格をデータをあらかじめ記録しておくこともでき
る。さらに、小孔6は、1駒につき1つの割り合いで形
成してもよく、小孔6に代えて磁気マークなどとするこ
ともできる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、フィルム1に対しスプ
ロケット駆動用透孔を無くし有効撮影エリアを拡大でき
る。また、フィルム1の縁部と駒3との間の非有効撮影
エリアに撮影データなどを写し込むようにしたり、フィ
ルム1の規格を示すデータをあらかじめ記録しておくこ
とができる。さらに、データ4をフィルムの縁部の近傍
位置に写し込みとすることができ、より有用撮影エリア
を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明写真撮影用カメラの一実施例の裏蓋の正
面図である。
【図2】図1の要部の正面図である。
【図3】本発明写真撮影用カメラの一実施例の一部断面
上面図である。
【図4】本発明写真撮影用カメラの一実施例の裏蓋をと
った背面図である。
【図5】本発明写真撮影用カメラの一実施例の要部の分
解斜視図である。
【図6】本発明の説明に供するブロック図である。
【図7】本発明の説明に供する線図である。
【図8】本発明の説明に供する線図である。
【図9】本発明の説明に供する線図である。
【図10】本発明の説明に供する線図である。
【図11】本発明の説明に供する線図である。
【図12】本発明の説明に供する線図である。
【図13】本発明の説明に供する線図である。
【符号の説明】
1‥‥フィルム、3‥‥駒、4‥‥データ、5‥‥パト
ローネ、12‥‥暗箱、14‥‥パトローネ収納部、1
6‥‥フィルム巻き上げ軸、32‥‥センサ、44‥‥
発光素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パトローネ収納部と、フィルム収納部
    と、スプロケット駆動用透孔を無くし、フィルムの縁部
    の近傍位置に光学情報を記録できるようになされたフィ
    ルムを前記パトローネ収納部と前記フィルム収納部との
    間で巻き上げる手段と、露光手段により露光されるフィ
    ルムの一側面と対向する他側面よりフィルムの縁部の近
    傍位置に情報を記録する情報記録手段とを有する写真撮
    影用カメラにおいて、前記巻き上げ手段は、前記フィル
    ムの巻き上げ量を非機械的に検出して巻き上げを行い、
    前記情報記録手段は、絞り、シャッタ、前記巻き上げ手
    段を制御する制御手段に接続され、撮影期日及び時間に
    関する情報とシャッタ速度に関する情報とを記録するた
    め、前記フィルムの規格を示すデータが予め写し込まれ
    且つ磁気情報を形成する、前記露光手段により露光され
    る撮影領域と前記縁部との間で、無孔な前記縁部の近傍
    位置に撮影情報を記録するようにしたことを特徴とする
    写真撮影用カメラ。
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