JPH11342933A - 二重壁カートントレーとその成形方法 - Google Patents
二重壁カートントレーとその成形方法Info
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- JPH11342933A JPH11342933A JP10152353A JP15235398A JPH11342933A JP H11342933 A JPH11342933 A JP H11342933A JP 10152353 A JP10152353 A JP 10152353A JP 15235398 A JP15235398 A JP 15235398A JP H11342933 A JPH11342933 A JP H11342933A
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- carton
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 極めて容易に成形可能な青果物等を始めとし
贈答品全般に使用される二重壁カートントレーとその成
形方法を提供する。 【解決手段】 一方向に配列する細長い4枚の縁板F1
〜4の両側に4組の外壁パネル1〜4と内壁パネルN1
〜N4を連接し、前記外壁パネル1〜4に底形成部材を
連接し、隣接する前記外壁パネル1〜4同志、隣接する
内壁パネルN1〜N4の下部同志を連接してなるカート
ンブランクを一旦前記縁板F1〜4と前記外壁パネル1
〜4の間の折線で折り畳んでから、胴貼りした折り畳み
カートン20から成形する。
贈答品全般に使用される二重壁カートントレーとその成
形方法を提供する。 【解決手段】 一方向に配列する細長い4枚の縁板F1
〜4の両側に4組の外壁パネル1〜4と内壁パネルN1
〜N4を連接し、前記外壁パネル1〜4に底形成部材を
連接し、隣接する前記外壁パネル1〜4同志、隣接する
内壁パネルN1〜N4の下部同志を連接してなるカート
ンブランクを一旦前記縁板F1〜4と前記外壁パネル1
〜4の間の折線で折り畳んでから、胴貼りした折り畳み
カートン20から成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巨峰、マスカット
等の青果物を始めとする贈答品全般にわたって使用さ
れ、ディスプレー効果を高める包装用トレーに関する。
等の青果物を始めとする贈答品全般にわたって使用さ
れ、ディスプレー効果を高める包装用トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から巨峰、マスカット等の壊れやす
い高価格な青果物に対して図5(b)に示すような二重
壁カートントレー30’が使用され、商品保護以外にも
額縁状の四角の縁板が店頭において商品を引き立てる効
果を発揮している。
い高価格な青果物に対して図5(b)に示すような二重
壁カートントレー30’が使用され、商品保護以外にも
額縁状の四角の縁板が店頭において商品を引き立てる効
果を発揮している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの二重壁カート
ントレー30’は、段ボールよりも安価である板紙を使
用するので、材料コスト面では問題は少ないが、二重壁
カートントレー30’の組立は各産地において人手によ
って行われ、その手数がかかりすぎることが成形コスト
の上昇に繋がるという問題がある。本発明は、この問題
点に鑑みてなされたもので、産地の現場において、極め
て容易に人手による組立を可能とする二重壁カートント
レーとその成形方法の提供を目的とする。
ントレー30’は、段ボールよりも安価である板紙を使
用するので、材料コスト面では問題は少ないが、二重壁
カートントレー30’の組立は各産地において人手によ
って行われ、その手数がかかりすぎることが成形コスト
の上昇に繋がるという問題がある。本発明は、この問題
点に鑑みてなされたもので、産地の現場において、極め
て容易に人手による組立を可能とする二重壁カートント
レーとその成形方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、所定の幅を有する細長い縁板の両側に折線
を介して連接された外壁パネルと内壁パネルとを前記縁
板が最上面を形成するように折り曲げて所定の間隔を保
って対向してなる4枚の二重壁部と、前記外壁パネルの
下端に折線を介して延設された底板と折り返し片とから
なる底部形成部材を内側に折り返して形成される底部と
からなるトレーであって、前記二重壁部の隣接するもの
同志が、前記外壁パネルの側辺と前記内壁パネルの側辺
の最下端部において連接されてなることを構成とするも
のであって、前記縁板と前記内壁パネル間の折線トルク
が弱められていることが好ましい。また、所定の幅を有
し、一方向に配列する細長い4枚の縁板の両側に4組の
外壁パネルと内壁パネルを折線を介して連接し、隣接す
る前記外壁パネル同志を折線を介して一部は糊代によっ
て連接し、また隣接する前記内壁パネル間を該内壁パネ
ル端辺の繋ぎ部を残して打ち抜き、前記外壁パネルの残
る長手方向の端辺に底部形成部材を折線を介して連接し
てなるカートンブランクを前記縁板と前記外壁パネル間
の折線で前記縁板の配列方向に二つ折りする工程と、最
端部の外壁パネル同志を糊代を介して胴貼りして折り畳
みカートンとする工程と、該折り畳みカートンから成形
する工程と、からなることを構成とする。
に本発明は、所定の幅を有する細長い縁板の両側に折線
を介して連接された外壁パネルと内壁パネルとを前記縁
板が最上面を形成するように折り曲げて所定の間隔を保
って対向してなる4枚の二重壁部と、前記外壁パネルの
下端に折線を介して延設された底板と折り返し片とから
なる底部形成部材を内側に折り返して形成される底部と
からなるトレーであって、前記二重壁部の隣接するもの
同志が、前記外壁パネルの側辺と前記内壁パネルの側辺
の最下端部において連接されてなることを構成とするも
のであって、前記縁板と前記内壁パネル間の折線トルク
が弱められていることが好ましい。また、所定の幅を有
し、一方向に配列する細長い4枚の縁板の両側に4組の
外壁パネルと内壁パネルを折線を介して連接し、隣接す
る前記外壁パネル同志を折線を介して一部は糊代によっ
て連接し、また隣接する前記内壁パネル間を該内壁パネ
ル端辺の繋ぎ部を残して打ち抜き、前記外壁パネルの残
る長手方向の端辺に底部形成部材を折線を介して連接し
てなるカートンブランクを前記縁板と前記外壁パネル間
の折線で前記縁板の配列方向に二つ折りする工程と、最
端部の外壁パネル同志を糊代を介して胴貼りして折り畳
みカートンとする工程と、該折り畳みカートンから成形
する工程と、からなることを構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下,本発明を図面を用いてさら
に詳しく説明するが、その前に、従来の二重壁カートン
トレー30’に付いて説明しておく。図4は、従来の二
重壁カートントレーのブランクの裏面の展開図である。
図4に示すように、従来の二重壁カートントレーのブラ
ンク10’は、細長い縁板F11〜F14(幅は必ずし
も一定ではない)の両側に折線e,fを介して外壁パネ
ル11〜14と内壁パネルN11〜N14が連接され、
外壁パネル11〜14は隣接するもの同志が折線a〜c
を介して連接されている。また、外壁パネル12には底
板B12が、また外壁パネル11、13には底部折り返
し片B11,B12が、折線gを介して連接されてい
る。
に詳しく説明するが、その前に、従来の二重壁カートン
トレー30’に付いて説明しておく。図4は、従来の二
重壁カートントレーのブランクの裏面の展開図である。
図4に示すように、従来の二重壁カートントレーのブラ
ンク10’は、細長い縁板F11〜F14(幅は必ずし
も一定ではない)の両側に折線e,fを介して外壁パネ
ル11〜14と内壁パネルN11〜N14が連接され、
外壁パネル11〜14は隣接するもの同志が折線a〜c
を介して連接されている。また、外壁パネル12には底
板B12が、また外壁パネル11、13には底部折り返
し片B11,B12が、折線gを介して連接されてい
る。
【0006】図5は、従来の二重壁カートントレーの成
形工程説明図である。図4に示すカートンブランク1
0’は折線a,cで三つ折りされて糊代15と外壁パネ
ル11とで胴貼りされて図5(a)に示すような折り畳
みカートン20’として各産地に送られる。各産地で
は、この折り畳みカートン20’を起こして角柱状と
し、底部折り返し片B11,B12と底板B12を内側
に折り返してそれに連接するフラップFを折線iで折り
曲げて外壁パネル14に沿って差し込み底部を形成す
る。次いで、各内壁パネルN11〜N14を2本の折線
e,fで各90°づつ内側に折り返して外壁パネル1〜
4と対向させ、内壁パネルN1〜N4の下部を底部の隅
で固定して従来の二重壁カートントレー30’の成形を
終了する。以上のように、従来の二重壁カートントレー
30’を成形するには、それぞれが独立している内壁パ
ネルN11〜N14を一枚づつ折線e,fでそれぞれ略
直角になるように内側に折り返し、底部で固定しなけれ
ばならず、この段階で手間がかかる。また、このような
成形方法では、成形された縁板F11〜F14の上面が
不揃いになり易いという欠陥も見られる。
形工程説明図である。図4に示すカートンブランク1
0’は折線a,cで三つ折りされて糊代15と外壁パネ
ル11とで胴貼りされて図5(a)に示すような折り畳
みカートン20’として各産地に送られる。各産地で
は、この折り畳みカートン20’を起こして角柱状と
し、底部折り返し片B11,B12と底板B12を内側
に折り返してそれに連接するフラップFを折線iで折り
曲げて外壁パネル14に沿って差し込み底部を形成す
る。次いで、各内壁パネルN11〜N14を2本の折線
e,fで各90°づつ内側に折り返して外壁パネル1〜
4と対向させ、内壁パネルN1〜N4の下部を底部の隅
で固定して従来の二重壁カートントレー30’の成形を
終了する。以上のように、従来の二重壁カートントレー
30’を成形するには、それぞれが独立している内壁パ
ネルN11〜N14を一枚づつ折線e,fでそれぞれ略
直角になるように内側に折り返し、底部で固定しなけれ
ばならず、この段階で手間がかかる。また、このような
成形方法では、成形された縁板F11〜F14の上面が
不揃いになり易いという欠陥も見られる。
【0007】図1は、本発明による二重壁カートントレ
ーのカートンブランクの裏面の展開図である。本発明に
よる二重壁カートントレーのカートンブランク10は、
同一幅を有する細長い縁板F1〜F4の両側に折線e,
fを介して外壁パネル1〜4と内壁パネルN1〜N4が
連接され、外壁パネル1〜4は隣接するもの同志が折線
a〜cを介して連接されている。また、外壁パネル2に
は底部形成部材が連接されている。すなわち、底板B2
が、また外壁パネル1、3には底部折り返し片B1,B
2が、それぞれ折線gを介して連接されている。従来の
二重壁カートントレーのカートンブランク10’と異な
り内壁パネルN1〜N4が端辺において繋ぎ部Jによっ
て連接され、この繋ぎ部Jと折線f間には打ち抜き部6
が形成されている。この打ち抜き部6は、二重壁を形成
する場合の内壁パネルの左右端部が重複して成形不良を
避けるために設けられている。また内壁パネルN1の最
端部も打ち抜かれている。これは、後述する糊代5と外
壁パネル1とによる胴貼りの際の妨げを防ぐためであ
る。また、内壁パネルN1〜N4の端部には折線hによ
って僅かに折れ曲がる係止部Sが設けられている。ま
た、折り線eは後述する成形時に弱い力で折れ曲がるよ
うに折線トルクを弱めたリード罫(罫線とミシン目を同
調させて設けた折線)にしておくか、あるいは、他の部
分と同様な折線とした場合は折線eによる二つ折に先立
って癖折しておくことが好ましい。
ーのカートンブランクの裏面の展開図である。本発明に
よる二重壁カートントレーのカートンブランク10は、
同一幅を有する細長い縁板F1〜F4の両側に折線e,
fを介して外壁パネル1〜4と内壁パネルN1〜N4が
連接され、外壁パネル1〜4は隣接するもの同志が折線
a〜cを介して連接されている。また、外壁パネル2に
は底部形成部材が連接されている。すなわち、底板B2
が、また外壁パネル1、3には底部折り返し片B1,B
2が、それぞれ折線gを介して連接されている。従来の
二重壁カートントレーのカートンブランク10’と異な
り内壁パネルN1〜N4が端辺において繋ぎ部Jによっ
て連接され、この繋ぎ部Jと折線f間には打ち抜き部6
が形成されている。この打ち抜き部6は、二重壁を形成
する場合の内壁パネルの左右端部が重複して成形不良を
避けるために設けられている。また内壁パネルN1の最
端部も打ち抜かれている。これは、後述する糊代5と外
壁パネル1とによる胴貼りの際の妨げを防ぐためであ
る。また、内壁パネルN1〜N4の端部には折線hによ
って僅かに折れ曲がる係止部Sが設けられている。ま
た、折り線eは後述する成形時に弱い力で折れ曲がるよ
うに折線トルクを弱めたリード罫(罫線とミシン目を同
調させて設けた折線)にしておくか、あるいは、他の部
分と同様な折線とした場合は折線eによる二つ折に先立
って癖折しておくことが好ましい。
【0008】図2は、本発明による二重壁カートントレ
ーの成形工程説明図である。図1に示す、本発明による
二重壁カートントレーのカートンブランク10は、一旦
折線fで二つ折りされてから胴貼り、すなわち折線a,
cによって三つ折りされて糊代5と外壁パネル1とで胴
貼りされて、図2(a)に示す折り畳みカートン20と
なり、この状態で各産地に送られる。この折り畳みカー
トン20から本発明による二重壁カートントレーを成形
するには、先ず、この折り畳みカートン20の左右を矢
印にように押し込んで図2(b)に示すような角柱体と
する。この状態ではまだ外壁パネル1〜4と内壁パネル
N1〜N4は接触した状態であり、縁板F1〜F4も内
側に折り込まれたままの状態にある。次いで、底部形成
部材、すなわち底部折り返し片B1,B3と底板B2を
内側に矢印の方向に折り返し、底板B2に連接されてい
る差し込み片7を外壁パネル4の下部に差し込んで底部
を成形するが、これら底部折り返し片B1,B3と底板
B2の折り返しによって内壁パネルN1〜N4の下端部
が小さな矢印をもって示すように図では上方に押し上げ
られ、その結果、折線eによって縁板1F〜4Fと内壁
パネルN1〜N4とが略90°折り込まれて、一方折線
fによって180°折り畳まれていた縁板1F〜4Fと
外壁パネル1〜4の角度は90°にまで戻されてトップ
面に水平な縁板F1〜4を形成した間隙のある二重壁が
得られる。図1の各図は整合性を保ように天地方向を合
わせて描いてあるが、図(a)から図(b)への成形作
業は天地を逆にして行う方が好ましい。また内壁パネル
N1〜N4の上下の長さは、外壁パネル1〜4の上下の
長さに較べて若干長く設定してあり、その分内壁パネル
N1〜N4の先端の係止部Sが外壁パネル1〜4側に接
近した状態で折線hにおいて折れ曲がって固定される。
以上のステップを踏んで、最終的に所定の間隙のある二
重壁の形成が行われるが、内壁パネルN1〜N4の最下
端部が繋ぎ部によって連接していることもあって4枚の
二重壁は略連動して形成され、4方の縁板F1〜F4の
幅が一定で、それらのトップ面が略水平に揃った図2
(c)に示すような本発明による二重壁カートントレー
30を容易に、迅速に、効率よく成形することができ、
作業人員を削減できるか、あるいは同数の人数で生産性
を高めることが可能になる。
ーの成形工程説明図である。図1に示す、本発明による
二重壁カートントレーのカートンブランク10は、一旦
折線fで二つ折りされてから胴貼り、すなわち折線a,
cによって三つ折りされて糊代5と外壁パネル1とで胴
貼りされて、図2(a)に示す折り畳みカートン20と
なり、この状態で各産地に送られる。この折り畳みカー
トン20から本発明による二重壁カートントレーを成形
するには、先ず、この折り畳みカートン20の左右を矢
印にように押し込んで図2(b)に示すような角柱体と
する。この状態ではまだ外壁パネル1〜4と内壁パネル
N1〜N4は接触した状態であり、縁板F1〜F4も内
側に折り込まれたままの状態にある。次いで、底部形成
部材、すなわち底部折り返し片B1,B3と底板B2を
内側に矢印の方向に折り返し、底板B2に連接されてい
る差し込み片7を外壁パネル4の下部に差し込んで底部
を成形するが、これら底部折り返し片B1,B3と底板
B2の折り返しによって内壁パネルN1〜N4の下端部
が小さな矢印をもって示すように図では上方に押し上げ
られ、その結果、折線eによって縁板1F〜4Fと内壁
パネルN1〜N4とが略90°折り込まれて、一方折線
fによって180°折り畳まれていた縁板1F〜4Fと
外壁パネル1〜4の角度は90°にまで戻されてトップ
面に水平な縁板F1〜4を形成した間隙のある二重壁が
得られる。図1の各図は整合性を保ように天地方向を合
わせて描いてあるが、図(a)から図(b)への成形作
業は天地を逆にして行う方が好ましい。また内壁パネル
N1〜N4の上下の長さは、外壁パネル1〜4の上下の
長さに較べて若干長く設定してあり、その分内壁パネル
N1〜N4の先端の係止部Sが外壁パネル1〜4側に接
近した状態で折線hにおいて折れ曲がって固定される。
以上のステップを踏んで、最終的に所定の間隙のある二
重壁の形成が行われるが、内壁パネルN1〜N4の最下
端部が繋ぎ部によって連接していることもあって4枚の
二重壁は略連動して形成され、4方の縁板F1〜F4の
幅が一定で、それらのトップ面が略水平に揃った図2
(c)に示すような本発明による二重壁カートントレー
30を容易に、迅速に、効率よく成形することができ、
作業人員を削減できるか、あるいは同数の人数で生産性
を高めることが可能になる。
【0009】図3は、本発明による二重壁カートントレ
ー30を使用した最終包装形態の断面図である。本発明
による二重壁カートントレー30に内容物Cを充填した
後、図3(a)に示すように被せ蓋8を被せるか、或い
は一枚の板紙をコの字状に折り込んだカバーを、その両
端部に設けられる差し込み片(図示せず)を、図1に示
す底板B2の両側に設けられる切り込みkに差し込んで
固定するようにしてもよく、さらに図3(b)に示すよ
うに、板紙によるスリーブ9に二重壁カートントレー3
0を嵌め込んでも、あるいはプラスチックフィルム9を
用いて全体をシュリンク包装、あるいはストレッチフィ
ルムでオーバーラップするようにしてもよい。
ー30を使用した最終包装形態の断面図である。本発明
による二重壁カートントレー30に内容物Cを充填した
後、図3(a)に示すように被せ蓋8を被せるか、或い
は一枚の板紙をコの字状に折り込んだカバーを、その両
端部に設けられる差し込み片(図示せず)を、図1に示
す底板B2の両側に設けられる切り込みkに差し込んで
固定するようにしてもよく、さらに図3(b)に示すよ
うに、板紙によるスリーブ9に二重壁カートントレー3
0を嵌め込んでも、あるいはプラスチックフィルム9を
用いて全体をシュリンク包装、あるいはストレッチフィ
ルムでオーバーラップするようにしてもよい。
【0010】本発明による二重壁カートントレー30の
板紙には裏面に再生紙を漉き合わせたコートボール20
0〜600g/m2 、マニラボール200〜600g/
m2等の板紙が内容物の重量に合わせて使用可能である
ためカートンブランクコストを大幅にカットすることが
できる。またコストは上昇するが、Eフルート段ボール
等も充分使用することができる。使用後は図2(a)に
状態に容易に戻せるので、減容化された状態で廃棄する
ことができ、環境負荷を高めることはない。
板紙には裏面に再生紙を漉き合わせたコートボール20
0〜600g/m2 、マニラボール200〜600g/
m2等の板紙が内容物の重量に合わせて使用可能である
ためカートンブランクコストを大幅にカットすることが
できる。またコストは上昇するが、Eフルート段ボール
等も充分使用することができる。使用後は図2(a)に
状態に容易に戻せるので、減容化された状態で廃棄する
ことができ、環境負荷を高めることはない。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、二重壁カートントレー
30の二重壁を構成する内壁パネルN1〜N4の方もそ
れらの端部同志で連接し、一旦縁板F1〜F4と外壁パ
ネル1〜4間の折線で折り畳んだ上で胴貼りを行うこと
により、間隙があって、幅が揃い、ほぼ水平な縁板F1
内壁パネルN1〜N4を上部に有する二重壁カートント
レーを手間のかからない成形方法によって、効率よく成
形することができ、組立、充填工程の生産の合理化に資
することができる。また、二重壁カートントレーである
ことによって、中身商品を物流中の衝撃から保護するこ
とができ、さらに、額縁的に作用して、店頭における中
身商品の展示効果を高めることができる。使用後廃棄す
る場合には、紙製品であって、折り畳んでシート状にな
るので廃棄性がよく、環境負荷を少なくすることが可能
である。
30の二重壁を構成する内壁パネルN1〜N4の方もそ
れらの端部同志で連接し、一旦縁板F1〜F4と外壁パ
ネル1〜4間の折線で折り畳んだ上で胴貼りを行うこと
により、間隙があって、幅が揃い、ほぼ水平な縁板F1
内壁パネルN1〜N4を上部に有する二重壁カートント
レーを手間のかからない成形方法によって、効率よく成
形することができ、組立、充填工程の生産の合理化に資
することができる。また、二重壁カートントレーである
ことによって、中身商品を物流中の衝撃から保護するこ
とができ、さらに、額縁的に作用して、店頭における中
身商品の展示効果を高めることができる。使用後廃棄す
る場合には、紙製品であって、折り畳んでシート状にな
るので廃棄性がよく、環境負荷を少なくすることが可能
である。
【図1】本発明による二重壁カートントレーのカートン
ブランクの裏面の展開図
ブランクの裏面の展開図
【図2】本発明による二重壁カートントレーの成形工程
説明図
説明図
【図3】本発明による二重壁カートントレーを使用した
最終包装形態の断面図
最終包装形態の断面図
【図4】従来の二重壁カートントレーのブランクの裏面
の展開図
の展開図
【図5】従来の二重壁カートントレーの成形工程説明図
1〜4 外壁パネル 5 糊代 6 打ち抜き部 7 差し込み片 8 被せ蓋、コの字状のカバー 9 スリーブ、プラスチックフィルム 10 本発明による二重壁カートントレーのカートンブ
ランク 10’従来の二重壁カートントレーのカートンブランク 20 本発明による折り畳みカートン 20’従来の折り畳みカートン 30 本発明による二重壁カートントレー 30’従来の二重壁カートントレー a〜j 折線 k 切り込み 11〜14 外壁パネル B1,3 底部折り返し片 B2 底板 B11、13 底部折り返し片 B12 底板 C 内容物 F1〜4 縁板 F11〜14 縁板 J 繋ぎ部 N1〜4 内壁パネル N11〜14 内壁パネル S 係止部
ランク 10’従来の二重壁カートントレーのカートンブランク 20 本発明による折り畳みカートン 20’従来の折り畳みカートン 30 本発明による二重壁カートントレー 30’従来の二重壁カートントレー a〜j 折線 k 切り込み 11〜14 外壁パネル B1,3 底部折り返し片 B2 底板 B11、13 底部折り返し片 B12 底板 C 内容物 F1〜4 縁板 F11〜14 縁板 J 繋ぎ部 N1〜4 内壁パネル N11〜14 内壁パネル S 係止部
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の幅を有する細長い縁板の両側に折
線を介して連接された外壁パネルと内壁パネルとを前記
縁板が最上面を形成するように折り曲げて所定の間隔を
保って対向してなる4枚の二重壁部と、前記外壁パネル
の下端に折線を介して延設された底板と折り返し片とか
らなる底部形成部材を内側に折り返して形成される底部
とからなるトレーであって、 前記二重壁部の隣接するもの同志が、前記外壁パネルの
側辺と前記内壁パネルの側辺の最下端部において連接さ
れてなることを特徴とする二重壁カートントレー。 - 【請求項2】 前記縁板と前記内壁パネル間の折線トル
クが弱められていることを特徴とする請求項1記載の二
重壁カートントレー。 - 【請求項3】 所定の幅を有し、一方向に配列する細長
い4枚の縁板の両側に4組の外壁パネルと内壁パネルを
折線を介して連接し、隣接する前記外壁パネル同志を折
線を介して一部は糊代によって連接し、また隣接する前
記内壁パネル間を該内壁パネル端辺の繋ぎ部を残して打
ち抜き、前記外壁パネルの残る長手方向の端辺に底部形
成部材を折線を介して連接してなるカートンブランクを
前記縁板と前記外壁パネル間の折線で前記縁板の配列方
向に二つ折りする工程と、 最端部の外壁パネル同志を糊代を介して胴貼りして折り
畳みカートンとする工程と、 該折り畳みカートンから成形する工程と、 からなることを特徴とする二重壁カートントレーの成形
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10152353A JPH11342933A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 二重壁カートントレーとその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10152353A JPH11342933A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 二重壁カートントレーとその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11342933A true JPH11342933A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15538697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10152353A Withdrawn JPH11342933A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 二重壁カートントレーとその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11342933A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112623426A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-04-09 | 浙江华丽达包装有限公司 | 一种用于化妆品包装盒的环保型托盒及其折叠方法 |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP10152353A patent/JPH11342933A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112623426A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-04-09 | 浙江华丽达包装有限公司 | 一种用于化妆品包装盒的环保型托盒及其折叠方法 |
CN112623426B (zh) * | 2020-11-20 | 2022-06-17 | 浙江华丽达包装有限公司 | 一种用于化妆品包装盒的环保型托盒及其折叠方法 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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