JPH11342005A - 交換可能な履き物用トラクション部材 - Google Patents

交換可能な履き物用トラクション部材

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JPH11342005A
JPH11342005A JP11133323A JP13332399A JPH11342005A JP H11342005 A JPH11342005 A JP H11342005A JP 11133323 A JP11133323 A JP 11133323A JP 13332399 A JP13332399 A JP 13332399A JP H11342005 A JPH11342005 A JP H11342005A
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JP
Japan
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traction member
screw
traction
shaft
footwear
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Application number
JP11133323A
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English (en)
Inventor
J Conway Cyril
ジェイ.コンウェイ シリル
H Schwartz John
エイチ.シュワーツ ジョン
W Conway Andrew
ダブリュ.コンウェイ アンドリュウ
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43CFASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C15/00Non-skid devices or attachments
    • A43C15/16Studs or cleats for football or like boots
    • A43C15/161Studs or cleats for football or like boots characterised by the attachment to the sole

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運動用の履き物に備えられるスパイクのよう
な着脱可能なトラクション部材であって、着脱に特別な
工具を必要とせずに指で簡単に着脱でき、任意の所望さ
れるトレッドパターンにトラクション部材を配置するこ
とが容易であり、足踏みすることで脱落防止を保証する
作用を得られるトラクション部材を提供する。 【解決手段】 履き物に備えられているねじ内径26お
よびねじ外径28を有するねじ孔16に取り外し可能に
螺合されるトラクション部材30は、地面に食い込むよ
うに該外面から突出する少なくとも1つの地面係合突起
36とを有するヘッド32を有する。このヘッドからシ
ャフト34が突出され、シャフトからその軸線に直角な
方向へフィン42が突出されている。シャフトは、フィ
ンを曲げ変形させて孔16のねじ内に非回転挿入され、
これにより完全に挿入されたときにねじ溝24内に係合
するフィンがトラクション部材30を孔16内に固定す
る。したがって、何かの理由で脱落し始めたトラクショ
ン部材30は、足踏みするだけで所定位置に復帰され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は履き物による牽引力
を向上させる装置に係わり、特に牽引用部材すなわちト
ラクション部材がその回転を必要とせずにねじ付き開口
に対してほぼ等しい力で挿入及び取り外しできるような
容易に交換可能な履き物用トラクション部材に関する。
【0002】履き物用トラクション部材は一般に周知で
ある。トラクション部材を含む履き物の底部材は、複数
の固定的に取り付けられるか、または取り外し可能で交
換可能とされる複数の地面に食い込むすなわちグリップ
する部分または部材を一般に含んでいる。このトラクシ
ョン部材の地面に接触する部分は1つまたは複数個のス
パイクとされるか、または1つのトラクション部材に備
えられた各種の突起配列とされる。地面に接触する部分
は、金属、ゴム、重合材料、または意図する使用に好適
な他の材料でしばしば作られる。このような地面に接触
する部分を含むトラクション部材を履き物の底部材に保
持するために、軽金属または合成重合材料で作られたス
タッドを底部材に形成されているねじ孔に螺合すること
が一般に周知である。
【0003】ねじ式トラクション装置が最も一般的であ
るが、問題が無いわけではない。トラクション部材のス
タッドのねじがすり減って取り付け能力が失われるのを
免れない。さらにスタッドの締め付け過剰は、履き物に
対するスタッドの保持能力を低下させる。また、ねじ孔
からトラクション装置を取り外すのに非常に長い時間を
必要とすることになりかねない。さらに、ねじ孔に螺合
されるねじ式のトラクション装置は、地面に対して履き
物が回転するとねじが部分弛みを生じることになる。ま
た部分弛みを生じると、底部材による土の塊がトラクシ
ョン装置と履き物の底部材との間に挟まり、これがそれ
を履く者にアンバランスな感じを与える。トラクション
装置のねじが弛む場合、それを履く者はトラクション装
置が脱落するか、または底部材とトラクション装置との
間に挟まった大きな土の塊が履いている者の注意を喚起
するまで、その問題に気が付くことはない。この問題を
一旦認識したならば、履いている者は運動を中断して、
トラクション装置またはその交換装置を探し、またトラ
クション装置を再度回転して孔内に適当に締め付けねば
ならない。さらに、「軟質」スパイク靴が普及したとは
いえ、スパイクの装着および取り外しには特別な工具が
依然として要求されている。したがって、工具が置き忘
れられると、トラクション装置の取り外しまたは締め付
けが必要とされたとき、その履く者に問題を生じること
になる。
【0004】従来技術は、ねじ式取り付け装置の問題を
解決するため、またはねじ式取り付け装置のための交換
を工夫するための幾つかの努力を開示している。しかし
ながら従来技術のほとんど全ては、特別に設計されたト
ラクション装置だけが嵌着できるように特別に設計され
た孔を有する底部材を備えた履き物を購入しなければな
らないという必要性を履く者に課している。すなわち、
履く者は履き物およびトラクション装置の「装置系統」
を購入しなければならない。この装置系統が大きな販売
上の成功をおさめていないならば、交換用トラクション
装置は恐らく特別に注文しなければならず、これは都合
が悪い。このような装置系統は非常に高価となる。何故
なら、履く者は新しい履き物を購入しなければ成らず、
また交換部品を注文しなければならないからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、トラクシ
ョン装置を取り外し可能に受け止めるほとんど全ての履
き物に見られるようなねじ孔の中に配置できるトラクシ
ョン装置が必要とされるのである。さらに、回転以外の
方法でねじ孔内に配置することのできるそのようなトラ
クション装置がさらに必要とされる。履く者の足が地面
に圧力を加えることで自動的に挿入できるトラクション
装置も必要とされる。望まれるときに容易に取り外すこ
とができるが、履き物の孔に対するトラクション装置の
取り付けを劣化させることのないトラクション装置がさ
らに必要とされる。上述した必要性に合致し、さらに安
価に製造できるトラクション装置がさらに必要とされ
る。上述の必要性に合致し、また金属製スパイクや重合
材料の突起のような望まれるあらゆる地面係合手段を有
するヘッドを使用できるシャフト装置を備えたトラクシ
ョン装置がさらに必要とされる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ねじ付凹部、
すなわちねじ孔と選択的に係合できるトラクション装置
を提供する。特に本発明のトラクション装置は、このト
ラクション装置をねじ付凹部に対して回転させることを
必要とすることなく、ねじ孔に作動的に係合できるよう
にする。好ましい実施例において、本発明のトラクショ
ン装置はそれをねじ付凹部に作動的に連結させるため
に、ねじ付凹部からトラクション装置を取り外すのに必
要とされる取り出し力と実質的に等しい押圧力を必要と
する。本発明は回転を必要とせず、またほぼ等しい力に
よって、ねじ孔へ押し込め、またその孔から引き出すこ
とができる。
【0007】さらに、ねじ付凹部からのトラクション部
材の意図しない取り外しすなわち作用を受けても、所定
のトラクション部材に対して使用者が体重を掛けること
によって、トラクション部材はねじ付凹部の中へ戻るよ
うに強制される。
【0008】さらに本発明は、一般に別途工具を必要と
するようなねじ係合の解除を必要とすることなく、トラ
クション装置を容易に取り外すことができる利点を与え
る。本発明は押圧−引っ張り式の挿入および取り外しを
行うように形成されているが、この設計はトラクション
装置の締め付け過剰も排除する。すなわち、使用者が本
発明のトラクションスタッドをねじ付凹部に対して回転
しなければならないとするならば、回転に対する所定の
抵抗力を超えると、トラクション装置は回転に対する抵
抗力が減少することを示す。したがって、本発明は予め
定めた最大保持力を可能にする。
【0009】このトラクション装置は、外面と、この外
面から突出した少なくとも1つの地面係合突起とを有す
るヘッドを一般に含んで成る。シャフトがヘッドから突
出しており、このシャフトは複数の円周方向に間隔を隔
てられた長手方向のリブを含み、リブは凹部のねじ内径
が定める円周面の内側に位置する円周面によって包囲さ
れている。トラクション装置は複数の平行なフィンを最
終的に含んで成り、これらのフィンはシャフトから突出
してねじ内径が定める円周面の部分を超えて延在し、ま
たリブに沿う2方向において等しい曲げ抵抗を有する。
シャフトおよトラクション装置は、連続的に位置するね
じ山の間で偏倚される複数のフィンによって保持され
る。
【0010】本発明の他の目的、特徴および利点は、添
付図面と関連させることで、以下の好ましい実施例の詳
細な説明から明白となろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照すれば、本発明の1実
施例によるトラクション部材を含んで成る底部材が示さ
れている。底部材12は履き物の上部13に好ましく取
り付けられている。本発明の底部材12を含む形式の履
き物は典型的に、ゴルフ、フットボール、野球、サッカ
ー、または登山(climing terrain)を行うときに有用
な運動用の履き物とされるが、戸外作業または他の望ま
しい適用例にも有用である。踵14は底部材12に取り
付けられる。この代わりに、底部材12は平坦な一体ヒ
ールとされるか、全くヒールのないものとされることが
できる。底部材12は上部13の下面全体を覆って示さ
れているが、それに代えて底部材12はトラクション部
材30の孔を備える目的で底部材を有する骨格形式(sk
eletal type)の底部材とされることができる。
【0012】代表例として底部材12および踵14に分
散された複数のトラクション部材30が示されている。
勿論のことながら、いずれの個数のトラクション部材3
0も備えることができ、また底部材におけるそれらの配
置は意図する適用例に応じて変化する。トラクション部
材30の位置は規則的なパターンとされること、または
ランダムな配置とされることができる。また、トラクシ
ョン部材30は地面に食い込む1個の中央に位置された
スパイクを有するヘッドを含むことができる。しかしな
がら、本発明のトラクション部材30のヘッドは説明す
るように任意の個数の地面係合部材を含むことができ
る。
【0013】図2に示されるように、底部材12は孔1
6を備えている。孔16はねじを形成されることがで
き、またはその代わりに孔16の内部にねじの形成され
ているインサート18を挿入されることができる。ねじ
インサート18はねじ山の一体性を保持するために金属
で作られるのが好ましいが、硬質プラスチック化合物ま
たは優れたねじ保持性を有する他の材料で作られること
ができる。ねじインサート18は、底部材12の上面1
1と履き物の上部(図示せず)の下面との間に配置され
る重ねプレート20によって底部材の内部に保持される
ことができる。重ねプレート20は突出した棘22によ
って底部材12に固定できる。ねじインサート18また
は孔16のねじ溝24は、ねじ内径26およびねじ外径
28を定めている。
【0014】図2にさらに示されるように、トラクショ
ン部材30は孔16(図示せず)またはねじインサート
18に挿入される。トラクション部材30はヘッド32
およびシャフト34を含んで成る。ヘッド32は外面3
8および内面40を有する。ヘッド32の外面38は、
その外面38から突出している地面係合部材36を含む
のが好ましい。図示されるように、地面係合部材36は
尖った突起であり、外面38の平面すなわち表面より上
方へ突出しており、また外面38のいずれの位置にも配
置できる。さらに、地面係合部材36はシャフト34と
実質的に同軸の中央部分すなわちスパイクを含むことが
できる。1つの形態において、地面係合部材36は外面
38の周縁に沿って位置される。他の代表例が示される
が、突起のいずれの形状および形態も本発明の範囲に含
まれることに留意すべきである。
【0015】図3および図4を参照すれば、2つの異な
る形式の地面係合突起が示されている。図3はシャフト
に埋め込まれ、または組み付けられた単一スパイク50
を示している。スパイク50はヘッド32を超えて突出
する。スパイク50は各種材料のいずれかとすることが
できるが、金属で作られるのが好ましい。図4はヘッド
32の外面38の中央面積部分を含めてその外面38に
沿って均等に分散された複数の突起52を示している。
内面40は孔16に隣接して底部材12の上部13と実
質的に同平面となるように位置される。内面40および
外面38は平坦面として示されているが、いずれかの面
を湾曲させることができる。
【0016】図2、図3および図4を参照すれば、内面
40は少なくとも1つの回転阻止突起41を含むことが
できる。回転阻止突起は大きい侵入縁または侵入面を有
し、また少なくとも部分的にねじ孔に隣接して履き物に
埋め込まれるような寸法とされるのが好ましい。履き物
に埋め込まれることにより、この回転阻止突起は履き物
に対するトラクション部材30の回転を減少させる、す
なわち不可能にする。回転阻止突起は各種の形状および
形態とされ得るが、この実施例では4面ピラミッド形に
なっている。ねじ孔に対するトラクション部材30の傾
向を軽減するために、回転阻止突起はねじ孔からトラク
ション部材が回転する傾向を軽減する。
【0017】シャフト34はヘッド32の内面40の中
央面積部分から延在しているが、同様に中央でない面積
部分から延在することも可能である。シャフト34は孔
16の長さに実質的に等しい距離を延在するのが好まし
い。シャフト34はヘッド32に隣接した基端を有し、
またヘッドから間隔を隔てられた先端33を有する。勿
論のことながら、内面40が多少凹面状であるならば、
シャフト34はその凹面の深さを補償するために孔16
の長さよりも多少長くできる。また、シャフト34は孔
16よりも大きい長さを有することなく、孔16の実際
の長さに相当する長さだけ延在するのが好ましい。した
がって、シャフトは孔の底部に底打ちするのを実質的に
防止する寸法とされる。
【0018】図2を参照すれば、また図3および図4を
参照すれば、トラクション部材30はシャフト34から
延在している複数のフィン42を含む。フィン42は互
いに平行で、好ましい実施例においてはシャフト34の
軸線に対して実質的に直角に延在する。しかしながら、
フィン42はシャフト34に対して傾斜される、すなわ
ち非直角とされることができ、および(または)実質的
に等しい大きさでヘッド32に向かって、およびヘッド
から離れる方向へ、フィン42がシャフト34の長手方
向軸線に沿って曲がることができるように変化された肉
厚を有する。すなわち、フィン42は履き物に向かっ
て、または離れる方向へ、実質的に等しい大きさの自由
度および抵抗でもって撓む。すなわち、トラクション部
材をねじ孔に対して回転させずにねじ孔内に着座させる
のに必要な挿入力と、ねじ孔に対して回転させずにねじ
孔からトラクション部材を引き出すのに必要な引き出し
力とは、実質的に等しい。さらに、フィン42はシャフ
トを回転させる必要性が無く、かつ挿入力を引き出し力
と実質的に等しくするという条件を満たすのであれば、
非平行状態にすることもできる。しかしながら、フィン
42は引き出し力より大きいか、または小さい挿入力を
与えるように形成されることもできる。例えば、シャフ
ト34に対するフィンの形状および配向は、挿入力より
も引き出し力が大きくなるように選定することができ
る。
【0019】図2に示されるように、フィン42の周縁
の少なくとも一部は、ねじ内径26の円周面を超えて延
在する。しかしながら、フィン42はねじ外径28まで
延在しないのが好ましい。すなわち、フィン周縁の一部
がねじ内径の円周面を超えて延在することが重要であ
る。しかしながらフィンの全ての周縁がねじ内径の円周
面より大きい必要はない。フィン42は、ナイロン6/
6のようなプラスチック材料、または挿入力および引き
出し力に応じてそのフィン42がシャフト34に対して
曲がることができるようにする他の材料で作られるのが
好ましい。図2に示されるように、フィン42はシャフ
ト34の長手方向軸線に沿って両方向へ曲げられる。シ
ャフトに対して直角にフィンが延在する形状において、
各フィン42はその周縁44からシャフト34に取り付
けられているフィン42の縁部46まで一様な肉厚であ
るのが好ましい。この一様な肉厚はフィン42がヘッド
32へ向かって、またヘッド32から離れる方向へ向か
って等しい距離だけ曲がるようにする。したがってフィ
ン42はシャフト34に沿って2方向へ等しい曲げ抵抗
を有する。フィン42はシャフトから実質的にその全長
に沿って延在する。フィン42は先端33に隣接してシ
ャフト34から突出するのが好ましい。
【0020】フィン42はシャフト34の長手方向軸線
に沿っていずれの方向へも曲がり得るので、幾つかの例
においては、フィン間に長手方向のリブ54を備えて、
それらのフィンが弱くなり過ぎるのを防止するのが好ま
しい。図5〜図7に示されるように、シャフト34は長
手方向のリブ54を含むことができる。図5は、4つの
リブ54がシャフト34の軸線35から半径方向に反対
の方向へ延在していることを示している。長手方向の軸
線35は、図5〜図7においては点で示されている。図
5を参照すれば、1つの平面内に位置されるフィン42
の周縁はこのようにして図示したように4つのフィン部
分に分けられる。同様に、図6は3つのリブ54および
3つのフィン42を示している。図7は1つの長いリブ
54(長手方向軸線35から半径方向に反対の方向へ延
在する2つのリブ54)、および2つのフィン42を示
している。長手方向のリブ54は、ヘッド32の内面4
0におけるシャフト34の基端から、先端33へ向かっ
て延在するのが好ましい。リブ54はフィン42に強度
を与えるために実質的に変形不能であるのが好ましい。
またリブ54の最外周縁56はねじ溝24のねじ内径2
6の内側に位置される。リブ54間を延在するフィン4
2は、少なくともその最外周縁58において、ねじ内径
26の定める円周面を横切る周縁を定める。フィン42
が定める周縁はねじ外径28が定める円周面の内側にて
終端するのが好ましい。
【0021】好ましい形態においては、所定のフィンが
リブからリブへ延在する部分を有するように、フィン4
2およびリブ54が選定される。すなわち、フィン42
の周縁は2つの円周方向に間隔を隔てられたリブ54の
間で、ねじ内径の定める円周面を超えて突出する。した
がって、シャフト34が4つのリブ54を有するなら
ば、フィンの周縁は4つの別々な位置でねじ内径の定め
る円周面を超えて突出する。同様に、シャフト34が3
つのリブ54を含むならば、フィン層の周縁は3つの別
々な位置においてねじ内径の定める円周面を超えて突出
する。図8〜図11は、フィンの周縁58がリブ54の
全ての周縁を超えて、少なくとも周縁58の大部分がね
じ内径26を超えて延在する状態を示している。
【0022】好ましい形態において、リブ54はねじ内
径26が定める円周面のすぐ内側に位置されるような寸
法とされる。リブ54がねじ内径26で定められる円周
面のすぐ内側に位置される場合、リブ、シャフト34、
したがってトラクション部材30の支持安定性は、履き
物、したがって使用者へと容易に伝えられる。
【0023】トラクション部材30を孔16に挿入する
ことが望まれる場合には、使用者はシャフト34を孔1
6に整合し、ヘッド32に圧力を掛けてシャフト34を
孔16またはねじインサート18の端部に押圧するよう
にすることだけが要求される。ねじ孔に対するトラクシ
ョン部材30の回転は不要である。この圧力は、ヘッド
32の外面38を人の指で押圧することで得られる。こ
れに代えて、この圧力は底部材12の上面11の上から
の人の足踏みにより、外面38へ力を与えて得られる。
勿論のことながら、小さなハンマーその他の工具を使用
できる。このようにしてトラクション部材30は非常に
簡単な方法で挿入され、ねじシャフトを有するトラクシ
ョン部材を挿入する場合に比較して僅かな挿入時間しか
必要としない。
【0024】トラクション部材30がねじ孔に挿入され
ると、それがねじ孔16であろうとねじインサート18
であろうとも、フィン42はまずヘッド32へ向かって
曲げられる。フィン42の周縁がねじ山の頂点を越える
と、フィンはシャフト34の長手方向軸線に実質的に直
角な、偏倚されない状態となる。トラクション部材30
が孔内に完全に挿入されると、フィン42は図2に示さ
れるように必然的にねじ孔内に嵌着される。幾つかのフ
ィン42はヘッド32へ向かって曲げられ、幾つかのフ
ィン42はヘッド32から離れる方向へ曲げられ、幾つ
かのフィン42はシャフト34の長手方向軸線に対して
直角の状態となる。フィン42がねじ溝内に位置する箇
所に応じて、1つのフィン42はその周縁のある部分が
曲げられ、その周縁のある部分が偏倚された状態とな
る。
【0025】トラクション部材30が底部材12に挿入
されたときに、この履き物10を履く者は、ねじが外れ
るなどによってトラクション部材30が孔16から脱落
しないかどうかを心配する必要はない。トラクション部
材30が何かの理由でねじ溝24から外れ始めたときに
は、履いている者が次の足踏みによって底部材12の上
面11に力を加えると、シャフト34のフィン42はね
じ溝24に強制的に戻される。したがって歩行者の足踏
み毎に、トラクション部材30が孔16内に完全に挿入
されることが保証される。
【0026】例えばトラクション部材を金属製スパイク
から地面を損傷しにくい代替トレッドパターンに交換す
るために、底部材12からトラクション部材30を取り
外すときには、トラクション部材30は単に底部材12
からそのトラクション部材30を引き抜くだけで簡単に
取り外すことができる。孔16からトラクション部材3
0を持ち上げるためにヘッド32の内面40と底部材1
2の上部13との間に挿入する工具を使用できる。しか
しながら、トラクション部材30を取り外すには人の指
だけでも十分である。実質的に等しい挿入力および引き
出し力を有するように選定されたトラクション部材30
では、トラクション部材を取り外すのに必要とされる力
は孔16にトラクション部材を挿入するのに必要とされ
る力と実質的に等しい。再び述べるが、各トラクション
部材30は孔16からねじ外す必要がなく、また底部材
12からトラクション部材30を取り外すのに比較的小
さい力が必要とされるだけであるので、底部材12から
のトラクション部材30の取り外しは非常に短い時間と
僅かな労力しか必要としない。
【0027】本発明は、ヘッド32の中央面から突出し
た突起を含めて、突起のいずれのトレッドパターンも使
用できる。何故なら中央の面積部分でトラクション部材
30を挿入し、固定する必要がないからである。人は外
面38のいずれかの面積部分に沿ってトラクション部材
30を押圧でき、これはシャフト34がねじ付き凹部に
整合されているならば履き物の上から単純に足踏みする
か、ヘッド32の上からハンマーで叩くことで行える。
したがって、本発明のトラクション部材30は挿入を容
易に実行できるので、適用例に応じて必要ないずれのト
レッドパターンを使用することも可能にする。
【0028】本発明の好ましい実施例の前述した説明は
例示的なものである。本発明はこの開示した形態に限定
されるものでなく、多くの変更および変形が可能であ
る。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によっての
み制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の津動的に保持されたトラクション装置を
有する履き物の斜視図。
【図2】ねじ孔内に作動的に保持されたトラクション装
置の横断側立面図。
【図3】トラクション装置の形状を示す側立面図。
【図4】トラクション装置の代替形状を示す側立面図。
【図5】本発明のシャフトの横断面図。
【図6】本発明の代替形状を示す横断面図。
【図7】本発明の他の代替形状を示す横断面図。
【図8】本発明の他の代替形状を示す横断面図。
【図9】本発明の他の代替形状を示す横断面図。
【図10】本発明の他の代替形状を示す横断面図。
【図11】本発明の他の代替形状を示す横断面図。
【符号の説明】
10 履き物 11 上面 12 底部材 13 上部 14 踵 16 ねじ孔 18 ねじインサート 20 重ねプレート 22 棘 24 ねじ溝 26 ねじ内径 28 ねじ外径 30 トラクション部材 32 ヘッド 34 シャフト 36 地面係合部材 38 外面 40 内面 42 フィン 44 周縁 46 縁部 50 スパイク 52 突起 54 リブ 56,58 周縁
フロントページの続き (72)発明者 アンドリュウ ダブリュ.コンウェイ アメリカ合衆国 ニューヨーク,ピッツフ ォード,ウッド クリーク ドライブ 18

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履き物に設けられていてねじ内径および
    ねじ外径を有するねじ孔に取り外し可能に装着されるト
    ラクション部材であって、 (a) 外面と、地面に係合するように該外面から突出
    した少なくとも1つの地面係合突起とを有するヘッド、 (b) ヘッドから突出した細長いシャフトであって、
    ねじ内径が定める円周面の内側に完全に位置する円周面
    によって包囲されている長手方向のリブを含む細長いシ
    ャフト、および (c) 一部分がねじ内径の定める円周面の部分を超え
    て延在するようにシャフトから突出し、長手方向のリブ
    に沿う2方向に等しい曲げ抵抗を有する複数のフィン、
    を含んで成る交換可能な履き物用トラクション部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたトラクション部材
    であって、リブが変形されないようになっている交換可
    能な履き物用トラクション部材。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたトラクション部材
    であって、所定の平面のフィンが間隔を隔てた2つまた
    は4つの位置でねじ内径を超えて延在する交換可能な履
    き物用トラクション部材。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されたトラクション部材
    であって、フィンが平坦状であり、トラクション部材は
    少なくとも2つの長手方向のリブを含んで成る交換可能
    な履き物用トラクション部材。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されたトラクション部材
    であって、リブとフィンとの交差部分が共通面に位置さ
    れている交換可能な履き物用トラクション部材。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載されたトラクション部材
    であって、ヘッドがその外面に沿って均等に分散された
    複数の地面係合突起を有している交換可能な履き物用ト
    ラクション部材。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載されたトラクション部材
    であって、シャフトはヘッドに隣接した基端と、そこか
    ら隔てられた先端とを有し、フィンは該先端に隣接して
    突出し、リブは該先端へ向かって延在する交換可能な履
    き物用トラクション部材。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載されたトラクション部材
    であって、1ピースの一体ユニットである交換可能な履
    き物用トラクション部材。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載されたトラクション部材
    であって、ヘッドはシャフトが突出する側に内面を有
    し、該内面は複数の突起を備えている交換可能な履き物
    用トラクション部材。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載されたトラクション部
    材であって、フィンがねじ内径よりも大きい径の部分を
    有する周縁を定めており、シャフトはヘッドに隣接した
    基端と、ヘッドから隔てられた先端とを有し、少なくと
    も1つのフィンが先端に隣接してシャフトから突出して
    いる交換可能な履き物用トラクション部材。
  11. 【請求項11】 運動用履き物に適用される底部材であ
    って、 (a) それぞれがねじ内径およびねじ外径を有する複
    数のねじ開口、および(b) ねじ開口に取り外し可能
    に挿入される複数のトラクション部材であって、非回転
    挿入力によって開口内に挿入可能で、非回転抜き取り力
    によって開口から取り外し可能な複数のトラクション部
    材、を含んで成る底部材。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載された底部材であっ
    て、上面および下面を有し、トラクション部材は底部材
    の下面に取り付けられるようになされており、下方へ向
    かう力を底部材の上面に加えることで底部材の開口に部
    分的に挿入されているトラクション部材を十分に挿入さ
    せることができる底部材。
  13. 【請求項13】 履き物にトラクション部材を取り外し
    可能に取り付ける方法であって、 (a) 複数のフィンをねじ付き受け入れ孔に非回転係
    合させる段階、および(b) 複数のフィンをねじ付き
    受け入れ孔から非回転且つ非破壊で取り外す段階、を含
    んで成る取り付け方法。
JP11133323A 1998-05-15 1999-05-13 交換可能な履き物用トラクション部材 Pending JPH11342005A (ja)

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