JPH11340748A - 高周波増幅回路 - Google Patents

高周波増幅回路

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JPH11340748A
JPH11340748A JP14890698A JP14890698A JPH11340748A JP H11340748 A JPH11340748 A JP H11340748A JP 14890698 A JP14890698 A JP 14890698A JP 14890698 A JP14890698 A JP 14890698A JP H11340748 A JPH11340748 A JP H11340748A
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power supply
voltage
frequency
amplifier circuit
circuit
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Isato Osako
勇人 大迫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源定格電圧の低い高周波ICを使用した場合
の消費電流の増加と電圧ドロップに伴う発熱の問題を解
消する。 【解決手段】第1電源定格電圧15ボルトで動作するト
ランジスタ101,102,103 を入力段から複数段に亘りカス
ケード接続し、その最終段に第1電源定格電圧より低い
第2電源定格電圧5ボルトで動作する高周波IC104 を
接続する。高周波IC104 に第2電源定格電圧を供給す
る定電圧回路105 を設け、また定電圧回路105 の入力に
複数のトランジスタ101-103 の各エミッタ出力を共通接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送衛星(BS)
や通信衛星(CS)から受信される1〜2GHz帯のテ
レビジョン信号を増幅するためにテレビ共聴設備で使用
するブースタ等に用いられる高周波増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送衛星(BS)によるテレビ放
送に加え、通信衛星(CS)を使用した多チャンネルテ
レビ放送のサービスが開始され、衛星多チャンネル時代
が始まっている。このような放送衛星(BS)や通信衛
星(CS)によるテレビ放送の多チャンネル化に伴い、
マンション等の集合住宅のテレビ共聴設備にあっても、
従来のVHF、UHF放送の受信だけでなく、BS放送
やCS放送にも対応しつつある。また従来のBS放送と
CS放送の周波数帯は、1035〜1880MHzであ
ったが、新たなCS放送の開始に伴い、現在は1000
〜2150MHzに使用周波数帯域が広がっている。
【0003】このようなBS放送及びCS放送に対応し
てテレビ共聴設備で使用されるブースタのアンプは、複
数のトランジスタを複数段カスケード接続して1〜2G
Hz帯域のテレビジョン信号を増幅している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CS放
送の2GHzを超える高周波数帯域になると、Si製ト
ランジスタのカスケード接続では周波数的に限界であ
り、必要とする出力レベルまで増幅することが困難であ
るという問題があった。即ち、本願発明者の考察によれ
ば、2GHzを超えた場合、トランジスタだけの増幅で
は、利得は満足できたが、出力レベルは満足できるもの
ではなかった。
【0005】一方、1〜5GHzの周波数帯域での増幅
ができ、十分な高出力がとれるガリウム基板を使用した
高周波ICが商品化されており、この高周波ICをトラ
ンジスタのカスケード接続の最終段に設けることで、C
S放送の2GHzを超える周波数帯域についても満足す
る増幅出力が得られる。しかし、ブースタのトランジス
タに供給する電源定格電圧が通常15ボルトであるのに
対し、高周波ICの電源定格電圧は5ボルトと異なって
いる。このため抵抗等を用いて15ボルトを3分の1の
5ボルトにドロップする必要がある。
【0006】このように電圧ドロップ量が多くなると、
消費電流が増加すると共に、ドロップ用の抵抗としてセ
メント抵抗等を使用しなければならず、回路基板上での
抵抗の設置スペースが大きくとられる。またドロップ抵
抗が高熱を発生するため、特別な放熱対策が必要になる
という問題があった。本発明は、このような問題点に鑑
みてなされたもので、電源定格電圧の低い高周波ICを
使用した場合の消費電流の増加と電圧ドロップに伴う発
熱の問題を解消するようにした放送衛星及び通信衛星等
のテレビ放送に対応した高周波増幅回路を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のブースタにあっては次のように構成する。本発
明は、放送衛星(BS)及び通信衛星(CS)等から受
信されたテレビジョン信号を増幅する高周波増幅回路を
対象とし、本発明にあっては、第1電源定格電圧で動作
するトランジスタを入力段から複数段に亘りカスケード
接続すると共に、最終段に第1電源定格電圧より低い第
2電源定格電圧で動作する高周波ICを接続し、また高
周波ICに第2電源定格電圧を供給する定電圧回路を設
け、この定電圧回路の電源入力に複数のトランジスタの
各エミッタ出力を共通接続したことを特徴とする。
【0008】ここで第1電源定格電圧は15ボルト、第
2電源定格電圧は5ボルトであり、複数のトランジスタ
の合計消費電流が高周波ICに流れる消費電流である。
また定電圧回路としては3端子レギュレータを使用す
る。更に、定電圧回路の電源入力に、第1電源定格電圧
を供給する電源ラインをバイアス抵抗を介して接続す
る。この場合、第1電源定格電圧15ボルトと第2電源
定格電圧5ボルトの間の所定値以上の電圧、例えば7ボ
ルト以上の電圧を印加する。
【0009】このような本発明の高周波増幅回路によれ
ば、高周波ICを使うことで、2GHzを超えるCS放
送の周波数帯域まで高出力をとることができる。またカ
スケード接続した複数のトランジスタの合計消費電流が
高周波ICに流れて全体の消費電流となるため、高周波
ICの消費電流のみで動作でき、出力段に設けた高周波
ICに対し単に抵抗ドロップのみで定格電圧を供給して
動作した場合に比べ、消費電力をほぼ半分に低減でき
る。
【0010】また定電圧回路を使用したことで、高周波
ICを規定の電源定格電圧で動作させ、動作を安定化さ
せることができる。更に、定電圧回路の入力はバイアス
抵抗を介して15ボルトの電源ラインに接続されてお
り、トランジスタのバラツキ等によるカスケード増幅段
の動作電流によって入力電圧が変動しても、例えば7ボ
ルト以下にならないように押えることができ、高周波I
Cへ安定した電源定格電圧5ボルトを供給できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用されるテレビ
共聴設備で使用されるブースタの全体的な回路ブロック
図である。図1において、ブースタは、1000〜21
50MHzのテレビジョン信号を増幅するBS・CS増
幅部1、470〜770MHzのテレビジョン信号を増
幅するUHF増幅部2、76〜108MHz及び170
〜222MHzのテレビジョン信号するVHF増幅部
3、更に電源部4を備える。
【0012】BS・CS増幅部1、UHF増幅部2及び
VHF増幅部3に対しては、入力端子5と入力端子6が
設けられている。入力端子5はVHF、UHF、BS及
びCSを含むテレビジョン信号を入力する。入力端子6
はUHF及びVHFを含むテレビジョン信号を入力す
る。入力端子5からVHF、UHF、BS及びCSを含
むテレビジョン信号を入力する場合には、入力切替スイ
ッチ18は図示のように入力端子5側に切り替えられて
おり、入力端子5からのテレビジョン信号の内、UHF
及びVHFのテレビジョン信号をローパスフィルタ16
を通して分離器(セパレータ)19に入力している。
【0013】一方、入力端子6からVHF及びUHFの
テレビジョン信号を入力する場合には、入力切替スイッ
チ18は入力端子6側に切り替えられ、ローパスフィル
タ17を介してテレビジョン信号を分離器19に入力し
ている。入力端子5からの入力ラインにはDCカット用
のコンデンサC13が接続され、電源部4より入力端子
5を介してBSアンテナやCSアンテナ側に供給する電
源電圧をカットしている。
【0014】BS・CS増幅部1は、ハイパスフィルタ
9、アンプ10、利得調整器11、アンプ12、チルト
回路13、本発明の対象となる増幅回路14、及びハイ
パスフィルタ15で構成されている。UHF増幅部2
は、アッテネータ20、アンプ21、利得調整器22、
アンプ23、チルト回路24、アンプ25で構成され
る。VHF増幅部3は、分離器28によってVHFハイ
チャネル3aとVHFローチャネル3bに分けている。
【0015】VHFハイチャネル3a側には、アッテネ
ータ29、アンプ30、ゲイン調整器31及びアンプ3
2が設けられる。同様にVHFローチャネル3b側にも
アッテネータ34、アンプ35、ゲイン調整器36、ア
ンプ37が設けられる。アンプ32,37の出力は混合
器33で混合され、更に混合器26でUHF増幅部2か
らのUHFテレビジョン信号と混合され、ローパスフィ
ルタ27を通ってBS・CS増幅器1からの出力ライン
に加えられる。
【0016】電源部4には、スイッチング電源(スイッ
チングレギュレータ)38が設けられ、交流AC100
ボルトを入力して各増幅部に対する規定の第1電源定格
電圧例えば15ボルトを出力する。スイッチング電源3
8からの第1電源定格電圧15ボルトは給電スイッチ4
0を介し、更にBS・CSコンバータ給電表示用パイロ
ットランプ41を介し、更にダイオードD10及びイン
ダクタンスL10を介して入力端子5側に接続し、入力
端子5よりBSアンテナ及びCSアンテナに設けている
ブースタに電源電圧を供給している。
【0017】またスイッチング電源38からの第1電源
定格電圧15ボルトはパイロットランプ42を介して各
増幅部の増幅回路に電源電圧を供給する。尚、入力端子
5,6、出力端子7、モニタ端子8、更には電源部4の
それぞれに設けられたARは、アレスタ等の避雷器であ
る。図2は図1のBS・CS増幅部1に設けている本発
明の対象となる増幅回路14の実施形態を示した回路ブ
ロック図である。
【0018】図2において、増幅回路14は入力端子1
00を有し、入力端子100に続いてトランジスタ10
1,102,103を3段にカスケード接続している。
即ち入力端子100にコンデンサC1を介して1段目の
トランジスタ101のベースに接続し、トランジスタ1
01のコレクタをコンデンサC2を介して2段目のトラ
ンジスタ102のベースに接続し、更にトランジスタ1
02のコレクタをコンデンサC3を介して3段目のトラ
ンジスタ103のベースに接続している。
【0019】この3段にカスケード接続されたトランジ
スタ101,102,103に対しては、第1電源定格
電圧としてDC15ボルトが供給されている。即ち、D
C15ボルトの電源ライン107よりトランジスタ10
1,102,103のベースのそれぞれに対し、抵抗R
1とR2、R3とR4、R5とR6の直列回路を介して
ベースバイアス電圧を印加し、それぞれの抵抗分圧点よ
りインダクタンスL1,L2,L3を介してトランジス
タ101,102,103のコレクタに接続している。
この場合、コレクタ電圧は例えばDC7ボルトとなる。
【0020】抵抗R1とR2、R3とR4及びR5とR
6の接続点はコンデンサC6,C7,C8により交流的
に接地接続されている。トランジスタ101,102,
103のエミッタは、コンデンサC9,C10,C11
を介して交流的に接地接続されると共に、各エミッタ端
子がエミッタライン108により共通接続され、トラン
ジスタ101,102,103に直流的に流れるバイア
ス電流i1,i2,i3の合成電流i4を得ている。
【0021】3段にカスケード接続されたトランジスタ
101,102,103に続いては高周波IC104が
設けられる。高周波IC104には、3段目のトランジ
スタ103のコレクタがコンデンサC4を介して接続さ
れ、また入力と接地間に交流的に接続するインダクタン
スL4を接続している。高周波IC104の出力はコン
デンサC5を介して出力端子106に接続される。
【0022】高周波IC104はトランジスタ101,
102,103の第1電源定格電圧15ボルトより低い
第2電源定格電圧5ボルトで動作する。この電源定格電
圧5ボルトは定電圧回路105から供給される。定電圧
回路105としては3端子レギュレータを使用してい
る。定電圧回路105は、電源入力としてカスケード接
続された3段のトランジスタ101,102,103を
共通接続したエミッタライン108を接続している。
【0023】また、トランジスタのバラツキ等による定
電圧回路105への電源入力の変動を抑えるため、トラ
ンジスタ101,102,103に対し第1電源定格電
圧15ボルトを供給する電源ライン107をバイアス抵
抗R7を介して接続している。3端子レギュレータを用
いた定電圧回路105は、入力電圧が電源定格電圧5ボ
ルト以下に下がると定電圧出力を維持できなくなるた
め、これを補償するため定電圧回路105の入力をバイ
アス抵抗R7を介して15ボルトの電源ライン107に
接続し、これによって定電圧回路105の入力電圧を例
えば7ボルト以下とならないようにしている。
【0024】尚、定電圧回路105への電源入力の変動
が小さい場合には、バイアス抵抗R7を介して電源ライ
ン107に接続しなくても良い。定電圧回路105の出
力はACカット用のインダクタンスL5を介して高周波
IC104の出力に接続され、またコンデンサC12に
より交流的に接地接続されている。この定電圧回路10
5は入力側からの電源供給を受けて出力側となる高周波
IC104に5ボルトの電源定格電圧を供給している。
【0025】高周波IC104に5ボルトの電源定格電
圧を供給する際に入力側に流れ込む電流i5は、3段に
カスケード接続したトランジスタ101,102,10
3に流れるエミッタ電流i1,i2,i3の合成電流i
4、即ちi4=i1+i2+i3にぼほ等しい電流とな
る。この結果、3段にカスケード接続したトランジスタ
101,102,103に流れる合計消費電流i4(=
i1+i2+i3)が、そのまま高周波IC104の消
費電流i5となる。
【0026】図3は図2の高周波IC104の回路図で
あり、周辺回路を含んで示している。この高周波IC1
04は、周波数特性に優れたGaAS等を用いた集積回
路であり、入力端子200に続いてライン抵抗201を
介して増幅装置としてのFET202のゲートGに接続
している。ここでライン抵抗201は、ICチップ上で
FET202のゲートGに接続する導体パターンの長さ
で抵抗値を決めている。
【0027】FET202のソースSは接地され、ドレ
インDを出力端子204に接続している。また出力端子
204には定電圧回路105から供給される電源定格電
圧5ボルトがインダクタンスL5を介して供給される。
このような高周波IC104は0.5GHz〜2.5G
Hzの帯域で10dB以上の利得が得られ、また雑音指
数NFが2.5dBと小さい。更にP1(ゲインがリニ
ア領域から1dB低下した時の出力パワー)が21dB
mであり、十分に高い出力をとることができる。このた
め、CS放送のテレビジョン信号が2GHzを超えてい
ても、必要な増幅出力を適切に得ることができる。
【0028】次に図2の増幅回路104の動作を説明す
る。まず3段にカスケード接続されたトランジスタ10
1,102,103のそれぞれを、コレクタ供給電圧7
ボルトでエミッタ電流i1,i2,i3のそれぞれが5
0ミリアンペアで動作するようにバイアス回路を設定す
る。この状態で電源ライン107に第1電源定格電圧で
あるDC+15ボルトを供給すると、トランジスタ10
1,102,103のそれぞれはコレクタ電圧7ボルト
により動作し、それぞれエミッタ電流i1,i2,i3
として50ミリアンペアを流す。
【0029】この直流的に流れるエミッタ電流i1,i
2,i3はエミッタライン108で合流し、定電圧回路
105の入力電流i4として流れる。定電圧回路105
は、エミッタライン108からのエミッタ合成電流i
4、即ち i4=i1+i2+i3=150ミリアンペア を受け、高周波IC104に第2電源定格電圧としてD
C+5ボルトを供給する。
【0030】このため定電圧回路105から高周波IC
104には動作電流i5が流れ、この動作電流i5は入
力側の電流i4にほぼ等しいi5=150ミリアンペア
となり、したがってDC+15ボルトが供給された電源
ライン107に流れる全電流は高周波IC104に流れ
る電流i5=150ミリアンペアである。この場合の消
費電力Pは、 消費電力P=15ボルト×150ミリアンペア=2.2
5VA となる。このため、3段にカスケード接続されたトラン
ジスタ101,102,103とは別に、ドロップ抵抗
で高周波IC104に直接5ボルトの電源供給を行った
場合の消費電力に比べると、ほぼ半分に低減することが
できる。
【0031】図4は、図2の本発明の実施形態と比較す
るために示した増幅回路であり、トランジスタ101,
102,103のエミッタは直接、接地接続され、また
高周波ICに対するDC5ボルトの供給はドロップ抵抗
R8により直接行われている。この場合、トランジスタ
101,102,103のコレクタ電圧を図2の実施形
態と同様、8ボルトとした場合、エミッタ電流i1=3
0ミリアンペア、i2=40ミリアンペア、i3=50
ミリアンペアとなり、また高周波IC104の消費電流
i5は150ミリアンペアとなる。
【0032】その結果、電源ライン107に流れる全電
流は(30+40+50+150)ミリアンペア=27
0ミリアンペアとなり、その結果、消費電力Pは 消費電力P=15ボルト×270ミリアンペア=4.0
5VA となる。このため、図4の単に出力段に高周波IC10
4を設けた場合に比べ、図2の実施形態にあっては消費
電力をほぼ半分に低減することができる。
【0033】尚、上記の実施形態は、高周波IC104
の前段にカスケード接続するトランジスタの段数を3段
とした場合を例にとるものであったが、トランジスタの
段数は必要に応じて適宜に定めることができる。また上
記の実施形態にあっては、カスケード接続された複数の
トランジスタに対する電源定格電圧を15ボルト、高周
波IC104に対する電源定格電圧を5ボルトとした場
合を例にとるものであったが、それ以外の組み合せにつ
いても同様に適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、複数段にカスケード接続された最終段に高周波IC
を使うことで、2GHzを超えるCS放送の高周波数帯
域まで必要な増幅出力を得ることができ、且つ高周波I
Cを追加したことに伴う消費電流の増加を全体として高
周波ICの消費電流と複数段にカスケード接続したトラ
ンジスタの電源定格電圧で決まる消費電力に抑えること
ができ、単に複数段にカスケード接続したトランジスタ
の最終段に高周波ICを設けた場合に比べ、消費電力を
ほぼ半分に低減できる。
【0035】また高周波ICに対する電源定格電圧の供
給に3端子レギュレータ等の定電圧回路を使用したこと
で、高周波ICの動作を安定させることができる。更に
高周波ICの電源供給に使用する定電圧回路の入力にバ
イアス抵抗を介してトランジスタ側の高い電源電圧を供
給することで、定電圧回路の入力電圧が規定電圧以下に
ならないようにし、安定した高周波ICへの定電圧供給
を保証できる。
【0036】更にまた、高周波ICに抵抗で電圧をドロ
ップして電源定格電圧を供給する場合に比べ、3端子レ
ギュレータ等の定電圧回路を使用したことでドロップ抵
抗のみの場合に比べ、回路実装した場合の発熱の度合い
を低減でき、発熱部として3端子レギュレータを用いた
定電圧回路を考慮するだけでよいことから、放熱対策が
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるブースタの全体的な回路ブ
ロック図
【図2】図1のBS・CS増幅部に設けた本発明による
増幅回路の回路ブロック図
【図3】図2の高周波ICの回路ブロック図
【図4】図2の実施形態における低消費電力化の比較例
としての増幅回路を示したブロック図
【符号の説明】
1:BS・CS増幅部 2:UHF増幅部 3:VHF増幅部 4:電源部 5,6:入力端子 7:出力端子 8:モニタ端子 9,15:ハイパスフィルタ(HPF) 10,12:アンプ 11:利得調整器(GC) 13:チルト回路 14:増幅回路 100,200:入力端子 101,102,103:トランジスタ 104:高周波IC(RFIC) 105:定電圧回路(3端子レギュレータ) 106,204:出力端子 201:ライン抵抗 202:FET R1〜R6:抵抗 R7:バイアス抵抗 C1〜C12:コンデンサ(DCカット用) L1〜L4:インダクタンス(ACカット用)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送衛星及び通信衛星等から受信されたテ
    レビジョン信号を増幅する高周波増幅回路に於いて、 第1電源定格電圧で動作するトランジスタを入力段から
    複数段に亘りカスケード接続すると共に、最終段に前記
    第1電源定格電圧より低い第2電源定格電圧で動作する
    高周波ICを接続し、 前記高周波ICに前記第2電源定格電圧を出力する定電
    圧回路を設け、該定電圧回路の電源入力に前記複数のト
    ランジスタの各エミッタ出力を共通接続したことを特徴
    とする高周波増幅回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の高周波増幅回路に於いて、
    前記第1電源定格電圧は15ボルト、前記第2電源定格
    電圧は5ボルトであり、前記複数のトランジスタの合計
    消費電流が前記高周波ICに流れる消費電流であること
    を特徴とする高周波増幅回路。
  3. 【請求項3】請求項1記載の高周波増幅回路に於いて、
    前記定電圧回路は3端子レギュレータであることを特徴
    とする高周波増幅回路。
  4. 【請求項4】請求項1記載の高周波増幅回路に於いて、
    前記定電圧回路の電源入力に、前記第1電源定格電圧を
    供給する電源ラインをバイアス抵抗を介して接続したこ
    とを特徴とする高周波増幅回路。
  5. 【請求項5】請求項4記載の高周波増幅回路に於いて、
    前記定電圧回路の電源入力に、前記バイアス抵抗を介し
    て前記第1電源定格電圧と第2電源定格電圧の間の所定
    値以上となる電圧を印加したことを特徴とする高周波増
    幅回路。
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JP2007116429A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Sharp Corp 放送受信装置
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