JPH11340220A - シリカ系被膜形成用塗布液及びその製造方法 - Google Patents

シリカ系被膜形成用塗布液及びその製造方法

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JPH11340220A
JPH11340220A JP14480898A JP14480898A JPH11340220A JP H11340220 A JPH11340220 A JP H11340220A JP 14480898 A JP14480898 A JP 14480898A JP 14480898 A JP14480898 A JP 14480898A JP H11340220 A JPH11340220 A JP H11340220A
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Tatsuhiko Shibuya
達彦 渋谷
Yoshio Hagiwara
嘉男 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子の製造において使用される平坦化
膜や層間絶縁膜などとして有用な誘電率の低いシリカ系
被膜形成用塗布液及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリアルコキシシラン化合物を第一有機
溶剤に溶解して、SiO2換算濃度1〜5重量%の溶液を
調製し、次いでこれを塩基性触媒の存在下加水分解縮合
させたのち、第二有機溶剤により置換し、SiO2換算
濃度5〜25重量%に調整することにより、シリカ系被
膜形成用塗布液を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子の製造
において使用される平坦化膜や層間絶縁膜などとして有
用な誘電率の低いシリカ系被膜形成用塗布液及びこのも
のを効率よく製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の製造において使用さ
れる平坦化膜や層間絶縁膜には、通常シリカ系被膜が用
いられている。そして、このような用途に用いられるシ
リカ系被膜を形成させる方法としては、例えば化学的気
相成長法(CVD法)や塗布法などが知られている。
【0003】CVD法によるシリカ系被膜は、特殊な装
置を用いて、基板表面にシリカ又は必要に応じてリンや
ホウ素を含有させたシリカを蒸着、成長させることによ
り形成され、一方、塗布法によるシリカ系被膜は、一般
に、アルコキシシランの酸触媒による加水分解縮合生成
物を含有する有機溶剤溶液からなる塗布液を基板上に塗
布し、焼成することにより形成される。
【0004】しかしながら、近年、半導体素子のますま
すの多層化、微細化に伴い、配線容量による信号伝達時
間が遅延し、超LSIの高速化が阻害されるという問題
が生じている。そこで、このような問題を解決するため
に、誘電率の低い材料を層間絶縁膜として用いること
が、最近多数提案されている。
【0005】例えば、CVD法により形成されたフッ素
原子を含むSiOF膜が提案されている。しかしなが
ら、このSiOF膜の形成には高価な装置を必要とし、
コストが高くつくのを免れない上、該SiOF膜は反応
性の高いSi−F結合を含んでおり、これが水と反応し
てSi−OHが形成されるため、比誘電率は3.3程度
が限界であるといわれている。
【0006】また、塗布法に用いられるSOG材料とし
て、比較的誘電率の低いジメチルアルコキシシランの加
水分解縮合物やメチルシルセスキオキサンのようなメチ
ルポリシロキサンや水素シルセスキオキサンが提案され
ているが、これらの比誘電率は、それぞれ約2.8及び
3.3が限界であり、それ以下にすることは困難であ
る。そして、ますます多層化、微細化が必要とされる半
導体素子においては、このような材料では、まだ誘電率
が高く、十分に満足しうるものとはいえない。
【0007】これまで、ポリアルコキシシラン化合物を
塩基性触媒により加水分解縮合して、合成樹脂ゴム用充
填剤として用いられるポリメチルシルセスキオキサン粉
末や(特開昭54−72300号公報、特開平2−20
9927号公報)、塗料組成物(特開平2−672号公
報)を製造することは知られているが、半導体素子用シ
リカ系被膜を得る方法は全く知られていない。
【0008】また、トリアルコキシシランの初期加水分
解縮合物をアルカリ触媒でさらに縮合させる超高分子量
ポリオルガノシルセスキオキサンを製造する方法(特開
平5−125187号公報)や、アルコキシシランをア
ルカリ触媒の存在下で加水分解し、さらに該部分加水分
解液を酸触媒下で加水分解する二段階の加水分解を行う
ことにより、低誘電率の絶縁膜を製造する方法も提案さ
れているが、これらの方法では、安定したシリカ系被膜
は得られないし、また得られたとしても比誘電率はせい
ぜい3.8であり、比誘電率が2.5以下のシリカ系被
膜は得られない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、半導体素子
の製造において使用される平坦化膜や層間絶縁膜などと
して有用な誘電率の低い、特に比誘電率が2.5以下程
度のシリカ系被膜形成用塗布液、及びそれを効率よく製
造する方法を提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、誘電率が
低く、半導体素子用として適したシリカ系被膜を形成し
うる塗布液について鋭意研究を重ねた結果、ポリアルコ
キシシラン化合物の塩基性加水分解縮合生成物を特定の
濃度で含有する有機溶剤溶液がその目的に適合しうるこ
と、そしてこのものは、ポリアルコキシシラン化合物を
特定の濃度で第一有機溶剤に溶解させ、塩基性触媒の存
在下加水分解縮合させたのち、第二有機溶剤で置換し、
濃度調整することにより、効率よく得られることを見出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、ポリアルコキシシラ
ン化合物の塩基性加水分解縮合生成物を、SiO2換算
濃度5〜25重量%の割合で含有する有機溶剤溶液から
なるシリカ系被膜形成用塗布液を提供するものである。
また、このシリカ系被膜形成用塗布液は、本発明に従え
ば、ポリアルコキシシラン化合物を第一有機溶剤に溶解
して、SiO2換算濃度1〜5重量%の溶液を調製し、
次いでこれを塩基性触媒の存在下加水分解縮合させたの
ち、第二有機溶剤により置換し、SiO2換算濃度5〜
25重量%に調整することにより、製造することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるポリア
ルコキシシラン化合物とは、ケイ素原子に結合したアル
コキシル基を少なくとも2個有するシラン化合物のこと
である。このようなシラン化合物としては、例えばテト
ラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロ
ポキシシラン、テトラブトキシシランなどのテトラ低級
アルコキシシラン類や、モノメチルトリメトキシシラ
ン、モノメチルトリエトキシシラン、モノエチルトリメ
トキシシラン、モノエチルトリエトキシシラン、モノメ
チルジメトキシモノエトキシシラン、モノエチルジメト
キシモノエトキシシランなどのモノ低級アルキルトリ低
級アルコキシシラン類や、ジメチルジメトキシシラン、
ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジプロポキシシラ
ン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシ
ラン、ジエチルジプロポキシシラン、モノメチルモノエ
チルジメトキシシラン、モノメチルモノエチルジエトキ
シシランなどのジ低級アルキルジ低級アルコキシシラン
類や、トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、トリ
プロポキシシラン、トリブトキシシランなどのトリ低級
アルコキシシラン類などが挙げられる。
【0013】これらの中で、テトラメトキシシラン、テ
トラエトキシシランなどのテトラ低級アルコキシシラン
類、トリメトキシシラン、トリエトキシシランなどのト
リ低級アルコキシシラン類及びモノメチルトリメトキシ
シラン、モノメチルトリエトキシシランなどのモノ低級
アルキルトリ低級アルコキシシラン類が好ましく、これ
らを用いることにより、より低誘電率のシリカ系被膜が
得られる。本発明においては、上記シラン化合物は単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0014】本発明のシリカ系被膜形成用塗布液は、前
記ポリアルコキシシラン化合物の塩基性加水分解縮合生
成物を、SiO2換算濃度5〜25重量%の割合で含有
する有機溶剤溶液からなるものであって、以下に示す方
法により、効率よく製造することができる。
【0015】まず、前記ポリアルコキシシラン化合物を
第一有機溶剤に溶解して、SiO2換算濃度1〜5重量
%の溶液を調製する。SiO2換算濃度を1〜5重量%
の範囲に限定したのは、下記の理由による。従来の酸触
媒下での加水分解反応においては、水素イオンによる求
電子置換反応により、加水分解反応が開始され、水酸基
を1つ又は2つ有するシラノールが生成し、これが脱水
縮合していくため、2000〜5000程度の比較的重
量平均分子量の小さい部分加水分解物が生成しやすい。
これに対し、塩基性触媒下での加水分解反応において
は、水酸イオンによる求核置換反応により、加水分解反
応が開始され、水酸基4個を有するシラノールが生成し
やすく、これが脱水縮合反応を容易に引き起こし、数万
ないし数十万程度の重量平均分子量の大きなポリマーが
生成するため、ゲル化しやすい。したがって、ポリアル
コキシシラン化合物を、前記範囲のように低濃度で仕込
み、穏やかに反応させることで、ゲル化が防止され、経
時安定性に優れるものが得られる。
【0016】また、この際用いられる第一有機溶剤とし
ては、シラン化合物、水及び塩基性触媒を共に溶解する
ことができ、しかも加水分解反応及びそれに続く脱水縮
合反応に支障のないものであればよく、特に制限はな
い。このようなものとしては、例えばメタノール、エタ
ノール、プロパノールなどの低級アルコール類や、アセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類や、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール又はそのモノメチルエー
テル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モ
ノブチルエーテル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテ
ル、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、モノメチ
ルエーテルアセテート、モノエチルエーテルアセテート
などの多価アルコール類及びその誘導体などが挙げられ
る。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を混合し
て用いてもよい。これらの中でアルコール系溶剤が好適
である。
【0017】次に、該ポリアルコキシシラン化合物を、
塩基性触媒の存在下に加水分解縮合させる。この際、穏
やかに反応させるためには、塩基性触媒の量も重要であ
り、本発明においては、ポリアルコキシシラン化合物1
モルに対し、通常10-1〜10-5モル、好ましくは10
-2〜10-4モルの割合で塩基性触媒が用いられる。この
塩基性触媒としては、形成されるシリカ被膜が半導体素
子の製造に使用されることから、ナトリウム、カリウム
などの半導体素子に悪影響を及ぼす金属イオンを含まな
い塩基が用いられる。このような塩基としては、アンモ
ニア水及び有機アミンがあり、この有機アミンとして
は、アニリン、N‐メチルアニリンなどの芳香族アミ
ン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールア
ミンなどの脂肪族低級第三級アミンが好適である。この
塩基は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
【0018】加水分解縮合反応は、第一有機溶剤中にお
いて、前記シラン化合物を水及び上記塩基性触媒と接触
させることにより行われる。この際の水の量は、用いる
シラン化合物中のアルコキシル基の数に応じて変わる
が、通常シラン化合物1モルに対し、2.0〜20モ
ル、好ましくは4.0〜10モルの範囲で選ばれる。こ
の加水分解縮合反応は、室温下で行ったのち、1日ない
し2週間程度室温で熟成させるのが好ましい。
【0019】このようにして、加水分解及び脱水縮合反
応させたのち、ゲル化防止のために、第二有機溶剤によ
り溶剤置換して、SiO2換算濃度の高い、すなわちS
iO2換算濃度5〜25重量%の本発明のシリカ系被膜
形成用塗布液を調製する。この際用いられる第二有機溶
剤としては、例えばN‐メチルピロリドン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド及びこれらの混合物
などの非プロトン性有機極性溶剤が好適である。
【0020】このようにして調製された本発明のシリカ
系被膜形成用塗布液を用い、シリカ系被膜を形成させる
には、以下に示す方法を用いるのが有利である。まず、
本発明のシリカ系被膜形成用塗布液を基板上に塗布、乾
燥して塗膜を形成する。この際用いる基板としては特に
制限はなく、形成されるシリカ系被膜の用途に応じて適
宜選択される。例えば層間絶縁膜とする場合は、シリコ
ンウエーハ上にアルミニウムなどの金属配線層を有する
ものを、中間膜の場合は多層レジスト法における下層レ
ジストを、平坦化膜とする場合はシリコンウエーハ上に
金属配線層とその上にCVD法などによる層間絶縁膜を
有するもの又はシリコンウエーハ上に多結晶シリコン層
からなる配線層が設けられたものをそれぞれ用いること
ができる。
【0021】このような基板上に、該塗布液を塗布する
方法としては、例えばスプレー法、スピンコート法、デ
ィップコート法、ロールコート法など、任意の方法を用
いることができるが、半導体素子製造には、通常スピン
コート法が用いられる。
【0022】また、乾燥処理は、塗布液中の溶媒が揮散
して塗膜が形成されればよく、その手段、温度、時間な
どについては特に制限はないが、一般的には、80〜3
00℃程度のホットプレート上にて数分間程度加熱すれ
ばよい。好ましくは、数段階で、段階的に昇温するのが
有利である。具体的には、大気中又は窒素などの不活性
ガス雰囲気下、80〜100℃程度のホットプレート上
で30秒〜2分間程度第1回目の乾燥処理を行ったの
ち、120〜170℃程度で30秒〜2分間程度第2回
目の乾燥処理を行い、さらに190〜300℃程度で3
0秒〜2分間程度第3回目の乾燥処理を行う。このよう
に、数段階の段階的な乾燥処理を行うことにより、形成
された塗膜の表面が均一なものとなる。
【0023】次に、このようにして形成された乾燥塗膜
を、窒素などの不活性ガス雰囲気下又は大気中などの酸
素含有ガス雰囲気下で、好ましくは350℃以上、より
好ましくは350〜800℃の範囲の温度において、焼
成処理する。この焼成処理温度が350℃未満では焼成
が不十分でシリカ系被膜が得られにくい。また、焼成処
理温度の上限は、本発明に係るシリカ系被膜を用いて最
終的に製造される半導体素子に依存する。例えばアルミ
ニウム配線層上にシリカ系被膜を設ける場合には、50
0℃を上限とするのが望ましい。
【0024】このようにして、比誘電率2.5以下程度
の誘電率の低いシリカ系被膜が形成される。この被膜の
厚さは、該シリカ系被膜の用途などに応じて適宜選択さ
れるが、一般的には0.2〜1.0μm程度である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、半導体素子の製造にお
いて使用される平坦化膜や層間絶縁膜などとして有用な
誘電率の低い、特に比誘電率2.5以下程度のシリカ系
被膜形成用塗布液が効率よく得られる。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。
【0027】実施例1 純水36.0g(2.0モル)と28重量%のアンモニ
ア水69.47μgをメタノール887.9gに溶解
し、かきまぜ、均一な溶液とした。次いで、これにシラ
ン化合物として、SiO2換算濃度が3重量%となるよ
うにテトラメトキシシラン76.10g(0.5モル)
をゆっくりかきまぜながら滴下したのち、約5時間かき
まぜ、その後室温で2日間静置させた。次いで、N‐メ
チルピロリドンを加えてから、ロータリーエバポレータ
ーにてメタノールを蒸発させ、SiO2換算濃度10重
量%のシリカ系被膜形成用塗布液を調製した。次に、こ
の塗布液を、シリコンウエーハ上にスピンナーにより塗
布し、ホットプレートで80℃、150℃及び200℃
で順次それぞれ1分間乾燥させて塗膜を得たのち、窒素
雰囲気にて400℃で30分間焼成することにより、厚
さ0.4μmのシリカ系被膜を形成させた。このように
して形成されたシリカ系被膜の比誘電率は2.2であっ
た。
【0028】実施例2 実施例1において、純水の量を27.0gに、メタノー
ルの量を905.9gに変え、かつシラン化合物として
モノメチルトリメトキシシラン68.10gを用いた以
外は、実施例1と同様にしてSiO2換算濃度10重量
%のシリカ系被膜形成用塗布液を調製した。次に、この
塗布液を用い、実施例1と同様にしてシリカ系被膜を形
成させたところ、このシリカ系被膜の比誘電率は2.3
であった。
【0029】実施例3 実施例1において、純水の量を27.0gに、メタノー
ルの量を890.9gに変え、かつシラン化合物として
トリエトキシシラン82.15gを用いた以外は、実施
例1と同様にしてSiO2換算濃度10重量%のシリカ
系被膜形成用塗布液を調製した。次に、この塗布液を用
い、実施例1と同様にしてシリカ系被膜を形成させたと
ころ、このシリカ系被膜の比誘電率は2.2であった。
【0030】比較例 モノメチルトリエトキシシランを酸触媒下、加水分解し
て得られたラダー型加水分解縮合生成物をエタノールに
溶解した固形分濃度10重量%のシリカ系被膜形成用塗
布液を調製した。次に、この塗布液を用い、実施例1と
同様にしてシリカ系被膜を形成させたところ、このシリ
カ系被膜の比誘電率は2.8であった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアルコキシシラン化合物の塩基性加
    水分解縮合生成物を、SiO2換算濃度5〜25重量%
    の割合で含有する有機溶剤溶液からなるシリカ系被膜形
    成用塗布液。
  2. 【請求項2】 ポリアルコキシシラン化合物がテトラ低
    級アルコキシシラン、トリ低級アルコキシシラン及びモ
    ノ低級アルキルトリ低級アルコキシシランの中から選ば
    れる少なくとも1種である請求項1記載のシリカ系被膜
    形成用塗布液。
  3. 【請求項3】 ポリアルコキシシラン化合物を第一有機
    溶剤に溶解して、SiO2換算濃度1〜5重量%の溶液
    を調製し、次いでこれを塩基性触媒の存在下加水分解縮
    合させたのち、第二有機溶剤により置換し、SiO2
    算濃度5〜25重量%に調整することを特徴とするシリ
    カ系被膜形成用塗布液の製造方法。
  4. 【請求項4】 塩基性触媒がアンモニア水又は有機アミ
    ンである請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 塩基性触媒の使用量が、ポリアルコキシ
    シラン化合物1モルに対し、10-2〜10-4モルである
    請求項3又は4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 第一有機溶剤がアルコール系溶剤であ
    り、第二有機溶剤が非プロトン性有機極性溶剤である請
    求項3ないし5のいずれかに記載の製造方法。
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