JPH113398A - バーコード読み取り装置およびバーコード読み取り方法および記録媒体 - Google Patents
バーコード読み取り装置およびバーコード読み取り方法および記録媒体Info
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- JPH113398A JPH113398A JP9156329A JP15632997A JPH113398A JP H113398 A JPH113398 A JP H113398A JP 9156329 A JP9156329 A JP 9156329A JP 15632997 A JP15632997 A JP 15632997A JP H113398 A JPH113398 A JP H113398A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多段バーコードの情報を一度に読み取ること
ができるバーコード読み取り装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 予めバーコード段数設定手段11によっ
て読み取り対象の多段バーコードの段数を設定する。画
像入力手段12は多段バーコードを含む2次元画像デー
タを入力し画像メモリ14に記憶する。バー幅算出手段
21は前記画像データを所定の走査間隔で走査して各走
査線のバー幅データを求め、デコード手段22がバー幅
データをデコードして、デコードデータ記憶手段16に
記憶する。デコードデータ比較手段17は、デコードデ
ータ記憶手段16に記憶されたデコードデータを互いに
比較し、相異なるデコードデータの数をカウントし、こ
の数と予め設定された多段バーコードの段数とが一致し
たとき、出力手段18より相異なるデコードデータを出
力する。
ができるバーコード読み取り装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 予めバーコード段数設定手段11によっ
て読み取り対象の多段バーコードの段数を設定する。画
像入力手段12は多段バーコードを含む2次元画像デー
タを入力し画像メモリ14に記憶する。バー幅算出手段
21は前記画像データを所定の走査間隔で走査して各走
査線のバー幅データを求め、デコード手段22がバー幅
データをデコードして、デコードデータ記憶手段16に
記憶する。デコードデータ比較手段17は、デコードデ
ータ記憶手段16に記憶されたデコードデータを互いに
比較し、相異なるデコードデータの数をカウントし、こ
の数と予め設定された多段バーコードの段数とが一致し
たとき、出力手段18より相異なるデコードデータを出
力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコード読み取
り装置に関するものであり、特に、読み取り対象のバー
コードが予め多段バーコードであることが明らかな場
合、読み取った2次元画像から多段バーコードの情報を
一度に読み取ることができる装置に関するものである。
り装置に関するものであり、特に、読み取り対象のバー
コードが予め多段バーコードであることが明らかな場
合、読み取った2次元画像から多段バーコードの情報を
一度に読み取ることができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、物品情報の登録処理や情報管理等
を行う手段としてバーコードが非常に多くの分野で用い
られるようになってきた。特に最近では、取り扱う情報
の種類も多岐にわたり、情報量も増加する傾向にある。
しかし、従来の1段のバーコードではコード化できる情
報量に限りがあり、最近では多くの情報量をコード化す
るために、従来のバーコードを多段化したり、新たなシ
ンボルである2次元コード(マトリックスコード)を用
いるようになってきた。
を行う手段としてバーコードが非常に多くの分野で用い
られるようになってきた。特に最近では、取り扱う情報
の種類も多岐にわたり、情報量も増加する傾向にある。
しかし、従来の1段のバーコードではコード化できる情
報量に限りがあり、最近では多くの情報量をコード化す
るために、従来のバーコードを多段化したり、新たなシ
ンボルである2次元コード(マトリックスコード)を用
いるようになってきた。
【0003】図5に、このようなバーコード及び2次元
コードの両方を読み取る従来の読み取り装置のブロック
図を示す。
コードの両方を読み取る従来の読み取り装置のブロック
図を示す。
【0004】図5において、41はCCDカメラ等の2
次元視覚センサを有する画像入力手段であり、読み取り
対象であるバーコードや2次元コードを含む2次元画像
の映像信号を2次元視覚センサを用いて入力するもので
ある。42はA/D変換手段であり、画像入力手段41
から得られたアナログの映像信号を量子化することによ
って、ディジタルな2次元画像データに変化するもので
ある。43は画像メモリであり、A/D変換手段42か
ら出力されたディジタルな2次元画像データを記憶する
ものである。44はバーコード認識手段であり、画像メ
モリ43に記憶された2次元画像データからバーコード
を認識するものである。45は2次元コード認識手段で
あり、画像メモリ43に記憶された2次元画像データか
ら2次元コードを認識するものである。46はデコード
データ記憶手段であり、バーコード認識手段44又は、
2次元コード認識手段45から得られたデコードデータ
記憶するものである。47は出力データ記憶手段であ
り、読み取り装置からホストコンピュータ等の外部機器
に出力されたデコードデータを記憶するものである。4
8は出力手段であり、デコードデータ記憶手段46に記
憶されたデコードデータと出力データ記憶手段47に記
憶されたデコードデータを比較し、その比較結果に応じ
て、外部機器へのデコードデータの出力を制御するもの
である。
次元視覚センサを有する画像入力手段であり、読み取り
対象であるバーコードや2次元コードを含む2次元画像
の映像信号を2次元視覚センサを用いて入力するもので
ある。42はA/D変換手段であり、画像入力手段41
から得られたアナログの映像信号を量子化することによ
って、ディジタルな2次元画像データに変化するもので
ある。43は画像メモリであり、A/D変換手段42か
ら出力されたディジタルな2次元画像データを記憶する
ものである。44はバーコード認識手段であり、画像メ
モリ43に記憶された2次元画像データからバーコード
を認識するものである。45は2次元コード認識手段で
あり、画像メモリ43に記憶された2次元画像データか
ら2次元コードを認識するものである。46はデコード
データ記憶手段であり、バーコード認識手段44又は、
2次元コード認識手段45から得られたデコードデータ
記憶するものである。47は出力データ記憶手段であ
り、読み取り装置からホストコンピュータ等の外部機器
に出力されたデコードデータを記憶するものである。4
8は出力手段であり、デコードデータ記憶手段46に記
憶されたデコードデータと出力データ記憶手段47に記
憶されたデコードデータを比較し、その比較結果に応じ
て、外部機器へのデコードデータの出力を制御するもの
である。
【0005】以上のように構成された従来のバーコード
読み取り装置について、以下その動作を説明する。
読み取り装置について、以下その動作を説明する。
【0006】画像入力手段41は、読み取り対象である
バーコードや2次元コードを含む2次元画像からの反射
光を視覚センサが受光して映像信号に変換し、このアナ
ログの映像信号をA/D変換手段42に出力する。A/
D変換手段42は、アナログの映像信号をディジタルな
2次元画像データに変換し、この2次元画像データを画
像メモリ43に格納する。
バーコードや2次元コードを含む2次元画像からの反射
光を視覚センサが受光して映像信号に変換し、このアナ
ログの映像信号をA/D変換手段42に出力する。A/
D変換手段42は、アナログの映像信号をディジタルな
2次元画像データに変換し、この2次元画像データを画
像メモリ43に格納する。
【0007】バーコード認識手段44は、画像メモリ4
3に記憶された2次元画像データを水平方向に予め定め
られた走査間隔で走査し、各走査線上の画像データを抽
出する。抽出した1次元の画像データから読み取り対象
のバーコードを構成する各バー幅のデータを求め、この
バー幅データをデコード処理することによってバーコー
ド化された元のデータを求める。ある走査線において、
デコードが成功した場合には、デコードデータをデコー
ドデータ記憶手段46に出力し、デコード処理を中断す
る。一方、全ての走査線において、バーコード認識に失
敗した場合には、2次元コード認識手段45において2
次元コードの認識を行う。
3に記憶された2次元画像データを水平方向に予め定め
られた走査間隔で走査し、各走査線上の画像データを抽
出する。抽出した1次元の画像データから読み取り対象
のバーコードを構成する各バー幅のデータを求め、この
バー幅データをデコード処理することによってバーコー
ド化された元のデータを求める。ある走査線において、
デコードが成功した場合には、デコードデータをデコー
ドデータ記憶手段46に出力し、デコード処理を中断す
る。一方、全ての走査線において、バーコード認識に失
敗した場合には、2次元コード認識手段45において2
次元コードの認識を行う。
【0008】2次元コード認識手段45は、画像メモリ
43に記憶された2次元画像データを予め定められた走
査間隔で縦横に走査し、読み取り対象の2次元コードの
位置を検出することよって2次元コードのみを切り出
す。切り出された2次元コードから各データセルの座標
を求め、各ダータセルの「0」、「1」(黒、白)の値
を判別する。各データセルの値をデコード処理すること
によって、2次元コード化された元のデータを求める。
デコードが成功した場合には、デコードデータをデコー
ドデータ記憶手段46に出力する。
43に記憶された2次元画像データを予め定められた走
査間隔で縦横に走査し、読み取り対象の2次元コードの
位置を検出することよって2次元コードのみを切り出
す。切り出された2次元コードから各データセルの座標
を求め、各ダータセルの「0」、「1」(黒、白)の値
を判別する。各データセルの値をデコード処理すること
によって、2次元コード化された元のデータを求める。
デコードが成功した場合には、デコードデータをデコー
ドデータ記憶手段46に出力する。
【0009】出力手段46は、デコードデータ記憶手段
46に記憶されたデコードデータと、出力データ記憶手
段47に記憶されているデコードデータとを比較し、も
しデータが異なれば、デコードデータ記憶手段46に記
憶されたデコードデータを外部機器に出力し、このデコ
ードデータを出力データ記憶手段47に新たに記憶す
る。逆に、データが同一の場合には、同じコードを2度
読みしたとして、外部機器へは何も出力しない。
46に記憶されたデコードデータと、出力データ記憶手
段47に記憶されているデコードデータとを比較し、も
しデータが異なれば、デコードデータ記憶手段46に記
憶されたデコードデータを外部機器に出力し、このデコ
ードデータを出力データ記憶手段47に新たに記憶す
る。逆に、データが同一の場合には、同じコードを2度
読みしたとして、外部機器へは何も出力しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、多段のバーコードが読み取り対象であ
る場合、たとえ、画像入力手段41から入力された2次
元画像に多段のバーコードが完全に含まれていたとして
も、バーコード認識手段44はひとつのバーコードしか
デコードしないために、出力手段からは、多段のバーコ
ードのうち最初にデコードが成功したバーコードのデコ
ードデータのみしか出力されない。よって、例えば、読
み取り装置がハンドスキャナのような場合、使用者は、
多段のバーコードを読み取るためには、読み取り動作を
最低バーコードの段数分繰り返す必要があり、読み取り
に多くの時間がかかって、操作性が非常に悪いという問
題があった。
ような構成では、多段のバーコードが読み取り対象であ
る場合、たとえ、画像入力手段41から入力された2次
元画像に多段のバーコードが完全に含まれていたとして
も、バーコード認識手段44はひとつのバーコードしか
デコードしないために、出力手段からは、多段のバーコ
ードのうち最初にデコードが成功したバーコードのデコ
ードデータのみしか出力されない。よって、例えば、読
み取り装置がハンドスキャナのような場合、使用者は、
多段のバーコードを読み取るためには、読み取り動作を
最低バーコードの段数分繰り返す必要があり、読み取り
に多くの時間がかかって、操作性が非常に悪いという問
題があった。
【0011】また、トリガスイッチ等の画像入力制御手
段を用いずに画像入力手段41において連続的に2次元
画像を入力し、読み取り対象コードを連続的に読み取り
処理する場合にも以下のような問題が生じる。
段を用いずに画像入力手段41において連続的に2次元
画像を入力し、読み取り対象コードを連続的に読み取り
処理する場合にも以下のような問題が生じる。
【0012】すなわち、従来の読み取り装置では、多段
のバーコードを含む2次元画像が連続的に入力される
と、外乱光の影響等により、常に同一のバーコードがデ
コードされるとは限らないため、多段バーコードの中の
同じデコードデータが繰り返し外部機器へ出力される問
題、即ち2度読みが生じるという問題があった。具体的
には、例えば、多段バーコードの段数を2段、データの
種別をそれぞれA、Bとし、連続読み取り処理のある時
点の入力画像ではAが読み取られたとする。次の時点の
入力画像では、Aの読み取りに失敗し、Bが読み取られ
たとする。さらに、次の時点の入力画像において、Aの
読み取りに成功したとすると、従来の読み取り装置の出
力データの種別は、ABAとなり、データAを2度出力
することになる。
のバーコードを含む2次元画像が連続的に入力される
と、外乱光の影響等により、常に同一のバーコードがデ
コードされるとは限らないため、多段バーコードの中の
同じデコードデータが繰り返し外部機器へ出力される問
題、即ち2度読みが生じるという問題があった。具体的
には、例えば、多段バーコードの段数を2段、データの
種別をそれぞれA、Bとし、連続読み取り処理のある時
点の入力画像ではAが読み取られたとする。次の時点の
入力画像では、Aの読み取りに失敗し、Bが読み取られ
たとする。さらに、次の時点の入力画像において、Aの
読み取りに成功したとすると、従来の読み取り装置の出
力データの種別は、ABAとなり、データAを2度出力
することになる。
【0013】本発明はかかる従来のバーコード読み取り
装置の課題に鑑み、読み取り対象である多段バーコード
を簡単に短時間で読み取ることが可能で、なおかつ、連
続的に読み取り処理を行う場合でも2度読みが生じない
ようなバーコード読み取り装置を提供することを目的と
する。
装置の課題に鑑み、読み取り対象である多段バーコード
を簡単に短時間で読み取ることが可能で、なおかつ、連
続的に読み取り処理を行う場合でも2度読みが生じない
ようなバーコード読み取り装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1のバーコード読み取り装置は、読み取り
対象である多段バーコードの段数を設定するバーコード
段数設定手段と、読み取った2次元画像データを走査し
て走査線上のバーコードのデコードを行うバーコード認
識手段と、前記バーコード認識手段にて得られたデコー
ドデータを互いに比較し相異なるデコードデータの数を
カウントするデコードデータ比較手段と、前記バーコー
ド段数設定手段で設定された段数と前記デコードデータ
比較手段でカウントされた数とが一致したときに前記バ
ーコード認識手段にて得られたデコードデータのうち前
記相異なるデコードデータを出力する出力手段とを備え
たものである。
に本発明の第1のバーコード読み取り装置は、読み取り
対象である多段バーコードの段数を設定するバーコード
段数設定手段と、読み取った2次元画像データを走査し
て走査線上のバーコードのデコードを行うバーコード認
識手段と、前記バーコード認識手段にて得られたデコー
ドデータを互いに比較し相異なるデコードデータの数を
カウントするデコードデータ比較手段と、前記バーコー
ド段数設定手段で設定された段数と前記デコードデータ
比較手段でカウントされた数とが一致したときに前記バ
ーコード認識手段にて得られたデコードデータのうち前
記相異なるデコードデータを出力する出力手段とを備え
たものである。
【0015】また、本発明の第2のバーコード読み取り
装置は、読み取り対象である多段バーコードの段数を設
定するバーコード段数設定手段と、前記多段バーコード
を含んだ2次元画像を読み取る画像入力手段と、読み取
った2次元画像データを記憶する画像メモリと、所定の
方向に所定の走査間隔で前記2次元画像データを走査す
ることによって走査線上のバー幅データを求めるバー幅
算出手段と、前記バー幅データを用いて前記走査線上の
バーコードのデコードを行うデコード手段と、前記バー
コードのデコード結果であるデコードデータを記憶する
デコードデータ記憶手段と、前記デコードデータ記憶手
段に記憶された全てのデコードデータを互いに比較する
ことよって相異なるデコードデータの数をカウントする
デコードデータ比較手段と、前記相異なるデコードデー
タの数が前記バーコード段数設定手段によって設定され
たバーコードの段数と一致したときに前記相異なるデコ
ードデータを出力する出力手段を備えたものである。
装置は、読み取り対象である多段バーコードの段数を設
定するバーコード段数設定手段と、前記多段バーコード
を含んだ2次元画像を読み取る画像入力手段と、読み取
った2次元画像データを記憶する画像メモリと、所定の
方向に所定の走査間隔で前記2次元画像データを走査す
ることによって走査線上のバー幅データを求めるバー幅
算出手段と、前記バー幅データを用いて前記走査線上の
バーコードのデコードを行うデコード手段と、前記バー
コードのデコード結果であるデコードデータを記憶する
デコードデータ記憶手段と、前記デコードデータ記憶手
段に記憶された全てのデコードデータを互いに比較する
ことよって相異なるデコードデータの数をカウントする
デコードデータ比較手段と、前記相異なるデコードデー
タの数が前記バーコード段数設定手段によって設定され
たバーコードの段数と一致したときに前記相異なるデコ
ードデータを出力する出力手段を備えたものである。
【0016】また、本発明の第3のバーコード読み取り
装置は、バーコード段数設定手段によって設定された多
段バーコードの段数に応じて、画像メモリに記憶された
2次元画像データの走査間隔を決定する画像走査位置設
定手段を備えたものである。
装置は、バーコード段数設定手段によって設定された多
段バーコードの段数に応じて、画像メモリに記憶された
2次元画像データの走査間隔を決定する画像走査位置設
定手段を備えたものである。
【0017】また、本発明の第4のバーコード読み取り
装置は、出力手段は、既に出力されたデコードデータを
記憶する出力データ記憶手段と、デコードデータ記憶手
段に記憶されたデコードデータと前記出力データ記憶手
段に記憶されているデコードデータとを互いに比較する
出力データ制御手段とを備え、前記デコードデータ記憶
手段に記憶されたデコードデータの少なくとも一つが前
記出力データ記憶手段に記憶されているデコードデータ
と同一であれば、前記デコードデータ記憶手段に記憶さ
れたデコードデータを出力しないものである。
装置は、出力手段は、既に出力されたデコードデータを
記憶する出力データ記憶手段と、デコードデータ記憶手
段に記憶されたデコードデータと前記出力データ記憶手
段に記憶されているデコードデータとを互いに比較する
出力データ制御手段とを備え、前記デコードデータ記憶
手段に記憶されたデコードデータの少なくとも一つが前
記出力データ記憶手段に記憶されているデコードデータ
と同一であれば、前記デコードデータ記憶手段に記憶さ
れたデコードデータを出力しないものである。
【0018】また、本発明の第5のバーコード読み取り
装置は、バー幅算出手段から得られる各走査線上のバー
幅データの数より、画像メモリに記憶された2次元画像
データ上にバーコードが存在するかどうかを判定するバ
ーコード検出手段と、前記バーコード検出手段によって
前記2次元画像データ上にバーコードが検出されなかっ
た場合には出力データ記憶手段に記憶されている全ての
デコードデータを消去する出力データ消去手段とを備え
たものである。
装置は、バー幅算出手段から得られる各走査線上のバー
幅データの数より、画像メモリに記憶された2次元画像
データ上にバーコードが存在するかどうかを判定するバ
ーコード検出手段と、前記バーコード検出手段によって
前記2次元画像データ上にバーコードが検出されなかっ
た場合には出力データ記憶手段に記憶されている全ての
デコードデータを消去する出力データ消去手段とを備え
たものである。
【0019】また、本発明の第6のバーコード読み取り
装置は、デコード手段においてデコードが成功したバー
コードについて、画像メモリに記憶された2次元画像デ
ータ上でのバーコード画像情報を検出するバーコード画
像情報検出手段と、バーコード段数設定手段によって設
定された多段バーコードの段数と前記バーコード画像情
報とに応じて前記2次元画像データの走査線の位置と数
とを再設定する画像走査位置設定手段とを備えたもので
ある。
装置は、デコード手段においてデコードが成功したバー
コードについて、画像メモリに記憶された2次元画像デ
ータ上でのバーコード画像情報を検出するバーコード画
像情報検出手段と、バーコード段数設定手段によって設
定された多段バーコードの段数と前記バーコード画像情
報とに応じて前記2次元画像データの走査線の位置と数
とを再設定する画像走査位置設定手段とを備えたもので
ある。
【0020】また、本発明の第7のバーコード読み取り
装置は、出力手段は、デコードデータ記憶手段に記憶さ
れている相異なるデコードデータの数が設定された多段
バーコードの段数より大きい場合には、前記デコードデ
ータ記憶手段に記憶されたデコードデータを全て消去
し、再度画像入力手段から新たな2次元画像を入力し、
バーコード読み取り処理を繰り返すものである。
装置は、出力手段は、デコードデータ記憶手段に記憶さ
れている相異なるデコードデータの数が設定された多段
バーコードの段数より大きい場合には、前記デコードデ
ータ記憶手段に記憶されたデコードデータを全て消去
し、再度画像入力手段から新たな2次元画像を入力し、
バーコード読み取り処理を繰り返すものである。
【0021】また、本発明の第8のバーコード読み取り
装置は、出力手段は、デコードデータ記憶手段に記憶さ
れている相異なるデコードデータの数が設定された多段
バーコードの段数より小さい場合には、前記デコードデ
ータ記憶手段に記憶されたデコードデータを保存したま
ま、再度画像入力手段から新たな2次元画像を入力し、
バーコード読み取り処理を繰り返すものである。
装置は、出力手段は、デコードデータ記憶手段に記憶さ
れている相異なるデコードデータの数が設定された多段
バーコードの段数より小さい場合には、前記デコードデ
ータ記憶手段に記憶されたデコードデータを保存したま
ま、再度画像入力手段から新たな2次元画像を入力し、
バーコード読み取り処理を繰り返すものである。
【0022】また、本発明の第1のバーコード読み取り
方法は、読み取り対象となる多段バーコードの段数を設
定する第1のステップと、設定された多段バーコードの
段数に応じて走査線の間隔を求めて2次元画像データを
走査するとともに各走査線から得られたデータをデコー
ドして記憶する第2のステップと、記憶されたデコード
データを互いに比較して相異なるデコードデータの数を
カウントする第3のステップと、この相異なるデコード
データの数と前記設定された多段バーコードの段数とが
一致したときに前記バーコード認識手段にて得られたデ
コードデータのうち前記相異なるデコードデータを出力
する第4のステップとを備えたものである。
方法は、読み取り対象となる多段バーコードの段数を設
定する第1のステップと、設定された多段バーコードの
段数に応じて走査線の間隔を求めて2次元画像データを
走査するとともに各走査線から得られたデータをデコー
ドして記憶する第2のステップと、記憶されたデコード
データを互いに比較して相異なるデコードデータの数を
カウントする第3のステップと、この相異なるデコード
データの数と前記設定された多段バーコードの段数とが
一致したときに前記バーコード認識手段にて得られたデ
コードデータのうち前記相異なるデコードデータを出力
する第4のステップとを備えたものである。
【0023】また、本発明の第2のバーコード読み取り
方法は、読み取り対象となる多段バーコードの段数を設
定する第1のステップと、設定された多段バーコードの
段数とデコードに成功したバーコードの情報を用いて走
査線の間隔を求めて2次元画像データを走査するととも
に各走査線から得られたデータをデコードして記憶する
第2のステップと、記憶されたデコードデータを互いに
比較して相異なるデコードデータの数をカウントする第
3のステップと、この相異なるデコードデータの数と前
記設定された多段バーコードの段数とが一致したときに
前記バーコード認識手段にて得られたデコードデータの
うち前記相異なるデコードデータを出力する第4のステ
ップとを備えたものである。
方法は、読み取り対象となる多段バーコードの段数を設
定する第1のステップと、設定された多段バーコードの
段数とデコードに成功したバーコードの情報を用いて走
査線の間隔を求めて2次元画像データを走査するととも
に各走査線から得られたデータをデコードして記憶する
第2のステップと、記憶されたデコードデータを互いに
比較して相異なるデコードデータの数をカウントする第
3のステップと、この相異なるデコードデータの数と前
記設定された多段バーコードの段数とが一致したときに
前記バーコード認識手段にて得られたデコードデータの
うち前記相異なるデコードデータを出力する第4のステ
ップとを備えたものである。
【0024】また、本発明の第1の記録媒体は、読み取
り対象となる多段バーコードの段数を設定する第1のス
テップと、設定された多段バーコードの段数に応じて走
査線の間隔を求めて2次元画像データを走査するととも
に各走査線から得られたデータをデコードして記憶する
第2のステップと、記憶されたデコードデータを互いに
比較して相異なるデコードデータの数をカウントする第
3のステップと、この相異なるデコードデータの数と前
記設定された多段バーコードの段数とが一致したときに
前記バーコード認識手段にて得られたデコードデータの
うち前記相異なるデコードデータを出力する第4のステ
ップとを備えたプログラムを記録したものである。
り対象となる多段バーコードの段数を設定する第1のス
テップと、設定された多段バーコードの段数に応じて走
査線の間隔を求めて2次元画像データを走査するととも
に各走査線から得られたデータをデコードして記憶する
第2のステップと、記憶されたデコードデータを互いに
比較して相異なるデコードデータの数をカウントする第
3のステップと、この相異なるデコードデータの数と前
記設定された多段バーコードの段数とが一致したときに
前記バーコード認識手段にて得られたデコードデータの
うち前記相異なるデコードデータを出力する第4のステ
ップとを備えたプログラムを記録したものである。
【0025】また、本発明の第2の記録媒体は、読み取
り対象となる多段バーコードの段数を設定する第1のス
テップと、設定された多段バーコードの段数とデコード
に成功したバーコードの情報を用いて走査線の間隔を求
めて2次元画像データを走査するとともに各走査線から
得られたデータをデコードして記憶する第2のステップ
と、記憶されたデコードデータを互いに比較して相異な
るデコードデータの数をカウントする第3のステップ
と、この相異なるデコードデータの数と前記設定された
多段バーコードの段数とが一致したときに前記バーコー
ド認識手段にて得られたデコードデータのうち前記相異
なるデコードデータを出力する第4のステップとを備え
たプログラムを記録したものである。
り対象となる多段バーコードの段数を設定する第1のス
テップと、設定された多段バーコードの段数とデコード
に成功したバーコードの情報を用いて走査線の間隔を求
めて2次元画像データを走査するとともに各走査線から
得られたデータをデコードして記憶する第2のステップ
と、記憶されたデコードデータを互いに比較して相異な
るデコードデータの数をカウントする第3のステップ
と、この相異なるデコードデータの数と前記設定された
多段バーコードの段数とが一致したときに前記バーコー
ド認識手段にて得られたデコードデータのうち前記相異
なるデコードデータを出力する第4のステップとを備え
たプログラムを記録したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】上記構成により、本発明の第1、
第2のバーコード読み取り装置は、設定されたバーコー
ドの段数とデコードデータ比較手段でカウントされた相
異なるデコードデータの数が一致したときに、この相異
なるデコードデータを出力するので、入力された2次元
画像データから多段バーコードのデータを一度に読み取
ることができる。
第2のバーコード読み取り装置は、設定されたバーコー
ドの段数とデコードデータ比較手段でカウントされた相
異なるデコードデータの数が一致したときに、この相異
なるデコードデータを出力するので、入力された2次元
画像データから多段バーコードのデータを一度に読み取
ることができる。
【0027】また、本発明の第3のバーコード読み取り
装置は、多段バーコードの段数に応じて走査間隔を決定
するので、バーコードの検出に失敗することなく、か
つ、読み取り時間を短縮することができる。
装置は、多段バーコードの段数に応じて走査間隔を決定
するので、バーコードの検出に失敗することなく、か
つ、読み取り時間を短縮することができる。
【0028】また、本発明の第4のバーコード読み取り
装置は、既に出力されたデコードデータとこれから出力
しようとするデコードデータの少なくとも1つが同一で
あれば出力を行わないので、2度読みを防止することが
できる。
装置は、既に出力されたデコードデータとこれから出力
しようとするデコードデータの少なくとも1つが同一で
あれば出力を行わないので、2度読みを防止することが
できる。
【0029】また、本発明の第5のバーコード読み取り
装置は、2次元画像データ上にバーコードが検出されな
かった場合には出力データ記憶装置のデータを消去する
ので、同一の多段バーコードを繰り返し読み取りたい場
合等に上記2度読み防止処理で生じる不都合を解消する
ことができる。
装置は、2次元画像データ上にバーコードが検出されな
かった場合には出力データ記憶装置のデータを消去する
ので、同一の多段バーコードを繰り返し読み取りたい場
合等に上記2度読み防止処理で生じる不都合を解消する
ことができる。
【0030】また、本発明の第6のバーコード読み取り
装置は、設定された多段バーコードの段数とバーコード
画像情報とに応じて走査線の位置と数を再設定するの
で、より確実に読み取りを行うことができる。
装置は、設定された多段バーコードの段数とバーコード
画像情報とに応じて走査線の位置と数を再設定するの
で、より確実に読み取りを行うことができる。
【0031】また、本発明の第7のバーコード読み取り
装置は、多段バーコードの1つのバーコードを誤読した
場合等に有効な対処方法を提供できる。
装置は、多段バーコードの1つのバーコードを誤読した
場合等に有効な対処方法を提供できる。
【0032】また、本発明の第8のバーコード読み取り
装置は、既に記憶したデータを再利用することができる
ため、再読み取り処理時に読み取りが成功する確率を高
めることができる。
装置は、既に記憶したデータを再利用することができる
ため、再読み取り処理時に読み取りが成功する確率を高
めることができる。
【0033】また、本発明の第1のバーコード読み取り
方法は、設定されたバーコードの段数とデコードデータ
比較手段でカウントされた相異なるデコードデータの数
が一致したときに、この相異なるデコードデータを出力
するので、入力された2次元画像データから多段バーコ
ードのデータを一度に読み取ることができる。
方法は、設定されたバーコードの段数とデコードデータ
比較手段でカウントされた相異なるデコードデータの数
が一致したときに、この相異なるデコードデータを出力
するので、入力された2次元画像データから多段バーコ
ードのデータを一度に読み取ることができる。
【0034】また、本発明の第2のバーコード読み取り
方法は、多段バーコードの段数に応じて走査間隔を決定
するので、バーコードの検出に失敗することなく、か
つ、読み取り時間を短縮することができる。
方法は、多段バーコードの段数に応じて走査間隔を決定
するので、バーコードの検出に失敗することなく、か
つ、読み取り時間を短縮することができる。
【0035】さらに、本発明の第1、第2の記録媒体
は、上記第1、第2のバーコード読み取り方法と同様の
作用・効果を有しながら、持ち運び等が容易に行えると
ともに、流通性にすぐれたものである。
は、上記第1、第2のバーコード読み取り方法と同様の
作用・効果を有しながら、持ち運び等が容易に行えると
ともに、流通性にすぐれたものである。
【0036】(実施の形態1)以下、本発明の第1の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。
施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0037】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るバーコード読み取り装置の構成を示すブロック図であ
る。
るバーコード読み取り装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0038】図1において、11はバーコード段数設定
手段であり、予め、読み取り対象である多段バーコード
の段数を設定するものである。12はCCDカメラ等の
2次元視覚センサを有する画像入力手段であり、読み取
り対象である多段バーコードや2次元コードを含む2次
元画像の映像信号を2次元視覚センサを用いて入力する
ものである。13はA/D変換手段であり、画像入力手
段12から得られたアナログの映像信号を量子化するこ
とによって、ディジタルな2次元画像データに変化する
ものである。14は画像メモリであり、A/D変換手段
13から出力されたディジタルな2次元画像データを記
憶するものである。15はバーコード認識手段であり、
画像メモリ14に記憶された2次元画像データを所定の
方向に所定の走査間隔で走査することにより、各走査線
上にあるバーコードを認識するものである。16はデコ
ードデータ記憶手段であり、バーコード認識手段15か
ら得られたデコードデータを記憶するものである。17
はデコードデータ比較手段であり、デコードデータ記憶
手段16に記憶された全てのバーコードのデコードデー
タを互いに比較することによって、相異なるデコードデ
ータの数をカウントするものである。18は出力手段で
あり、デコードデータ比較手段17から得られた相異な
るデコードデータの数とバーコード段数設定手段11に
よって設定された多段バーコードの段数を比較し、一致
した場合には、デコードデータ記憶手段16に記憶され
ている相異なるデコードデータをホストコンピュータ等
の外部機器へ出力するものである。但し、出力手段18
は、多段バーコードが画像入力手段12の視野から外れ
たと判断されない限り、デコードデータ記憶手段16に
記憶された多段バーコードのデコードデータと出力手段
18から一つ前に出力されたデコードデータとの比較を
行い、その結果、同一のデータと判断した場合には、デ
コードデータ記憶手段16に記憶された多段バーコード
のデコードデータを外部機器へ出力しないものとする。
手段であり、予め、読み取り対象である多段バーコード
の段数を設定するものである。12はCCDカメラ等の
2次元視覚センサを有する画像入力手段であり、読み取
り対象である多段バーコードや2次元コードを含む2次
元画像の映像信号を2次元視覚センサを用いて入力する
ものである。13はA/D変換手段であり、画像入力手
段12から得られたアナログの映像信号を量子化するこ
とによって、ディジタルな2次元画像データに変化する
ものである。14は画像メモリであり、A/D変換手段
13から出力されたディジタルな2次元画像データを記
憶するものである。15はバーコード認識手段であり、
画像メモリ14に記憶された2次元画像データを所定の
方向に所定の走査間隔で走査することにより、各走査線
上にあるバーコードを認識するものである。16はデコ
ードデータ記憶手段であり、バーコード認識手段15か
ら得られたデコードデータを記憶するものである。17
はデコードデータ比較手段であり、デコードデータ記憶
手段16に記憶された全てのバーコードのデコードデー
タを互いに比較することによって、相異なるデコードデ
ータの数をカウントするものである。18は出力手段で
あり、デコードデータ比較手段17から得られた相異な
るデコードデータの数とバーコード段数設定手段11に
よって設定された多段バーコードの段数を比較し、一致
した場合には、デコードデータ記憶手段16に記憶され
ている相異なるデコードデータをホストコンピュータ等
の外部機器へ出力するものである。但し、出力手段18
は、多段バーコードが画像入力手段12の視野から外れ
たと判断されない限り、デコードデータ記憶手段16に
記憶された多段バーコードのデコードデータと出力手段
18から一つ前に出力されたデコードデータとの比較を
行い、その結果、同一のデータと判断した場合には、デ
コードデータ記憶手段16に記憶された多段バーコード
のデコードデータを外部機器へ出力しないものとする。
【0039】19は画像走査位置設定手段であり、バー
コード認識手段15において、画像メモリ14に記憶さ
れた2次元画像データを走査する際の走査線の走査間隔
を、バーコード段数設定手段11によって設定された多
段バーコードの段数に応じて変化させるものである。2
0はバーコード検出手段であり、画像メモリ14に記憶
された2次元画像データ上にバーコードが存在するかど
うかを判定するものである。
コード認識手段15において、画像メモリ14に記憶さ
れた2次元画像データを走査する際の走査線の走査間隔
を、バーコード段数設定手段11によって設定された多
段バーコードの段数に応じて変化させるものである。2
0はバーコード検出手段であり、画像メモリ14に記憶
された2次元画像データ上にバーコードが存在するかど
うかを判定するものである。
【0040】バーコード認識手段15において、21は
バー幅算出手段であり、画像走査位置設定手段19によ
って定められた走査間隔で、画像メモリ14に記憶され
た2次元画像データを所定の方向に走査することによ
り、各走査線上にあるバーコードのバー幅データを求め
るものである。22はデコード手段であり、バー幅算出
手段21から得られたバー幅データを用いて、各走査線
上にあるバーコードのデコードを行うものである。
バー幅算出手段であり、画像走査位置設定手段19によ
って定められた走査間隔で、画像メモリ14に記憶され
た2次元画像データを所定の方向に走査することによ
り、各走査線上にあるバーコードのバー幅データを求め
るものである。22はデコード手段であり、バー幅算出
手段21から得られたバー幅データを用いて、各走査線
上にあるバーコードのデコードを行うものである。
【0041】出力手段18において、23は出力データ
記憶手段であり、バーコード読み取り装置からホストコ
ンピュータ等の外部機器に出力されたデコードデータを
記憶するものである。24は出力データ制御手段であ
り、デコードデータ記憶手段16に記憶されたデコード
データと出力データ記憶手段23に記憶されたデコード
データを比較し、その比較結果に応じて、デコードデー
タの外部機器への出力を制御するものである。25は出
力データ消去手段であり、出力データ記憶手段23に記
憶されているデコードデータを消去するものである。
記憶手段であり、バーコード読み取り装置からホストコ
ンピュータ等の外部機器に出力されたデコードデータを
記憶するものである。24は出力データ制御手段であ
り、デコードデータ記憶手段16に記憶されたデコード
データと出力データ記憶手段23に記憶されたデコード
データを比較し、その比較結果に応じて、デコードデー
タの外部機器への出力を制御するものである。25は出
力データ消去手段であり、出力データ記憶手段23に記
憶されているデコードデータを消去するものである。
【0042】以上のように構成された本実施の形態のバ
ーコード読み取り装置では、まず、バーコード段数設定
手段11によって、読み取り対象である多段バーコード
の段数を設定する。次に、読み取り対象である多段バー
コードを含む2次元画像を画像入力手段12で読み取
り、画像メモリ14にディジタルな2次元画像データを
記憶する。バー幅算出手段21は、画像メモリ14の上
の2次元画像データを予め定められた方向と走査間隔で
走査し、走査線上のバー幅データを求める。デコード手
段22は、バー幅算出手段21から得られたバー幅デー
タを用いて走査線上のバーコードのデコード処理を行
い、デコードに成功した場合、デコードデータをデコー
ドデータ記憶手段16に記憶する。デコードデータ比較
手段17は、デコードデータ記憶手段16に記憶された
全てのデコードデータを互いに比較することによって、
相異なるデコードデータの数をカウントする。最後に、
出力手段18は、デコードデータ比較手段17から得ら
れる相異なるデコードデータの数がバーコード段数設定
手段によって設定されたバーコードの段数と一致したと
き、相異なるデコードデータをホストコンピュータ等の
外部機器へ出力する。
ーコード読み取り装置では、まず、バーコード段数設定
手段11によって、読み取り対象である多段バーコード
の段数を設定する。次に、読み取り対象である多段バー
コードを含む2次元画像を画像入力手段12で読み取
り、画像メモリ14にディジタルな2次元画像データを
記憶する。バー幅算出手段21は、画像メモリ14の上
の2次元画像データを予め定められた方向と走査間隔で
走査し、走査線上のバー幅データを求める。デコード手
段22は、バー幅算出手段21から得られたバー幅デー
タを用いて走査線上のバーコードのデコード処理を行
い、デコードに成功した場合、デコードデータをデコー
ドデータ記憶手段16に記憶する。デコードデータ比較
手段17は、デコードデータ記憶手段16に記憶された
全てのデコードデータを互いに比較することによって、
相異なるデコードデータの数をカウントする。最後に、
出力手段18は、デコードデータ比較手段17から得ら
れる相異なるデコードデータの数がバーコード段数設定
手段によって設定されたバーコードの段数と一致したと
き、相異なるデコードデータをホストコンピュータ等の
外部機器へ出力する。
【0043】こうして、本実施の形態では、読み取り対
象である多段バーコードの段数を予め設定した上で、相
異なるデコードデータが多段バーコードの段数と一致す
るまで、入力された2次元画像データを所定の走査間隔
で走査し、各走査線上のバーコードのデコード処理を繰
り返すことにより、入力された2次元画像データから多
段バーコードのデータを一度に読み取ることが可能であ
る。
象である多段バーコードの段数を予め設定した上で、相
異なるデコードデータが多段バーコードの段数と一致す
るまで、入力された2次元画像データを所定の走査間隔
で走査し、各走査線上のバーコードのデコード処理を繰
り返すことにより、入力された2次元画像データから多
段バーコードのデータを一度に読み取ることが可能であ
る。
【0044】以下、詳細に説明する。まず、読み取り処
理を行う前に、予め、バーコード段数設定手段11によ
って、読み取り対象の多段バーコードの段数が設定され
る。また、画像走査位置設定手段19は、設定された多
段バーコードの段数に応じて、バーコード認識手段15
のバー幅算出手段21が画像メモリ14に記憶された2
次元画像データを走査する際の走査線の間隔を定める。
通常、多段バーコードの段数が大きく設定された場合、
走査線の間隔を小さくし、段数が小さく設定された場合
には、走査線の間隔を大きくする。図3(a)に、多段
バーコードの段数が2であるときの2次元画像データの
走査線の例を示す。ここで、例えば、バーコードの段数
が1段であれば、画像走査位置設定手段19は、走査間
隔を2倍に設定し(走査線1,3,5,7)、逆に、段
数が4段であれば、走査間隔を1/2に設定して、各走
査線の間を走査するようにする。
理を行う前に、予め、バーコード段数設定手段11によ
って、読み取り対象の多段バーコードの段数が設定され
る。また、画像走査位置設定手段19は、設定された多
段バーコードの段数に応じて、バーコード認識手段15
のバー幅算出手段21が画像メモリ14に記憶された2
次元画像データを走査する際の走査線の間隔を定める。
通常、多段バーコードの段数が大きく設定された場合、
走査線の間隔を小さくし、段数が小さく設定された場合
には、走査線の間隔を大きくする。図3(a)に、多段
バーコードの段数が2であるときの2次元画像データの
走査線の例を示す。ここで、例えば、バーコードの段数
が1段であれば、画像走査位置設定手段19は、走査間
隔を2倍に設定し(走査線1,3,5,7)、逆に、段
数が4段であれば、走査間隔を1/2に設定して、各走
査線の間を走査するようにする。
【0045】以下、読み取り処理の動作を説明する。画
像入力手段12は、多段バーコードを含む2次元画像か
らの反射光を視覚センサが受光して映像信号に変換し、
このアナログの映像信号をA/D変換手段13に出力す
る。A/D変換手段13は、アナログの映像信号をディ
ジタルな2次元画像データに変換し、この2次元画像デ
ータを画像メモリ14に格納する。
像入力手段12は、多段バーコードを含む2次元画像か
らの反射光を視覚センサが受光して映像信号に変換し、
このアナログの映像信号をA/D変換手段13に出力す
る。A/D変換手段13は、アナログの映像信号をディ
ジタルな2次元画像データに変換し、この2次元画像デ
ータを画像メモリ14に格納する。
【0046】バーコード認識手段15では、まずバー幅
算出手段21が画像メモリ14に記憶された2次元画像
データを水平方向に、画像走査位置設定手段19によっ
て定められた走査間隔で走査し、各走査線上の画像デー
タを抽出した後、抽出した1次元の画像データから読み
取り対象のバーコードを構成する各バーの幅データを求
め、これをデコード手段22に出力する。但し、バー幅
データが各種バーコードを構成するために必要な数より
小さい場合には、その走査線上にはバーコードが存在し
ないと判断し、デコード手段22にはバー幅データを出
力せず、バーコード検出手段20にこの走査線の位置と
バー幅データの数を出力する。デコード手段22は、各
走査線から得られたバー幅データを用いて、バーコード
のデコード処理を行い、デコードに成功した場合には、
デコード結果であるデコードデータをデコードデータ記
憶手段16に記憶する。よって、読み取り対象が多段バ
ーコードの場合には、複数のデコードデータがデコード
データ記憶手段16に記憶される。一方、画像走査位置
設定手段19によって定められた2次元画像データの全
ての走査線において、バーコードのデコードに失敗した
場合には、再度、画像入力手段12から新たな2次元画
像を入力し、バーコード読み取り処理を繰り返す。
算出手段21が画像メモリ14に記憶された2次元画像
データを水平方向に、画像走査位置設定手段19によっ
て定められた走査間隔で走査し、各走査線上の画像デー
タを抽出した後、抽出した1次元の画像データから読み
取り対象のバーコードを構成する各バーの幅データを求
め、これをデコード手段22に出力する。但し、バー幅
データが各種バーコードを構成するために必要な数より
小さい場合には、その走査線上にはバーコードが存在し
ないと判断し、デコード手段22にはバー幅データを出
力せず、バーコード検出手段20にこの走査線の位置と
バー幅データの数を出力する。デコード手段22は、各
走査線から得られたバー幅データを用いて、バーコード
のデコード処理を行い、デコードに成功した場合には、
デコード結果であるデコードデータをデコードデータ記
憶手段16に記憶する。よって、読み取り対象が多段バ
ーコードの場合には、複数のデコードデータがデコード
データ記憶手段16に記憶される。一方、画像走査位置
設定手段19によって定められた2次元画像データの全
ての走査線において、バーコードのデコードに失敗した
場合には、再度、画像入力手段12から新たな2次元画
像を入力し、バーコード読み取り処理を繰り返す。
【0047】デコードデータ比較手段17は、デコード
データ記憶手段16に記憶されたデコードデータを互い
に比較し、相異なるデコードデータの数をカウントし、
これを出力手段18に出力する。
データ記憶手段16に記憶されたデコードデータを互い
に比較し、相異なるデコードデータの数をカウントし、
これを出力手段18に出力する。
【0048】出力手段18では、出力データ制御手段2
4が、デコードデータ比較手段17から得られるデコー
ドデータ記憶手段16に記憶されている相異なるデコー
ドデータの数と、バーコード段数設定手段11で設定さ
れた多段バーコードの段数とを比較して、もし一致した
なら、多段バーコードにおける全ての段のバーコードが
読み取り成功したと判断する。一方、デコードデータ記
憶手段16に記憶されている相異なるデコードデータの
数が、設定された多段バーコードの段数より小さい場合
には、読み取れていないバーコードがあると判断し、デ
コードデータ記憶手段16に記憶されたデコードデータ
を保存したまま、再度画像入力手段12から新たな2次
元画像を入力し、バーコード読み取り処理を繰り返す。
逆に、デコードデータ記憶手段16に記憶されている相
異なるデコードデータの数が設定された多段バーコード
の段数より大きい場合には、多段バーコードの一つのバ
ーコードを誤読していると判断し、デコードデータ記憶
手段16に記憶されたデコードデータを全て消去し、再
度画像入力手段12から新たな2次元画像を入力し、バ
ーコード読み取り処理を繰り返す。
4が、デコードデータ比較手段17から得られるデコー
ドデータ記憶手段16に記憶されている相異なるデコー
ドデータの数と、バーコード段数設定手段11で設定さ
れた多段バーコードの段数とを比較して、もし一致した
なら、多段バーコードにおける全ての段のバーコードが
読み取り成功したと判断する。一方、デコードデータ記
憶手段16に記憶されている相異なるデコードデータの
数が、設定された多段バーコードの段数より小さい場合
には、読み取れていないバーコードがあると判断し、デ
コードデータ記憶手段16に記憶されたデコードデータ
を保存したまま、再度画像入力手段12から新たな2次
元画像を入力し、バーコード読み取り処理を繰り返す。
逆に、デコードデータ記憶手段16に記憶されている相
異なるデコードデータの数が設定された多段バーコード
の段数より大きい場合には、多段バーコードの一つのバ
ーコードを誤読していると判断し、デコードデータ記憶
手段16に記憶されたデコードデータを全て消去し、再
度画像入力手段12から新たな2次元画像を入力し、バ
ーコード読み取り処理を繰り返す。
【0049】出力データ制御手段24において、多段バ
ーコードのバーコードの読み取りに成功したと判断した
とき、出力データ記憶手段23に記憶されているデコー
ドデータが存在しない場合(例えば読み取り装置起動
後、1番最初にデコードに成功した場合や読み取り対象
の多段バーコードが画像入力手段12の視野から一度外
れたと判断された場合等)には、デコードデータ記憶手
段16に記憶されている相異なるデコードデータを出力
手段18からホストコンピュータ等の外部機器へ出力
し、これら出力したデコードデータを出力データ記憶手
段23に新たに記憶する。
ーコードのバーコードの読み取りに成功したと判断した
とき、出力データ記憶手段23に記憶されているデコー
ドデータが存在しない場合(例えば読み取り装置起動
後、1番最初にデコードに成功した場合や読み取り対象
の多段バーコードが画像入力手段12の視野から一度外
れたと判断された場合等)には、デコードデータ記憶手
段16に記憶されている相異なるデコードデータを出力
手段18からホストコンピュータ等の外部機器へ出力
し、これら出力したデコードデータを出力データ記憶手
段23に新たに記憶する。
【0050】一方、出力データ記憶手段23にデコード
データが存在する場合には、出力データ制御手段24
は、デコードデータ記憶手段16に記憶されたデコード
データと、出力データ記憶手段23に記憶されているデ
コードデータとを比較し、もし、デコードデータ記憶手
段16に記憶された相異なるデコードデータの少なくと
も一つが出力データ記憶手段に記憶されているデコード
データと同一ならば、同じ多段バーコードを2度読みし
たとして、外部機器へはデコードデータを出力しない
(2度読み防止処理)。
データが存在する場合には、出力データ制御手段24
は、デコードデータ記憶手段16に記憶されたデコード
データと、出力データ記憶手段23に記憶されているデ
コードデータとを比較し、もし、デコードデータ記憶手
段16に記憶された相異なるデコードデータの少なくと
も一つが出力データ記憶手段に記憶されているデコード
データと同一ならば、同じ多段バーコードを2度読みし
たとして、外部機器へはデコードデータを出力しない
(2度読み防止処理)。
【0051】バーコード検出手段20は、入力された2
次元画像データ上にバーコードが存在するかどうかを判
断し、もし、バーコードが存在しないと判断した場合、
つまり、読み取り対象の多段バーコードが画像入力手段
12の視野から外れたと判断した場合、2度読み防止処
理禁止情報を出力データ消去手段25に出力する。出力
データ消去手段25は、バーコード検出手段20から2
度読み防止処理禁止情報を入力すると、出力データ記憶
手段23に記憶しているデコードデータを全て消去し、
2度読み防止処理を中断させる。
次元画像データ上にバーコードが存在するかどうかを判
断し、もし、バーコードが存在しないと判断した場合、
つまり、読み取り対象の多段バーコードが画像入力手段
12の視野から外れたと判断した場合、2度読み防止処
理禁止情報を出力データ消去手段25に出力する。出力
データ消去手段25は、バーコード検出手段20から2
度読み防止処理禁止情報を入力すると、出力データ記憶
手段23に記憶しているデコードデータを全て消去し、
2度読み防止処理を中断させる。
【0052】ここで、バーコード検出手段20が入力さ
れた2次元画像データ上にバーコードが存在するかどう
かの判断は、バー幅算出手段21から得られる2次元画
像データの各走査線上のバー幅データの数を所定の数と
比較することによって行う。つまり、全ての走査線にお
いて、バー幅データの数が所定の数より小さければ、2
次元画像データ上にバーコードが存在しないと判断し、
バーコード検出手段20は、2度読み防止処理禁止情報
を出力データ消去手段25へ出力する。
れた2次元画像データ上にバーコードが存在するかどう
かの判断は、バー幅算出手段21から得られる2次元画
像データの各走査線上のバー幅データの数を所定の数と
比較することによって行う。つまり、全ての走査線にお
いて、バー幅データの数が所定の数より小さければ、2
次元画像データ上にバーコードが存在しないと判断し、
バーコード検出手段20は、2度読み防止処理禁止情報
を出力データ消去手段25へ出力する。
【0053】このように、本実施の形態によれば、バー
コード段数設定手段11によって読み取り対象の多段バ
ーコードの段数を予め設定した上で、相異なるデコード
データが多段バーコードの段数と一致するまで、入力さ
れた2次元画像データを所定の走査間隔で走査し、各走
査線上のバーコードのデコード処理を繰り返すことによ
り、入力された2次元画像データから多段バーコードの
データを一度に読み取ることができる。従って、従来例
のように、使用者は、多段のバーコードを読み取るため
に、読み取り動作をバーコードの段数分繰り返す必要は
なく、多段バーコードが画像入力手段12の視野の中に
完全に入る場合には、1回の読み取り動作で多段バーコ
ードを読み取ることができる。
コード段数設定手段11によって読み取り対象の多段バ
ーコードの段数を予め設定した上で、相異なるデコード
データが多段バーコードの段数と一致するまで、入力さ
れた2次元画像データを所定の走査間隔で走査し、各走
査線上のバーコードのデコード処理を繰り返すことによ
り、入力された2次元画像データから多段バーコードの
データを一度に読み取ることができる。従って、従来例
のように、使用者は、多段のバーコードを読み取るため
に、読み取り動作をバーコードの段数分繰り返す必要は
なく、多段バーコードが画像入力手段12の視野の中に
完全に入る場合には、1回の読み取り動作で多段バーコ
ードを読み取ることができる。
【0054】また、本実施の形態によれば、バーコード
認識手段15は、画像走査位置設定手段19で定められ
た走査間隔に基づいて、入力された2次元画像データを
走査し、その走査線上の画像データからバーコードを読
み取る。ここで、例えば、走査線の幅を大きくすると、
2次元画像データを走査する走査線の本数は少なくな
り、読み取り処理の回数が減少するので、読み取り時間
は短くなる。しかし、段数の多い多段バーコードでは、
各バーコードの幅が小さくなる傾向があり、この場合、
各走査線の間にバーコードが入って、バーコードの検出
に失敗する可能性が高くなる。逆に、走査線の幅を小さ
くすると、読み取り処理の回数が増加するため、バーコ
ードの段数に関わらず、常に読み取りに時間がかかるよ
うになる。しかし、本実施の形態は、画像走査位置設定
手段19がバーコードの段数に応じて、走査線の走査間
隔を設定するので、段数の多いバーコードの幅が小さい
バーコードでも、バーコードの検出に失敗することな
く、常に、段数に応じた読み取り時間で読み取り処理を
行うことが可能である。
認識手段15は、画像走査位置設定手段19で定められ
た走査間隔に基づいて、入力された2次元画像データを
走査し、その走査線上の画像データからバーコードを読
み取る。ここで、例えば、走査線の幅を大きくすると、
2次元画像データを走査する走査線の本数は少なくな
り、読み取り処理の回数が減少するので、読み取り時間
は短くなる。しかし、段数の多い多段バーコードでは、
各バーコードの幅が小さくなる傾向があり、この場合、
各走査線の間にバーコードが入って、バーコードの検出
に失敗する可能性が高くなる。逆に、走査線の幅を小さ
くすると、読み取り処理の回数が増加するため、バーコ
ードの段数に関わらず、常に読み取りに時間がかかるよ
うになる。しかし、本実施の形態は、画像走査位置設定
手段19がバーコードの段数に応じて、走査線の走査間
隔を設定するので、段数の多いバーコードの幅が小さい
バーコードでも、バーコードの検出に失敗することな
く、常に、段数に応じた読み取り時間で読み取り処理を
行うことが可能である。
【0055】また、本実施の形態によれば、出力手段1
8から出力されたデコードデータを出力データ記憶手段
23が常に記憶し、出力データ制御手段24が、バーコ
ード認識手段15からデコードデータ記憶手段16に新
たに記憶されたデコードデータと、この出力データ記憶
手段23に記憶されたデコードデータとを互いに比較
し、少なくとも一つのデコードデータが同一であれば、
デコードデータ記憶手段16に記憶されたデコードデー
タを出力しないようにしてある。従って、画像入力手段
12において連続的に2次元画像を入力し、連続的に読
み取り対象の多段バーコードの読み取り処理を行う場合
でも、同一バーコードのデコードデータを2度続けて出
力すること(2度読み)を決して生じないようにしてあ
る。
8から出力されたデコードデータを出力データ記憶手段
23が常に記憶し、出力データ制御手段24が、バーコ
ード認識手段15からデコードデータ記憶手段16に新
たに記憶されたデコードデータと、この出力データ記憶
手段23に記憶されたデコードデータとを互いに比較
し、少なくとも一つのデコードデータが同一であれば、
デコードデータ記憶手段16に記憶されたデコードデー
タを出力しないようにしてある。従って、画像入力手段
12において連続的に2次元画像を入力し、連続的に読
み取り対象の多段バーコードの読み取り処理を行う場合
でも、同一バーコードのデコードデータを2度続けて出
力すること(2度読み)を決して生じないようにしてあ
る。
【0056】但し、出力データ記憶手段23と出力デー
タ制御手段24のみの構成だけでは、同一の多段バーコ
ードを繰り返し読み取ることや、例えば、1段目のバー
コードのデータが常に同一であるような多段バーコード
を続けて読み取ることができなくなる。
タ制御手段24のみの構成だけでは、同一の多段バーコ
ードを繰り返し読み取ることや、例えば、1段目のバー
コードのデータが常に同一であるような多段バーコード
を続けて読み取ることができなくなる。
【0057】そこで、本実施の形態では、バーコード検
出手段20が2次元画像データ上にバーコードが存在す
るかどうかを判断し、もし、バーコードが存在しないと
判断した場合、即ち、読み取り対象の多段バーコードか
ら画像入力手段12の視野が外れたと判断した場合、2
度読み防止禁止情報を出力データ消去手段25に出力す
る。そして、出力データ消去手段25は、この2度読み
防止禁止情報が入力されると、出力データ記憶手段23
に記憶されているデコードデータを消去し、2度読み防
止処理を中止する。上記構成により、本実施の形態で
は、同一の多段バーコードを繰り返し読み取りたい場合
や、1段目のバーコードが常に同一であるような多段バ
ーコードを続けて読み取りたい場合には、画像入力手段
12に全くバーコードとは異なる画像を入力すれば、即
ち、画像入力手段12の視野をバーコードから一度外せ
ば、これらのバーコードを連続して読み取ることが可能
となる。
出手段20が2次元画像データ上にバーコードが存在す
るかどうかを判断し、もし、バーコードが存在しないと
判断した場合、即ち、読み取り対象の多段バーコードか
ら画像入力手段12の視野が外れたと判断した場合、2
度読み防止禁止情報を出力データ消去手段25に出力す
る。そして、出力データ消去手段25は、この2度読み
防止禁止情報が入力されると、出力データ記憶手段23
に記憶されているデコードデータを消去し、2度読み防
止処理を中止する。上記構成により、本実施の形態で
は、同一の多段バーコードを繰り返し読み取りたい場合
や、1段目のバーコードが常に同一であるような多段バ
ーコードを続けて読み取りたい場合には、画像入力手段
12に全くバーコードとは異なる画像を入力すれば、即
ち、画像入力手段12の視野をバーコードから一度外せ
ば、これらのバーコードを連続して読み取ることが可能
となる。
【0058】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態について説明する。図2は、本発明の第2の実
施の形態におけるバーコード読み取り装置の構成を示す
ブロック図である。なお、本発明の第2の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態にバーコード画像情
報抽出手段26を追加したものである。つまり、デコー
ド手段22、画像情報抽出手段26及び、画像走査位置
設定手段11を除いて、図2におけるバーコード読み取
り装置の各構成手段は、図1に示した第1の実施の形態
のバーコード読み取り装置と同一のものであり、第1の
実施の形態と同じ動作を行って、バーコードの読み取り
処理を行う。故に、ここでは、デコード手段22、画像
情報抽出手段26及び、画像走査位置設定手段11の動
作について説明する。
施の形態について説明する。図2は、本発明の第2の実
施の形態におけるバーコード読み取り装置の構成を示す
ブロック図である。なお、本発明の第2の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態にバーコード画像情
報抽出手段26を追加したものである。つまり、デコー
ド手段22、画像情報抽出手段26及び、画像走査位置
設定手段11を除いて、図2におけるバーコード読み取
り装置の各構成手段は、図1に示した第1の実施の形態
のバーコード読み取り装置と同一のものであり、第1の
実施の形態と同じ動作を行って、バーコードの読み取り
処理を行う。故に、ここでは、デコード手段22、画像
情報抽出手段26及び、画像走査位置設定手段11の動
作について説明する。
【0059】図2において、バーコード画像情報抽出手
段26は、デコード手段22においてデコードが成功し
たバーコードについて、2次元画像データ上でのこのバ
ーコードの位置、大きさ、傾き等のバーコードの画像デ
ータに関する情報を抽出し、このバーコード画像情報を
画像走査位置設定手段19に出力する。画像走査位置設
定手段19は、第1の実施の形態と同様に、バーコード
認識手段15のバー幅算出手段21が画像メモリ14に
記憶された2次元画像データを走査する際の走査線の間
隔を設定する。但し、本実施の形態では、バーコード段
数設定手段11によって設定された多段バーコードの段
数だけでなく、バーコード画像情報抽出手段26から得
られたバーコード画像情報に応じて、走査線の位置と数
を再設定する。
段26は、デコード手段22においてデコードが成功し
たバーコードについて、2次元画像データ上でのこのバ
ーコードの位置、大きさ、傾き等のバーコードの画像デ
ータに関する情報を抽出し、このバーコード画像情報を
画像走査位置設定手段19に出力する。画像走査位置設
定手段19は、第1の実施の形態と同様に、バーコード
認識手段15のバー幅算出手段21が画像メモリ14に
記憶された2次元画像データを走査する際の走査線の間
隔を設定する。但し、本実施の形態では、バーコード段
数設定手段11によって設定された多段バーコードの段
数だけでなく、バーコード画像情報抽出手段26から得
られたバーコード画像情報に応じて、走査線の位置と数
を再設定する。
【0060】以下、図3(a)を用いて具体的に説明す
る。図3(a)において、まず、走査線2において、上
段のバーコード(データ内容:49123456789
04)の読み取り処理が行われる。ここで、もしデコー
ドが成功したとすると、デコード手段22は、走査線2
においてデコードが成功したという情報をバーコード画
像抽出手段26に出力する。バーコード画像抽出手段2
6は、デコードに成功した上段のバーコードについて、
2次元画像データ上でのこのバーコードの位置や大きさ
(長さ、幅)や傾きを検出する。
る。図3(a)において、まず、走査線2において、上
段のバーコード(データ内容:49123456789
04)の読み取り処理が行われる。ここで、もしデコー
ドが成功したとすると、デコード手段22は、走査線2
においてデコードが成功したという情報をバーコード画
像抽出手段26に出力する。バーコード画像抽出手段2
6は、デコードに成功した上段のバーコードについて、
2次元画像データ上でのこのバーコードの位置や大きさ
(長さ、幅)や傾きを検出する。
【0061】例えば、バーコードの幅は、バーコードに
おける任意のバーのエッジ点を追跡していくことによっ
てバーの直線分を抽出し、この直線分の長さを求めるこ
とによって得られる。同様に、バーコードの傾きは、そ
の直線分の傾きを求めることによって得ることができ
る。
おける任意のバーのエッジ点を追跡していくことによっ
てバーの直線分を抽出し、この直線分の長さを求めるこ
とによって得られる。同様に、バーコードの傾きは、そ
の直線分の傾きを求めることによって得ることができ
る。
【0062】画像走査位置設定手段19は、バーコード
段数設定手段11から得られる読み取り対象のバーコー
ドの段数が2段であるという情報と、バーコード画像情
報抽出手段26から得られた上段のバーコードの位置や
大きさや傾きの情報を用いて、下段のバーコードに対す
る走査線の位置と本数を決定する。
段数設定手段11から得られる読み取り対象のバーコー
ドの段数が2段であるという情報と、バーコード画像情
報抽出手段26から得られた上段のバーコードの位置や
大きさや傾きの情報を用いて、下段のバーコードに対す
る走査線の位置と本数を決定する。
【0063】一般に多段バーコードにおいては、各バー
コードの幅は、ほぼ同一である。また、入力された2次
元画像データにおいて、上段のバーコードが傾きがわか
れば、必然的に下段のバーコードの傾きもわかる。
コードの幅は、ほぼ同一である。また、入力された2次
元画像データにおいて、上段のバーコードが傾きがわか
れば、必然的に下段のバーコードの傾きもわかる。
【0064】例えば、画像情報抽出手段26からバーコ
ードの幅かL、2段コードの上段のバーコードの左隅の
位置を(a,b)とすれば、下段のバーコードの走査線
の位置yは次の式を満たすように複数個設定される。
ードの幅かL、2段コードの上段のバーコードの左隅の
位置を(a,b)とすれば、下段のバーコードの走査線
の位置yは次の式を満たすように複数個設定される。
【0065】
【数1】 また、図3(b)のように、上段のバーコードが傾いて
いる場合には、その傾きに応じて、(数1)を補正す
る。例えば、バーコードの傾きが垂直方向に対してθで
ある場合、(数1)は補正され、
いる場合には、その傾きに応じて、(数1)を補正す
る。例えば、バーコードの傾きが垂直方向に対してθで
ある場合、(数1)は補正され、
【0066】
【数2】 となる。
【0067】このように、本発明の第2の実施の形態に
よれば、バーコード画像情報抽出手段26がデコードに
成功したバーコードの2次元画像データ上での位置、大
きさ、及び、傾き等のバーコード画像情報を抽出し、画
像走査位置設定手段19がこのバーコード画像情報と予
め定められた多段バーコードの段数を用いて、次のバー
コードの走査線の位置と数を定めることにより、多段バ
ーコードでの走査線の位置決めにおいて、少なくとも一
つのバーコードがデコードできれば、残りの各バーコー
ドの走査線の位置を非常に正確に求めることができる。
よって、確実に残りの各バーコードを走査する走査線を
得ることができ、読み取り時間を短縮することができ
る。
よれば、バーコード画像情報抽出手段26がデコードに
成功したバーコードの2次元画像データ上での位置、大
きさ、及び、傾き等のバーコード画像情報を抽出し、画
像走査位置設定手段19がこのバーコード画像情報と予
め定められた多段バーコードの段数を用いて、次のバー
コードの走査線の位置と数を定めることにより、多段バ
ーコードでの走査線の位置決めにおいて、少なくとも一
つのバーコードがデコードできれば、残りの各バーコー
ドの走査線の位置を非常に正確に求めることができる。
よって、確実に残りの各バーコードを走査する走査線を
得ることができ、読み取り時間を短縮することができ
る。
【0068】なお、上記各実施の形態では、いずれも各
処理部を専用のハードウェアにより構成したが、これに
代えて、同様の機能をコンピュータを用いてソフトウェ
ア的に実現してもよい。
処理部を専用のハードウェアにより構成したが、これに
代えて、同様の機能をコンピュータを用いてソフトウェ
ア的に実現してもよい。
【0069】すなわち、本発明の第1の実施の形態にお
いては、多段バーコードの段数を設定し(第1のステッ
プ)、設定された多段バーコードの段数に応じて走査線
の間隔を求めて2次元画像データを走査するとともに各
走査線から得られたデータをデコードして記憶し(第2
のステップ)、記憶されたデコードデータを互いに比較
して相異なるデコードデータの数をカウントし(第3の
ステップ)、この相異なるデコードデータの数と設定さ
れた多段バーコードの段数とを比較する(第4のステッ
プ)こととなる。
いては、多段バーコードの段数を設定し(第1のステッ
プ)、設定された多段バーコードの段数に応じて走査線
の間隔を求めて2次元画像データを走査するとともに各
走査線から得られたデータをデコードして記憶し(第2
のステップ)、記憶されたデコードデータを互いに比較
して相異なるデコードデータの数をカウントし(第3の
ステップ)、この相異なるデコードデータの数と設定さ
れた多段バーコードの段数とを比較する(第4のステッ
プ)こととなる。
【0070】また、本発明の第2の実施の形態において
は、多段バーコードの段数を設定し(第1のステッ
プ)、設定された多段バーコードの段数とデコードに成
功したバーコードの情報を用いて走査線の間隔を求めて
2次元画像データを走査するとともに各走査線から得ら
れたデータをデコードして記憶し(第2のステップ)、
記憶されたデコードデータを互いに比較して相異なるデ
コードデータの数をカウントし(第3のステップ)、こ
の相異なるデコードデータの数と設定された多段バーコ
ードの段数とを比較する(第4のステップ)こととな
る。
は、多段バーコードの段数を設定し(第1のステッ
プ)、設定された多段バーコードの段数とデコードに成
功したバーコードの情報を用いて走査線の間隔を求めて
2次元画像データを走査するとともに各走査線から得ら
れたデータをデコードして記憶し(第2のステップ)、
記憶されたデコードデータを互いに比較して相異なるデ
コードデータの数をカウントし(第3のステップ)、こ
の相異なるデコードデータの数と設定された多段バーコ
ードの段数とを比較する(第4のステップ)こととな
る。
【0071】なお、ソフトウェア的に実現する方法とし
ては、上記各実施の形態における基本部分のみを記載し
たが、その他の部分についてもソフトウェア的に実現可
能であることは言うまでもない。
ては、上記各実施の形態における基本部分のみを記載し
たが、その他の部分についてもソフトウェア的に実現可
能であることは言うまでもない。
【0072】また本発明はプログラムによって実現し、
これをフロッピーディスク等の記録媒体に記録して移送
することにより、独立した他のコンピュータシステムで
容易に実施することができる。図4は、これをフロッピ
ーディスクで実施する場合を説明する図である。
これをフロッピーディスク等の記録媒体に記録して移送
することにより、独立した他のコンピュータシステムで
容易に実施することができる。図4は、これをフロッピ
ーディスクで実施する場合を説明する図である。
【0073】図4(a)は、記録媒体本体であるフロッ
ピーディスクの物理フォーマットの例を示す図である。
同心円状に外周から内周に向かってトラックを作成し、
角度方向に16のセクタに分割している。このように割
り当てられた領域に従って、プログラムを記録する。
ピーディスクの物理フォーマットの例を示す図である。
同心円状に外周から内周に向かってトラックを作成し、
角度方向に16のセクタに分割している。このように割
り当てられた領域に従って、プログラムを記録する。
【0074】図4(b)は、このフロッピーディスクを
収納するケースを説明する図である。左からフロッピー
ディスクケースの正面図、およびこの断面図、そしてフ
ロッピーディスクをそれぞれ示す。このようにフロッピ
ーディスク31をフロッピーディスクケース32に収納
することにより、フロッピーディスク31を埃や外部か
らの衝撃から守り、安全に移送することができる。
収納するケースを説明する図である。左からフロッピー
ディスクケースの正面図、およびこの断面図、そしてフ
ロッピーディスクをそれぞれ示す。このようにフロッピ
ーディスク31をフロッピーディスクケース32に収納
することにより、フロッピーディスク31を埃や外部か
らの衝撃から守り、安全に移送することができる。
【0075】図4(c)は、フロッピーディスクにプロ
グラムの記録再生を行うことを説明する図である。図示
のようにコンピュータシステム33にフロッピーディス
クドライブ34を接続することにより、フロッピーディ
スク31に対してプログラムを記録再生することが可能
となる。フロッピーディスク31はフロッピーディスク
ドライブ34に、フロッピーディスク挿入口35を介し
て組み込み、および取り出しがなされる。記録する場合
は、コンピュータシステム33からプログラムをフロッ
ピーディスクドライブ34によってフロッピーディスク
31に記録する。再生する場合は、フロッピーディスク
ドライブ34がプログラムをフロッピーディスク31か
ら読み出し、コンピュータシステム33に転送する。
グラムの記録再生を行うことを説明する図である。図示
のようにコンピュータシステム33にフロッピーディス
クドライブ34を接続することにより、フロッピーディ
スク31に対してプログラムを記録再生することが可能
となる。フロッピーディスク31はフロッピーディスク
ドライブ34に、フロッピーディスク挿入口35を介し
て組み込み、および取り出しがなされる。記録する場合
は、コンピュータシステム33からプログラムをフロッ
ピーディスクドライブ34によってフロッピーディスク
31に記録する。再生する場合は、フロッピーディスク
ドライブ34がプログラムをフロッピーディスク31か
ら読み出し、コンピュータシステム33に転送する。
【0076】なお、この実施の形態においては、記録媒
体としてフロッピーディスク31を用いて説明を行った
が、光ディスクを用いても同様に行うことができる。ま
た記録媒体はこれらに限られず、ICカード、ROMカ
セット等、プログラムを記録できるものであれば、同様
に実施することができる。
体としてフロッピーディスク31を用いて説明を行った
が、光ディスクを用いても同様に行うことができる。ま
た記録媒体はこれらに限られず、ICカード、ROMカ
セット等、プログラムを記録できるものであれば、同様
に実施することができる。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1、第2のバーコード読み取り装置は、設定された
バーコードの段数とデコードデータ比較手段でカウント
された相異なるデコードデータの数が一致したときに、
この相異なるデコードデータを出力するので、入力され
た2次元画像データから多段バーコードのデータを一度
に読み取ることができる。
の第1、第2のバーコード読み取り装置は、設定された
バーコードの段数とデコードデータ比較手段でカウント
された相異なるデコードデータの数が一致したときに、
この相異なるデコードデータを出力するので、入力され
た2次元画像データから多段バーコードのデータを一度
に読み取ることができる。
【0078】また、本発明の第3のバーコード読み取り
装置は、多段バーコードの段数に応じて走査間隔を決定
するので、バーコードの検出に失敗することなく、か
つ、読み取り時間を短縮することができる。
装置は、多段バーコードの段数に応じて走査間隔を決定
するので、バーコードの検出に失敗することなく、か
つ、読み取り時間を短縮することができる。
【0079】また、本発明の第4のバーコード読み取り
装置は、既に出力されたデコードデータとこれから出力
しようとするデコードデータの少なくとも1つが同一で
あれば出力を行わないので、2度読みを防止することが
できる。
装置は、既に出力されたデコードデータとこれから出力
しようとするデコードデータの少なくとも1つが同一で
あれば出力を行わないので、2度読みを防止することが
できる。
【0080】また、本発明の第5のバーコード読み取り
装置は、2次元画像データ上にバーコードが検出されな
かった場合には出力データ記憶装置のデータを消去する
ので、同一の多段バーコードを繰り返し読み取りたい場
合等に上記2度読み防止処理で生じる不都合を解消する
ことができる。
装置は、2次元画像データ上にバーコードが検出されな
かった場合には出力データ記憶装置のデータを消去する
ので、同一の多段バーコードを繰り返し読み取りたい場
合等に上記2度読み防止処理で生じる不都合を解消する
ことができる。
【0081】また、本発明の第6のバーコード読み取り
装置は、設定された多段バーコードの段数とバーコード
画像情報とに応じて走査線の位置と数を再設定するの
で、より確実に読み取りを行うことができる。
装置は、設定された多段バーコードの段数とバーコード
画像情報とに応じて走査線の位置と数を再設定するの
で、より確実に読み取りを行うことができる。
【0082】また、本発明の第7のバーコード読み取り
装置は、多段バーコードの1つのバーコードを誤読した
場合等に有効な対処方法を提供できる。
装置は、多段バーコードの1つのバーコードを誤読した
場合等に有効な対処方法を提供できる。
【0083】また、本発明の第8のバーコード読み取り
装置は、既に記憶したデータを再利用することができる
ため、再読み取り処理時に読み取りが成功する確率を高
めることができる。
装置は、既に記憶したデータを再利用することができる
ため、再読み取り処理時に読み取りが成功する確率を高
めることができる。
【0084】また、本発明の第1のバーコード読み取り
方法は、設定されたバーコードの段数とデコードデータ
比較手段でカウントされた相異なるデコードデータの数
が一致したときに、この相異なるデコードデータを出力
するので、入力された2次元画像データから多段バーコ
ードのデータを一度に読み取ることができる。
方法は、設定されたバーコードの段数とデコードデータ
比較手段でカウントされた相異なるデコードデータの数
が一致したときに、この相異なるデコードデータを出力
するので、入力された2次元画像データから多段バーコ
ードのデータを一度に読み取ることができる。
【0085】また、本発明の第2のバーコード読み取り
方法は、多段バーコードの段数に応じて走査間隔を決定
するので、バーコードの検出に失敗することなく、か
つ、読み取り時間を短縮することができる。
方法は、多段バーコードの段数に応じて走査間隔を決定
するので、バーコードの検出に失敗することなく、か
つ、読み取り時間を短縮することができる。
【0086】さらに、本発明の第1、第2の記録媒体
は、上記第1、第2のバーコード読み取り方法と同様の
作用・効果を有しながら、持ち運び等が容易に行えると
ともに、流通性にすぐれたものである。
は、上記第1、第2のバーコード読み取り方法と同様の
作用・効果を有しながら、持ち運び等が容易に行えると
ともに、流通性にすぐれたものである。
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるバーコード
読み取り装置の構成を示すブロック図
読み取り装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるバーコード
読み取り装置の構成を示すブロック図
読み取り装置の構成を示すブロック図
【図3】(a)は本発明の第1、第2の実施の形態にお
ける多段バーコードを含む2次元画像データを走査する
走査線の位置を説明する図 (b)は同第2の実施の形態における2次元画像データ
を走査する走査線の位置を説明する第2の図
ける多段バーコードを含む2次元画像データを走査する
走査線の位置を説明する図 (b)は同第2の実施の形態における2次元画像データ
を走査する走査線の位置を説明する第2の図
【図4】(a)は本発明の第1、第2の実施の形態にお
ける記録媒体本体であるフロッピーディスクの物理フォ
ーマットの例を示す図 (b)は同フロッピーディスクを収納するケースを説明
する図 (c)は同フロッピーディスクにプログラムの記録再生
を行うことを説明する図
ける記録媒体本体であるフロッピーディスクの物理フォ
ーマットの例を示す図 (b)は同フロッピーディスクを収納するケースを説明
する図 (c)は同フロッピーディスクにプログラムの記録再生
を行うことを説明する図
【図5】従来のバーコード読み取り装置の構成を示すブ
ロック図
ロック図
11 バーコード段数設定手段 12 画像入力手段 13 A/D変換手段 14 画像メモリ 15 バーコード認識手段 16 デコードデータ記憶手段 17 デコードデータ比較手段 18 出力手段 19 画像走査位置設定手段 20 バーコード検出手段 21 バー幅算出手段 22 デコード手段 23 出力データ記憶手段 24 出力データ制御手段 25 出力データ消去手段 26 バーコード画像情報抽出手段 31 フロッピーディスク 32 フロッピーディスクケース 33 コンピュータシステム 34 フロッピーディスクドライブ 35 フロッピーディスク挿入口
Claims (12)
- 【請求項1】 読み取り対象である多段バーコードの段
数を設定するバーコード段数設定手段と、読み取った2
次元画像データを走査して走査線上のバーコードのデコ
ードを行うバーコード認識手段と、前記バーコード認識
手段にて得られたデコードデータを互いに比較し相異な
るデコードデータの数をカウントするデコードデータ比
較手段と、前記バーコード段数設定手段で設定された段
数と前記デコードデータ比較手段でカウントされた数と
が一致したときに前記バーコード認識手段にて得られた
デコードデータのうち前記相異なるデコードデータを出
力する出力手段とを備えたバーコード読み取り装置。 - 【請求項2】 読み取り対象である多段バーコードの段
数を設定するバーコード段数設定手段と、前記多段バー
コードを含んだ2次元画像を読み取る画像入力手段と、
読み取った2次元画像データを記憶する画像メモリと、
所定の方向に所定の走査間隔で前記2次元画像データを
走査することによって走査線上のバー幅データを求める
バー幅算出手段と、前記バー幅データを用いて前記走査
線上のバーコードのデコードを行うデコード手段と、前
記バーコードのデコード結果であるデコードデータを記
憶するデコードデータ記憶手段と、前記デコードデータ
記憶手段に記憶された全てのデコードデータを互いに比
較することよって相異なるデコードデータの数をカウン
トするデコードデータ比較手段と、前記相異なるデコー
ドデータの数が前記バーコード段数設定手段によって設
定されたバーコードの段数と一致したときに前記相異な
るデコードデータを出力する出力手段とを備えたバーコ
ード読み取り装置。 - 【請求項3】 バーコード段数設定手段によって設定さ
れた多段バーコードの段数に応じて、画像メモリに記憶
された2次元画像データの走査間隔を決定する画像走査
位置設定手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の
バーコード読み取り装置。 - 【請求項4】 出力手段は、既に出力されたデコードデ
ータを記憶する出力データ記憶手段と、デコードデータ
記憶手段に記憶されたデコードデータと前記出力データ
記憶手段に記憶されているデコードデータとを互いに比
較する出力データ制御手段とを備え、前記デコードデー
タ記憶手段に記憶されたデコードデータの少なくとも一
つが前記出力データ記憶手段に記憶されているデコード
データと同一であれば、前記デコードデータ記憶手段に
記憶されたデコードデータを出力しないことを特徴とす
る請求項2または3記載のバーコード読み取り装置。 - 【請求項5】 バー幅算出手段から得られる各走査線上
のバー幅データの数より、画像メモリに記憶された2次
元画像データ上にバーコードが存在するかどうかを判定
するバーコード検出手段と、前記バーコード検出手段に
よって前記2次元画像データ上にバーコードが検出され
なかった場合には出力データ記憶手段に記憶されている
全てのデコードデータを消去する出力データ消去手段と
を備えたことを特徴とする請求項4記載のバーコード読
み取り装置。 - 【請求項6】 デコード手段においてデコードが成功し
たバーコードについて、画像メモリに記憶された2次元
画像データ上でのバーコード画像情報を抽出するバーコ
ード画像情報抽出手段と、バーコード段数設定手段によ
って設定された多段バーコードの段数と前記バーコード
画像情報とに応じて前記2次元画像データの走査線の位
置と数とを再設定する画像走査位置設定手段とを備えた
ことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のバ
ーコード読み取り装置。 - 【請求項7】 出力手段は、デコードデータ記憶手段に
記憶されている相異なるデコードデータの数が設定され
た多段バーコードの段数より大きい場合には、前記デコ
ードデータ記憶手段に記憶されたデコードデータを全て
消去し、再度画像入力手段から新たな2次元画像を入力
し、バーコード読み取り処理を繰り返す請求項2から6
のいずれかに記載のバーコード読み取り装置。 - 【請求項8】 出力手段は、デコードデータ記憶手段に
記憶されている相異なるデコードデータの数が設定され
た多段バーコードの段数より小さい場合には、前記デコ
ードデータ記憶手段に記憶されたデコードデータを保存
したまま、再度画像入力手段から新たな2次元画像を入
力し、バーコード読み取り処理を繰り返す請求項2から
6のいずれかに記載のバーコード読み取り装置。 - 【請求項9】 読み取り対象となる多段バーコードの段
数を設定する第1のステップと、設定された多段バーコ
ードの段数に応じて走査線の間隔を求めて2次元画像デ
ータを走査するとともに各走査線から得られたデータを
デコードして記憶する第2のステップと、記憶されたデ
コードデータを互いに比較して相異なるデコードデータ
の数をカウントする第3のステップと、この相異なるデ
コードデータの数と前記設定された多段バーコードの段
数とが一致したときに前記バーコード認識手段にて得ら
れたデコードデータのうち前記相異なるデコードデータ
を出力する第4のステップとを備えたバーコード読み取
り方法。 - 【請求項10】 読み取り対象となる多段バーコードの
段数を設定する第1のステップと、設定された多段バー
コードの段数とデコードに成功したバーコードの情報を
用いて走査線の間隔を求めて2次元画像データを走査す
るとともに各走査線から得られたデータをデコードして
記憶する第2のステップと、記憶されたデコードデータ
を互いに比較して相異なるデコードデータの数をカウン
トする第3のステップと、この相異なるデコードデータ
の数と前記設定された多段バーコードの段数とが一致し
たときに前記バーコード認識手段にて得られたデコード
データのうち前記相異なるデコードデータを出力する第
4のステップとを備えたバーコード読み取り方法。 - 【請求項11】 読み取り対象となる多段バーコードの
段数を設定する第1のステップと、設定された多段バー
コードの段数に応じて走査線の間隔を求めて2次元画像
データを走査するとともに各走査線から得られたデータ
をデコードして記憶する第2のステップと、記憶された
デコードデータを互いに比較して相異なるデコードデー
タの数をカウントする第3のステップと、この相異なる
デコードデータの数と前記設定された多段バーコードの
段数とが一致したときに前記バーコード認識手段にて得
られたデコードデータのうち前記相異なるデコードデー
タを出力する第4のステップとを備えたプログラムを記
録した記録媒体。 - 【請求項12】 読み取り対象となる多段バーコードの
段数を設定する第1のステップと、設定された多段バー
コードの段数とデコードに成功したバーコードの情報を
用いて走査線の間隔を求めて2次元画像データを走査す
るとともに各走査線から得られたデータをデコードして
記憶する第2のステップと、記憶されたデコードデータ
を互いに比較して相異なるデコードデータの数をカウン
トする第3のステップと、この相異なるデコードデータ
の数と前記設定された多段バーコードの段数とが一致し
たときに前記バーコード認識手段にて得られたデコード
データのうち前記相異なるデコードデータを出力する第
4のステップとを備えたプログラムを記録した記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9156329A JPH113398A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | バーコード読み取り装置およびバーコード読み取り方法および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9156329A JPH113398A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | バーコード読み取り装置およびバーコード読み取り方法および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH113398A true JPH113398A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15625409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9156329A Pending JPH113398A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | バーコード読み取り装置およびバーコード読み取り方法および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH113398A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007122351A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 画像読取システム |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP9156329A patent/JPH113398A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007122351A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 画像読取システム |
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