JPH11339840A - 密閉型電池およびその製造方法 - Google Patents
密閉型電池およびその製造方法Info
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- JPH11339840A JPH11339840A JP10147118A JP14711898A JPH11339840A JP H11339840 A JPH11339840 A JP H11339840A JP 10147118 A JP10147118 A JP 10147118A JP 14711898 A JP14711898 A JP 14711898A JP H11339840 A JPH11339840 A JP H11339840A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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Abstract
を向上させることによって、優れた電池特性を持った密
閉型電池およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 正極板と負極板を、セパレータを介して
渦巻状に巻回した極板群5と、電解液を収容した電池ケ
ース3を密閉する封口板4から構成され、極板群5の最
外周のセパレータ面においてその上部と下部を含め2ヶ
所以上にセパレータ面より窪んだ止め部6を設けたこと
により、セパレータ面の止め部6と止め部6がないセパ
レータ面との間に段差が生じ、セパレータと極板の密着
を防ぎ、電解液の保液性を向上させる。
Description
リチウムイオン二次電池等の高エネルギー密度を有する
電池の特性,安全性,生産性の改良技術に関するもので
ある。
極板と負極板をセパレータを間に介して渦巻状に巻回し
た極板群が円筒形の電池ケースの中でほどけることによ
る極板のずれ等を防ぐために、図3に示すように、ポリ
プロピレン,ポリエチレン等のテープ1で極板群2の最
外周のセパレータ面の中央部付近の1ヶ所を巻いて固定
した構成となっている。
来の構成では、極板群2がほどけないようポリプロピレ
ン,ポリエチレン等のテープ1で極板群2の最外周のセ
パレータ面をきっちりと固定していたため、セパレータ
と極板が密着して、電解液の保液性が低下し、電池の充
放電サイクル特性を悪化させていた。また、テープ1で
の極板群2の固定は、製造上、テープ1で固定するため
の設備を要するだけでなく、部品点数を増すことになっ
ていた。
を防ぐとともに、電解液の保液性を向上させることによ
って、優れた電池特性をもった密閉型電池およびその製
造方法を提供することを目的とする。
に本発明は、正極板と負極板を、セパレータを介して渦
巻状に巻回した極板群の最外周のセパレータ面において
その上部と下部を含む2ヶ所以上にセパレータ面より窪
んだ止め部を設けた構造、あるいは極板群の最外周のセ
パレータ面においてその上部から下部までセパレータ面
より螺旋状に窪んだ止め部を形成した構造としたもので
ある。
に記載の発明は、極板群の最外周のセパレータ面におい
てその上部と下部を含む2ヶ所以上にセパレータ面より
窪んだ止め部を設けた構造、あるいは極板群の最外周の
セパレータ面においてその上部から下部までセパレータ
面より螺旋状に窪んだ止め部を形成した構造を有するこ
とで、極板のずれを防ぐとともに、セパレータ面の止め
部とその止め部がないセパレータ面との間に段差が生
じ、セパレータと極板の密着を防ぎ、電解液の保液性を
向上させることが可能になるので、電池の充放電サイク
ルにおける極板の膨張,収縮時の正極板と負極板間の電
解液の保液性が高まり、充放電サイクル特性を向上させ
ることができる。
構成した後、極板群を回転させながら最外周のセパレー
タ面にセパレータ面より窪んだ止め部を設ける製造方法
とするものであり、極板群の固定を迅速かつ確実に行う
ことができる。
に記載の製造方法のうち、特に極板群の固定を行うため
に熱溶着でセパレータ面より窪んだ止め部を設けるもの
であり、極板群を固定するための新たな部品,設備を要
しないため、生産性向上,低コストにすることが可能に
なる。
説明する。 (実施の形態1)図1(a)に本発明で作製した正極活
物質としてLiCoO2 、負極活物質としてカーボンを
使用した円筒形リチウムイオン二次電池の電池ケースを
一部切除した斜視図を示す。(b)は(a)の極板群の
側面図である。図中、3は電池ケース、4は封口板、5
は極板群、6は極板群5を固定する機能を有するように
セパレータ面より窪んで形成した止め部である。極板群
5は正極板と負極板を、セパレータを介して渦巻状に巻
回したものである。そして、前記極板群5のセパレータ
の最外周面には、図1(b)に示すように上部、下部の
2ヶ所以上を極板群5を回転させながら熱溶着によって
セパレータ面より窪んだ止め部6を設けてある。なお、
ここで使用した正極板の幅寸法は53.0mm、負極板
の幅寸法は55.0mm、セパレータの幅寸法は58.
0mmであり、極板群5の止め部6を設けた部分の外径
は16.4mm、止め部6を設けていない部分の極板群
5の外径は16.6mmである。
に示すような上部から下部までセパレータ面より窪んだ
螺旋状の止め部7をセパレータの最外周面に熱溶着で設
けた以外は、実施の形態1と同様にして電池の作製を行
った。
1で作製した電池と実施の形態2で作製した電池、およ
び比較例として極板群の固定を図3に示すようなポリプ
ロピレン製の粘着性のテープ1を用いてセパレータの最
外周面を固定し、電池を作製したものについて充放電サ
イクル特性を調べた。その結果を表1に示す。
形態1,実施の形態2では、充放電サイクル特性が明ら
かに向上していることがわかる。
角型等の電池についても実施したところ、どのような形
状をした極板群であっても、極板群の最外周のセパレー
タ面の上部と下部を含む2ヶ所以上にセパレータ面より
窪んだ止め部を設けた構造、あるいは極板群の最外周の
セパレータ面の上部から下部までセパレータ面より窪ん
だ螺旋状の止め部を形成した構造を有することで、極板
のずれを防ぐとともに、セパレータ面において止め部と
その止め部がないセパレータ面との間に段差が生じ、セ
パレータと極板の密着を防ぎ、電解液の保液性を向上さ
せることが可能になり、電池の充放電サイクルにおける
極板の膨張,収縮時の正極板と負極板間の電解液の保液
性を高め、充放電サイクル特性を向上させることが可能
となることがわかった。
くなればなるほど、極板群の巻数が多くなればなるほど
顕著であった。
によれば、セパレータ面においてセパレータ面より窪ん
だ止め部とその止め部がないセパレータ面との間に段差
を生じさせることでセパレータと極板の密着を防ぎ、電
解液の保液性を向上させることが可能になり、電池の充
放電サイクルにおける極板の膨張,収縮時の電解液の保
持を高め、充放電サイクル特性を向上させることが可能
である。また、極板群の構成後、極板群を回転させなが
ら最外周のセパレータ面に熱溶着させてセパレータ面よ
り窪んだ止め部を設けることで、極板群を固定するため
の部品ならびにその部品を扱う設備を要しないため、生
産性向上,低コストにすることが可能となり、優れた電
池特性を持った円筒密閉型電池およびその製造方法を提
供することができる。
チウムイオン二次電池の電池ケースの一部を切除した斜
視図 (b)(a)の極板群の側面図
極板群の側面図
側面図
Claims (4)
- 【請求項1】 正極板と負極板を、セパレータを介して
渦巻状に巻回した極板群と、電解液を収容した電池ケー
スを密閉する封口板を備えていて、前記極板群の最外周
のセパレータ面においてその上部と下部を含む2ヶ所以
上にセパレータ面より窪んだ止め部を設けたことを特徴
とする密閉型電池。 - 【請求項2】 最外周のセパレータ面においてその上部
から下部までセパレータ面より螺旋状に窪んだ止め部を
形成したことを特徴とする請求項1記載の密閉型電池。 - 【請求項3】 正極板,負極板およびセパレータからな
る極板群と電解液を収容した電池ケースを密閉する封口
板を備えた密閉型電池の製造工程において、正極板,負
極板およびセパレータからなる極板群を構成した後、極
板群を回転させながら最外周のセパレータ面にセパレー
タ面より窪んだ止め部を設けることを特徴とする密閉型
電池の製造方法。 - 【請求項4】 極板群を回転させながら最外周のセパレ
ータ面にセパレータ面より窪んだ止め部を設ける際に、
最外周のセパレータ面を熱溶着させることにより止め部
を形成することを特徴とする請求項3記載の密閉型電池
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14711898A JP4122567B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 密閉型電池およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14711898A JP4122567B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 密閉型電池およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11339840A true JPH11339840A (ja) | 1999-12-10 |
JP4122567B2 JP4122567B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=15422946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14711898A Expired - Fee Related JP4122567B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 密閉型電池およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4122567B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100624935B1 (ko) | 2004-10-28 | 2006-09-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 원통형 리튬 이차 전지 |
JP2006302800A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リチウムイオン二次電池 |
KR20170009591A (ko) * | 2015-07-17 | 2017-01-25 | 주식회사 엘지화학 | 2차전지 |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP14711898A patent/JP4122567B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006302800A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リチウムイオン二次電池 |
KR20170009591A (ko) * | 2015-07-17 | 2017-01-25 | 주식회사 엘지화학 | 2차전지 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4122567B2 (ja) | 2008-07-23 |
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