JPH11338366A - 車両用ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

車両用ヘッドアップディスプレイ

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JPH11338366A
JPH11338366A JP10140104A JP14010498A JPH11338366A JP H11338366 A JPH11338366 A JP H11338366A JP 10140104 A JP10140104 A JP 10140104A JP 14010498 A JP14010498 A JP 14010498A JP H11338366 A JPH11338366 A JP H11338366A
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JP
Japan
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light
light source
display
source element
liquid crystal
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Application number
JP10140104A
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English (en)
Inventor
Naoto Kanamori
直人 金森
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフレクタの形状に工夫を凝らし、ランプ等
の光源素子の光の利用率をより一層向上するようにした
車両用ヘッドアップディスプレイを提供する。 【解決手段】 リフレクタ20の 反射壁20aは半球
面壁部21及び半放物面壁部22により一体に形成され
ている。半放物面壁部22は、反射壁20aの上部を構
成しており、この半放物面壁部22は、ランプ10のラ
ンプ部12の背部側上部に対向している。一方、半球面
壁部21は、反射壁20aのうち半放物面壁部22以外
の部分を構成しており、この半球面壁部21は、ランプ
部12の背部のうち上記背部側上部以外の背部部分に対
向している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ヘッドアップ
ディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用ヘッドアップディ
スプレイとしては、例えば、特開平8−43784号公
報にて開示されたものがある。このヘッドアップディス
プレイは、車室内のインストルメントパネルの内側に液
晶パネルを配置して、この液晶パネルを透過する光源か
らの光を、両反射ミラー及びホログラムからなる凹面鏡
によりフロントウインドシールドに向け反射したとき、
このフロントウインドシールドにより前方に結像される
液晶パネルの虚像情報を運転者に視認させるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ヘッド
アップディスプレイでは、上記光源が、ランプと、この
ランプの背後に配置したリフレクタと、ランプの前側に
配置した凸レンズとを備えている。ここで、ランプの光
の利用率向上を目的として、リフレクタは当該ランプの
光を凸レンズに向け反射し、また、この凸レンズは、ラ
ンプからの直接光及びリフレクタからの反射光を平行光
として液晶パネルに入射するようにしている。
【0004】しかし、リフレクタの反射壁は、ランプの
背部のうち上部を除く部分を覆うような半球面状に形成
されている。このため、ランプの背部のうち上部から出
射する光は、リフレクタの反射壁に入射せずその上方か
ら外方へ漏洩してしまう。従って、このように漏洩した
光は、凸レンズに向けては反射されない。このことは、
ランプの出射光の全体を利用しておらず、当該ランプの
光の利用率が低いという不具合を招くことを意味する。
【0005】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、リフレクタの形状に工夫を凝らし、ランプ
等の光源素子の光の利用率をより一層向上するようにし
た車両用ヘッドアップディスプレイを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明によれば、車両用ヘッドアッ
プディスプレイは、車両の車室内にてフロントウインド
シールド(W)の下方に位置するインストルメントパネ
ル(I)の裏面側にて配設された光源系統(L)と、イ
ンストルメントパネルの裏面側にて光源系統の前側に配
設された液晶パネルであって光源系統からの光を透過さ
れて表示情報を表示光として出射する液晶パネル(P)
と、インストルメントパネルの裏面側にて液晶パネルの
前側に配設された反射光学系であって液晶パネルから表
示光を入射されてインストルメントパネルの上壁開口部
(I1)を通しフロントウインドシールドの適所に向け
反射する反射光学系(M1、M2)とを備えて、フロン
トウインドシールドが上記反射光を反射し上記表示情報
を虚像として表示する。
【0007】また、光源系統は、光を出射する光源素子
であってその前部(10a)からの出射光を液晶パネル
に直接入射する光源素子(10)と、この光源素子の背
部側に配設されて当該光源素子の背部からの出射光を液
晶パネルに入射させるように反射するリフレクタ(2
0)とを備える。そして、リフレクタは、光源素子の背
部側上部(12b)からの出射光をほぼ漏れなく反射す
るように当該背部側上部に対向して位置する断面放物線
状放物面壁部(22)と、光源素子の背部部分(12
c)からの出射光をほぼ漏れなく反射するように当該背
部部分に対向して位置する断面円弧状球面壁部(21)
とを備える。
【0008】これにより、光源素子の背部からの出射光
のうち断面円弧状球面壁部に入射する光は当該断面円弧
状球面壁部により液晶パネル側に反射される。また、光
源素子の上記背部側上部からの出射光の殆ど全てが断面
放物線状放物面壁部により液晶パネル側に反射される。
これにより、光源素子の前部からの出射光を含め、光源
素子の出射光の殆ど全てが液晶パネルに入射することと
なる。その結果、光源素子の出射光を漏れなく液晶パネ
ルに入射すべき光として利用することができ、光源素子
の出射光の利用率を著しく向上できる。
【0009】また、このような利用率の向上に伴い、フ
ロントウインドシールドに結像する虚像である上記表示
情報の輝度も著しく向上できる。また、請求項2に記載
の発明によれば、請求項1に記載の車両用ヘッドアップ
ディスプレイにおいて、断面放物線状放物面壁部及び断
面円弧状球面壁部が、共に、光源素子との共通の光軸
(S)上に焦点を有する。
【0010】これにより、断面放物線状放物面壁部及び
断面円弧状球面壁部により各反射光を液晶パネルに効率
よく入射できる。その結果、請求項1に記載の発明の作
用効果をより一層向上できる。また、請求項3に記載の
発明によれば、請求項2に記載の車両用ヘッドアップデ
ィスプレイにおいて、断面放物線状放物面壁部の上下方
向端の間の上記焦点を中心とする角度が20乃至35度
の範囲内の値である。
【0011】これにより、請求項2に記載の発明の作用
効果をより一層向上できる。また、請求項4に記載の発
明によれば、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の車
両用ヘッドアップディスプレイにおいて、光源素子と液
晶パネルとの間に介装されて光源素子の前部からの出射
光及びリフレクタの反射光を平行光に変換して液晶パネ
ルに入射する凸レンズ(30)を備えている。また、断
面放物線状放物面壁部が、半放物面壁部であり、断面円
弧状球面壁部が半球面壁部である。
【0012】これにより、光源素子の前部からに光及び
リフレクタの反射光を液晶パネルに効率よく平行として
入射できる。その結果、請求項1乃至3のいずれか一つ
に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る自動車用ヘ
ッドアップディスプレイの一実施形態を示しており、こ
のヘッドアップディスプレイは、当該自動車のフロント
ウインドシールドWの下縁部から車室内下方へ延出する
インストルメントパネルIの裏面側に配設されている。
【0014】当該ヘッドアップディスプレイは、光源系
統Lと、透過型液晶パネルPと、両反射ミラーM1、M
2を備えている。光源系統Lは、図2にて示すごとく、
ランプ10及びリフレクタ20を備えており、これらラ
ンプ10及びリフレクタ20は、基板30に組み付けら
れている。
【0015】具体的には、ランプ10は、図2にて示す
ごとく、そのコネコタ11にて、基板30の貫通穴部3
1に嵌め込まれており、このランプ10のランプ部12
は、断面略長楕円状にて、コネクタ11から基板30の
上方へ突出している。ここで、ランプ部12は、その全
外表面から光を出射する。なお、ランプ部12の前部1
2aの外表面には、しぼ処理が施されている。
【0016】リフレクタ20は、図2及び図3にて示す
ごとく、反射壁20aと、この反射壁20aの左右両側
に一体に設けた左右両フランジ20bとを備えている。
そして、リフレクタ20は、左右両フランジ20bに
て、基板30の左右両立ち上がり壁32に各ねじ33に
より締着されている。反射壁20aは、図2及び図4に
て示すごとく、半球面壁部21及び半放物面壁部22に
より一体に形成されている。
【0017】半放物面壁部22は、反射壁20aの上部
を構成しており、この半放物面壁部22は、ランプ部1
2の背部のうち上部(以下、背部側上部12bという)
に対向している。一方、半球面壁部21は、反射壁20
aのうち半放物面壁部22以外の部分を構成しており、
この半球面壁部21は、ランプ部12の背部のうち背部
側上部12b以外の背部部分12cに対向している。本
実施形態では、半球面壁部21及び半放物面壁部22の
双方のランプ10側の各焦点は、ランプ10と共通の光
軸S(後述する)上に位置している。
【0018】ここで、ランプ部12の発光中心を符号a
(図2及び図4参照)により表し、また、発光中心aを
通る水平軸(以下、光軸Sという)をとれば、半球面壁
部21の図4にて図示断面上下方向両端が発光中心aを
中心として光軸Sを基準に対称的になす角度は、ランプ
部12の背部部分12cからの出射光を有効に利用し得
るような所定角2αに設定されている。
【0019】一方、半放物面壁部22の図4にて図示断
面上下方向両端が発光中心aを中心としてなす角度は、
ランプ部12の背部側上部12bからの出射光を有効に
利用し得るような所定角βに設定されている。本実施形
態では、所定角βは20度乃至35度の範囲内の値とな
っている。但し、これに限ることなく、当該所定角β
は、半放物面壁部22によりランプ部12aの背部側上
部12bからの出射光を漏れなく反射できるように、設
定すればよい。また、所定角αは、略90度から所定角
βを差し引いた値となっている。なお、半球面壁部21
及び半放物面壁部22の各内表面は、拡散反射塗料の塗
布等の処理がなされている。
【0020】以上のように構成したリフレクタ20にお
いては、半球面壁部21は、ランプ部12の背部部分1
2cからの出射光を、図4にて図示矢印により示すごと
く前方かつ光軸Sに向けて反射する。また、半放物面壁
部22は、ランプ部12の背部側上部12bからの出射
光を、図4にて図示矢印により示すごとく前方かつ光軸
Sに向けて反射する。
【0021】また、光源系統Lは、図2にて示すごと
く、凸レンズ30及び熱線吸収フィルタ40を備えてお
り、これら凸レンズ30及び熱線吸収フィルタ40は、
支持部材50を介し、液晶パネルPと共にケーシング6
0内に組み付けられている。凸レンズ30は、支持部材
50の貫通穴部51内に光軸Sと同軸的に支持されてお
り、この凸レンズ30は、その入射面31にて、ケーシ
ング60の開口部61に対向するように、左右両端部3
2(図5及び図6参照)にて貫通穴部51の左右両端部
に固定されている。
【0022】また、凸レンズ30は平凸レンズ部33を
備えており、この平凸レンズ部33の出射面34は、入
射面31とは反対側に凸形状となる放物面となってい
る。但し、平凸レンズ部33の物点側焦点F(図5参
照)はランプ10側に位置している。このように構成し
た凸レンズ30は、入射面31にて、ケーシング60の
開口部61を通しランプ10からの直射光及びリフレク
タ20からの反射光を入射され、この入射光を平凸レン
ズ部33にて平行光に変換して出射面34から出射す
る。
【0023】なお、凸レンズ30の出射光の配向分布
は、図7にて符号H1にて示す配向曲線により特定され
る。この配向曲線H1によれば、凸レンズ30の出射光
は、点q(図2及び図7参照)を基準として、光軸Sに
対称的な配向分布となる。そして、当該出射光の強度
は、光軸Sに近い程、完全拡散光の配向曲線H2に比べ
て著しく大きい値(例えば、光軸S上にて、上記完全拡
散光の強度の150%程度)になっている。
【0024】板状熱線吸収フィルタ40は、凸レンズ3
0の出射面34に対向するように、その下端部にて、支
持部材50の底壁の一部に固定されており、この熱線吸
収フィルタ40は、凸レンズ30からの平行光中の赤外
線を吸収することで、液晶パネルPの温度上昇を抑制し
ている。液晶パネルPは、熱線吸収フィルタ40の前方
にて、支持部材50の一部により支持されており、この
液晶パネルPは、熱線吸収フィルタ40を介する凸レン
ズ30から平行光を入射されて、車両情報を表す表示光
として、ケーシング60の開口部62を通し出射する。
なお、液晶パネルPは、光軸Sに対し図2にて示すごと
く、傾斜して支持されている。
【0025】反射ミラーM1は、液晶パネルPからの表
示光を反射ミラーM2に向けて反射する。反射ミラーM
2は凹面鏡等の拡大鏡からなるもので、この反射ミラー
M2は、反射ミラーM1の反射光を、インストルメント
パネルIの上壁開口部I1を通してフロントウインドシ
ールドWの適所に向けて反射する。このことは、フロン
トウインドシールドWが、反射ミラーM1の反射光を反
射して、運転者Qの視線方向上にて、液晶パネルPの表
示情報を、フロントウインドシールドWの適所を通しそ
の前方にて虚像W1として結像することを意味する。
【0026】このように構成した本実施形態において、
光源系統Lのランプ10がそのランプ部12の全外表面
から出射すると、この出射光のうちランプ部12の前部
12aからの出射光はケーシング60の開口部61を通
り凸レンズ30にその入射面31から入射する。ここ
で、リフレクタ20は、上述のごとく、半球面壁部21
及び半放物面壁部22の双方を有する。このため、ラン
プ部12の出射光のうち当該ランプ部12の背部からの
出射光は、リフレクタ20の半球面壁部21及び半放物
面壁部22の各反射面に入射して反射されケーシング6
0の開口部61を通り凸レンズ30にその入射面31か
ら入射する。
【0027】また、上述のごとく、半球面壁部21で
は、その断面上下両端が発光中心aを中心として光軸S
を基準に対称的になす角度が、上記所定角2αに設定さ
れている。また、半放物面壁部22では、その断面上下
両端が発光中心aを中心としてなす角度が、ランプ部1
2の背部側上部からの出射光を有効に利用し得るような
上記所定角βに設定されている。
【0028】このため、ランプ部12の背部部分12c
からの出射光が半球面壁部21により反射されて凸レン
ズ30に入射し、また、ランプ部12の背部側上部12
bからの出射光の殆ど全てが半放物面壁部22の反射面
により反射されて凸レンズ30に入射する。これによ
り、ランプ10の前部12aの出射光を含め、ランプ1
0の出射光の殆ど全てが凸レンズ30に入射することと
なる。その結果、ランプ10の出射光を漏れなく凸レン
ズ30を介し液晶パネルPに入射すべき光として利用す
ることができ、ランプ10の出射光の利用率を著しく向
上できる。
【0029】上述のようにランプ10から直接光及びリ
フレクタ20からの反射光が凸レンズ30に入射する
と、この凸レンズ30は、当該入射光を、平凸レンズ部
33にて平行光に変換し、熱線吸収フィルタ40を通し
て液晶パネルPに入射する。なお、凸レンズ30の平凸
レンズ部33は上述のような形状(図2、図5及び図6
参照)に形成されているため、凸レンズ30の入射面3
1への入射光のすべてが効率よく平行光に変換されて液
晶パネルPに入射され得る。
【0030】ついで、液晶パネルPがその入射光を表示
光として出射すると、この出射表示光は、反射ミラーM
1を介し反射ミラーM2により反射拡大されてインスト
ルメントパネルIの上壁開口部I1を通しフロントウイ
ンドシールドWの適所に向け反射してこのフロントウイ
ンドシールドWの適所を介し上記表示情報を虚像W1と
して結像させる。これにより、運転者Qは、液晶パネル
Pの表示情報を虚像W1として視認する。
【0031】この場合、ランプ10の出射光が上述のご
とく漏れなく液晶パネルPへの入射光として利用されて
いるため、液晶パネルPの表示輝度は非常に高い。従っ
て、両反射ミラーM1、M2を介しフロントウインドシ
ールドWの前方に結像される虚像として液晶パネルPの
表示情報の輝度も非常に高くなる。即ち、リフレクタ2
0を、上述のごとく、半球面壁部21及び半球面壁部2
1を有する構成とすることで、運転者Qは、昼夜に関係
なく、虚像W1を光輝度にて良好に視認できる。
【0032】ちなみに、本実施形態において、リフレク
タ20の上記構成のもとに凸レンズ30の出射光が液晶
パネルPを透過する透過率T1、及び凸レンズ30の出
射光が上記完全拡散光として液晶パネルPを透過する透
過率T2を調べてみたところ、図8にて示すようなデー
タが得られた。これによれば、透過率T1の方が透過率
T2よりも著しく高いことが分かる。
【0033】従って、リフレクタ20を上述のような構
成とすることで、液晶パネルPの表示輝度、ひいては、
フロントウインドシールドWの前方に結像される虚像と
しての液晶パネルPの表示情報の輝度が著しく向上され
ることが分かる。なお、本発明の実施にあたり、ランプ
10は、白熱ランプ、キセノンランプ、ハロゲンラン
プ、冷陰極管、発光ダイオード等の各種の光源素子であ
ってもよい。
【0034】また、本発明の実施にあたり、ランプ10
及びリフレクタ20からの光で十分に液晶パネルPの表
示輝度を確保できる場合には、凸レンズ30を廃止して
実施してもよい。また、本発明の実施にあたり、リフレ
クタ20は、上記実施形態にて述べたような半球面壁部
21及び半放物面壁部22に代え、これら半球面壁部2
1及び半放物面壁部22として、断面円弧状球面壁部及
び断面放物線状壁部を有するように実施してもよい。
【0035】また、上記実施形態では、本発明が自動車
用ヘッドアップディスプレイに適用された例について説
明したが、これに限ることなく、一般に、各種車両用ヘ
ッドアップディスプレイに本発明を適用して実施しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用ヘッドアップディスプレ
イの一実施形態を示す概略全体構成図である。
【図2】図1の光源系統の拡大概略側面図である。
【図3】図2の光源系統の部分平面図である。
【図4】図2の光源系統におけるランプの側面及びリフ
レクタの断面を示す拡大図である。
【図5】図2の凸レンズの側面図である。
【図6】図2の凸レンズの平面図である。
【図7】凸レンズの配向特性を示す図である。
【図8】上記実施形態のリフレクタを用いた場合におけ
る凸レンズの出射光の液晶パネルに対する透過率及び従
来のリフレクタを用いた場合の凸レンズの出射光(完全
拡散光)の液晶パネルに対する透過率を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
I…インストルメントパネル、I1…上壁開口部、L…
光源系統、M1、M2…反射ミラー、W…フロントウイ
ンドシールド、P…液晶パネル、10…ランプ、20…
リフレクタ、21…半球面壁部、22…半放物面壁部、
30…凸レンズ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車室内にてフロントウインドシー
    ルド(W)の下方に位置するインストルメントパネル
    (I)の裏面側にて配設された光源系統(L)と、 前記インストルメントパネルの裏面側にて前記光源系統
    の前側に配設された液晶パネルであって前記光源系統か
    らの光を透過されて表示情報を表示光として出射する液
    晶パネル(P)と、 前記インストルメントパネルの裏面側にて前記液晶パネ
    ルの前側に配設された反射光学系であって前記液晶パネ
    ルから表示光を入射されて前記インストルメントパネル
    の上壁開口部(I1)を通し前記フロントウインドシー
    ルドの適所に向け反射する反射光学系(M1、M2)と
    を備えて、 前記フロントウインドシールドが前記反射光を反射し前
    記表示情報を虚像として表示するようにした車両用ヘッ
    ドアップディスプレイであって、 前記光源系統は、光を出射する光源素子であってその前
    部(10a)からの出射光を前記液晶パネルに直接入射
    する光源素子(10)と、この光源素子の背部側に配設
    されて当該光源素子の背部からの出射光を前記液晶パネ
    ルに入射させるように反射するリフレクタ(20)とを
    備えて、 前記リフレクタは、前記光源素子の背部側上部(12
    b)からの出射光をほぼ漏れなく反射するように当該背
    部側上部に対向して位置する断面放物線状放物面壁部
    (22)と、前記光源素子の背部部分(12c)からの
    出射光をほぼ漏れなく反射するように当該背部部分に対
    向して位置する断面円弧状球面壁部(21)とを備える
    車両用ヘッドアップディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記断面放物線状放物面壁部及び断面円
    弧状球面壁部が、共に、前記光源素子との共通の光軸
    (S)上に焦点を有することを特徴とする請求項1に記
    載の車両用ヘッドアップディスプレイ。
  3. 【請求項3】 前記断面放物線状放物面壁部の上下方向
    端の間の前記焦点を中心とする角度が20乃至35度の
    範囲内の値であることを特徴とする請求項2に記載の車
    両用ヘッドアップディスプレイ。
  4. 【請求項4】 前記光源素子と前記液晶パネルとの間に
    介装されて前記光源素子の前部からの出射光及び前記リ
    フレクタの反射光を平行光に変換して前記液晶パネルに
    入射する凸レンズ(30)を備えており、 前記断面放物線状放物面壁部が、半放物面壁部であり、
    前記断面円弧状球面壁部が半球面壁部であることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の車両用ヘ
    ッドアップディスプレイ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001356294A (ja) * 2000-04-05 2001-12-26 Mannesmann Vdo Ag カラーヘッドアップディスプレイ
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