JPH11338217A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11338217A
JPH11338217A JP10141910A JP14191098A JPH11338217A JP H11338217 A JPH11338217 A JP H11338217A JP 10141910 A JP10141910 A JP 10141910A JP 14191098 A JP14191098 A JP 14191098A JP H11338217 A JPH11338217 A JP H11338217A
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image forming
image
forming apparatus
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JP10141910A
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Masaru Nishimura
賢 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境変動に対して最適な現像バイアス電圧を
決定する。 【解決手段】 4個の現像器4a〜4dを有する画像形
成装置において、各現像器は印字枚数(経時劣化)に伴
って最適な現像を行なうための現像バイアス電圧が変化
する。各現像器4a−4dごとに記憶手段4e〜4hを
設け、現像器ごとの総印字枚数を記憶する。総印字枚数
に応じて、濃度測定用トナー像(パッチ画像)を形成す
る際のサンプリング現像バイアスを決定し、また、パッ
チ画像の形成個数を必要最小限とする。無駄なパッチ画
像を形成することによるトナーの浪費をなくし、また、
現像器を交換するごとに総印字枚数をユーザがクリアす
る必要がなく、最適な現像バイアス電圧を決定すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色のトナーを
使用して画像を形成する複写機、レーザービームプリン
タ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーの複写機、レーザービーム
プリンタ等の画像形成装置において、画像形成時におけ
る画像の状況を判断するため、感光ドラム上や中間転写
体上に各色濃度検知用のトナー画像(以下「パッチ画
像」という)を試験的に形成し、その濃度を自動的に検
知し、この検知結果を露光量、現像バイアス等の画像形
成条件にフィードバックし、本来のカラー画像を形成す
べく濃度制御を行い、安定した画像を得るようにしてい
る。
【0003】この濃度制御の1つの方法として、その当
時の環境で所望の濃度を得るために現像バイアスを最適
化する制御がある。通常、現像バイアスと濃度との関係
は図7に示すようになっているが、この曲線は印字枚数
(画像形成枚数)、温度、湿度などの環境変化の影響を
受けやすく刻々と変化する。そのため、適当な印字枚数
間隔をおいて、数点のパッチ画像を、現像バイアスを変
更しながら形成し、そのパッチ画像の濃度を測定して所
望の濃度が得られる現像バイアスを推定する。
【0004】図4は、中間転写体の表面展開図を示すも
のであり、使用されるパッチ画像の代表的なパターンを
示すものである。同図中のY、M、C、Bkは、この順
に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを示し、ま
た、1stは1個目、2ndは2個目を示す。同図に示
すように、画像書き出し位置から中間転写体の周方向
(矢印A方向)に沿って順次に多数のパッチ画像を形成
するのである。従来、このときのパッチ画像の形成個数
や、形成条件は一定であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、環境変
動に対して、微妙に濃度が変化してしまうトナーを使用
した場合、上述のように、最適な現像バイアスを決定す
る制御を行なったときでも、サンプルとして形成する数
点のパッチ画像の現像バイアス(以下「サンプリング現
像バイアス」という。)の範囲外に、最適現像バイアス
が存在する可能性が出てくる。この場合、パッチ画像の
個数を増やして、サンプル現像バイアスの取りうる範囲
を広げればこの問題は解決されるが、それはトナーの消
費量を増やすことになり経済的ではない。
【0006】この問題の解決方法として、画像形成装置
本体のメモリに不揮発性のRAMを装備して総印字枚数
を書き込み、その印字枚数を参照して随時サンプリング
現像バイアスを変更するという方法がある。しかし、環
境変動に関する濃度変化の一つの側面として、現像器の
経時劣化によるものが存在する。現像器の交換が行われ
た場合、画像形成装置本体はそれを検知する手段を持た
ないので、ユーザが外部から操作して総印字枚数をクリ
アする必要が生じ、ユーザに負担を強いる結果となる。
【0007】そこで、本発明は、パッチ画像の個数を増
やすことなく、したがって、トナーの消費量を増やすこ
となく、また、ユーザが現像器の交換時に総印字枚数を
クリアすることなく、最適な現像バイアス電圧を決定す
ることができる画像形成装置を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る発明は、像担持体上に静電潜像を形
成する潜像形成手段と、色の異なるトナーをそれぞれ収
納した複数の現像器を有し前記静電潜像を現像する現像
手段とを備えた画像形成装置において、前記それぞれの
現像器内に配設されて各現像器ごとの総画像形成枚数を
記憶する記憶装置と、これら現像器によって形成された
複数の濃度測定用トナー像の濃度を検知する濃度検知手
段と、該濃度検知手段の検知結果に基づいて画像形成条
件を制御する制御手段とを備え、前記各現像器ごとに記
憶された総画像形成枚数に応じて、前記濃度測定用トナ
ー像を形成するためのサンプリング現像バイアスの値及
び前記濃度測定用トナー像の形成個数を決定する、こと
を特徴とする。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1の画像形
成装置において、前記濃度測定用トナー像を像担持体上
に形成する、ことを特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1の画像形
成装置において、前記濃度測定用トナー像を中間転写体
上に形成する、ことを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1、2、又
は3の画像形成装置において、前記潜像形成手段として
半導体レーザーを使用する、ことを特徴とする。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1、2、又
は3の画像形成装置において、前記潜像形成手段として
LEDを使用する、ことを特徴とする。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項1、2、
3、4、又は5の画像形成装置において、前記濃度検知
手段が、発光部及び受光部を有する光学センサである、
ことを特徴とする。
【0014】請求項7に係る発明は、請求項1、2、
3、4、5、又は6の画像形成装置において、前記色の
異なるトナーが、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー
である、ことを特徴とする。
【0015】〔作用〕上述構成の画像形成装置による
と、各現像器ごとに記憶手段を有しているので、例え
ば、使用途中で現像器が交換されたとしても、記憶装置
に記憶されている画像形成枚数を読み込むことにより、
現像器ごとの正確な画像形成を常に把握することができ
る。したがって、現像バイアス電圧の最適化制御に際
し、上述の現像器ごとの画像形成枚数に基づいて、適宜
適切なサンプリング現像バイアスを選択することでよ
り、高精度な制御が可能となり、かつ、濃度測定用トナ
ー像の形成個数も常に必要最小限だけですむので、トナ
ーの無駄な消費を防止することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0017】〈実施の形態1〉以下添付図面に基づいて
従来の技術を説明する。図6は多色(4色フルカラー)
の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。同図
を参照して、概略構成及び動作を説明する。
【0018】同図に示す画像形成装置は、画像形成装置
本体20内に、像担持体としてドラム型の電子写真感光
体(以下「感光ドラム」という。)1を備えている。感
光ドラム1の周囲には、その回転方向(矢印R1方向)
に沿ってほぼ順に、帯電器2、露光装置(潜像形成手
段)3、現像装置(現像手段)4、中間転写体5、クリ
ーニング装置6等が配設されている。また、中間転写体
5の周囲には、その回転方向(矢印R5方向)に沿って
ほぼ順に、濃度検知センサ(濃度検知手段)7、転写帯
電器8、分離帯電器9、中間転写体クリーナ10が配設
されている。さらに、中間転写体5の下方には、転写材
(主に、紙)Pの搬送方向についての上流側からほぼ順
に、給紙カセット11、給紙ローラ12、搬送ベルト1
3、定着装置14、排出トレイ15等が配設されてい
る。
【0019】感光ドラム1は、導電性のドラム基体(不
図示)の表面に例えばOPC(有機光半導体)等の感光
層を設けて構成されたものであり、駆動手段(不図示)
によって矢印R1方向に所定の周速度(プロセススピー
ド)で回転駆動される。
【0020】帯電器2は、感光ドラム1表面に対向配置
されており、帯電バイアス印加電源(不図示)によって
帯電バイアスが印加され、これにより、感光ドラム1表
面を所定の極性、所定の電位に均一に帯電する。
【0021】露光装置3は、感光ドラム1の上方に配置
されており、レーザーダイオード(半導体レーザー)3
a、モータ3b、多面鏡3c、レンズ3、d、及び折り
返しミラー3eを有する。前述のレーザダイオード12
にイエロー(Y)の画像情報に応じた信号が入力される
と、レーザー光が発振される。このレーザー光は、モー
タ3bによって高速回転された多面鏡3cによって反射
され、レンズ3d、折り返しミラー3eを経由して感光
ドラム1表面に照射される。感光ドラム1表面は、レー
ザー光の照射部分の帯電電荷が除去され、イエローの画
像情報に対応した静電潜像が形成される。なお、露光装
置3としては、上述のものに代えて、LED(発光ダイ
オード)を使用することもできる。
【0022】感光ドラム1上に形成されたイエローの静
電潜像は、現像装置4によって現像される。現像装置4
は、矢印R4方向に回転可能なロータリ4Aと、これに
搭載された4個の現像器、すなわち、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックのトナーをそれぞれ収納した現像
器4a、4b、4c、4dとを備えている。現像装置4
は、ロータリ4Aの回転によって現像に供される現像器
が感光ドラム1表面に対向する現像位置に配置され、感
光ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像
として現像する。上述のイエローの静電潜像は、ロータ
リ4Aの回転によって現像位置に配置されたイエローの
現像器4aによって現像される。
【0023】上述の感光ドラム1上のイエローのトナー
像は、一次転写手段(不図示)によって中間転写体5上
に転写される。図6に示す中間転写体5は、ドラム状の
中間転写ドラムであり、感光ドラム1に接触配置されて
転写ニップ部Tを構成している。中間転写体5は、駆動
手段(不図示)によって矢印R5方向に回転駆動されて
おり、転写手段(不図示)によって感光ドラム1上のト
ナー像が表面に一次転写される。なお、中間転写体5と
しては、同図に示す中間転写ドラムに代えて、中間転写
ベルトを使用することもできる。
【0024】トナー像の一次転写後に中間転写体5に転
写されないで感光ドラム1表面に残ったトナー(一次転
写残トナー)は、クリーニング装置6によって除去され
る。
【0025】以上の一連の画像形成プロセス、すなわ
ち、帯電、露光、現像、一次転写、クリーニングの各プ
ロセスを残りの3色(マゼンタ、シアン、ブラック)に
ついても順次に行なうことで、中間転写体5表面に、4
色のトナー像が順次に重ねられてフルカラー画像が形成
される。
【0026】フルカラー画像は、転写帯電器8によって
紙等の転写材Pに転写される。転写材Pは、給紙カセッ
ト11に収納されており、給紙カセット12によって、
中間転写体5と転写帯電器8との間に供給される。中間
転写体5上のフルカラー画像は、転写バイアス印加電源
(不図示)によって転写帯電器8に転写バイアスを印加
することにより、上述の供給された転写材P表面に一括
して二次転写される。フルカラー画像が転写された転写
材Pは、分離帯電器9によって中間転写体5表面から分
離され、搬送ベルト13によって定着装置14に搬送さ
れ、ここで加熱、加圧されて表面にフルカラー画像が定
着され、その後、排紙トレイ15上に排出される。
【0027】一方、フルカラー画像転写後の中間転写体
5は、転写材Pに転写されないで表面に残ったトナー
(二次転写残トナー)が中間転写体クリーナ10によっ
て除去され、次の転写に供される。
【0028】ところで、上述した画像形成装置は、使用
する環境、プリント枚数(画像形成枚数)等の諸条件に
よって画像濃度が変動すると、本来の正しい色調が得ら
れなくなってしまう。
【0029】そこで、従来、画像形成時における画像の
状況を判断するため、感光ドラム上や中間転写体上に各
色濃度検知用のトナー画像(以下「パッチ画像」とい
う)を試験的に形成し、その濃度を自動的に検知し、こ
の検知結果を露光量、現像バイアス等の画像形成条件に
フィードバックし、本来のカラー画像を形成すべく濃度
制御を行い、安定した画像を得るようにしている。
【0030】この濃度制御の作用の1つに、その当時の
環境で所望の濃度を得るために現像バイアスを最適化す
る制御がある。通常、現像バイアスと濃度との関係は図
7に示すようになっているが、この曲線は印字枚数、温
度、湿度などの環境変化の影響を受けやすく刻々と変化
する。そのため、適当な印字枚数間隔をおいて、数点の
パッチ画像を、現像バイアスを変更しながら作成し、そ
のパッチ画像の濃度を測定して所望の濃度が得られる現
像バイアスを推定する。
【0031】図4に、このときに使用されるパッチ画像
の代表的なパターンを示す。同図中のY、M、C、Bk
は、この順にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを
示し、また、1stは1個目、2ndは2個目を示す。
同図に示すように、画像書き出し位置から中間転写体の
周方向(矢印A方向)に沿って順次に多数のパッチ画像
を形成するのである。このときのパッチ画像の形成個数
や、形成条件は一定であった。
【0032】ところが、環境変動に対して、厳しく濃度
が変化してしまうトナーを使用した場合、前記の最適な
現像バイアスを決定する制御を行っても、サンプルとし
て形成する数点のパッチ画像の現像バイアス(サンプリ
ング現像バイアス)の範囲外に、最適現像バイアスが存
在する可能性が出てくる。この場合、パッチ画像の個数
を増やして、サンプル現像バイアスの取りうる範囲を広
げればこの問題は解決されるが、それはトナーの消費量
を増やすことになり経済的ではない。
【0033】この問題の解決方法として、本体のメモリ
に不揮発性のRAM(不図示)を装備して総印字枚数を
書き込みその印字枚数を参照して随時サンプリング変更
バイアスを変更するという方法がある。しかし、環境変
動に関する濃度変化の一つの側面として、現像器の経時
劣化によるものが存在する。現像器の交換が行われた場
合、画像形成装置本体はそれを検知する手段を持たない
ので、ユーザが外部から操作して総印字枚数をクリアす
る必要が生じ、ユーザに負担を強いる結果となる。
【0034】そこで、本発明においては、パッチ画像の
個数を増やすことなく、したがって、トナーの消費量を
増やすことなく、また、ユーザが総印字枚数をクリアす
ることなく、最適な現像バイアスを決定するための手段
として、現像装置4に不揮発性のメモリを搭載するよう
にした。以下の詳述する。
【0035】図5は、本発明の一実施の形態を示す画像
形成装置のブロックである。同図において画像形成装置
本体20内には、図6を参照して前述したように、感光
ドラム1、現像装置4、中間転写体5、濃度測定手段で
ある濃度検知センサ(光学センサ)7、さらにこれらを
制御するCPU部(制御手段)21、外部装置のホスト
コンピュータ23からの通信を受けてY、M、C、Bk
の4色について8ビットの濃度情報を持つ入力データ
(以下「ビデオデータ」という。)を転送するととも
に、CPU部21からの信号を受けてホストコンピュー
タ23にプリンタ状況などを通信する等の通信制御を行
うコントローラ22を備えている。なお、ホストコンピ
ュータ23に対する入力はユーザがデータ入力手段24
を介して行なう。
【0036】図3において中間転写体5上に形成された
パッチ画像105に濃度検知センサ7の発光部7aから
パッチ画像PA、PBに向けて光を照射し、その反射光
を同じく受光部7bで測定する。そして、発光部7aか
ら発した光の光量と、受光部7bで測定した光の光量と
の値をCPU部21に取り込んで濃度演算を行ない、そ
の演算結果に基づいて、現像バイアス電圧の制御を行
う。
【0037】本実施の形態では、濃度検知は以下のよう
に行われる。図1にそのシーケンスを示す。まず、現像
装置4の各現像器4a、4b、4c、4dに記憶手段と
しての不揮発性メモリ4e、4f、4g、4hを搭載す
る。これら不揮発性メモリには、各現像器4a、4b、
4c、4dごとに印字枚数(画像形成枚数)を記憶させ
る。各現像器4a、4b、4c、4dはそれぞれ個別に
交換可能となっており、交換直後の新規の現像器4a、
4b、4c、4dでは、印字枚数が0となっており、印
字に使用されるごとに不揮発性メモリには「1」が加算
される。例えば、4色フルカラーの印字が行なわれた場
合には、4個の現像器4a、4b、4c、4dのすべて
のものに「1」が加算される。また、黒(ブラック)の
みの印字が行なわれた場合は、ブラックの現像器4dの
みが「1」加算され、他の3個の現像器4a、4b、4
cは加算されない。
【0038】印字に際し、各現像器4a、4b、4c、
4dの印字枚数を、CPU部21によって読み取る(S
1)。目標濃度を設定し(S2)、目標現像バイアスを
決定する(S3)。上述の読み取り結果を参照してサン
プリング現像バイアスを以下のようにして決定する。図
8に、ビデオデータが入力されたときの印字枚数と濃度
との関係の一例を示す。なお、この関係は、現像器の構
成や材質などによって変動するものである。この関係を
あらかじめ測定しておき、画像形成装置本体側で記憶し
ておく。さらに、図7に示した現像バイアスと濃度との
関係を画像形成装置本体側に記憶させておく。すると、
印字枚数とそのときに適した現像バイアスが1対1の関
係になり、現像器4a、4b、4d、4cの経時変化に
よる影響は受けなくなる。あとは、現像器4a、4b、
4c、4dの個体差の問題となり、その選択された現像
バイアスの周辺にサンプリング現像バイアスを設定する
(S4)。図7では、サンプリング現像バイアスとし
て、Va、Vb、Vc、Vdを設定しており、これらに
よってパッチ画像を形成する。このように、少ないパッ
チ画像で、すなわち、トナーを無駄に消費することな
く、高精度な濃度制御を行うことができる。
【0039】その後、新しく設定されたサンプリング現
像バイアスを使用して、以前に述べたように濃度検知処
理を実行し(S5)、終了する。
【0040】〈実施の形態2〉図2に、本実施の形態の
シーケンスを示す。
【0041】まず、各現像器4a、4b、4c、4dに
搭載されている不揮発性メモリより印字枚数を読み出す
(S11)。印字枚数が増加するに伴って現像器4a、
4b、4c、4dの経時劣化は進行し、異なる現像器4
a、4b、4c、4d間での同一条件で印字した際の濃
度の差が大きくなってくる。現像器4a、4b、4c、
4dが使用開始直後ならば、パッチ画像数が少なくて
も、そのサンプリング現像バイアスの範囲内に最適現像
バイアスが存在するが(S13)、経時劣化が進み現像
器4a、4b、4c、4dごとに特性がばらついてくる
とサンプリング現像バイアスの範囲を逸脱するおそれが
ある。
【0042】そこで、印字枚数にしきい値を設けて(S
12)、このしきい値以上に印字枚数が増加した場合に
は、パッチ画像数を増加することによりサンプリング現
像バイアスの取りうる値を広げてその範囲を逸脱しない
ように予防する(S14)。その後、設定されたパッチ
画像数で濃度検知処理を実行する(S205)。
【0043】このような構成をとることにより、現像器
4a、4b、4c、4dの使用開始直後には少ないパッ
チ画像数でトナー使用量を抑えることが可能となり、印
字枚数が増加して安定性が悪化したときはパッチ画像数
を増加して安定な濃度制御を行うことが可能となる。
【0044】もちろん図2において、しきい値を複数設
定して、より細かくパッチ画像数の制御を行うことは可
能である。本実施の形態は、このことを何ら制限するも
のではない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
パッチ画像の個数を増やすことなく、したがって、トナ
ーの消費量を増やすことなく、また、ユーザが現像器の
交換時に総印字枚数をクリアすることなく、現像器の経
時劣化に応じて最適な現像バイアス電圧を決定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1において、サンプリング現像バイ
アスを決定するためのシーケンスを示す図。
【図2】実施の形態2において、サンプリング現像バイ
アスを決定するためのシーケンスを示す図。
【図3】濃度検知センサの構成を示す図。
【図4】中間転写体の周方向に沿って多数のパッチ画像
を形成したようすを示す図。
【図5】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示すブ
ロック図。
【図6】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図。
【図7】現像バイアスと濃度との関係を示す図。
【図8】印字枚数(現像器の経時変化)と濃度との関係
を示す図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電器 3 潜像形成手段(露光装置) 3a 半導体レーザー(レーザーダイオード) 4 現像手段(現像装置) 4A ロータリ 4a、4b、4c、4d現像器 4e、4f、4g、4h記憶手段(不揮発性メモリ) 5 中間転写体 6 クリーニング装置 7 濃度検知手段(濃度検知センサ、光学セン
サ) 7a 発光部 7b 受光部 P 転写材 PA 濃度検知用トナー像(パッチ画像) PB 濃度検知用トナー像(パッチ画像)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に静電潜像を形成する潜像形
    成手段と、色の異なるトナーをそれぞれ収納した複数の
    現像器を有し前記静電潜像を現像する現像手段とを備え
    た画像形成装置において、 前記それぞれの現像器内に配設されて各現像器ごとの総
    画像形成枚数を記憶する記憶手段と、 これら現像器によって形成された複数の濃度測定用トナ
    ー像の濃度を検知する濃度検知手段と、 該濃度検知手段の検知結果に基づいて現像バイアス電圧
    を制御する制御手段とを備え、 前記各現像器ごとに記憶された総画像形成枚数に応じ
    て、前記濃度測定用トナー像を形成するためのサンプリ
    ング現像バイアスの値及び前記濃度測定用トナー像の形
    成個数を決定する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度測定用トナー像を像担持体上に
    形成する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度測定用トナー像を中間転写体上
    に形成する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記潜像形成手段として半導体レーザー
    を使用する、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記潜像形成手段としてLEDを使用す
    る、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記濃度検知手段が、発光部及び受光部
    を有する光学センサである、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5に記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記色の異なるトナーが、イエロー、マ
    ゼンタ、シアンのトナーである、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6に
    記載の画像形成装置。
JP10141910A 1998-05-22 1998-05-22 画像形成装置 Pending JPH11338217A (ja)

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JP10141910A JPH11338217A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072059A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Sharp Corp 画像形成装置
JP2010072026A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013097068A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Oki Data Corp 画像形成装置

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