JPH1133780A - 電気溶接における作業者の保護カバー - Google Patents
電気溶接における作業者の保護カバーInfo
- Publication number
- JPH1133780A JPH1133780A JP20251697A JP20251697A JPH1133780A JP H1133780 A JPH1133780 A JP H1133780A JP 20251697 A JP20251697 A JP 20251697A JP 20251697 A JP20251697 A JP 20251697A JP H1133780 A JPH1133780 A JP H1133780A
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- JP
- Japan
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- welding
- iron powder
- cover body
- cover
- holder
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接作業中、いちいち防護用の面を着用しな
くても、溶接部位から発生する紫外線やガス、鉄粉等か
ら作業者を安全に保護することができる電気溶接におけ
る作業者の保護カバーを提供する。 【解決手段】 溶接部位を上方から包覆するカバー体1
を設け、該カバー体1の手元側を溶接ホルダー4の先端
側に挿通固定すると共に、上記カバー体1の上面には、
溶接部位を目視できる紫外線よけの遮光体9を設けて、
溶接ホルダー4を把持した溶接作業時の作業者を、作業
過程で発生する紫外線、ガス、鉄粉等から保護できるよ
うにし、また、カバー体1には、溶接ホルダー4の近傍
位置に、ガス、鉄粉等を吸引排出する吸引パイプ10を
取付けることにより、カバー体1の内部で発生したガ
ス、鉄粉等を自動的に排出できるようにした。
くても、溶接部位から発生する紫外線やガス、鉄粉等か
ら作業者を安全に保護することができる電気溶接におけ
る作業者の保護カバーを提供する。 【解決手段】 溶接部位を上方から包覆するカバー体1
を設け、該カバー体1の手元側を溶接ホルダー4の先端
側に挿通固定すると共に、上記カバー体1の上面には、
溶接部位を目視できる紫外線よけの遮光体9を設けて、
溶接ホルダー4を把持した溶接作業時の作業者を、作業
過程で発生する紫外線、ガス、鉄粉等から保護できるよ
うにし、また、カバー体1には、溶接ホルダー4の近傍
位置に、ガス、鉄粉等を吸引排出する吸引パイプ10を
取付けることにより、カバー体1の内部で発生したガ
ス、鉄粉等を自動的に排出できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接作業時に溶接
部位を上方から包覆して作業者を保護する電気溶接にお
ける作業者の保護カバーに係わり、詳しくはこの保護カ
バーを用いて溶接作業を行えば、アーク放電時に強い紫
外線やガス、鉄粉等が発生しても、これらから作業者を
安全に保護することができる電気溶接における作業者の
保護カバーに関するものである。
部位を上方から包覆して作業者を保護する電気溶接にお
ける作業者の保護カバーに係わり、詳しくはこの保護カ
バーを用いて溶接作業を行えば、アーク放電時に強い紫
外線やガス、鉄粉等が発生しても、これらから作業者を
安全に保護することができる電気溶接における作業者の
保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に機械、建設、造船等の作業現場に
おいては、金属部材を接合するため、アーク放電による
高熱を利用した電気溶接手段が採用されており、溶接作
業を能率化するため、電極となる溶接ワイヤをワイヤ供
給装置によって自動的に送出すようにした溶接装置が知
られている。
おいては、金属部材を接合するため、アーク放電による
高熱を利用した電気溶接手段が採用されており、溶接作
業を能率化するため、電極となる溶接ワイヤをワイヤ供
給装置によって自動的に送出すようにした溶接装置が知
られている。
【0003】このような電気溶接による作業時には、溶
接部位から強い紫外線やガス、鉄粉等が発生するので、
往々にして紫外線により目を傷めたり顔面の皮膚に炎症
等を起すことがあり、また、ガス、鉄粉等を不用意に吸
い込んで健康を害する惧れがあった。そこで従来は、溶
接時に発生する紫外線やガス、鉄粉等から作業者を保護
するため、防護用の面を着用して顔面を覆うようにして
いる。ところが、溶接作業中、このような防護用の面で
顔面を覆っているのは非常に鬱とうしく、また溶接部位
以外を見るときには、その都度防護用の面を外さなけれ
ばならないので、作業能率にも悪影響を及すことがあっ
た。
接部位から強い紫外線やガス、鉄粉等が発生するので、
往々にして紫外線により目を傷めたり顔面の皮膚に炎症
等を起すことがあり、また、ガス、鉄粉等を不用意に吸
い込んで健康を害する惧れがあった。そこで従来は、溶
接時に発生する紫外線やガス、鉄粉等から作業者を保護
するため、防護用の面を着用して顔面を覆うようにして
いる。ところが、溶接作業中、このような防護用の面で
顔面を覆っているのは非常に鬱とうしく、また溶接部位
以外を見るときには、その都度防護用の面を外さなけれ
ばならないので、作業能率にも悪影響を及すことがあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
実状に鑑み、全く新規な構想により創作されたものであ
って、その目的とするところは、溶接作業中、いちいち
防護用の面を着用しなくても、溶接部位から発生する紫
外線やガス、鉄粉等から作業者を安全に保護することが
でき、もって作業環境の快適性と作業能率の向上を図る
ことができる電気溶接における作業者の保護カバーを提
供しようとするものである。
実状に鑑み、全く新規な構想により創作されたものであ
って、その目的とするところは、溶接作業中、いちいち
防護用の面を着用しなくても、溶接部位から発生する紫
外線やガス、鉄粉等から作業者を安全に保護することが
でき、もって作業環境の快適性と作業能率の向上を図る
ことができる電気溶接における作業者の保護カバーを提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、溶接部位を上方から
包覆するカバー体を設け、該カバー体の手元側を溶接ホ
ルダーの先端側に挿通固定すると共に、上記カバー体の
上面には、溶接部位を目視できる紫外線よけの遮光体を
設けて、溶接ホルダーを把持した溶接作業時の作業者
を、作業過程で発生する紫外線、ガス、鉄粉等から保護
できるようにしたことを特徴とし、また、溶接部位を上
方から包覆するカバー体には、溶接ホルダーの近傍位置
に、ガス、鉄粉等を吸引排出する吸引パイプを取付ける
ことにより、カバー体の内部で発生したガス、鉄粉等を
自動的に排出できるようにしたことを特徴とし、さらに
また、溶接部位を上方から包覆するカバー体の上面を、
上方に湾曲する手先側の曲面部と後方下方に傾斜する手
元側の平面部で形成して、ガス、鉄粉等を吸引パイプ側
に案内する排出案内経路を構成することにより、ガス、
鉄粉等の排出を一層円滑にしたことを特徴とするもので
ある。
め、本発明が講じた技術的手段は、溶接部位を上方から
包覆するカバー体を設け、該カバー体の手元側を溶接ホ
ルダーの先端側に挿通固定すると共に、上記カバー体の
上面には、溶接部位を目視できる紫外線よけの遮光体を
設けて、溶接ホルダーを把持した溶接作業時の作業者
を、作業過程で発生する紫外線、ガス、鉄粉等から保護
できるようにしたことを特徴とし、また、溶接部位を上
方から包覆するカバー体には、溶接ホルダーの近傍位置
に、ガス、鉄粉等を吸引排出する吸引パイプを取付ける
ことにより、カバー体の内部で発生したガス、鉄粉等を
自動的に排出できるようにしたことを特徴とし、さらに
また、溶接部位を上方から包覆するカバー体の上面を、
上方に湾曲する手先側の曲面部と後方下方に傾斜する手
元側の平面部で形成して、ガス、鉄粉等を吸引パイプ側
に案内する排出案内経路を構成することにより、ガス、
鉄粉等の排出を一層円滑にしたことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、電極
となる溶接ワイヤを自動的に送出す電気溶接に適用した
実施例に基いて詳細に説明する。まず図1〜図5におい
て、1は保護カバーを構成するカバー体であって、該カ
バー体1は対向する側面板2,2と、その上面を覆う上
面板3とによって下方が開口した枠状に一体形成されて
いる。上面板3は、その後部側が側面板2,2の上縁に
沿って後方下方に向けて傾斜する平面部3aとなってお
り、また、上面板3の前部側は、上方に湾曲した曲面部
3bを経て側面板2,2の下端に達している。上記カバ
ー体1は耐熱材を混入した緑又は茶色等の硬質プラスチ
ック、例えば熱硬化性フェノール樹脂等よって形成され
ている。
となる溶接ワイヤを自動的に送出す電気溶接に適用した
実施例に基いて詳細に説明する。まず図1〜図5におい
て、1は保護カバーを構成するカバー体であって、該カ
バー体1は対向する側面板2,2と、その上面を覆う上
面板3とによって下方が開口した枠状に一体形成されて
いる。上面板3は、その後部側が側面板2,2の上縁に
沿って後方下方に向けて傾斜する平面部3aとなってお
り、また、上面板3の前部側は、上方に湾曲した曲面部
3bを経て側面板2,2の下端に達している。上記カバ
ー体1は耐熱材を混入した緑又は茶色等の硬質プラスチ
ック、例えば熱硬化性フェノール樹脂等よって形成され
ている。
【0007】上記上面板3には、作業者の手元側となる
後部側の平面部3aに、溶接ホルダ4のノズル部5を挿
通固定するホルダ差込み口6が形成されている。7はホ
ルダ差込み口6のボス部、8はボス部7から差込んだノ
ズル部5を固定する固定ボルトである。
後部側の平面部3aに、溶接ホルダ4のノズル部5を挿
通固定するホルダ差込み口6が形成されている。7はホ
ルダ差込み口6のボス部、8はボス部7から差込んだノ
ズル部5を固定する固定ボルトである。
【0008】そして溶接作業時には、カバー体1で溶接
部位を上方から覆うように包覆し、溶接ホルダ4のノズ
ル部5から送り出される溶接ワイヤを溶接部位に近接さ
せて放電溶接するものである。この時、強い紫外線が発
生するが、上面板3の溶接ホルダ4よりも前方位置、す
なわち溶接部位を目視する作業者の視線位置には、紫外
線よけの黒色プラスチックからなる遮光体9が設けられ
ていて、この遮光体9を透して溶接部位を安全に目視で
きるようになっている。なお遮光体9は黒色ガラスある
いは黒色塗料を塗布したものであってもよい。
部位を上方から覆うように包覆し、溶接ホルダ4のノズ
ル部5から送り出される溶接ワイヤを溶接部位に近接さ
せて放電溶接するものである。この時、強い紫外線が発
生するが、上面板3の溶接ホルダ4よりも前方位置、す
なわち溶接部位を目視する作業者の視線位置には、紫外
線よけの黒色プラスチックからなる遮光体9が設けられ
ていて、この遮光体9を透して溶接部位を安全に目視で
きるようになっている。なお遮光体9は黒色ガラスある
いは黒色塗料を塗布したものであってもよい。
【0009】また溶接作業時にはガス、鉄粉等も発生す
るが、上面板3には溶接ホルダ4の近傍位置にガス、鉄
粉等を吸引する吸引パイプ10が取付けてあって、カバ
ー体1内で発生したガス、鉄粉等を吸引して外部に排出
する。すなわち、ゴムホースあるいはビニルホース等か
らなる吸引パイプ10の基端側が、上面板3に設けた吸
引口11に取付け体12を介して着脱自在に連結されて
おり、吸引パイプ10の先端側には吸引ファン等を備え
た図示しない排出装置が連結されていて、カバー体1内
のガス、鉄粉等を外部に排出するようになっている。
るが、上面板3には溶接ホルダ4の近傍位置にガス、鉄
粉等を吸引する吸引パイプ10が取付けてあって、カバ
ー体1内で発生したガス、鉄粉等を吸引して外部に排出
する。すなわち、ゴムホースあるいはビニルホース等か
らなる吸引パイプ10の基端側が、上面板3に設けた吸
引口11に取付け体12を介して着脱自在に連結されて
おり、吸引パイプ10の先端側には吸引ファン等を備え
た図示しない排出装置が連結されていて、カバー体1内
のガス、鉄粉等を外部に排出するようになっている。
【0010】そしてカバー体1は、前記のようにその上
面板3が上方に湾曲する手先側の曲面部3bと、後方下
方に向けて傾斜する手元側の平面部3aとで形成されて
いるが、この曲面部3bと平面部3aによって、カバー
体1内で発生したガス、鉄粉等を吸引パイプ10側に誘
導案内する排出案内経路Aが構成されている。
面板3が上方に湾曲する手先側の曲面部3bと、後方下
方に向けて傾斜する手元側の平面部3aとで形成されて
いるが、この曲面部3bと平面部3aによって、カバー
体1内で発生したガス、鉄粉等を吸引パイプ10側に誘
導案内する排出案内経路Aが構成されている。
【0011】また上記カバー体1には、図6に示すよう
に作業条件に応じて溶接母材の形状に対応する案内支持
面13を形成してもよい。すなわち、同一内容の溶接作
業を長期間にわたって実施する場合には、溶接母材に案
内支持面13を支持させることにより、溶接ホルダ4を
安定した状態に保持して能率よく溶接作業を行うことが
できる。なおカバー体1はプラスチックに限らず、金属
類等であってもよい。
に作業条件に応じて溶接母材の形状に対応する案内支持
面13を形成してもよい。すなわち、同一内容の溶接作
業を長期間にわたって実施する場合には、溶接母材に案
内支持面13を支持させることにより、溶接ホルダ4を
安定した状態に保持して能率よく溶接作業を行うことが
できる。なおカバー体1はプラスチックに限らず、金属
類等であってもよい。
【0012】上記溶接ホルダ4には図7に示すように、
フレキシブルチューブ14が連結され、このフレキシブ
ルチューブ14の先端部がワイヤ供給装置15に連結さ
れていて、ワイヤ供給装置15で自動的に繰出される溶
接ワイヤがフレキシブルチューブ14の中を通って溶接
ホルダ4のノズル部5から送り出される。16は溶接電
源となる溶接機であって、この溶接機16からの電源ケ
ーブル17,18が溶接ワイヤおよび溶接母材に接続さ
れているのは従来と同様である。
フレキシブルチューブ14が連結され、このフレキシブ
ルチューブ14の先端部がワイヤ供給装置15に連結さ
れていて、ワイヤ供給装置15で自動的に繰出される溶
接ワイヤがフレキシブルチューブ14の中を通って溶接
ホルダ4のノズル部5から送り出される。16は溶接電
源となる溶接機であって、この溶接機16からの電源ケ
ーブル17,18が溶接ワイヤおよび溶接母材に接続さ
れているのは従来と同様である。
【0013】上記のように構成したので、溶接作業を行
うにあたり、溶接ホルダ4を把持した作業者が、溶接ホ
ルダ4に固定したカバー体1で溶接部位を上方から抱覆
すれば、溶接時に発生する紫外線が直接作業者に当らな
いので、顔面の皮膚に炎症等を起すことはなく、また作
業中、溶接部位を目視しても、作業者の視線位置には紫
外線よけの遮光体9が設けてあるので、紫外線によって
目を傷めたりすることはない。
うにあたり、溶接ホルダ4を把持した作業者が、溶接ホ
ルダ4に固定したカバー体1で溶接部位を上方から抱覆
すれば、溶接時に発生する紫外線が直接作業者に当らな
いので、顔面の皮膚に炎症等を起すことはなく、また作
業中、溶接部位を目視しても、作業者の視線位置には紫
外線よけの遮光体9が設けてあるので、紫外線によって
目を傷めたりすることはない。
【0014】また溶接時に発生するガス、鉄粉等も、カ
バー体1により遮られて作業者の周辺に立ちこめないの
で、不用意に有害なガス、鉄粉等を吸い込むことはな
い。そしてカバー体1内のガス、鉄粉等は、溶接ホルダ
4の近傍位置に取付けた吸引パイプ10に吸引されてそ
のまま外部に排出される。しかもカバー体1の上面板3
には、ガス、鉄粉等を吸引パイプ10側に誘導案内する
排出案内経路Aが構成されているので、ガス、鉄粉等を
円滑に排出することができる。このように、溶接作業
中、いちいち防護用の面を着用することなく、紫外線や
ガス、鉄粉等から作業者を保護することができて、作業
環境の快適性と作業能率の向上を図ることができる。な
おカバー体1に溶接母材の形状に対応する案内支持面1
3を形成しおけば、長期間にわたって同一内容の溶接作
業を実施する場合に、一層能率よく作業を行うことがで
きる。
バー体1により遮られて作業者の周辺に立ちこめないの
で、不用意に有害なガス、鉄粉等を吸い込むことはな
い。そしてカバー体1内のガス、鉄粉等は、溶接ホルダ
4の近傍位置に取付けた吸引パイプ10に吸引されてそ
のまま外部に排出される。しかもカバー体1の上面板3
には、ガス、鉄粉等を吸引パイプ10側に誘導案内する
排出案内経路Aが構成されているので、ガス、鉄粉等を
円滑に排出することができる。このように、溶接作業
中、いちいち防護用の面を着用することなく、紫外線や
ガス、鉄粉等から作業者を保護することができて、作業
環境の快適性と作業能率の向上を図ることができる。な
おカバー体1に溶接母材の形状に対応する案内支持面1
3を形成しおけば、長期間にわたって同一内容の溶接作
業を実施する場合に、一層能率よく作業を行うことがで
きる。
【0015】
【発明の効果】これを要するに本発明は、溶接部位を上
方から包覆するカバー体を設け、該カバー体の手元側を
溶接ホルダーの先端側に挿通固定すると共に、上記カバ
ー体の上面には、溶接部位を目視できる紫外線よけの遮
光体を設けて、溶接ホルダーを把持した溶接作業時の作
業者を、作業過程で発生する紫外線、ガス、鉄粉等から
保護し、また、溶接部位を上方から包覆するカバー体に
は、溶接ホルダーの近傍位置に、ガス、鉄粉等を吸引排
出する吸引パイプを取付け、さらに、溶接部位を上方か
ら包覆するカバー体の上面を、上方に湾曲する手先側の
曲面部と後方下方に傾斜する手元側の平面部で形成し
て、ガス、鉄粉等を吸引パイプ側に案内する排出案内経
路を構成したことから、溶接ホルダーを把持した作業者
が、溶接部位をカバー体で包覆すれば、カバー体で紫外
線を遮ることができ、しかも紫外線よけの遮光体を透し
て溶接位置を目視できるので、紫外線によって目を傷め
たりすることはない。そして溶接時に発生するガス、鉄
粉等も、カバー体に遮られて作業者の周辺に立ちこめな
いので、不用意に有害なガス、鉄粉等を吸い込むことは
ない。
方から包覆するカバー体を設け、該カバー体の手元側を
溶接ホルダーの先端側に挿通固定すると共に、上記カバ
ー体の上面には、溶接部位を目視できる紫外線よけの遮
光体を設けて、溶接ホルダーを把持した溶接作業時の作
業者を、作業過程で発生する紫外線、ガス、鉄粉等から
保護し、また、溶接部位を上方から包覆するカバー体に
は、溶接ホルダーの近傍位置に、ガス、鉄粉等を吸引排
出する吸引パイプを取付け、さらに、溶接部位を上方か
ら包覆するカバー体の上面を、上方に湾曲する手先側の
曲面部と後方下方に傾斜する手元側の平面部で形成し
て、ガス、鉄粉等を吸引パイプ側に案内する排出案内経
路を構成したことから、溶接ホルダーを把持した作業者
が、溶接部位をカバー体で包覆すれば、カバー体で紫外
線を遮ることができ、しかも紫外線よけの遮光体を透し
て溶接位置を目視できるので、紫外線によって目を傷め
たりすることはない。そして溶接時に発生するガス、鉄
粉等も、カバー体に遮られて作業者の周辺に立ちこめな
いので、不用意に有害なガス、鉄粉等を吸い込むことは
ない。
【0016】また、溶接ホルダーの近傍位置に、吸引パ
イプを取付けたものでは、カバー体の内部からガス、鉄
粉等を自動的に吸引して外部に排出することができ、さ
らに、カバー体の上面でガス、鉄粉等の排出案内経路を
構成したものでは、カバー体内のガス、鉄粉等が排出案
内経路に沿って吸引パイプ側に案内されるので、ガス、
鉄粉等を一層円滑に外部に排出することができる。した
がって、いちいち防護用の面を装着することなく、赤外
線やガス、鉄粉等から作業者を安全に保護することがで
きるので、作業環境の快適性と作業能率の向上を図るこ
とができるものである。
イプを取付けたものでは、カバー体の内部からガス、鉄
粉等を自動的に吸引して外部に排出することができ、さ
らに、カバー体の上面でガス、鉄粉等の排出案内経路を
構成したものでは、カバー体内のガス、鉄粉等が排出案
内経路に沿って吸引パイプ側に案内されるので、ガス、
鉄粉等を一層円滑に外部に排出することができる。した
がって、いちいち防護用の面を装着することなく、赤外
線やガス、鉄粉等から作業者を安全に保護することがで
きるので、作業環境の快適性と作業能率の向上を図るこ
とができるものである。
【図1】使用状態を示す要部の斜視図である。
【図2】同上側面側から見た視た斜視図である。
【図3】同上底面側から見た視た斜視図である。
【図4】カバー体の平面図である。
【図5】同上側面図である。
【図6】案内支持面を設けたカバー体の斜視図である。
【図7】溶接装置の全体説明図である。
1 カバー体 2 側面板 3 上面板 4 溶接ホルダ 5 ノズル部 6 ホルダ差込み口 7 ボス部 8 固定ボルト 9 遮光体 10 吸引パイプ 11 吸引口 12 取付け体 13 案内支持面 14 フレキシブルチューブ 15 ワイヤ供給装置 16 溶接機 17 電源ケーブル 18 電源ケーブル A 排出案内経路
Claims (3)
- 【請求項1】溶接部位を上方から包覆するカバー体を設
け、該カバー体の手元側を溶接ホルダーの先端側に挿通
固定すると共に、上記カバー体の上面には、溶接部位を
目視できる紫外線よけの遮光体を設けて、溶接ホルダー
を把持した溶接作業時の作業者を、作業過程で発生する
紫外線、ガス、鉄粉等から保護することを特徴とする電
気溶接における作業者の保護カバー。 - 【請求項2】溶接部位を上方から包覆するカバー体に
は、溶接ホルダーの近傍位置に、ガス、鉄粉等を吸引排
出する吸引パイプを取付けたことを特徴とする請求項1
記載の電気溶接における作業者の保護カバー。 - 【請求項3】溶接部位を上方から包覆するカバー体の上
面を、上方に湾曲する手先側の曲面部と後方下方に傾斜
する手元側の平面部で形成して、ガス、鉄粉等を吸引パ
イプ側に案内する排出案内経路を構成したことを特徴と
する請求項2記載の電気溶接における作業者の保護カバ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20251697A JPH1133780A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 電気溶接における作業者の保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20251697A JPH1133780A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 電気溶接における作業者の保護カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1133780A true JPH1133780A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16458794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20251697A Pending JPH1133780A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 電気溶接における作業者の保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1133780A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200477504Y1 (ko) * | 2010-10-07 | 2015-06-16 | 대우조선해양 주식회사 | 트레일링 실드 지그 |
CN111558769A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-21 | 南京工程学院 | 一种钛焊管直缝自动焊保护装置及其使用方法 |
CN116713628A (zh) * | 2023-08-02 | 2023-09-08 | 阪本金属(常州)有限公司 | 一种半导体气体阀制备用焊接装置及焊接工艺 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP20251697A patent/JPH1133780A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200477504Y1 (ko) * | 2010-10-07 | 2015-06-16 | 대우조선해양 주식회사 | 트레일링 실드 지그 |
CN111558769A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-21 | 南京工程学院 | 一种钛焊管直缝自动焊保护装置及其使用方法 |
CN116713628A (zh) * | 2023-08-02 | 2023-09-08 | 阪本金属(常州)有限公司 | 一种半导体气体阀制备用焊接装置及焊接工艺 |
CN116713628B (zh) * | 2023-08-02 | 2023-10-24 | 阪本金属(常州)有限公司 | 一种半导体气体阀制备用焊接装置及焊接工艺 |
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