JPH11337605A - 信号発生装置および隣接・隣々接チャネル漏洩電力測定システム - Google Patents
信号発生装置および隣接・隣々接チャネル漏洩電力測定システムInfo
- Publication number
- JPH11337605A JPH11337605A JP16290598A JP16290598A JPH11337605A JP H11337605 A JPH11337605 A JP H11337605A JP 16290598 A JP16290598 A JP 16290598A JP 16290598 A JP16290598 A JP 16290598A JP H11337605 A JPH11337605 A JP H11337605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- signal
- level
- adjacent
- adjacent channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
低レベルまで正確に測定できるようにする。 【解決手段】 レベルダイヤグラム切換手段30は、モ
ード指定手段29によって第1のモードが指定される
と、装置のレベルダイヤグラムが、S/Nより歪の抑圧
を優先したレベルダイヤグラムとなるように、直交変調
器23および増幅器26の前段の可変減衰器22a、2
2b、25を設定し、モード指定手段29によって第2
のモードが指定されると、装置のレベルダイヤグラム
が、歪の抑圧よりS/Nを優先したレベルダイヤグラム
となるように、直交変調器23および増幅器26の前段
の可変減衰器22a、22b、25を設定する。
Description
よって変調された信号を出力する信号発生装置におい
て、出力信号の隣接チャネル漏洩電力および隣々接チャ
ネル漏洩電力を低減するための技術に関する。
波数帯をチャネル化し、使用するチャネルを選択して通
信を行っている。
に、その近傍のチャネルである隣接チャネルや隣々接チ
ャネルからの所望チャネルへの信号のリークがあれば、
通信の品質の悪化につながる。
用される機器やデバイスの測定を行う場合、隣接チャネ
ルや隣々接チャネルへ漏洩する電力の大きさが重要な評
価対象となる。
に示すように、信号発生装置10からディジタル信号で
変調された特定チャネルのディジタル変調信号を増幅器
等のような被測定回路1に入力し、被測定回路1から出
力される信号をスペクトラムアナライザ11に入力し、
スペクトラムアナライザ11に表示されるスペクトラム
波形あるいはスペクトラム波形信号から、隣接チャネル
や隣々接チャネルへ漏洩する電力の大きさを測定してい
た。
信号発生装置10自身の隣接チャネル漏洩電力や隣々接
チャネル漏洩電力の大きさで測定限界が決まってしま
い、信号発生装置10の出力信号自身の隣接チャネル漏
洩電力や隣々接チャネル漏洩電力が、被測定回路1に起
因して発生する隣接チャネル漏洩電力や隣々接チャネル
漏洩電力に大きさに比べて、十分に小さくなくては被測
定回路1自身の特性を正しく把握することはできない。
洩電力は主に信号発生装置の内部回路の非直線性により
発生する歪成分(例えば、所望の帯域内の2つの信号が
回路の非直線性によって混変調を起こしてその周波数差
の3次歪の周波数成分である2信号3次歪が近傍の帯域
に入ってくる)であり、隣々接チャネル漏洩電力は主に
内部回路のS/Nに依存して悪化する。
路の直線性を改善したり素子を選択吟味して出力信号の
隣接チャネル漏洩電力や隣々接チャネル漏洩電力がとも
に低レベルとなるようにして、移動体通信システムの機
器やデバイスの隣接チャネルや隣々接チャネルの漏洩電
力を測定している。
実用化されているPHS等のようなTDMA(タイムデ
ビジョンマルチアクセス)方式の移動機器の隣々接チャ
ネル漏洩電力は、使用チャネルの電力に対して−60d
B以下と規定されており、この種の機器を測定するため
の信号発生装置として、出力信号の隣々接チャネル漏洩
電力がほぼ−70dB程度のものが実現されている。
動体通信システムでも現在実現化に向かっているCDM
A(コードドメインマルチアクセス)方式の隣々接チャ
ネル漏洩電力は、従来のTDMA方式より10dBも低
い−70dB以下に規定されており、この方式の通信機
器やその機器に使用するデバイスの隣々接チャネル漏洩
電力を正確に測定するためには、信号発生装置の出力信
号の隣々接チャネル漏洩電力が−80dB以下でなけれ
ばならず、従来のような信号発生装置でこのような低い
レベルの漏洩電力を正確に測定することは極めて困難で
あった。これは、隣接チャネル漏洩電力の場合も同様で
ある。
隣接チャネル漏洩電力と隣々接チャネル漏洩電力を低レ
ベルまで正確に測定できる信号発生装置を提供すること
を目的としている。
に、本発明の請求項1の信号発生装置は、直交変調され
たディジタル変調信号を出力する信号発生装置におい
て、装置内のレベルダイヤグラムを、信号のS/Nより
歪の抑圧を優先した第1のレベルダイヤグラムと、歪の
抑圧よりS/Nを優先した第2のレベルダイヤグラムの
いずれか一方に任意に切り換えられるように構成してい
る。
は、入力されるディジタル信号によって高周波信号を直
交変調する直交変調器(23)と、該直交変調器から出
力されたディジタル変調信号を増幅する増幅器(26)
とを有し、前記増幅器によって増幅されたディジタル変
調信号を通信システムに用いられる被測定物へ出力する
信号発生装置において、前記直交変調器または前記増幅
器の少なくとも一方の前段に設けられ、前記直交変調器
または前記増幅器の少なくとも一方に入力される信号の
レベルを可変するレベル可変手段(22a、22b、2
5)と、前記通信システムの所望チャネルの高周波信号
を出力している場合に、該所望チャネルに隣接するチャ
ネルへの漏洩電力を低減する第1のモードと、隣々接の
チャネルへの漏洩電力を低減する第2のモードのいずれ
かを任意に指定するモード指定手段(29)と、前記モ
ード指定手段によって第1のモードが指定されたときに
は、前記高周波信号の前記隣接チャネルの帯域にて、S
/Nより歪の抑圧を優先して改善されるように前記レベ
ル可変手段を設定し、第2のモードが指定されたときに
は、前記高周波信号の前記隣々接チャネルの帯域にて、
歪の抑圧よりS/Nを優先して改善されるように前記レ
ベル可変手段を設定するレベルダイヤグラム切換手段
(30)とを設けたことを特徴としている。
隣々接チャネル漏洩電力測定システムは、所望チャネル
の高周波信号を被測定回路に入力する前記請求項1また
は請求項2記載の信号発生装置(20)と、前記信号発
生装置からのディジタル変調信号を受けた被測定回路の
出力信号のスペクトラムを前記所望チャネルに隣接する
チャネルまたは隣々接のチャネルの帯域を切り換えて測
定することにより、それらのチャネルへの漏洩電力を測
定するスペクトラムアナライザ(40)とを備え、前記
スペクトラムアナライザで隣接するチャネルまたは隣々
接チャネルへの帯域を切り換えるのに対応して、前記信
号発生装置のレベルダイヤグラムを切り換えることによ
って、被測定回路の隣接チャネル漏洩電力および隣々接
チャネル漏洩電力を測定できるようにしたことを特徴と
している。
実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態の信号
発生装置20の構成を示している。
1は、所定パターンの直交する2つのディジタル信号I
0 、Q0 を、この実施形態の第1のレベル可変手段とし
ての可変減衰器22a、22bにそれぞれ入力する。な
お、ディジタル信号I0 、Q0 のレベルは例えば0dB
mとする。
ベルダイヤグラム切換手段30からの制御信号に対応し
た減衰量Laでディジタル信号I0 、Q0 を減衰し、減
衰したディジタル信号I1 、Q1 を直交変調器23に入
力する。
4から出力されたキャリア信号を可ディジタル信号
I1 、Q1 によって直交変調し、その変調によって得ら
れたディジタル変調信号A0 をこの実施形態の第2のレ
ベル可変手段としての可変減衰器25に出力する。
dBとし、入力されるディジタル信号I1 、Q1 のレベ
ルが−10dBm以下であれば直交変調器23の非直線
性による歪み(例えば2信号3次歪)は隣接チャネル漏
洩電力測定への影響を無視できるほど低いレベルに抑圧
され、また、入力されるディジタル信号I1 、Q1 のレ
ベルが−3dBm以上であれば直交変調器23から出力
されるディジタル変調信号A0 のS/Nは隣々接チャネ
ル漏洩電力測定に対して必要十分になるものとする。
ルCH(n)に対応した周波数のキャリア信号を出力す
るものであり、周波数の可変を少なくともチャネルステ
ップで行えるように構成されている。
2bと同様に、直交変調器23から出力されたディジタ
ル変調信号A0 を後述するレベルダイヤグラム切換手段
30からの制御信号に対応した減衰量Lbで減衰し、こ
の減衰したディジタル変調信号A1 を増幅器26に入力
する。
れたディジタル変調信号A1 を増幅し、その増幅したデ
ィジタル変調信号A2 を出力レベル設定用の可変減衰器
27に出力する。
Bとし、入力されるディジタル変調信号A1 のレベルが
−20dBm以下であれば増幅器26の非直線性によっ
て発生する歪みは被測定回路の隣接チャネルの測定に影
響を与えない低いレベルに抑圧され、また、入力される
ディジタル変調信号A1 のレベルが−9dBm以上であ
れば増幅器26から出力されるディジタル変調信号A2
のS/Nは被測定回路の隣々接チャネルの測定に対して
必要十分なものになるとする。
れたディジタル変調信号A2 を後述する補正手段31の
出力値Lpに対応した減衰量で減衰し、減衰したディジ
タル変調信号A3 をこの信号発生装置20の出力信号と
して出力端子20aから出力する。
から出力されるディジタル変調信号A3 のレベルを設定
するためのものであり、例えば、出力したいディジタル
変調信号A3 のレベルがL0 のとき、(L0 −6)とな
る値Lを補正手段31へ出力する。
操作部のボタン操作によって、この信号発生装置内での
歪の抑圧を優先して出力信号の隣接チャネル漏洩電力を
低減させるための第1のモードと、この信号発生装置内
でのS/Nを良くして出力信号の隣々接チャネル漏洩電
力を低減させる第2のモードのいずれかを指定するため
のものである。
のモードが指定されると、直交変調器23および増幅器
26に入力される信号のレベルが、S/Nより歪の抑圧
を優先したレベルとなるように可変減衰器22a、22
b、25の減衰量を設定し、第2のモードが指定された
ときには、直交変調器23および増幅器26に入力され
る信号のレベルが、歪の抑圧よりS/Nを優先したレベ
ルとなるように可変減衰器22a、22b、25の減衰
量を設定する。
た時には出力レベル設定器28の出力値に等しい値Lp
(=L)を可変減衰器27に出力し、第2のモードが指
定されたときには、第1のモード時に可変減衰器27に
入力されるディジタル変調信号A2 のレベルと、第2の
モード時に可変減衰器27に入力されるディジタル変調
信号A2 のレベルとの差ΔLを出力レベル設定器28の
出力値Lから減じた値Lp=(L−ΔL)を可変減衰器
27に出力して、出力信号のレベルがモードの切り換え
によって変化しないようにする。
動作を説明する。例えば移動体通信システムに使用され
る機器の隣接チャネル漏洩電力を例えば0dBmの出力
信号によって測定する場合には、出力レベル設定器28
によって出力レベルL0 を例えば0dBmに設定すると
ともに、モード指定手段29によって第1のモードを指
定する。
ルダイヤグラム切換手段30は、この信号発生装置20
のレベルダイヤグラムを図2の(a)に示すように、S
/Nより歪の抑圧を優先したレベルダイヤグラムに設定
する。
Laを10dBに設定し、可変減衰器25の減衰量Lb
を7dBに設定して、直交変調器23へ入力されるディ
ジタル信号I1 、Q1 をS/Nより歪の抑圧を優先した
−10dBmのレベルにし、増幅器26へ入力されるデ
ィジタル変調信号A1 をS/Nより歪の抑圧を優先した
−20dBmのレベルにして、増幅器26から出力され
るディジタル変調信号A2 の出力レベルを6dBmと
し、出力レベル設定用の可変減衰器27の減衰量が6d
Bになるようにして、0dBmのディジタル変調信号A
3 を出力端子20aから出力させる。
したレベルダイヤグラムに設定した場合、直交変調器2
3および増幅器26は、ともに歪みによる隣接チャネル
への測定の影響が無視できる入力レベル範囲で動作する
ため、出力端子20aから出力される信号のスペクトラ
ム波形は、図3の(a)に示すように、使用チャネルC
H(n)の出力電力P(n)に対して、隣接チャネルC
H(n−1)、CH(n+1)の漏洩電力P(n−
1)、P(n+1)は非常に低いレベルに抑圧される。
なお、このとき、隣々接チャネルCH(n−2)、CH
(n+2)の漏洩電力P(n−2)、P(n+2)は、
比較的大きなレベルになるが隣接チャネルの測定への影
響は無視できる。なお、実際のスペクトラム波形は周波
数毎のスペクトラムの集まりであり、図3では便宜上そ
れらのスペクトラムのピーク値を結んだ包絡線で示して
いる。
CH(n+1)の漏洩電力P(n−1)、P(n+1)
が低レベルに抑圧された出力信号を被測定回路に入力す
れば、被測定回路自体の隣接チャネル漏洩電力を格段に
低いレベルまで正確に測定することができ、前記したC
DMA方式のように厳しい規格の機器やデバイスの隣接
チャネル漏洩電力の測定が可能となる。
器の隣々接接チャネル漏洩電力を測定する場合には、モ
ード指定手段29によって第2のモードを指定する。
ベルダイヤグラム切換手段30は、装置のレベルダイヤ
グラムを図2の(b)に示すように、歪の抑圧よりS/
Nを優先したレベルダイヤグラムに設定する。
Laを3dBに設定し、可変減衰器25の減衰量Lbを
3dBに設定して、直交変調器23に入力されるディジ
タル信号I1 、Q1 を歪の抑圧よりS/Nを優先した−
3dBmのレベルにし、増幅器26に入力されるディジ
タル変調信号A1 の入力レベルを歪の抑圧よりS/Nを
優先した−9dBmのレベルにして、増幅器26から出
力されるディジタル変調信号A2 のレベルを17dBm
とし、出力レベル設定用の可変減衰器27の減衰量が1
7dBになるようにして、0dBmのディジタル変調信
号A3 を出力端子20aから出力させる。
レベルダイヤグラムに設定した場合、直交変調器23お
よび増幅器26は、S/Nが悪化しない入力レベル範囲
で動作していることになり、出力端子20aから出力さ
れる信号のスペクトラムは、図3の(b)に示すよう
に、使用チャネルCH(n)の出力電力P(n)に対し
て、隣々接チャネルCH(n−2)、CH(n+2)の
漏洩電力P(n−2)、P(n+2)は、被測定回路の
隣々接チャネルの測定に影響を与えない程度に低レベル
となる。なお、このとき、隣接チャネルCH(n−
1)、CH(n+1)の漏洩電力P(n−1)、P(n
+1)は大きなレベルとなってしまうが、隣々接チャネ
ルの測定への影響は無視できる。
2)、CH(n+2)の漏洩電力P(n−2)、P(n
+2)が低レベルに抑圧された出力信号を被測定回路に
入力すれば、被測定回路自体の隣々接チャネル漏洩電力
を格段に低いレベルまで正確に測定することができ、前
記したCDMA方式のように厳しい規格の機器やデバイ
スの隣々接チャネル漏洩電力の測定が可能となる。
は、出力信号の隣接チャネル漏洩電力を低減した状態
と、出力信号の隣々接チャネル漏洩電力を低減した状態
に切り換えることができるため、例えば、図4に示すよ
うに、この信号発生装置20とスペクトラムアナライザ
40とによって被測定回路1の特性を測定する場合で
も、モードの指定操作だけで、被測定回路1自体の特性
による隣接チャネル漏洩電力や隣々接チャネル漏洩電力
を正確に測定することができる。
路1の隣接チャネル漏洩電力や隣々接チャネル漏洩電力
を測定する場合、前記したように、信号発生装置20の
モード指定操作で信号発生装置20のレベルダイヤグラ
ムを切り換えるだけでなく、図4で点線で示しているよ
うに、スペクトラムアナライザ40からの信号に応じて
信号発生装置20のレベルダイヤグラムを自動的に切り
換えるようにしてもよい。
の受信周波数情報を信号発生装置20で受け、スペクト
ラムアナライザ40の受信周波数が少なくとも隣接チャ
ネルの帯域にある間(使用チャネルの帯域を含めてもよ
い)は、信号発生装置20が第1のモード、即ち、S/
Nより歪の抑圧を優先したレべルダイヤグラムとなり、
スペクトラムアナライザ40の受信周波数が隣々接チャ
ネルの帯域にある間(使用チャネルの帯域を含めてもよ
い)は、信号発生装置20が第2のモード、即ち、歪の
抑圧よりS/Nを優先したレべルダイヤグラムとなるよ
うにする。
周波数の掃引を起動しているトリガ信号をスペクトラム
アナライザ40から受ける毎に信号発生装置20がモー
ドを交互に切り換えるようにしてもよい。
の受信周波数が所望チャネルに隣接するチャネルまたは
隣々接チャネルへ帯域を切り換えるのに対応して、信号
発生装置20のレベルダイヤグラムを切り換えることに
よって、被測定回路1の隣接チャネル漏洩電力および隣
々接チャネル漏洩電力を、切り換え操作をせずに測定す
ることができる。
段と増幅器の前段にレベル可変手段として可変減衰器を
設けていたが、直交変調器から出力されたディジタル変
調信号を周波数変換部によってより高い周波数帯へ変換
するように構成された信号発生装置の場合には、周波数
変換部のミキサの前段にレベル可変手段として可変減衰
器を設けて、ミキサに対する入力信号のレベルを、S/
Nより歪の抑圧を優先したレベルと、歪の抑圧よりS/
Nを優先したレベルに切り換えできるようにしてもよ
い。
として可変減衰器を用いていたが、利得を可変できる増
幅器をレベル可変手段として用いることもできる。
装置は、S/Nより歪の抑圧を優先したレベルダイヤグ
ラムと、歪の抑圧よりS/Nを優先したレベルダイヤグ
ラムとに切り換えられるように構成されているため、出
力信号の隣接チャネル漏洩電力または隣々接チャネル漏
洩電力を格段に低減でき、被測定回路自体の特性による
隣接チャネル漏洩電力や隣々接チャネル漏洩電力を低レ
ベルまで正確に測定することができる。
電力測定システムでは、スペクトラムアナライザで隣接
チャネルまたは隣々接チャネルの帯域の切り換えに対応
させて、信号発生装置のレベルダイヤグラムを切り換え
るようにしているため、被測定回路の隣接チャネルおよ
び隣々接チャネルの漏洩電力を低レベルまで測定でき、
且つその測定を自動化することができる。
ヤグラム
の構成を示すブロック図
に、本発明の請求項1の信号発生装置は、ディジタル信
号とキャリア信号とを直交変調器(23)に入力して、
前記キャリア信号の周波数に対応する所定チャネルのデ
ィジタル変調信号を生成し、該生成したディジタル変調
信号を増幅器(26)に入力し、該増幅器から出力され
たディジタル変調信号を出力端子(20a)から出力す
る信号発生装置(20)において、前記直交変調器の前
段に設けられ、該直交変調器に入力されるディジタル信
号のレベルを可変するための第1のレベル可変手段(2
2a、22b)と、前記直交変調器と前記増幅器の間に
設けられ、前記増幅器に入力されるディジタル変調信号
のレベルを可変するための第2のレベル可変手段(2
5)と、前記所定チャネルから該所定チャネルに隣接す
る隣接チャネルへの漏洩電力を低減する第1のモード
と、前記所定チャネルから前記隣接チャネルを挟んで前
記所定チャネルに隣接する隣々接チャネルへの漏洩電力
を低減する第2のモードのいずれかを任意に指定するモ
ード指定手段(29)と、前記モード指定手段によって
第1のモードが指定されたときには、前記所定チャネル
のディジタル変調信号の出力電力に対する隣接チャネル
の漏洩電力が所定以下となるように前記第1のレベル可
変手段および第2のレベル可変手段を設定し、第2のモ
ードが指定されたときには、前記所定チャネルのディジ
タル変調信号の出力電力に対する隣々接チャネルの漏洩
電力が所定以下となるように前記第1のレベル可変手段
および第2のレベル可変手段を設定するレベルダイヤグ
ラム切換手段(30)とを設けたことを特徴としてい
る。
は、ディジタル信号とキャリア信号とを直交変調器(2
3)に入力して、前記キャリア信号の周波数に対応する
所定チャネルのディジタル変調信号を生成し、該生成し
たディジタル変調信号を増幅器(26)に入力し、該増
幅器から出力されたディジタル変調信号を可変減衰器
(27)を介して出力端子(20a)から出力する信号
発生装置(20)において、前記直交変調器の前段に設
けられ、該直交変調器に入力されるディジタル信号のレ
ベルを可変するための第1のレベル可変手段(22a、
22b)と、前記直交変調器と前記増幅器の間に設けら
れ、前記増幅器に入力されるディジタル変調信号のレベ
ルを可変するための第2のレベル可変手段(25)と、
前記所定チャネルから該所定チャネルに隣接する隣接チ
ャネルへの漏洩電力を低減する第1のモードと、前記所
定チャネルから前記隣接チャネルを挟んで前記所定チャ
ネルに隣接する隣々接チャネルへの漏洩電力を低減する
第2のモードのいずれかを任意に指定するモード指定手
段(29)と、前記モード指定手段によって第1のモー
ドが指定されたときには、前記所定チャネルのディジタ
ル変調信号の出力電力に対する隣接チャネルの漏洩電力
が所定以下となるように前記第1のレベル可変手段およ
び第2のレベル可変手段を設定し、第2のモードが指定
されたときには、前記所定チャネルのディジタル変調信
号の出力電力に対する隣々接チャネルの漏洩電力が所定
以下となるように前記第1のレベル可変手段および第2
のレベル可変手段を設定するレベルダイヤグラム切換手
段(30)と、前記モード指定によって指定されるモー
ドに応じて前記可変減衰器の減衰量を変化させて前記出
力端子から出力されるディジタル変調信号のレベルがモ
ードの切り換えによって変化しないようにする補正手段
(31)とを設けたことを特徴としている。
隣々接チャネル漏洩電力測定システムは、ディジタル信
号とキャリア信号とを直交変調器(23)に入力して、
前記キャリア信号の周波数に対応する所定チャネルのデ
ィジタル変調信号を生成し、該生成したディジタル変調
信号を増幅器(26)に入力し、該増幅器から出力され
たディジタル変調信号を可変減衰器(27)を介して出
力端子(20a)から出力する信号発生装置(20)
と、前記信号発生装置の出力端子から出力されたディジ
タル変調信号を受けた被測定回路の出力信号のスペクト
ラムを分析する受信周波数掃引型のスペクトラムアナラ
イザ(40)とからなる隣接・隣々接チャネル漏洩電力
測定システムにおいて、前記スペクトラムアナライザ
は、受信周波数情報を出力するように構成されており、
前記信号発生装置は、前記直交変調器の前段に設けら
れ、該直交変調器に入力されるディジタル信号のレベル
を可変するための第1のレベル可変手段(22a、22
b)と、前記直交変調器と前記増幅器の間に設けられ、
前記増幅器に入力されるディジタル変調信号のレベルを
可変するための第2のレベル可変手段(25)と、前記
周波数チャネルから該所定チャネルに隣接する隣接チャ
ネルへの漏洩電力が前記所定チャネルのディジタル変調
信号の出力電力に対して所定以下となるように前記第1
のレベル可変手段および第2のレベル可変手段を設定す
る第1のモードと、前記所定チャネルから前記隣接チャ
ネルを挟んで前記所定チャネルに隣接する隣々接チャネ
ルへの漏洩電力が前記所定チャネルのディジタル変調信
号の出力電力に対して所定以下となるように前記第1の
レベル可変手段および第2のレベル可変手段を設定する
第2のモードとを有し、前記スペクトラムアナライザの
受信周波数が隣接チャネルの帯域にある間は前記第1の
モード、前記スペクトラムアナライザの受信周波数が隣
々接チャネルの帯域にある間は前記第2のモードとなる
ように切り換えるレベルダイアグラム切換手段(30)
と、前記レベルダイアグラム切換手段のモードに応じて
前記可変減衰器の減衰量を変化させ前記出力端子から出
力されるディジタル変調信号のレベルがモードの切り換
えによって変化しないようにする補正手段(31)とを
有しており、前記スペクトラムアナライザの受信周波数
が隣接チャネルまたは隣々接チャネルに切り換わるのに
対応して、前記信号発生装置の前記第1のレベル可変手
段および第2のレベル可変手段が切り換えられて、被測
定回路の出力信号の隣接チャネル漏洩電力および隣々接
チャネル漏洩電力を測定できるようにしたことを特徴と
している。
4から出力されたキャリア信号をディジタル信号I1 、
Q1 によって直交変調し、その変調によって得られたデ
ィジタル変調信号A0 をこの実施形態の第2のレベル可
変手段としての可変減衰器25に出力する。
Claims (3)
- 【請求項1】直交変調されたディジタル変調信号を出力
する信号発生装置において、 装置内のレベルダイヤグラムを、信号のS/Nより歪の
抑圧を優先した第1のレベルダイヤグラムと、歪の抑圧
よりS/Nを優先した第2のレベルダイヤグラムのいず
れか一方に任意に切り換えられるように構成したことを
特徴とする信号発生装置。 - 【請求項2】入力されるディジタル信号によって高周波
信号を直交変調する直交変調器(23)と、該直交変調
器から出力されたディジタル変調信号を増幅する増幅器
(26)とを有し、前記増幅器によって増幅されたディ
ジタル変調信号を通信システムに用いられる被測定物へ
出力する信号発生装置において、 前記直交変調器または前記増幅器の少なくとも一方の前
段に設けられ、前記直交変調器または前記増幅器の少な
くとも一方に入力される信号のレベルを可変するレベル
可変手段(22a、22b、25)と、 前記通信システムの所望チャネルの高周波信号を出力し
ている場合に、該所望チャネルに隣接するチャネルへの
漏洩電力を低減する第1のモードと、隣々接のチャネル
への漏洩電力を低減する第2のモードのいずれかを任意
に指定するモード指定手段(29)と、 前記モード指定手段によって第1のモードが指定された
ときには、前記高周波信号の前記隣接チャネルの帯域に
て、S/Nより歪の抑圧を優先して改善されるように前
記レベル可変手段を設定し、第2のモードが指定された
ときには、前記高周波信号の前記隣々接チャネルの帯域
にて、歪の抑圧よりS/Nを優先して改善されるように
前記レベル可変手段を設定するレベルダイヤグラム切換
手段(30)とを設けたことを特徴とする信号発生装
置。 - 【請求項3】所望チャネルの高周波信号を被測定回路に
入力する前記請求項1または請求項2記載の信号発生装
置(20)と、 前記信号発生装置からのディジタル変調信号を受けた被
測定回路の出力信号のスペクトラムを前記所望チャネル
に隣接するチャネルまたは隣々接のチャネルの帯域を切
り換えて測定することにより、それらのチャネルへの漏
洩電力を測定するスペクトラムアナライザ(40)とを
備え、 前記スペクトラムアナライザで隣接するチャネルまたは
隣々接チャネルへの帯域を切り換えるのに対応して、前
記信号発生装置のレベルダイヤグラムを切り換えること
によって、被測定回路の隣接チャネル漏洩電力および隣
々接チャネル漏洩電力を測定できるようにしたことを特
徴とする隣接・隣々接チャネル漏洩電力測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16290598A JP2990507B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 信号発生装置および隣接・隣々接チャネル漏洩電力測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16290598A JP2990507B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 信号発生装置および隣接・隣々接チャネル漏洩電力測定システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11337605A true JPH11337605A (ja) | 1999-12-10 |
JP2990507B2 JP2990507B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=15763470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16290598A Expired - Fee Related JP2990507B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 信号発生装置および隣接・隣々接チャネル漏洩電力測定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2990507B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001035589A1 (fr) * | 1999-11-05 | 2001-05-17 | Anritsu Corporation | Generateur de signaux de modulation numeriques |
JP2006217587A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Tektronix Inc | 信号パワー対歪特性の時間相関方法及び時間相関表示 |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP16290598A patent/JP2990507B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001035589A1 (fr) * | 1999-11-05 | 2001-05-17 | Anritsu Corporation | Generateur de signaux de modulation numeriques |
EP1146707A1 (en) * | 1999-11-05 | 2001-10-17 | Anritsu Corporation | Digital modulation signal generator |
US6904099B1 (en) | 1999-11-05 | 2005-06-07 | Anritsu Corporation | Digital modulation signal generator |
EP1146707A4 (en) * | 1999-11-05 | 2006-08-23 | Anritsu Corp | DIGITAL MODULATION SIGNAL GENERATOR |
JP2006217587A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Tektronix Inc | 信号パワー対歪特性の時間相関方法及び時間相関表示 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2990507B2 (ja) | 1999-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7831220B2 (en) | Methods and systems for calibrating for gain and phase imbalance and local oscillator feed-through | |
EP1219054B1 (en) | Calibration of a mobile device using a loopback module | |
US20100007355A1 (en) | Method for testing radio frequency (rf) receiver to provide power correction data | |
KR20120029327A (ko) | 스퓨리어스 방사 상쇄 기능을 갖는 송신기, 무선 통신 장치, 및 스퓨리어스 방사 상쇄 방법 | |
EP1204874B1 (en) | Automated frequency stepping noise measurement test system | |
WO2016136947A1 (ja) | 周波数変換器、計測システム及び計測方法 | |
US20160036471A1 (en) | Methods for Computing Predistortion Values for Wireless Systems | |
US20230224193A1 (en) | Circuit structure for realizing real-time predistortion calibration of broadband iq modulation and method thereof | |
EP0845885A2 (en) | Modulated signal generation apparatus for a digital communication system incorporating fading simulator | |
US6954621B2 (en) | Method of and apparatus for predistorting a transmit signal | |
JP2990507B2 (ja) | 信号発生装置および隣接・隣々接チャネル漏洩電力測定システム | |
US6434204B1 (en) | Method and system for DC offset correction of a quadrature modulated RF signal | |
JP4289744B2 (ja) | 信号発生装置 | |
JPH10300805A (ja) | マルチ信号発生器 | |
US20230308070A1 (en) | Signal generation apparatus, level correction value calculation system, and level correction value calculation method | |
US20230246720A1 (en) | Signal generation apparatus, level correction value calculation system, and level correction value calculation method | |
US11689192B1 (en) | Signal generation apparatus, level correction value calculation system, and level correction value calculation method | |
JP2013038772A (ja) | 非線形特性解析装置及び送信機 | |
TW201442439A (zh) | 無線傳輸系統以及決定無線傳輸系統之預設增益的方法 | |
JP3048760B2 (ja) | 時分割多重伝送方式ディジタル変調無線電話機 | |
JP2023006377A (ja) | 信号発生装置とその直線性補正方法 | |
Legarda | NONLINEAR DISTORTION | |
CN116961785A (zh) | Ru设备下行增益校准方法以及ru设备 | |
Torrecampo | Correlation of two-tone 3 rd-order Intermodulation Distortion Ratio and EDGE Adjacent Channel Power Ratio at 900MHz | |
Quaglia et al. | Frequency extension of system level characterization and predistortion setup for on-wafer microwave power amplifiers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015 Year of fee payment: 14 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |