JPH11337439A - 流体漏洩検出装置 - Google Patents

流体漏洩検出装置

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JPH11337439A
JPH11337439A JP14278698A JP14278698A JPH11337439A JP H11337439 A JPH11337439 A JP H11337439A JP 14278698 A JP14278698 A JP 14278698A JP 14278698 A JP14278698 A JP 14278698A JP H11337439 A JPH11337439 A JP H11337439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
fluid
wavelength
glass tube
transmitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP14278698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tomita
英樹 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の漏洩の有無を時間を要さずに検出し得
るようにすると共に漏洩している流体の種類を容易に特
定し得るようにする。 【解決手段】 漏洩した流体が流通するラインに設けた
ガラス管11を挾んで、赤外線発信装置12と、赤外線
発信装置12から発信されてガラス管11を透過して来
た赤外線13を受信し、分析して波長と赤外線透過率と
の関係を求める赤外線受信装置14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体漏洩検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラントでは配管や各種機器からの流体
の漏洩が問題となる。
【0003】而して、プラントには、例えば図7に示す
ごとき流体の移送ラインがある。
【0004】図7中、1はスチームジェットであり、該
スチームジェット1に後方からスチーム2を吹込むこと
により、タンク3内の液体等の流体4は管路5を介して
スチームジェット1に吹込まれるようになっている。
【0005】又、スチームジェット1に吹込まれた流体
4は、管路6を介して、スチーム2と共にタンク7へ送
給されるようになっている。
【0006】スチームジェット1には、サンプル管8が
接続されており、サンプル管8の中途部には、流体4の
漏洩を検出するための従来公知のポット9が接続されて
いる。
【0007】上述のプラントでは、スチーム2をスチー
ムジェット1に吹込むことにより、タンク3内の流体4
は管路5を介してスチームジェット1に吹込まれ、スチ
ーム2と共にスチームジェット1から管路6を介してタ
ンク7へ移送される。
【0008】例えばスチームジェット1に亀裂が入って
流体4が漏洩した場合、該流体4は重力によりサンプル
管8を通ってポット9へ流入する。このためポット9に
接続されている図示してない圧力検出器によりポット9
内上下部所定位置の圧力差が検出され、所定の圧力差が
ある場合にはスチームジェット1から流体4が漏洩して
いるものと判定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来は、ポット9等の
流体の漏洩を検知する手段が他の構造物等により、配置
スペースを制限され、必ずしも漏洩箇所のすぐ近くにあ
るわけではないうえ、漏洩した流体4は重力流を利用し
て流すようにしているため、漏洩した流体4が流体4の
漏洩を検知する手段へ到達するのに時間が掛かり、又漏
洩した液体4がある程度たまってはじめて検知が可能と
なり、従って、流体4の漏洩を検出するまでに時間を要
する。
【0010】又、例えば1個のスチームジット1によ
り、複数のタンク7から夫々異なる種類の流体4を送給
するような場合には、どの流体4が漏洩しているのか特
定することが難しい。
【0011】本発明は上述の実情に鑑み、流体の漏洩を
検出するまでの時間を短縮すると共に複数の流体を取扱
う場合に漏洩している流体の種類を容易に特定できるよ
うにすることを目的としてなしたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は漏洩した流体が
流通するラインに設けたガラス管を挾んで、赤外線発信
装置と、該赤外線発信装置から発信されて前記ガラス管
を透過して来た赤外線を受信し分析して波長と赤外線透
過率との関係若しくは波長と赤外線の強さとの関係を求
める赤外線受信装置とを設けたものである。
【0013】又、本発明は赤外線受信装置で求めた、ガ
ラス管を透過して来た赤外線の波長と当該波長における
ガラス管を透過してきた赤外線の比率若しくは強さを表
示するスクリーンを設けたものである。
【0014】本発明によれば、ガラス管を透過して来た
赤外線の波長と透過して来た赤外線の比率若しくは強さ
を求めるだけであるため、流体の漏洩の有無を検出する
のに時間を要せず、又漏洩している流体の種類を容易に
特定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。
【0016】図1〜図5は本発明の実施の形態の一例を
示す。
【0017】而して、本発明の形態例における漏洩流体
のサンプル管8においては、金属製の管10の間にガラ
ス管11が設けられている。金属製の管10とガラス管
11の接続は、例えば接着剤により行う。
【0018】ガラス管11の部分には、赤外線発信装置
12が設置されており、赤外線発信装置12から発信さ
れた赤外線13はガラス管11を径方向へ透過し得るよ
うになっている。
【0019】赤外線発信装置12と対向する位置には、
ガラス管11を挾んで赤外線受信装置14が配設されて
おり、赤外線発信装置12から発信されてガラス管11
を透過して来た赤外線13は赤外線受信装置14に受信
されて分析されるようになっている。
【0020】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
【0021】スチームジェット1により流体4をタンク
3からタンク7へ移送する際には、漏洩流体のサンプル
管8の部分では、赤外線発信装置12から赤外線13が
発信され、発信された赤外線13はガラス管11を透過
して赤外線受信装置14に受信される。
【0022】而して、赤外線受信装置14に受信された
赤外線13は、赤外線受信装置14で分析されて、例え
ば波長λと赤外線透過率Xとの関係が求められ、その結
果から流体4が漏洩しているか否か、又どの種類の流体
4が漏洩しているか判定される。ここで、赤外線透過率
Xは、ガラス管11を透過して赤外線受信装置14に受
信された赤外線13の強さを赤外線発信装置12から発
信された赤外線13の強さで割った比率である。
【0023】而して、流体4が漏洩しておらず、ガラス
管11内を流体4が流通しないような場合は、図3に示
すように、波長λのいかんに拘らず赤外線透過率Xは所
定のレベルで略一定となる。
【0024】流体4が漏洩し、ガラス管11内を流体4
が流通しているような場合は、図4に示すように固有の
波長λにおいて赤外線13は流体4に吸収され、赤外線
透過率Xは低下する。従って赤外線透過率Xが低下して
いることから、流体4の漏洩があることを検出できると
共に、いかなる波長λにおいて赤外線透過率Xが低下し
ているかにより漏洩している流体4の種類を特定するこ
とができる。
【0025】又、漏洩している流体4の種類によって
は、図5に示すように、波長λの全域を通して赤外線透
過率Xがしきい値XOよりも低下する現象が生じること
がある。従って、このことからも流体4の漏洩の有無や
漏洩している流体の種類を特定することができる。
【0026】流体4の漏洩の有無や漏洩している流体4
の種類は、赤外線受信装置14内のコンピュータのメモ
リに記憶され、コンピュータの操作により適宜出力され
る。
【0027】流体4が漏洩しているか否かは、赤外線透
過率Xではなく、赤外線13の強さにより判定するよう
にしても良い。
【0028】上述のように赤外線13を用いて、その波
長λ及び赤外線透過率Xにより流体4の漏洩の検出を行
うようにしているため、流体4の漏洩の有無を時間を要
さずに検出することができると共にプラントで取り扱う
流体4が複数でガラス管11内を流れる流体4の種類が
複数の場合にも、その種類を容易に特定することができ
る。
【0029】ただし、取扱う流体4の種類、その波長λ
と赤外線透過率Xとの関係は予め実験等により求めてお
く必要がある。
【0030】図6は本発明の実施の形態の他の例であ
る。而して、本実施の形態においては、赤外線受信装置
14で受信して処理した波長λと赤外線透過率Xとの関
係を映し出すスクリーン15が設けられている。
【0031】このようにスクリーン15を設けることに
より、赤外線受信装置14で受信されて分析された波長
λと赤外線透過率Xとの関係はグラフとしてスクリーン
15に映し出され、従って流体4の漏洩の有無、漏洩し
ている流体4の種類を作業員が目視により確認すること
ができるため、より一層便利である。
【0032】なお、本発明の実施の形態は上述の実施の
形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】本発明の流体漏洩検出装置によれば、流
体の漏洩の有無を検出するのに時間を要せず、且つ漏洩
している流体の種類を容易に特定することができるとい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体漏洩検出装置の実施の形態の一例
を示す概要図である。
【図2】図1の流体漏洩検出装置が使用されるプラント
の一例の概要図である。
【図3】本発明に適用される赤外線の波長と赤外線透過
率との関係を示すグラフの一例である。
【図4】本発明に適用される赤外線の波長と赤外線透過
率との関係を示すグラフの他の例である。
【図5】本発明に適用される赤外線の波長と赤外線透過
率との関係を示すグラフの更に他の例である。
【図6】本発明の流体漏洩検出装置の実施の形態の他の
例を示す概要図である。
【図7】従来の流体漏洩検出用のポットを備えたプラン
トの概要図である。
【符号の説明】
4 流体 8 サンプル管(ライン) 11 ガラス管 12 赤外線発信装置 13 赤外線 14 赤外線受信装置 15 スクリーン λ 波長 X 赤外線透過率

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漏洩した流体が流通するラインに設けた
    ガラス管を挾んで、赤外線発信装置と、該赤外線発信装
    置から発信されて前記ガラス管を透過して来た赤外線を
    受信し分析して波長と赤外線透過率との関係若しくは波
    長と赤外線の強さとの関係を求める赤外線受信装置とを
    設けたことを特徴とする流体漏洩検出装置。
  2. 【請求項2】 赤外線受信装置で求めた、ガラス管を透
    過して来た赤外線の波長と当該波長におけるガラス管を
    透過してきた赤外線の比率若しくは強さを表示するスク
    リーンを設けた請求項1に記載の流体漏洩検出装置。
JP14278698A 1998-05-25 1998-05-25 流体漏洩検出装置 Pending JPH11337439A (ja)

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JP14278698A JPH11337439A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 流体漏洩検出装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10061111A1 (de) * 2000-12-07 2002-07-04 Freudenberg Carl Kg Vorrichtung zur Erfassung der Leckage an einer Dichtung
JP2008032658A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Kyocera Kinseki Corp パッケージの気密検査方法と気密検査装置
CN106940234A (zh) * 2017-03-13 2017-07-11 河北工业大学 一种基于红外热像技术的热力管道异常状况判定方法
KR20210130985A (ko) * 2020-04-23 2021-11-02 이석규 배관 누수탐지장치

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