JP3988069B2 - 分光分析用測定セル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分光分析測定における分光分析用測定セルに関し、詳しくはバイパスした被測定流体に近赤外光線を照射及び受光する窓部材のシール構造から漏れる流体を誘導すると共に、その漏出を迅速に検出する機能を備えることによりシール部のメンテナンス性向上を図った分光分析用測定セルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術における分光分析用測定セルは、図2に示すように、略四角形状に形成した筐体の略中央位置に被測定流体のサンプルを流す管路1設け、この管路1の略中間位置であって、対向部分に透明部材で形成された一対の窓部2a、2bを設けた構造となっている。
【0003】
この一方の窓部2aはOリング等のシール部材3aにより密封された光路4aを備え、その光路4aの端部にレンズ5aを備えた照射部6aを備えた構造となっている。
【0004】
他方の窓部2bはOリング等のシール部材3bにより密封された光路4bを備え、その光路4bの端部にレンズ5bを備えた受光部6bを備えた構造となっている。照射部6a及び受光部6bには、図示しない光ファイバが挿入されて装着できる構造となっている。
【0005】
このような構造の分光分析用測定セルにおいて、光ファイバを通った測定光がレンズ5a、窓部2aの透明部材を通過し、被測定流体のサンプルに照射され、そのサンプルを透過した光線を受光部6bで受け、光ファイバを介して図示しない測定部でサンプルのスペクトルが測定される。
【0006】
窓部2a、2bの透明部材にはサンプルが漏れ出さないようシール部材3a、3bによるシール構造になっており、一般的にはOリングなどが用いられている。シール構造のOリングなどが劣化した場合、サンプルが漏れ出し、レンズ5a、5bと窓部2a、2bの間に漏れ出た流体が溜まり正確な測定ができなくなる。また、外部に漏れ出すと危険なサンプルの場合もあるため、Oリングは劣化する前に定期的に交換する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術における分光分析用測定セルにおいて、シール構造に使用されるOリング等の劣化具合は、机上の論理とは異なって、Oリングの材質、シール構造、被測定流体の物質、測定セルがおかれている環境等が相互に関連し合い、その劣化状態(経年変化)が早くもなり、又は遅くもなる。そのため、定期メンテナンスは勿論のこと、常にその劣化状態を監視する必要があるという問題がある。
【0008】
又、シール構造を構成するOリング等を早めに交換することにより、ある程度の効果を得ることができるが、その分保守メンテナンスにかかる作業時間が多くなる。反面、予め設定されている定期的な交換等においては、その期間到来以前に劣化が進み漏出してしまう場合がある。その場合には、漏出現象が表面に現れてしまって、始めて漏出していることが発見できるため、その対処に遅れをとるという問題もある。
【0009】
従って、従来からのシール構造にして、その漏出状態が外に現れる前に発見できる構造及び、漏出現象を視認等により早期に検出することができる構成に解決しなければならない課題を有する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る分光分析用測定セルは、次に示す構成にすることである。
【0011】
(1)被測定流体を流すことができる管路と、該管路の対向する位置であって管内に光を透過するシール構造の一対の窓部と、一方の窓部に光線を照射するレンズを備えた照射手段と、他方の窓部に一方の窓部から照射された光線を受光するレンズを備えた受光手段とを有する分光分析用測定セルであって、前記窓部と前記レンズとの間の光路にドレインを連設すると共に該ドレインを通して窓部のシール部分から漏出する被測定流体を貯留できる貯留部を設け、該貯留部には、前記被測定流体と反応する反応手段を備えたことを特徴とする分光分析用測定セル。
(2)前記反応手段は、反応液又は及び反応紙による反応である請求項記載の分光分析用測定セル。
【0012】
このように、シール構造の窓部から漏出する被測定流体を貯留する貯留部を備えたことにより、窓部からの漏出現象が、その貯留部を見ることにより、漏出の大小を問わず発見できることになる。
【0013】
又、漏出現象を反応手段により反応させることにより、微量の漏れであってもその漏出具合を早期に検出することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る分光分析用測定セルの実施形態について、図面を参照して説明する。尚、従来技術で説明したものと同一のものには同一の符号を付与して説明する。
【0015】
本願発明の分光分析用測定セルは、図1に示すように、略四角形状に形成した筐体の略中央位置に被測定流体のサンプルを流す管路1を設け、この管路1の略中間位置であって、対向部分に透明部材で形成された一対の窓部2a、2bを設けた構造となっている。
【0016】
この一方の窓部2aはOリング等により密封するシール部材3a及び光路4aを備え、その光路4aの端部にレンズ5aを有する照射手段である照射部6aを備えた構造となっている。
【0017】
照射部6aの光路4aには、ドレイン(排出管)7aを連設し、そのドレイン7aの端部には、一定の被測定流体であるサンプルの漏出流体を貯留する貯留部8aを備えた構造となっている。この貯留部8aには、反応液或いは反応紙を挿入するようにして、微量な漏れでも、この反応液或いは反応紙に反応させることにより漏れ状態を視認により早期に検出することができる。又、漏れ状態は外部に漏出することがないため、たとえ漏れても安全性を確保することができる構造となっている。
【0018】
他方の窓部2bはOリング等のシール部材3bにより密封された光路4bを備え、その光路4bの端部にレンズ5bを有する受光手段である受光部6bを備えた構造となっている。
【0019】
受光部6bの光路4bには、同様にドレイン(排出管)7bを連設し、そのドレイン7bの端部には、一定の被測定流体であるサンプルの漏出流体を貯留する貯留部8bを備えた構造となっている。この貯留部8bにも、反応液或いは反応紙を挿入するようにして、微量な漏れでも、この反応液或いは反応紙に反応させることにより漏れ状態を視認により早期に検出することができる。又、漏れ状態は外部に漏出することがないため、たとえ漏れても安全性を確保することができる。
【0020】
この照射部6a及び受光部6bには、図示しない光ファイバが挿入されて装着できる構造となっている。
【0021】
このような構造の分光分析用測定セルにおいて、光ファイバを通った測定光がレンズ5a、窓部2aの透明部材を通過し、被測定流体のサンプルに照射され、そのサンプルを透過した光線を受光部6bで受け、光ファイバを介して図示しない測定部でサンプルのスペクトルが測定される。
【0022】
同時に、窓部2a、2bのシール部材3a、3bの部分からのサンプルの漏れは、貯留部8a、8bに貯留されるため、漏れ状態を視認により検出することができる。従って、メンテナンスをする際に、その漏出状態をみることができるため、シール部材3a、3bのOリング等の交換時期の算定や、定期的な交換時期の算定等を合理的に行うことができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る分光分析用測定セルにおいて、窓部のシール構造とレンズの間の光路にドレインを設け、その先に貯留部を設けた構造にしたことにより、シール部よりサンプルが漏れた場合、ドレインを経由して貯留部に漏出したサンプルが溜まるため、漏出状態が外部に漏れない状態で検出することができ、メンテナンスの向上を図ることができるという効果がある。
【0024】
又、貯留部に反応液或いは反応紙を挿入しておくことにより、サンプルの微量な漏出に反応させることによって早期に漏出状態を検出して早めのメンテナンス作業を実施或いは計画することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る分光分析用測定セルの略示的な構成図である。
【図2】従来技術における分光分析用測定セルの略示的な構成図である。
【符号の説明】
1 管路
2a、2b 窓部
3a、3b シール部材
4a、4b 光路
5a、5b レンズ
6a 照射部
6b 受光部
7a、7b ドレイン
8a、8b 貯留部

Claims (2)

  1. 被測定流体を流すことができる管路と、該管路の対向する位置であって管内に光を透過するシール構造の一対の窓部と、一方の窓部に光線を照射するレンズを備えた照射手段と、他方の窓部に一方の窓部から照射された光線を受光するレンズを備えた受光手段とを有する分光分析用測定セルであって、前記窓部と前記レンズとの間の光路にドレインを連設すると共に該ドレインを通して窓部のシール部分から漏出する被測定流体を貯留できる貯留部を設け、該貯留部には、前記被測定流体と反応する反応手段を備えたことを特徴とする分光分析用測定セル。
  2. 前記反応手段は、反応液又は及び反応紙による反応である請求項記載の分光分析用測定セル。
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