JPH11336037A - 空隙を有する舗装の透水機能回復方法及び装置 - Google Patents

空隙を有する舗装の透水機能回復方法及び装置

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JPH11336037A
JPH11336037A JP14873998A JP14873998A JPH11336037A JP H11336037 A JPH11336037 A JP H11336037A JP 14873998 A JP14873998 A JP 14873998A JP 14873998 A JP14873998 A JP 14873998A JP H11336037 A JPH11336037 A JP H11336037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、安価に製作でき、しかも、運
転経費・維持費も安価であり、特に、舗装面の清掃・透
水機能回復を効率良く行うことができるとともに処理面
積を大きく確保でき、高速道路や幹線道路の広範囲で大
規模な道路の車線幅に対応することも極めて容易で、効
率性や経済性が高い。 【解決手段】 高圧水の噴射ノズル8と傾斜板12と集水
部としての水槽10とからなり、傾斜板12は登口部分12a
を舗装面3に近接させ、頂上部分12bを上面開放の水槽
10に結合し、この傾斜板12の登口部分12aを前記噴射ノ
ズル8からの舗装面3に吐出した高圧水の反射箇所に近
づけ、高圧水が路面に衝突して反射するエネルギーを利
用して反射した混濁水を傾斜板12を登らせて集水部に導
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水性舗装や排水
性舗装と呼ばれている、いわゆる空隙を有する舗装の透
水機能回復方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自然環境の保護・保全が社会的に重要な
問題として叫ばれている中で、道路舗装の分野において
は従来型の高密度な不透水性舗装に変わって、一般的に
歩道に用いられる場合は透水性舗装と呼ばれ、車道に用
いられる場合は排水性舗装と呼ばれている、いわゆる空
隙を持った舗装がそれらの問題に有効である。
【0003】その材料の持つ空隙の二次的効果として、
雨水の土中への還元は勿論のこと、車の騒音低減いわゆ
る低騒音舗装としてや安全走行に対するスリップ防止そ
れに視認性の向上効果等々、この舗装は社会的に極めて
要望の高いものとなっており、高速道路初め幹線道路に
盛んに用いられてきている。
【0004】しかしながら、この舗装の最大の課題は空
隙に詰まる土砂等の除去であり、今後舗装延長が増える
にしたがってその機能回復は国等の関係者にとっては差
し迫った極めて重要な問題として挙げられているのが現
状である。
【0005】従来、道路等の清掃を行なう装置として
は、回転ブラシ式や、真空を利用した吸引式の清掃装置
等々がある。これらの清掃装置は対象としては従来型の
高密度の不透水性舗装に対する目的で作られた洗浄機で
あり、いずれの方式も舗装面が密な場合はそこに存在す
る塵埃等を効率良く処理するものであり、透水性舗装の
ような舗装面がポーラス(栗おこし状)となっていると
同時に連続した空隙を持った舗装の機能回復には効率的
にも経済的にも対応できないのが現状である。
【0006】透水性舗装に対する洗浄装置または透水機
能回復装置として、吸引式のものの中で高圧水を併用し
た吸引方式のものがあり、これは図6に示すように、高
圧水の噴射ノズル1と吸引ダクト2を備えて、噴射ノズ
ル1から高圧水を舗装面3に噴射し、吸引ダクト2でこ
れを回収する。
【0007】なお、前記透水機能回復装置は図示は省略
するが清水タンク、レバータンク等を搭載したトラック
車両に設け、この車両の進行で作業を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記図6に示すような
洗浄装置または透水機能回復装置は、吸引ダクト2での
吸引装置を備えるために、水噴射の駆動源と吸引のため
の駆動源との2つ動力源が必要となり、大掛かりなもの
で、機能も複雑である。
【0009】さらに、この透水機能回復装置は水ととも
に多少の塵埃を回収できるが、吸引の能力に依存するた
め塵埃の回収能力は小さい。特に処理範囲については吸
引ダクト2の開口面積に限定され、すなわち、吸引の能
力に大きく制約されることで、小面積や小規模な除去に
対しては機能が発揮できるものの、高速道路や幹線道路
のような広範囲な大規模の除去作業には効率的にまた経
済的にも適用不可能である。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、構造が簡単で、安価に製作でき、しかも、運転経費
・維持費も安価であり、特に、舗装面の清掃・透水機能
回復を効率良く行うことができるとともに処理面積を大
きく確保でき、高速道路や幹線道路のような広範囲で大
規模な道路の車線幅に対応することも極めて容易で、効
率性や経済性が高い、空隙を有する舗装の透水機能回復
方法及び装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、空隙を有する舗装の透水機能回復方法として
は、高圧水の噴射ノズルと登口部分を舗装面に近接させ
た傾斜板と傾斜板の頂上部分に結合する集水部とを並
べ、噴射ノズルから舗装面に向けて吐き出された高圧水
が路面に衝突して反射するエネルギーを利用して傾斜板
を登らせて集水部に導くことを要旨とするものである。
【0012】空隙を有する舗装の透水機能回復装置とし
ては、第1に、高圧水の噴射ノズルと傾斜板と集水部と
からなり、傾斜板は登口部分を舗装面に近接させ、頂上
部分を集水部に結合し、噴射ノズルは、舗装面に吐出し
た高圧水の反射箇所に傾斜板の登口部分が近づくように
位置付け、また、高圧水の圧力を高圧水が路面に衝突し
て反射するエネルギーにより傾斜板を登り集水部に導く
ように20〜3,000kg/cm2 に設定すること、第2に、噴射
ノズルは、傾斜板の幅に対応させて複数を並列させるこ
と、第3に、傾斜板は、その上方をフードで覆うことを
要旨とするものである。
【0013】請求項1および請求項2記載の本発明によ
れば、噴射ノズルから舗装面に向けて噴出された高圧水
は、舗装面にぶつかり、清掃面やポーラス状舗装面の空
隙に堆積した塵埃を剥離し、また、空隙につまっている
物質を押し出し、高圧水に混入させる。そして、塵埃等
が混入した高圧水は入射角に対応して清掃面に反射しよ
うとするが、この反射水は反射水圧で傾斜板を登り集水
部に導かれる。このようにして、舗装面の塵埃も水とと
もに集水部に回収される。なお、高圧水の噴射だけで、
ポーラス状舗装面の空隙に堆積した塵埃を処理するに
は、かなり高い圧力の噴射が必要であり、その圧力とし
ては20〜3,000kg/cm2 が効率的で好ましい。
【0014】特に、本発明はノズルから噴射される高圧
水の反射エネルギーを利用して傾斜板を登らせて集水部
に導くことができ、ノズルを多数設けたヘッダー管(噴
射管)と傾斜板の横幅を調整することで自由に大きな作
業幅を確保できる。この幅の自由性によって処理面積が
飛躍的に増大する。
【0015】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、噴射ノズルは複数を並列させることで、高圧
水がカーテン状に形成され、そのまま傾斜板の幅に対応
して幅広く流れ、効率を上げることができる。
【0016】請求項4記載の本発明によれば、傾斜板は
その上方をフードで覆うことで水の飛散を防止し、ま
た、予定外の水量が傾斜板を流れようとしてもこれを全
て集水部に導くことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
形態を詳細に説明する。図1は本発明の舗装面の清掃・
透水機能回復方法および装置の1実施形態を示す側面
図、図2は要部の平面図、図3は全体の説明図で、図中
4はトラック車両である。
【0018】このトラック車両4は荷台4a部分に清水
タンク5と回収水タンク6、および高圧水ポンプ7を搭
載している。なお、回収水タンク6からはフィルター13
を介して清水タンク5に送水する。
【0019】本発明装置は、荷台4aの下部側方に設け
る高圧水の噴射ノズル8と、傾斜板12と、集水部として
の水槽10とからなる。
【0020】前記噴射ノズル8はヘッダー管9に複数を
適宜間隔で並列させて後述の傾斜板12の幅に対応して高
圧水をカーテン状に吐出できるようにした。図示は省略
するがこのヘッダー管9は複数本を並べて噴射ノズル8
を複数列に並列させるようにしてもよい。
【0021】前記集水部としての水槽10はポンプ11を備
えて前記回収水タンク6に送水する水槽で、これは上面
の全部または少なくとも1部は開放面10aとなってい
る。
【0022】前記噴射ノズル8と水槽10は少し離して並
べて設け、登口部分12aを舗装面3に近接させ、頂上部
分12bを前記水槽10の開放面1aの縁に結合して傾斜板
12を設ける。その際、噴射ノズル8と傾斜板12の関係は
噴射ノズル8からの舗装面3に吐出した高圧水の反射箇
所に登口部分12aが近づき、反射する水が傾斜板12を登
って水槽10に導かれるように選定する。
【0023】ちなみに、噴射ノズル8は清掃面である舗
装面3に対して入射角15°〜80°の範囲で、20kg/cm2
〜3,000 kg/cm2 の範囲の高圧水、好ましくは、50kg/
cm2〜1,000 kg/cm2の高圧水を噴射するもので、かつノ
ズル先端が舗装面3より10cm〜50cmの高さに設けた。
【0024】一方、傾斜板12はこの噴射ノズル8の対面
に噴射ノズル8から15cm〜50cmの位置に、かつ舗装面3
に限りなく近い位置から30cmまでの高さに設けた。な
お、噴射ノズル8や傾斜板12はこれらを一体のものとし
て昇降装置16で高さ調整が可能なものとする。
【0025】傾斜板12は平面板の場合のみならず、凹面
状もしくは凸面状に湾曲する湾曲でもよい。
【0026】さらに、この傾斜板12の幅はトラック車両
4の幅よりも大きく張り出して、舗装面3の幅に対応で
きるようにしてもよい。それに応じて噴射ノズル8を並
べるヘッダー管9の長さを長くする。
【0027】また、図示の例ではトラック車両4の進行
方向に噴射ノズル8、傾斜板12、水槽10と並べたが、こ
の配列を進行方向と逆方向にすることもでき、さらに、
水槽10を中央にしてその両側に傾斜板12、噴射ノズル8
をそれぞれ並べる場合もある。
【0028】さらに、トラック車両4に設けるのに、左
右に設けるとか、前後でも間隔をおいて取り付けるな
ど、複数の装置を並べて設けることも可能である。
【0029】次に使用法について説明すると、トラック
車両4がゆっくりと移動し、噴射ノズル8から噴射され
る高圧水を舗装面3に反射させて直ぐに傾斜板24に導
き、そのまま水圧で傾斜板24を登らせ集水部としての水
槽10に入れる。
【0030】清掃面やポーラス状舗装面の空隙に堆積し
た塵埃も前記高圧水に混入して水槽10に入る。
【0031】そして水槽10から回収水タンク6へ送ら
れ、ここから水のみがフィルター13を介して清水タンク
5に行き、塵埃は排出される。清水タンク5の水は高圧
水ポンプ7から高圧水として再び噴射ノズル8へと循環
される。
【0032】図3、図4は本発明の第2実施形態を示す
もので、簡易タイプとして、トラック車両4に設けるも
のではなく、台車14に設けるものとした。この台車14は
手押しタイプ、自走タイプ、牽引タイプのいずれでもよ
い。
【0033】清水タンク5や高圧水ポンプ7等は別途に
置くものとして、台車14には噴射ノズル8と傾斜板24と
水槽10のみを設けた。また、傾斜板24は水の飛散および
流出防止としてその上方をフード15で覆う。
【0034】この場合も前記第1実施形態と同じで、噴
射ノズル8から舗装面3に向けて噴出された高圧水は、
舗装面3にぶつかり、清掃面やポーラス状舗装面に堆積
した塵埃を剥離し、また、空隙につまっている物質を押
し出し、高圧水に混入させ、水圧で傾斜板24を登り水槽
10に導かれる。
【0035】水槽10では外部に水のみを排出し、塵埃を
堆積させ、一定量が溜まったところで取り除く。
【0036】前記実施形態は水槽10を集水部とした場合
について説明したが、かならずしも水槽の形態とする必
要はなく、樋状のものとして、そこに流れ込む水等を管
等で他に導くようにすることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明の空隙を有する
舗装の透水機能回復方法及び装置は、吸引機構の代わり
に、傾斜板で反射水圧を利用して水を導くもので、傾斜
板の幅及びヘッダー管(噴射管)の長さが容易に調整で
きることで、処理面積が飛躍的に増大する。従って、高
速道路や幹線道路の広範囲で大規模な道路の車線幅に対
応することも極めて容易であり、従来の処理機械に比べ
て効率性や経済性は図り知れない。
【0038】そして、効率良く、掃除と透水機能回復の
両方を行なえるとともに、構造が簡単で、大型の装置で
も安価に製作でき、しかも、運転経費・維持費も安価で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空隙を有する舗装の舗装面の清掃・透
水機能回復方法及び装置の第1実施形態を示す側面図で
ある。
【図2】本発明の空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置の第1実施形態を示す要部の平面図である。
【図3】本発明の空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置の第1実施形態を示す全体の説明図である。
【図4】本発明の空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置の第2実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置の第2実施形態を示す説明図である。
【図6】従来例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1…噴射ノズル 2…吸引ダクト 3…舗装面 4…トラック車両 4a…荷台 5…清水タンク 6…回収水タンク 7…高圧水ポンプ 8…噴射ノズル 9…ヘッダー管 10…水槽 10a…開放面 11…ポンプ 12…傾斜板 12a…登口部分 12b…頂上部分 13…フィルター 14…台車 15…フード 16…昇降装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】自然環境の保護・保全が社会的に重要な
問題として叫ばれている中で、道路舗装の分野において
は従来型の高密度な不透水性舗装にわって、一般的に
歩道に用いられる場合は透水性舗装と呼ばれ、車道に用
いられる場合は排水性舗装と呼ばれている、いわゆる空
隙を持った舗装がそれらの問題に有効である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】その材料の持つ空隙の二次的効果として、
雨水の土中への還元は勿論のこと、車の騒音低減いわゆ
る低騒音舗装としてや安全走行に対するスリップ防止そ
れに視認性の向上効果等々、この舗装は社会的に極めて
要望の高いものとなっており、高速道路初め幹線道路
に盛んに用いられてきている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】傾斜板12は平面板の場合のみならず、凹面
状もしくは凸面状に湾曲する湾曲でもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】次に使用法について説明すると、トラック
車両4がゆっくりと移動し、噴射ノズル8から噴射され
る高圧水を舗装面3に反射させて直ぐに傾斜板12に導
き、そのまま水圧で傾斜板12を登らせ集水部としての水
槽10に入れる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】図、図は本発明の第2実施形態を示す
もので、簡易タイプとして、トラック車両4に設けるも
のではなく、台車14に設けるものとした。この台車14は
手押しタイプ、自走タイプ、牽引タイプのいずれでもよ
い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】この場合も前記第1実施形態と同じで、噴
射ノズル8から舗装面3に向けて噴出された高圧水は、
舗装面3にぶつかり、清掃面やポーラス状舗装面に堆積
した塵埃を剥離し、また、空隙につまっている物質を押
し出し、高圧水に混入させ、水圧で傾斜板12を登り水槽
10に導かれる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水性舗装や排水
性舗装と呼ばれている、いわゆる空隙を有する舗装の透
水機能回復方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自然環境の保護・保全が社会的に重要な
問題として叫ばれている中で、道路舗装の分野において
は従来型の高密度な不透水性舗装に代わって、一般的に
歩道に用いられる場合は透水性舗装と呼ばれ、車道に用
いられる場合は排水性舗装と呼ばれている、いわゆる空
隙を持った舗装がそれらの問題に有効である。
【0003】その材料の持つ空隙の二次的効果として、
雨水の土中への還元は勿論のこと、車の騒音低減いわゆ
る低騒音舗装としてや安全走行に対するスリップ防止そ
れに視認性の向上効果等々、この舗装は社会的に極めて
要望の高いものとなっており、高速道路を初め幹線道路
に盛んに用いられてきている。
【0004】しかしながら、この舗装の最大の課題は空
隙に詰まる土砂等の除去であり、今後舗装延長が増える
にしたがってその機能回復は国等の関係者にとっては差
し迫った極めて重要な問題として挙げられているのが現
状である。
【0005】従来、道路等の清掃を行なう装置として
は、回転ブラシ式や、真空を利用した吸引式の清掃装置
等々がある。これらの清掃装置は対象としては従来型の
高密度の不透水性舗装に対する目的で作られた洗浄機で
あり、いずれの方式も舗装面が密な場合はそこに存在す
る塵埃等を効率良く処理するものであり、透水性舗装の
ような舗装面がポーラス(栗おこし状)となっていると
同時に連続した空隙を持った舗装の機能回復には効率的
にも経済的にも対応できないのが現状である。
【0006】透水性舗装に対する洗浄装置または透水機
能回復装置として、吸引式のものの中で高圧水を併用し
た吸引方式のものがあり、これは図6に示すように、高
圧水の噴射ノズル1と吸引ダクト2を備えて、噴射ノズ
ル1から高圧水を舗装面3に噴射し、吸引ダクト2でこ
れを回収する。
【0007】なお、前記透水機能回復装置は図示は省略
するが清水タンク、レバータンク等を搭載したトラック
車両に設け、この車両の進行で作業を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記図6に示すような
洗浄装置または透水機能回復装置は、吸引ダクト2での
吸引装置を備えるために、水噴射の駆動源と吸引のため
の駆動源との2つ動力源が必要となり、大掛かりなもの
で、機能も複雑である。
【0009】さらに、この透水機能回復装置は水ととも
に多少の塵埃を回収できるが、吸引の能力に依存するた
め塵埃の回収能力は小さい。特に処理範囲については吸
引ダクト2の開口面積に限定され、すなわち、吸引の能
力に大きく制約されることで、小面積や小規模な除去に
対しては機能が発揮できるものの、高速道路や幹線道路
のような広範囲な大規模の除去作業には効率的にまた経
済的にも適用不可能である。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、構造が簡単で、安価に製作でき、しかも、運転経費
・維持費も安価であり、特に、舗装面の清掃・透水機能
回復を効率良く行うことができるとともに処理面積を大
きく確保でき、高速道路や幹線道路のような広範囲で大
規模な道路の車線幅に対応することも極めて容易で、効
率性や経済性が高い、空隙を有する舗装の透水機能回復
方法及び装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、空隙を有する舗装の透水機能回復方法として
は、高圧水の噴射ノズルと傾斜板と集水部とからなり、
傾斜板は登口部分を舗装面に近接させ、頂上部分を集水
部に結合し、噴射ノズルは、傾斜板の幅に対応させて複
数を並列させ、かつ、舗装面に吐出した高圧水の反射箇
所に傾斜板の登口部分が近づくように位置付けた空隙を
有する舗装の透水機能回復装置を用い、噴射ノズルから
舗装面に向けて吐き出してカーテン状に形成した高圧水
をそのまま傾斜板の幅に対応して幅広く路面に衝突させ
反射するエネルギーを利用して、高圧水が路面に衝突し
て反射した混濁水を傾斜板を登らせて集水部に導くこと
を要旨とするものである。
【0012】空隙を有する舗装の透水機能回復装置とし
ては、高圧水の噴射ノズルと傾斜板と集水部とからな
り、傾斜板は登口部分を舗装面に近接させ、頂上部分を
集水部に結合し、噴射ノズルは、傾斜板の幅に対応させ
て複数を並列させ、かつ、舗装面に吐出した高圧水の反
射箇所に傾斜板の登口部分が近づくように位置付け、ま
た、高圧水の圧力を高圧水が路面に衝突して反射するエ
ネルギーにより傾斜板を登り集水部に導くように20〜3,
000kg/cm2 に設定すること、または、この構成に加え
て、傾斜板は、その上方をフードで覆うことを要旨とす
るものである。
【0013】請求項1および請求項2記載の本発明によ
れば、噴射ノズルから舗装面に向けて噴出された高圧水
は、舗装面にぶつかり、清掃面やポーラス状舗装面の空
隙に堆積した塵埃を剥離し、また、空隙につまっている
物質を押し出し、高圧水に混入させる。そして、塵埃等
が混入した高圧水は入射角に対応して清掃面に反射しよ
うとするが、この反射水は反射水圧で傾斜板を登り集水
部に導かれる。このようにして、舗装面の塵埃も水とと
もに集水部に回収される。なお、高圧水の噴射だけで、
ポーラス状舗装面の空隙に堆積した塵埃を処理するに
は、かなり高い圧力の噴射が必要であり、その圧力とし
ては20〜3,000kg/cm2 が効率的で好ましい。
【0014】特に、本発明はノズルから噴射される高圧
水の反射エネルギーを利用して傾斜板を登らせて集水部
に導くことができ、ノズルを多数設けたヘッダー管(噴
射管)と傾斜板の横幅を調整することで自由に大きな作
業幅を確保できる。この幅の自由性によって処理面積が
飛躍的に増大する。
【0015】しかも、噴射ノズルは複数を並列させるこ
とで、高圧水がカーテン状に形成され、そのまま傾斜板
の幅に対応して幅広く流れ、効率を上げることができ
る。
【0016】請求項3記載の本発明によれば、傾斜板は
その上方をフードで覆うことで水の飛散を防止し、ま
た、予定外の水量が傾斜板を流れようとしてもこれを全
て集水部に導くことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
形態を詳細に説明する。図1は本発明の舗装面の清掃・
透水機能回復方法および装置の1実施形態を示す側面
図、図2は要部の平面図、図3は全体の説明図で、図中
4はトラック車両である。
【0018】このトラック車両4は荷台4a部分に清水
タンク5と回収水タンク6、および高圧水ポンプ7を搭
載している。なお、回収水タンク6からはフィルター13
を介して清水タンク5に送水する。
【0019】本発明装置は、荷台4aの下部側方に設け
る高圧水の噴射ノズル8と、傾斜板12と、集水部として
の水槽10とからなる。
【0020】前記噴射ノズル8はヘッダー管9に複数を
適宜間隔で並列させて後述の傾斜板12の幅に対応して高
圧水をカーテン状に吐出できるようにした。図示は省略
するがこのヘッダー管9は複数本を並べて噴射ノズル8
を複数列に並列させるようにしてもよい。
【0021】前記集水部としての水槽10はポンプ11を備
えて前記回収水タンク6に送水する水槽で、これは上面
の全部または少なくとも1部は開放面10aとなってい
る。
【0022】前記噴射ノズル8と水槽10は少し離して並
べて設け、登口部分12aを舗装面3に近接させ、頂上部
分12bを前記水槽10の開放面1aの縁に結合して傾斜板
12を設ける。その際、噴射ノズル8と傾斜板12の関係は
噴射ノズル8からの舗装面3に吐出した高圧水の反射箇
所に登口部分12aが近づき、反射する水が傾斜板12を登
って水槽10に導かれるように選定する。
【0023】ちなみに、噴射ノズル8は清掃面である舗
装面3に対して入射角15°〜80°の範囲で、20kg/cm2
3,000kg/cm2 の範囲の高圧水、好ましくは、50kg/cm2
1,000kg/cm2 の高圧水を噴射するもので、かつノズル先
端が舗装面3より10cm〜50cmの高さに設けた。
【0024】一方、傾斜板12はこの噴射ノズル8の対面
に噴射ノズル8から15cm〜50cmの位置に、かつ舗装面3
に限りなく近い位置から30cmまでの高さに設けた。な
お、噴射ノズル8や傾斜板12はこれらを一体のものとし
て昇降装置16で高さ調整が可能なものとする。
【0025】傾斜板12は平面板の場合のみならず、凹面
状もしくは凸面状に湾曲する湾曲板でもよい。
【0026】さらに、この傾斜板12の幅はトラック車両
4の幅よりも大きく張り出して、舗装面3の幅に対応で
きるようにしてもよい。それに応じて噴射ノズル8を並
べるヘッダー管9の長さを長くする。
【0027】また、図示の例ではトラック車両4の進行
方向に噴射ノズル8、傾斜板12、水槽10と並べたが、こ
の配列を進行方向と逆方向にすることもでき、さらに、
水槽10を中央にしてその両側に傾斜板12、噴射ノズル8
をそれぞれ並べる場合もある。
【0028】さらに、トラック車両4に設けるのに、左
右に設けるとか、前後でも間隔をおいて取り付けるな
ど、複数の装置を並べて設けることも可能である。
【0029】次に使用法について説明すると、トラック
車両4がゆっくりと移動し、噴射ノズル8から噴射され
る高圧水を舗装面3に反射させて直ぐに傾斜板12に導
き、そのまま水圧で傾斜板12を登らせ集水部としての水
槽10に入れる。
【0030】清掃面やポーラス状舗装面の空隙に堆積し
た塵埃も前記高圧水に混入して水槽10に入る。
【0031】そして水槽10から回収水タンク6へ送ら
れ、ここから水のみがフィルター13を介して清水タンク
5に行き、塵埃は排出される。清水タンク5の水は高圧
水ポンプ7から高圧水として再び噴射ノズル8へと循環
される。
【0032】図4、図5は本発明の第2実施形態を示す
もので、簡易タイプとして、トラック車両4に設けるも
のではなく、台車14に設けるものとした。この台車14は
手押しタイプ、自走タイプ、牽引タイプのいずれでもよ
い。
【0033】清水タンク5や高圧水ポンプ7等は別途に
置くものとして、台車14には噴射ノズル8と傾斜板12と
水槽10のみを設けた。また、傾斜板12は水の飛散および
流出防止としてその上方をフード15で覆う。
【0034】この場合も前記第1実施形態と同じで、噴
射ノズル8から舗装面3に向けて噴出された高圧水は、
舗装面3にぶつかり、清掃面やポーラス状舗装面に堆積
した塵埃を剥離し、また、空隙につまっている物質を押
し出し、高圧水に混入させ、水圧で傾斜板12を登り水槽
10に導かれる。
【0035】水槽10では外部に水のみを排出し、塵埃を
堆積させ、一定量が溜まったところで取り除く。
【0036】前記実施形態は水槽10を集水部とした場合
について説明したが、かならずしも水槽の形態とする必
要はなく、樋状のものとして、そこに流れ込む水等を管
等で他に導くようにすることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明の空隙を有する
舗装の透水機能回復方法及び装置は、吸引機構の代わり
に、傾斜板で反射水圧を利用して水を導くもので、傾斜
板の幅及びヘッダー管(噴射管)の長さが容易に調整で
きることで、処理面積が飛躍的に増大する。従って、高
速道路や幹線道路の広範囲で大規模な道路の車線幅に対
応することも極めて容易であり、従来の処理機械に比べ
て効率性や経済性は図り知れない。
【0038】そして、効率良く、掃除と透水機能回復の
両方を行えるとともに、構造が簡単で、大型の装置でも
安価に製作でき、しかも、運転経費・維持費も安価であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空隙を有する舗装の舗装面の清掃・透
水機能回復方法及び装置の第1実施形態を示す側面図で
ある。
【図2】本発明の空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置の第1実施形態を示す要部の平面図である。
【図3】本発明の空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置の第1実施形態を示す全体の説明図である。
【図4】本発明の空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置の第2実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の空隙を有する舗装の透水機能回復方法
及び装置の第2実施形態を示す説明図である。
【図6】従来例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】 1…噴射ノズル 2…吸引ダクト 3…舗装面 4…トラック車
両 4a…荷台 5…清水タンク 6…回収水タンク 7…高圧水ポン
プ 8…噴射ノズル 9…ヘッダー管 10…水槽 10a…開放面 11…ポンプ 12…傾斜板 12a…登口部分 12b…頂上部分 13…フィルター 14…台車 15…フード 16…昇降装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧水の噴射ノズルと、登口部分を舗装
    面に近接させた傾斜板と、傾斜板の頂上部分に結合する
    集水部とを並べ、噴射ノズルから舗装面に向けて吐き出
    された高圧水が路面に衝突して反射するエネルギーを利
    用して、高圧水が路面に衝突して反射した混濁水を傾斜
    板を登らせて集水部に導くことを特徴とする空隙を有す
    る舗装の透水機能回復方法。
  2. 【請求項2】 高圧水の噴射ノズルと傾斜板と集水部と
    からなり、傾斜板は登口部分を舗装面に近接させ、頂上
    部分を集水部に結合し、噴射ノズルは、舗装面に吐出し
    た高圧水の反射箇所に傾斜板の登口部分が近づくように
    位置付け、また、高圧水の圧力を高圧水が路面に衝突し
    て反射するエネルギーにより傾斜板を登り集水部に導く
    ように20〜3,000kg/cm2 に設定することを特徴とする空
    隙を有する舗装の透水機能回復装置。
  3. 【請求項3】 噴射ノズルは、傾斜板の幅に対応させて
    複数を並列させる請求項2記載の空隙を有する舗装の透
    水機能回復装置。
  4. 【請求項4】 傾斜板は、その上方をフードで覆う請求
    項2または請求項3記載の空隙を有する舗装の透水機能
    回復装置。
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