JPH11335311A - 1,4−シクロヘキサンジメタノールの製造方法 - Google Patents
1,4−シクロヘキサンジメタノールの製造方法Info
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- JPH11335311A JPH11335311A JP10142791A JP14279198A JPH11335311A JP H11335311 A JPH11335311 A JP H11335311A JP 10142791 A JP10142791 A JP 10142791A JP 14279198 A JP14279198 A JP 14279198A JP H11335311 A JPH11335311 A JP H11335311A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 テレフタルアルデヒドを原料とする、水添に
よる1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造方法を提供
すること。 【解決手段】 長周期律表上の第VIII族金属を含有
する触媒を用いて、反応温度が40〜200℃、水素分
圧3〜15MPaの条件で反応を行う。
よる1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造方法を提供
すること。 【解決手段】 長周期律表上の第VIII族金属を含有
する触媒を用いて、反応温度が40〜200℃、水素分
圧3〜15MPaの条件で反応を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂環式ポリエステ
ルや塗料の原料として有用な1,4-シクロヘキサンジメタ
ノールの製造法に関するものである。更に詳しくは、パ
ラキシレンの酸化や塩素化パラキシレンの加水分解で得
られるテレフタルアルデヒドの水添による1,4-シクロヘ
キサンジメタノールの製造方法に関するものである。
ルや塗料の原料として有用な1,4-シクロヘキサンジメタ
ノールの製造法に関するものである。更に詳しくは、パ
ラキシレンの酸化や塩素化パラキシレンの加水分解で得
られるテレフタルアルデヒドの水添による1,4-シクロヘ
キサンジメタノールの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造
は工業的にはすべてテレフタル酸ジメチルの高圧2段水
添によって行われている。例えば、特開平10−456
46号公報にはテレフタル酸ジメチルを1段目でRu/
アルミナ触媒を用いて160℃、5MPaの条件下に芳
香環の水添を行い、2段目でMnを含む銅クロム触媒の
存在下、240℃・20.5MPaでエステル基の水添
を行う1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造法が記載
されている。又、特開平10−45645号公報には同
じくテレフタル酸ジメチルを1段目でRu/アルミナ触
媒を用いて120℃・4MPaの条件下に芳香環の水添
を行い、2段目で銅/亜鉛/アルミナ触媒の存在下、2
40℃・14MPaでエステル基の水添を行う、1,4-シ
クロヘキサンジメタノールの製造法が記載されている。
は工業的にはすべてテレフタル酸ジメチルの高圧2段水
添によって行われている。例えば、特開平10−456
46号公報にはテレフタル酸ジメチルを1段目でRu/
アルミナ触媒を用いて160℃、5MPaの条件下に芳
香環の水添を行い、2段目でMnを含む銅クロム触媒の
存在下、240℃・20.5MPaでエステル基の水添
を行う1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造法が記載
されている。又、特開平10−45645号公報には同
じくテレフタル酸ジメチルを1段目でRu/アルミナ触
媒を用いて120℃・4MPaの条件下に芳香環の水添
を行い、2段目で銅/亜鉛/アルミナ触媒の存在下、2
40℃・14MPaでエステル基の水添を行う、1,4-シ
クロヘキサンジメタノールの製造法が記載されている。
【0003】このようにテレフタル酸ジメチルを水添す
る方法は反応が2段であること、1,4-シクロヘキサンジ
メタノールと等モルメタノールが生成すること、2段目
のエステル基の水添が高温高圧を必要とする点から工業
的な製造法としては必ずしも好ましい方法とは言えなか
った。Applied Catalysis A:General,105 P.83-105(199
3)にはパラキシレンを気相で空気酸化してテレフタルア
ルデヒドを製造する方法が記載されており、その序論に
テレフタルアルデヒドが1,4-シクロヘキサンジメタノー
ルの原料となり得ることが記載されている。しかしなが
ら、具体的な製法は記載されていない。
る方法は反応が2段であること、1,4-シクロヘキサンジ
メタノールと等モルメタノールが生成すること、2段目
のエステル基の水添が高温高圧を必要とする点から工業
的な製造法としては必ずしも好ましい方法とは言えなか
った。Applied Catalysis A:General,105 P.83-105(199
3)にはパラキシレンを気相で空気酸化してテレフタルア
ルデヒドを製造する方法が記載されており、その序論に
テレフタルアルデヒドが1,4-シクロヘキサンジメタノー
ルの原料となり得ることが記載されている。しかしなが
ら、具体的な製法は記載されていない。
【0004】一方、米国特許第3,845,138号明
細書には周期律表上の第VIII族金属と無機塩基の存在
下、0〜100℃、1〜10気圧(0.1〜1MPa)
の条件下にテレフタルアルデヒドを水添してパラヒドロ
キシメチルベンズアルデヒドを製造する方法が記載され
ており、実施例ではPd/Cを触媒に用いて25℃、
0.3MPaの条件下に反応が行われている。
細書には周期律表上の第VIII族金属と無機塩基の存在
下、0〜100℃、1〜10気圧(0.1〜1MPa)
の条件下にテレフタルアルデヒドを水添してパラヒドロ
キシメチルベンズアルデヒドを製造する方法が記載され
ており、実施例ではPd/Cを触媒に用いて25℃、
0.3MPaの条件下に反応が行われている。
【0005】しかしながら、主生成物はパラヒドロキシ
メチルベンズアルデヒドであり、若干の1,4-ベンゼンジ
メタノールが副生しているものの、1,4-シクロヘキサン
ジメタノールは全く得られていない。又、ヨーロッパ特
許・公開公報第291,805号にもPdを用いて15
〜30℃、0.1〜20bar(0.01〜2MPa)の
条件下にテレフタルアルデヒドを水添してパラヒドロキ
シベンズアルデヒドを製造する方法が記載されている
が、同じく1,4-シクロヘキサンジメタノールは全く得ら
れていない。
メチルベンズアルデヒドであり、若干の1,4-ベンゼンジ
メタノールが副生しているものの、1,4-シクロヘキサン
ジメタノールは全く得られていない。又、ヨーロッパ特
許・公開公報第291,805号にもPdを用いて15
〜30℃、0.1〜20bar(0.01〜2MPa)の
条件下にテレフタルアルデヒドを水添してパラヒドロキ
シベンズアルデヒドを製造する方法が記載されている
が、同じく1,4-シクロヘキサンジメタノールは全く得ら
れていない。
【0006】上記したように、テレフタルアルデヒドを
原料とする方法は、原料価格、原料パラキシレンからの
製造工程数の点で有利であるが、目的とする水添による
1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造法に関しては従
来、全く知られていなかった。
原料とする方法は、原料価格、原料パラキシレンからの
製造工程数の点で有利であるが、目的とする水添による
1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造法に関しては従
来、全く知られていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、テレフタル
アルデヒドを原料とする、水添による1,4-シクロヘキサ
ンジメタノールの製造方法を提供することを目的とす
る。
アルデヒドを原料とする、水添による1,4-シクロヘキサ
ンジメタノールの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するために鋭意検討を重ねた結果、長周期律表上の第
VIII族の金属を含有する触媒を用い、40〜200℃の
温度範囲、3〜15MPaの水素分圧下にテレフタルア
ルデヒドを水添することによって、目的とする1,4-シク
ロヘキサンジメタノールを高活性・高選択性で製造でき
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
決するために鋭意検討を重ねた結果、長周期律表上の第
VIII族の金属を含有する触媒を用い、40〜200℃の
温度範囲、3〜15MPaの水素分圧下にテレフタルア
ルデヒドを水添することによって、目的とする1,4-シク
ロヘキサンジメタノールを高活性・高選択性で製造でき
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、(1) テレフタル
アルデヒドを、長周期律表上の第VIII族金属を含有する
触媒を用い、反応温度40〜200℃、水素分圧3〜1
5MPaの範囲で水素化することを特徴とする1,4-シク
ロヘキサンジメタノールの製造方法、(2) 第VIII族
金属がRu、Rh、Pd、Ptの中から選ばれた少なく
とも一種の金属であることを特徴とする(1)記載の1,
4-シクロヘキサンジメタノールの製造方法、(3) 水
素化を炭素数が1〜6のアルコール又はエーテルの溶媒
を用いて行うことを特徴とする(1)又は(2)記載の
1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造方法、である。
アルデヒドを、長周期律表上の第VIII族金属を含有する
触媒を用い、反応温度40〜200℃、水素分圧3〜1
5MPaの範囲で水素化することを特徴とする1,4-シク
ロヘキサンジメタノールの製造方法、(2) 第VIII族
金属がRu、Rh、Pd、Ptの中から選ばれた少なく
とも一種の金属であることを特徴とする(1)記載の1,
4-シクロヘキサンジメタノールの製造方法、(3) 水
素化を炭素数が1〜6のアルコール又はエーテルの溶媒
を用いて行うことを特徴とする(1)又は(2)記載の
1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造方法、である。
【0010】以下、本発明の内容を詳細に説明する。本
発明に用いられる触媒は長周期律表上の第VIII族金属を
含有する触媒である。第VIII族金属の中でもRu、R
h、Pd、Ptが好ましく、更に好ましいのはRuであ
る。特に本発明の原料並びに生成物は分子内に2つの官
能基(テレフタルアルデヒドの場合はアルデヒド基、1,
4-シクロヘキサンジメタノールの場合はヒドロキシメチ
ル基)を有するためこれらの官能基の脱離を生じやす
く、その点でRuは官能基の脱離を抑制して高選択率を
与えるので好ましい。これらの金属は金属単独又は各種
金属との合金として用いることができる。触媒としての
使用形態はラネー触媒や金属ブラックとしてそのまま用
いても良く、又、各種担体に担持しても良い。担体を用
いる際には、酸性、中性、塩基性それぞれの担体を用い
ることができるが、あまり酸性の強い担体は生成物の分
解を促進するので好ましくなく、中性、塩基性の担体が
好ましい。具体的にはシリカ、アルミナ、シリカアルミ
ナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア等が挙げられる
が、好ましいのはシリカ、アルミナ、シリカアルミナ、
ジルコニアである。
発明に用いられる触媒は長周期律表上の第VIII族金属を
含有する触媒である。第VIII族金属の中でもRu、R
h、Pd、Ptが好ましく、更に好ましいのはRuであ
る。特に本発明の原料並びに生成物は分子内に2つの官
能基(テレフタルアルデヒドの場合はアルデヒド基、1,
4-シクロヘキサンジメタノールの場合はヒドロキシメチ
ル基)を有するためこれらの官能基の脱離を生じやす
く、その点でRuは官能基の脱離を抑制して高選択率を
与えるので好ましい。これらの金属は金属単独又は各種
金属との合金として用いることができる。触媒としての
使用形態はラネー触媒や金属ブラックとしてそのまま用
いても良く、又、各種担体に担持しても良い。担体を用
いる際には、酸性、中性、塩基性それぞれの担体を用い
ることができるが、あまり酸性の強い担体は生成物の分
解を促進するので好ましくなく、中性、塩基性の担体が
好ましい。具体的にはシリカ、アルミナ、シリカアルミ
ナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア等が挙げられる
が、好ましいのはシリカ、アルミナ、シリカアルミナ、
ジルコニアである。
【0011】本発明における反応温度は40〜200℃
である。反応温度が40℃未満では反応速度が極めて遅
く、又、芳香環の水添が殆ど起こらないため目的とする
1,4-シクロヘキサンジメタノールが殆ど得られない。一
方、200℃を越えると原料や生成物の分解が著しく選
択性が大きく低下する。好ましい反応温度は50〜15
0℃であり、更に好ましいのは60〜100℃の温度で
ある。
である。反応温度が40℃未満では反応速度が極めて遅
く、又、芳香環の水添が殆ど起こらないため目的とする
1,4-シクロヘキサンジメタノールが殆ど得られない。一
方、200℃を越えると原料や生成物の分解が著しく選
択性が大きく低下する。好ましい反応温度は50〜15
0℃であり、更に好ましいのは60〜100℃の温度で
ある。
【0012】本発明における水素分圧は3〜15MPa
である。水素分圧が3MPa未満では反応温度が比較的
低い60℃以下では反応速度が極めて遅く、又、反応温
度が60℃以上では水素化分解が著しく選択率が低下す
る。好ましい水素分圧は5〜12MPaであり、更に好
ましくは6〜10MPaである。本発明のテレフタルア
ルデヒドの水添においては、アルデヒド基と芳香環が水
添される。この場合、一般的にアルデヒド基の水添の方
が芳香環の水添よりも容易であるため、中間体としてア
ルデヒド基のみが水添された1,4-ベンゼンジメタノール
を経由する場合が多い。但し、1,4-ベンゼンジメタノー
ルを経由するかどうかは反応条件に依存し、比較的温和
な条件では1,4-ベンゼンジメタノールを経由する逐次反
応経路が優先するが、反応条件が厳しい場合には、アル
デヒド基と芳香環が同時に水添される併発反応が優先す
る。本発明においてどちらの経路を選択するかは、生産
性、選択率等の観点から適宜選択すればよいが、好まし
いのはアルデヒド基と芳香環を同時に水添する1段反応
である。
である。水素分圧が3MPa未満では反応温度が比較的
低い60℃以下では反応速度が極めて遅く、又、反応温
度が60℃以上では水素化分解が著しく選択率が低下す
る。好ましい水素分圧は5〜12MPaであり、更に好
ましくは6〜10MPaである。本発明のテレフタルア
ルデヒドの水添においては、アルデヒド基と芳香環が水
添される。この場合、一般的にアルデヒド基の水添の方
が芳香環の水添よりも容易であるため、中間体としてア
ルデヒド基のみが水添された1,4-ベンゼンジメタノール
を経由する場合が多い。但し、1,4-ベンゼンジメタノー
ルを経由するかどうかは反応条件に依存し、比較的温和
な条件では1,4-ベンゼンジメタノールを経由する逐次反
応経路が優先するが、反応条件が厳しい場合には、アル
デヒド基と芳香環が同時に水添される併発反応が優先す
る。本発明においてどちらの経路を選択するかは、生産
性、選択率等の観点から適宜選択すればよいが、好まし
いのはアルデヒド基と芳香環を同時に水添する1段反応
である。
【0013】上記、1,4-ベンゼンジメタノールを経由す
る場合に、主として1,4-ベンゼンジメタノールで反応を
止めるためには比較的温和な条件を選ぶ必要があり、例
えば、反応温度が40〜80℃、水素分圧が3〜5MP
aの条件が選ばれる。但し、この条件においても反応時
間によっては1,4-シクロヘキサンジメタノールが一部生
成する。又、1,4-ベンゼンジメタノールを1,4-シクロヘ
キサンジメタノールに水添するためには例えば、反応温
度が50〜150℃、水素分圧が5〜15MPaの反応
条件を選ばれる。一方、1段でアルデヒド基と芳香環を
水添するためには比較的厳しい反応条件を必要とし、例
えば、反応温度が50〜150℃、水素分圧が5〜15
MPaの反応条件を選ぶことが好ましい、更に好ましく
は、60〜100℃、6〜12MPaの反応条件が選ば
れる。
る場合に、主として1,4-ベンゼンジメタノールで反応を
止めるためには比較的温和な条件を選ぶ必要があり、例
えば、反応温度が40〜80℃、水素分圧が3〜5MP
aの条件が選ばれる。但し、この条件においても反応時
間によっては1,4-シクロヘキサンジメタノールが一部生
成する。又、1,4-ベンゼンジメタノールを1,4-シクロヘ
キサンジメタノールに水添するためには例えば、反応温
度が50〜150℃、水素分圧が5〜15MPaの反応
条件を選ばれる。一方、1段でアルデヒド基と芳香環を
水添するためには比較的厳しい反応条件を必要とし、例
えば、反応温度が50〜150℃、水素分圧が5〜15
MPaの反応条件を選ぶことが好ましい、更に好ましく
は、60〜100℃、6〜12MPaの反応条件が選ば
れる。
【0014】本発明は原料のテレフタルアルデヒドを無
溶媒で用いても、溶媒を用いても構わないが、好ましい
のは溶媒を用いる系である。溶媒を用いる場合、溶媒と
して好ましいのはテレフタルアルデヒドの溶解度の高い
ものであり、例えば、アルコールやエーテル、アミド等
の極性溶媒が好ましい。特に好ましいのは炭素数が1〜
6のアルコールやエーテルである。具体的にはメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、シクロペンタノール、シクロヘキ
サノール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオ
ール等のアルコールやテトラヒドロフラン、1,4-ジオキ
サン、1,3-ジオキソラン等のエーテルが挙げられる。
溶媒で用いても、溶媒を用いても構わないが、好ましい
のは溶媒を用いる系である。溶媒を用いる場合、溶媒と
して好ましいのはテレフタルアルデヒドの溶解度の高い
ものであり、例えば、アルコールやエーテル、アミド等
の極性溶媒が好ましい。特に好ましいのは炭素数が1〜
6のアルコールやエーテルである。具体的にはメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、シクロペンタノール、シクロヘキ
サノール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオ
ール等のアルコールやテトラヒドロフラン、1,4-ジオキ
サン、1,3-ジオキソラン等のエーテルが挙げられる。
【0015】本発明の実施態様としては、回分式、半回
分式、連続流通式いずれの方式でも構わない。又、反応
系も触媒をスラリーとして用いる攪拌槽方式や気泡塔方
式、又、成形体触媒を用いる固定床方式でも構わない。
中でも好ましいのは分離が容易な連続固定床方式であ
る。固定床方式の場合、上昇流方式、下降流方式どちら
でも構わず、又、水素が完全に溶解した完全液相状態で
も一部溶解した気液混相状態でも構わない。
分式、連続流通式いずれの方式でも構わない。又、反応
系も触媒をスラリーとして用いる攪拌槽方式や気泡塔方
式、又、成形体触媒を用いる固定床方式でも構わない。
中でも好ましいのは分離が容易な連続固定床方式であ
る。固定床方式の場合、上昇流方式、下降流方式どちら
でも構わず、又、水素が完全に溶解した完全液相状態で
も一部溶解した気液混相状態でも構わない。
【0016】固定床方式の場合の反応条件は前述の温
度、圧力に加えて、液基準の空間速度(LHSV)が
0.01〜10hr-1、好ましくは0.05〜5h
r-1、更に好ましくは0.1〜4hr-1の範囲である。
又、触媒をスラリーとして用いる回分式の場合、触媒量
としては原料のテレフタルアルデヒドに対して重量で
0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜20重量
%、更に好ましくは0.5〜10重量%の範囲である。
度、圧力に加えて、液基準の空間速度(LHSV)が
0.01〜10hr-1、好ましくは0.05〜5h
r-1、更に好ましくは0.1〜4hr-1の範囲である。
又、触媒をスラリーとして用いる回分式の場合、触媒量
としては原料のテレフタルアルデヒドに対して重量で
0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜20重量
%、更に好ましくは0.5〜10重量%の範囲である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明を実施例にて説明す
る。
る。
【0018】
【実施例1】10wt%テレフタルアルデヒド/1,4-ジ
オキサン溶液50gとNEケムキャット社製Ruブラッ
ク1.0gをステンレス製オートクレーブに仕込んで水
素で5MPaまで加圧した後、80℃まで昇温した。そ
の後、更に水素を加えて7MPaまで加圧した後、攪拌
しながら4時間水添反応を行った。反応後、オートクレ
ーブを室温まで冷却した後、落圧、開放して生成液から
触媒を濾過分離した後、生成物をガスクロマト分析にか
けた。その結果、テレフタルアルデヒドの転化率は10
0%、1,4-シクロヘキサンジメタノールへの選択率は9
2%であった。副生物としては水素化分解を受けたベン
ゼンメタノールが選択率で3%、ベンゼンが4%観測さ
れた。
オキサン溶液50gとNEケムキャット社製Ruブラッ
ク1.0gをステンレス製オートクレーブに仕込んで水
素で5MPaまで加圧した後、80℃まで昇温した。そ
の後、更に水素を加えて7MPaまで加圧した後、攪拌
しながら4時間水添反応を行った。反応後、オートクレ
ーブを室温まで冷却した後、落圧、開放して生成液から
触媒を濾過分離した後、生成物をガスクロマト分析にか
けた。その結果、テレフタルアルデヒドの転化率は10
0%、1,4-シクロヘキサンジメタノールへの選択率は9
2%であった。副生物としては水素化分解を受けたベン
ゼンメタノールが選択率で3%、ベンゼンが4%観測さ
れた。
【0019】
【実施例2】10wt%テレフタルアルデヒド/1,4-ジ
オキサン溶液50gとNEケムキャット社製Ruブラッ
ク1.0gをステンレス製オートクレーブに仕込んで水
素で3MPaまで加圧した後、100℃まで昇温した。
その後、更に水素を加えて4MPaまで加圧した後、攪
拌しながら1時間水添反応を行った。反応後、オートク
レーブを室温まで冷却した後、落圧、開放して生成液か
ら触媒を濾過分離した後、生成物をガスクロマト分析に
かけた。その結果、テレフタルアルデヒドの転化率は1
00%、1,4-シクロヘキサンジメタノールへの選択率は
89%、分解生成物であるベンゼンメタノールへの選択
率は3%、ベンゼンへの選択率は7%であった。
オキサン溶液50gとNEケムキャット社製Ruブラッ
ク1.0gをステンレス製オートクレーブに仕込んで水
素で3MPaまで加圧した後、100℃まで昇温した。
その後、更に水素を加えて4MPaまで加圧した後、攪
拌しながら1時間水添反応を行った。反応後、オートク
レーブを室温まで冷却した後、落圧、開放して生成液か
ら触媒を濾過分離した後、生成物をガスクロマト分析に
かけた。その結果、テレフタルアルデヒドの転化率は1
00%、1,4-シクロヘキサンジメタノールへの選択率は
89%、分解生成物であるベンゼンメタノールへの選択
率は3%、ベンゼンへの選択率は7%であった。
【0020】
【実施例3】10wt%テレフタルアルデヒド/1,4-ジ
オキサン溶液50gとNEケムキャット社製Ruブラッ
ク1.0gをステンレス製オートクレーブに仕込んで水
素で1MPaまで加圧した後、50℃まで昇温した。そ
の後、更に水素を加えて3.3MPaまで加圧した後、
攪拌しながら6時間水添反応を行った。反応後、オート
クレーブを室温まで冷却した後、落圧、開放して生成液
から触媒を濾過分離した後、生成物をガスクロマト分析
にかけた。その結果、テレフタルアルデヒドの転化率は
100%、1,4-ベンゼンジメタノールへの選択率は85
%、1,4-シクロヘキサンジメタノールへの選択率は12
%であった。この反応液にRuブラック1.0gを加え
てステンレス製オートクレーブに仕込んで水素で7MP
aまで加圧した後、70℃まで昇温した。その後、更に
水素で10MPaまで加圧した後、攪拌しながら2時間
水添反応を行った。反応後、オートクレーブを室温まで
冷却した後、落圧、開放して生成液から触媒を濾過分離
した後、生成物をガスクロマト分析にかけた。その結
果、1,4-ベンゼンジメタノールの転化率は100%、テ
レフタルアルデヒドからの通算の1,4-シクロヘキサンジ
メタノールへの選択率は90%、分解生成物であるベン
ゼンメタノールへの選択率が2%、ベンゼンへの選択率
が7%であった。
オキサン溶液50gとNEケムキャット社製Ruブラッ
ク1.0gをステンレス製オートクレーブに仕込んで水
素で1MPaまで加圧した後、50℃まで昇温した。そ
の後、更に水素を加えて3.3MPaまで加圧した後、
攪拌しながら6時間水添反応を行った。反応後、オート
クレーブを室温まで冷却した後、落圧、開放して生成液
から触媒を濾過分離した後、生成物をガスクロマト分析
にかけた。その結果、テレフタルアルデヒドの転化率は
100%、1,4-ベンゼンジメタノールへの選択率は85
%、1,4-シクロヘキサンジメタノールへの選択率は12
%であった。この反応液にRuブラック1.0gを加え
てステンレス製オートクレーブに仕込んで水素で7MP
aまで加圧した後、70℃まで昇温した。その後、更に
水素で10MPaまで加圧した後、攪拌しながら2時間
水添反応を行った。反応後、オートクレーブを室温まで
冷却した後、落圧、開放して生成液から触媒を濾過分離
した後、生成物をガスクロマト分析にかけた。その結
果、1,4-ベンゼンジメタノールの転化率は100%、テ
レフタルアルデヒドからの通算の1,4-シクロヘキサンジ
メタノールへの選択率は90%、分解生成物であるベン
ゼンメタノールへの選択率が2%、ベンゼンへの選択率
が7%であった。
【0021】
【実施例4】10wt%テレフタルアルデヒド/ エタノ
ール溶液50gとNEケムキャット社製5%Ru/ アル
ミナ2.0gをステンレス製オートクレーブに仕込んで
水素で5MPaまで加圧した後、80℃まで昇温した。
その後、更に水素を加えて8MPaまで加圧した後、攪
拌しながら4時間水添反応を行った。反応後、オートク
レーブを室温まで冷却した後、落圧、開放して生成液か
ら触媒を濾過分離した後、生成物をガスクロマト分析に
かけた。その結果、テレフタルアルデヒドの転化率は1
00%、1,4-シクロヘキサンジメタノールへの選択率は
92%であった。副生物としては水素化分解を受けたベ
ンゼンメタノールが選択率で3%、ベンゼンが4%観測
された。
ール溶液50gとNEケムキャット社製5%Ru/ アル
ミナ2.0gをステンレス製オートクレーブに仕込んで
水素で5MPaまで加圧した後、80℃まで昇温した。
その後、更に水素を加えて8MPaまで加圧した後、攪
拌しながら4時間水添反応を行った。反応後、オートク
レーブを室温まで冷却した後、落圧、開放して生成液か
ら触媒を濾過分離した後、生成物をガスクロマト分析に
かけた。その結果、テレフタルアルデヒドの転化率は1
00%、1,4-シクロヘキサンジメタノールへの選択率は
92%であった。副生物としては水素化分解を受けたベ
ンゼンメタノールが選択率で3%、ベンゼンが4%観測
された。
【0022】
【実施例5】内径1インチ・長さ1mのジャケット付ス
テンレス製反応管に2重量%Ru/シリカの2mm径球
形品200gを仕込み、反応管下部から1,4-ジオキサン
を200cc/ hr、水素を40Nリットル/ hrで流し、
反応管出口の保圧弁で内圧を8MPaに保ちながら、反
応管内の温度を70℃まで昇温した。その後、原料液を
10wt%テレフタルアルデヒド/1,4-ジオキサンに代
えて水添反応を行った。反応開始後、2〜3時間におけ
るテレフタルアルデヒドの転化率は100%、1,4-シク
ロヘキサンジメタノールへの選択率は93%、ベンゼン
メタノールへの選択率は2%、ベンゼン選択率は3%で
あった。その後、反応を継続し、100〜101時間に
おけるテレフタルアルデヒドの転化率は100%、1,4-
シクロヘキサンジメタノールへの選択率は94%、ベン
ゼンメタノールへの選択率は2%、ベンゼンへの選択率
は2%であった。
テンレス製反応管に2重量%Ru/シリカの2mm径球
形品200gを仕込み、反応管下部から1,4-ジオキサン
を200cc/ hr、水素を40Nリットル/ hrで流し、
反応管出口の保圧弁で内圧を8MPaに保ちながら、反
応管内の温度を70℃まで昇温した。その後、原料液を
10wt%テレフタルアルデヒド/1,4-ジオキサンに代
えて水添反応を行った。反応開始後、2〜3時間におけ
るテレフタルアルデヒドの転化率は100%、1,4-シク
ロヘキサンジメタノールへの選択率は93%、ベンゼン
メタノールへの選択率は2%、ベンゼン選択率は3%で
あった。その後、反応を継続し、100〜101時間に
おけるテレフタルアルデヒドの転化率は100%、1,4-
シクロヘキサンジメタノールへの選択率は94%、ベン
ゼンメタノールへの選択率は2%、ベンゼンへの選択率
は2%であった。
【0023】
【実施例6】触媒を2重量%Pd/シリカに代えた以外
は実施例1と全く同じ条件で反応を行った。その結果、
テレフタルアルデヒドの転化率は100%、1,4-シクロ
ヘキサンジメタノールの選択率は85%、ベンゼンメタ
ノールの選択率は5%、ベンゼンの選択率は8%であっ
た。
は実施例1と全く同じ条件で反応を行った。その結果、
テレフタルアルデヒドの転化率は100%、1,4-シクロ
ヘキサンジメタノールの選択率は85%、ベンゼンメタ
ノールの選択率は5%、ベンゼンの選択率は8%であっ
た。
【0024】
【実施例7】触媒を1重量%Rh/アルミナに代えた以
外は実施例1と同じ条件で反応を行った。その結果、テ
レフタルアルデヒドの転化率は100%、1,4-シクロヘ
キサンジメタノールの選択率は90%、ベンゼンメタノ
ールへの選択率は2%、ベンゼンの選択率は6%であっ
た。
外は実施例1と同じ条件で反応を行った。その結果、テ
レフタルアルデヒドの転化率は100%、1,4-シクロヘ
キサンジメタノールの選択率は90%、ベンゼンメタノ
ールへの選択率は2%、ベンゼンの選択率は6%であっ
た。
【0025】
【比較例1】反応温度が30℃である以外は実施例1と
同じ条件で反応を行った。その結果、テレフタルアルデ
ヒドの転化率は30%、パラヒドロキシメチルベンズア
ルデヒドへの選択率が60%、1,4-ベンゼンジメタノー
ルへの選択率が37%であった。
同じ条件で反応を行った。その結果、テレフタルアルデ
ヒドの転化率は30%、パラヒドロキシメチルベンズア
ルデヒドへの選択率が60%、1,4-ベンゼンジメタノー
ルへの選択率が37%であった。
【0026】
【比較例2】反応圧力が2MPaである以外は実施例1
と同じ条件で反応を行った。その結果、テレフタルアル
デヒドの転化率は100%、1,4-シクロヘキサンジメタ
ノールの選択率は10%、1,4-ベンゼンジメタノールの
選択率は50%、ベンゼンメタノールの選択率は10
%、ベンゼンの選択率は25%であった。
と同じ条件で反応を行った。その結果、テレフタルアル
デヒドの転化率は100%、1,4-シクロヘキサンジメタ
ノールの選択率は10%、1,4-ベンゼンジメタノールの
選択率は50%、ベンゼンメタノールの選択率は10
%、ベンゼンの選択率は25%であった。
【0027】
【発明の効果】本発明によればパラキシレンの空気酸化
で安価に得られる可能性のあるテレフタルアルデヒドか
ら簡便且つ安価に1,4-シクロヘキサンジメタノールを得
ることができる。
で安価に得られる可能性のあるテレフタルアルデヒドか
ら簡便且つ安価に1,4-シクロヘキサンジメタノールを得
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300
Claims (3)
- 【請求項1】 テレフタルアルデヒドを、長周期律表上
の第VIII族金属を含有する触媒を用い、反応温度40〜
200℃、水素分圧3〜15MPaの範囲で水素化する
ことを特徴とする1,4-シクロヘキサンジメタノールの製
造方法。 - 【請求項2】 第VIII族金属がRu、Rh、Pd、Pt
の中から選ばれた少なくとも一種の金属であることを特
徴とする請求項1記載の1,4-シクロヘキサンジメタノー
ルの製造方法。 - 【請求項3】 水素化を炭素数が1〜6のアルコール又
はエーテルの溶媒を用いて行うことを特徴とする請求項
1又は2記載の1,4-シクロヘキサンジメタノールの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10142791A JPH11335311A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 1,4−シクロヘキサンジメタノールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10142791A JPH11335311A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 1,4−シクロヘキサンジメタノールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11335311A true JPH11335311A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15323703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10142791A Pending JPH11335311A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 1,4−シクロヘキサンジメタノールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11335311A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6458737B1 (en) | 1999-11-10 | 2002-10-01 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Catalyst for oxidizing methylbenzenes and method for producing aromatic aldehyde |
JP2015117199A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-06-25 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ジイソブチルケトンの水素化によるジイソブチルカルビノールの製造法 |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP10142791A patent/JPH11335311A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6458737B1 (en) | 1999-11-10 | 2002-10-01 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Catalyst for oxidizing methylbenzenes and method for producing aromatic aldehyde |
JP2015117199A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-06-25 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ジイソブチルケトンの水素化によるジイソブチルカルビノールの製造法 |
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