JPH11334349A - 電気自動車用冷暖房装置 - Google Patents

電気自動車用冷暖房装置

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JPH11334349A
JPH11334349A JP14612998A JP14612998A JPH11334349A JP H11334349 A JPH11334349 A JP H11334349A JP 14612998 A JP14612998 A JP 14612998A JP 14612998 A JP14612998 A JP 14612998A JP H11334349 A JPH11334349 A JP H11334349A
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JP
Japan
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electric motor
compressor
heat
cooling
clutch means
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JP14612998A
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Kenji Takenaka
健二 竹中
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車用冷暖房装置において、電動モー
タ周りのスペース節減、重量軽減、コスト軽減を実現す
ること。 【解決手段】 車両駆動用モータとは独立した電動モー
タ、該電動モータに作動連結される圧縮機、前記電動モ
ータと圧縮機との間に介在される圧縮機用クラッチ手
段、前記電動モータに連結される発熱器、前記電動モー
タと発熱器との間に介在される発熱器用クラッチ手段を
具備する。前記圧縮機を前記圧縮機用クラッチ手段を兼
用するクラッチレス圧縮機とし、前記発熱器を前記発熱
器用クラッチ手段を兼用する能力可変型ビスカスヒータ
としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車用冷暖
房装置に関し、特に、圧縮機と発熱器の駆動手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電気自動車用冷暖房装置は、図4
に示すごとく、車両走行用の電動モータ101がエンジ
ンルーム110内に設けられている。また、エンジンル
ーム110内には、圧縮機102、凝縮器111、膨張
弁112、蒸発器113、圧縮機102の冷媒循環回路
を備えた冷房装置が搭載されているが、この冷房装置に
おける圧縮機102は圧縮機駆動用電動モータ103に
より駆動されていた。更に、ビスカスヒータ等の発熱器
104に暖房用熱交換器115を接続した温水循環回路
を備えた暖房装置が搭載されているが、この暖房装置に
おける発熱器104は前記圧縮機駆動用電動モータ10
3とは別の暖房用電動モータ105により駆動されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電気自動車
において、冷暖房装置が同時に運転されることは殆どな
く、一方が運転されているときは他方が停止されている
のが通常である。従って、それぞれに専用の駆動用電動
モータ103、105を搭載することは、コスト的、重
量的に無駄である。本発明は、このような従来技術に存
在する問題点に着目してなされたものである。その目的
とするところは、電動モータを冷房用、暖房用に共用す
ることで省スペース化、軽量化、低コスト化を実現した
電気自動車用冷暖房装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、車両駆動用モータとは独
立した電動モータと、該電動モータに作動連結される圧
縮機と、前記電動モータと圧縮機との間に介在される圧
縮機用クラッチ手段と、前記電動モータに連結される発
熱器と、前記電動モータと発熱器との間に介在される発
熱器用クラッチ手段とを具備したことを特徴とする。
尚、本発明において電気自動車とは、車両駆動源を電動
モータのみとした自動車と、電動モータとエンジンとを
併用する所謂ハイブリット車とを包含するものとする。
【0005】請求項2記載の発明では、前記圧縮機は、
最大吐出容量と最小吐出容量との間で制御可能な容量可
変機構を備え、該容量可変機構は外部指令に基づき制御
可能であるとともに圧縮機用クラッチ手段を兼用し、圧
縮機の停止指令により最小吐出容量とされるクラッチレ
ス圧縮機であることを特徴とする。
【0006】請求項3記載の発明では、前記発熱器は、
粘性流体が充填される発熱室と、発熱室外周に設けられ
た熱交換媒体が循環する放熱室と、発熱室内で回転駆動
されて粘性流体を剪断発熱させるロータと、発熱室に連
通孔を介して連通し、粘性流体を貯留する制御室と、外
部指令に基づいて前記連通孔を開閉して発熱室内の粘性
流体量を調整する調整手段を備え、該調整手段が発熱器
用クラッチ手段を兼用する能力可変型ビスカスヒータで
あることを特徴とする。
【0007】従って、上記のように構成された請求項1
記載の冷暖房装置においては、冷房装置用電動モータと
暖房装置用電動モータとを兼用させて一つとすることが
できるので、スペース節減、重量軽減、コスト軽減が可
能となる。
【0008】請求項2記載の冷暖房装置においては、電
動モータと圧縮機との間に電磁クラッチ等の専用のクラ
ッチ手段を設ける必要がなく、より一層のスペース節
減、重量軽減、コスト軽減が可能となる。
【0009】請求項3記載の冷暖房装置においては、電
動モータと発熱器との間に電磁クラッチ等の専用のクラ
ッチ手段を設ける必要がなく、より一層のスペース節
減、重量軽減、コスト軽減が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電気自動車の車両
用空調装置に具体化した実施の形態を図1〜図3に基づ
いて詳細に説明する。
【0011】図1において、エンジンルームERには、
車両駆動用の電動モータ10とは別に電動モータ1が搭
載されている。この電動モータ1は両側に出力軸を備え
た両軸電動モータであって、この電動モータ1の一端側
出力軸には圧縮機用のクラッチ手段を兼用する圧縮機、
即ち、クラッチレス圧縮機2が常時作動連結され、ま
た、電動モータ1の他端側の出力軸には、発熱器用のク
ラッチ手段を兼用する発熱器、即ち、詳細を後述する能
力可変型ビスカスヒータ12が搭載されている。
【0012】前記クラッチレス圧縮機2は、例えば特開
平9−209929号公報に記載された公知の容量可変
型片側斜板式圧縮機である。このクラッチレス圧縮機に
ついての詳細は該公報の記載によるものとするが、図3
に基づき関連部分を説明すると、吐出容量可変機構とし
てクランク室211内に配置された傾角変更可能な斜板
212と、クランク室211圧力を調整する電磁式容量
制御弁213とを備え、外部指令により電磁式容量制御
弁213を動作してクランク室211圧力を調整するこ
とでピストン214の往復ストロークを変更し、吐出容
量が制御されるものである。
【0013】このクラッチレス圧縮機2をON状態(つ
まり別置きクラッチ手段を用いる場合のクラッチON状
態に相当)として運転するときは、内部に搭載された電
磁式容量制御弁213に励磁指令信号を出力してクラン
ク室211を吸入室に連通させて、斜板212を最大傾
角で運転する。そして、クラッチレス圧縮機2の運転中
は、上記電磁容量制御弁213の制御動作の下でクラン
ク室211内の圧力が調整されて斜板傾角の最適化が行
われ、吐出容量が冷房負荷に応じて調整される。一方、
クラッチレス圧縮機2をOFF運転状態(つまり別置き
クラッチ手段とした場合のOFF状態に相当)として圧
縮機の運転を休止するときは、前記電磁式容量制御弁2
13に消磁指令信号を出力して、この容量制御弁213
を介して吐出圧力をクランク室211に導き、斜板21
2を最小傾角で運転させ、冷媒を内部で循環させて圧縮
能力を無視し得る程度に抑制する。
【0014】そして、上記クラッチレス圧縮機2に対し
ては、冷媒がクラッチレス圧縮機2の吐出ポート2a、
凝縮器3、受液器4、膨張弁5、蒸発器6、クラッチレ
ス圧縮機2の吸入ポート2bと循環する冷房用の冷媒回
路が接続されている。前記蒸発器6は、ファン11aを
備えた空調ユニット11内に配設されており、この蒸発
器6で冷媒を蒸発させて車室内空気を冷却する。
【0015】一方、クラッチ手段を兼用するビスカスヒ
ータ12に対しては、ビスカスヒータ12、ヒータコア
13、車両駆動用電動モータ10を冷却するために該電
動モータ10のハウジングに形成された熱交換器14、
温水循環用の温水ポンプ15、ビスカスヒータ12と温
水が循環する暖房用の温水回路が接続されている。前記
ヒータコア13は空調ユニット11内に収納されてい
る。また、空調ユニット11内には冷暖房切換ダンパ1
1bが収納されており、冷房時は図示の位置とされ、暖
房時は図示点線に従って回動させた位置に切り換えられ
る。
【0016】次に、図2に基づき、クラッチ手段を兼用
する能力可変型ビスカスヒータ12の構成について具体
的に説明する。このビスカスヒータ12のハウジング
は、前部ハウジング本体21および前部プレート22か
ら構成される前部ハウジングと、後部プレート23およ
び後部ハウジング本体24から構成される後部ハウジン
グとからなる。そして、前部ハウジングと前部プレート
22との間、および後部プレート23と後部ハウジング
本体24との間にガスケット25、26を介し、各々積
層された状態で複数本通しボルト27により締結されて
いる。
【0017】発熱室28は、前部プレート22の後端面
に凹設された凹部22aと後部プレート23の平坦な前
端面との間に形成されている。更に、前部プレート22
のボス22b内には発熱室28に隣接して軸封装置36
が設けられ、前部ハウジング本体21のボス21a内に
は軸受装置37が設けられている。そして、これら軸封
装置36および軸受装置37を介して駆動軸38が回動
可能に支承されている。また、駆動軸38の後端には、
発熱室28内で回動可能な平板形状のロータ39が固定
されている。ロータ39の中央域には、前後に貫通する
複数個の連通孔39aが貫設されている。
【0018】該後部プレート23の前端面には、発熱室
28の中央域と対面する回収凹部23aが凹設され、ま
た、回収凹部23aの下方外周位置から発熱室28の下
方外周部にわたり供給溝23cが延設されている。ま
た、前記後部プレート23において、回収凹部23aの
外周位置に回収孔23bが貫設され、供給溝23cの内
周側位置において供給孔23dが貫設されている。
【0019】前部ハウジングにおいて、前部ハウジング
本体21の内面と前部プレート22の前端面との間に発
熱室28に隣接する前部放熱室としての前部ウォータジ
ャケットFWが形成されている。他方、後部ハウジング
において、後部ハウジング本体24にはガスケット26
と当接する第1リブ24aがリング状に突設されてお
り、この第1リブ24aの外周側において後部プレート
23の後端面と後部ハウジング本体24の内面との間に
後部放熱室としての後部ウォータジャケットRWが形成
されている。また、第1リブ24aの内周側において後
部プレート23の後端面と後部ハウジング本体24の内
面との間に制御室CRが形成されている。
【0020】後部ハウジング本体24の後面には、入水
ポート29および図示しない出水ポートが隣接して形成
されている。また、前部ウォータジャケットFWと後部
ウォータジャケットRWとは複数のボルト27相互間に
形成された複数の流体路30(図2では点線で示されて
いる)により連通されている。また、後部ハウジング本
体24内には、外部信号または外部よりの操作により回
収孔23bを開閉する電磁弁33と、供給孔23dを開
閉する電磁弁35とが配設されている。これら電磁弁3
3、35は、発熱室28内のシリコンオイル量を調整す
るための調整手段として機能する。なお、31は、発熱
室28の上部に設けられた余剰空間である。そして、発
熱室28の壁面とロータ39の外面との間隔、前記余剰
空間31、制御室CR内には、合計容積の約80%に相
当する容積の粘性流体(この場合シリコンオイル)が充
填されている。
【0021】このビスカスヒータ12を発熱させる場合
は、外部信号または外部よりの操作により電磁弁33、
35を制御して回収孔23bを閉鎖し、供給孔23dを
開放して、電動モータ1により駆動軸38を回転駆動さ
れると、発熱室28内でロータ39が回動する。そし
て、ワイセンベルク効果に発熱室28内のシリコンオイ
ルが中央域に集合するが、このシリコンオイルは回収孔
23bが閉鎖されているため、制御室CR内に回収され
ない。一方、供給孔23dが開放されているため、制御
室CR内のシリコンオイルが発熱室28に供給される。
このときシリコンオイルは供給溝23cに沿って発熱室
28外周側へ向けて供給されるとともに、ロータ39に
形成された連通孔39aによりロータ39前後に均等に
充填供給される。そして、ロータ39の回転により、シ
リコンオイルが発熱室28の壁面とロータ39の外面と
の間で剪断されて発熱し、これにより放熱室FW,RW
内を循環する温水が加熱されて、車室の空調ユニット1
1内に設置されたヒータコア13に供給される。
【0022】また、このビスカスヒータ12を発熱させ
ない場合は、外部信号または外部よりの操作により電磁
弁33、35を制御して回収孔23bを開放し、供給孔
23dを閉鎖する。このように制御すると、電動モータ
1により駆動軸38が回転駆動された場合、供給孔23
dが閉鎖されているため、制御室CR内のシリコンオイ
ルは発熱室28内へは供給されない。一方、発熱室28
内のシリコンオイルはワイセンベルク効果によりロータ
39の中央域に集められ、回収孔23bより制御室CR
内へ回収される。このため、発熱室28内のシリコンオ
イルが減少し、発熱量が無視される程度に減少し、ま
た、電動モータ1の負荷も減少する。従って、上記ビス
カスヒータ12においては、外部信号または外部よりの
操作により前記電磁弁33、35を操作し、この操作に
より回収孔23b、供給孔23dを開閉制御することが
別置きの電磁クラッチ手段のON/OFF制御に相当す
る。
【0023】以上のごとく構成された冷暖房装置の冷房
運転について説明する。この場合は、外部信号または外
部よりの操作により、クラッチレス圧縮機2を前述のO
N状態として電動モータ1を運転する。また、能力可変
型ビスカスヒータ12の電磁弁33、35を制御して回
収孔23bを開放し、供給孔23dを閉鎖して、発熱室
28内のシリコンオイルを減少させて発熱量を無視し得
る程度とする。このように制御することにより、クラッ
チレス圧縮機2から吐出された高圧冷媒は、凝縮器3で
液化され、受液器4および膨張弁5を介して蒸発器6に
送られる。このとき切換ダンパ11bは図示位置にあ
り、車室内空気はファン11aにより蒸発器6を介して
循環されているため、この車室内空気は蒸発器6で冷却
される。逆に、冷媒自身は車室内空気により加熱され、
蒸発気化してクラッチレス圧縮機2に返戻する。
【0024】次に、上記冷暖房装置の暖房運転について
説明する。この場合は、外部信号または外部よりの操作
により、クラッチレス圧縮機2を前述のOFF状態とす
る。また、能力可変型ビスカスヒータ12の電磁弁3
3、35を制御して回収孔23bを閉鎖し、供給孔23
dを開放する。これにより、制御室CR内のシリコンオ
イルを発熱室28に供給して発熱可能とし、電動モータ
1を運転する。また、空調ユニット11内の切換ダンパ
11bを図示点線に従って回動させて置く。電動モータ
1の運転に伴いビスカスヒータ12及び温水ポンプ15
が運転される。従って、温水ポンプ15により、温水が
ビスカスヒータ12、ヒータコア13、電動モータ10
のハウジングに形成された熱交換器14、温水ポンプ1
5、ビスカスヒータ12の経路の暖房回路内を循環す
る。これにより、循環する温水は、熱交換器14におい
て車両用電動モータ10を冷却し、温水自身は予熱さ
れ、更に、ビスカスヒータ12の発熱室28における発
熱作用により十分に加熱されてヒータコア13に供給さ
れる。一方、車室内空気は空調ユニット11内に設置さ
れたヒータコア13を流通することにより加熱される。
【0025】本実施の形態の冷暖房装置は、以上のごと
く構成され運転されるので、冷房用電動モータと暖房用
電動モータとが兼用され、従来のように別個に専用の電
動モータを備えていたものと比較すると、機器搭載スペ
ースが節約され、これにより重量が軽減され、コストが
低減される。圧縮機2及び発熱器(ビスカスヒータ1
2)をクラッチレスタイプとしたので、圧縮機2と電動
モータ1との間、および、発熱器12と電動モータ1と
の間に、殊更に動力伝達離脱機構として別置きのクラッ
チ手段を設ける必要がなく、この点からも、機器搭載ス
ペースの節約、重量の軽減、コスト低減を行うことがで
きる。また、暖房時、車両駆動用電動モータ10の発熱
が暖房能力として加えられるので、暖房効果が向上す
る。更に、車両駆動用電動モータ10は冷却されるの
で、この電動モータ10の効率も向上する。
【0026】尚、上記実施の形態についての変形例とし
て、圧縮機及び発熱器の少なくとも一方をクラッチレス
でないものとし、電動モータ1との間に電磁クラッチな
どの駆動用クラッチ手段を配置し、このクラッチ手段を
外部または外部よりの操作により脱着可能としてもよ
い。このように構成したものも、従来のものに比較する
と(前記実施の形態のものよりは劣るが)、冷房装置用
電動モータと暖房装置用電動モータとが兼用されるた
め、機器搭載スペースの節約、重量の軽減、コスト低減
を行うことができる。
【0027】また、他の変形例として、前述した能力可
変型ビスカスヒータ12に使用されている回収孔23b
を開閉する電磁弁33を省略してもよい。この場合、ヒ
ータONの状態では回収孔23bと供給孔23dとが開
放し、シリコンオイルが制御室CRから供給孔23dを
介して発熱室28に供給されるとともに、回収孔23b
を介して制御室CRに回収されることになる。これによ
りシリコンオイルは制御室CRと発熱室28との間で循
環し、一部のシリコンオイルが長時間の剪断作用を受け
ずに済み、シリコンオイルの早期劣化を防止できる。ヒ
ータOFFの場合には前述した実施の形態と同様であ
る。
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、次のような効果を奏する。請求項1〜3記載の発明
によれば、冷房装置用電動モータと暖房装置用電動モー
タとを兼用させて一つとすることができるので、スペー
ス節減、重量軽減、コスト軽減が図れる。また、請求項
2および請求項3の発明によれば、電動モータと圧縮機
あるいは発熱器との間に電磁クラッチ等の専用のクラッ
チ手段を設ける必要がなく、より一層のスペース節減、
重量軽減、コスト軽減を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の形態について、概略の冷媒回路
および機器配置を示す説明図である。
【図2】 本発明実施の形態についてのクラッチレス発
熱器の具体的構造を示す断面図である。
【図3】 本発明実施の形態に使用する公知のクラッチ
レス圧縮機の概略を説明するための断面図である。
【図4】 従来の電気自動車用冷暖房装置の概略の機器
配置を示す説明図である。
【符号の説明】
1…電動モータ(冷暖房用)、2…クラッチレス圧縮
機、3…凝縮器、5…膨張弁、6…蒸発器、10…車両
駆動用電動モータ、11…空調ユニット、11b…切換
ダンパ、12…ビスカスヒータ(発熱器)、13…ヒー
タコア、14…熱交換器、15…温水ポンプ、ER…エ
ンジンルーム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両駆動用モータとは独立した電動モー
    タと、該電動モータに作動連結される圧縮機と、前記電
    動モータと圧縮機との間に介在される圧縮機用クラッチ
    手段と、前記電動モータに連結される発熱器と、前記電
    動モータと発熱器との間に介在される発熱器用クラッチ
    手段とを具備したことを特徴とする電気自動車用冷暖房
    装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機は、最大吐出容量と最小吐出
    容量との間で制御可能な容量可変機構を備え、該容量可
    変機構は外部指令に基づき制御可能であるとともに圧縮
    機用クラッチ手段を兼用し、圧縮機の停止指令により最
    小吐出容量とされるクラッチレス圧縮機であることを特
    徴とする請求項1記載の電気自動車用冷暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱器は、粘性流体が充填される発
    熱室と、発熱室外周に設けられた熱交換媒体が循環する
    放熱室と、発熱室内で回転駆動されて粘性流体を剪断発
    熱させるロータと、発熱室に連通孔を介して連通し、粘
    性流体を貯留する制御室と、外部指令に基づいて前記連
    通孔を開閉して発熱室内の粘性流体量を調整する調整手
    段を備え、該調整手段が発熱器用クラッチ手段を兼用す
    る能力可変型ビスカスヒータであることを特徴とする請
    求項1記載の電気自動車用冷暖房装置。
JP14612998A 1998-05-27 1998-05-27 電気自動車用冷暖房装置 Pending JPH11334349A (ja)

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