JPH11334318A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH11334318A JPH11334318A JP10146889A JP14688998A JPH11334318A JP H11334318 A JPH11334318 A JP H11334318A JP 10146889 A JP10146889 A JP 10146889A JP 14688998 A JP14688998 A JP 14688998A JP H11334318 A JPH11334318 A JP H11334318A
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Abstract
ドライ路面での旋回性能の両機能を共に向上させるよう
にした空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッドの溝面積比率を32〜36%に
すると共に、最外側に位置する左右の主溝2、2によっ
て区分されるトレッド中央域Aの幅aをタイヤ接地幅T
に対して0.58〜0.62とし、前記トレッド中央域
Aの溝面積をトレッド全溝面積に対して0.41〜0.
47の構成とする。
Description
関し、さらに詳しくは、雪上性能と氷上性能とを両立さ
せた空気入りスタッドレスタイヤに関する。
イヤは、雪上路面と氷上路面の走行の両方に適するよう
にトレッド面に多数のブロックからなるブロックパター
ンを設けている。このような空気入りスタッドレスタイ
ヤは、一般に雪上性能と氷上性能とがバランスするよう
にトレッドの溝面積比率は、30〜50%の範囲になっ
ている。しかし、このような溝面積比率の範囲のなか
で、溝面積比率を下限に近い小さな領域に設定して氷上
性能を向上させると、雪上性能が低下し、逆に溝面積比
率の上限に近い大きい領域に設定して雪上性能を向上さ
せようとすると氷上性能の低下を招くだけでなく、ブロ
ック剛性の低下によりドライ路面における旋回性能が低
下するという問題があった。
性能を低下させることなく、雪上性能とドライ路面での
旋回性能の両機能を共に向上させるようにした空気入り
タイヤ、特にスタッドレスタイヤを提供することにあ
る。
の本発明は、トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数本
の主溝と該主溝と交差してタイヤ幅方向に延びる複数本
の横溝とによって区分された多数のブロックを形成した
空気入りタイヤにおいて、前記トレッドの溝面積比率を
32〜36%にすると共に、最外側に位置する左右の主
溝によって区分されるトレッド中央域の幅をタイヤ接地
幅に対して0.58〜0.62とし、前記トレッド中央
域の溝面積をトレッド全溝面積に対して0.41〜0.
47にしたことを特徴とするものである。
ッド面の溝面積比率を従来の一般的な範囲の下限域に近
い32〜36%にしたことにより、氷上性能について従
来の水準を維持することができる。また、トレッドの全
溝面積に対してトレッド中央域の溝面積の割合を低く、
ショルダー域を高くしたことにより、雪上性能とドライ
路面における旋回性能を向上することができる。
接地面積に対する該接地面積内の溝面積が占める比率を
いう。トレッド接地面積とは、JATMA規定の標準空
気圧で最大荷重の80%を負荷した状態で接地したとき
トレッドが路面に占める面積をいう。溝面積は主溝や横
溝による合計面積をいい、ブロックに設けたサイプは含
まないものとする。
いて本発明を具体的に説明する。図1は、本発明が空気
入りスタッドレスタイヤである場合の例を示すトレッド
パターンを示す。トレッド面1には、タイヤ周方向に延
びる複数本の主溝2、3とこれらを横切る多数の横溝
7、8が設けられ、これら主溝2、3と横溝7、8とに
よって多数のブロック4、5が形成されている。また、
それぞれのブロック4、5にはタイヤ幅方向に延びる複
数本のサイプ6が設けられている。
る左右の主溝2、2は幅広に形成され、これらの内側に
位置する主溝3は幅狭に形成されている。同様にショル
ダー部に位置する横溝7は幅広に形成されるのに対し、
中央域の横溝8は幅狭に形成されている。本発明のタイ
ヤは、上述した構成において、溝面積比率が32〜36
%に設定されている。このように溝面積比率を従来の一
般的な範囲の下限領域に設定したことにより、氷上性能
を従来タイヤのレベルから低下しないように維持するこ
とができる。溝面積比率が、32%未満では下記に述べ
るような雪上性能の向上対策を講じても雪上性能を向上
することは困難になり、また36%超では本発明の目的
とする氷上性能を維持することができない。
左右主溝2、2によってトレッド中央域Aと左右のショ
ルダー域Bとに区分するとき、トレッド中央域Aの幅a
がタイヤ接地幅Tに対して0.58〜0.62の大きさ
であると共に、このトレッド中央域Aの溝面積がトレッ
ド全溝面積に対して0.41〜0.47の範囲になるよ
うに設定されている。すなわち、ショルダー域Bでは溝
面積の比率が高いのに対し、トレッド中央域Aでは低く
なっているのが特徴である。
トレッド中央域Aに比べて大きくしたことにより、雪上
性能を向上し、またトレッド中央域Aの溝面積比率を小
さく、ブロック剛性を増大したことによりドライ路面で
の旋回性能を向上するようにしている。トレッド中央域
Aの幅aのタイヤ接地幅Tに対する比a/Tが0.58
未満では雪上性能と共に、ドライ路面での旋回性能を上
げることは難しくなり、また、0.62超では雪上性能
が低下してしまう。
ド全溝面積に対する比が0.41未満では、氷上性能は
維持できるが、ショルダー域Bにおけるブロック剛性が
低くなりすぎて雪上性能が低下する。また、0.47超
ではトレッド中央域Aのブロックの面積が減少して、氷
上性能が低下する。また、ブロック剛性が低下してドラ
イ路面における旋回時の操縦安定性が低下する。
て適用される場合に好適であるが、スタッドレスタイヤ
以外にも適用できることは勿論である。
レッドパターンを図1にすると共に、溝面積比率を35
%、トレッド中央域Aの幅aのタイヤ接地幅Tに対する
比a/Tを0.6とする点を互いに同一にし、トレッド
中央域Aの溝面積のトレッド全溝面積に対する比を表1
のように異ならせた本発明タイヤと比較タイヤ1、2を
製作した。
験方法により、雪上性能、氷上性能およびドライ路面に
おける旋回性能の評価を行った。結果は表1のとおりで
あった。
に規定されている方法に準じて、試験タイヤを15×7
JJのリムにリム組みし、200kPaの空気圧を充填
して排気量3500ccの車両に装着し、前輪に100
0kg、後輪に1000kgの荷重を負荷した積載条件
で、雪路上及び氷路上でそれぞれ40km/hの速度か
ら急ブレーキをかけたときの制動距離を測定した。
較タイヤ1の測定値を100とする指数で示した。この
指数値が大きいほど雪上、氷上性能が優れていることを
意味する。
周路において、速度40,60,80km/hでの旋回
性能をパネラーによるフィーリングにて評価した。評価
結果は比較タイヤ1を100とする指数で示した。この
指数値が大きいほど旋回性能が優れていることを意味す
る。
積のトレッド全溝面積に対する比を0.45とした本発
明タイヤは、本発明の範囲外の比較タイヤ1に比べて氷
上性能を維持して、雪上性能とドライ路面における旋回
性能が向上していることが分かる。しかし、トレッド中
央域Aの溝面積の比が0.50の比較タイヤ2は雪上性
能やドライ路面旋回性能は向上するが、氷上性能が低下
してしまっている。
ヤによれば、ブロックパターンを設けたトレッド面の溝
面積比率を従来の一般的な範囲の下限域に近い32〜3
6%にしたことにより、氷上性能について従来の水準を
維持することができる。また、トレッドの全溝面積に対
してトレッド中央域の溝面積の割合を低く、ショルダー
域を高くしたことにより、雪上性能とドライ路面におけ
る旋回性能を向上することができる。
パターンの平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数
本の主溝と該主溝と交差してタイヤ幅方向に延びる複数
本の横溝とによって区分された多数のブロックを形成し
た空気入りタイヤにおいて、 前記トレッドの溝面積比率を32〜36%にすると共
に、最外側に位置する左右の主溝によって区分されるト
レッド中央域の幅をタイヤ接地幅に対して0.58〜
0.62とし、前記トレッド中央域の溝面積をトレッド
全溝面積に対して0.41〜0.47にした空気入りタ
イヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14688998A JP3811572B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14688998A JP3811572B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334318A true JPH11334318A (ja) | 1999-12-07 |
JP3811572B2 JP3811572B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=15417876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14688998A Expired - Fee Related JP3811572B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3811572B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186053A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2010260405A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2013154654A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
US20150251500A1 (en) * | 2012-11-19 | 2015-09-10 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Pneumatic vehicle tire |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP14688998A patent/JP3811572B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186053A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2010260405A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2013154654A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
US20150251500A1 (en) * | 2012-11-19 | 2015-09-10 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Pneumatic vehicle tire |
US9969224B2 (en) * | 2012-11-19 | 2018-05-15 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Pneumatic vehicle tire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3811572B2 (ja) | 2006-08-23 |
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