JPH11333326A - 遠心分離機 - Google Patents

遠心分離機

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JPH11333326A
JPH11333326A JP10164193A JP16419398A JPH11333326A JP H11333326 A JPH11333326 A JP H11333326A JP 10164193 A JP10164193 A JP 10164193A JP 16419398 A JP16419398 A JP 16419398A JP H11333326 A JPH11333326 A JP H11333326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
sample
centrifugal separator
heat
centrifuge
Prior art date
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Pending
Application number
JP10164193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Toyama
正美 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMMY SEIKO KK
Original Assignee
TOMMY SEIKO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOMMY SEIKO KK filed Critical TOMMY SEIKO KK
Priority to JP10164193A priority Critical patent/JPH11333326A/ja
Publication of JPH11333326A publication Critical patent/JPH11333326A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B15/00Other accessories for centrifuges
    • B04B15/02Other accessories for centrifuges for cooling, heating, or heat insulating

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  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料の温度管理を熱効率よく、かつ精度よく
行うことができる遠心分離機を提供すること。 【解決手段】 ロータに加熱手段または冷却手段を直接
配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心分離機に関す
るもので、詳しくは、試料の温度管理に適した遠心分離
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、遠心分離機の使用が遺伝子工
学分野において増大している。このような分野で使用さ
れる遠心分離機では、細胞等の生体を扱うため試料の温
度管理が必須となる。例えば、細胞分画法の場合には、
遠心分離をしている間にモータから伝達される熱および
ロータと雰囲気との摩擦で熱が生じて、その熱で細胞小
器官やその成分が変性してしまう虞がある。そこで、こ
のような場合には、遠心室内を4〜18℃に冷却する必
要がある。
【0003】図3は、試料の温度管理が可能な従来の遠
心分離機を示している。この遠心分離機では、遠心室2
0を画成するケース21の外周に冷却管22を巻いて蒸
発器とし、該冷却管22の一端部をコンプレッサ23,
コンデンサ24,キャピラリチューブ25を介して他端
部に接続して冷却系を構成している。そして、この遠心
分離機では、コンプレッサ23を駆動することによって
系内の冷媒を循環させて遠心室20内を冷房する。ま
た、この遠心分離機では、遠心室20内に温度センサ2
6を臨ませ、該温度センサ26を温度制御器27に接続
するとともに、試料温度設定器28を温度制御器27に
接続している。そして、温度制御器27において温度セ
ンサ26からの検出値と試料温度設定器28で予め設定
した温度設定値とを比較し、その演算結果に基づいてコ
ンプレッサ23を駆動し、または停止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記遠心分
離機では、上記ケース21に冷却管22の冷熱を伝導
し、該ケース21を介して遠心室20内の雰囲気を冷却
し、該雰囲気によってロータ29および試料を収容した
チューブを冷却している。したがって、試料の温度制御
の応答性が悪く、また冷却効率も余り高くない。なお、
試料を加熱する必要がある場合には、上記冷却系を停止
し、ロータ29の回転による発熱を利用して昇温させて
いる。しかし、この場合には温度上昇に限界があり、必
要な温度が得られないことがあり、しかもロータ29が
回転していないときには期待できない。
【0005】そこで、本発明の目的は、試料の温度管理
を熱効率よく、かつ精度よく行うことができる遠心分離
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の遠心
分離機では、ロータに加熱手段または冷却手段を直接配
設している。
【0007】この発明の遠心分離機では、ロータが直接
加熱または冷却され、その熱が該ロータからチューブ等
を介して試料に伝達されるので、試料への熱伝達効率が
よく、応答性がよい。
【0008】さらに、本発明の請求項2の遠心機では、
請求項1において、加熱手段または冷却手段としてペル
チェ素子を使用している。
【0009】この発明の遠心分離機では、ペルチェ素子
に電流を供給すればよいので、構造が単純で重量の増加
または体積の増大も殆どなく、コンパクトなロータを実
現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の遠心
分離機を示している。この遠心分離機は、ハウジング1
の上面に開口1aを有し、高さ方向中間内部にフランジ
2を有している。該フランジ2にはモータ3がゴム等の
弾性体4を介して設置されており、該モータ3の軸3a
には円盤状のロータ5が着脱自在に配設されている。こ
のロータ5は断面が略円錐台形をしており、その上面周
縁にチューブ等の保持用孔5aが形成されている。
【0011】また、ハウジング1のフランジ2上には、
上記ロータ5を囲繞して遠心室6を画成する筒状のケー
シング7が台座8を介して配設されている。さらに、ハ
ウジング1の開口1aの周縁には環状のパッキン9が配
設され、該パッキン9を介して、開口1aを閉塞する蓋
10が配置されている。
【0012】以上の構成は、従来の遠心分離機と同様で
あるが、図示した本発明の遠心分離機では、ロータ4の
底面に該ロータ5の中心から所定半径の円形凹部11を
形成し、該凹部11に複数個(実施の形態では4個)の
ペルチェ素子12を貼設するとともに、該凹部11の中
心部に2つの環状導体13,14を同心状に貼設してい
る。そして、ペルチェ素子12の一方の端子(例えば、
+端子)12aを環状導体13に接続し、他方の端子
(例えば、−端子)12bを環状導体14に接続させて
いる。一方、ハウジング1(図1ではモータ3のケーシ
ング)には、接触子(ブラシ)15,16が立設されて
おり、それらの接触子15,16が上記環状導体13,
14に接触している。そして、ペルチェ素子12の各端
子12a,12bは、環状導体13,14、接触子1
5,16、リード線17,18を介してコントローラ1
9に接続されている。
【0013】このように構成された遠心分離機では、コ
ントローラ19によって設定された電流がリード線1
7,18、接触子15,16、環状導体13,14、端
子12a,12bを介してペルチェ素子12に供給され
る。したがって、ロータ5はペルチェ素子12によって
冷却または加熱され、ロータ5を介して試料を収容した
各チューブ(図示せず)が冷却または加熱される。例え
ば、ペルチェ素子12に一方の端子12aから他方の端
子12bに流れる電流を供給すると、該ペルチェ素子1
2のロータ5に接触している側の面が冷却され、ロータ
5の熱を奪う。その熱はペルチェ素子12の反対側の面
に運ばれ、そこで放熱される。また、ペルチェ素子12
に他方の端子12bから一方の端子12aに流れる電流
を供給すると、該ペルチェ素子12のロータ5に接触し
ている側の面が加熱され、反対側の面が冷却される。し
たがって、この場合にはロータ5は加熱される。
【0014】このようにして、ペルチェ素子12のロー
タ5と反対側の面が冷却または加熱されると、その熱は
遠心室6の雰囲気と熱交換される。ペルチェ素子12が
ポンプと同様に機能してロータ5を加熱または冷却す
る。なお、ペルチェ素子12ロータ5と反対側の面と遠
心室6の雰囲気との熱交換効率を高めるために、遠心室
6は外気等を取り入れるなどして一定の温度に維持する
ことが好ましい。
【0015】なお、上記した遠心分離機は、試料を単に
遠心分離するだけでなく、遠心濃縮機としても使用され
る。遠心濃縮機は、試料内の不要な溶媒を蒸発させるた
めに使用されるもので、遠心室6を真空にして液体の沸
点を下げ、それによって不要な溶媒を蒸発させる。その
際、試料が試験管から突沸するのを防止するために、試
料に遠心力を作用させる。このような遠心濃縮機では、
気化熱で試料が凍る虞があるため試料を適宜な温度、例
えば60℃程度に維持する必要がある。従来では、赤外
線ヒータの放射熱で試料を加熱しているが、本発明の遠
心分離機によれば、ロータ5を介して試料を直接加熱す
ることができる。
【0016】
【発明の効果】上記したように、請求項1の本発明に係
る遠心分離機では、ロータに加熱手段または冷却手段を
直接配設しているので、ロータが直接加熱または冷却さ
れ、その熱が該ロータからチューブ等を介して試料に伝
達されるので、試料への熱伝達効率がよく、応答性もよ
い。
【0017】さらに、請求項2の本発明の遠心機では、
加熱手段または冷却手段としてペルチェ素子を使用して
いるので、該ペルチェ素子に電流を供給するだけでよ
く、したがって構造が単純で重量の増加または体積の増
大も殆どなく、コンパクトなロータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠心分離機の一実施の形態を示し
た断面図である。
【図2】図1に示した遠心分離機におけるロータの底面
図である。
【図3】冷却手段を備えた従来の遠心分離機を示した概
念的な断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 開口 2 フランジ 3 モータ 3a 駆動軸 4 弾性体 5 ロータ 5a チューブ収容孔 6 遠心室 7 筒状ケーシング 8 台座 9 パッキン 10 蓋 11 凹部 12 ペルチェ素子 13,14 環状導体 15,16 接触子 17,18 リード線 19 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータに加熱手段または冷却手段を直接
    配設したことを特徴とする遠心分離機。
  2. 【請求項2】 加熱手段または冷却手段としてペルチェ
    素子を使用したことを特徴とする請求項1に記載の遠心
    分離機。
JP10164193A 1998-05-28 1998-05-28 遠心分離機 Pending JPH11333326A (ja)

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JP10164193A JPH11333326A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 遠心分離機

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JP10164193A JPH11333326A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 遠心分離機

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JPH11333326A true JPH11333326A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15788459

Family Applications (1)

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JP10164193A Pending JPH11333326A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 遠心分離機

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