JPH11331858A - 画像信号処理装置およびプログラムを記録した媒体 - Google Patents

画像信号処理装置およびプログラムを記録した媒体

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JPH11331858A
JPH11331858A JP10133360A JP13336098A JPH11331858A JP H11331858 A JPH11331858 A JP H11331858A JP 10133360 A JP10133360 A JP 10133360A JP 13336098 A JP13336098 A JP 13336098A JP H11331858 A JPH11331858 A JP H11331858A
Authority
JP
Japan
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signal
edge
pixel
red
blue
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10133360A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Kawamura
佳津男 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Microdevices Co Ltd, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fujifilm Microdevices Co Ltd
Priority to JP10133360A priority Critical patent/JPH11331858A/ja
Publication of JPH11331858A publication Critical patent/JPH11331858A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を構成する色信号の補間精度を向上させ
ることができる画像信号処理技術を提供することを課題
とする。 【解決手段】 少なくとも1次元の画素列の一部の画素
の緑信号及び他の画素の赤信号又は青信号を取得する色
信号取得手段と、画素列の画素間で補間を行うことによ
り全画素の緑信号を得る緑信号補間手段と、画素列にお
いて同一画素の赤信号と緑信号の差分を赤色差信号とし
て求め、同一画素の青信号と緑信号の差分を青色差信号
として求める第1の変換手段と、第1の変換手段により
変換される赤色差信号及び青色差信号をそれぞれ前記画
素列の画素間で補間する色差信号補間手段と、色差信号
補間手段により補間される赤色差信号及び青色差信号に
それぞれ同一画素の緑信号を加算することにより赤信号
及び青信号を求める第2の変換手段とを有する画像信号
処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号の処理技
術に関し、特に画像信号の補間を行う画像信号処理技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】図11(A)は、電荷結合素子(CC
D)カメラにより撮像された画像データの一部を示す。
画像データは、赤(R)信号と緑(G)信号と青(B)
信号とから構成される。3枚板式センサは、R信号とG
信号とB信号の3枚のセンサから構成される。一方、図
11(A)に示す単板式センサは、1枚のセンサ上に
R,G,B信号が配列されている。その配列は、種々の
ものがある。図11(A)はベイヤ配列の例を示す。ベ
イヤ配列では、ある行(横配列)はR信号とG信号とが
交互に配列されており、その次の行はG信号とB信号と
が交互に配列されている。つまり、R,G信号の行と
G,B信号の行とが交互に並ぶ。
【0003】図11(A)は、画像データ内に含まれる
3×3の画像データを示す。R信号の画素は、3×3ユ
ニット内の4隅の4画素である。その他の画素位置で
は、R信号が得られないので、補間により求める必要が
ある。G1信号が位置する画素におけるR信号を求める
には、左右両隣の2画素のR信号を平均化することによ
り補間する。G4信号が位置する画素におけるR信号も
同様にして補間する。G2信号及びG3信号が位置する
画素におけるR信号は、それぞれ上下両隣の2画素のR
信号を平均化することにより補間する。B信号が位置す
る画素におけるR信号は、斜め方向に隣接する4画素
(3×3ユニットの4隅の4画素)のR信号を平均化す
ることにより補間する。以上は、R信号の補間方法を示
したが、B信号も同様の補間を行う。
【0004】次に、G信号の補間を示す。ユニット内の
中央の画素は、B信号である。この画素は、G信号の情
報がないので、G信号を補間により求める必要がある。
中央の画素のG信号をGc信号とする。Gc信号は、以
下の平均化処理により求めることができる。
【0005】 Gc=(G1+G2+G3+G4)/4 ・・・(1) ここで、G1,G2,G3,G4信号は、それぞれGc
信号の画素に隣接する4画素のG信号である。
【0006】図11(B)は、1本の横エッジを含む3
×3の画像データを示す。この画像データの場合、上記
の4画素平均により中央画素のGc信号を求めると、横
エッジがぼやけてしまい、好ましくない。そこで、横エ
ッジを含む画像データの場合は、以下の式により、Gc
信号を求める。
【0007】 Gc=(G2+G3)/2 ・・・(2)
【0008】3×3の画像データが横エッジを含むか否
かの判断方法を示す。画像データがエッジを含む場合に
おいて、以下の条件式を満たす場合は、画像データが横
エッジを含むものと判断する。
【0009】 |G1−G4|>|G2−G3| ・・・(3)
【0010】図11(C)は、1本の縦エッジを含む3
×3の画像データを示す。この画像データの場合も、上
記の4画素平均により中央画素のGc信号を求めると、
縦エッジがぼやけてしまい、好ましくない。縦エッジを
含む画像データの場合は、以下の式により、Gc信号を
求める。
【0011】 Gc=(G1+G4)/2 ・・・(4)
【0012】3×3の画像データが縦エッジを含むか否
かの判断方法を示す。画像データがエッジを含む場合に
おいて、以下の条件式を満たす場合は、画像データが縦
エッジを含むものと判断する。
【0013】 |G1−G4|<|G2−G3| ・・・(5)
【0014】図11(B)、(C)は、いずれも画像デ
ータが1本のエッジを含むものである。その場合は、上
記の方法によりGc信号を求めることにより、エッジの
解像度を維持することができる。
【0015】図11(D)は、2本の横エッジを含む3
×3の画像データを示す。2本の横エッジは、第1行と
第2行の間の横エッジと第2行と第3行の間の横エッジ
を指すものとする。この画像データは、上記の条件式
(3)と(5)を用いても、横エッジかあるいは縦エッ
ジかを判断することができない。具体的には、|G1−
G4|=|G2−G3|となり、条件式(3)と(5)
のいずれをも満足しない。
【0016】この場合、条件式(3)と(5)のいずれ
をも満足しないからといって、上式(1)により、Gc
信号を求めることは適切ではない。つまり、この場合
は、画像データに横エッジが含まれると判断し、上式
(2)により、Gc信号を求めることが好ましい。仮
に、Gc信号を式(1)により求めると、第2行を構成
する1ライン中で、Gc信号のみが他とは異なる値にな
ってしまう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】G信号は、輝度成分を
多く含むため、解像度に大きく影響する。G信号の補間
精度を向上させれば、画像の解像度を向上させることが
できる。その理由から、G信号の補間を行う際には、上
記のように、エッジの方向に応じて適切な補間を行って
いる。
【0018】一方、R信号及びB信号は、解像度への影
響が小さいため、単純な補間方法で十分とされていた。
すなわち、隣接する画素間で単純平均することにより、
R信号及びB信号の補間を行っていた。
【0019】しかし、G信号の補間精度が向上すると、
相対的にR信号及びB信号の補間精度が低下してしま
う。つまり、G信号及びR,B信号のバランスが崩れて
しまう。G信号の補間精度のみを向上させても、画質の
向上に限界がある。G信号の補間精度を向上させるだけ
ではなく、R信号及びB信号の補間精度をも向上させな
ければ、画質の向上は望めない。
【0020】本発明の目的は、画像を構成する色信号の
補間精度を向上させることができる画像信号処理技術を
提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、少なくとも1次元の画素列の一部の画素の緑信号及
び他の画素の赤信号又は青信号を取得する色信号取得手
段と、前記画素列の画素間で補間を行うことにより全画
素の緑信号を得る緑信号補間手段と、前記画素列におい
て同一画素の赤信号と緑信号の差分を赤色差信号として
求め、同一画素の青信号と緑信号の差分を青色差信号と
して求める第1の変換手段と、前記第1の変換手段によ
り変換される赤色差信号及び青色差信号をそれぞれ前記
画素列の画素間で補間する色差信号補間手段と、前記色
差信号補間手段により補間される赤色差信号及び青色差
信号にそれぞれ同一画素の緑信号を加算することにより
赤信号及び青信号を求める第2の変換手段とを有する画
像信号処理装置が提供される。
【0022】赤信号及び青信号は、それぞれ色信号取得
手段により取得された赤信号及び青信号だけを用いて補
間するのではなく、緑信号をも用いて補間する。これに
より、補間精度を向上させることができる。当該緑信号
は、色信号取得手段により取得されたものだけではな
く、緑信号補間手段により補間されたものをも含んでい
てもよい。緑信号補間手段が緑信号を高精度で補間する
ことができれば、赤信号及び青信号も高精度で補間する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図2は、単板式電荷結合素子(C
CD)カメラにより撮像された画像データ1を示す。画
像データ1は、例えばVGA規格の画像であり、その大
きさは640×480画素である。
【0024】画像データ1は、単板のセンサ上にベイヤ
配列でR,G,B信号(原色)が配列されている。ベイ
ヤ配列では、ある行(横配列)はR信号とG信号とが交
互に配列されており、その次の行はG信号とB信号とが
交互に配列されている。つまり、R,G信号の行とG,
B信号の行とが交互に並ぶ。各R信号及び各B信号は、
上下左右をG信号で囲まれる。G信号は、輝度(Y)信
号との相関が強いため、解像度に大きな影響を与える。
ベイヤ配列は、解像度を低下させないために、G信号を
多く含む配列になっている。
【0025】画像データ1は、640×480画素のデ
ータを有するが、各画素はR,G,B信号のうちのいず
れか1つの色信号から構成される。各画素は、1色で構
成されるので、他の2色を補間する必要がある。その補
間を行うために、補間用の画像データ2を生成する。
【0026】画像データ2は、642×482の大きさ
を有する。画像データ2は、画像データ1を1まわり大
きくしたものである。すなわち、最上行L0、最下行L
481、最左列C0及び最右列C641を画像データ1
に付加して、画像データ2を生成する。
【0027】第0行(最上行)L0は第2行L2をコピ
ーしたものであり、第481行(最下行)L481は第
479行L479をコピーしたものである。第0列(最
左列)C0は第2列C2をコピーしたものであり、第6
41列(最右列)C641は第639列C639をコピ
ーしたものである。
【0028】画像データ2を任意の場所で3×3のブロ
ックに分割すると、4種類のブロックに分割され得る。
【0029】図3(A)〜(D)は、分割可能な4種類
の3×3のブロックを示す。各ブロックの中央の画素に
ついての色信号を補間する。
【0030】図3(A)は、中央の画素がB信号である
ので、中央画素のG信号とR信号とを補間により求め
る。R信号はG信号に比べ解像度への影響が小さいた
め、中央画素のR信号は平均化処理により求める。すな
わち、3×3のブロック内に存在する4つのR信号の平
均を、中央画素のR信号とする。G信号は解像度への影
響が大きいため、後に示す方法により、中央画素のG信
号を求める。
【0031】図3(B)は、中央の画素がG信号である
ので、中央画素のR信号とB信号とを補間により求め
る。R,B信号はG信号に比べ解像度への影響が小さい
ため、平均化処理により中央画素のR,B信号を求め
る。すなわち、中央画素のR信号は、3×3のブロック
内に存在する2つのR信号を平均することにより求め、
中央画素のB信号も、3×3のブロック内に存在する2
つのB信号を平均することにより求める。
【0032】図3(C)は、中央の画素がG信号である
ので、中央画素のR信号とB信号とを補間により求め
る。この場合も、図3(B)の場合と同様に、平均化処
理により中央画素のR,B信号を求める。
【0033】図3(D)は、中央の画素がR信号である
ので、中央画素のG信号とB信号とを補間により求め
る。B信号はG信号に比べ解像度への影響が小さいた
め、中央画素のB信号を平均化処理により求める。すな
わち、3×3のブロック内に存在する4つのB信号の平
均を、中央画素のB信号とする。G信号は解像度への影
響が大きいため、後に示す方法により、中央画素のG信
号を求める。
【0034】画像データ2(図2)において、3×3の
ブロック単位でラスタスキャンの順番で上記の補間処理
が行われる。すなわち、画像データ2の左上から右上の
方向へ順次ブロックを移動させて処理を行う。その次
に、1画素だけ下にずらして左端から右端へブロックを
移動させる。その後、同様な処理を繰り返し、最後に右
下隅のブロックの処理を行う。
【0035】なお、上記では、R信号及びB信号を平均
化処理により求める場合を説明したが、R信号及びB信
号の補間精度を高めるため、G信号の補間が終了した後
に、R信号及びB信号の補間を行ってもよい。その補間
方法を、後に図14〜図16を参照しながら説明する。
【0036】次に、図3(A)、(D)に示すブロック
の中央画素のG信号を求める方法を示す。
【0037】図4(A)は、図3(A)と図3(D)の
2つのブロックを便宜上、1つのブロックで表した図で
ある。
【0038】RB0,RB1,RB2,RB3,RB4
信号は、いずれもR信号又はB信号のいずれかを表す。
BR0信号は、中央画素の色信号である。G1信号は、
中央画素の上の画素のG信号である。G2信号は、中央
画素の左の画素のG信号である。G3信号は、中央画素
の右の画素のG信号である。G4信号は、中央画素の下
の画素のG信号である。
【0039】図4(B)は、図4(A)のブロックにつ
いてG信号のみを表したブロックの図である。Gc信号
は、中央画素のG信号であり、補間により求めるべき信
号である。
【0040】図5(A)〜(C)は、図4(B)に示す
ブロックのパターンの分類を示す。図5(A)は、1本
のエッジ(輪郭)を含むブロックのパターンPN1を示
す。パターンPN1は、中央画素が1本のエッジを形成
する。パターンPN1は、さらに、横エッジを含むブロ
ックのパターンPN1hと縦エッジを含むブロックのパ
ターンPN1vとに分類される。
【0041】横エッジパターンPN1hは、例えば、第
1行と第2行の間にエッジがあるブロックP11,P1
3、及び第2行と第3行の間にエッジがあるブロックP
12,P14を含む。横エッジパターンPN1hの場合
は、以下の式により、Gc信号を求める。
【0042】 Gc=(G2+G3)/2 ・・・(6)
【0043】縦エッジパターンPN1vは、例えば、第
1列と第2列の間にエッジがあるブロックP15,P1
7、及び第2列と第3列の間にエッジがあるブロックP
16,P18を含む。縦エッジパターンPN1vの場合
は、以下の式により、Gc信号を求める。
【0044】 Gc=(G1+G4)/2 ・・・(7)
【0045】図5(B)は、2本のエッジを含むブロッ
クのパターンPN2を示す。パターンPN2は、中央画
素が2本のエッジを形成する。パターンPN2は、横エ
ッジを含むブロックのパターンPN2hと縦エッジを含
むブロックのパターンPN2vとに分類される。
【0046】横エッジパターンPN2hは、例えば、第
1行と第2行との間のエッジ及び第2行と第3行との間
のエッジを有するブロックP21,P22を含む。横エ
ッジパターンPN2hの場合には、上式(6)により、
Gc信号を求める。
【0047】縦エッジパターンPN2vは、例えば、第
1列と第2列との間のエッジ及び第2列と第3列との間
のエッジを有するブロックP25,P26を含む。縦エ
ッジパターンPN2vの場合は、上式(7)により、G
c信号を求める。
【0048】図5(C)は、エッジを含まないブロック
のパターンPN0を示す。パターンPN0は、中央画素
がエッジを形成しない。パターンPN0は、いわゆるコ
ントラストのないブロックであり、例えば、全画素がほ
ぼ同じ信号であるブロックP1,P2、及び少なくとG
1,G2,G3,G4信号がほぼ同じ信号であるブロッ
クP3,P4を含む。無エッジパターンPN0の場合に
は、以下の平均化処理によりGc信号を求める。
【0049】 Gc=(G1+G2+G3+G4)/4 ・・・(8)
【0050】次に、具体的にGc信号を補間する方法を
示す。
【0051】図1は、本発明の実施例によるGc信号の
処理方法を示すフローチャートである。
【0052】(1)第1の判定(ステップS1) ステップS1では、第1の判定を行う。第1の判定は、
対象ブロックが1本のエッジを含むブロックパターンP
N1に属するか否かを判定する。以下の条件式(9)を
満たす場合には、対象ブロックが1本のエッジを含むブ
ロックパターンPN1(図5(A))に属すると判定さ
れ、YESの矢印に従い、第2の判定(ステップS2)
へ進む。条件式(9)を満たさない場合には、対象ブロ
ックがブロックパターンPN2(図5(B))またはP
N0(図5(C))に属すると判定され、NOの矢印に
従い、第3の判定(ステップS3)へ進む。
【0053】 {(|G1−G4|>δ1 又は |G2−G3|>δ1) かつ ||G1−G4|−|G2−G3||>δ1} ・・・(9)
【0054】δ1はしきい値である。δ1を所定値以上
に設定することにより、|G1−G4|、|G2−G3
|、||G1−G4|−|G2−G3||がそれぞれ有
意な値を持つか否かを判断することができる。
【0055】しきい値δ1は、G1,G2,G3,G4
を基にした次式(10)の値が好ましい。
【0056】 δ1=α×(|G1−G2|+|G1−G3|+|G1−G4| +|G2−G3|+|G2−G4|+|G3−G4|) ・・・(10)
【0057】αとしては0.1程度が好ましい。このα
を調整することで、元データのノイズレベル等の影響を
ほとんど受けないように最適化させることが可能であ
る。
【0058】ただし、しきい値δ1があまりに小さな値
になるとノイズ成分の方が大きくなり、誤判定が増え
る。そこで、δ1にリミッターをかける。すなわち、δ
1がある数β以下になる時はδ1=βとする。G信号が
10ビット(210=1024)の場合には、この値βは
64程度が好ましい。
【0059】(2)第2の判定(ステップS2) ステップS2では、第2の判定を行う。第2の判定は、
対象ブロックに含まれるエッジが横エッジ又は縦エッジ
のいずれであるのかを判定する。以下の条件式(11)
を満たす場合には、対象ブロックが横エッジブロックパ
ターンPN1h(図5(A))に属すると判定され、横
エッジ処理(ステップS5)へ進む。条件式(11)を
満たさない場合には、以下の条件式(12)を満たすこ
とになり、対象ブロックが縦エッジブロックパターンP
N1v(図5(A))に属すると判定され、縦エッジ処
理(ステップS6)へ進む。
【0060】 |G1−G4|>|G2−G3| ・・・(11) |G1−G4|<|G2−G3| ・・・(12)
【0061】(3)第3の判定(ステップS3) ステップS3では、第3の判定を行う。第3の判定は、
対象ブロックが2本のエッジを含むブロックパターンP
N2に属するか否かを判定する。以下の条件式(13)
を満たす場合には、対象ブロックが2本のエッジを含む
ブロックパターンPN2(図5(B))に属すると判定
され、YESの矢印に従い、第4の判定(ステップS
4)へ進む。条件式(13)を満たさない場合には、対
象ブロックが無エッジブロックパターンPN0(図5
(C))に属すると判定され、NOの矢印に従い、無エ
ッジ処理(ステップS7)へ進む。
【0062】 ||G1+G4|−|G2+G3||>δ2 ・・・(13)
【0063】δ2はしきい値である。δ2を所定値以上
に設定することにより、||G1+G4|−|G2+G
3||が有意な値を持つか否かを判断することができ
る。
【0064】しきい値δ2は、しきい値δ1を基にした
次式(14)の値が好ましい。 δ2=γ×δ1 ・・・(14)
【0065】γとしては0.5程度が好ましい。このγ
を調整することで、元データのノイズレベル等の影響を
ほとんど受けないように最適化させることが可能であ
る。
【0066】(4)第4の判定(ステップS4) ステップS4では、第4の判定を行う。第4の判定は、
対象ブロックに含まれるエッジが横エッジ又は縦エッジ
のいずれであるのかを判定する。図6(A)に示すよう
に、対象ブロック11内において中央画素の左上のG’
信号を用いる。G’信号は、ブロック12において補間
により求められる信号である。ブロック12は、対象ブ
ロック12の左上のブロックである。ブロック12は、
対象ブロック11よりも前に処理されているので、対象
ブロック11の処理を行う際には、G’信号は既知の信
号である。
【0067】以下の条件式(15)を満たす場合には、
図6(B)に示すように、対象ブロックが横エッジブロ
ックパターンPN2h(図5(B))に属すると判定さ
れ、横エッジ処理(ステップS5)へ進む。条件式(1
5)を満たさず、かつ以下の条件式(16)を満たす場
合には、図6(C)に示すように、対象ブロックが縦エ
ッジブロックパターンPN2v(図5(B))に属する
と判定され、縦エッジ処理(ステップS6)へ進む。
【0068】 |G2−G’|>|G1−G’| ・・・(15) |G2−G’|<|G1−G’| ・・・(16)
【0069】なお、第1行の画素を求める際、左上にブ
ロックが存在しないので、上記の方法により判定するこ
とができないが、第1行の画素は1フレーム内の隅の画
素であるので、例え誤判定によりノイズが発生しても、
視覚上それほど気にならない。
【0070】また、中央画素の左上の画素のG’信号を
用いる代わりに、中央画素の右上の画素を用いてもよ
い。また、画像データの下から上の方向へ処理する場合
には、中央画素の左下又は右下の画素のG信号を用いて
もよい。
【0071】(5)横エッジ処理(ステップS5) ステップS5では、横エッジ処理を行う。すなわち、対
象ブロックのGc信号を、以下の式(17)により求
め、エラー補正処理(ステップS8)へ進む。
【0072】 Gc=(G2+G3)/2 ・・・(17)
【0073】さらに、図7(B)に示すように、当該ブ
ロックが横エッジパターンであることを示すため、横エ
ッジデータHRを記録する。図7(B)に示すエッジデ
ータ22は、図7(A)に示す画像データ21に対応す
るエッジデータである。エッジデータ22は、Gc信号
を求めたブロックのエッジデータである。画像データ2
1中の横エッジの部分は、エッジデータ22において横
エッジデータHRとして記録される。例えば、横エッジ
データHRを「+1」として記録する。
【0074】(6)縦エッジ処理(ステップS6) ステップS6では、縦エッジ処理を行う。すなわち、対
象ブロックのGc信号を、以下の式(18)により求
め、エラー補正処理(ステップS8)へ進む。
【0075】 Gc=(G1+G4)/2 ・・・(18)
【0076】さらに、エッジデータ22(図7(B))
において、当該ブロックが縦エッジパターンであること
を示すため、縦エッジデータVRを記録する。画像デー
タ21(図7(A))中の縦エッジの部分は、エッジデ
ータ22において縦エッジデータVRとして記録され
る。例えば、縦エッジデータVRを「−1」として記録
する。
【0077】(7)無エッジ処理(ステップS7) ステップS7では、無エッジ処理を行う。すなわち、対
象ブロックのGc信号を、以下の式(19)により求
め、エラー補正処理(ステップS8)へ進む。
【0078】 Gc=(G1+G2+G3+G4)/4 ・・・(19)
【0079】さらに、エッジデータ22(図7(B))
において、当該ブロックが無エッジパターンであること
を示すため、無エッジデータ(図示せず)を記録する。
例えば、無エッジデータを「0」として記録する。
【0080】(8)エラー補正処理(ステップS8) ステップS8では、エラー補正処理を行う。例えば、エ
ッジデータ22(図7(B))において、本来、縦エッ
ジデータVRであるべきところが、ノイズ等により誤っ
て横エッジデータHR’と判断されて記録されることが
ある。この横エッジデータHR’は、非常に目立つ補間
エラーとして画像データ中に現れる。すなわち、縦エッ
ジの線の中に1点だけ補間エラーが生じる。この補間エ
ラーは、画像データ中の数%程度であるが、消去するこ
とが好ましい。この補間エラーをなくすために、以下の
エラー補正処理を行う。
【0081】エッジデータ22を、図8に示す5×5の
ブロック23単位で処理する。ブロック23の横軸をX
軸とし、縦軸をY軸とする。座標(X,Y)に位置する
エッジデータEを、エッジデータE(X,Y)と表現す
る。エッジデータE(X,Y)は、Gc信号を求めた画
素の位置に生成される。
【0082】エッジデータE(0,0)は、ブロック2
3の中央のエッジデータである。エラー補正処理によ
り、エッジデータE(0,0)に誤りがあれば、その補
正を行う。
【0083】まず、式(20)により、E(0,0)の
周囲の8つのデータを加算し、値RDを求める。
【0084】 RD=E(1,1)+E(1,−1)+E(−1,1)+E(−1,−1) +E(2,0)+E(0, 2)+E(−2,0)+E(0,−2) ・・・(20)
【0085】エッジデータEは、上記のように、横エッ
ジデータHRのときに「+1」で表され、横エッジデー
タVRのときに「−1」で表され、無エッジデータのと
きに「0」で表される。
【0086】周囲の8つのデータ中で、横エッジデータ
HRが多く含まれている場合には値RDが正値になり、
縦エッジデータVRが多く含まれている場合には値RD
が負値になる。
【0087】次に、対象エッジデータE(0,0)と上
記の値RDを比較する。データE(0,0)が「−1」
(縦エッジ)であるのに、値RDが正値(横エッジ)で
あるときには、データE(0,0)を「+1」(横エッ
ジ)に補正し、Gc信号を横エッジ処理(ステップS
5)により求め直す。すなわち、周囲の大部分が横エッ
ジであるので、データE(0,0)を横エッジに補正す
る。
【0088】一方、データE(0,0)が「+1」(横
エッジ)であるのに、値RDが負値(縦エッジ)である
ときには、データE(0,0)を「−1」(縦エッジ)
に補正し、Gc信号を縦エッジ処理(ステップS6)に
より求め直す。すなわち、周囲の大部分が縦エッジであ
るので、データE(0,0)を縦エッジに補正する。
【0089】なお、データE(0,0)が「0」(無エ
ッジ)であるときには、値RDにかかわらず、補正を行
わない。データE(0,0)が「0」であるときには、
エラーを含んでいる確率が少ないこと、及びエラーを含
んでいるときでも目立つノイズにはならないことの理由
から、補正を行う必要性は少ない。
【0090】画像データがノイズを含んでいる場合で
も、上記のエラー補正処理を行うことにより、正しいエ
ッジ方向を再判定して、Gc信号の補間を行うことがで
きる。正しいエッジ方向を判定又は再判定してG信号の
補間を行うことにより、解像度の低下を防止すると共
に、偽色(本来存在しないはずの色)の発生を防止する
ことができる。
【0091】図9は、本実施例による色信号処理装置の
構成を示す。この色信号処理装置は、図1のフローチャ
ートに示す処理を実現する装置である。
【0092】ビデオソース31は、例えばCCDカメラ
やメモリであり、画像データSS1を供給する。入力手
段32は、ビデオソース31から画像データSS1を受
けて、3×3のブロックデータSS2を出力する。
【0093】1本のエッジ検出手段33は、図1のステ
ップS1に相当し、入力手段32からブロックデータS
S2を受けて、当該ブロックデータが1本のエッジパタ
ーンPN1に属するか否かを検出し、第1のエッジ方向
検出手段34と2本のエッジ検出手段36に検出信号S
S3を出力する。
【0094】第1のエッジ方向検出手段34は、図1の
ステップS2に相当し、上記の検出信号SS3を受けた
ときに、ブロックデータSS2に含まれるエッジの方向
を検出し、エッジ信号Sh又はSvを出力する。横エッ
ジを検出したときには横エッジ信号Shを横エッジ処理
手段37に出力し、縦エッジを検出したときには縦エッ
ジ信号Svを縦エッジ処理手段38に出力する。
【0095】2本のエッジ検出手段36は、図1のステ
ップS3に相当し、上記の検出信号SS3が得られない
とき、入力手段32からブロックデータSS2を受け
て、当該ブロックデータが2本のエッジパターンPN2
に属するか否かを検出する。そして、属する旨を検出し
たときには信号SS4を第2のエッジ方向検出手段35
に出力し、属する旨を検出しないときには無エッジ信号
Snを無エッジ処理手段39に出力する。
【0096】第2のエッジ方向検出手段35は、図1の
ステップS4に相当し、上記の検出信号SS4を受けた
ときに、ブロックデータSS2に含まれるエッジの方向
を検出し、エッジ信号Sh又はSvを出力する。横エッ
ジを検出したときには横エッジ信号Shを横エッジ処理
手段37に出力し、縦エッジを検出したときには縦エッ
ジ信号Svを縦エッジ処理手段38に出力する。
【0097】横エッジ処理手段37は、図1のステップ
S5に相当し、横エッジ信号Shを受けると、ブロック
データSS2を基に上式(17)によりGc信号を求
め、エッジデータEを「+1」として記録する。
【0098】縦エッジ処理手段38は、図1のステップ
S6に相当し、縦エッジ信号Svを受けると、ブロック
データSS2を基に上式(18)によりGc信号を求
め、エッジデータEを「−1」として記録する。
【0099】無エッジ処理手段39は、図1のステップ
S7に相当し、無エッジ信号Snを受けると、ブロック
データSS2を基に上式(19)によりGc信号を求
め、エッジデータEを「0」として記録する。
【0100】エラー補正手段40は、横エッジ処理手段
37と縦エッジ処理手段38と無エッジ処理手段39に
接続される。エラー補正手段40は、図1のステップS
8に相当し、エッジデータEにエラーが含まれていると
きには、それに対応するGc信号を求め直す。エラー補
正手段40は、自らGc信号を求め直してもよいし、横
エッジ処理手段37又は縦エッジ処理手段38にGc信
号の求め直しを指示してもよい。
【0101】記憶手段41は、画像データSS1及び補
間信号Gcを記憶する。補間信号Gcの他、R,B信号
の補間信号も記憶手段41に記憶される。記憶手段に
は、1フレーム分のR,G,B信号が記憶される。この
後、R,G,B信号をY,Cb,Cr信号に変換しても
よい。
【0102】図1のステップS4では、補間対象画素の
左上のG’信号を用いることにより、横エッジ又は縦エ
ッジのいずれであるのかを判定した。このG’信号は補
間によって求められたものであるため、G’信号自身が
誤判定により導出されたものである可能性がある。G’
信号の導出に誤判定があった場合には、現在の補間対象
画素についても、エッジ判定で誤判定となる可能性が高
い。その結果、1つの画素についての誤判定が隣接する
ユニット(ブロック)内の他の画素についての誤判定を
も引き起し、ある領域で連鎖的に誤判定を引き起こすこ
とがある。誤判定の領域が広範囲に及ぶと、図1のステ
ップS8におけるエラー補正処理によってもエラー補正
ができなくなってしまうことがある。ステップS8のエ
ラー補正処理は、誤判定が散らばって発生した際に、有
効なエラー補正である。また、誤判定が広範囲に及ぶ
と、その領域でのノイズは目立つものになってしまう。
【0103】次に、図1のステップS4におけるエッジ
判定の他の方法を示す。上記のG’信号を用いてエッジ
判定をする代わりに、次のエッジ判定を行うことができ
る。上記では、G信号のみを使っていたが、G信号のみ
を使ってエッジ判定をすることは困難であるため、R信
号及びB信号をも用いてエッジ判定を行う。図3(A)
及び(D)の場合が、中央画素のGc信号を補間により
求める必要がある場合である。まず、図3(A)の場合
を説明する。
【0104】図12(A)〜(D)は、図3(A)の3
×3ブロックを示し、いずれも2本のエッジを含む。図
1のステップS4では、ステップS3でブロック内に2
本のエッジが含まれていると判断されたもののみが処理
対象となる。したがって、対象ブロックは、図12
(A)〜(D)の4種類である。図12(A)及び
(B)のブロックは、第1行LN1及び第2行LN2の
間のエッジと第2行LN2及び第3行LN3の間のエッ
ジとの2本のエッジを含む。図12(C)及び(D)の
ブロックは、第1列CL1及び第2列CL2の間のエッ
ジと第2列CL2及び第3列CL3の間のエッジの2本
のエッジを含む。
【0105】まず、縦方向(垂直方向)の差分DVを次
式により求める。 DV=|(R1+G1+R2)−(G2+B0+G3)| +|(R3+G4+R4)−(G2+B0+G3)| ・・・(21)
【0106】縦方向の差分DVは、第1行LN1(3画
素の和)と第2行LN2(3画素の和)の差分と、第3
行LN3(3画素の和)と第2行LN2(3画素の和)
の差分との和であり、縦方向の差分の大きさを表す。こ
れは、3×3ブロック内でR、G、B信号の3種類の信
号を区別することなく、差分の大きさを検出しているこ
とになる。
【0107】同様に、横方向(水平方向)の差分DHを
次式により求める。 DH=|(R1+G2+R3)−(G1+B0+G4)| +|(R2+G3+R4)−(G1+B0+G4)| ・・・(22)
【0108】横方向の差分DHは、第1列CL1(3画
素の和)と第2列CL2(3画素の和)の差分と第3列
CL3(3画素の和)と第2列CL2(3画素の和)の
差分との和であり、横方向の差分の大きさを表す。
【0109】縦方向の差分DVと横方向の差分DHとの
関係は、次の3種類に大別される。各関係に応じて、次
に示す補間を行い、中央画素のGc信号を求める。
【0110】(1)DV>DH 縦方向の差分DVが横方向の差分DHよりも大きいとき
には、対象ブロックが横エッジを含むと判定する。横エ
ッジの場合は、上記と同様に、次式により、左右両隣の
2画素を平均化して、Gc信号を求める。 Gc=(G2+G3)/2
【0111】(2)DH>DV 横方向の差分DHが縦方向の差分DVよりも大きいとき
には、対象ブロックが縦エッジを含むと判定する。縦エ
ッジの場合は、次式により、上下両隣の2画素を平均化
して、Gc信号を求める。 Gc=(G1+G4)/2
【0112】(3)DV=DH 縦方向の差分DVと横方向の差分DHが同じときには、
エッジ方向を判別することができないので、次式によ
り、隣接する4画素を平均化してGc信号を求める。
【0113】 Gc=(G1+G2+G3+G4)/4
【0114】なお、4画素平均する代わりに、縦エッジ
又は横エッジのいずれかであるとして、強行的に2画素
平均により、Gc信号を求めてもよい。この場合は、エ
ッジ判定に失敗する可能性があるが、この後に行うエラ
ー補正処理(図1のステップS8)により、そのエッジ
判定の誤りを訂正可能である。
【0115】縦方向の差分DV及び横方向の差分DH
は、上式(21)及び(22)に限らず、次式により簡
略化し、少ない演算で求めても、同様な効果が得られ
る。次式(23)及び(24)は、各行又は各列につい
ての2画素の和の差分を求める。
【0116】 DV=|(R1+R2)−(G2+G3)| +|(R3+R4)−(G2+G3)| ・・・(23)
【0117】 DH=|(R1+R3)−(G1+G4)| +|(R2+R4)−(G1+G4)| ・・・(24)
【0118】図13(A)〜(D)は、図3(D)の3
×3ブロックを示し、いずれも2本のエッジを含む。縦
エッジの差分DV及び横エッジの差分DHを次式により
求め、その後、上記と同様に3つの場合に大別して、G
c信号を求める。
【0119】 DV=|(B1+G1+B2)−(G2+R0+G3)| +|(B3+G4+B4)−(G2+R0+G3)| ・・・(25)
【0120】 DH=|(B1+G2+B3)−(G1+R0+G4)| +|(B2+G3+B4)−(G1+R0+G4)| ・・・(26)
【0121】この場合も、式(23)及び(24)と同
様に、式(25)及び(26)を簡略化して演算量を減
らしてもよい。
【0122】上記のエッジ判定方法は、誤判定を完全に
なくすことができないが、連鎖的に他の画素についての
誤判定を引き起こすことは少なく、分散して誤判定が生
じ易い。このような分散した誤判定は、エラー補正処理
(図1のステップS8)により効果的に訂正することが
できるので、誤判定は激減する。結果的に、正しいエッ
ジ判定を行うことができるので、Gc信号を適切に補間
し、画質を高めることができる。
【0123】以上は、G信号の補間方法を示した。次
に、R信号及びB信号の補間方法を説明する。G信号の
補間が終了した後、以下の方法によりR信号及びB信号
を補間することができる。R信号の場合を例にして以下
説明するが、B信号もR信号と同様な方法により補間す
ることができる。
【0124】図14(A)は、図3(A)に示す3×3
ブロックのうちR信号のみを示す。3×3ブロックは、
4隅の信号R11,R13,R31,R33がCCDカ
メラにより撮像された信号であり、それ以外の信号R1
2,R21,R22,R23,R32が補間により求め
る信号である。まず、信号R12を求める方法を示す。
信号R32も、信号R12と同様の方法により求めるこ
とができる。
【0125】図14(B)は、補間対象である信号R1
2の画素を含む第1行LN1の画素を示す。上段は、第
1行LN1のG信号を示し、上記の補間により全画素の
緑信号G1〜G5が求められている。下段は、同じ第1
行LN1の画素において、奇数番目の画素の信号R1
1,R13,R15,…がCCDカメラにより撮像され
た信号であり、偶数番目の画素の信号R12,R14,
…が補間により求める信号である。すなわち、第1の画
素は、緑信号がG1であり、赤信号がR11である。
【0126】図15(A)は、上段に第1行LN1の色
信号を示し、下段に当該第1行LN1に入射する光信号
を示す。
【0127】第1、第3、第5及び第7の画素には白色
が入射し、第2、第4及び第6の画素には黒色が入射す
る場合を考える。色信号を8ビットで表現する場合、白
色は、赤信号が255、緑信号が255、青信号が25
5で表される。図では、これを(255,255,25
5)で表す。黒色は、赤信号が0、緑信号が0、青信号
が0で表される。図では、これを(0,0,0)で表
す。
【0128】図15(B)は、上段に緑信号の画素位置
を示し、下段に緑信号の大きさを示す。緑信号G1=G
3=G5=G7=255であり、緑信号G2=G4=G
6=0である。
【0129】図15(C)は、上段に赤信号の画素位置
を示し、下段に赤信号の大きさを示す。赤信号R11,
R13,R15,R17は、CCDカメラにより撮像さ
れた値をそのまま使用することができる。すなわち、赤
信号R11=R13=R15=R17=255である。
第2、第4及び第6の画素については、後に示す色差信
号空間で補間を行うことにより、赤信号R12=R14
=R16=0を得ることができる。この補間により、図
15(A)の下段に示す原信号中の赤成分をノイズなし
で再現することができる。
【0130】図15(D)は、上段に青信号の画素位置
を示し、下段に青信号の大きさを示す。青信号B12,
B14,B16は、CCDカメラにより撮像された値を
そのまま使用することができる。すなわち、青信号B1
2=B14=B16=0である。第1、第3、第5及び
第7の画素については、赤信号と同様な補間を行うこと
により、青信号B11=B13=B15=B17=25
5を得ることができる。この補間により、図15(A)
の下段に示す原信号中の青成分をノイズなしで再現する
ことができる。
【0131】図16(A)〜(E)は、図15(C)に
示す赤信号の補間方法の詳細を示す。
【0132】図16(A)は、第1行LN1の色信号を
示す。第1行LN1には、図15(A)の下段に示す信
号が入射される。括弧内の値は、色信号の大きさを表
す。
【0133】まず、図16(A)に示す原色信号R,G
を図16(B)に示す色差信号Crに変換する。すなわ
ち、原色信号空間から色差信号空間への写像を行う。Y
−Cb−Cr空間とR−G−B空間は、以下の関係を有
する。ここで、Y信号は輝度信号を意味する。
【0134】 Y = 0.3R+0.59G+0.11B ・・・(27) Cr= 0.7R−0.59G−0.11B ・・・(28) Cb=−0.3R−0.59G+0.89B ・・・(29)
【0135】式(28)は式(30)に近似することが
でき、式(29)は式(31)に近似することができ
る。
【0136】 Cr≒R−G ・・・(30)
【0137】 Cb≒B−G ・・・(31)
【0138】式(30)を用いて、図16(A)の各画
素についてのCr信号を求める。ただし、G信号とR信
号が存在する第1、第3、第5及び第7画素の信号のみ
を次式により求める。
【0139】 Cr11=R11−G1=255−255=0 Cr13=R13−G3=255−255=0 Cr15=R15−G5=255−255=0 Cr17=R17−G7=255−255=0
【0140】次に、上記の色差信号(図16(B))を
基に足りない画素の色差信号(図16(C))を補間に
より求める。すなわち、R信号が存在しない第2、第4
及び第6画素のCr信号を以下の直線補間により求め
る。
【0141】 Cr12=(Cr11+Cr13)/2=0 Cr14=(Cr13+Cr15)/2=0 Cr16=(Cr15+Cr17)/2=0
【0142】なお、補間方法は、隣接する2画素を基に
補間する場合に限定されず、それ以上又はそれ以下の画
素数を基に補間を行ってもよい。また、補間方法は、直
線補間に限定されず、その他の重み付け補間により求め
てもよい。
【0143】次に、補間された色差信号Cr(図16
(C))を原色信号R(図16(D))に戻す。原色信
号Rは、上式(30)を用いて以下のように求める。
【0144】 R12=Cr12+G2=0+0=0 R14=Cr14+G4=0+0=0 R16=Cr16+G6=0+0=0
【0145】図16(E)に示すように、補間されたR
12,R14,R16信号が得られる。図16(E)の
赤信号は、図15(C)に示す赤信号と同じである。上
記の補間により、図16(A)の下段に示す入射信号中
の赤成分をノイズなしで再現することができ、解像度の
低下及び偽色(本来被写体にない色)の発生を抑制する
ことができる。
【0146】例えば、図16(A)において、仮に以下
の平均化処理により、赤信号R12を求めるとすると、
本来はR12=0であるのに、R12=255となり、
ノイズを含むものになってしまう。このノイズは、解像
度の低下又は偽色の発生を招き、好ましくない。
【0147】 R12=(R11+R13)/2=255 ・・・(32)
【0148】以上は具体例を示した。一般的に、第n画
素の赤信号Rn は、次の一般式により補間することがで
きる。
【0149】Rn =Gn +{(Rn-1 −Gn-1 )+(R
n+1 −Gn+1 )}/2
【0150】青信号も、上記の赤信号と同様な方法によ
り補間を行うことができる。
【0151】次に、上記の補間方法を用いることによ
り、画像の解像度の低下を抑制することができる理由を
説明する。
【0152】上式(27)〜(29)は、色差信号空間
(Y−Cb−Cr)と原色信号空間(R−G−B)が別
空間であることを示す。赤信号の単純平均化処理は、原
色信号空間で補間を行うため、輝度(Y)信号に対して
多かれ少なかれ影響を与えてしまう。これが、Y信号に
ノイズを発生させる原因になる。Y信号は、Cr,Cb
信号に比べ、解像度に大きな影響を与えることが知られ
ている。つまり、原色信号空間で補間を行うと、解像度
の低下を招く。
【0153】一方、本実施例では、色差信号空間で補間
を行う。具体的には、Cr信号とCb信号について補間
を行い、Y信号を変化させない。Y信号を変化させない
ので、解像度の低下を激減させることができる。本実施
例は、色差信号空間で補間を行うことにより、解像度の
低下を抑制することができる。
【0154】次に、本実施例の補間方法を用いることに
より、偽色の発生を抑制することができる理由を説明す
る。
【0155】偽色は、被写体上のエッジ(輪郭)部分に
おいて発生しやすい。単純平均化の補間方法(上式(3
2))を用いて、図16(A)に示す白と黒の繰り返し
パターンを補間する場合を考える。補間により求めた赤
信号R12=R14=R16=255が偽色となる。つ
まり、本来、黒色である第2、第4及び第6画素に赤色
の偽色が発生する。
【0156】本実施例の補間方法を用いて、図16
(A)に示す白と黒の繰り返しパターンを補間する場合
を考える。図16(C)に示すように、補間により求め
た赤信号R12=R14=R16=0は偽色の原因にな
らない。つまり、本来、黒色である第2、第4及び第6
画素は黒色として再現される。本実施例の補間方法によ
れば、偽色の発生を抑制することができる。
【0157】次に、図14(A)において、信号R21
を求める方法を示す。信号R23も、信号R21と同様
の方法により求めることができる。
【0158】図14(C)は、補間対象である信号R2
1の画素を含む第1列CL1の画素を示す。左段は、第
1列CL1の緑信号を示す。右段は、同じ第1列CL1
の赤信号を示す。第1列CL1は、上記の第1行LN1
の場合と同様にして、赤信号及び青信号を求めることが
できる。第1行LN1では、横方向の補間を行ったが、
第1列では縦方向の補間を行えばよい。
【0159】以上により、図14(A)において、赤信
号R12,R21,R23,R32を求めることができ
る。次に、中央画素の赤信号R22の補間方法を説明す
る。中央画素は、元々青信号が存在しており(図3
(A))、緑信号が存在していなかったため、中央画素
の緑信号は補間により求められている。その補間の際
に、エッジ方向のデータ22(図7(B))が記録され
ている。そのエッジデータ22を用いて、赤信号R22
の補間を行う。
【0160】エッジデータ22が縦エッジを示すときに
は、次式により、上下2画素の平均化処理により赤信号
R22を求める。
【0161】R22=(R12+R32)/2
【0162】エッジデータ22が横エッジを示すときに
は、次式により、左右2画素の平均化処理により赤信号
R22を求める。
【0163】R22=(R21+R23)/2
【0164】エッジデータ22が無エッジを示すときに
は、次式により隣接する4画素の平均化処理により赤信
号R22を求める。
【0165】 R22=(R12+R21+R23+R32)/4
【0166】なお、赤信号R22についても、上記の色
差空間で補正してもよい。その際、上記のエッジデータ
22に応じて、縦方向又は横方向の補間を行うことがで
きる。
【0167】図10は、図1のフローチャートの処理を
コンピュータプログラムにより実行する場合のハードウ
エア構成を示す。
【0168】バス58には、ROM51、RAM52、
CPU53、入力装置54、表示装置55、外部記憶装
置56、インタフェース57が接続される。
【0169】ROM51は、図1のフローチャートの処
理を行うプログラムを記憶する。プログラムは、ROM
51に記憶する場合に限定されず、RAM52又は外部
記憶装置56に記憶させてもよい。ROM51は、プロ
グラムの他、パラメータ等を記憶する。
【0170】RAM52は、画像データを記憶するフレ
ームメモリを含む。RAM52は、画像データを記憶す
る他、フラグやレジスタを記憶し、バッファ等、CPU
53のワーキングエリアを有する。
【0171】外部記憶装置56は、例えば、フロッピデ
ィスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ
(HDD)、コンパクトディスクリードオンリィメモリ
(CD−ROM)ドライブであり、プログラムや画像デ
ータ等を記憶する。
【0172】CPU53は、上記のプログラムに従い、
演算又は処理を行う。具体的には、画像データを基に色
信号の補間処理を行い、RAM52又は外部記憶装置5
6に補間後の画像データを記録する。
【0173】インタフェース57は、外部に対して通信
を行うことができる。CPU53は、インタフェース5
7を介して、プログラム又は画像データを入出力するこ
とができる。例えば、外部からプログラム又は画像デー
タを入力し、RAM52又は外部記憶装置56に記録す
ることができる。
【0174】入力装置54は、CCDカメラやイメージ
スキャナや操作スイッチを含む。CPU53は、CCD
カメラやイメージスキャナから画像データを取り込むこ
とができる。操作者は、操作スイッチを操作することに
より、各種処理を指示することができる。表示装置55
は、画像データや各種パラメータを表示することができ
る。
【0175】なお、本実施例では、G信号とR,B信号
を異なる方法で補間する場合を説明したが、R,B信号
についてもG信号と同様な方法により補間してもよい
し、G信号についてもR,B信号と同様な方法により補
間してもよい。また、Y,Cb,Cr等のその他の画像
信号についても、同様な補間を行うことができる。
【0176】また、3×3のブロック単位で処理する場
合に限定されず、それ以上の大きさのブロックで処理し
てもよい。大きなブロック単位で処理を行えば、多くの
画素を基に補間を行うので、補間の精度は高くなる長所
はあるが、処理速度が遅くなる欠点がある。
【0177】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0178】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
赤信号及び青信号を、赤信号及び青信号だけでなく、緑
信号をも用いて補間する。これにより、補間精度を向上
させることができる。当該緑信号は、色信号取得手段に
より取得されたものだけではなく、緑信号補間手段によ
り補間されたものをも含んでいてもよい。緑信号補間手
段が緑信号を高精度で補間することができれば、赤信号
及び青信号も高精度で補間することができる。
【0179】上記の信号を高精度で補間することによ
り、画質を向上させることができる。また、解像度の低
下又は偽色の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による画像信号処理装置又はコ
ンピュータプログラムの処理方法を示すフローチャート
である。
【図2】単板式電荷結合素子(CCD)カメラにより撮
像された画像データを示す図である。
【図3】図3(A)〜(D)は、図2に示す画像データ
を分割可能な4種類のブロックを示す図である。
【図4】図4(A)は図3(A)と図3(D)の2つの
ブロックを便宜上、1つのブロックで表した図であり、
図4(B)は図4(A)のブロックについてG信号のみ
を表したブロックの図である。
【図5】図5(A)は1本のエッジを含むブロックのパ
ターンを示す図であり、図5(B)は2本のエッジを含
むブロックのパターンを示す図であり、図5(C)はエ
ッジを含まないブロックのパターンを示す図である。
【図6】図6(A)は、2本のエッジを含むブロックの
エッジ方向を検出する方法を示す図であり、図6(B)
は横方向の2本のエッジを含むブロックを示す図であ
り、図6(C)は縦方向の2本のエッジを含むブロック
を示す図である。
【図7】図7(A)は画像データを示す図であり、図7
(B)はエッジデータを示す図である。
【図8】エッジデータ及び補間データのエラー補正を行
う方法を示す図である。
【図9】本実施例による画像信号処理装置の構成を示す
図である。
【図10】図1のフローチャートの処理をコンピュータ
プログラムにより実行する場合のハードウエア構成を示
す図である。
【図11】図11(A)はベイヤ配列の画像信号を示す
図であり、図11(B)は1本の横エッジを含むブロッ
クを示す図であり、図11(C)は1本の縦エッジを含
むブロックを示す図であり、図11(D)は2本の横エ
ッジを含むブロックを示す図である。
【図12】図3(A)の3×3ブロックであり、2本の
エッジを含むものを示す図である。
【図13】図3(D)の3×3ブロックであり、2本の
エッジを含むものを示す図である。
【図14】赤信号の補間方法を示す図である。
【図15】白と黒のストライプ模様が入射したときの色
信号を示す図である。
【図16】赤信号の補間方法をより具体的に示した図で
ある。
【符号の説明】
1 画像データ 2 拡張画像データ 11,12 ブロック 21 画像データ 22 エッジデータ 23 エッジデータブロック 31 ビデオソース 32 入力手段 33 1本のエッジ検出手段 34 第1のエッジ方向検出手段 35 第2のエッジ方向検出手段 36 2本のエッジ検出手段 37 横エッジ処理手段 38 縦エッジ処理手段 39 無エッジ処理手段 40 エラー補正手段 41 記憶手段 51 ROM 52 RAM 53 CPU 54 入力装置 55 表示装置 56 外部記憶装置 57 インタフェース 58 バス PN1 1本エッジブロックパターン PN2 2本エッジブロックパターン PN0 無エッジブロックパターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1次元の画素列の一部の画素
    の緑信号及び他の画素の赤信号又は青信号を取得する色
    信号取得手段と、 前記画素列の画素間で補間を行うことにより全画素の緑
    信号を得る緑信号補間手段と、 前記画素列において同一画素の赤信号と緑信号の差分を
    赤色差信号として求め、同一画素の青信号と緑信号の差
    分を青色差信号として求める第1の変換手段と、 前記第1の変換手段により変換される赤色差信号及び青
    色差信号を基に前記画素列の画素間で赤色差信号及び青
    色差信号を補間する色差信号補間手段と、 前記色差信号補間手段により補間される赤色差信号及び
    青色差信号にそれぞれ同一画素の緑信号を加算すること
    により赤信号及び青信号を求める第2の変換手段とを有
    する画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記色信号取得手段は、2次元の画素列
    の色信号を取得する手段であり、前記緑信号補間手段及
    び前記色差信号補間手段は、該2次元の画素列の画素間
    で補間を行う手段である請求項1記載の画像信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記緑信号補間手段は、補間対象画素が
    エッジを形成する画素であるか否かを判定するエッジ判
    定手段と、前記補間対象画素がエッジを形成すると判定
    されたときにはそのエッジの方向が縦方向であるか又は
    横方向であるかを判定するエッジ方向判定手段と、前記
    補間対象画素がエッジを形成すると判定されたときには
    そのエッジの方向に応じて緑信号の補間を行う補間手段
    とを有し、 さらに、前記第2の変換手段により求められる赤信号及
    び青信号並びに補間対象画素の前記エッジの方向に応じ
    て赤信号及び青信号を補間する赤及び青信号補間手段と
    を有する請求項2記載の画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記赤及び青信号補間手段は、前記エッ
    ジの方向が縦方向であるときには少なくとも補間対象画
    素の上下に隣接する2画素の信号を用いて補間を行い、
    前記エッジの方向が横方向であるときには少なくとも補
    間対象画素の左右に隣接する2画素の信号を用いて補間
    を行う請求項3記載の画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 (a)少なくとも1次元の画素列の一部
    の画素の緑信号及び他の画素の赤信号又は青信号を取得
    する手順と、 (b)前記画素列の画素間で補間を行うことにより全画
    素の緑信号を得る手順と、 (c)前記画素列において同一画素の赤信号と緑信号の
    差分を赤色差信号として求め、同一画素の青信号と緑信
    号の差分を青色差信号として求める手順と、 (d)前記手順(c)により変換される赤色差信号及び
    青色差信号を基に前記画素列の画素間で赤色差信号及び
    青色差信号を補間する手順と、 (e)前記手順(d)により補間される赤色差信号及び
    青色差信号にそれぞれ同一画素の緑信号を加算すること
    により赤信号及び青信号を求める手順と、をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録した媒体。
  6. 【請求項6】 前記手順(a)は、2次元の画素列の色
    信号を取得する手順であり、前記手順(b)及び(d)
    は、該2次元の画素列の画素間で補間を行う手順である
    請求項5記載のプログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 前記手順(b)は、(b−1)補間対象
    画素がエッジを形成する画素であるか否かを判定する手
    順と、(b−2)前記補間対象画素がエッジを形成する
    と判定されたときにはそのエッジの方向が縦方向である
    か又は横方向であるかを判定する手順と、(b−3)前
    記補間対象画素がエッジを形成すると判定されたときに
    はそのエッジの方向に応じて緑信号の補間を行う手順と
    を含み、 さらに、(f)前記手順(e)により求められる赤信号
    及び青信号並びに補間対象画素の前記エッジの方向に応
    じて赤信号及び青信号を補間する手順とを有する請求項
    6記載のプログラムを記録した媒体。
  8. 【請求項8】 前記手順(f)は、前記エッジの方向が
    縦方向であるときには少なくとも補間対象画素の上下に
    隣接する2画素の信号を用いて補間を行い、前記エッジ
    の方向が横方向であるときには少なくとも補間対象画素
    の左右隣接する2画素の信号を用いて補間を行う請求項
    7記載のプログラムを記録した媒体。
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