JPH11331744A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

Info

Publication number
JPH11331744A
JPH11331744A JP10130636A JP13063698A JPH11331744A JP H11331744 A JPH11331744 A JP H11331744A JP 10130636 A JP10130636 A JP 10130636A JP 13063698 A JP13063698 A JP 13063698A JP H11331744 A JPH11331744 A JP H11331744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
interrupted
image
release
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10130636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4047448B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Watabe
洋之 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP13063698A priority Critical patent/JP4047448B2/ja
Publication of JPH11331744A publication Critical patent/JPH11331744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4047448B2 publication Critical patent/JP4047448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な回路構成を要することなく、撮影画の
画像処理中であっても次の撮影を可能にする電子カメラ
を提供すること。 【解決手段】 最初のレリーズ操作を行うことによって
撮像した画像データの画像処理(WB補正,Y/C生
成、圧縮,カードライト)の最中に、次のレリーズ操作
を行うと、前記の画像処理を中断して、その中断状態を
バッファメモリ13aに記憶し、新たに撮影された撮像
データをDRAM13に格納した後、バッファメモリ1
3aに記憶した中断状態が、WB補正処理動作の最中で
あったか、或いは、Y/C生成、圧縮,及びカードライ
トのような処理動作の最中であったか、を判断し、中断
した時の状態が、WB補正処理動作中であった場合に
は、中断した箇所から動作を再開し、Y/C生成、圧
縮,及びカードライトの処理動作中であった場合には、
その処理の最初(Y/C生成の最初)に戻って動作をや
り直すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的な撮影を行
うのに適した電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より提案されている電子カメラで
は、レリーズ操作を行うことによって撮影開始命令が指
示されると、通常はCCD等の撮像素子により、被写体
の像を撮像信号に変換し、この撮像信号をA/D変換し
てディジタル化した画像データを生成し、該画像データ
を一旦DRAMで構成される第1のメモリに格納する。
その後、第1のメモリに対して読み出し及び書き込みを
行いながら、ホワイトバランス調整(以降、WB補正と
いう)、輝度信号Y及び色差信号Cの生成(以降、Y/
C生成という)、JPEG等の静止画像圧縮(以降、単
に圧縮という)、第2のメモリであるICカード等のメ
モリカードに記録(以降、カードライトという)、を順
次に或いは同時並行的に行っていく。
【0003】ところで、従来の電子カメラの画像処理作
業では、最初のシーンを撮影した後、次のシーンを撮影
するときには、上記の最初の一連の画像処理(WB補
正,Y/C生成,圧縮,カードライト)が終わらない
と、次の撮影を行うことができなかった。つまり、最初
に撮影した画像を処理している間、次のレリーズ操作を
行ってもレリーズを受け付けなかった。
【0004】一方、特開平2−105786号公報に
は、連続的に撮影(連写或いは速写という)するときに
は、フレーム間処理によりデータ量を削減し、連写速度
を上げることが提案されている。この提案では、1コマ
目と2コマ目の画像が類似していれば、類似している部
分は共通に使用し所定の処理を施してデータ量を減らす
ことにより、メモリカードに書き込むデータ量を削減し
ようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−105786号公報のものは、コマごとに構図
が異なる被写体を撮影する場合は、フレーム間処理で削
減できるデータ量が小さくなり、しかもフレーム間処理
回路が必要なため回路構成が複雑化しコストアップとな
る問題があった。
【0006】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたものであり、複雑な回路構成を要することなく、撮
影画の画像処理中であっても次の撮影を可能にする電子
カメラを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による電子カメラ
は、請求項1に記載したように、撮影開始命令に応答
し、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段
と、画像データを記憶する第1のメモリと、画像データ
を符号化する画像データ符号化手段と、符号化された画
像データを記録する第2のメモリと、上記画像データ符
号化手段の動作中もしくは第2のメモリへの記録動作中
に新たに撮影開始命令が入力された場合には上記動作を
中断し、中断したときの中断状態を記憶する状態記憶手
段と、状態記憶手段に記憶した中断状態に基づいて、中
断した動作を続行するか、中断した処理の最初に戻って
動作をやり直すかを判断する判断手段と、を具備したこ
とを特徴とする。
【0008】本発明によれば、最初のレリーズ操作を行
うことによって撮像した画像データの画像処理(WB補
正,Y/C生成、圧縮,カードライト)の最中に、次の
レリーズ操作を行うと、前記の画像処理を中断して、そ
の中断状態を状態記憶手段に記憶し、新たに撮影された
撮像データを第1のメモリ内に格納した後、前記状態記
憶手段に記憶した中断状態に基づいて、中断して続行で
きる処理であるか否かを判断する。具体的には、前記状
態記憶手段に記憶した中断状態が、例えばWB補正のよ
うな単一処理動作の最中であったか、或いは、例えばY
/C生成、圧縮,及びカードライトのように各処理を同
時並行的(マルチタスク的)に行う同時処理動作の最中
であったか、を判断し、中断した時の状態が、WB補正
の単一処理動作中であった場合には、中断した箇所から
動作を再開し、Y/C生成、圧縮,及びカードライトの
同時処理動作中であった場合には、中断して続行するこ
とが困難な処理動作であるので、その同時処理の最初
(Y/C生成の最初)に戻って動作をやり直すようにす
る。このように中断した状態が、マルチタスク処理のよ
うな動作中であれば、中断点のほかに中断データを記憶
する処理は複雑なものとなるので、中断データの記憶を
行わずに、その処理動作の最初から動作をやり直すよう
にする。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
カメラの構成を示すブロック図である。
【0010】図1に示す電子カメラは、CCD11と、
A/D変換器12と、第1のメモリを構成するDRAM
13と、DRAM13内に設けられたバッファメモリ1
3aと、WB調整回路14と、Y/C生成回路15と、
圧縮回路16と、メモリカード18とのインターフェー
スを行うカードI/F17と、第2のメモリを構成する
メモリカード18と、状態検出回路19と、コントロー
ル回路20と、パワースイッチ21と、レリーズスイッ
チ22と、制御信号ライン23と、バスライン24と、
検出信号ライン25と、で構成されている。
【0011】CCD11は被写体を撮影して画像信号を
出力し、A/D変換器12はCCD11の出力信号をA
/D変換して画像データ(ディジタル信号)とする。C
CD11とA/D変換器12は、レリーズ操作(撮影開
始命令)に応答して、被写体を撮像して画像データを出
力する撮像手段を構成している。
【0012】DRAM13は、画像データを記憶する第
1のメモリを構成している。
【0013】WB調整回路14は画像データのホワイト
バランス補正(WB補正)を行い、Y/C生成回路15
は記録画像である輝度信号(Y)と色差信号(C)を生
成するものである。圧縮回路16は、JPEGなどの静
止画像圧縮を行い、画像圧縮データを生成するものであ
る。WB調整回路14とY/C生成回路15と圧縮回路
16とは、画像データを符号化する画像データ符号化手
段を構成している。
【0014】メモリカード18は、画像データ符号化手
段で符号化された画像データを記録する第2のメモリを
構成しており、例えば電子カメラ本体に着脱自在に設け
られた外部メモリで構成されている。カードI/F17
は、メモリカード18を接続して該カード18への画像
データの書き込み・読み出しを行うためのものである。
【0015】状態検出回路19は、A/D変換器12の
A/D変換,WB調整回路14のWB補正,Y/C生成
回路15のY/C生成,圧縮回路16の圧縮,カードI
/Fの書き込み・読み出し、の各処理動作が行われてい
るか否かを検出するものである。
【0016】DRAM13内に構成されたバッファメモ
リ13aは、状態記憶手段を構成しており、画像データ
符号化手段の動作中もしくは第2のメモリへの記録動作
中に新たにレリーズ操作(撮影開始命令)が入力された
場合に、前記の動作を中断し、中断したときの中断状態
(中断点及び中断データ)を記録するものである。
【0017】コントロール回路20は、CPUで構成さ
れ、A/D変換器12,WB調整回路14,Y/C生成
回路15,圧縮回路16,及びカードI/F17をプロ
グラムデータに基づいて制御するものである。
【0018】パワースイッチ21は、コントロール回路
20に接続して電子カメラへの電源供給をオン,オフす
るものである。レリーズスイッチ22は、コントロール
回路20に接続して撮像の開始・停止の操作(レリーズ
操作という)を行うものである。
【0019】制御信号ライン23は、コントロール回路
20からの制御信号を、A/D変換器12,WB調整回
路14,Y/C生成回路15,圧縮回路16,及びカー
ドI/F17に供給する。バスライン24は、DRAM
13と、A/D変換器12,WB調整回路14,Y/C
生成回路15,圧縮回路16,及びカードI/F17の
各回路との間で、画像データのやり取りをするためのラ
インである。
【0020】以上の構成によって、コントロール回路2
0の制御動作に基づき、一回目の撮影開始命令(レリー
ズ)に応答して撮影した画像データの画像処理中に、二
回目の新たな撮影開始命令(レリーズ)がなされたと
き、上記画像処理を中断し、状態記憶手段であるバッフ
ァメモリ13aに画像処理中のデータの中断状態を記憶
(中断点及びその画像処理中のデータを記憶)した後、
二回目の撮影を行い新たに撮影した画像データを第1の
メモリであるDRAM13の2コマ目のデータ領域に記
憶し、その後、状態記憶手段であるバッファメモリ13
aに記憶してある中断状態に基づいて、中断した処理動
作を続行するか、中断した処理の最初に戻って動作をや
り直すかを判断する。判断の結果、中断した処理が中断
可能な場合は、中断する直前の画像データに続けて処理
動作を続行し、中断した処理が中断不可能な場合は、中
断した処理の最初に戻って処理動作をやり直すことがで
きる。
【0021】次に、図1の電子カメラについて、基本的
な動作から順に説明する。まず、図1の電子カメラにお
いて、レリーズ操作を一度行ったとき、撮影した画像デ
ータがメモリカード18に記録されるまでのデータの流
れを、図2を参照して説明する。
【0022】レリーズスイッチ22の操作により、コン
トロール回路20を通して撮影開始命令が与えられる
と、CCD11は撮影開始命令に応答し、被写体を撮像
して画像信号を出力する(ステップS1 )。CCD11
より出力された画像信号はA/D変換器12でディジタ
ル化された後、第1のメモリであるDRAM13に一旦
記憶される(ステップS2 )。その後、DRAM13か
ら読み出してWB調整回路14にてWB補正を行い(ス
テップS3 )、再びDRAM13に書き込む(ステップ
S4 )。そして、WB補正された画像データをDRAM
13から再び読み出し、Y/C生成回路15,圧縮回路
16,およびカードI/F17の各回路でY/C生成、
圧縮、およびメモリカード18へのカードライトの処理
を行う(ステップS5 )。なお、画像処理の上記データ
の流れにおいて、ステップS3 のWB補正は単一の処理
動作であるが、ステップS5 のY/C生成、圧縮,及び
カードライトの各処理は同時並行的(マルチタスク的)
に行う同時処理動作であって、コントロール回路20
が、Y/C生成、圧縮,及びカードライトの各処理を同
時並行的に時分割にて交互に行うように制御するように
なっている。
【0023】以上のようにして、レリーズ操作がなされ
た後は、CCD11で撮影した画像データを、DRAM
13に対して書き込み,読み出しを行いながら、WB補
正の処理動作や、Y/C生成,圧縮,およびカードライ
トの処理動作を、自動的に行うことになる。
【0024】次に、本発明の特徴的な動作である速写シ
ーケンスについて図3(a) 〜(c) を参照して説明する。
図3(a) は従来と同じ動作、図3(b) ,(c) は本発明の
実施の形態の動作例を示している。
【0025】図3(a) は、従来通りの撮影シーケンスを
示している。最初のレリーズ操作によって撮影を開始し
てから、メモリカード18への画像データの書き込みを
完了するまでの時間は、例えば10秒かかっている。従
って、従来は、二回目のレリーズ操作は一回目のレリー
ズ操作から10秒以上経過した後に行わなければならな
かった。ここで、○で囲んだ数字1,2(以下、丸数字
1,2)は、レリーズスイッチ22が通常2段スイッチ
で構成されていることに対応している。丸数字1は、レ
リーズスイッチ22を軽く押した状態であり、これが第
1レリーズである。この第1レリーズによってオートフ
ォーカス(AFと記す)が行われるようになっている。
第1レリーズから0.5秒の後の丸数字2は、レリーズ
スイッチ22をさらに深く押した状態であり、これが第
2レリーズである。以降、丸数字1はレリーズ操作にお
ける第1レリーズ(AF開始)を示し、丸数字2はレリ
ーズ操作における第2レリーズ(撮影開始)を示してい
る。
【0026】第1レリーズによってAFが行われた後、
第2レリーズによって撮影を開始する。そして、撮影し
た画像が、電子カメラ本体の例えば背面側に設けてある
液晶モニターに一時表示される。この表示処理をレック
ビューと呼んでいる。第2レリーズからレックビュー画
面生成までにかかる時間は、0.5秒である。レックビ
ュー画面生成の後に、電子カメラ本体内では、DRAM
13から画像データを読み出してWB補正の処理を行
い、その補正したデータを再びDRAM13に書き込
む。このWB補正に要する時間は、3秒である。WB補
正の後、再びDRAM13から画像データを読み出し
て、Y/C生成、圧縮、およびカードライトの同時並行
処理を行う。Y/C生成、圧縮、およびカードライトに
要する時間は、6.5秒である。
【0027】従って、従来は、一回目のレリーズ操作に
よる撮影開始からメモリカード18へのカードライト終
了までに10秒かかるため、二回目のレリーズ操作を行
うには、10秒以上の撮影間隔をあけなければならなか
った。
【0028】これに対して、図3(b) は、本発明の実施
の形態を示すものであり、図3(a)における一回目のレ
リーズ操作による動作シーケンスのうちのWB補正の処
理が行われている期間(これは、1コマ目のレックビュ
ー画面生成終了後から1コマ目のWB補正終了までの期
間であり、一回目のレリーズ操作終了後から測定して
0.5〜3.5秒に相当する期間である)に、二回目の
レリーズ操作を行った場合の、動作を示している。な
お、本実施の形態では、撮影した画像を表示するレック
ビュー画面生成期間には次のレリーズを受け付けないよ
うになっている。
【0029】図3(b) では、一回目のレリーズ操作によ
って撮影が開始され、そして撮影した画像が液晶モニタ
ーに表示する為の処理(レックビュー−1)がなされた
後、WB補正(WB補正−1)がなされている期間のあ
る時点に(例えば、一回目のレリーズ操作による撮影開
始から2.5秒後に)、二回目のレリーズ操作の第1レ
リーズが行われている。このとき、コントロール回路2
0はこの二回目の第1レリーズを受け付け、前記の1コ
マ目のWB補正処理を一旦中断し中断状態(中断点及び
中断データ)をDRAMのバッファメモリ13aに記憶
するとともに、2コマ目のAFを行い、その後二回目の
第2レリーズによって二回目の撮影を開始する。2コマ
目の撮影完了後、前記の中断した1コマ目の中断データ
(処理途中のデータ)をWB調整回路14に復帰して1
コマ目の画像処理を再び開始する。つまり、途中で中断
した状態にある1コマ目のWB補正(WB補正−1残
り)を行い、さらに続けて1コマ目のY/C生成,圧
縮,およびカードライトの処理を行う。1コマ目の画像
処理がすべて終了すると、2コマ目の撮影画像のレック
ビュー(レックビュー−2)を実行し、さらに2コマ目
のWB補正処理を行い、さらに続けて2コマ目のY/C
生成,圧縮,およびカードライトの処理を行い、画像処
理作業をすべて完了する。
【0030】また、図3(c) は、本発明の実施の形態を
示すものであり、図3(a) における一回目のレリーズ操
作による動作シーケンスのうちのY/C生成,圧縮,お
よびカードライトが行われている期間(これは、1コマ
目のレックビュー画面生成終了後から1コマ目のY/C
生成,圧縮,およびカードライトの終了までの期間であ
り、一回目のレリーズ操作終了後から測定して3.5〜
10秒に相当する期間である)に、二回目のレリーズ操
作を行った場合の、動作を示している。
【0031】ここで、前述したように、WB補正は単一
処理動作であって、図3(b) の如くWB補正処理中にレ
リーズ割り込みが入って処理を一旦中断し中断データ
(処理途中のデータ)をDRAM13のバッファメモリ
13aに退避し再び中断箇所に続けてWB補正処理を行
うこと(復帰)は比較的容易である。しかしながら、Y
/C生成、圧縮,及びカードライトの各処理は同時並行
的(マルチタスク的)に行う同時処理動作であって、こ
れらの処理動作中にレリーズ割り込みが入って処理を一
旦中断し中断データをDRAM13のバッファメモリ1
3aに退避し復帰する動作は、複雑な動作となりプログ
ラム処理が困難である。そこで、その複雑な処理を避け
るために、図3(c) では、Y/C生成、圧縮,及びカー
ドライトの処理中にレリーズ割り込みが入った場合に
は、一旦これらの処理を中断し、その中断状態(経過状
態)及び中断データはDRAM13のバッファメモリ1
3aに記憶した後、レリーズを受け付け、二回目のAF
及び撮影を行った後に、処理途中の中断データはバッフ
ァメモリ13a及びメモリカード18から消去し、その
後に1コマ目のY/C生成、圧縮,及びカードライトの
処理を最初(Y/C生成の最初)からやり直すようにす
る。つまり、中断データをバッファメモリ13aからY
/C生成回路15,圧縮回路16,およびカードI/F
17に同時並行的に復帰して処理する複雑な処理が必要
ない。さらに言えば、Y/C生成、圧縮,及びカードラ
イトの処理を最初からやり直す方が、プログラム処理と
しては簡単になる。
【0032】図3(c) では、一回目のレリーズ操作によ
って撮影が開始され、そして撮影した画像が液晶モニタ
ーに表示する為の処理(レックビュー−1)がなされた
後、WB補正処理がなされ、さらに続けてY/C生成,
圧縮,およびカードライトの処理が行われる期間のある
時点に(例えば、一回目のレリーズ操作による撮影開始
から9秒後に)、二回目のレリーズ操作の第1レリーズ
が行われている。この場合、コントロール回路20は二
回目の第1レリーズを受け付け、前記の1コマ目のY/
C生成,圧縮,およびカードライトの画像処理を一旦中
断し中断状態(中断点及び中断データ)をDRAMのバ
ッファメモリ13aに記憶するとともに、2コマ目のA
Fを行い、その後二回目の第2レリーズによって二回目
の撮影を開始する。2コマ目の撮影完了後、処理途中の
中断データをバッファメモリ13aから消去すると同時
に中断することによって途中までメモリカード18に書
き込まれたデータ(このカードライト中断データは、Y
/C生成,圧縮,およびカードライトの各処理が同時並
行的に行われるために、中断時にメモリカード18に記
録されている)を消去し、再び1コマ目のY/C生成,
圧縮,およびカードライトの処理を最初(Y/C生成の
最初)からやり直す。1コマ目の画像処理がすべて終了
すると、2コマ目の撮影画像のレックビュー画面生成
(レックビュー−2)を行い、さらに2コマ目のWB補
正処理を行い、さらに続けて2コマ目のY/C生成,圧
縮,およびカードライトの処理を行い、画像処理作業を
すべて完了する。
【0033】このように1コマ目の画像処理中に2コマ
目のレリーズ(撮影開始命令)がなされると、1コマ目
の画像処理を中断して2コマ目のレリーズ(撮影開始命
令)を受け付けて撮影を行い、2コマ目の新たに撮影し
た画像データをDRAMに記憶した後、前記の中断した
1コマ目の画像処理に続けて続行するか或いは中断した
処理を最初からやり直すことによって再開し、さらに続
けて2コマ目の画像処理を行うことができる。ユーザー
にとっては、一回目の画像処理中に二回目のレリーズが
すぐに受け付けられるので、速写あるいは連写する場合
に、待ち時間がなくなり非常に有用である。
【0034】次に、図3(b) ,(c) に相当する速写シー
ケンスを実行するに必要な図1の回路動作を、図4およ
び図5のフローチャートを参照して説明する。
【0035】図4において、まず、電子カメラのパワー
スイッチ21がオンされているか否かを判断し(ステッ
プS11)、パワースイッチオンならばレリーズスイッチ
22がオンか否かを判断する(ステップS12)。レリー
ズスイッチオンならば、自動露出調整(AE),自動合
焦点調整(AF)を行い(ステップS13,S14)、レリ
ーズ割込みを禁止状態とする(ステップS15)。このレ
リーズ割込み禁止の状態で、画像の撮影及びその画像デ
ータのDRAM13への書込みを行い(ステップS1
6)、さらに液晶モニターに撮影画像を画面表示する為
の処理(レックビュー)を行う(ステップS17)。そし
て、このレックビュー後にレリーズ割込みを許可状態と
して(ステップS18)、次に画像処理段階に入る。な
お、レリーズ割込み許可後に、レリーズ割込みが入った
場合は、後述の図5に示す処理に移行する。
【0036】画像処理段階では、まず、DRAM13の
画像データを読み出し、ホワイトバランス処理、Y/C
生成、圧縮、およびカードライトの各処理を行う(ステ
ップS19〜S23)。そして次に、未処理の撮影データが
あるか否かを判断し(ステップS24)、未処理データが
あれば、前述のステップS19に戻ってS19〜S23の画像
処理ステップを繰り返す。ステップS24で、未処理デー
タがなければ、レリーズ割込みを禁止状態とし(ステッ
プS25)、レリーズスイッチ22がオンしたままか否か
を判断し(ステップS26)、レリーズスイッチ22がオ
フしていれば、先のパワースイッチのオンを判定するス
テップS11に戻る。
【0037】次に、前述のステップS18によるレリーズ
割込み許可の後において、ステップS19〜S23の画像処
理期間に二回目のレリーズ操作によるレリーズ割込みが
入った場合の動作を、図5を参照して説明する。
【0038】図4のステップS19〜S23の画像処理期間
に二回目のレリーズ操作がなされると、図5の割込み処
理ルーチンに移行する。まず、一回目の画像データにつ
いての画像処理作業を中断して、その中断点(ステップ
S19〜S23のいずれか)を状態検出回路19の検出結果
に基づいてDRAM13のバッファ領域13aに記憶す
るとともに中断データをDRAM13のバッファ領域1
3aに退避(記憶)させる(ステップS31〜S33)。そ
の後にはじめて二回目のレリーズ操作に基づくAE、A
F、新たな2コマ目の画像の撮影、及び該撮影データの
DRAM13への書込み、さらにはイメージ画面表示
(レックビュー)を順次行う(ステップS34〜S37)。
そして、先の中断点及び中断データをDRAM13のバ
ッファ領域13aから読み出し(ステップS38)、一回
目の画像処理作業における前記中断点を判断する(ステ
ップS39)。中断点がWB補正処理であった場合は、中
断データをWB調整回路14に戻して(図4のステップ
S20)作業を続行する。また、中断点がY/C生成、圧
縮、およびカードライトの処理であった場合は、処理中
の中断データを消去して(同時に、カードライト処理に
よってメモリカード18に書き込まれた記録途中のデー
タも消去する)、Y/C生成、圧縮、およびカードライ
トの処理を最初からやり直す(図4のステップS21の一
回目のY/C生成、圧縮、およびカードライトの各処理
に戻ってやり直す)。
【0039】尚、以上述べた実施の形態では、撮像手段
からの画像データを、画像データ符号化手段にて符号化
して、第2のメモリに記録する構成となっているが、本
発明はこのような構成に限定されず、撮像手段からの画
像データを符号化することなくそのまま第2のメモリに
記録する構成としてもよい。このように構成した場合に
は、コントロール回路20の制御によって、一回目の撮
影開始命令に応答して撮影した画像データをメモリカー
ド18へ記録中に、二回目の新たな撮影開始命令がなさ
れたとき、状態記憶手段であるバッファメモリ13aに
画像処理中のデータの中断点及びその画像処理中のデー
タを記憶した後、二回目の撮影を行いその新たに撮影し
た画像データを第1のメモリであるDRAM13の2コ
マ目のデータ領域に記憶し、その後、前記のバッファメ
モリ13aに記憶された中断する直前の動作状態(中断
点及び中断データ)に基づいて前記の中断した画像記録
動作を続行(再開)するように動作することになる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複雑
な回路構成を要することなく、撮影画の画像処理中であ
っても次の撮影を可能にする電子カメラを実現すること
ができる。
【0041】本発明によれば、最初の撮影開始命令を行
うことによって撮像した画像データの符号化処理(ホワ
イトバランス,Y/C生成、圧縮などの処理)中や、第
2のメモリ(メモリカード)への書き込み処理中でも、
次の撮影開始命令を行うと、前記の各処理を中断して、
次の撮影開始命令を受け付け、中断した箇所とそれまで
の中断データを状態記憶手段に退避し、二回目の撮像デ
ータを第1のメモリへ記憶した後、前記の中断した状態
によって、中断点からの画像処理(例えばWB補正処
理)を続行(再開)する場合と、中断した処理の最初に
戻って再開する場合と、2つの制御を行うことができ
る。中断した処理の最初に戻って再開する場合は、中断
点から処理を続行することがプログラム的に困難な処理
を実行している場合に有用である。これによって、一回
目の撮影から二回目の撮影を行うまでの待ち時間を削減
して、連続的な撮影(速写)を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子カメラの構成を示
すブロック図。
【図2】図1におけるレリーズ操作後の画像データの流
れを示す図。
【図3】図1の電子カメラによる速写シーケンスを説明
する図。
【図4】図1の電子カメラで速写シーケンスを実行する
に必要な回路動作を説明するフローチャート。
【図5】図1の電子カメラで速写シーケンスを実行する
に必要な回路動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…CCD 12…A/D変換器 11と12…撮像手段 13…DRAM(第1のメモリ) 14…WB調整回路 15…Y/C生成回路 16…圧縮回路 14と15と16…画像データ符号化手段 13a…バッファメモリ(状態記憶手段) 17…カードI/F 18…メモリカード(第2のメモリ) 19…状態検出回路 20…コントロール回路 21…パワースイッチ 22…レリーズスイッチ(撮影開始命令スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/92

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影開始命令に応答し、被写体を撮像し
    て画像データを出力する撮像手段と、 画像データを記憶する第1のメモリと、 画像データを符号化する画像データ符号化手段と、 符号化された画像データを記録する第2のメモリと、 上記画像データ符号化手段の動作中もしくは第2のメモ
    リへの記録動作中に新たに撮影開始命令が入力された場
    合には上記動作を中断し、中断したときの中断状態を記
    憶する状態記憶手段と、 状態記憶手段に記憶した中断状態に基づいて、中断した
    動作を続行するか、中断した処理の最初に戻って動作を
    やり直すかを判断する判断手段と、を具備したことを特
    徴とする電子カメラ。
JP13063698A 1998-05-13 1998-05-13 電子カメラ及び画像データ処理方法 Expired - Fee Related JP4047448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13063698A JP4047448B2 (ja) 1998-05-13 1998-05-13 電子カメラ及び画像データ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13063698A JP4047448B2 (ja) 1998-05-13 1998-05-13 電子カメラ及び画像データ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11331744A true JPH11331744A (ja) 1999-11-30
JP4047448B2 JP4047448B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=15039001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13063698A Expired - Fee Related JP4047448B2 (ja) 1998-05-13 1998-05-13 電子カメラ及び画像データ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4047448B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004159183A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Canon Inc 撮像装置
WO2004082271A1 (ja) * 2003-03-11 2004-09-23 Sanyo Electric Co., Ltd. ディジタルカメラ
US6963374B2 (en) 2000-02-22 2005-11-08 Minolta Co., Ltd. Method for live view display and digital camera using same
JP2007251954A (ja) * 2007-03-23 2007-09-27 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
JP2014150313A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Xacti Corp 撮像装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102457676A (zh) * 2010-10-29 2012-05-16 华晶科技股份有限公司 影像处理方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6963374B2 (en) 2000-02-22 2005-11-08 Minolta Co., Ltd. Method for live view display and digital camera using same
JP2004159183A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Canon Inc 撮像装置
US7671896B2 (en) 2002-11-07 2010-03-02 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus
WO2004082271A1 (ja) * 2003-03-11 2004-09-23 Sanyo Electric Co., Ltd. ディジタルカメラ
US7382978B2 (en) 2003-03-11 2008-06-03 Sanyo Electric Co., Ltd. Digital camera
JP2007251954A (ja) * 2007-03-23 2007-09-27 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
JP4590421B2 (ja) * 2007-03-23 2010-12-01 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像方法
JP2014150313A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Xacti Corp 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4047448B2 (ja) 2008-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7821543B2 (en) Electronic camera having continuous shooting function
JP2003189165A (ja) デジタルカメラ
TW200808044A (en) Imaging apparatus and computer readable recording medium
JP2001111934A (ja) 電子カメラ装置
JP2000232607A (ja) 電子スチルカメラ
JP2002152582A (ja) 電子カメラ、および画像表示用記録媒体
JP4306482B2 (ja) 赤目画像補正装置、電子カメラおよび赤目画像補正プログラム
JP4309524B2 (ja) 電子カメラ装置
JP3854833B2 (ja) 撮像装置およびその信号処理方法およびプログラム及び記憶媒体
JP2008301013A (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP4468598B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP4047448B2 (ja) 電子カメラ及び画像データ処理方法
JP4059704B2 (ja) ビデオカメラ
US7433099B2 (en) Image sensing apparatus, image sensing method, program, and storage medium
JP2003264729A (ja) 電子カメラ
US7339615B2 (en) Method and apparatus for capturing images and for recording data that includes image data and audio data separately prepared from the image data
JP2005333542A (ja) 電子カメラおよび画像処理システム
JP5433459B2 (ja) 撮像装置
JP4026104B2 (ja) 電子カメラ及び画像記録方法
JP4276763B2 (ja) 電子カメラ装置
JP2001128036A (ja) 電子カメラ装置
JP2005033454A (ja) 撮影装置
JPH11331759A (ja) 電子カメラ
JP5810304B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置における情報表示方法
JP4196696B2 (ja) 電子カメラ、及び電子カメラの起動方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070514

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070919

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees