JPH11331318A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH11331318A
JPH11331318A JP10138482A JP13848298A JPH11331318A JP H11331318 A JPH11331318 A JP H11331318A JP 10138482 A JP10138482 A JP 10138482A JP 13848298 A JP13848298 A JP 13848298A JP H11331318 A JPH11331318 A JP H11331318A
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Shunei Hamaguchi
俊英 浜口
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンガー音と受話音とを共通の電気−音声変
換器から放音する無線通信装置において、着信時にリン
ガー音が鼓膜や聴覚神経に悪影響を及ぼす虞れのない無
線通信装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る無線通信装置は、着信を検
出する着信検出回路53と、着信時にリンガー音発生のた
めの呼出信号を作成する呼出信号作成回路61と、呼出信
号作成回路61から電気−音声変換器16へ供給すべき呼出
信号のレベルを変化させるためのゲイン調節回路62と、
ゲイン調節回路62のゲインを制御する制御回路5とを具
え、制御回路5は、着信時からオフフックまでの期間に
て、ゲイン調節回路62を最小ゲインに設定した後、通常
ゲインに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の無
線通信装置に関し、特に、着信を報知するためのリンガ
ー音と通話中の受話音とを共通の電気−音声変換器によ
って発生する無線通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機においては、着信を報
知するために、リンガー音、即ち可聴帯域の周波数を有
する振動を発生するリンガーと、体感可能な振動、例え
ば数100Hz以下の周波数を有する振動を発生する振
動発生器とが内蔵されており、状況に応じて両者を使い
分けることが可能となっている。又、着信を報知するた
めのリンガー音と通話中の受話音とを共通の電気−音声
変換器(スピーカ)から放音する携帯電話機が提案されて
いる(特開平5-199287号)。
【0003】例えば図8に示す携帯電話機は、アンテナ
(1)が突設された筐体(11)に、テンキー等の操作釦(1
4)、ディスプレイ(15)、電気−音声変換器(16)を内蔵し
た受話部(12)、マイクロホン(図示省略)を内蔵した送話
部(13)、振動発生器(17)等を具えており、着信時には、
電気−音声変換器(16)によってリンガー音を発生し、若
しくは振動発生器(17)を動作させて、着信が報知され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如く、リンガー音と受話音とを共通の電気−音声変換器
から放音する携帯電話機においては、図8の如く電気−
音声変換器(16)が筐体(11)の耳元と対応する上端位置に
配備されることとなるから、着信時に筐体(11)を耳に当
てていた場合、電気−音声変換器(16)から発生する高い
音圧のリンガー音が高い音圧を保ったまま耳に入ってく
ることになり、鼓膜や聴覚神経に悪影響を与える問題が
ある。
【0005】そこで本発明の目的は、リンガー音と受話
音とを共通の電気−音声変換器から放音する無線通信装
置において、着信時にリンガー音が鼓膜や聴覚神経に悪
影響を及ぼす虞れのない無線通信装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る第1の無線通
信装置は、着信を報知するためのリンガー音と通話中の
受話音とを発生する電気−音声変換器(16)と、着信を検
出する着信検出回路(53)と、着信時にリンガー音発生の
ための呼出信号を作成する呼出信号作成回路(61)と、呼
出信号作成回路(61)から電気−音声変換器(16)へ供給す
べき呼出信号のレベルを変化させるためのゲイン調節回
路(62)と、ゲイン調節回路(62)のゲインを制御する制御
回路(5)とを具え、制御回路(5)は、着信時からオフフ
ックまでの期間にて、ゲイン調節回路(62)を最小ゲイン
に設定した後、通常ゲインに設定することを特徴とす
る。
【0007】例えば、制御回路(5)は、着信時からオフ
フックまでの期間にて、ゲイン調節回路(62)のゲイン
を、前記最小値から通常値まで、段階的に若しくは連続
的に変化させる。
【0008】従って、着信時に装置を耳に当てていたと
しても、その時点では、ゲイン調節回路(62)のゲインが
最小値に設定されているため、電気−音声変換器(16)へ
供給される呼出信号のレベルは低く、電気−音声変換器
(16)から発生するリンガー音の音圧は低いものとなる。
ユーザは、耳に当てた装置から、この低い音圧のリンガ
ー音を充分に聞き取ることが可能であり、これによって
着信を認識することが出来る。これに対し、着信時に、
装置を耳に当てていないときは、その時点では上述の如
くリンガー音の音圧は低いが、その後に、ゲイン調節回
路(62)のゲインが通常値まで増大されるので、電気−音
声変換器(16)へ供給される呼出信号のレベルが増大し、
電気−音声変換器(16)からは充分な音圧でリンガー音が
発生することになる。ユーザは、耳から離した装置か
ら、この高い音圧のリンガー音を充分に聞き取ることが
可能であり、これによって着信を認識することが出来
る。
【0009】本発明に係る第2の無線通信装置は、一定
の共振周波数を有して、着信を報知するためのリンガー
音と通話中の受話音とを発生する電気−音声変換器(16)
と、着信を検出する着信検出回路(53)と、着信時にリン
ガー音発生のための呼出信号を作成する呼出信号作成回
路(7)と、呼出信号作成回路(7)から電気−音声変換器
(16)へ供給すべき呼出信号の周波数を変化させるための
発振周波数設定部(71)と、発振周波数設定部(71)の設定
周波数を制御する制御回路(50)とを具え、制御回路(50)
は、着信時からオフフックまでの期間にて、発振周波数
設定部(71)に、電気−音声変換器(16)の共振周波数から
ずれた所定の周波数を設定した後、共振周波数を設定す
ることを特徴とする。
【0010】例えば、制御回路(50)は、着信時からオフ
フックまでの期間にて、発振周波数設定部(71)の設定周
波数を、前記所定周波数から共振周波数まで、段階的に
若しくは連続的に変化させる。
【0011】従って、着信時に装置を耳に当てていたと
しても、その時点では、発振周波数設定部(71)は、共振
周波数からずれた所定周波数に設定されているため、電
気−音声変換器(16)へ供給される呼出信号の周波数は共
振周波数からずれて、電気−音声変換器(16)から発生す
るリンガー音の音圧は低いものとなる。ユーザは、この
低い音圧のリンガー音を充分に聞き取ることが可能であ
り、これによって着信を認識することが出来る。これに
対し、着信時に、装置を耳に当てていないときは、その
時点では上述の如くリンガー音の音圧は低いが、その後
に、発振周波数設定部(71)が共振周波数に設定されるの
で、電気−音声変換器(16)へ供給される呼出信号の周波
数は共振周波数に一致し、電気−音声変換器(16)からは
充分な音圧でリンガー音が発生することになる。ユーザ
は、この高い音圧のリンガー音を充分に聞き取ることが
可能であり、これによって着信を認識することが出来
る。
【0012】本発明に係る第3の無線通信装置は、着信
を報知するためのリンガー音と通話中の受話音とを発生
する電気−音声変換器(16)と、着信を報知するための振
動を発生する振動発生器(17)と、着信を検出する着信検
出回路(53)と、リンガー音発生のための呼出信号を作成
して、電気−音声変換器(16)に供給する呼出信号作成回
路(61)と、振動発生のための駆動信号を作成して、振動
発生器(17)に供給する駆動回路(54)と、呼出信号作成回
路(61)及び駆動回路(54)を制御する制御回路(56)とを具
え、制御回路(56)は、着信時からオフフックまでの期間
にて、駆動回路(54)によって振動発生器(17)を一定期間
動作させた後、呼出信号作成回路(61)によって電気−音
声変換器(16)を動作させることを特徴とする。
【0013】従って、装置を耳に当てている状態で着信
があった場合、着信時点では呼出信号作成回路(61)は動
作せず、振動発生器(17)の一定時間の動作によって、着
信が報知される。ユーザは、この振動を手や耳で感知
し、これによって着信を認識することが出来る。これに
対し、装置を身につけてない状態で着信があった場合
は、上記一定時間の振動発生器(17)の動作によっては着
信を認識することが出来ないが、上記一定時間経過後
に、呼出信号作成回路(61)が動作して、電気−音声変換
器(16)へ呼出信号が供給され、電気−音声変換器(16)か
らは充分な音圧でリンガー音が発生することになる。こ
れによって、ユーザは着信を認識することが出来る。
尚、装置を耳に当てている状態で着信があり、上述の如
く振動によって着信を検知したときは、その直後に装置
を耳から離すことによって、高い音圧のリンガー音によ
る悪影響を回避することが出来る。
【0014】具体的構成において、電気−音声変換器(1
6)及び振動発生器(17)は一体の報知ユニット(2)によっ
て構成され、該報知ユニット(2)は、共通のケーシング
内に、可聴帯周波数で駆動されて音波を発生する第1振
動体と、数100Hz以下の低周波数で駆動されて振動
を発生する第2振動体とを収容して構成され、第1振動
体は、前記ケーシングに、第1振動板を介してコイルを
取り付けて構成される一方、第2振動体は、前記ケーシ
ングに、第2振動板を介して磁石体を取り付けて構成さ
れ、該磁石体には、第1振動体のコイルを収容する磁気
ギャップが形成されている。
【0015】該具体的構成においては、コイルに対し、
可聴帯周波数を有する呼出信号若しくは音声信号を供給
することによって、第1振動体が振動して、可聴帯の音
波(リンガー音若しくは受話音声)が発せられる。又、コ
イルに対し、数100Hz以下の低周波数を有する呼出
信号を供給することによって、第2振動体が振動して、
体感可能な振動が発せられる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る無線通信装置によれば、先
ず音圧の低いリンガー音若しくは体感可能な振動によっ
て、着信の報知が開始されるので、仮に着信時に装置を
耳に当てていたとしても、鼓膜や聴覚神経が悪影響を受
ける虞れはない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。第1実施例 図1に示す本実施例の携帯電話機は、着信時のリンガー
音と通話中の受話音声を発する電気−音声変換器(16)
と、着信時に体感可能な振動を発する振動発生器(17)と
を具えて、リンガー音による着信の報知を行なうリンガ
ー報知モードと、振動による着信の報知を行なう振動報
知モードを、操作釦(14)の操作によって選択することが
可能であって、該選択操作に応じて、呼出設定回路(55)
が制御回路(5)に対してモードの設定を行なう。
【0018】基地局から送られてくる電波は、アンテナ
(1)によって一定周期で常時受信されており、受信され
た信号は、無線回路(51)にて周波数変換及び復調が施さ
れた後、信号処理回路(52)へ供給されて、デジタル音声
信号及び制御信号が抽出される。信号処理回路(52)の動
作は制御回路(5)によって制御されている。信号処理回
路(52)から得られる制御信号は着信検出回路(53)へ供給
されて、自局に対する呼出しの有無が検出され、該検出
結果に応じて、後述の着信報知動作が行なわれる。一
方、信号処理回路(52)から得られる音声信号は音声処理
回路(6)、増幅回路(64)及びスイッチ(65)を経て、電気
−音声変換器(16)から音声として出力されることにな
る。
【0019】制御回路(5)には、駆動回路(54)を介して
振動発生器(17)が接続され、着信時に振動報知モードが
設定されているときは、駆動回路(54)から振動発生器(1
7)へ駆動信号が供給され、振動発生器(17)の動作によっ
て着信が報知される。呼出信号作成回路(61)は、音響に
よる報知を行なうべく、呼出信号を作成するものであっ
て、該呼出信号はゲイン調節回路(62)、増幅回路(63)及
びスイッチ(65)を経て、電気−音声変換器(16)から音声
(リンガー音)として出力される。ゲイン調節回路(62)の
動作、及びスイッチ(65)の切換えは、制御回路(5)によ
って制御されている。
【0020】図2は、上記制御回路(5)の動作を表わし
ている。先ずステップS1にて、着信の有無を判断し、
着信があったときはステップS2に移行して、呼出音に
よる報知(リンガー報知モード)が選択されているか否か
を判断する。ここでイエスと判断されたときは、ステッ
プS3に移行して、ゲイン調節回路(62)を最小ゲインに
設定した後、ステップS4にて、スイッチ(65)を切り替
えて、電気−音声変換器(16)を呼出信号側に接続する。
これによって、電気−音声変換器(16)からは、低い音圧
のリンガー音が発せられることになる。そして、ステッ
プS5にて、スイッチ(65)の切り替えから一定時間が経
過したか否かを判断し、イエスと判断されたときは、ス
テップS6に移行する。
【0021】ステップS6では、ゲイン調節回路(62)を
通常のゲインに設定する。これによって、電気−音声変
換器(16)からは十分な音圧でリンガー音が発せられるこ
とになる。その後、ステップS7では、オフフック状態
であるか否かが判断され、イエスのときはステップS1
1に移行して、スイッチ(65)を切り替えて、電気−音声
変換器(16)を音声処理回路側に接続する。これによっ
て、発呼者との通話が可能になる。そして、ステップS
12にて、通話処理を実行した後、手続きを終了する。
【0022】一方、ステップS2にてノーと判断された
ときは、ステップS8に移行して、駆動回路(54)によっ
て振動発生器(17)を駆動する。これによって、振動発生
器(17)が振動して、着信が報知される。その後、ステッ
プS9にて、オフフック状態であるか否かを判断し、イ
エスと判断されたときは、ステップS10に移行する。
そして、ステップS10にて振動発生器(17)を停止させ
た後、ステップS11に移行する。
【0023】上記一連の手続きによれば、着信があった
とき、ステップS3〜S5により着信呼出音の段階的拡
大処理が実行されて、電気−音声変換器(16)から放音さ
れるリンガー音の音圧が最低レベルから通常レベルまで
拡大されるので、仮に着信時に携帯電話機を耳に当てて
いたとしても、その時点ではリンガー音の音圧は低いた
め、鼓膜や聴覚神経に悪影響を与えることなく、着信を
報知することが出来る。そして、着信を認識した時点
で、携帯電話機を耳から離せば、その後のリンガー音の
音圧の増大が、鼓膜や聴覚神経に悪影響を与えることは
ない。
【0024】第2実施例 図3に示す本実施例の携帯電話機は、第1実施例と同様
に、振動発生器(17)と電気−音声変換器(16)とを具え
て、リンガー音による着信の報知を行なうリンガー報知
モードと、振動による着信の報知を行なう振動報知モー
ドを、操作釦(14)の操作によって選択することが可能で
あって、該選択操作に応じて、呼出設定回路(55)が制御
回路(50)に対してモードの設定を行なう。
【0025】信号処理回路(52)から得られる音声信号
は、音声処理回路(6)、増幅回路(64)及びスイッチ(74)
を経て、電気−音声変換器(16)から音声として出力され
ることになる。又、呼出信号作成回路(7)は、音響によ
る報知を行なうべく呼出信号を作成するものであって、
内蔵せる発振周波数設定部(71)によって呼出信号の周波
数を可変設定することが可能である。呼出信号作成回路
(7)からの呼出信号は、増幅回路(73)及びスイッチ(74)
を経て、電気−音声変換器(16)から音声(リンガー音)と
して出力される。呼出信号作成回路(7)の発振周波数設
定部(71)の動作、及びスイッチ(74)の切換えは、制御回
路(50)によって制御されている。尚、発振周波数設定部
(71)は、呼出信号作成回路(7)とは別の独立した回路に
構成することも可能である。
【0026】図4は、上記制御回路(50)の動作を表わし
ている。先ずステップS21にて、着信の有無を判断
し、着信があったときはステップS22に移行して、呼
出音による報知(リンガー報知モード)が選択されている
か否かを判断する。ここでイエスと判断されたときは、
ステップS23に移行して、発振周波数設定部(71)に対
し、電気−音声変換器(16)の共振周波数から正側若しく
は負側にずれた所定の周波数faを設定した後、ステッ
プS24にて、スイッチ(74)を切り替えて、電気−音声
変換器(16)を呼出信号側に接続する。これによって、電
気−音声変換器(16)から低い音圧でリンガー音が発せら
れることになる。そして、ステップS25にて、スイッ
チ(74)の切り替えから一定時間が経過したか否かを判断
し、イエスと判断されたときは、ステップS26に移行
する。
【0027】ステップS26では、発振周波数設定部(7
1)に共振周波数fcを設定する。これによって電気−音
声変換器(16)が共振し、高い音圧でリンガー音が発せら
れることになる。その後、ステップS27では、オフフ
ック状態であるか否かが判断され、イエスのときはステ
ップS31に移行して、スイッチ(74)を切り替えて、電
気−音声変換器(16)を音声処理回路側に接続する。これ
によって、発呼者との通話が可能になる。そして、ステ
ップS32にて、通話処理を実行した後、手続きを終了
する。
【0028】一方、ステップS22にてノーと判断され
たときは、ステップS28に移行して、駆動回路(54)に
よって振動発生器(17)を駆動した後、ステップS29に
て、オフフック状態であるか否かを判断し、イエスと判
断されたときは、ステップS30に移行する。そして、
ステップS30にて振動発生器(17)を停止させた後、ス
テップS31に移行する。
【0029】上記一連の手続きにおいては、着信時に、
発振周波数設定部(71)に設定される周波数が、図5の如
く電気−音声変換器(16)の共振周波数fcから大きくず
れた所定の周波数faに設定され(a点)、その後、中間
の周波数fbを経て(b点)、共振周波数fcに設定され
る(c点)ので、電気−音声変換器(16)から発生する振動
の大きさ(音圧レベル)は、図5の如く徐々に増大し、共
振周波数設定時(c点)にて最大となる。
【0030】上記一連の手続きによれば、着信があった
とき、ステップS23〜S25により着信呼出音(リン
ガー音)の段階的拡大処理が実行されて、電気−音声変
換器(16)から放音されるリンガー音の音圧が最低レベル
から通常レベル(最大値)まで拡大されるので、仮に着信
時に携帯電話機を耳に当てていたとしても、その時点で
はリンガー音の音圧は低いため、鼓膜や聴覚神経に悪影
響を与えることなく、着信を報知することが出来る。そ
して、着信を認識した時点で、携帯電話機を耳から離せ
ば、その後のリンガー音の音圧の増大が、鼓膜や聴覚神
経に悪影響を与えることはない。
【0031】第3実施例 図6に示す本実施例の携帯電話機は、第1実施例と同様
に、振動発生器(17)と電気−音声変換器(16)とを具え
て、リンガー音による着信の報知を行なうリンガー報知
モードと、振動による着信の報知を行なう振動報知モー
ドを、操作釦(14)の操作によって選択することが可能で
あって、該選択操作に応じて、呼出設定回路(55)が制御
回路(56)に対してモードの設定を行なう。
【0032】信号処理回路(52)から得られる音声信号
は、音声処理回路(6)、増幅回路(64)及びスイッチ(65)
を経て、電気−音声変換器(16)から音声として出力され
ることになる。又、呼出信号作成回路(61)は、音響によ
る報知を行なうべく呼出信号を作成するものであって、
呼出信号作成回路(61)からの呼出信号は、ゲイン調節回
路(62)、増幅回路(63)及びスイッチ(65)を経て、電気−
音声変換器(16)から音声(リンガー音)として出力され
る。呼出信号作成回路(61)の動作、及びスイッチ(65)の
切換え動作は、制御回路(56)によって制御されている。
【0033】図7は、上記制御回路(56)の動作を表わし
ている。先ずステップS41にて、着信の有無を判断
し、着信があったときはステップS42に移行して、呼
出音による報知(リンガー報知モード)が選択されている
か否かを判断する。ここでイエスと判断されたときは、
ステップS43に移行して、駆動回路(54)によって振動
発生器(17)を駆動する。これによって振動発生器(17)が
振動して、着信が報知される。その後、ステップS44
にて、振動発生器(17)の駆動後、一定時間が経過したか
否かを判断し、イエスと判断されたときは、ステップS
45に移行して、振動発生器(17)を停止させる。
【0034】その後、ステップS46にて、スイッチ(6
5)を切り替えて、電気−音声変換器(16)を呼出信号側に
接続する。これによって、電気−音声変換器(16)から十
分な音圧でリンガー音が発せられることになる。そし
て、ステップS47にてオフフック状態であるかを判断
し、イエスと判断されたときは、ステップS51にて、
電気−音声変換器(16)を音声処理回路側に接続し、ステ
ップS52にて通話処理を実行した後、手続きを終了す
る。
【0035】一方、ステップS42にてノーと判断され
たときは、ステップS48に移行して、駆動回路(54)に
よって振動発生器(17)を駆動した後、ステップS49に
て、オフフック状態であるか否かを判断し、イエスと判
断されたときは、ステップS50に移行する。そして、
ステップS50にて振動発生器(17)を停止させた後、ス
テップS51に移行する。
【0036】上記一連の手続きにおいては、着信があっ
たとき、ステップS43〜S45が実行されて、先ず振
動発生器(17)が駆動され、着信が報知された後、電気−
音声変換器(16)が駆動されて、着信の報知が継続される
ので、仮に、着信があったときに、携帯電話機を耳に当
てていたとしても、一定時間は振動によって着信が報知
されるので、鼓膜や聴覚神経が悪影響を受けることはな
い。又、着信を認識した時点で、携帯電話機を耳から離
せば、その後の高い音圧によるリンガー音の発生が、鼓
膜や聴覚神経に悪影響を与えることはない。
【0037】尚、第1実施例〜第3実施例では、振動発
生器(17)と電気−音声変換器(16)とが別体に構成されて
いるが、両者を一体化した報知ユニットを構成すること
も可能である。例えば、図9に示す報知ユニット(2)
は、第1駆動信号により可聴帯周波数で駆動されて音波
を発生する第1振動体と、第2駆動信号により数100
Hz以下の低周波数で駆動されて振動を発生する第2振
動体と、第1駆動信号及び第2駆動信号を発生する信号
発生回路とから構成されている。第1及び第2振動体は
共通のケーシングに内蔵され、第1振動体は、ケーシン
グに、第1振動板を介してコイルを取り付けて構成され
る一方、第2振動体は、ケーシングに、第2振動板を介
して磁石体を取り付けて構成され、該磁石体には、第1
振動体のコイルを収容する磁気ギャップが形成されてい
る。
【0038】具体的には、図9に示す如く円筒状のケー
シング(21)に、主に音波を発生すべき第1振動体(4)
と、主に機械的な振動を発生すべき第2振動体(3)とを
内蔵したものであって、ケーシング(21)は、円筒状本体
(22)の前面開口部に、放音口(25)を有するリング状の前
カバー部材(24)を取り付けると共に、本体(22)の背面開
口部には、リング状の後カバー部材(23)を取り付けて、
全体がコンパクトに構成されている。
【0039】第1振動体(4)は、ケーシング本体(22)と
前カバー部材(24)の間に周辺部が挟持された円形の第1
振動板(41)と、第1振動板(41)の背面に固定されたコイ
ル(42)とから構成される。該第1振動体(4)は、数10
0Hzを越える可聴帯の共振周波数を有している。一
方、第2振動体(3)は、ケーシング本体(22)と後カバー
部材(23)の間に外周部が挟持されたリング状の第2振動
板(34)と、第2振動板(34)の内周部に固定された外ヨー
ク(32)と、軸方向(上下方向)に着磁され外ヨーク(32)の
前面に固定された永久磁石(31)と、永久磁石(31)の前面
に固定された内ヨーク(33)とから構成され、外ヨーク(3
2)と内ヨーク(33)の対向面間に形成されたリング状の磁
気ギャップ部に、前記第1振動体(4)のコイル(42)が上
下動可能に収容されている。該第2振動体(3)は、数1
00Hzよりも低い共振周波数を有している。
【0040】従って、リンガー音報知モードが設定され
ている状態で着信があったときは、報知ユニット(2)の
コイル(42)に対し、第1振動体(4)の共振周波数に一致
する周波数の呼出信号を供給することによって、第1振
動体(4)が共振して、音声(リンガー音)による着信の報
知が行なわれる。これに対し、振動報知モードが設定さ
れている状態で着信があったときは、報知ユニット(2)
のコイル(42)に対し、第2振動体(3)の共振周波数に一
致する周波数の呼出信号を供給することによって、第2
振動体(3)が共振して、体感可能な振動による着信の報
知が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】第1実施例における制御回路の動作を表わすフ
ローチャートである。
【図3】第2実施例の構成を表わすブロック図である。
【図4】第2実施例における制御回路の動作を表わすフ
ローチャートである。
【図5】第2実施例における電気−音声変換器の周波数
−音圧レベル特性を表わすグラフである。
【図6】第3実施例の構成を表わすブロック図である。
【図7】第3実施例における制御回路の動作を表わすフ
ローチャートである。
【図8】携帯電話機の外観を表わす斜視図である。
【図9】電気−音声変換器と振動発生器を一体化してな
る報知ユニットの断面図である。
【符号の説明】
(11) 筐体 (12) 受話部 (13) 送話部 (16) 電気−音声変換器 (17) 振動発生器 (2) 報知ユニット (5) 制御回路 (53) 着信検出回路 (6) 音声処理回路 (61) 呼出信号作成回路 (62) ゲイン調節回路 (65) スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信を報知するためのリンガー音と通話
    中の受話音とを発生する電気−音声変換器(16)を具えた
    無線通信装置において、 着信を検出する着信検出回路(53)と、 着信時にリンガー音発生のための呼出信号を作成する呼
    出信号作成回路(61)と、 呼出信号作成回路(61)から電気−音声変換器(16)へ供給
    すべき呼出信号のレベルを変化させるためのゲイン調節
    回路(62)と、 ゲイン調節回路(62)のゲインを制御する制御回路(5)と
    を具え、制御回路(5)は、着信時からオフフックまでの
    期間にて、ゲイン調節回路(62)を最小ゲインに設定した
    後、通常ゲインに設定することを特徴とする無線通信装
    置。
  2. 【請求項2】 制御回路(5)は、着信時からオフフック
    までの期間にて、ゲイン調節回路(62)のゲインを、前記
    最小値から通常値まで、段階的に若しくは連続的に変化
    させる請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 一定の共振周波数を有して、着信を報知
    するためのリンガー音と通話中の受話音とを発生する電
    気−音声変換器(16)を具えた無線通信装置において、 着信を検出する着信検出回路(53)と、 着信時にリンガー音発生のための呼出信号を作成する呼
    出信号作成回路(7)と、 呼出信号作成回路(7)から電気−音声変換器(16)へ供給
    すべき呼出信号の周波数を変化させるための発振周波数
    設定部(71)と、 発振周波数設定部(71)の設定周波数を制御する制御回路
    (50)とを具え、制御回路(50)は、着信時からオフフック
    までの期間にて、発振周波数設定部(71)に、電気−音声
    変換器(16)の共振周波数からずれた所定の周波数を設定
    した後、共振周波数を設定することを特徴とする無線通
    信装置。
  4. 【請求項4】 制御回路(50)は、着信時からオフフック
    までの期間にて、発振周波数設定部(71)の設定周波数
    を、前記所定周波数から共振周波数まで、段階的に若し
    くは連続的に変化させる請求項3に記載の無線通信装
    置。
  5. 【請求項5】 着信を報知するためのリンガー音と通話
    中の受話音とを発生する電気−音声変換器(16)と、着信
    を報知するための振動を発生する振動発生器(17)とを具
    えた無線通信装置において、 着信を検出する着信検出回路(53)と、 リンガー音発生のための呼出信号を作成して、電気−音
    声変換器(16)に供給する呼出信号作成回路(61)と、 振動発生のための駆動信号を作成して、振動発生器(17)
    に供給する駆動回路(54)と、 呼出信号作成回路(61)及び駆動回路(54)を制御する制御
    回路(55)とを具え、制御回路(56)は、着信時からオフフ
    ックまでの期間にて、駆動回路(54)によって振動発生器
    (17)を一定期間動作させた後、呼出信号作成回路(61)に
    よって電気−音声変換器(16)を動作させることを特徴と
    する無線通信装置。
  6. 【請求項6】 電気−音声変換器(16)及び振動発生器(1
    7)は一体の報知ユニット(2)によって構成され、該報知
    ユニット(2)は、共通のケーシング内に、音声信号によ
    り可聴帯周波数で駆動されて音波を発生する第1振動体
    と、呼出信号により数100Hz以下の低周波数で駆動
    されて振動を発生する第2振動体とを収容して構成さ
    れ、第1振動体は、前記ケーシングに、第1振動板を介
    してコイルを取り付けて構成される一方、第2振動体
    は、前記ケーシングに、第2振動板を介して磁石体を取
    り付けて構成され、該磁石体には、第1振動体のコイル
    を収容する磁気ギャップが形成されている請求項5に記
    載の無線通信装置。
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