JPH11331234A - ネットワークシステム、及びネットワークシステムにおけるパケット送信制御方法 - Google Patents
ネットワークシステム、及びネットワークシステムにおけるパケット送信制御方法Info
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- JPH11331234A JPH11331234A JP10128755A JP12875598A JPH11331234A JP H11331234 A JPH11331234 A JP H11331234A JP 10128755 A JP10128755 A JP 10128755A JP 12875598 A JP12875598 A JP 12875598A JP H11331234 A JPH11331234 A JP H11331234A
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Abstract
システムの技術を提供する。 【解決手段】 無線端末装置100は、基地局装置10
2が出力する電波の受信電界強度を測定する。基地局装
置102は、無線端末装置100が出力する電波の受信
電界強度を測定する。受信電界強度の情報は、いったん
基地局監視装置104に集められ、ゲートウェイサーバ
105に転送する。パケットの中に格納して無線端末装
置100に送信する。同じように、無線端末装置100
も測定した受信電界強度の情報をパケットの中に格納し
てゲートウェイサーバ105に送信する。無線端末装置
100とゲートウェイサーバ105とは、互いに受信電
界強度の情報を通知し合う。そして、通知された受信電
界強度の情報を基にして次に送信するパケットの最適な
パケット長および再送タイマの値を決定する。
Description
LAN上に設定したゲートウェイサーバを介してアプリ
ケーションサーバと通信するネットワークシステムに関
し、特に無線端末装置が高速に移動することにより急激
な通信状況の変化が発生するにも関わらず、効率のよい
データ通信を提供するネットワークシステムの技術に関
する。
−28072号公報に記載されている。この公報に記載
されている再送方法は、送信したパケットに対する肯定
応答が受信されるまでのラウンドトリップ時間(RR
T)から再送タイムアウトの値を決定し、その再送タイ
マアウトの値をデータの通信相手のホストコンピュータ
名毎に格納することによって、どのコネクションである
かに関わらず格納されたホストコンピュータ名から再送
タイムアウトを決定する。
来技術には次のような問題があった。第1の問題点は、
通信路が無線環境の場合を考慮されていないため、受信
電界強度の値が伝搬遅延に関係するような通信手段にお
いて、RTTの値が大きく変動してしまいRTTの測定
値から最適な送信条件が決定できないことである。
りの方向の通信を別々に最適化できないので、片方の通
信が悪くなったとき全体の転送レートも低下してしまう
ことである。また、データ転送の状況を使用者が把握す
る方式が特開平7−50630号公報に記載されてい
る。この公報に記載されているデータ受信装置C00
は、図22に示すように2本のアンテナC01,C02
を備えアンテナ毎の受信電界強度の測定しこれをデータ
送信装置C03に出力することにより、エラー率が一定
以上の場合には電界強度が高まる方向に移動するように
グラフィックにて表示する。
があった。すなわち、データ送信装置が携帯端末装置の
ように常に持ち歩いているような状況を想定していない
ので、悪い無線環境におけるデータ転送レートの向上を
考慮してしない。そこで、本発明の目的は、上記問題点
を解決し、無線端末装置が高速に移動することにより急
激な通信状況の変化が発生するにも関わらず、効率のよ
いデータ通信が出来るネットワークシステムの技術を提
供することにある。
発明は、無線端末装置が有線LAN上に設定したゲート
ウェイサーバを介してアプリケーションサーバと通信す
るネットワークシステムにおいて、無線端末装置、又は
前記無線端末装置とデータの送受信を行う基地局装置
が、受信電界強度を測定し、この測定した受信電界強度
を測定情報としてパケット内に格納して送信する手段を
有し、前記測定情報に基づいて、パケットの送信を制御
することを特徴とすることを特徴とする。
末装置が有線LAN上に設定したゲートウェイサーバを
介してアプリケーションサーバと通信するネットワーク
システムにおいて、無線端末装置、又は前記無線端末装
置とデータの送受信を行う基地局装置が、エラーレート
(BER)を測定し、この測定したエラーレート(BE
R)を測定情報としてパケット内に格納して送信する手
段を有し、前記測定情報に基づいて、パケットの送信を
制御することを特徴とすることを特徴とする。
する送信装置を有し、前記送信装置は、測定情報に基づ
いて、パケットサイズ、再送タイマ、ウインドウサイズ
を決定する手段を有する。又、好ましい形態として、パ
ケットを送信する送信装置を有し、前記送信装置は、測
定情報に基づいて、送信先の受信電界強度、又はエラー
レート(BER)を推定し、この推定結果からパケット
の送信条件を決定する手段を有する。
び基地局装置は、所定の格納条件を持ち、測定結果が前
記格納条件を満たしたときのみ、パケットに測定情報を
格納する手段を有する。尚、上記格納条件として、 (1) n回に一回の割合でパケットに測定情報を格納
する (2) n時間以上の間隔をおいて、パケットに測定情
報を格納する (3) 前に通知した受信電界強度と現在取得している
受信電界強度がn(dbμV)以上離れている場合、パ
ケットに測定情報を格納する (4) 閾値を設定し、測定値が前記閾値を越えた場
合、パケットに測定情報を格納する (5) 二つの閾値を設定し、受信電界強度が増加方向
の送信タイミングと、と減少方向の送信タイミングを設
定し、前記送信タイミングになった場合、パケットに測
定情報を格納する (6) 受信電界強度の情報の通知先と同じ推定方式で
求めた値と、現在取得している受信電界強度の値とが、
n(dbμV)以上離れた場合、パケットに測定情報を
格納する ことが考えられる。
通知する手段を有し、前記端末プロファイルに基づい
て、受信電界強度を推定する手段を切り替えるように構
成しても良い。尚、上記端末プロファイルの内容は、C
PUの計算能力と、受信電界強度又はエラーレート(B
ER)を推定するハードウェアの有無が考えられる。
置が有線LAN上に設定したゲートウェイサーバを介し
てアプリケーションサーバと通信するネットワークシス
テムにおけるパケット送信制御方法であって、受信電界
強度又はエラーレート(BER)を測定し、測定情報と
してパケット内に格納して通知先に送信し、通知先で
は、前記測定情報に基づいて、パケットの送信を制御す
ることを特徴とする。
ットサイズ、再送タイマ、ウインドウサイズを決定する
ことが好ましい。又、通知先は、測定情報に基づいて、
送信先の受信電界強度、又はエラーレート(BER)を
推定し、この推定結果からパケットの送信条件を決定す
ることが好ましい。
パケットに測定情報を格納して送信することが好まし
い。又、端末プロファイルを通知することによって、受
信電界強度又はエラーレート(BER)を推定する先を
切り替えても良い。以上の如く本発明は、無線端末装置
(または基地局装置)は、受信電界強度またはエラーレ
ート(BER)を測定しパケット内に格納して送信す
る。その情報を受け取った装置は、受け取った情報を基
にパケットの送信に関する制御情報(パケットサイズ、
再送タイマの値、ウインドウサイズ)を変更する。
線端末装置が実装する無線に適したプロトコル形式と、
電子メールやWebなどを提供するアプリケーションサ
ーバが実装する有線LANに適した既存のプロトコル形
式とを相互に変換して転送する機能を有する。無線端末
装置は、基地局装置が出力する電波の受信電界強度を測
定する。基地局装置は、無線端末装置が出力する電波の
受信電界強度を測定する。基地局装置で測定した受信電
界強度の情報は、いったん基地局監視装置に集められ、
そこからゲートウェイサーバの取得要求に従ってゲート
ウェイサーバへ転送する。そして、ゲートウェイサーバ
は、基地局装置で測定した受信電界強度の情報をパケッ
トの中に格納して無線端末装置へ送信する。同じよう
に、無線端末装置も測定した受信電界強度の情報をパケ
ットの中に格納してゲートウェイサーバへ送信する。
サーバは互いに受信電界強度の情報を通知し合う。そし
て、無線端末装置およびゲートウェイサーバは、通知さ
れた受信電界強度の情報を基にして次に送信するパケッ
トの最適なパケット長および再送タイマの値を決定す
る。このようにして、自動車電話や携帯無線端末などの
ように無線区間を介してデータ通信を行うネットワーク
システムにおいて、急激に受信電界強度が変化する無線
環境もに関わらず、受信側に到達している電波レベルを
送信側で把握することにより、パケット長および再送タ
イマの値を変更することで最適な送信条件を維持するこ
とを可能にする。
図1は本発明の実施形態を示すブロック図である。図1
中、100は無線端末装置である。この無線端末装置1
00は、無線通信手段を備えると共に、基地局装置が出
力する電波の受信電界強度を測定する。
置102は、公衆網103に設置され、無線端末装置1
00と無線区間101を介して通信する。又、基地局装
置102は、無線端末装置100が出力する電波の受信
電界強度を測定する。107はアプリケーションサーバ
である。このアプリケーションサーバ107は、LAN
106上に設置され、電子メールやWeb・電子ニュー
スなどを提供する。
ゲートウェイサーバ105は、無線端末装置100とア
プリケーションサーバ107とに実装される異なるプロ
トコル形式を相互に変換して転送する。104は基地局
監視装置である。この基地局監視装置104は、基地局
装置102が測定した受信電界強度の情報を収集し、ゲ
ートウェイサーバ105に送信する。
成されるネットワークシステムで実施される。次に、無
線端末装置100について更に詳細に説明する。図2は
無線端末装置100のブロック図である。図2中、20
1は無線通信手段である。この無線通信手段201は、
基地局装置102との間を無線通信方式によってパケッ
トを送受信する。
ケット受信手段205は、基地局装置102から受信し
たパケットを無線通信手段201から受け取り、パケッ
トの中に格納されている基地局装置102で測定された
受信電界強度を受信電界強度格納手段203に送る。そ
して、残りの受信データは上位アプリケーション(電子
メールやWeb・電子ニュースなど)に送る。
の受信電界強度格納手段203は、パケット受信手段2
05から受け取った基地局装置102で測定された受信
電界強度を時系列順に格納する。211はパケット作成
手段である。このパケット作成手段211は、上位アプ
リケーションからパケットの送信要求を受け取ると、送
信条件決定手段207に現在の最適送信条件を検出さ
せ、その結果に基づいて送信パケットを作成する。そし
て、送信パケットをパケット送信手段208に転送す
る。
信条件決定手段207は、受信電界強度推定手段206
で推定された受信電界強度に対する最適なパケットサイ
ズおよび再送タイマの値を送信条件格納手段204から
検出し、パケット作成手段211に通知する。206は
受信電界強度推定手段である。この受信電界強度推定手
段206は、受信電界強度格納手段203で格納された
過去の基地局装置102における受信電界強度から現在
時刻の受信電界強度を推定し、この結果を送信条件決定
手段207に通知する。
信条件格納手段204は、すべての受信電界強度の値に
対する最適なパケットサイズおよび再送タイマの値を格
納する。208はパケット送信手段である。このパケッ
ト送信手段208は、パケット作成手段211から送信
パケットを受け取ると、受信電界強度測定手段202か
ら現在の無線端末装置における受信電界強度を受け取
り、送信パケットの中に格納した後、無線通信手段20
1に送信パケットを転送する。尚、パケット送信手段2
08からパケットを受け取った無線通信手段201は、
基地局装置102にパケットを送信する。
の受信電界強度測定手段202は、基地局装置が送信す
る電波レベル(受信電界強度)を測定し、パケット送信
手段208へ通知する。209は再送制御手段である。
この再送制御手段209は、ゲートウェイサーバ105
との間で肯定応答が完了するまでパケットの再送制御を
行う。
の送信パケット格納手段210は、肯定応答が完了する
まで再送制御のために送信パケットを保持する。続い
て、ゲートウェイサーバ105について、更に詳細に説
明する。図3はゲートウェイサーバ105のブロック図
である。251は通信手段である。この通信手段251
は、無線端末装置100とパケットを送受信すると共
に、アプリケーションサーバ107ともパケットを送受
信する。
ケット受信手段254は、通信手段251により受信パ
ケットを受け取ると、送信元を調べる。送信元が無線端
末装置100および基地局監視装置104の場合には、
パケットの中から受信電界強度を取り出し、受信電界強
度格納手段252へ通知する。さらに、送信元が無線端
末装置100およびアプリケーションサーバ107の場
合は受信したデータをパケット交換手段259に転送す
る。
の受信電界強度格納手段252は、無線端末装置100
から通知された無線端末装置100における受信電界強
度を時系列順に格納すると共に、別のテーブルに基地局
監視装置104から通知された基地局装置102で測定
された受信電界強度も格納する。259はパケット交換
手段である。このパケット交換手段259は、パケット
受信手段254から受信パケットを受け取ると送信先を
調べる。送信先が無線端末装置100の場合には、送信
条件決定手段256に現在の最適な送信条件を検出さ
せ、その結果に基づいて無線端末装置100が実装する
プロトコル形式の送信パケットを作成し、パケット送信
手段257に転送する。また、送信先がアプリケーショ
ンサーバ107の場合には、アプリケーションサーバ1
07が実装するプロトコル形式の送信パケットを作成
し、パケット送信手段257に転送する。
信条件決定手段256は、受信電界強度推定手段255
で推定された受信電界強度に対する最適なパケットサイ
ズおよび再送タイマの値を送信条件格納手段253から
検出し、パケット交換手段259に通知する。255は
受信電界強度推定手段である。この受信電界強度推定手
段255は、受信電界強度格納手段252に格納されて
いる無線端末装置100で測定された過去の受信電界強
度から現在時刻の受信電界強度を推定し、送信条件決定
手段256に通知する。
信条件格納手段253は、各電界強度に対する最適なパ
ケットサイズおよび再送タイマの値を格納する。257
はパケット送信手段である。このパケット送信手段25
7は、パケット交換手段259から受け取った送信パケ
ットの送信先を調べる。送信先が無線端末装置100宛
の場合は、基地局装置102で測定された受信電界強度
を受信電界強度格納手段252から取り出し、送信する
パケットの中に格納した後に通信手段251に転送す
る。また、パケットの送信先がアプリケーションサーバ
107の場合には、そのまま通信手段251に転送す
る。通信手段251では、パケットを宛先へ送信する。
御手段258は、パケットの送信先から肯定応答が返さ
れるまでパケットの再送制御を行う。260はパケット
格納手段である。このパケット格納手段260は、肯定
応答が完了するまで再送制御のために送信したパケット
を保持する。次に、図4のシーケンスを参照して、本実
施例の動作について詳細に説明する。
するアプリケーションプログラムやユーザからの要求を
きっかけとして基地局装置102と通信を開始する(3
00)。そして、まず始めに通信の開始をゲートウェイ
サーバ105に通知する(301)。ここでシステム構
成によっては、無線端末装置100の認証手順が含まれ
てもよい。
105は、無線端末装置100に通信開始の肯定応答を
送信すると共に(302)、基地局装置102の測定す
る受信電界強度を通知するように基地局監視装置104
に要求する(303)。基地局監視装置104は要求受
付後、基地局装置102から集めた受信電界強度を定期
的にゲートウェイサーバ105に通知する(304)。
このように、ゲートウェイサーバ105は、無線端末装
置100が出力する電波の基地局装置102における受
信電界強度を常に知ることができる。ゲートウェイサー
バ105は、この受信電界強度を受信電界強度格納手段
252に格納する。
ションサーバ107にデータを送信する手順について説
明する。上位アプリケーション(Webや電子メールプ
ログラム)からデータ送信要求が発生すると(31
1)、まず、無線端末装置100は過去にゲートウェイ
サーバ105から通知された受信電界強度を基に、基地
局装置102における現在の受信電界強度を推定する
(305)。ここでもし、通信開始時のように通知され
た受信電界強度が無い場合には、デフォルトの値で代用
する。そして、求めた受信電界強度の推定値からパケッ
トの最適な送信条件を決定し(306)、送信パケット
を作成する。
102が送信する電波の受信電界強度を測定し(30
7)、送信するパケットの中に格納した後、パケットを
ゲートウェイサーバ105に送信する(308)。この
時、送信したパケットはゲートウェイサーバ105から
肯定応答パケットが戻ってくるまで保持しておき、再送
タイマ(309)がタイムアウトした時点で保持してお
いたパケットを再び送信する。
は、無線区間101を介して基地局装置102を通って
ゲートウェイサーバ105に到着する。ゲートウェイサ
ーバ105は、受信したパケットの中から受信電界強度
を取り出しテーブルに格納する(310)。このように
して、ゲートウェイサーバ105は、基地局装置102
が出力した電波の無線端末装置100で測定された受信
電界強度を知ることが出来る。
置100から受信したデータパケットに対して肯定応答
パケットを無線端末装置100に送り返す(313)。
この時、肯定応答パケットの中に基地局監視装置104
から通知された受信電界強度を格納する。その後、ゲー
トウェイサーバ105は、無線端末装置100から受信
したデータをアプリケーションサーバ107で実装する
プロトコル形式に変換した後、アプリケーションサーバ
107に送信する(314)。尚、その時に送信したデ
ータパケットも、アプリケーションサーバ107から肯
定応答(ACK)パケットが返される(315)までゲ
ートウェイサーバ105内で保持する。
ーバ105から通知された肯定応答(ACK)パケット
の中から受信電界強度を取り出して格納した後(31
6)、再送制御のために保持しておいた送信パケットを
破棄する。次に、アプリケーションサーバ107が無線
端末装置100にデータを送信する手順について説明す
る。
100宛に送信したパケットは、いったんゲートウェイ
サーバ105で受信される(317)。そして、ゲート
ウェイサーバ105は、直ちにアプリケーションサーバ
107に肯定応答(ACK)パケットを返信する(31
8)。その後、ゲートウェイサーバ105は、無線端末
装置100から通知された基地局装置102の出力する
電波の受信電界強度から、無線端末装置100が受けて
いる現在の受信電界強度を推定し(319)、推定した
受信電界強度に基づきパケットの最適な送信条件を決定
する(320)。そして決定した送信条件に基づき、ア
プリケーションサーバ107から受信したデータを無線
端末装置100が実装するプロトコル形式に変換し、基
地局監視装置104から通知された受信電界強度を格納
した後、無線端末装置100にパケットを送信する(3
21)。尚、この送信パケットも無線端末装置100か
ら肯定応答(ACK)パケットが返されるまでゲートウ
ェイサーバ105内に保持しておき、再送タイマがタイ
ムアウトした時点でパケットを再び送信する(32
2)。
信すると、パケットの中に格納されている受信電界強度
を取り出し無線端末装置内に格納する(323)。そし
て、無線端末装置100は、基地局装置102が出力す
る電波の受信電界強度を測定し(326)、肯定応答
(ACK)パケットに格納した後、ゲートウェイサーバ
105に送信する(327)。
たゲートウェイサーバ105は、受信電界強度を格納す
ると共に(328)、再送タイマを停止する。図5に無
線端末装置100とゲートウェイサーバ105との間の
プロトコルフォーマットの例を示す。バージョンフィー
ルドD00は、プロトコルフォーマットのバージョン情
報が格納される。
種別を表し、0の場合は通知開始要求、1の場合は通知
終了要求、2の場合にはデータパケット、3の場合には
応答パケットである。また、応答パケットを受信した機
器は、戻り値フィールドを参照し、要求の内容が肯定か
拒否かを得る。コネクション識別子フィールドD02
は、ゲートウェイサーバ105上で管理され、通信開始
から終了まで同じ値を振ることにより、他の無線端末装
置のコネクションと識別する。
送信するパケットがデータパケットの時に1づつ値を増
やして格納される。但し、再送制御による再送パケット
の場合には前と同じ送信シーケンス番号を格納する。受
信シーケンス番号フィールドD04は、送信するパケッ
トが応答パケットの時に、その応答の基となったデータ
パケットの送信シーケンス番号が格納される。これによ
り、通信相手との送達確認を行う。
子が応答パケットの時に使用され、肯定の時は0、拒否
の場合には1が格納される。データ長フィールドD06
は、データフィールドの長さがオクテッド単位で格納さ
れる。受信電界強度フィールドD07は、測定した受信
電界強度が格納される。
信電界強度を測定した時間が格納される。データフィー
ルドD09は、コマンド識別子がデータパケットの場
合、ユーザの送信データが格納される。このようなプロ
トコルによって受信電界強度を通知し合う。
ャートに沿って説明する。図6は無線端末装置100の
データパケットの送信に関するフローチャートであり、
図7は無線端末装置100の肯定応答パケットの送信に
関するフローチャートであり、図8は無線端末装置10
0の受信に関するフローチャートであり、図9はゲート
ウェイサーバ105のデータパケット送信に関するフロ
ーチャートであり、図10はゲートウェイサーバ105
の肯定応答パケット送信に関するフローチャートであ
り、図11はゲートウェイサーバ105の受信に関する
フローチャートである。
は、無線端末装置100およびゲートウェイサーバ10
5の両方で使用され、無線端末装置100ではゲートウ
ェイサーバ105から通知された受信電界強度を、ゲー
トウェイサーバ105では無線端末装置100から通知
された受信電界強度をそれぞれ時系列順に格納する。
尚、このテーブルは、受信電界強度格納手段203およ
び受信電界強度格納手段252において格納される。
無線端末装置100およびゲートウェイサーバ105の
両方で使用され、このテーブルは送信条件格納手段20
4および送信条件格納手段253で格納される。また、
図14の基地局受信電界強度格納テーブルは、ゲートウ
ェイサーバ105において基地局監視装置104から通
知された受信電界強度が格納される。このテーブルは、
受信電界強度格納手段252で保存される。
データパケットの送信手順について説明する。初期状態
において送信イベントが発生するのを待つ(ステップ4
00)。上位アプリケーションプログラム(電子メール
やWebブラウザなど)からパケットの送信要求が発生
すると、過去に通知された基地局装置102の受信電界
強度から現在の基地局装置102の受信電界強度を推定
する(ステップ401)。
例では、過去4つの受信電界強度(600−603)を
用いて現在の受信電界強度を推定している。t時刻の受
信電界強度(600)と一時刻前の(t−1)時刻の受
信電界強度(601)との変化分と、(t−1)時刻と
(t−2)時刻との受信電界強度の変化分、(t−2)
時刻と(t−3)時刻との受信電界強度の変化分に、そ
れぞれ現在時刻に近い方から大きなウエイトを占めるよ
うに0.6、0.3、0.1の値を積和した値をt時刻
からの変化量として現在時刻の受信電界強度を推定して
いる。
いた場合にこの推定方法を用いると、受信電界強度の推
定値は、(201−187)×0.6+(187−18
6)×0.3+(186−120)×0.1+201≒
216となる。そして、この推定値を基に最適なパケッ
ト送信条件を選択する(ステップ402)。パケットの
送信条件が図13のように格納されていた場合、値21
6の受信電界強度に対する最適値は、パケットサイズ3
900オクテット、再送タイマが395msであること
が分かる。この実施例では、パケットの送信条件は実測
結果から求めておくか、計算によって求めておいたもの
を事前に格納している。
たすように送信パケットを作成する(ステップ40
3)。そして、無線基地局が出力する電波の受信電界強
度を測定し(ステップ404)、送信するパケットの中
に格納した後(ステップ405)、無線デバイスが送信
可能になるのを待って(ステップ406)から、基地局
装置102に送信する(ステップ407)。そして、先
ほど求めた再送タイマの値でタイマを起動させる(ステ
ップ409)。
ケットの送信手順について説明する。初期状態において
肯定パケットの送信イベントが発生するのを待つ(ステ
ップ409)。イベントが発生すると肯定応答のパケッ
トを作成し(ステップ410)、無線基地局が出力する
電波の受信電界強度を測定し(ステップ411)、送信
パケットに格納した後(ステップ412)、無線デバイ
スが送信可能になるのを待って(ステップ413)か
ら、基地局装置へ送信する(ステップ414)。そし
て、イベント待ちに戻る(409)。
トの受信手順について説明する。初期状態においてゲー
トウェイサーバ105からの受信イベントを待つ(ステ
ップ420)。パケットを受信すると、パケットの中か
ら受信電界強度を取り出し、図12のテーブルに受信電
界強度を格納する(ステップ421)。そして、受信し
たパケットの種類を判別する(422)。
ゲートウェイサーバ105に肯定応答パケットを送信す
る(ステップ423)。送信方法は図7のフローチャー
トである。そして、上位アプリケーションに受信したデ
ータを通知する(ステップ424)。また、受信したデ
ータが肯定応答パケットの場合は、再送制御のために保
存しておいた送信パケットを破棄し(ステップ42
5)、再送タイマを停止する(ステップ426)。
データパケットの送信手順について説明する。初期状態
においてデータパケットの送信イベントが発生するのを
待つ(ステップ440)。送信イベントは、無線端末装
置100から届いたデータをアプリケーションサーバに
転送する送信イベントと、逆にアプリケーションサーバ
から届いたデータを無線端末装置100に転送する送信
イベントの2種類である。
を判別する(ステップ441)。送信先がアプリケーシ
ョンサーバの場合は、アプリケーションサーバ107上
で実装する既存プロトコルと同じ送信条件(ステップ4
42)で、送信パケットを作成し(ステップ443)、
デバイスの送信可能になるのを待ってから(ステップ4
44)、パケットを送信する(ステップ445)。そし
て、再送タイマを起動する(ステップ446)。
たデータパケットに対する相手からの肯定応答を受信す
るまでの時間(ラウンド・トリップ時間:RTT)を測
定し、その値を用いて送信条件(ウインドウサイズと再
送タイマ)を決定している。また、送信先が無線端末装
置100の場合は、無線端末装置100における現在の
受信電界強度を推定し(ステップ447)、推定した受
信電界強度を基にパケットの送信条件を決定する(ステ
ップ448)。
端末装置100から通知された受信電界強度も図12の
ように格納されているならば、先ほど求めた推定値の2
16と同じになる。そして、ゲートウェイサーバも無線
端末装置と同じ図13の送信条件と仮定すると、最適な
送信条件はパケットサイズが3900オクテット、再送
タイマが395msとなる。
に合うように送信パケットを作成した後(ステップ44
9)、図14のテーブルから基地局装置から通知された
受信電界強度を読み出し(ステップ450)、送信パケ
ットの中に格納する。その後、デバイスの送信可能にな
るのを待った後(ステップ444)、パケットを送信し
(ステップ445)、再送タイマを起動する(44
6)。
肯定応答パケットの送信手順について説明する。初期状
態において肯定応答パケットの送信イベントが発生する
のを待つ(ステップ452)。送信イベントが発生する
と、まず、送信先を判別する(ステップ453)。送信
先がアプリケーションサーバの場合は、送信する肯定応
答パケットを作成し(454)、デバイスの送信可能に
なるのを待ってから(ステップ455)、パケットを送
信する(ステップ456)。そして、イベント待ちへ戻
る。また、送信先が無線端末装置の場合は、送信する肯
定応答パケットを作成した後(457)、図14のテー
ブルに基づいて基地局装置から通知された受信電界強度
を読み出し(ステップ458)、肯定応答パケットの中
に格納する(459)。
った後(ステップ455)、パケットを送信する(ステ
ップ456)。そして、イベント待ちへ戻る。次に、ゲ
ートウェイサーバ105における受信手順について説明
する。初期状態において受信パケットの発生イベントを
待つ(ステップ460)。受信パケットが発生すると送
信元を判定する(ステップ461)。
場合は、パケットの種類を判別し(ステップ462)、
判別した種類がデータパケットの場合は、アプリケーシ
ョンサーバ107に肯定応答パケットの送信処理を行っ
た後(ステップ463)、無線端末装置100に受信デ
ータを転送する(ステップ464)。ステップ463の
送信処理は図10に、ステップ464の送信処理は図9
に示す。
受信パケットが肯定応答パケットの場合は、次回の送信
条件を決めるためにRTTを計算し(ステップ46
5)、再送制御のための再送タイマを停止する(ステッ
プ466)。また、送信元が無線端末装置100の場合
は、受信パケットから受信電界強度を取り出し、図12
に示されるテーブルに格納する。そしてパケットの種類
を判別する(ステップ468)。判別された種類がデー
タパケットの場合は、無線端末装置100に肯定応答パ
ケットを送信した後(ステップ469)、アプリケーシ
ョンサーバ107に受信データを転送する(ステップ4
70)。ステップ469の送信手順は図10に、ステッ
プ470の送信手順は図9に示す。
場合は、再送制御のために保持しておいたデータパケッ
トを破棄し(ステップ471)、再送タイマを停止した
後(ステップ472)、受信イベント待ちへ戻る(ステ
ップ460)。以上の如く、本実施形態では、無線端末
装置が1台の場合について説明したが、基地局装置およ
びゲートウェイサーバ装置に対して無線端末装置の接続
数に制限はない。同様に、基地局監視装置は受信電界強
度の情報を複数の基地局装置から収集することができ、
その数に制限はない。
ウサイズと再送タイマの値を決定したが、ウインドウサ
イズを変更して1つの肯定応答パケットで複数のデータ
パケットの送達確認を行ってもよい。これにより、受信
電界強度が強くデータ欠損の少ない環境において、肯定
応答パケットの数を減らすことができ通信路を効率良く
使用できる。
格納された受信電界強度の情報に対する最適な送信条件
の値は、ゲートウェイサーバと無線端末装置で異なって
もよい。また、ゲートウェイサーバに格納される最適な
送信条件の値は、無線端末装置毎に異なっていてもよい
し、基地局装置毎に異なっていてもよい。又、本実施形
態の構成では、送信するパケットに受信電界強度を格納
して送信したが、受信電界強度を測定する代わりにパケ
ットのエラーレート(BER)を計算し、エラーレート
(BER)を送信することによって送信制御を行っても
よい。
る。図16は第2の実施形態におけるゲートウェイサー
バ750のブロック図である。第2の実施形態は、ゲー
トウェイサーバが図3に示されたパケット交換手段25
9の構成が、パケット構成変更手段759に変更した点
において異なる。
端末装置上に実装されたプロトコル形式とアプリケーシ
ョンサーバ上に実装されたプロトコル形式とを変換する
ことを目的にしていた。本実施の形態では、無線端末装
置100とアプリケーションサーバ107とに実装され
ているプロトコル形式は同一である。但し、無線端末装
置100とゲートウェイサーバ105間、および、アプ
リケーションサーバ107とゲートウェイサーバ105
間は、送信条件のみ異なる。
ゲートウェイサーバ105との間のプロトコル形式もT
CP/IPを用いる。そして、TCP/IPのIPヘッ
ダのオプションフィールドに受信電界強度を格納するこ
とで相手に通知する。受信電界強度の格納方法の例を図
17に示す。プロトコル(800)は送受信されるTC
P/IPであり、その中のIPヘッダ部(801)のオ
プションフィールド(802)に受信電界強度を格納す
る。オプション識別子は、オプションの種類を示すもの
であり、インターネットの標準化ドキュメント(RF
C:Request For Comment)にて0
x20は将来への拡張として定義されている。また、オ
プション長は、オプションフィールド(802)全体の
長さを示す。そして、測定した受信電界強度の情報と測
定時間を格納する。最後に予約フィールドを追加した。
このようにして、データと共に受信電界強度を交換する
ことによって、パケットサイズおよび再送タイマの値を
変更して最適な送信制御を維持する。
る。図18を参照すると、本実施形態は図1に示された
実施例におけるゲートウェイサーバ105とアプリケー
ションサーバ107がなく、複数の無線端末装置で構成
するアドホックネットワークシステムに変更した点にお
いて異なる。本実施形態では、無線端末装置900が親
機となり、その他の無線端末装置901〜903は子機
となる。そして、無線端末装置間のデータ通信は親機を
介在して行われる。
界強度格納手段203は、各子機から通知される受信電
界強度の情報をそれぞれ時系列の順に格納する。また、
受信電界強度測定手段202は、各子機が出力する電波
の受信電界強度を子機毎に測定する。そして、親機で子
機宛の送信要求が発生した場合、送信先の子機からパケ
ットの中に格納されて通知された過去の受信電界強度の
情報を受信電界強度格納手段203から検出して、受信
電界強度推定手段206で現在の受信電界強度の情報を
推定する。このようにして求めた受信電界強度の推定値
を基に、送信先毎の送信条件を決定する。そして、送信
先の子機が出力する電波の受信電界強度の情報を受信電
界強度測定手段202で測定し、データパケットの中に
格納した後、宛先の子機へ送信する。データパケットを
受信した子機は、親機から通知された受信電界強度の情
報を受信電界強度格納手段203に格納し、次回親機宛
の送信要求が発生した場合に、今格納した受信電界強度
の情報を基に送信条件を決定する。
いても、データと共に受信電界強度の情報を交換するこ
とによって、パケットサイズおよび再送タイマの値を変
更して最適な送信制御を維持する。本発明の第4の実施
形態を説明する。第4の実施形態は、受信電界強度の情
報を通知する時に、n個の受信電界強度の情報を平均し
て通知することにより細かく変動する受信電界強度の値
を補正する。
の実施形態は、常にパケットの中に受信電界強度の情報
を格納して送信するのではなく、送信するパケットのn
回に一回の割合で測定した受信電界強度の情報を格納す
ることにより、受信電界強度の情報を負荷したことによ
る転送レートの低下を抑える。
ルフォーマットの例を図19に示す。図5のプロトコル
フォーマットとの違いは、コマンド識別子フィールドE
01に、受信電界強度の情報を格納しないデータパケッ
トの識別子として値4、受信電界強度の情報を格納しな
い応答パケットの識別子として値5を追加した点と、図
5の受信電界強度フィールドD07および電界強度測定
時間フィールドD08がない点である。その他のフィー
ルドの使用方法は、図5と同じである。
が、0から3の場合は図5のプロトコルフォーマットを
用い、4または5の場合は図19のプロトコルフォーマ
ットを用いることによって受信電界強度の有無を切り替
える。図19のプロトコルフォーマットの場合、受信電
界強度の情報を格納したときに比べて5オクテット分の
転送レートを抑えることができる。
の実施形態は、常にパケットの中に受信電界強度の情報
を格納して送信するのではなく、受信電界強度の情報を
パケットの中に格納して送信した時間を保持しておき、
前に受信電界強度の情報を通知した時間よりもn時間以
上経過していたときは、送信するパケットの中に受信電
界強度の情報を格納することにより、受信電界強度の情
報を負荷したことによる転送レートの低下を抑えること
ができる。プロトコルフォーマットは図5及び図19を
使用する。
の実施形態は、常にパケットの中に受信電界強度の情報
を格納して送信するのではなく、受信電界強度の値に閾
値を設け、測定した受信電界強度がその閾値を越えた時
のみ、パケットの中に受信電界強度の値を格納して送信
することにより、受信電界強度の情報を負荷したことに
よる転送レートの低下を抑えることができる。
の実施形態は、常にパケットの中に受信電界強度の情報
を格納して送るのではなく、前に送信した受信電界強度
の情報を格納しておき、現在測定している受信電界強度
の値と格納した受信電界強度の値がn(dbμV)以上
離れた場合のみパケットの中に受信電界強度の情報を格
納することにより、受信電界強度の情報を負荷したこと
による転送レートの低下を抑えることができる。
の実施形態は、図20を参照すると、受信電界強度の値
に対して上位閾値A01と下位閾値A02との2本の閾
値を設定する。そして、上位閾値A02以上の受信電界
強度の値を良好領域とし、下位閾値A02以下の受信電
界強度の値を不良領域と定める。
は不良領域にあった場合には、その情報を一時的に格納
する。そして、測定した受信電界強度の値が上位閾値A
01を下から上へ越え、且つ過去に一時的に格納した情
報が不良領域の場合には、パケットの中に受信電界強度
の情報を格納して送信する。さらに、測定した受信電界
強度の値が上位閾値A02を上から下へ越え、且つ過去
に一時的に格納した情報が良好領域の場合には、パケッ
トの中に受信電界強度の情報を格納して送信する。
設定した閾値の周りでこまかく変動する場合にも、その
度受信電界強度を通知することがないので、受信電界強
度の情報を負荷したことによる転送レートの低下を抑え
ることができる。例えば、測定した受信電界強度の値が
グラフA00のようになっていた場合、45dbμVか
ら65dbμVへ変化し時、過去不良領域を経て上位閾
値A01を越えているので受信電界強度A03の情報を
パケットの中に格納して送信すると共に、55dbμV
から20dbμVへ変化した時、良好領域を経て下位閾
値A02を越えたているので受信電界強度(A04)の
情報を送信する。
10の実施形態は、送信した受信電界強度の情報を全て
格納しておき、受信電界強度の通知先と同じ推定方式を
用いて計算した推定値が、現在測定した受信電界強度の
値とn(dbμV)以上離れたら時に、受信電界強度の
情報をパケットの中に格納して送信する。これによっ
て、受信電界強度の情報を負荷したことによる転送レー
トの低下を抑えることができる。
11の実施形態は、図4の第1の実施形態の動作を示す
シーケンスにおいて、無線端末装置がゲートウェイサー
バへ送信する通信開始通知パケット(302)の中に、
CPUの計算能力と受信電界強度値の推定ハードウェア
の実装有無を示す端末プロファイルの情報を格納する。
と動作クロックで定義しても良いし、ベンチマークプロ
グラムで計算能力を測定しても良い。ゲートウェイサー
バは、通知された端末プロファイルの情報を基に、図2
1のフローチャートを実行する。ゲートウェイサーバ
は、通信開始要求のパケットを受信すると(B00)、
パケット内から端末プロファイルの情報を取り出し、無
線端末装置における受信電界強度の推定ハードウェアの
有無を判別し(B01)、推定ハードウェアがある場合
には無線端末装置側で受信電界強度を推定するように通
信開始の肯定応答で無線端末装置へ要求する(B0
3)。また、推定ハードウェアがない場合には、CPU
計算能力が一定以上あるか判別し(B02)、一定以上
ある場合には無線端末装置側で受信電界強度を推定する
ように通信開始の肯定応答で要求する(B03)。
ートウェイサーバ側で受信電界強度の推定を行った後、
推定結果の情報をパケットの中に格納して送ることを通
信開始の肯定応答で通知する(B04)。このときも
し、ゲートウェイサーバ側で受信電界強度の情報を推定
する場合、ゲートウェイサーバは無線端末装置へ送信す
るパケットの中に、基地局監視装置から通知された受信
電界強度の情報を基に、次回基地局監視装置から通知さ
れるであろう受信電界強度の情報を推定した結果を格納
する。
の情報を推定するという負荷を軽減でき、CPU計算能
力の貧弱な携帯端末や専用の推定ハードウェアを持たな
い端末においても、受信電界強度の推定情報からパケッ
トの送信条件を決定することができる。これは特にスプ
ライン曲線近似などのCPU負荷が大きい推定方式を用
いた場合に有効である。
線環境においてデータ転送効率のよい通信制御を提供す
ることができる。その理由は、データを送受信する相手
の受信電界強度の情報を把握することによって最適なパ
ケットの送信制御を行えるためである。本実施例の送信
制御では、相手の受信電界強度が強く無線区間において
送信データの欠損が発生しにくい場合は、パケットサイ
ズをできるだけ長くすることによりパケットのヘッダに
よる送信ロスを抑え、また、相手の受信電界強度が低く
無線区間において送信データの欠損が発生しやすい場合
は、パケットサイズを短くすることにより肯定応答をこ
まめに転送することでデータ欠損からの復旧を素早く行
うことによって、データの転送レートを向上することが
できる。また、受信電界強度の大小によって伝送路に遅
延が発生するような通信路においては受信電界強度の情
報から適切な再送タイマの値も決定することができる。
これにより、無駄な再送パケットの送信による転送レー
トの低下を抑えることができる。
の間の無線区間において上りと下りで使用している無線
周波数が異なっている場合に、上りと下りで別々に最適
な送信条件を使用できるので、フェージングなどにより
1方向のみ伝送路が悪化しても逆方向の通信は最適な通
信条件を継続することができる。
る。
る。
である。
ス図である。
バ105との間のプロトコルフォーマットを示す図であ
る。
送信に関するフローチャートである。
の送信に関するフローチャートである。
ーチャートである。
ット送信に関するフローチャートである。
答パケット送信に関するフローチャートである。
関するフローチャートである。
である。
る。
示す図である。
為の図である。
イサーバ750のブロック図である。
為の図である。
ある。
ロトコルフォーマットを示した図である。
ある。
ローチャートである。
Claims (18)
- 【請求項1】 無線端末装置が、有線LAN上に設定し
たゲートウェイサーバを介してアプリケーションサーバ
と通信するネットワークシステムにおいて、 無線端末装置、又は前記無線端末装置とデータの送受信
を行う基地局装置が、受信電界強度を測定し、この測定
した受信電界強度を測定情報としてパケット内に格納し
て送信する手段を有し、 前記測定情報に基づいて、パケットの送信を制御するこ
とを特徴とすることを特徴とするネットワークシステ
ム。 - 【請求項2】 無線端末装置が、有線LAN上に設定し
たゲートウェイサーバを介してアプリケーションサーバ
と通信するネットワークシステムにおいて、 無線端末装置、又は前記無線端末装置とデータの送受信
を行う基地局装置が、エラーレート(BER)を測定
し、この測定したエラーレート(BER)を測定情報と
してパケット内に格納して送信する手段を有し、 前記測定情報に基づいて、パケットの送信を制御するこ
とを特徴とすることを特徴とするネットワークシステ
ム。 - 【請求項3】 パケットを送信する送信装置を有し、 前記送信装置は、測定情報に基づいて、パケットサイ
ズ、再送タイマ、ウインドウサイズを決定する手段を有
することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネ
ットワークシステム。 - 【請求項4】 パケットを送信する送信装置を有し、 前記送信装置は、測定情報に基づいて、送信先の受信電
界強度、又はエラーレート(BER)を推定し、この推
定結果からパケットの送信条件を決定する手段を有する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載
のネットワークシステム。 - 【請求項5】 無線端末装置及び基地局装置は、所定の
格納条件を持ち、測定結果が前記格納条件を満たしたと
きのみ、パケットに測定情報を格納する手段を有するこ
とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
ネットワークシステム。 - 【請求項6】 格納条件として、n回に一回の割合でパ
ケットに測定情報を格納することを特徴とする請求項5
に記載のネットワークシステム。 - 【請求項7】 格納条件として、n時間以上の間隔をお
いて、パケットに測定情報を格納することを特徴とする
請求項5に記載のネットワークシステム。 - 【請求項8】 格納条件として、前に通知した受信電界
強度と現在取得している受信電界強度がn(dbμV)
以上離れている場合、パケットに測定情報を格納するこ
とを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステ
ム。 - 【請求項9】 格納条件として、閾値を設定し、測定値
が前記閾値を越えた場合、パケットに測定情報を格納す
ることを特徴とする請求項5に記載のネットワークシス
テム。 - 【請求項10】 格納条件として、二つの閾値を設定
し、受信電界強度が増加方向の送信タイミングと、と減
少方向の送信タイミングを設定し、前記送信タイミング
になった場合、パケットに測定情報を格納することを特
徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。 - 【請求項11】 格納条件として、受信電界強度の情報
の通知先と同じ推定方式で求めた値と、現在取得してい
る受信電界強度の値とが、n(dbμV)以上離れた場
合、パケットに測定情報を格納することを特徴とする請
求項5に記載のネットワークシステム。 - 【請求項12】 無線端末装置は、端末プロファイルを
通知する手段を有し、前記端末プロファイルに基づい
て、受信電界強度を推定する手段を切り替えることを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載のネットワークシ
ステム。 - 【請求項13】 端末プロファイルの内容が、CPUの
計算能力と、受信電界強度又はエラーレート(BER)
を推定するハードウェアの有無であることを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載のネットワークシステム。 - 【請求項14】 無線端末装置が有線LAN上に設定し
たゲートウェイサーバを介してアプリケーションサーバ
と通信するネットワークシステムにおけるパケット送信
制御方法であって、 受信電界強度又はエラーレート(BER)を測定し、測
定情報としてパケット内に格納して通知先に送信し、 通知先では、前記測定情報に基づいて、パケットの送信
を制御することを特徴とすることを特徴とするネットワ
ークシステムにおけるパケット送信制御方法。 - 【請求項15】 通知先は、測定情報に基づいて、パケ
ットサイズ、再送タイマ、ウインドウサイズを決定する
ことを特徴とする請求項14に記載のネットワークシス
テムにおけるパケット送信制御方法。 - 【請求項16】 通知先は、測定情報に基づいて、送信
先の受信電界強度、又はエラーレート(BER)を推定
し、この推定結果からパケットの送信条件を決定するこ
とを特徴とする請求項14又は請求項15に記載のネッ
トワークシステムにおけるパケット送信制御方法。 - 【請求項17】 所定の格納条件を満たす場合のみ、パ
ケットに測定情報を格納して送信することを特徴とする
請求項14〜請求項16のいずれかに記載のネットワー
クシステムにおけるパケット送信制御方法。 - 【請求項18】 端末プロファイルを通知することによ
って、受信電界強度又はエラーレート(BER)を推定
する先を切り替えることを特徴とする請求項14〜請求
項17のいずれかに記載のネットワークシステムにおけ
るパケット送信制御方法。
Priority Applications (1)
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JP12875598A JP3233102B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | ネットワークシステム、及びネットワークシステムにおけるパケット送信制御方法 |
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