JPH11330932A - 信号生成回路及び画像形成装置 - Google Patents

信号生成回路及び画像形成装置

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JPH11330932A
JPH11330932A JP10135738A JP13573898A JPH11330932A JP H11330932 A JPH11330932 A JP H11330932A JP 10135738 A JP10135738 A JP 10135738A JP 13573898 A JP13573898 A JP 13573898A JP H11330932 A JPH11330932 A JP H11330932A
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signal
triangular wave
potential
circuit
comparator
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Fujio Kawano
藤雄 川野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭いパルス幅を有するパルス幅変調出力を得
る。 【解決手段】第1及び第2三角波発生回路100及び2
00は、互いに位相が180度異なり波高値が等しい三
角波TRI1及びTRI2を夫々発生する。D/A変換
器300は、デジタル画像信号をアナログ変換して、最
大値が三角波TRI1及びTRI2の1/2のアナログ
画像信号DA1を発生する。コンパレータ700及び8
00は、夫々TRI1及びTRI2を基準信号としてD
A1をパルス幅変調することによりエッジ信号PWM1
a及びPWM1bを生成する。AND回路900は、P
WM1a及びPWM1bの論理積を演算することによ
り、PWM1a及びPWM1bによってパルス幅が規定
されたパルス幅変調信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号生成回路及び
画像形成装置に係り、特に、三角波を利用して信号を生
成する信号生成回路及び該信号生成回路を含む画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真方式の画像形成装置で
は、画像信号をパルス幅変調して画素値に対応したパル
ス幅のパルス幅変調信号を生成し、このパルス信号によ
りレーザを駆動して感光ドラムを露光することにより階
調画像を形成する。
【0003】図5は、従来のパルス幅変調回路の構成を
示す図である。図5に示すパルス幅変調回路は、クロッ
ク信号SCKと同周期のパルス幅変調信号PWMA及び
クロック信号SCKの2倍の周期のパルス幅変調信号P
WMBを発生する。図8は、図5に示すパルス幅変調回
路における主要信号を示すタイミングチャートである。
【0004】このパルス幅変調回路は、8ビットのデジ
タル画像信号DD[8:1]をラッチするラッチ回路4
と、ラッチ回路4によりラッチされたデジタル画像信号
をアナログ画像信号DAに変換するD/A変換器3と、
クロック信号SCKと同周期の三角波TRIAを発生す
る第1三角波発生回路1と、クロック信号SCKの2倍
の周期の三角波TRIBを発生する第2三角波発生回路
2と、三角波TRIAと画像信号DAとを比較するコン
パレータ7、三角波TRIBと画像信号DAとを比較す
るコンパレータ8と、クロック信号SCKを2分周して
分周信号CK2を生成する分周回路5と、クロック信号
CK2を遅延させる可変遅延回路6及び論理回路9を備
える。
【0005】分周回路5は、クロック信号SCKを2分
周した分周信号CK2を発生し、可変遅延回路6は、分
周信号CK2をクロック信号SCKの周期T0の1/2
だけ遅延させた遅延信号DCKを発生する。論理回路9
は、分周信号CK2とクロック信号SCKの排他的論理
和を演算して、クロック信号と同周期でデューティが5
0%のクロック信号LCKを発生する。
【0006】図9は、可変遅延回路6の詳細な構成を示
す図である。図9において、R1=R2=R、I1a=
I4aである。この可変遅延回路6における遅延量ΔT
(=T0/2)は、R,C11,I2a及びI3aによ
り決定され、I3a×R×C11/I2aに比例する。
【0007】この可変遅延回路6は、PIN−NIN端
子間に分周信号CK2が入力され、POUT−NOUT
端子間に遅延信号DCKを出力する。また、電流I2a
は、第1三角波発生回路1が発生する誤差信号ΔIによ
り制御される。
【0008】PINがHレベル、NINがLレベルにな
ると、トランジスタQ9及びQ8はオフ状態になり、R
2及びQ6を介して電流I3aが流れる。従って、Q1
0はオフ状態になり、NOUTはLレベルになる。一
方、I12は、Q2、Q3及びQ4を介して流れ、Q5
はオフ状態になるので、Q1がオン状態になりPout
はHレベルになる。なお、この時点では、Q3のエミッ
タ電位であるVBはPoutの電位よりもベースエミッ
タ間電圧Vbe分低い電位を維持する。
【0009】次に、PINとNINの極性が反転する
と、Q9はオン状態になり、Q4はオフ状態になる。こ
の時、I2aは、最初は、C11からQ9を介して流
れ、Q8のエミッタ電位VAは徐々に低下する。そし
て、VAがNOUTよりVbeだけ低い電位になると、
Q8に電流が流れ始め、それに応じてQ6のコレクタ電
流I6aが低下し、Q2のコレクタ電位VCが上昇す
る。VCが上昇すると、Q10がオンし、NOUTの電
位が上昇すると共に、Q8のベース電流が増加し、Q8
に流れる電流が更に増加する。なお、Q5、Q6のエミ
ッタ内部抵抗を夫々r1、r2とすると、R/(r1+
r2)=1になった時にI5aとI6aの大小関係が反
転し、その後、Q6はオフ状態になる。
【0010】Q6がオフ状態になると、I3aはR1及
びQ5を介して流れ、Q5のコレクタ電位VDが低下す
るため、Q1がオフ状態になり、POUTがLレベルに
なると共にQ3がオフ状態になり、C11に電流が流れ
なくなる。
【0011】したがって、VAは、NOUTの電位の上
昇に伴ってVx(=R×I6a)上昇すると共に、この
時、Q3及びQ4がオフ状態であるため、VBもVxだ
け上昇する。その後は、再びPINとNINの極性が反
転するまでVA及びVBの電位は変化しない。
【0012】以上の動作を繰り返すことにより、PIN
−NIN間に入力される分周信号CK2に対してΔT
(=To/2)だけ遅延された遅延信号DCKがPOU
T−NOUT間より出力される。ここで、Vxの値が大
きく設定すると、その分、トランジスタQ1,Q3及び
Q8,Q10間でのΔVbeの影響が低減できるが、一
方で、POUT,NOUTの反転に要する時間が大きく
なるため、それらを考慮した上での設計が必要となる。
【0013】また、電流I2aは、第1三角波発生回路
1からの誤差信号ΔIにより制御される。これによりV
xの値が制御され、正確な遅延量ΔTを得ることができ
る。
【0014】図6は、第1三角波発生回路1の詳細な構
成を示す図である。この第1三角波発生回路1は、クロ
ック信号SCK(クロック信号LCK)と同周期の三角
波TRIAを発生する回路であり、コンパレータ10、
12及び13、バッファ11、チャージポンプ回路14
及び15、誤差信号発生回路16及び17、コンデンサ
C1、電流源I1〜I3、スイッチSSで構成されてい
る。
【0015】スイッチSSは、前述のようにして得られ
たデューティの等しいクロック信号LCKにより制御さ
れ、コンデンサC1の充放電により三角波TRIAを発
生する。なお、電流I2とI3とは、I3=2×I2と
いう関係にある。
【0016】電流源I2、I3、コンデンサC1及びス
イッチSSの構成で得られる三角波は、素子のばらつき
等により、常に安定したピーク値等が得られるとは限ら
ない。そこで、この三角波発生回路1は、次のような方
法で三角波TRIAを安定させる。
【0017】三角波TRIAをバッファ11を介してコ
ンパレータ12及び13に供給し、コンパレータ12及
び13において、夫々所望のピーク値の10%及び90
%のレベルを有する基準信号V10及びV90と三角波
TRIAのレベルを比較する。
【0018】図10は、三角波TRIA、基準信号V1
0及びV90並びにコンパレータ12及び13の比較結
果信号P10及びP90を示す図である。比較結果信号
P10は、図12(a)に詳細を示すチャージポンプ回
路(CP1)14に入力される。チャージポンプ回路1
4は、電流源Ioと電流源0.9・Ioを有し、比較結
果信号P10のデューティが9:1の場合にのみ安定す
る。チャージポンプ回路14の出力信号は、誤差信号発
生回路(Du)16に供給される。
【0019】誤差信号発生回路16は、チャージポンプ
回路14の出力信号に応じて誤差(電流)信号ΔIを発
生する。このΔIを可変遅延回路12にフィードバック
することにより、三角波TRIAのデューティ、即ち、
そのオフセット値が制御される。
【0020】また、コンパレータ13から出力される比
較結果信号P90は、P10と共に、図12(b)に詳
細を示すチャージポンプ回路(CP2)15に入力され
る。チャージポンプ回路15は、電流源1.8・Io
と、2つの電流源Ioとを有し、比較結果信号P10及
びP90のデューティが共に9:1の場合にのみ安定す
る。誤差信号発生回路17は、チャージポンプ回路15
の出力信号に応じて誤差(電圧)信号ΔVを発生する。
この誤差信号ΔVを電流源I2及びI3にフィードバッ
クすることにより、三角波TRIAのピーク値が制御さ
れる。
【0021】バッファ11から出力される三角波と基準
信号Vaとを比較するコンパレータ10は、三角波の発
生時に素早く三角波を収束させる起動回路、及び三角波
を1周期毎にその下側ピーク値にロックする事により、
出力信号のジッタを改善するジッタ補正回路としての役
割をする。ただし、この基準信号Vaは、三角波を乱さ
ない程度のレベルに設定される。
【0022】図7は、第2三角波発生回路2の詳細な構
成を示す図である。この第2三角波発生回路2は、分周
信号CK2に基づいて、クロック信号SCKの周期の2
倍の周期の三角波TRIBを発生する回路であり、コン
パレータ12及び13、バッファ11、チャージポンプ
回路14及び15、誤差信号発生回路16及び17、コ
ンデンサC1、電流源I1〜I3、スイッチSSで構成
されている。なお、図6と実質的に同様の構成要素に
は、同一の符号を付している。
【0023】図示のように、第2三角波発生回路2は、
第1三角波発生回路1と略同様の構成を有するが、誤差
信号発生回路16の出力である誤差(電流)信号ΔI2
がコンデンサC1に連結されている点で、その構成が異
なる。このように誤差信号ΔI2によりコンデンサC1
の充放電電流を制御するこよにより三角波TRIBのオ
フセットが制御される。
【0024】この第2三角波発生回路2は、クロック信
号SCKの2倍の周期を有する分周信号CK2によりス
イッチSSが制御されるため、クロック信号SCKの2
倍の周期を有する三角波TRIBを発生する。
【0025】ラッチ回路4は、クロック信号LCKの立
上がりエッジでデジタル画像信号DD[8:1]をラッ
チしてD/A変換器に供給する。D/A変換器3は、ラ
ッチされたデジタル画像信号をアナログ画像信号DAに
変換し、コンパレータ7及び8に供給する。コンパレー
タ7は、三角波TRIAの電位と画像信号DAの電位と
を比較し、パルス幅変調信号PWMAを出力する。コン
パレータ8は、三角波TRIBと画像信号DAを比較す
ることにより、パルス幅変調信号PWMBを出力する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】コンパレータにより三
角波の電位とアナログ画像信号の電位を比較して、狭い
パルス幅のパルス幅変調信号を得る場合、図11のPW
Maのようなパルス幅変調信号が得られることが理想的
である。しかしながら、パルス幅が狭くなると、図11
のPWMbに示すようなパルス幅変調信号となる。
【0027】例えば、コンパレータの出力の波高値を
0.3V、該コンパレータのゲインを5.77、三角波
の周波数を100MHz(1周期=10ns)、該三角
波の波高値を0.75Vとすると、パルス幅変調信号の
パルス幅の限界(最小値)は、 0.3V/5.77/0.75V×10nsec=0.7nsec となる。今後、プリンタや複写器等の画像形成装置の高
速化、高解像度化に伴って、画素クロックの周波数が高
くなると、次第に狭いパルス幅のパルスを出力すること
が困難になり、階調性を確保することが困難になる。し
たがって、画像の再現性が悪化し、良好が画像が得られ
なくなることが危惧される。
【0028】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、例えば、高画質の画像を得るための信号生成
回路を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号生成回
路は、三角波を利用して信号を生成する信号生成回路で
あって、互いに位相が180度異なり波高値が同一の第
1及び第2三角波を発生する三角波発生器と、アナログ
信号の電位と前記第1三角波の電位とを比較する第1比
較器と、前記アナログ信号の電位と前記第2三角波の電
位とを比較する第2比較器と、前記第1比較器の出力の
変化点と前記第2比較器の出力の変化点でパルス幅が定
義されるパルス信号を前記アナログ信号のパルス幅変調
信号として出力する論理回路とを備えることを特徴とす
る。
【0030】上記の信号生成回路において、前記論理回
路は、前記第1比較器の出力と前記第2比較器の出力と
の論理積を演算するAND回路を含むことが好ましい。
【0031】上記の信号生成回路に、入力デジタル画像
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器を更に備
え、変換に係るアナログ信号を前記第1及び第2比較器
に供給することが好ましい。
【0032】上記の信号生成回路において、前記D/A
変換器は、前記第1及び第2三角波の波高値の1/2を
最大値とするアナログ信号を出力することが好ましい。
【0033】本発明の他の側面に係る信号生成回路は、
三角波を利用して信号を生成する信号生成回路であっ
て、パラレル信号を入力する入力回路と、互いに位相が
180度異なり波高値が同一の第1及び第2三角波を発
生する三角波発生器と、前記第1三角波の電位と前記第
2三角波の電位とを比較する比較器と、前記比較器の出
力に基づいて、入力パラレル信号の該当するビットを選
択して出力する出力回路とを備えることを特徴とする。
【0034】上記の信号生成回路に、第1基準電位と前
記第1三角波の電位とを比較する第2比較器と、第2基
準電位と前記第2三角波の電位とを比較する第3比較器
とを更に備え、前記出力回路が、前記第1乃至第3比較
器の出力に基づいて、前記第1及び第2三角波の周期を
4分割し、4分割された各期間に応じて入力パラレル信
号の該当するビットを選択して出力することにより、該
入力パラレル信号の4ビットをシリアル信号に変換する
ことが好ましい。
【0035】上記の信号生成回路において、前記第1及
び第2基準電位は、例えば、前記第1及び第2三角波の
波高値の3/4の電位であることが好ましい。
【0036】上記の信号生成回路において、前記第1及
び第2基準電位は、例えば、前記第1及び第2三角波の
波高値の1/4の電位であることが好ましい。
【0037】本発明の更に他の側面に係る信号生成回路
は、三角波を利用して信号を生成する信号発生回路であ
って、パラレル信号を入力する入力回路と、三角波を発
生する三角波発生器と、少なくとも1つの基準信号の電
位と前記三角波の電位とを比較する比較器と、前記比較
器の出力に基づいて、前記三角波の周期を略均等にn
(n≧2)分割し、分割に係る各期間に応じて入力パラ
レル信号の該当するビットを選択して出力することによ
り、該入力パラレル信号のnビットをシリアル信号に変
換する変換回路とを備えることを特徴とする。
【0038】上記の信号生成回路において、前記基準信
号の少なくとも1つは、例えば、前記三角波発生器が発
生する三角波と180度位相が異なり波高値が同一の三
角波であることが好ましい。
【0039】上記の信号生成回路において、前記基準信
号の少なくとも1つは、一定の電位に固定された信号で
あることが好ましい。
【0040】本発明に係る画像形成装置は、上記の信号
生成回路と、該信号生成回路により生成された信号に基
づいて画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴
とする。
【0041】 〔発明の詳細な説明〕以下、図面を参照しながら本発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0042】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るパルス幅変調回路(信号生成回
路)の構成を示す図である。
【0043】このパルス幅変調回路は、デジタル画像信
号DDをラッチするラッチ回路400、ラッチ回路40
0によりラッチされた画像信号をアナログ画像信号DA
1及びDA2に変換するD/A変換器300、クロック
信号SCKを2分周したクロックCK2を生成する分周
回路500、分周信号CK2と位相が180度異なるク
ロック信号CK3を生成する位相回路1100、第1及
び第2三角波発生回路100及び200、コンパレータ
700、800及び1000、論理回路900を備え
る。
【0044】図2は、図1に示すパルス幅変調回路にお
ける主要信号のタイミングチャートである。以下、図1
及び図2を参照しながら説明する。
【0045】分周回路500は、クロック信号SCKを
2分周してクロック信号CK2を生成して第1三角波発
生回路100に供給する。反転回路1100は、例えば
インバータで構成され、クロック信号CK2と位相が1
80度異なるクロック信号CK3を生成して第2三角波
発生回路200に供給する。
【0046】第1及び第2三角波発生回路100及び2
00は、例えば、図7に示す三角波発生回路と同様の構
成を有し、夫々三角波TRI1及びTRI2を出力す
る。第1及び第2三角波発生回路100及び200に夫
々入力されるクロック信号CK2及びCK3は、互いに
位相が180度異なるため、第1及び第2三角波発生回
路100及び200は、互いに位相が180度異なる三
角波TRI1及びTRI2を夫々発生する。
【0047】ラッチ回路400は、例えば8ビットのデ
ジタル画像信号DDをクロック信号SCKの立上がりエ
ッジでラッチする。D/A変換器300は、ラッチ回路
400でラッチされたデジタル画像信号をアナログ画像
信号DA1及びDA2に変換する。ここで、DA1のレ
ベルはDA2のレベルの1/2に設定されている。ま
た、DA2の最大レベルは、三角波TRI1及びTRI
2の波高値と等しくなるように設定されている。したが
って、DA1の最大レベルは、三角波TRI1及びTR
I2の波高値の1/2と等しい。
【0048】コンパレータ700は、三角波TRI1の
電位とアナログ画像信号DA1の電位とを比較し、その
比較結果をエッジ信号PWM1aとして出力する。一
方、コンパレータ800は、三角波TRI1と位相が1
80度異なる三角波TRI2の電位と、アナログ画像信
号DA1の電位とを比較し、その比較結果をエッジ信号
PWM1bとして出力する。論理回路900は、エッジ
信号PWM1aとエッジ信号PWM1bとの論理積を演
算してパルス幅変調信号PWM1を出力する。
【0049】このパルス幅変調信号PWM1は、図2に
示す三角波TRI、即ち、クロック信号SCKと同一の
周期を有し、波高値がDA1と等しい三角波を基準信号
として、DA1をパルス幅変調した信号と等しい。な
お、仮に、従来例にように、三角波TRIを基準信号と
してDA1をパルス幅変調すると、前述のような問題、
即ち、パルス幅が狭いパルス幅変調信号を生成すること
が困難であるという問題がある。
【0050】一方、この実施の形態によれば、エッジ信
号PMW1a及びPWM1bは、夫々、1画素の期間
(クロック信号SCKの1周期)の2倍の周期を有する
と共にDA1の最大レベルの2倍の波高値を有する三角
波TRI1及びTRI2を基準信号として生成された信
号であるため、従来例におけるパルス幅変調信号(コン
パレータの出力)に比べてパルス幅が広い。そして、パ
ルス幅変調信号PWM1のパルス幅、即ち、立上がりエ
ッジ及び立下がりエッジの位置は、エッジ信号PWM1
a及びPWM1bにより規定される。また、エッジ信号
PWM1a及びPWM1bよりパルス幅変調信号PWM
1を生成するための論理回路900は、単純で高速動作
の容易な素子(この場合、AND回路)で構成すること
ができる。したがって、この実施の形態に係るパルス幅
変調回路によれば、狭いパルス幅のパルス幅変調信号を
得ることができる。
【0051】更に、この実施の形態に係るパルス幅変調
回路は、クロック信号SCKの2倍の周期を有するパル
ス幅変調信号PWM2を生成するために、コンパレータ
1000を有する。
【0052】この実施の形態に係るパルス幅変調回路と
しての信号発生装置は、例えば、電子写真方式の画像形
成装置において、像但持体に潜像を形成するためのレー
ザ等の発光素子を直接又は間接に駆動するための信号を
発生する装置として好適である。この信号発装置を適用
した画像形成装置は、特に、中間調画像の形成に好適で
ある。
【0053】なお、この信号発生装置は、画像形成装置
にのみならず、狭いパルス幅の信号を要求する装置に広
く適用することができる。
【0054】[第2の実施の形態]この実施の形態は、
文字、図形等の画像を高解像度に再現する画像形成装置
に好適な信号発生装置に関する。図3は、本発明の第2
の実施の形態に係る信号発生装置の構成を示す図であ
る。なお、図1に示す第1の実施の形態に係る信号発生
装置と同様の構成要素には同一の符号を付している。
【0055】この実施の形態に係る信号発生装置は、第
1の実施の形態に係る信号発生装置に対して、コンパレ
ータ1310〜1330並びに論理回路1210〜12
50、1340及び1350を付加して構成され、第1
の実施の形態と同様のパルス幅変調信号PWM1を発生
することができる他、クロック信号SCKの4倍の周波
数に相当する速度で2値の画像信号(例えば、レーザを
駆動するための信号)を発生することができる。なお、
第1の実施の形態と同様に、クロック信号SCKの2倍
の周期を有するパルス幅変調信号PWM2を生成する回
路を付加してもよいし、逆に、パルス幅変調信号PWM
1を生成する回路を削除してもよい。
【0056】図4は、図3に示す信号生成回路における
主要信号のタイミングチャートである。以下、図3及び
図4を参照しながら説明する。
【0057】論理回路1210〜1250は、論理回路
1340及び1350から出力される2ビットの制御信
号CK6及びCK8に基づいて、ラッチ回路400から
出力されたラッチ信号(デジタル画像データ)の4ビッ
ト(図示の例では、8ビット中の上位4ビット)のいず
れかを選択的に出力する。
【0058】コンパレータ1310は、三角波TRI1
の電位と、三角波TRI1及びTRI2の波高値の75
%の電位の基準電位V75とを比較してエッジ信号CK
5を出力する。コンパレータ1320は、三角波TRI
2の電位と基準電位V75とを比較してエッジ信号CK
4を出力する。論理回路1340は、エッジ信号CK4
とCK5との論理和を演算してエッジ信号CK6を出力
する。
【0059】更に、コンパレータ1330は、三角波T
RI1(+端子の入力)の電位と三角波TRI2(−端
子の入力)の電位とを比較してエッジ信号CK7を出力
する。論理回路CK8は、クロック信号SCKとエッジ
信号CK7との排他的論理和を演算してエッジ信号CK
8を出力する。
【0060】以上の構成により、画像信号DD[8:
1]をラッチ回路400でラッチしたラッチ信号D
[8:1]の上位4ビットの2値データがD8,D7,
D6,D5の順に論理回路1250から順に出力され
る。即ち、この信号生成回路では、4ビットのパラレル
データをシリアルデータに変換して、クロック信号SC
Kの1周期の期間内に出力する。
【0061】例えば、クロック信号SCKが600dp
iに相当するクロック信号であるとすると、この信号生
成回路によれば、2400dpi相当の画像信号(P/
S)を得ることができるため、高解像度化を実現するこ
とができる。すなわち、クロック信号SCKが100M
Hzの場合に600dpiの解像度が実現可能であると
すると、従来は、2400dpiの解像度を実現するた
めに400MHzのクロック信号SCKが要求された
が、この信号処理回路によれば、クロック信号SCKの
周波数は100MHzで十分である。
【0062】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。
【発明の効果】本発明によれば、例えば、高画質の画像
を得ることができる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るパルス幅変調
回路(信号生成回路)の構成を示す図である。
【図2】図1に示すパルス幅変調回路における主要信号
のタイミングチャートである。
【図3】第2の実施の形態に係る信号発生装置の構成を
示す図である。
【図4】図3に示す信号生成回路における主要信号のタ
イミングチャートである。
【図5】従来のパルス幅変調回路の構成を示す図であ
る。
【図6】第1三角波発生回路1の詳細な構成を示す図で
ある。
【図7】第2三角波発生回路2の詳細な構成を示す図で
ある。
【図8】図5に示すパルス幅変調回路における主要信号
を示すタイミングチャートである。
【図9】可変遅延回路6の詳細な構成を示す図である。
【図10】三角波TRIA、基準信号V10及びV90
並びにコンパレータ12及び13の比較結果信号P10
及びP90を示す図である。
【図11】パルス幅変調信号を発生する際の問題点を説
明するための図である。
【図12】チャージポンプ回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 第1三角波発生回路 2 第2三角波発生回路 3 D/A変換器 4 ラッチ回路 5 分周回路 6 可変遅延回路 7,8 コンパレータ 9 論理回路 10 コンパレータ 11 バッファ 12,13 コンパレータ 14,15 チャージポンプ回路 16,17 誤差信号発生回路 100 第1三角波発生回路 200 第2三角波発生回路 300 D/A変換回路 400 ラッチ回路 500 分周回路 700,800 コンパレータ 900 論理回路 1000 コンパレータ 1100 反転回路 1310〜1330 コンパレータ 1340,1350 論理回路 1210〜1250 論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03K 4/06 B41J 3/00 A H04N 1/23 103 H03K 3/023 Z 1/405 H04N 1/40 B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三角波を利用して信号を生成する信号生
    成回路であって、 互いに位相が180度異なり波高値が同一の第1及び第
    2三角波を発生する三角波発生器と、 アナログ信号の電位と前記第1三角波の電位とを比較す
    る第1比較器と、 前記アナログ信号の電位と前記第2三角波の電位とを比
    較する第2比較器と、 前記第1比較器の出力の変化点と前記第2比較器の出力
    の変化点でパルス幅が定義されるパルス信号を前記アナ
    ログ信号のパルス幅変調信号として出力する論理回路
    と、 を備えることを特徴とする信号生成回路。
  2. 【請求項2】 前記論理回路は、前記第1比較器の出力
    と前記第2比較器の出力との論理積を演算するAND回
    路を含むことを特徴とする請求項1に記載の信号生成回
    路。
  3. 【請求項3】 入力デジタル画像信号をアナログ信号に
    変換するD/A変換器を更に備え、変換に係るアナログ
    信号を前記第1及び第2比較器に供給することを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の信号生成回路。
  4. 【請求項4】 前記D/A変換器は、前記第1及び第2
    三角波の波高値の1/2を最大値とするアナログ信号を
    出力することを特徴とする請求項3に記載の信号生成回
    路。
  5. 【請求項5】 三角波を利用して信号を生成する信号生
    成回路であって、パラレル信号を入力する入力回路と、 互いに位相が180度異なり波高値が同一の第1及び第
    2三角波を発生する三角波発生器と、 前記第1三角波の電位と前記第2三角波の電位とを比較
    する比較器と、 前記比較器の出力に基づいて、入力パラレル信号の該当
    するビットを選択して出力する出力回路と、 を備えることを特徴とする信号生成回路。
  6. 【請求項6】 第1基準電位と前記第1三角波の電位と
    を比較する第2比較器と、 第2基準電位と前記第2三角波の電位とを比較する第3
    比較器と、 を更に備え、前記出力回路は、前記第1乃至第3比較器
    の出力に基づいて、前記第1及び第2三角波の周期を4
    分割し、4分割された各期間に応じて入力パラレル信号
    の該当するビットを選択して出力することにより、該入
    力パラレル信号の4ビットをシリアル信号に変換するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の信号生成回路。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2基準電位は、前記第1
    及び第2三角波の波高値の3/4の電位であることを特
    徴とする請求項6に記載の信号生成回路。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2基準電位は、前記第1
    及び第2三角波の波高値の1/4の電位であることを特
    徴とする請求項6に記載の信号生成回路。
  9. 【請求項9】 三角波を利用して信号を生成する信号発
    生回路であって、 パラレル信号を入力する入力回路と、 三角波を発生する三角波発生器と、 少なくとも1つの基準信号の電位と前記三角波の電位と
    を比較する比較器と、 前記比較器の出力に基づいて、前記三角波の周期を略均
    等にn(n≧2)分割し、分割に係る各期間に応じて入
    力パラレル信号の該当するビットを選択して出力するこ
    とにより、該入力パラレル信号のnビットをシリアル信
    号に変換する変換回路と、 を備えることを特徴とする信号生成回路。
  10. 【請求項10】 前記基準信号の少なくとも1つは、前
    記三角波発生器が発生する三角波と180度位相が異な
    り波高値が同一の三角波であることを特徴とする請求項
    9に記載の信号生成回路。
  11. 【請求項11】 前記基準信号の少なくとも1つは、一
    定の電位に固定された信号であることを特徴とする請求
    項9又は請求項10に記載の信号生成回路。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項10のいずれか1
    項に記載の信号生成回路と、 前記信号生成回路により生成された信号に基づいて画像
    を形成する画像形成部と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
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