JPH11328784A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH11328784A
JPH11328784A JP10137098A JP13709898A JPH11328784A JP H11328784 A JPH11328784 A JP H11328784A JP 10137098 A JP10137098 A JP 10137098A JP 13709898 A JP13709898 A JP 13709898A JP H11328784 A JPH11328784 A JP H11328784A
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JP
Japan
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adjustment
video signal
signal
tape
value
Prior art date
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Withdrawn
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JP10137098A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sugano
哲生 菅野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support
    • G11B5/531Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis
    • G11B5/535Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis perpendicular to the direction of movement of the tape, e.g. for longitudinal scanning
    • G11B5/537Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis perpendicular to the direction of movement of the tape, e.g. for longitudinal scanning with all the heads disposed in a plane substantially parallel to the plane of the tape, e.g. for circular scanning

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理的な位置決めによるX値調整を行なうこ
となしに、電気系によるX値調整だけで調整値を決定す
ることで組み立て効率を高めるとともに、その調整値を
記憶しておくことで画質の低下を防ぐ。 【解決手段】 制御回路5によるトラッキング調整時
に、相対位置が同一の映像信号トラックとリニアオーデ
ィオトラックの一部分で信号が欠落して記録された標準
モード特殊記録テープを用意して、このテープを標準モ
ードにて走行させることによって、信号欠落部分の再生
時間差を固定ヘッド位置の粗調整のための調整値として
メモリー5aに格納し、さらに粗調整における調整値に
基づいて固定ヘッド位置の微調整を行なう場合、映像信
号トラックの片一方のみに映像信号が記録された長時間
モード特殊記録テープを用意して、このテープを長時間
モードにて走行させることによって、映像信号のエンベ
ロープ検波出力を最大とする新たな調整値でメモリー5
aの記憶内容を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転映像ヘッド
と固定ヘッドとを同一のデッキ上に配置した磁気記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来の磁気記録再生装置の構
成を示すブロック図である。
【0003】最初に、この従来の磁気記録再生装置に装
填された磁気テープ1を走行させるデッキ部分の概略構
成について説明する。
【0004】図17において、3はヘリカルスキャン方
式のビデオトラック7,8を有する磁気テープ、9はリ
ニアオーディオヘッド11とコントロールパルス(以
下、CTLパルスという。)の読み出し・書き込みを行
うためのコントロールヘッド13とが一体に固定された
オーディオ・コントロールヘッド(以下、ACヘッドと
いう。)、10はリニアオーディオヘッド11による記
録領域となる固定ヘッドトラック、12はコントロール
ヘッド13により再生時の基準となるコントロール信号
が記録再生されるトラック、6はチャネル1(ch1)
の回転映像ヘッド1とチャネル2(ch2)回転映像ヘ
ッド2とを回転させるためのドラム回転装置(以下、ド
ラムMDAという。)、19は磁気テープ1を走行させ
るキャプスタンモータ、18はキャプスタンモータ回転
装置(以下、キャプスタンMDAという。)である。ま
た、これらの構成を有するデッキ部分に対して、磁気記
録再生装置は電気回路部分として、デッキ上の各ヘッド
との信号を処理するヘッドアンプ回路4、オーディオ信
号処理回路14、各モータの制御のためのサーボ回路2
0、これらの回路を制御する制御回路5等を備えてい
る。
【0005】このような磁気記録再生装置では、制御回
路5によってch1回転映像ヘッド1とch2回転映像
ヘッド2とを制御して、それぞれ磁気テープ1上のch
1ビデオトラック7とch2ビデオトラック8を正確に
トレースさせるためには、デッキ部分での各部品の組み
立て位置を予め調整して、ACヘッド9とch1回転映
像ヘッド1との相対位置を正確に決定しておく必要があ
る。ここで、デッキ上でのヘッド等の部品の組み立て精
度のバラツキによって生じる回転映像ヘッドとACヘッ
ドとの物理的間隔(以下、X値という。)を調整するこ
とを、X値調整という。従来の磁気記録再生装置では、
このようなデッキのX値調整が行なわれていないと磁気
テープ1に対して映像信号を正確に記録し、かつ再生す
ることができなくなってしまう。また、このACヘッド
9とch1回転映像ヘッド1との相対位置が不正確であ
ると、異なるデッキ間での互換性を保つことができな
い。そこで、従来の磁気記録再生装置ではX値調整のズ
レの許容値などが規格によって細かく決められ、これに
準拠してデッキ部分の組み立てが行なわれるように予め
調整されていた。
【0006】このX値調整は、具体的には標準モード特
殊記録テープと長時間モード特殊記録テープとを使用し
て、以下のように行なわれる。
【0007】図18、図19は、いずれも従来の磁気記
録再生装置における物理的粗調整法を示す波形図であ
る。また、図20は従来からおこなわれている機械式の
X値調整方法を示すフローチャートである。図21、図
22は、いずれもX値の微調整法を示すタイミング波形
図である。なお、標準モード特殊記録テープは、標準モ
ードによる映像信号トラックとリニアオーディオトラッ
クへの記録信号を相対位置が同一となる部分で欠落させ
た(即ち、同じ時間に記録されるべき映像信号と音声信
号のそれぞれのトラック部分を欠落させた)ものであっ
て、粗調整に使用される。また、長時間モード特殊記録
テープは、長時間モードにて片方のチャネルの映像信号
トラックのみに記録されたものであり、この長時間モー
ド特殊記録テープは微調整に使用される。
【0008】図20のフローチャートに示すように、粗
調整のための処理ステップST50では、調整者はビデ
オ再生エンベロープとリニアオーディオ出力の双方に、
それぞれ欠落部分を有する標準モード特殊記録テープを
再生する。図18に示した、これらのエンベロープ欠落
部分21とオーディオ欠落部分22は、時間軸上では互
いに同一タイミングで記録されているので、処理ステッ
プST51では調整者は以下のようにして、これらの位
置を合わせることによってデッキのX値調整を行うこと
ができる。
【0009】ACヘッド9は、デッキ上においてネジと
バネにより半固定状態に設置され、図17に示す磁気テ
ープ1の長手方向84に移動可能な構造になっており、
ACヘッド9とch1回転映像ヘッド1との物理的距離
7を機械的に調整することができる。そこで、調整者は
オシロスコープなどで、図18に示すビデオ再生エンベ
ロープ16とリニアオーディオ出力33との各欠落部分
21,22の出力タイミングを観測しながら、これらの
時間軸のずれY0 がゼロとなるように、ACヘッド9を
磁気テープ1の長手方向84に適宜に移動してX値の物
理的調整を行っている。ただし、この調整は標準モード
でのテープ走行によるタイミング調整であって、標準モ
ード特殊記録テープを使用しているために十分な調整精
度は得られず、いわゆる粗調整となる。
【0010】微調整を行なうための処理ステップST5
2では長時間モード特殊記録テープを再生する。図22
に示すように、このテープは片方のチャネルの映像信号
トラック、例えばch1ビデオトラック7のみに長時間
モードでの記録信号が記録されたものである。この時点
でX値は粗調整が済んでいるために、最適なX0 値に対
して、ビデオ再生エンベロープ検波出力が最大値となる
Tjustの±T0 に相当する±Y1 /2の範囲内の誤差で
調整された値となっている。したがって処理ステップS
T53で調整者は、図22におけるビデオ再生エンベロ
ープ検波出力の最大値をオシロスコープで観測して、こ
の値がビデオ再生エンベロープ検波出力が最大となるよ
うにACヘッド9を磁気テープ長手方向84に移動して
調整を行うことで、最適のX値に設定することが可能に
なる。
【0011】このような微調整では、図21に示すとお
り、標準モードでなく3倍あるいは2倍の長時間モード
でテープを再生することで、X値の微調整を可能となら
しめる調整精度が確保できることを意味している。なぜ
なら長時間モードでは、ビデオトラックの幅が狭くなる
ために、X値を調整してトラッキング精度を高くするこ
とが必要だからである。これらの調整が完了した後の処
理ステップST54では、ACヘッド9は物理的に再移
動してしまわないように接着剤などでデッキ上に固定さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置は以上のように構成されているため、組み立て時のX
値調整において調整ミスが発生する可能性が避けられな
いだけでなく、調整値自体も調整者ごとに微妙に異なる
ために、製品にバラツキがもたらされる。また、調整者
の慣れ不慣れなどによって、X値調整のための調整時間
にもバラツキが生じることにより製造工程で必要とする
時間が一定とならず変動してしまうなどの問題もあっ
た。
【0013】さらに、ACヘッドは組み立て作業が完了
するまではデッキ上においてネジとバネにより半固定状
態であって、物理的にその位置が調整可能な構造であ
り、X値調整の後において接着剤等で固定するようにし
ていたので、その固定強度が十分でなかったり、装置の
各部の経年変化によってX値ずれが生じやすく、このよ
うなずれが生じれば再生される画像の画質が低下するお
それもあった。
【0014】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、物理的な位置決めによるX値調
整を行なうことなしに、電気系によるX値調整だけで調
整値を決定することで組み立て効率を高めるとともに、
その調整値を記憶しておくことで画質の低下を防ぐよう
にした磁気記録再生装置を提供することを目的にしてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置は、回転映像ヘッドと固定ヘッドとを同一のデ
ッキ上に配置した磁気記録再生装置において、回転映像
ヘッドに装填された磁気テープをヘリカルスキャンして
記録された映像信号を取り出す映像信号抽出手段と、固
定ヘッドにより磁気テープから再生時の基準となるコン
トロールパルスを取り出すコントロールパルス抽出手段
と、固定ヘッドにより磁気テープのリニアオーディオト
ラックからリニア音声信号を取り出すリニア音声信号抽
出手段と、回転映像ヘッドと固定ヘッドとの相対的な位
置関係を記憶する書き換え可能な記憶手段と、コントロ
ールパルスと映像信号との位相のずれに応じて回転映像
ヘッドの回転位相を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0016】この発明に係る磁気記録再生装置は、制御
手段によるトラッキング調整時に、相対位置が同一の映
像信号トラックとリニアオーディオトラックの一部分で
信号が欠落して記録された標準モード特殊記録テープを
用意して、このテープを標準モードにて走行させること
によって、信号欠落部分の再生時間差を固定ヘッド位置
の粗調整のための調整値として記憶手段に格納したもの
である。
【0017】この発明に係る磁気記録再生装置は、制御
手段によるトラッキング調整時に、コントロールパルス
の一部に特殊デューティの記録された部分を有し、その
相対位置が同一である映像信号トラックの一部分で信号
が欠落して記録された標準モード特殊記録テープを用意
して、このテープを標準モードにて走行させることによ
って、信号欠落部分と特殊デューティ部分との再生時間
差を固定ヘッド位置の粗調整のための調整値として記憶
手段に格納したものである。
【0018】この発明に係る磁気記録再生装置は、請求
項2、又は請求項3のいずれかに記載の磁気記録再生装
置において、さらに粗調整における調整値に基づいて固
定ヘッド位置の微調整を行なう場合、映像信号トラック
の片一方のみに映像信号が記録された長時間モード特殊
記録テープを用意して、このテープを長時間モードにて
走行させることによって、映像信号のエンベロープ検波
出力を最大とする新たな調整値で記憶手段の記憶内容を
更新するものである。
【0019】この発明に係る磁気記録再生装置は、請求
項2、又は請求項3のいずれかに記載の磁気記録再生装
置において、さらに粗調整における調整値に基づいて固
定ヘッド位置の微調整を行なう場合、映像信号トラック
の片一方のみに映像信号が記録され、かつ相対位置が同
一の映像信号トラックとリニアオーディオトラックの一
部分で信号が欠落して記録された長時間モード特殊記録
テープを用意して、このテープを長時間モードにて走行
させることによって、信号欠落部分の再生時間差に基づ
いて映像信号のエンベロープ検波出力を最大とする新た
な調整値で記憶手段の記憶内容を更新するものである。
【0020】この発明に係る磁気記録再生装置は、請求
項2、又は請求項3のいずれかに記載の磁気記録再生装
置において、さらに粗調整における調整値に基づいて固
定ヘッド位置の微調整を行なう場合、映像信号トラック
の片一方のみに映像信号が記録され、かつコントロール
パルスの一部に特殊デューティの記録された部分を有
し、その相対位置が同一である映像信号トラックの一部
分で信号が欠落して記録された長時間モード特殊記録テ
ープを用意して、このテープを長時間モードにて走行さ
せることによって、信号欠落部分と特殊デューティ部分
との再生時間差に基づいて映像信号のエンベロープ検波
出力を最大とする新たな調整値で記憶手段の記憶内容を
更新するものである。
【0021】この発明に係る磁気記録再生装置は、制御
手段によるトラッキング調整時に、映像信号トラックの
片一方のみに映像信号が記録された長時間モード特殊記
録テープを用意して、このテープを長時間モードにて走
行させることによって、映像信号のエンベロープ検波出
力を最大とする調整値を記憶手段に格納したものであ
る。
【0022】この発明に係る磁気記録再生装置は、制御
手段によるトラッキング調整時に、映像信号トラックの
片一方のみに映像信号が記録され、かつ相対位置が同一
の映像信号トラックとリニアオーディオトラックの一部
分で信号が欠落して記録された長時間モード特殊記録テ
ープを用意して、このテープを長時間モードにて走行さ
せることによって、信号欠落部分の再生時間差に基づい
て映像信号のエンベロープ検波出力を最大とする調整値
を記憶手段に格納したものである。
【0023】この発明に係る磁気記録再生装置は、制御
手段によるトラッキング調整時に、映像信号トラックの
片一方のみに映像信号が記録され、コントロールパルス
の一部に特殊デューティの記録された部分を有し、その
相対位置が同一である映像信号トラックの一部分で信号
が欠落して記録された長時間モード特殊記録テープを用
意して、このテープを長時間モードにて走行させること
によって、信号欠落部分と特殊デューティ部分との再生
時間差に基づいて映像信号のエンベロープ検波出力を最
大とする調整値を記憶手段に格納したものである。
【0024】この発明に係る磁気記録再生装置は、固定
ヘッドの物理的位置が予め粗調整してあることを特徴と
するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明の実施の形態について説明する。
【0026】実施の形態1.図1は、実施の形態1の磁
気記録再生装置を示すブロック図、図2は、実施の形態
1の調整手順を示すフローチャート、図3、図4は、X
値粗調整方法を示すタイミング波形図、図5は、X値の
電気調整方法を示すタイミング波形図、図6は、回転映
像ヘッドと固定ヘッドとの位置関係を示すデッキ上面図
である。
【0027】図1において、1,2は装填された磁気テ
ープ3から映像信号S1を取り出すヘリカルスキャン方
式の回転映像ヘッド、4は映像信号S1を増幅するヘッ
ドアンプ回路(映像信号増幅手段)である。このヘッド
アンプ回路4は、増幅された映像信号S1’を図示しな
いY/C分離回路に出力するとともに、映像信号の再生
エンベロープを検波して映像信号レベルに比例した直流
電圧の信号S2(ビデオ再生エンベロープ検波信号)に
変換し、制御回路5に供給している。ここで、この磁気
記録再生装置は制御回路5内に不揮発性のメモリー5a
を備えているところに、一つの特徴がある。
【0028】6は回転映像ヘッド1,2が設けられたド
ラムの回転装置であり、このドラム回転装置6は、回転
映像ヘッド1,2に装填された磁気テープ3上の磁気ト
ラックパターンを構成するch1ビデオトラック7とc
h2ビデオトラック8をそれぞれ正確にトレースするよ
うに回転映像ヘッド1,2を駆動する。9はデッキ上に
固定配置されたACヘッドであり、このACヘッド9に
は磁気テープ3上のリニアオーディオトラック10から
リニア音声信号S3を取り出すリニアオーディオヘッド
(音声信号抽出手段)11と、磁気テープ3上のコント
ロールトラック12からCTLパルス(コントロールパ
ルス)S4を取り出すコントロールヘッド(コントロー
ルパルス抽出手段)13とが備えられている。14はリ
ニアオーディオヘッド11からの出力を増幅するオーデ
ィオ信号処理回路であって、ここからリニア音声信号S
5をそのレベルに比例した直流電圧に変換して制御回路
5に供給している。
【0029】15はch1ビデオトラック7に相当する
コントロールトラック12のCTLパルス記録位置、1
6は回転映像ヘッド1の下端軌跡位置であり、これらの
間の距離17がX値に相当する。
【0030】18は装填された磁気テープ3をキャプス
タンモータ19にて走行させるためのキャプスタン回転
装置であって、ここではキャプスタンモータ19の回転
周波数信号S6を検知して、サーボ回路20に供給して
いる。また、サーボ回路20には、ドラム回転装置6か
ら回転位相の検知信号S7及び回転周波数の検知信号S
8が供給され、ドラム回転装置6及びキャプスタンモー
タ19に対するサーボ信号S9,S10を出力してい
る。制御回路5では、リニア音声信号S5、直流電圧信
号S2、及びサーボ回路20からのドラムFF信号S1
1やCTLパルスS12などの出力信号を検知して、ド
ラム回転装置6に装填されている磁気テープ3上の映像
トラックを正確にトレースするようにサーボ回路20に
制御信号S13を出力して、ドラム回転装置6及びキャ
プスタン回転装置18の回転位相を制御している。
【0031】次に、図2を参照しながら、上記構成の磁
気記録再生装置の動作について説明する。
【0032】図1の磁気記録再生装置は制御回路5内の
メモリー5aにはX値のプリセット値としてX0 が格納
されている。また、ヘッドアンプ回路4はX値自動調整
動作を開始する前に、トラッキング値を変化させたとき
ビデオ再生エンベロープが直線的に変化するように出力
調整が行なわれているものとする。
【0033】まず、磁気テープ3として従来使用してい
た標準モード特殊記録テープを再生する(ステップST
101)。この時、制御回路5内のメモリー5aにプリ
セットされた値X0 を制御信号S13としてサーボ回路
20に読み出し、再生のためにドラム回転装置6及びキ
ャプスタン回転装置18に対するサーボをかける。ch
1回転映像ヘッド1から再生される映像信号S1はヘッ
ドアンプ回路4で増幅され、映像信号S1のビデオ再生
エンベロープ検波出力がその振幅に比例する大きさの直
流電圧信号S2として制御回路5に出力される。また、
リニアオーディオヘッド11のリニア音声信号S3をオ
ーディオ信号処理回路14で増幅したのち、その振幅に
比例する直流電圧に変換されたリニア音声信号S5がリ
ニアオーディオ検波出力として制御回路5に出力され
る。制御回路5ではこれらビデオ再生エンベロープとリ
ニアオーディオの検波出力が検知される(ステップST
102)。
【0034】いまACヘッド9が図21に示すようにX
値のセンター位置Tjustに対して、ドラム回転装置6か
らヘッド切換信号として出力される回転位相の検知信号
S7の例えば3周期の範囲(図示したY2の範囲内)で
ばらついた状態でデッキに取付けられているものとす
る。すると、図3に示すように標準モード特殊記録テー
プを標準モードで再生した場合に、制御回路5ではドラ
ムFFの5周期に1周期のみのエンベ欠落部分21と、
そのトラックに相当している5周期に1周期のみのオー
ディオ欠落部分22とが所定の時間間隔で繰り返し検出
される。そこで、標準モード特殊記録テープを再生して
いる間に、図4に示すように、これらの同一トラック部
分のエンベ欠落部分21とオーディオ欠落部分22との
時間差Y0をゼロとするように、サーボ回路20を制御
する制御回路5に制御信号S13を出力することによっ
て、ドラム回転装置6及びキャプスタン回転装置18の
回転位相を電気的に操作する(ステップST103)。
【0035】上記ステップST103の動作について、
更にデッキ上に配置された回転映像ヘッドと固定ヘッド
との位置関係を示す図6によって説明する。
【0036】図6において、デッキ30上には回転ドラ
ム31とACヘッド9が所定の位置に配置されている。
回転ドラム31には、ほぼ180°の角度で2つの映像
ヘッド1,2が設けられ、さらに回転ドラム31には基
準位置検出のための位相検出パルスを形成するドラムP
G32が設けられている。テープガイド33,34は、
カセット等から引き出された磁気テープ3を所定の角度
で回転ドラム31に押し付けている。
【0037】ここで、上記ステップST103における
回転位相の電気的操作とは、図6に示す回転ドラム31
のX値の基準となるch1回転映像ヘッド1が磁気テー
プ3から離れ始める位置とACヘッド9の位置との物理
的間隔35(図1の17に相当する)を、ドラムPG3
2からの位相検出パルス(図5参照)より回転ドラム3
1の回転角度TPFだけ遅れて生じるヘッド切換信号(ド
ラムFF信号S11)のパルスPFFと、ビデオトラッ
ク位置検出のためテープ長手方向に記録されているCT
LパルスS12のパルスPCTL との時間間隔X0 に置き
換えて検出するものである。これにより、図1の制御回
路5ではドラムFF信号S11やCTLパルスS12の
位相情報に基づく制御信号S13を形成してサーボ回路
20に供給し、ドラム回転装置6及びキャプスタン回転
装置18による通常のキャプスタンサーボとドラムサー
ボの引き込み動作において、この時間間隔X0 を調整可
能な変数とする電気的調整が行なわれる。要するに、従
来装置ではX値調整時にはこの時間間隔X0 の値が電気
的に固定され、ACヘッド9の取り付け位置だけを物理
的に調整していたが、この実施の形態1ではACヘッド
9は全く固定された状態であり、サーボ回路20側のX
0 値を変数として電気的に位置関係の調整を可能として
いる。
【0038】その後、上記時間差Y0 をゼロとするよう
に調整されたX0 値は、制御回路5内のメモリー5aに
00として記憶される(ステップST104)。しか
し、ビデオ再生エンベロープ検波出力の有りか欠落かを
判断して行なわれるこのような電気的な調整は、テープ
再生速度が標準モードであることから、その調整精度は
図21に示すY1 程度の精度である。そこで、更に精度
の高い調整を行なうには、長時間モード(たとえば、N
TSCの3倍モード)でビデオ再生エンベロープ出力の
最大値を見つけるような調整を行う必要がある。即ち、
先の調整は従来装置における物理的な位置を決めるため
の仮調整に相当するものであって、後述する3倍モード
でテープを走行させて微調整を行なう前の粗調整と考え
ることができる。
【0039】次に、上述した粗調整が終了したあと、制
御回路5内のメモリー5aに格納された調整値に基づい
て行われるACヘッド9位置の微調整について説明す
る。
【0040】図1に示すように、NTSC3倍モードに
てch1ビデオトラック7のみに映像信号が記録された
長時間モード特殊記録テープを再生する。片方のチャン
ネルのトラックのみに映像信号が記録されたテープを使
用するのは、図21に示すように再生エンベロープの出
力波形の山がきれいに出るようにするためである。この
時、制御回路5のメモリー5a内の値X00を粗調整X値
として使用して再生が実行される。この時点では粗調整
が済んでいるため、少なくとも図21のY1 の範囲内に
0 値が調整されているので、ビデオ再生エンベロープ
検波出力の有無を直流電圧信号S2として制御回路5で
監視しながら(ステップST105)、図1に示すよう
にビデオ再生エンベロープ検波出力が最大値となる値を
検知するようにX0 値を変化させると、X値がTjust
(図21参照)に一致する(ステップST106)。こ
の時のX0 値をXJ として制御回路5のメモリー5aに
再記憶する(ステップST107)。以後、制御回路5
では、この値XJ を記録・再生時のX値のプリセット値
として使用することにより、短時間に精度の良い自動X
値調整が可能となる。
【0041】なお、上記実施の形態1では、微調整に際
してNTSC3倍モードの長時間モード特殊記録テープ
を使用しているが、PAL方式のものではPAL2倍モ
ードのテープが使用できる。また、ビデオ再生エンベロ
ープやリニアオーディオ出力を直流電圧に変換して制御
回路5で検知するように構成しているが、これら信号を
制御回路5にて直接検知することが可能であれば、直流
電圧に変換する必要はない。また、実施の形態1では、
制御回路5はサーボ回路20を通してX値の自動調整を
行っているが、制御回路5自体がサーボ回路20の働き
を含めて全て制御するものであってもよいことは言うま
でもない。さらに、制御回路5はロジック回路等で構成
することも可能であるが、磁気記録再生装置の部品点数
を少なくするためには、マイクロコンピュータを利用し
て構成することが好ましい。
【0042】制御回路5内のメモリーは不揮発性の記憶
手段であれば種々の構成の記憶素子が利用でき、必要に
応じて不揮発性メモリーを制御回路5の外部に配置して
もよい。また、記憶された調整値による上述した調整動
作は基本的にVTRライン工程上ある一箇所で1回だけ
行うものであるが、必要であれば複数回行なうことがで
きる。また、VTR製造工程上だけでなく、ユーザが記
録・再生する時に調整を行なうような仕様としてもよ
い。更に、ドラム交換やメモリーIC交換において再調
整の必要がある場合や、製品出荷後のサービス対応も含
めて必要に応じて調整が必要になることは、言うまでも
ない。
【0043】以上述べたように実施の形態1の磁気記録
再生装置では、回転映像ヘッド1,2に装填された磁気
テープ3をヘリカルスキャンして記録された映像信号を
取り出すヘッドアンプ回路、固定ヘッドにより磁気テー
プ3から再生時の基準となるコントロールパルスを取り
出すコントロールヘッド、固定ヘッドにより磁気テープ
3のリニアオーディオトラック10からリニア音声信号
を取り出すリニアオーディオヘッド11、回転映像ヘッ
ド1,2と固定ヘッド9との相対的な位置関係を記憶す
る書き換え可能なメモリー5a、コントロールパルスと
映像信号との位相のずれに応じて回転映像ヘッドの回転
位相を制御する制御回路5を備え、制御回路5によるト
ラッキング調整時に、相対位置が同一の映像信号トラッ
クとリニアオーディオトラックの一部分で信号が欠落し
て記録された標準モード特殊記録テープを用意して、こ
のテープを標準モードにて走行させることによって、信
号欠落部分の再生時間差を固定ヘッド位置の粗調整のた
めの調整値としてメモリー5aに格納し、さらに粗調整
における調整値に基づいて固定ヘッド位置の微調整を行
なう場合、映像信号トラックの片一方のみに映像信号が
記録された長時間モード特殊記録テープを用意して、こ
のテープを長時間モードにて走行させることによって、
映像信号のエンベロープ検波出力を最大とする新たな調
整値でメモリー5aの記憶内容を更新したので、物理的
な位置決めによるX値調整を行なうことなしに、電気系
によるX値調整だけで調整値を決定することで組み立て
効率を高めるとともに、その調整値を記憶しておくこと
で画質の低下を防ぐことができる。
【0044】実施の形態2.図7は、実施の形態2の調
整手順を示すフローチャート、図8は、X値粗調整方法
を示すタイミング波形図である。実施の形態2の磁気記
録再生装置は、図1のブロック図に示す実施の形態1の
構成と同一であり、ここでは構成の説明を省略し、図7
を参照しながら磁気記録再生装置の動作について説明す
る。
【0045】まず、磁気テープ3として標準モード特殊
記録テープを再生する(ステップST201)。ここで
使用される標準モード特殊記録テープは、従来のものと
は異なり、図8(c)に示すようにコントロールパルス
の一部に60%の特殊デューティの記録された部分を有
し、その相対位置が同一である映像信号トラックの一部
分で信号が欠落して記録されたものである。この時、制
御回路5内のメモリー5aにプリセットされた値X0
制御信号S13としてサーボ回路20に読み出し、再生
のためにドラム回転装置6及びキャプスタン回転装置1
8に対するサーボをかける。ch1回転映像ヘッド1か
ら再生される映像信号S1はヘッドアンプ回路4で増幅
され、図8(a)に示す映像信号S1のビデオ再生エン
ベロープ検波出力がその振幅に比例する大きさの直流電
圧信号S2として制御回路5に出力される。また、コン
トロールヘッド13で再生されたCTLパルスをサーボ
回路で増幅したのち、波形成形されたCTLパルスS1
2が制御回路5に出力される。制御回路5ではこれらビ
デオ再生エンベロープの検波出力とCTLパルスが検知
される(ステップST202)。
【0046】いまACヘッド9が図21に示すようにX
値のセンター位置Tjustに対して、ドラム回転装置6か
らヘッド切換信号として出力される回転位相の検知信号
S7の例えば3周期の範囲(図示したY2の範囲内)で
ばらついてデッキに取付けられているものとする。する
と、図8(a)〜(c)に示すように標準モード特殊記
録テープを標準モードで再生した場合に、制御回路5で
はドラムFFの5周期に1周期のみのエンベ欠落部分2
1と、そのトラックに相当している5周期に1周期のみ
で特殊デューティのパルスPCTL とが所定の時間間隔で
繰り返し検出される。そこで、標準モード特殊記録テー
プを再生している間に、図8(d)〜(f)に示すよう
に、これらの同一トラック部分のエンベ欠落部分21と
CTL との時間差Y0 をゼロとするように、サーボ回路
20を制御する制御回路5に制御信号S13を出力する
ことによって、ドラム回転装置6及びキャプスタン回転
装置18の回転位相を電気的に操作する(ステップST
203)。その後、上記時間差Y0 をゼロとするように
調整されたX0 値は、制御回路5内のメモリー5aにX
00として記憶される(ステップST104)。
【0047】この実施の形態2における調整動作の特徴
は、図7に示す粗調整のためのステップST202、S
T203にあり、実施の形態1の場合と同様にACヘッ
ド9は全く固定された状態であり、サーボ回路20側の
0 値を変数として電気的に位置関係の調整を可能とし
ている。その後に行なわれる微調整のためのステップS
T104〜107は、実施の形態1の場合と同じである
ので、それらの説明は省略する。なお、特殊デューティ
のパルスは必ずしも60%でなくてもよい。
【0048】以上述べたように実施の形態2の磁気記録
再生装置では、制御回路5によるトラッキング調整時
に、コントロールパルスの一部に特殊デューティの記録
された部分を有し、その相対位置が同一である映像信号
トラックの一部分で信号が欠落して記録された標準モー
ド特殊記録テープを用意して、このテープを標準モード
にて走行させることによって、信号欠落部分と特殊デュ
ーティ部分との再生時間差を固定ヘッド位置の粗調整の
ための調整値としてメモリー5aに格納し、さらに、こ
の粗調整における調整値に基づいて固定ヘッド位置の微
調整を行なうことによって、物理的な位置決めによるX
値調整を行なうことなしに、電気系によるX値調整だけ
で調整値を決定することで組み立て効率を高めるととも
に、その調整値を記憶しておくことで画質の低下を防ぐ
ことができる。
【0049】実施の形態3.実施の形態3の磁気記録再
生装置は、実施の形態2の場合と同様に、図1に示す実
施の形態1の構成と同一であって、その構成の説明を省
略する。
【0050】図9は、実施の形態3の調整手順を示すフ
ローチャートである。ここでは、X値自動調整をスター
トする前に、従来技術の場合と同様に、まず標準モード
特殊記録テープを用いて物理的な調整法による粗調整が
行われる(ステップST301〜303)。この調整
は、図20のステップST50、51に相当するもので
あって、ここでは微調整の前の粗調整と考えることがで
きる。
【0051】そこで、更に精度の高い調整を行なうため
に、長時間モード(たとえば、NTSCの3倍モード)
でビデオ再生エンベロープ出力の最大値を見つけるよう
な調整が行われる。この調整は、図21に示す3倍モー
ドの場合に、テープ再生速度が標準モードで決定したY
1 程度の調整精度内で、再びビデオ再生エンベロープ検
波出力の最大値(一山近辺での最大値)を見つけるもの
である。なお、従来の物理的な粗調整では、リニアオー
ディオ信号が欠落した特殊記録テープを使用したが、実
施の形態2と同様に、CTLパルスのデューティを変更
した特殊記録テープを使用してもよい。
【0052】つぎに、物理的粗調整が終了した前提で行
われるステップST105〜107の微調整には、実施
の形態1の場合と同様の長時間モード特殊記録テープが
使用されるが、これは図2の微調整の各ステップST1
05〜107と同じである。この時点では粗調整が済ん
でいるため、少なくとも図21のY1 の範囲内にX0
が調整されているので、ビデオ再生エンベロープ検波出
力の有無を直流電圧信号S2として制御回路5で監視し
ながら(ステップST105)、ビデオ再生エンベロー
プ検波出力が最大値となる値を検知するようにX0 値を
変化させると、X値がTjust(図21参照)に一致する
(ステップST106)。この時のX0値を、XJ とし
て制御回路5のメモリー5aに再記憶する(ステップS
T107)。以後、制御回路5では、この値XJ を記録
・再生時のX値のプリセット値として使用することによ
り、短時間に精度の良い自動X値調整が可能となる。
【0053】以上述べたように実施の形態3の磁気記録
再生装置では、物理的な位置決めによるX値調整を粗調
整だけで行なうようにして、その後の微調整では電気系
によるX値調整で調整値を決定したので、機械的な調整
を簡略化して調整値が調整者ごとに微妙に異なることに
より生じる製品のバラツキをなくすことができる。
【0054】実施の形態4.図10は、実施の形態4の
調整手順を示すフローチャート、図11は、X値粗調整
方法を示すタイミング波形図である。実施の形態4の磁
気記録再生装置は、図1のブロック図に示す実施の形態
1の構成と同一であり、ここでは構成の説明を省略し、
図10を参照しながら磁気記録再生装置の動作について
説明する。
【0055】この実施の形態4では、微調整のためのス
テップST405、406に特徴を有しており、粗調整
されたX値に基づいて固定ヘッド位置の微調整を行なう
場合、映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録
され、かつ相対位置が同一の映像信号トラックとリニア
オーディオトラックの一部分で信号が欠落して記録され
た長時間モード特殊記録テープを使用している。
【0056】図11において、(a)〜(d)は粗調整
が終了した後の長時間モード特殊記録テープを再生した
信号波形、(e)〜(h)はビデオ再生エンベロープ検
波出力の欠落部分23とリニアオーディオ検波出力の欠
落部分22とを位置合せした信号波形である。
【0057】例えばNTSC3倍モードにてch1ビデ
オトラック7のみに映像信号が記録され、さらに、図1
1(b),(f)に示すように、リニアオーディオ欠落
部分22を有する長時間モード特殊記録テープを再生す
る。この時、制御回路5のメモリー5a内の値X00が粗
調整されたX値として使用され、再生が実行される。こ
の時点では粗調整が済んでいるため、少なくとも図21
のY1 の範囲内にX0値が調整されているはずである
が、いま仮にずれていることを想定し、微調整時におい
ても粗調整時と同様な動作により、ビデオ再生エンベロ
ープ検波出力の欠落部分23とリニアオーディオ欠落部
分22を検知し(ステップST405)、Y0 をゼロに
合わせることで、ビデオ再生エンベロープ検波出力が最
大値となる値を検知する際のトラックズレに予め対処可
能となっている(ステップST406)。あとは、ビデ
オ再生エンベロープ検波出力の大きさを制御回路5で監
視しながら、図22のようにX0 の値を変化させてビデ
オ再生エンベロープ検波出力の最大値を検知し、その時
のX値TjustをXJ として制御回路5のメモリー5aに
再記憶する。以後、制御回路5では、この値XJ を記録
・再生時のX値のプリセット値として使用することにな
る。
【0058】以上述べたように実施の形態4の磁気記録
再生装置では、相対位置が同一の映像信号トラックとリ
ニアオーディオトラックの一部分で信号が欠落して記録
された標準モード特殊記録テープを用意して、このテー
プを標準モードにて走行させることによって、信号欠落
部分の再生時間差を固定ヘッド位置の粗調整のための調
整値としてメモリー5aに格納し、この粗調整された調
整値に基づいて固定ヘッド位置の微調整を行なう場合、
映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録され、
かつ相対位置が同一の映像信号トラックとリニアオーデ
ィオトラックの一部分で信号が欠落して記録された長時
間モード特殊記録テープを用意して、このテープを長時
間モードにて走行させることによって、信号欠落部分の
再生時間差に基づいて映像信号のエンベロープ検波出力
を最大とする新たな調整値でメモリー5aの記憶内容を
更新したので、物理的な位置決めによるX値調整を行な
うことなしに、電気系によるX値調整だけで調整値を決
定することで組み立て効率を高めるとともに、その調整
値を記憶しておくことで画質の低下を防ぐことができ
る。
【0059】実施の形態5.図12は、実施の形態5の
調整手順を示すフローチャートである。実施の形態2の
磁気記録再生装置は、図1のブロック図に示す実施の形
態1の構成と同一であり、ここでは構成の説明を省略す
る。
【0060】図12におけるステップST101,20
2,203,104では、磁気テープ3として実施の形
態2と同様の標準モード特殊記録テープを再生し(ステ
ップST101)、ビデオ再生エンベロープの検波出力
とCTLパルスが検知され(ステップST202)、同
一トラック部分のエンベ欠落部分21とPCTL との時間
差Y0 をゼロとするように、サーボ回路20を制御する
制御回路5に制御信号S13を出力することによって、
ドラム回転装置6及びキャプスタン回転装置18の回転
位相を電気的に操作する(ステップST203)。
【0061】その後、上記時間差Y0 をゼロとするよう
に調整されたX0 値は、制御回路5内のメモリー5aに
00として記憶され(ステップST104)、この値に
基づいてステップST405,406,107の微調整
が実行される。ここでは、実施の形態4の場合と同様の
長時間モード特殊記録テープが使用され、図10に示す
微調整の各ステップと同じ処理が実行される。
【0062】なお、実施の形態4、5の微調整では、リ
ニアオーディオ欠落部分を有するテープを使用したが、
粗調整で使用したテープと同様に、微調整でもCTLパ
ルスのデューティを変更した特殊デューティ部分を有す
るテープを使用することもできる。
【0063】以上述べたように実施の形態5の磁気記録
再生装置では、コントロールパルスの一部に特殊デュー
ティの記録された部分を有し、その相対位置が同一であ
る映像信号トラックの一部分で信号が欠落して記録され
た標準モード特殊記録テープを用意して、このテープを
標準モードにて走行させることによって、信号欠落部分
と特殊デューティ部分との再生時間差を固定ヘッド位置
の粗調整のための調整値としてメモリー5aに格納し、
この粗調整された調整値に基づいて固定ヘッド位置の微
調整を行なう場合、映像信号トラックの片一方のみに映
像信号が記録され、かつ相対位置が同一の映像信号トラ
ックとリニアオーディオトラックの一部分で信号が欠落
して記録された長時間モード特殊記録テープを用意し
て、このテープを長時間モードにて走行させることによ
って、信号欠落部分の再生時間差に基づいて映像信号の
エンベロープ検波出力を最大とする新たな調整値でメモ
リー5aの記憶内容を更新するようにしたので、物理的
な位置決めによるX値調整を行なうことなしに、電気系
によるX値調整だけで調整値を決定することで組み立て
効率を高めるとともに、その調整値を記憶しておくこと
で画質の低下を防ぐことができる。
【0064】実施の形態6.実施の形態6の磁気記録再
生装置は、図1に示す実施の形態1の構成と基本的には
同一であるが、図21に示すようにX値のセンター位置
Tjustに対して、ACヘッド9の位置が予め例えばY1
の範囲内、即ちNTSC3倍モードの1トラック幅以内
の取付け誤差にとどまるように設計された装置を想定し
ている。
【0065】図13は、実施の形態6の調整手順を示す
フローチャートである。制御回路5内のメモリー5aに
はX値のプリセット値としてX0 が格納されている。ま
た、ヘッドアンプ回路4はX値自動調整動作を開始する
前に、トラッキング値を変化させたときビデオ再生エン
ベロープが直線的に変化するように出力調整が行なわれ
ているものとする。
【0066】ステップST601では、NTSC3倍モ
ードにてch1ビデオトラック7のみに映像信号が記録
された長時間モード特殊記録テープを再生し、ビデオ再
生エンベロープ検波出力の有無を直流電圧信号S2とし
て制御回路5で検知する。そして、ビデオ再生エンベロ
ープ検波出力が最大値となる値を検知するようにX0
を変化させると、X値がTjust(図21参照)に一致す
る(ステップST602)。この時のX値をXJ として
制御回路5のメモリー5aに再記憶する(ステップST
603)。ここでは、これまでの各実施の形態で説明し
たX値の微調整に先立って行なわれた粗調整が省略さ
れ、1回のX値調整で短時間に精度の良い自動X値調整
が可能となる。また、実施の形態1〜5と比較した場合
に、標準モード特殊記録テープを必要としない点で有利
である。
【0067】以上述べたように実施の形態6の磁気記録
再生装置では、回転映像ヘッド1,2に装填された磁気
テープ3をヘリカルスキャンして記録された映像信号を
取り出すヘッドアンプ回路、固定ヘッドにより磁気テー
プ3から再生時の基準となるコントロールパルスを取り
出すコントロールヘッド、固定ヘッドにより磁気テープ
3のリニアオーディオトラック10からリニア音声信号
を取り出すリニアオーディオヘッド11、回転映像ヘッ
ド1,2と固定ヘッド9との相対的な位置関係を記憶す
る書き換え可能なメモリー5a、コントロールパルスと
映像信号との位相のずれに応じて回転映像ヘッドの回転
位相を制御する制御回路5を備え、制御回路5によるト
ラッキング調整時に、映像信号トラックの片一方のみに
映像信号が記録された長時間モード特殊記録テープを用
意して、このテープを長時間モードにて走行させること
によって、映像信号のエンベロープ検波出力を最大とす
る調整値をメモリー5aに格納したので、物理的な位置
決めによるX値調整を行なうことなしに、電気系による
X値調整だけで調整値を決定することで組み立て効率を
高めるとともに、その調整値を記憶しておくことで画質
の低下を防ぐことができる。
【0068】実施の形態7.図14は、実施の形態7の
調整手順を示すフローチャートである。
【0069】実施の形態6の磁気記録再生装置は、NT
SC3倍モードの1トラック幅以内の取付け誤差にとど
まるように設計された装置を想定していた。しかし、実
際には設計通りの装置だけを取り扱うことになるとは限
らない。そこで、実施の形態7では、実施の形態4の微
調整に使用した長時間モード特殊記録テープと同じ、映
像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録され、か
つ相対位置が同一の映像信号トラックとリニアオーディ
オトラックの一部分で信号が欠落して記録されたテープ
を使用して、1回のX値調整で短時間に精度の良い自動
X値調整を可能としている。
【0070】ステップST701では、NTSC3倍モ
ードにてch1ビデオトラック7のみに映像信号が記録
された長時間モード特殊記録テープを再生する。
【0071】ステップST702では、ビデオ再生エン
ベロープ検波出力の欠落部分23とリニアオーディオ欠
落部分22を検知する。
【0072】ステップST703では、ビデオ再生エン
ベロープ検波出力の欠落部分23とリニアオーディオ欠
落部分22の時間差Y0 がゼロになった時、ビデオ再生
エンベロープ検波出力を検知する。そして、ステップS
T704では、ビデオ再生エンベロープ検波出力を最大
値とするX値を検知し、更にステップST705で、そ
の時のX値TjustをXJ として制御回路5のメモリー5
aに再記憶する。
【0073】以上述べたように実施の形態7の磁気記録
再生装置では、制御回路5によるトラッキング調整時
に、映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録さ
れ、かつ相対位置が同一の映像信号トラックとリニアオ
ーディオトラックの一部分で信号が欠落して記録された
長時間モード特殊記録テープを用意して、このテープを
長時間モードにて走行させることによって、信号欠落部
分の再生時間差に基づいて映像信号のエンベロープ検波
出力を最大とする調整値をメモリー5aに格納したの
で、物理的な位置決めによるX値調整を行なうことなし
に、電気系によるX値調整だけで調整値を決定すること
で組み立て効率を高めるとともに、その調整値を記憶し
ておくことで画質の低下を防ぐことができる。
【0074】実施の形態8.図15は、実施の形態8の
調整手順を示すフローチャート、図16は、X値調整方
法を示すタイミング波形図である。
【0075】実施の形態7の磁気記録再生装置では、映
像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録され、か
つ相対位置が同一の映像信号トラックとリニアオーディ
オトラックの一部分で信号が欠落して記録された長時間
モード特殊記録テープを使用して、1回のX値調整で短
時間に精度の良い自動X値調整を可能としていた。ここ
では、図16(c)に示すようにコントロールパルスの
一部に60%の特殊デューティの記録された部分を有
し、その相対位置が同一である映像信号トラックの一部
分で信号が欠落して記録された長時間モード特殊記録テ
ープを使用している。
【0076】ステップST801では、NTSC3倍モ
ードにて長時間モード特殊記録テープを再生する。
【0077】ステップST802では、ビデオ再生エン
ベロープの検波出力とCTLパルスが制御回路5におい
て検知される。
【0078】ステップST803では、図16(d)〜
(f)に示すように、これらの同一トラック部分のエン
ベ欠落部分23とPCTL との時間差Y0 がゼロとなった
時、サーボ回路20を制御する制御回路5に制御信号S
13を出力しながら、ビデオ再生エンベロープ検波出力
のみを検知する。そして、ステップST704では、ビ
デオ再生エンベロープ検波出力を最大値とするX値を検
知し、更にステップST705で、その時のX値Tjust
をXJ として制御回路5のメモリー5aに再記憶する。
【0079】以上述べたように実施の形態8の磁気記録
再生装置では、制御回路5によるトラッキング調整時
に、映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録さ
れ、コントロールパルスの一部に特殊デューティの記録
された部分を有し、その相対位置が同一である映像信号
トラックの一部分で信号が欠落して記録された長時間モ
ード特殊記録テープを用意して、このテープを長時間モ
ードにて走行させることによって、信号欠落部分と特殊
デューティ部分との再生時間差に基づいて映像信号のエ
ンベロープ検波出力を最大とする調整値をメモリー5a
に格納したので、物理的な位置決めによるX値調整を行
なうことなしに、電気系によるX値調整だけで調整値を
決定することで組み立て効率を高めるとともに、その調
整値を記憶しておくことで画質の低下を防ぐことができ
る。
【0080】
【発明の効果】請求項1〜10に記載した発明は、それ
ぞれ以上に説明したように構成されているので、製品の
性能バラツキを抑制し、信頼性が向上して、生産工程の
時間短縮が可能になるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の磁気記録再生装置を示すブロ
ック図である。
【図2】 実施の形態1の調整手順を示すフローチャー
トである。
【図3】 実施の形態1のX値粗調整方法を示すタイミ
ング波形図である。
【図4】 実施の形態1のX値粗調整方法を示すタイミ
ング波形図である。
【図5】 X値の電気調整方法を示すタイミング波形図
である。
【図6】 回転映像ヘッドと固定ヘッドとの位置関係を
示すデッキ上面図である。
【図7】 実施の形態2の調整手順を示すフローチャー
トである。
【図8】 実施の形態2のX値粗調整方法を示すタイミ
ング波形図である。
【図9】 実施の形態3の調整手順を示すフローチャー
トである。
【図10】 実施の形態4の調整手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】 実施の形態4のX値微調整方法を示すタイ
ミング波形図である。
【図12】 実施の形態5の調整手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】 実施の形態6の調整手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】 実施の形態7の調整手順を示すフローチャ
ートである。
【図15】 実施の形態8の調整手順を示すフローチャ
ートである。
【図16】 実施の形態8のX値の調整方法を示すタイ
ミング波形図である。
【図17】 従来の磁気記録再生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図18】 従来の磁気記録再生装置における物理的粗
調整法を示す波形図である。
【図19】 従来の磁気記録再生装置における物理的粗
調整法を示す波形図である。
【図20】 従来の機械式のX値調整方法を示すフロー
チャートである。
【図21】 X値の微調整法を示すタイミング波形図で
ある。
【図22】 X値の微調整法を示すタイミング波形図で
ある。
【符号の説明】
1,2 回転映像ヘッド、 3 磁気テープ、 4 ヘ
ッドアンプ回路、 5制御回路、 6 ドラム回転装
置、 7 ch1ビデオトラック、 8 ch2ビデオ
トラック、 9 ACヘッド、 10 リニアオーディ
オトラック、11 リニアオーディオヘッド(音声信号
抽出手段)、 12 コントロールトラック、 13
コントロールヘッド(コントロールパルス抽出手段)、
14オーディオ信号処理回路、 15 CTLパルス
記録位置、 16 回転映像ヘッドの下端軌跡位置、
17 X値に相当する距離、 18 キャプスタン回転
装置、 19 キャプスタンモータ、 20 サーボ回
路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転映像ヘッドと固定ヘッドとを同一の
    デッキ上に配置した磁気記録再生装置において、 回転映像ヘッドに装填された磁気テープをヘリカルスキ
    ャンして記録された映像信号を取り出す映像信号抽出手
    段と、 固定ヘッドにより前記磁気テープから再生時の基準とな
    るコントロールパルスを取り出すコントロールパルス抽
    出手段と、 前記固定ヘッドにより前記磁気テープのリニアオーディ
    オトラックからリニア音声信号を取り出すリニア音声信
    号抽出手段と、 前記回転映像ヘッドと前記固定ヘッドとの相対的な位置
    関係を記憶する書き換え可能な記憶手段と、 前記コントロールパルスと前記映像信号との位相のずれ
    に応じて前記回転映像ヘッドの回転位相を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段によるトラッキング調整時
    に、相対位置が同一の映像信号トラックとリニアオーデ
    ィオトラックの一部分で信号が欠落して記録された標準
    モード特殊記録テープを用意して、このテープを標準モ
    ードにて走行させることによって、前記信号欠落部分の
    再生時間差を前記固定ヘッド位置の粗調整のための調整
    値として前記記憶手段に格納したことを特徴とする請求
    項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段によるトラッキング調整時
    に、コントロールパルスの一部に特殊デューティの記録
    された部分を有し、その相対位置が同一である映像信号
    トラックの一部分で信号が欠落して記録された標準モー
    ド特殊記録テープを用意して、このテープを標準モード
    にて走行させることによって、前記信号欠落部分と特殊
    デューティ部分との再生時間差を前記固定ヘッド位置の
    粗調整のための調整値として前記記憶手段に格納したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2、又は請求項3のいずれかに記
    載の磁気記録再生装置において、 さらに前記粗調整における調整値に基づいて前記固定ヘ
    ッド位置の微調整を行なう場合、 前記映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録さ
    れた長時間モード特殊記録テープを用意して、このテー
    プを長時間モードにて走行させることによって、映像信
    号のエンベロープ検波出力を最大とする新たな調整値で
    前記記憶手段の記憶内容を更新することを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、又は請求項3のいずれかに記
    載の磁気記録再生装置において、 さらに前記粗調整における調整値に基づいて前記固定ヘ
    ッド位置の微調整を行なう場合、 前記映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録さ
    れ、かつ相対位置が同一の前記映像信号トラックとリニ
    アオーディオトラックの一部分で信号が欠落して記録さ
    れた長時間モード特殊記録テープを用意して、このテー
    プを長時間モードにて走行させることによって、前記信
    号欠落部分の再生時間差に基づいて映像信号のエンベロ
    ープ検波出力を最大とする新たな調整値で前記記憶手段
    の記憶内容を更新することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2、又は請求項3のいずれかに記
    載の磁気記録再生装置において、 さらに前記粗調整における調整値に基づいて前記固定ヘ
    ッド位置の微調整を行なう場合、 前記映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記録さ
    れ、かつコントロールパルスの一部に特殊デューティの
    記録された部分を有し、その相対位置が同一である映像
    信号トラックの一部分で信号が欠落して記録された長時
    間モード特殊記録テープを用意して、このテープを長時
    間モードにて走行させることによって、前記信号欠落部
    分と特殊デューティ部分との再生時間差に基づいて映像
    信号のエンベロープ検波出力を最大とする新たな調整値
    で前記記憶手段の記憶内容を更新することを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段によるトラッキング調整時
    に、前記映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記
    録された長時間モード特殊記録テープを用意して、この
    テープを長時間モードにて走行させることによって、映
    像信号のエンベロープ検波出力を最大とする調整値を前
    記記憶手段に格納したことを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段によるトラッキング調整時
    に、前記映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記
    録され、かつ相対位置が同一の前記映像信号トラックと
    リニアオーディオトラックの一部分で信号が欠落して記
    録された長時間モード特殊記録テープを用意して、この
    テープを長時間モードにて走行させることによって、前
    記信号欠落部分の再生時間差に基づいて映像信号のエン
    ベロープ検波出力を最大とする調整値を前記記憶手段に
    格納したことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再
    生装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段によるトラッキング調整時
    に、前記映像信号トラックの片一方のみに映像信号が記
    録され、コントロールパルスの一部に特殊デューティの
    記録された部分を有し、その相対位置が同一である映像
    信号トラックの一部分で信号が欠落して記録された長時
    間モード特殊記録テープを用意して、このテープを長時
    間モードにて走行させることによって、前記信号欠落部
    分と特殊デューティ部分との再生時間差に基づいて映像
    信号のエンベロープ検波出力を最大とする調整値を前記
    記憶手段に格納したことを特徴とする請求項1に記載の
    磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記固定ヘッドの物理的位置が予め粗
    調整してあることを特徴とする請求項7乃至請求項9の
    いずれかに記載の磁気記録再生装置。
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