JPH11328284A - 表作成装置及び表作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

表作成装置及び表作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11328284A
JPH11328284A JP10128486A JP12848698A JPH11328284A JP H11328284 A JPH11328284 A JP H11328284A JP 10128486 A JP10128486 A JP 10128486A JP 12848698 A JP12848698 A JP 12848698A JP H11328284 A JPH11328284 A JP H11328284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的にかつ読みやすいデータの配置を行
う。 【解決手段】 見出し項目集合包含関係判定手段30
は、表保持手段20に保持されている表21の各データ
セルに対応する見出し項目集合間の包含関係を判定す
る。データ集合対応付け手段40は、表保持手段20に
保持されている表のデータセルとデータ集合とが以下の
条件を満たしている場合には、それらをを対応付ける。
第1の条件は、判定対象となっているデータ集合が、判
定対象となっているデータセルに対応付けられた見出し
項目集合で指定された条件に適合していることである。
第2の条件は、判定対象となっているデータセルの見出
し項目集合を包含し、かつ判定対象となっているデータ
集合が適合する見出し項目集合を有するようなデータセ
ルが、他に存在しないことである。これにより、不必要
なデータ集合がデータセルに対応付けられずにすむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表を作成するための
表作成装置に関し、特にデータと簡単なレイアウト指示
を与えることにより表を作成することができる表作成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文書処理システムやレポートツー
ル等において、作表機能は欠かせないものとなってい
る。現在ワープロ等における一般的な作表手順は次の通
りである。まず単純なマトリクスを配置する。次に、マ
トリクス上のセルを分割、結合して欲するセルの配置を
得る。その上で、セル内にテキスト等を書き込む。
【0003】この方式の作表においては、セルの配置の
決定とセル内のテキスト等の記入は全てユーザが行う。
そのため、ユーザが望む形式の表が得られるかわりに、
ユーザが費やす手間は大きくなる。
【0004】これに対して、表上に配置されるテキスト
等の項目が既にデータベース等に存在する場合におい
て、そのデータと簡単なレイアウトの指示を与えること
により、自動的に表を作成する手法が知られている。
【0005】例えば特開平7−175818号公報で
は、リレーショナルデータベースのデータから表を作成
するための手法として、次のような手法について述べら
れている。
【0006】まず作成しようとする表の見出しの部分の
みが埋められた表を用意する。次に、データベースのデ
ータのうち、表の見出し項目と対応するものについて、
ユーザがどの見出し項目と対応するかを設定する。
【0007】最後に、システムは指定された対応関係に
基づき、データベースの各データについて、表のどのセ
ルに配置されるかをそのデータと表の見出しに対応する
データとの関係から決定し配置する。
【0008】図8は、従来の方法で取り扱える表の例を
示す図である。この表110は各種教育機関をその生徒
の対象(高卒か一般か)、その校舎の所在地(東京、神
奈川)、その教育分野(語学、工学)で分類したもので
ある。この表の1行1列目のセル111は「高卒」「東
京」「語学」の見出しと対応しているので、このセル1
11に「高卒」「東京」「語学」の見出しに対応するデ
ータ全てに関連するデータが配置される。つまり、高卒
を対象とし、校舎が東京に存在し、語学を教える「AA
ランゲージスクール」という教育機関があればそのデー
タは1行1列目のセル111に配置される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図8に示した
表110が対象とする教育機関に、通信教育のみを行
い、校舎を持たないものを加えることを考える。する
と、そのような教育機関は図8の表110では配置する
個所がないために、表の見出しを変更する必要がある。
【0010】図9は、見出し変更後の表を示す図であ
る。この図のように、見出し変更後の表120には、所
在地が設定されていないデータを登録するためのセルが
新たに設けられる。従来の方式では新たに生じた1行3
列目のセル121には、「高卒」「語学」の見出しと対
応するデータ全てに関連するデータが配置されるので、
高卒を対象とし、語学を教える「BB語学校」という通
信教育の教育機関があればそのデータは全てセル121
に配置される。
【0011】しかし、前節で述べた「AAランゲージス
クールは“「高卒」「東京」「語学」の見出しと対応す
るデータ全てに関連" しているのであるから、当然のこ
とながら“「高卒」「語学」の見出しと対応するデータ
全てに関連" もしている。よって、「AAランゲージス
クール」のデータは図9の表120において1行1列目
のセル122のみならず1行3列目のセル121にも配
置されてしまう。
【0012】このことからわかるように、従来の作表手
法においてはデータセルAに対応する見出し項目からな
る集合(例:{高卒,語学}) が、他のデータセルBに
対応する見出し項目の集合(例:{高卒,東京,語
学}) の部分集合となるときには、他のデータセルBに
配置されるデータは全てデータセルAにも配置される。
【0013】しかしながらデータセルBに配置されるデ
ータが無条件でデータセルAに配置されるということ
は、あるデータがデータセルBに配置されていることを
確認した時点で、そのデータがデータセルAへの配置条
件をも満たしていることが、実際にデータセルAの内容
を見ずとも明らかであるということである。このような
見ずともわかるようなデータ、つまり冗長なデータ配置
が行われてしまうことにより、表上に配置されるデータ
の数が増え、非常に読みにくい表になってしまうという
問題が従来の方法にはあった。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、自動的にかつ読みやすいデータの配置を行う
ことのできる表作成装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、自動的にかつ読みやすいデ
ータの配置をコンピュータに行わせることのできる表作
成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、表の中にデータを対応付けることで表を
作成する表作成装置において、複数のデータからなるデ
ータ集合を提供するデータ集合提供手段と、データを登
録すべきデータセルと、各データセルに配置すべきデー
タを指定する見出し項目とからなる表を保持する表保持
手段と、前記表保持手段に保持されている表内の個々の
データセルに対応する見出し項目の集合を見出し項目集
合とし、前記表保持手段に保持されている表の各データ
セルに対応する見出し項目集合間の包含関係を判定する
見出し項目集合包含関係判定手段と、前記表保持手段に
保持された表のデータセルを選択して判定対象データセ
ルとするとともに前記データ集合提供手段より提供され
るデータ集合を選択して判定対象データ集合とし、前記
判定対象データセルに対応する見出し項目に対して前記
判定対象データ集合が適合しているという第1の条件
と、前記見出し項目集合包含関係判定手段により前記判
定対象データセルの見出し項目集合を包含すると判定さ
れ、かつ前記判定対象データ集合が適合するような見出
し項目集合が対応付けられた他のデータセルが存在しな
いという第2の条件とを満たす場合には、前記判定対象
データセルに前記判定対象データ集合を対応付けるデー
タ集合対応付け手段と、を有することを特徴とする表作
成装置が提供される。
【0016】このような表作成装置において、データ集
合提供手段より、複数のデータからなるデータ集合が提
供されると、データ集合対応付け手段により、判定対象
データセルと判定対象データ集合とが選択される。そし
て、判定対象データセルに対応する見出し項目に対して
判定対象データ集合が適合しているという第1の条件
と、見出し項目集合包含関係判定手段により判定対象デ
ータセルの見出し項目集合を包含すると判定され、かつ
判定対象データ集合が適合するような見出し項目集合が
対応付けられた他のデータセルが存在しないという第2
の条件とを満たす場合には、判定対象データセルに判定
対象データ集合が対応付けられる。
【0017】これにより、判定対象データ集合に適合す
る見出し項目集合が対応付けられている判定対象データ
セルであっても、判定対象データセルの見出し項目集合
を包含し、かつ判定対象データ集合が適合するような見
出し項目集合が対応付けられた他のデータセルが存在す
る場合には、判定対象データ集合が対応付けられること
はない。
【0018】また、上記課題を解決するために、表の中
にデータを対応付けることで表を作成する表作成プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
おいて、複数のデータからなるデータ集合を提供するデ
ータ集合提供手段、データを登録すべきデータセルと、
各データセルに配置すべきデータを指定する見出し項目
とからなる表を保持する表保持手段、前記表保持手段に
保持されている表内の個々のデータセルに対応する見出
し項目の集合を見出し項目集合とし、前記表保持手段に
保持されている表の各データセルに対応する見出し項目
集合間の包含関係を判定する見出し項目集合包含関係判
定手段、前記表保持手段に保持された表のデータセルを
選択して判定対象データセルとするとともに前記データ
集合提供手段より提供されるデータ集合を選択して判定
対象データ集合とし、前記判定対象データセルに対応す
る見出し項目に対して前記判定対象データ集合が適合し
ているという第1の条件と、前記見出し項目集合包含関
係判定手段により前記判定対象データセルの見出し項目
集合を包含すると判定され、かつ前記判定対象データ集
合が適合するような見出し項目集合が対応付けられた他
のデータセルが存在しないという第2の条件とを満たす
場合には、前記判定対象データセルに前記判定対象デー
タ集合を対応付けるデータ集合対応付け手段、としてコ
ンピュータを機能させることを特徴とする表作成プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が
提供される。
【0019】このような表作成プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された表作成
プログラムをコンピュータに実行させれば、上記本発明
に係る表作成装置の機能がコンピュータ上で実現され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の原理構成図であ
る。以下に、本発明の各構成要素の有する機能を説明す
る。なお、図中の矢印はデータの流れを表している。
【0021】データ集合提供手段10は、複数のデータ
の集合をデータ集合対応付け手段40に提供する。デー
タ集合は、「表に配置されるデータ」と「それ以外のデ
ータ」とからなる。データ集合提供手段10は、このよ
うなデータ集合を1つのレコードとし、複数のデータ集
合からなるデータ集合群11を管理している。
【0022】表保持手段20は、表21を保持する。表
21は、複数のセルで構成されている。セルには、デー
タを配置すべきデータセルと、各データセルに配置すべ
きデータを指定する見出し項目のセルとがある。見出し
項目のセルの一部には、すでに見出し項目が配置されて
いる。
【0023】見出し項目集合包含関係判定手段30は、
表保持手段20に保持されている表内の1つのデータセ
ルに対応する見出し項目の集合を見出し項目集合とし、
表保持手段20に保持されている表21の各データセル
に対応する見出し項目集合間の包含関係を判定する。具
体的には、2つの見出し項目集合A,Bからなるリスト
(A,B)を受け取り、AがBの真部分集合であるか否
かを判定する。これにより、あるデータセルに対応する
見出し項目集合が、他のデータセルに対応する見出し項
目集合に包含されるか否かがわかる。
【0024】データ集合対応付け手段40は、表保持手
段20に保持されている表のセルのうち、見出しのセル
以外のセルであるデータセルと、データ集合提供手段1
0により提供されるデータ集合とを対応付ける。対応付
けるか否かの判定は、データ集合とデータセルの間で、
以下の条件を満たしているかによって判断される。
【0025】第1の条件は、判定対象となっているデー
タ集合が、判定対象となっているデータセルに対応付け
られた見出し項目集合で指定された条件に適合している
ことである。
【0026】第2の条件は、判定対象となっているデー
タセルの見出し項目集合を包含し、かつ判定対象となっ
ているデータ集合が適合する見出し項目集合を有するよ
うなデータセルが、他に存在しないことである。
【0027】データ配置手段50は、データ集合対応付
け手段40によりデータセルへ対応付けられたデータ集
合から「表に配置されるデータ」に分類されているデー
タを抽出し、抽出した表記データを表保持手段20に保
持された表21内の対応付けられたデータセル内に配置
する。
【0028】このような表作成装置において、データ集
合提供手段10に保持されている多数のデータ集合を、
表保持手段20に保持されている表のセル内に順次配置
するための処理手順を以下に示す。
【0029】図2は、表作成処理の手順を示すフローチ
ャートである。この処理は、データ集合提供手段10か
らデータ集合対応付け手段40へ、データ集合が提供さ
れた際に開始される。以下の処理をステップ番号
(「S」の後に番号を付する)に沿って説明する。 [S1]まずデータ集合対応付け手段40が、表保持手
段20に保持されている表21のデータセルから、デー
タ集合対応付けがまだ終了していないセルを1つ選択す
る。そのようなセルが複数存在する場合には、対応する
見出し項目の総数が一番多いデータセルを選択する。 [S2]データ集合対応付け手段40は、データ集合提
供手段10から提供されるデータ集合群11から、未だ
ステップS1において選択したセルに対して対応付けが
可能であるかの判定を行っていないデータ集合を1つ選
択する。 [S3]データ集合対応付け手段40は、ステップS1
で選択されたデータセルに対応する見出し項目全てが、
ステップS2で選択されたデータ集合の「それ以外のデ
ータ」に分類されているデータとして含まれているかを
チェックする。もし含まれていたらステップS4へ進
み、そうでないならステップS9へ進む。 [S4]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセル中に、そのセル
に対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択さ
れたデータセルに対応する見出し項目の総数よりも多
く、かつステップS1にて選択されたデータセルとの包
含関係を見出し項目集合包含関係判定手段30により判
定されていないものが存在するか否かを判定する。その
ようなデータセルが存在すればステップS5へ進み、存
在しなければステップS8へ進む。 [S5]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセル中の、そのセル
に対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択さ
れたデータセルに対応する見出し項目の総数よりも多
く、かつステップS1にて選択されたデータセルとの包
含関係を見出し項目集合包含関係判定手段30により判
定されていないものを1つ選択する。次に、ステップS
1にて選択されたデータセルに対応する見出し項目全て
からなる見出し項目集合を第1の見出し項目集合とし、
このステップS5で選択されたデータセルに対応する見
出し項目全てからなる見出し項目集合を第2の見出し項
目集合とする。そして、第1の見出し項目集合と第2の
見出し項目集合とを、順に見出し項目集合包含関係判定
手段30に渡す。 [S6]見出し項目集合包含関係判定手段30は、引き
渡された第1の見出し項目集合が第2の見出し項目集合
の部分集合であるかを判定し、判定結果をデータ集合対
応付け手段40に通知する。
【0030】ここで、通知を受けたデータ集合対応付け
手段40は、部分集合である旨の通知であればステップ
S7の処理へ進み、部分集合でない旨の通知であればス
テップS4の処理へ進む。 [S7]データ集合対応付け手段40は、ステップS5
で選択されたデータセルに対して、そのデータセルに対
応する見出し項目全てが、ステップS2で選択されたデ
ータ集合の「それ以外のデータ」に分類されているデー
タとして含まれているかをチェックする。見出し項目全
てが含まれていたらステップS9へ進み、そうでないな
らステップS4へ進む。 [S8]データ配置手段50は、ステップS2で選択さ
れたデータ集合のうち、「表に配置されるデータ」に分
類されているデータを、表保持手段20中のステップS
1で選択されたデータセルに配置する。 [S9]データ集合対応付け手段40は、データ集合提
供手段10から提供されるデータ集合群11から、未だ
ステップS1において選択したセルに対して対応付けが
可能であるかの判定を行っていないデータ集合が存在す
るかをチェックする。存在するならばステップS2へ進
み、存在しないならばステップS10へ進む。 [S10]データ集合対応付け手段40は表保持手段2
0に保持されている表21のデータセルから、データ集
合対応付けがまだ終了していないセルが存在するか否か
をチェックする。未処理のセルが存在するならばステッ
プS1へ進み、全てのセルに対して処理が終了していれ
ば動作を終了する。
【0031】このようにして、あるデータ集合が複数の
データセルの見出し項目の条件に該当している場合にお
いて、データセルの見出し項目集合間で包含関係があれ
ば、見出し項目数が多い方のデータセルにのみそのデー
タ集合が対応付けられる。そのため、見出し項目数が少
ない方のデータセルには、そのデータ集合は対応付けら
れないので、冗長なデータが表に出現することが無くな
り、より読みやすい表を自動的に作成することが可能と
なる。
【0032】次に、本発明の表作成装置による表作成処
理を、具体例を用いて説明する。図3は、データ集合提
供手段の保持するデータ集合群の例を示す図である。デ
ータ集合提供手段10の保持するデータ集合群11は、
以下のような形式をしている。
【0033】1行が1つのデータ集合(レコード)を表
し、そのデータ集合中のデータが「表に配置されるデー
タ」と「それ以外のデータ」とに分けられている。図3
の1行目で説明すれば、この行は{BB語学校, 高卒,
語学}というデータ集合を表し、このうち「表に配置さ
れるデータ」が「BB語学校」であり、「それ以外のデ
ータ」は「高卒」と「語学」である。
【0034】図4は、表保持手段が保持する表を示す第
1の図である。これは、データ集合対応付け前の表21
を示している。なお、図4では必要な全ての見出し項目
が既に配置された表21を保持しているが、一部の見出
し項目のみが配置されている場合もある。図4の例は、
各種教育機関をその生徒の対象(高卒か一般か)、その
校舎の所在地(東京、神奈川)、その教育分野(語学、
工学)で分類するための表21である。この分類項目が
そのまま見出し項目として、表内の見出し項目用のセル
に設定されている。
【0035】次に、図3に示したデータ集合群11を図
4に示した表21に配置する場合の表作成装置の動作例
を、図2に示したフローチャートのステップ番号を用い
て説明する。 [S1]まずデータ集合対応付け手段40は表保持手段
20に保持されている表21のデータセルから、データ
集合対応付けがまだ終了していないセルを一つ選択す
る。そのようなセルが複数存在する場合には、対応する
見出し項目の総数が一番多いデータセルを選択する。
【0036】ここでは総数が一番多い(3つ)データセ
ルのうち1行1列目のセルを選択したとする。選択され
たセルの見出し項目は、生徒の対象が「高卒」、校舎の
所在地が「東京」、教育分野が「語学」である。 [S2]データ集合対応付け手段40はデータ集合提供
手段10から提供されるデータ集合群11から、未だス
テップS1において選択したセルに対して対応付けが可
能であるかの判定を行っていないデータ集合を1つ選択
する。
【0037】ここでは図3における1行目のデータ集合
{BB語学校, 高卒, 語学}を選択するものとする。 [S3]データ集合対応付け手段40は、ステップS1
で選択されたデータセルに対応する見出し項目全てが、
ステップS2で選択されたデータ集合の「それ以外のデ
ータ」に分類されているデータとして含まれているかを
チェックする。
【0038】ここでは、データ集合{BB語学校, 高
卒, 語学}には「東京」が含まれていないのでステップ
S9へ移る。 [S9]データ集合対応付け手段40は、データ集合提
供手段10から提供されるデータ集合群11から、未だ
ステップS1において選択したセルに対して対応付けが
可能であるかの判定を行っていないデータ集合が存在す
るか否かをチェックする。この場合存在するのでステッ
プS2へ進む。 [S2]データ集合対応付け手段40はデータ集合提供
手段10から提供されるデータ集合群11から、未だス
テップS1において選択したセルに対して対応付けが可
能であるかの判定を行っていないデータ集合を1つ選択
する。
【0039】ここでは図3における2行目のデータ集合
{AAランゲージスクール,高卒,東京,語学}を選択
するものとする。 [S3]データ集合対応付け手段40はステップS1で
選択されたデータセルに対応する見出し項目全て{高
卒,東京,語学}が、ステップS2で選択されたデータ
集合{AAランゲージスクール,高卒,東京,語学}の
「それ以外のデータ」に分類されているデータとして含
まれているかをチェックする。ここでは、全てのデータ
が含まれているのでステップS4へ移る。 [S4]データ集合対応付け手段40は表保持手段20
に保持されている表21のデータセル中に、そのセルに
対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択され
たデータセルに対応する見出し項目の総数よりも多く、
かつステップS1にて選択されたデータセルとの包含関
係を見出し項目集合包含関係判定手段30により判定さ
れていないものが存在するか否かを判定する。
【0040】ここでは、ステップS1で選択されたデー
タセルの見出し項目の総数は3であり、見出し項目の総
数が4以上のセルは存在しないのでステップS8へ進
む。 [S8]データ配置手段50は、ステップS2で選択さ
れたデータ集合{AAランゲージスクール,高卒,東
京,語学}のうち、「表に配置されるデータ」に分類さ
れているデータ、つまり「AAランゲージスクール」
を、表保持手段20中のステップS1で選択されたデー
タセルに配置する。この結果、表保持手段20に保持さ
れる表21は、以下のようになる。
【0041】図5は、表保持手段が保持する表を示す第
2の図である。図に示すように、表保持手段20に保持
されている表21の1行1列目のデータセルに、「AA
ランゲージスクール」というデータが配置される。な
お、図中データ集合対応付けが終了したデータセルのみ
太線で囲っている(後述する図6,図7においても同
様)。 [S9]データ集合対応付け手段40は、データ集合提
供手段10から提供されるデータ集合群11から、未だ
ステップS1において選択したセルに対して対応付けが
可能であるかの判定を行っていないデータ集合が存在す
るかをチェックする。ここでは存在するのでステップS
2へ進む。
【0042】以後、同様にしてデータ集合提供手段10
により提供される他のデータ集合についても対応付けの
判定がなされる。この結果1行1列目のデータセルには
さらにデータ集合提供手段10の3行目の「HHコミュ
ニケーションズ」が配置される。1行1列目のデータセ
ルに対して、データ集合提供手段10により提供される
全てのデータ集合について対応付けの判定がなされる
と、ステップS10に移る。 [S10]データ集合対応付け手段40は、表保持手段
20に保持されている表21のデータセルから、データ
集合対応付けがまだ終了していないセルが存在するかを
チェックする。ここでは存在するのでステップS1へ進
む。
【0043】同様にして、対応する見出し項目の総数が
3である全てのデータセルについて処理が行われたとす
る。それにより、表保持手段20内の表21は以下のよ
うになる。
【0044】図6は、表保持手段が保持する表を示す第
3の図である。この図は、見出し項目の総数が3である
全てのデータセルに関して、データ集合対応付けが終了
した状態を示している。
【0045】その後、見出し項目の総数が2のデータセ
ルに関して、データ集合対応付けが行われる。 [S1]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセルから、データ集
合対応付けがまだ終了していないセルを1つ選択する。
そのようなセルが複数存在する場合には、対応する見出
し項目の総数が一番多いデータセルを選択する。ここで
は、既に見出し項目総数が3のものはデータ集合対応付
けが終了しているので、総数が次に多い(2つ)データ
セルのうち1行3列目のセルを選択する。選択されたセ
ルの見出し項目は、{高卒,語学}である。 [S2]データ集合対応付け手段40は、データ集合提
供手段10から提供されるデータ集合群11から、未だ
ステップS1において選択したセルに対して対応付けが
可能であるかの判定を行っていないデータ集合を1つ選
択する。ここでは図3における1行目のデータ集合{B
B語学校, 高卒, 語学}を選択する。 [S3]データ集合対応付け手段40は、ステップS1
で選択されたデータセルに対応する見出し項目全て、つ
まり「高卒」、「語学」が、ステップS2で選択された
データ集合{BB語学校, 高卒, 語学}の「それ以外の
データ」に分類されているデータとして含まれているか
をチェックする。この場合、全てが含まれているのでス
テップS4へ移る。 [S4]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセル中に、そのセル
に対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択さ
れたデータセルに対応する見出し項目の総数(2つ)よ
りも多く、かつステップS1にて選択されたデータセル
との包含関係を見出し項目集合包含関係判定手段30に
より判定されていないものが存在するか否かを判定す
る。
【0046】ここでは、そのようなセルが存在するので
ステップS5へ進む。 [S5]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセル中の、そのセル
に対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択さ
れたデータセルに対応する見出し項目の総数よりも多
く、かつステップS1にて選択されたデータセルとの包
含関係を見出し項目集合包含関係判定手段30により判
定されていないものを1つ選択しする。そして、ステッ
プS1にて選択されたデータセルに対応する見出し項目
全てからなる集合と、ここで選択されたデータセルに対
応する見出し項目全てからなる集合のリストを見出し項
目集合包含関係判定手段30に渡す。
【0047】ここでは1行1列目のデータセルを選択し
たとする。すると、見出し項目集合包含関係判定手段3
0に渡されるリストは({高卒,語学},{高卒,東
京,語学})となる。 [S6]見出し項目集合包含関係判定手段30は、引き
渡されたリストの先の集合が後の集合の部分集合である
かを判定し、判定結果をデータ集合対応付け手段40に
通知する。
【0048】ここでは、先の集合に含まれる「高卒」と
「語学」とは、後の集合にも含まれているため「部分集
合である」という結果が通知され、ステップS7へ移
る。 [S7]データ集合対応付け手段40は、ステップS5
で選択されたデータセルに対して、そのデータセルに対
応する見出し項目全てが、ステップS2で選択されたデ
ータ集合の「それ以外のデータ」に分類されているデー
タとして含まれているかをチェックする。
【0049】ここでは、データ集合{BB語学校, 高
卒, 語学}内に見出し項目中の「東京」が含まれていな
いのでステップS4へ進む。 [S4]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセル中に、そのセル
に対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択さ
れたデータセルに対応する見出し項目の総数よりも多
く、かつステップS1にて選択されたデータセルとの包
含関係を見出し項目集合包含関係判定手段30により判
定されていないものが存在するか否かを判定する。
【0050】ここでは、そのようなセルが存在するので
ステップS5へ進む。 [S5]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセル中の、そのセル
に対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択さ
れたデータセルに対応する見出し項目の総数(2つ)よ
りも多く、かつステップS1にて選択されたデータセル
との包含関係を見出し項目集合包含関係判定手段30に
より判定されていないものを1つ選択する。そして、ス
テップS1にて選択されたデータセルに対応する見出し
項目全てからなる集合と、ここで選択されたデータセル
に対応する見出し項目全てからなる集合のリストを見出
し項目集合包含関係判定手段30に渡す。
【0051】ここでは1行4列目のデータセルを選択し
たとする。すると見出し項目集合包含関係判定手段30
に渡されるリストは({高卒,語学},{一般,東京,
語学})となる。 [S6]見出し項目集合包含関係判定手段30は引き渡
されたリストの先の集合が後の集合の部分集合であるか
を判定し、判定結果をデータ集合対応付け手段40に通
知する。ここでは「部分集合でない」という結果が通知
され、ステップS4へ移る。
【0052】以後、同様にして、対応する見出し項目の
総数が3であるデータセルがステップS5において選択
され、処理される。そして、ステップS4の処理に戻
る。 [S4]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセル中に、そのセル
に対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択さ
れたデータセルに対応する見出し項目の総数よりも多
く、かつステップS1にて選択されたデータセルとの包
含関係を見出し項目集合包含関係判定手段30により判
定されていないものが存在するか否かを判定する。
【0053】ここではそのようなセルが存在しないので
ステップS8へ進む。 [S8]データ配置手段50は、ステップS2で選択さ
れたデータ集合のうち、「表に配置されるデータ」に分
類されているデータ、つまり「BB語学校」を、表保持
手段中のステップS1で選択されたデータセル(1行3
列目)に配置する。 [S9]データ集合対応付け手段40は、データ集合提
供手段10から提供されるデータ集合群11から、未だ
ステップS1において選択したセルに対して対応付けが
可能であるかの判定を行っていないデータ集合が存在す
るかをチェックする。ここでは存在するのでステップS
2へ進む。 [S2]データ集合対応付け手段40は、データ集合提
供手段10から提供されるデータ集合群11から、未だ
ステップS1において選択したセルに対して対応付けが
可能であるかの判定を行っていないデータ集合を1つ選
択する。
【0054】ここでは図3における2行目のデータ集合
{AAランゲージスクール,高卒,東京,語学}を選択
するとする。 [S3]データ集合対応付け手段40は、ステップS1
で選択されたデータセルに対応する見出し項目全て、つ
まり「高卒」、「語学」が、ステップS2で選択された
データ集合の「それ以外のデータ」に分類されているデ
ータとして含まれているかをチェックする。この場合全
てが含まれているのでステップS4へ移る。 [S4]データ集合対応付け手段40は表保持手段20
に保持されている表21のデータセル中に、そのセルに
対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択され
たデータセルに対応する見出し項目の総数よりも多く、
かつステップS1にて選択されたデータセルとの包含関
係を見出し項目集合包含関係判定手段30により判定さ
れていないものが存在するか否かを判定する。
【0055】ここでは、そのようなセルが存在するので
ステップS5へ進む。 [S5]データ集合対応付け手段40は、表保持手段2
0に保持されている表21のデータセル中の、そのセル
に対応する見出し項目の総数がステップS1にて選択さ
れたデータセルに対応する見出し項目の総数よりも多
く、かつステップS1にて選択されたデータセルとの包
含関係を見出し項目集合包含関係判定手段30により判
定されていないものを1つ選択する。そして、ステップ
S1にて選択されたデータセルに対応する見出し項目全
てからなる集合と、ここで選択されたデータセルに対応
する見出し項目全てからなる集合のリストを見出し項目
集合包含関係判定手段30に渡す。
【0056】ここでは1行1列目のデータセルを選択し
たとする。すると見出し項目集合包含関係判定手段30
に渡されるリストは({高卒,語学},{高卒,東京,
語学})となる。 [S6]見出し項目集合包含関係判定手段30は、引き
渡されたリストの先の集合が後の集合の部分集合である
かを判定し、判定結果をデータ集合対応付け手段40に
通知する。
【0057】ここでは「部分集合である」という結果が
通知され、ステップS7へ移る。 [S7]データ集合対応付け手段40は、ステップS5
で選択されたデータセルに対して、そのデータセルに対
応する見出し項目全てが、ステップS2で選択されたデ
ータ集合の「それ以外のデータ」に分類されているデー
タとして含まれているかをチェックする。
【0058】ここでは見出し項目が全て含まれているの
でステップS9へ進む。ステップS9へ進むことで、現
在選択されているデータ集合{AAランゲージスクー
ル,高卒,東京,語学}が、選択されている1行3列目
のデータセルに対応付けられないことが確定する。
【0059】以下同様にシステムは動作し、最終的には
表保持手段20には以下のような表が保持されることに
なる。図7は、表保持手段20が保持する表21を示す
第4の図である。この図において、図6の状態から変わ
った部分は、1行3列目のデータセルに「BB語学校」
が配置され、2行6列目のデータセルに「GG工学通信
教育」が配置されていることである。
【0060】ここで、1行3列目のデータセルの見出し
項目は、「語学」と「高卒」である。従って、従来のよ
うな表作成装置では、図3に示したデータ集合群11の
2行目のデータ集合{AAランゲージスクール,高卒,
東京,語学}も1行3列目のデータセルに対応付けら
れ、「AAランゲージスクール」が1行3列目のデータ
セルに配置されていた。ところが、本発明では「AAラ
ンゲージスクール」を1行1列目のデータセルにのみ配
置している。これにより、校舎の所在地を特定していな
いデータセルに配置されるデータ量が少なくなり、非常
に見やすい表が作成されている。しかも、3列目や6列
目の見出し項目として、「東京と神奈川とのどちらにも
校舎を持たない教育機関」などという込み入った項目を
指定する必要がなく、表作成にかかる利用者への負担が
少ない。
【0061】以上、本発明の実施の形態について述べた
わけだが、本発明においてはデータセルとデータ集合の
対応付けを行うことによって表を作成することを主眼と
するので、対応付けを行った後にそのデータセルに何を
表示するかは任意である。すなわち、上記の実施の形態
のように、データ集合中のデータを表示してもよいし、
対応付けたデータ集合中のデータ間で処理を行った結果
を表示してもよいし、データセルに対応付けられたデー
タ集合の個数を表示してもよい。
【0062】また、見出し項目集合包含関係判定手段3
0への見出し項目集合の与え方であるが、本実施の形態
のように見出し項目集合を直接与えてもよいし、見出し
項目集合へのポインタや、見出し項目集合を構成できる
だけの情報を与えることにより、間接的に見出し項目集
合包含関係判定手段30が見出し項目集合を得られるよ
うにしてもよい。
【0063】さらに見出し項目集合包含関係判定手段3
0が行う部分集合であるか否かの判定の方法であるが、
実際に2つの集合を用意し、それらの要素を1つ1つ比
較することによってそれらが部分集合の関係にあるかを
調べる方法はもちろん可能であるが、部分集合であるこ
とや部分集合であることと等価であることを判定できる
方法であれば他の方法でもよい。
【0064】例えば、図4の表21において見出しは木
構造の列をなしている。つまり見出し項目「高卒」と
「一般」は各々木構造のルートをなし、その下に「東
京」と「神奈川」という子の見出し項目を持っている。
ここで各データセルについての直近対応見出し、つまり
それが対応する見出し項目のうち行見出し、列見出しそ
れぞれにおいて木構造上で一番下である見出し項目を考
える。1行1列目のデータセルについては直近対応列見
出し項目が「東京」であり、直近対応行見出し項目は
「語学」である。同様に1行3列目のデータセルについ
ては、直近対応列見出し項目が「高卒」であり、直近対
応行見出し項目は「語学」である。このような直近対応
見出し項目を考えれば、1つの「データセルA」に対応
する見出し項目からなる集合が、他の「データセルB」
に対応する見出し項目の集合の部分集合となるかの判定
に、見出し項目集合包含関係判定手段30に直近対応見
出し項目を与えた上で、次の判定が利用できる。
【0065】「データセルA」に対応する2つの直近対
応見出し項目がそれぞれ、他の「データセルB」に対応
する2つの直近対応見出し項目と同じかもしくは木構造
上先祖にあたる見出し項目であるかを判定する。この条
件を満たしていれば、「データセルA」に対応する見出
し項目集合が「データセルB」に対応する見出し項目集
合の部分集合であることがわかる。
【0066】なぜならば、データセルに対応する全ての
見出し項目は、そのデータセルの直近対応見出し項目か
ら木構造のルートに至る経路の途中に出現するので、
「データセルA」に対応する直近対応見出し項目が他の
「データセルB」に対応する直近対応見出し項目と同じ
かもしくは木構造上先祖にあたるならば、「データセル
B」に対応する見出し項目の中に「データセルA」に対
応する見出し項目は全て含まれる。つまり「データセル
A」に対応する見出し項目からなる集合は「データセル
B」に対応する見出し項目からなる集合の部分集合とな
るからである。
【0067】同じく見出し項目集合包含関係判定手段3
0が行う部分集合であるか否かの判定の方法であるが、
ある2つの見出し項目集合が包含関係にあるかを必要と
なる度に新たに判定してもよいし、これ以外の方法、例
えばあらかじめ全ての見出し項目集合間の包含関係を求
め、その結果を保持し、判定すべき2つの集合が与えら
れた場合には保持する結果を参照して判定を行ってもよ
い。
【0068】また、上記実施の形態では、データセルと
データ集合とを対応付けるための条件として、データセ
ルに対応する見出し項目全てがデータ集合に含まれると
いう関係を使用しているが、これ以外の関係を用いて対
応付けを行うこともできる。
【0069】例えば、データセルに対応する見出し項目
の一部がデータ集合に含まれていることをもって対応付
けを行ってもよい。また、見出し項目とデータの対応関
係を示す対応表を用意しておき、データセルに対応する
見出し項目に対応するデータを対応表によって求め、対
応表で対応付けられたデータを全て含んだデータ集合で
あることをもって対応付けてもよい。
【0070】また、実施の形態では、データ集合提供手
段10はデータ集合のリストであったが、データ集合提
供手段10によりデータ集合対応付け手段40がどのよ
うなデータ集合が使用できるかを判明すればよいのであ
るから、データ集合提供手段10では、上記実施の形態
以外に以下のような方式を採用することもできる。
【0071】第1の方式は、任意のデータ集合に対し
て、そのデータ集合がデータ集合提供手段10の提供す
るデータ集合であるか否かを答える方式である。第2の
方式は、任意のデータ集合に対して、そのデータ集合が
データ集合提供手段10の提供するあるデータ集合の部
分集合であるならば、提供するデータ集合と与えられた
データ集合の差分を返す方式である。
【0072】また上記実施の形態では、データセル1つ
1つを選択し、そこからそのデータセルに対応する見出
し全てからなる見出し項目集合を求め、この集合に対す
るデータ集合を求めたが、必ずしもデータセル1つ1つ
に対して処理する必要はない。別の方法として、例えば
以下の2つの方法が考えられる。
【0073】第1の方法は、行見出しにおける各列と、
列見出しにおける各行について、その行や列に対応する
見出しからなる見出し項目集合を求めて、その集合に対
するデータ集合を求めるという方法である。
【0074】第2の方法は、行見出しや列見出しを木構
造の並びと見立て、その木構造のルートから各ノードま
でに対応する見出し項目集合を求め、その集合に対する
データ集合を求めるという方法である。
【0075】ここで、第2の方法のより具体的な例を挙
げる。図4の表21の列見出しにおける1列目に対応す
る見出し項目は「高卒」、「東京」であるので、この2
つに対応するデータ集合を求める。行見出しにおける1
行目に対応する見出し項目は「語学」であるので、この
見出し項目に対応するデータ集合を求める。このように
した上で、求めたデータ集合の重複する部分を1行1列
目のデータセルに対応するデータ集合とする。
【0076】また、上記の実施の形態では、データ集合
提供手段10が提供するデータが、「表に配置されるデ
ータ」と「それ以外のデータ」とに予め分けられてお
り、データセルの見出し項目集合とデータ集合とを比較
する際には、「それ以外のデータ」のみを用いたが、
「表に配置されるデータ」をも含めてデータセルの見出
し項目集合との比較対照とすることもできる。
【0077】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、表作成装置が
有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録されたプログラムに記述しておく。
そして、このプログラムをコンピュータで実行すること
により、上記処理がコンピュータで実現される。コンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装
置や半導体メモリ等がある。市場に流通させる場合に
は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory) や
フロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを
格納して流通させたり、ネットワークを介して接続され
たコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワー
クを通じて他のコンピュータに転送することもできる。
コンピュータで実行する際には、コンピュータ内のハー
ドディスク装置等にプログラムを格納しておき、メイン
メモリにロードして実行する。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表作成装置
では、データセルに対応付けられている見出し項目間の
包含関係調べることで、データセルへの不必要なデータ
集合の対応付けを行わないようにしたため、対応付けら
れたデータ集合のみをデータセルに配置することで、無
駄なデータが排除された読みやすい表を作成することが
できる。
【0079】また、本発明の表作成プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、データセ
ルに対応付けられている見出し項目間の包含関係調べる
ことで、データセルへの不必要なデータ集合の対応付け
を行わずに表を作成するような表作成プログラムが記録
されているため、この表作成プログラムをコンピュータ
で実行することにより、無駄なデータが排除された表を
コンピュータに作成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】表作成処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】データ集合提供手段の保持するデータ集合群の
例を示す図である。
【図4】表保持手段が保持する表を示す第1の図であ
る。
【図5】表保持手段が保持する表を示す第2の図であ
る。
【図6】表保持手段が保持する表を示す第3の図であ
る。
【図7】表保持手段が保持する表を示す第4の図であ
る。
【図8】従来の方法で取り扱える表の例を示す図であ
る。
【図9】見出し変更後の表を示す図である。
【符号の説明】
10 データ集合提供手段 11 データ集合群 20 表保持手段 21 表 30 見出し項目集合包含関係判定手段 40 データ集合対応付け手段 50 データ配置手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表の中にデータを対応付けることで表を
    作成する表作成装置において、 複数のデータからなるデータ集合を提供するデータ集合
    提供手段と、 データを登録すべきデータセルと、各データセルに配置
    すべきデータを指定する見出し項目とからなる表を保持
    する表保持手段と、 前記表保持手段に保持されている表内の個々のデータセ
    ルに対応する見出し項目の集合を見出し項目集合とし、
    前記表保持手段に保持されている表の各データセルに対
    応する見出し項目集合間の包含関係を判定する見出し項
    目集合包含関係判定手段と、 前記表保持手段に保持された表のデータセルを選択して
    判定対象データセルとするとともに前記データ集合提供
    手段より提供されるデータ集合を選択して判定対象デー
    タ集合とし、前記判定対象データセルに対応する見出し
    項目に対して前記判定対象データ集合が適合していると
    いう第1の条件と、前記見出し項目集合包含関係判定手
    段により前記判定対象データセルの見出し項目集合を包
    含すると判定され、かつ前記判定対象データ集合が適合
    するような見出し項目集合が対応付けられた他のデータ
    セルが存在しないという第2の条件とを満たす場合に
    は、前記判定対象データセルに前記判定対象データ集合
    を対応付けるデータ集合対応付け手段と、 を有することを特徴とする表作成装置。
  2. 【請求項2】 前記データ集合対応付け手段により前記
    判定対象データセルへ対応付けられた前記判定対象デー
    タ集合から表に配置すべき配置データを抽出し、前記配
    置データを前記表保持手段内の前記判定対象データセル
    内に配置するデータ配置手段をさらに有することを特徴
    とする請求項1記載の表作成装置。
  3. 【請求項3】 前記データ集合対応付け手段は、データ
    セルに対応する見出し項目の全てが、データ集合内のデ
    ータに含まれている場合に、データ集合がデータセルに
    適合すると判断することを特徴とする請求項1記載の表
    作成装置。
  4. 【請求項4】 表の中にデータを対応付けることで表を
    作成する表作成プログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体において、 複数のデータからなるデータ集合を提供するデータ集合
    提供手段、 データを登録すべきデータセルと、各データセルに配置
    すべきデータを指定する見出し項目とからなる表を保持
    する表保持手段、 前記表保持手段に保持されている表内の個々のデータセ
    ルに対応する見出し項目の集合を見出し項目集合とし、
    前記表保持手段に保持されている表の各データセルに対
    応する見出し項目集合間の包含関係を判定する見出し項
    目集合包含関係判定手段、 前記表保持手段に保持された表のデータセルを選択して
    判定対象データセルとするとともに前記データ集合提供
    手段より提供されるデータ集合を選択して判定対象デー
    タ集合とし、前記判定対象データセルに対応する見出し
    項目に対して前記判定対象データ集合が適合していると
    いう第1の条件と、前記見出し項目集合包含関係判定手
    段により前記判定対象データセルの見出し項目集合を包
    含すると判定され、かつ前記判定対象データ集合が適合
    するような見出し項目集合が対応付けられた他のデータ
    セルが存在しないという第2の条件とを満たす場合に
    は、前記判定対象データセルに前記判定対象データ集合
    を対応付けるデータ集合対応付け手段、 としてコンピュータを機能させることを特徴とする表作
    成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005242587A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Fuji Xerox Co Ltd クロス表作成のためのプログラム及び方法及び装置
JP2018055576A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005242587A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Fuji Xerox Co Ltd クロス表作成のためのプログラム及び方法及び装置
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