JPH11327439A - セキュリティ文書およびその作成方法 - Google Patents

セキュリティ文書およびその作成方法

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JPH11327439A
JPH11327439A JP10153682A JP15368298A JPH11327439A JP H11327439 A JPH11327439 A JP H11327439A JP 10153682 A JP10153682 A JP 10153682A JP 15368298 A JP15368298 A JP 15368298A JP H11327439 A JPH11327439 A JP H11327439A
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JP
Japan
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security
name
data
administrator
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JP10153682A
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Kohei Sato
幸平 佐藤
Kenji Murakami
健二 村上
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機密文書が複写された際に、どの文書のもの
かまたは複製された元の文書を特定できるセキュリティ
文書とその作成方法を提供する。 【解決手段】 本発明のセキュリティ文書は、管理番号
または管理者名を定めて管理する実質的に同一内容を有
する複数のセキュリティ文書において、文書中の実質的
な内容を構成する単語の配列は複数のセキュリティ文書
のいずれにおいても最初から最後に至るまで同一であっ
て、文章中の管理番号または管理者名に対応する特定の
単語の送り仮名が他の文書の当該特定単語の送り仮名と
は異なるようにされていることを特徴とするまた、文章
中の数値を表す特定の数字の小数点以下の数字の桁数が
異なるようにしても同様の効果が得られる。また、この
ようなセキュリティ文書は、テキストデータと送り仮名
の異なる特定単語または特定数字と配付者データとを制
御して出力することにより作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は社内規定や規約
書、契約書等のように発行部数や所有管理者が限定され
ていて機密保持性を要するセキュリティ文書とその作成
方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、社外等への持ち出し禁止、複製禁止
とするセキュリティ文書は、必要部数同じものを印刷、
製本後、管理番号(ナンバリング)または管理者氏名を
書き込みすることで準備し、その文書を配付する際に、
管理番号と配付者氏名、所属等のリストを作成し、文書
管理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、万一、文書の
内容が複写されたりして漏洩した場合は、リストに記載
されている配付者から事情を聴くなどして対処すること
になる。しかし、どの管理番号の文書からコピーされた
ものか、もしくは持ち出されたものかは、管理番号部分
自体のコピーがない限り、結局は、わからないままとな
るのが通常のことである。そこで、本発明は、文書の内
容が漏洩した場合に、管理番号自体またはそのコピーが
無くても、文章の意味内容自体は変えないで、文書を観
察することにより管理者等を特定することが可能となる
ようにすべくなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のセキュリティ文書の第1は、管理番号または
管理者名を定めて管理する複数の同一内容を有するセキ
ュリティ文書において、文書中の実質的な内容を構成す
る単語の配列は当該複数のセキュリティ文書のいずれに
おいても最初から最後に至るまで同一であって、文章中
の管理番号または管理者名に対応する複数の特定単語の
送り仮名が他の管理番号または管理者名の文書と異なる
ようにされていることを特徴とするセキュリティ文書、
にある。かかるセキュリティ文書であるため機密が漏洩
した文書を特定することができる。
【0005】上記課題を解決するための本発明のセキュ
リティ文書の第2は、管理番号または管理者名を定めて
管理する複数のセキュリティ文書において、プリンター
出力の際の文書内容を構成するテキストデータ配列は当
該複数のセキュリティ文書のいずれにおいても最初から
最後に至るまで同一であって、文章中の管理番号または
管理者名に対応する複数の特定単語の送り仮名が他の管
理番号または管理者名の文書とは異なるようにされて出
力されていることを特徴とするセキュリティ文書、にあ
る。かかるセキュリティ文書であるため機密が漏洩した
文書を特定することができる。
【0006】上記課題を解決するための本発明のセキュ
リティ文書の第3は、管理番号または管理者名を定めて
管理する複数の同一内容を有するセキュリティ文書にお
いて、文書中の実質的な内容を構成する単語と数字の配
列は当該複数のセキュリティ文書のいずれにおいても最
初から最後に至るまで同一であって、文章中の管理番号
または管理者名に対応する数値を示す複数の数字の小数
点以下の桁数が他の管理番号または管理者名の文書と異
なるようにされていることを特徴とするセキュリティ文
書、にある。かかるセキュリティ文書であるため機密が
漏洩した文書を特定することができる。
【0007】上記課題を解決するための本発明のセキュ
リティ文書の第4は、管理番号または管理者名を定めて
管理する複数のセキュリティ文書において、プリンター
出力の際の文書内容を構成するテキストデータ配列は当
該複数のセキュリティ文書のいずれにおいても最初から
最後に至るまで同一であって、文章中の管理番号または
管理者名に対応する数値を示す複数の数字の小数点以下
の桁数が他の管理番号または管理者名の文書とは異なる
ようにされて出力されていることを特徴とするセキュリ
ティ文書、にある。かかるセキュリティ文書であるため
機密が漏洩した文書を特定することができる。
【0008】上記課題を解決するための本発明のセキュ
リティ文書の作成方法の第1は、上記第1または第2の
セキュリティ文書の作成方法において、予め特定の単語
について最長の送り仮名を有する文書の内容を入力した
データをテキストデータとして準備する工程と、管理番
号もしくは管理者名とそれに対応する特定単語の送り仮
名が異なるデータを配付予定者データとして準備する工
程と、双方のデータおよび文書出力プログラムに基づ
き、出力機を制御して各管理番号または管理者名毎に対
応して当該特定単語についての送り仮名の一部を省略し
て文書を出力する工程と、からなることを特徴とするセ
キュリティ文書の作成方法、にある。かかる作成方法で
あるため容易にセキュリティ文書を作成することができ
る。
【0009】上記課題を解決するための本発明のセキュ
リティ文書の作成方法の第2は、上記第4または第5の
セキュリティ文書の作成方法において、予め特定の小数
点付き数値について最長の数字列を有する文書の内容を
入力したデータをテキストデータとして準備する工程
と、管理番号もしくは管理者名とそれに対応する特定の
数値の小数点以下の数字が異なる数値の出力位置を入力
したデータを配付予定者データとして準備する工程と、
双方のデータおよび文書出力プログラムに基づき、出力
機を制御して各管理番号または管理者名毎に対応する特
定の数値の小数点以下の数字の一部を省略して文書を出
力する工程と、からなることを特徴とするセキュリティ
文書の作成方法、にある。かかる作成方法であるため容
易にセキュリティ文書を作成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、文章中に各管理番号ま
たは各管理者名毎に特定の単語の送り仮名を変えること
や文章中の特定の数字の小数点以下の数値を一部省略し
て出力することにより、文書の意味内容は実質的に変え
ないで、複写等された文書の出所を明らかにすることを
可能とするものである。以下、本発明の実施形態を図面
を参照して説明することとする。図1は、本発明のセキ
ュリティ文書の一実施形態を示す。図1では、セキュリ
ティ的な文書内容ではないが、4名の文書管理者に対す
る送り仮名の異なる文書の例が示されている。文例では
「暖かく」と「行い」と2つの単語が送り仮名特定単語
とされており、図1(A)の管理者1に対する文書は、
「暖かく」と「行い」と2つの単語が標準的な送り仮名
にされており、図1(B)の管理者2に対する文書は、
「暖かく」と「行ない」、図1(C)の管理者3に対す
る文書は、「暖く」と「行い」、図1(D)の管理者4
に対する文書は、「暖く」と「行ない」とのように特定
単語の一部が許容される範囲内の送り仮名で使用されて
いるが、(A)の文書といずれも文意的に間違うことは
ないようにされている。なお、以降、送り仮名を可変に
する単語を「特定単語」とし、標準的な送り仮名と異な
る送り仮名にされた特定単語を「送り仮名特異単語」と
いうことにする。
【0011】文書の種類にもよるが、通常の文書、例え
ば、特許公報のような文書でも、1頁に10個程度の送
り仮名を変えることができる単語が含まれている。従っ
て、管理者等を特定するための特定単語以外の単語の送
り仮名は標準的な送り仮名の付け方とし、特定単語につ
いては単語の意味を間違えることのない範囲の他の送り
仮名の付け方を可能とすると、1頁に10個の送り仮名
特定単語を有する文書では、単純に最初の1頁目が管理
番号の1桁目の数字、2頁目が管理番号の2桁目の数
字、3頁目が管理番号の3桁目の数字を示すものとして
も、3頁の文書であれば、約1000種の異なる文書を
作成することができる。また、管理番号を送りかな特異
単語の組み合わせにより特定できるようにすれば、1頁
の文書でもほぼ限りない数の管理番号を特定することが
できるようになる。
【0012】このように、送り仮名特異単語の位置は必
ずしも管理番号に対応した単語番号とする必要はない
が、管理番号と1対1で対応し他の管理番号の書類と重
複しないようにしてあれば、どの単語を特異単語として
もよい。また、文書は管理者の氏名と対応して送り仮名
特異単語を特定してもよい。図2は、本発明のセキュリ
ティ文書の他の実施形態を示す。図2の文書は、管理
者、「上野明子」の氏名は文書配付者の五十音順に並べ
替えた場合に31番目に配列されたため、第1頁(1/
2)の3番目の送り仮名特定単語113、すなわち一般
的には「取り扱い」とすべきところが、「取扱い」とさ
れている。また、第2頁の1番目の特定単語121が、
「申し込み」とすべきところ「申込み」とされ送り仮名
特異単語となっている。このような関係は他の方法、例
えば氏名から乱数を発生させるような方法でも自由に設
定できるが、氏名と1対1で対応し、重複しないことが
必要である。もっとも、氏名と送り仮名特異単語とする
位置は特定の数字に基づいているので、結局は管理番号
に基づいていると解することもできる。
【0013】一般に送り仮名の通則では、「表す」、
「著す」、「現れる」、「行う」は、(表わす)、(著
わす)、(現われる)、(行なう)のように、活用語尾
の前の音節から送ることが許容される。また、「浮か
ぶ」、「生まれる」、「押さえる」、「捕らえる」は、
(浮ぶ)、(生れる)、(押える)、(捕える)のよう
に活用語尾以外の部分を省略することができるが(昭和
48年、昭和56年内閣告示等)、本発明はこのような
送り仮名の規則に制限されるものではなく、常識の範囲
で読み取ることができるものであれば適用することがで
きる。例えば、「申し立て」を「申立て」としても「申
立」としても一般的には意味を間違えることはない。
【0014】図3は、本発明のセキュリティ文書のさら
に他の実施形態を示す。図3の管理番号123に対する
図3(A)の文書では特定の数値を示す数字211,2
12が「321.0」,「321.1」と小数点以下1
桁の数字で表示されているのに対し、管理番号124に
対する図3(B)の文書では、特定の数値を示す数字2
21,222が「321.00」,「321.12」と
小数点以下2桁の数字で表示されている。このような数
字における小数点以下の末尾に近い数値は、実際的な意
味で重要な内容の変化を生じることは少ない。そこで、
これら特定の数字を出力の際に一部省略または飛ばして
出力して、管理番号の異なる文書間で多少相違するよう
にしたものである。
【0015】このような数字の変動は、 同数値で小数点以下の桁数を変える場合 管理者1 321.0 管理者2 321.00 管理者3 321.000
【0016】切り捨ての桁数を変える場合 管理者1 321.1 管理者2 321.12 管理者3 321.123
【0017】問題が生じない程度に数値を変える場合 管理者1 321.100 管理者2 321.120 管理者3 321.123
【0018】 少数と分数で表示を区別する場合 管理者1 0.25 0.33 0.5 管理者2 1/4 1/3 1/2 管理者3 25/100 33/100 50/100 などが考えられる。
【0019】上記の、ではテキストデータは同一で
あって、出力の際、末尾または末尾から2桁の数字を省
略して出力することができる。すなわち、テキストデー
タとしては、321.000または321.123を準
備しておいて、小数点以下の数字を一部省略して出力す
ればよい。一方、、の場合は、準備するテキストデ
ータも異なってくるので、出力データを管理者毎に別途
テーブルとして準備して印刷する差し込み印刷により出
力する必要がある。
【0020】また、図3の文書では、管理番号123の
文書と管理番号124の文書では、文書中の箇条書きさ
れた部分の見出し符号の表記311,321が異なって
いる。すなわち、管理番号123の文書では、、、
・・と表示されているが、管理番号124の文書では、
(1)、(2)、・・と表示されている。このセキュリ
ティ文書では見出し符号を変えることを特徴とする。こ
のような見出し符号は、(イ)、(ロ)とか(a)、
(b)のように各種のものが利用されているがどのよう
なものであってもよい。見出し符号は箇条書きの順序を
示し重要度の度合いを多少意味するが、符号の種類が変
わっても大きな意味内容の変化を伴うことは少ない。そ
こで見出し符号の種類を文書ごとに変えて管理番号を特
定することができるようにしたものである。
【0021】以上のように、本願では、セキュリティ文
書において、特定単語における送り仮名の使い方を異な
るようにすること、特定数字の表記を変えること、見出
し符号の種類を変えること、により文書間の表記を変え
ることについて説明したが、このような1文書中におけ
る表記の違いは1種のものに限られるものではなく、送
り仮名、数字、見出し符号の全てを変えて表記するもの
であってもよく、それらを自由に組み合わせて使用する
こともできる。
【0022】次に、このようなセキュリティ文書の作成
方法について説明する。まず、図1、図2のような送り
仮名特異単語を有する文書の場合は、文書の内容に応じ
て、発行部数、1頁内の送り仮名特定単語の数、1頁内
の印字行数、1行の印字文字数を決定する。ここでは例
として、発行部数30部、1頁内の送り仮名特定単語の
数10語、1頁内の印字行数36行、1行の印字文字数
38文字とする。すると、管理番号は、001から03
0まで付することになる。この時点で、配付者と管理番
号との対応付けを行い、特定単語の位置をきめる。この
ようにして作成された配付者と管理番号との対応リスト
を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1の内容をプリンターを制御するための
データとするため、表2のようなデータとして作成す
る。これを以下、「配付予定者データ」とする。
【表2】 表2のデータ形式は一般的に“csv形式”と呼ばれ
る。また、csv形式とは1行(1レコード)の長さは
可変長だが、これを固定長としたデータでもよい。つま
り、プログラムがそのデータフォーマットでカスタマイ
ズされていれば、データ形式の適用範囲は拡大する。
【0025】図4は、送り仮名特異単語を出力する場合
の手順を示す図である。まず、図4(A)のような作成
文書テキストデータと図4(B)のようなかな変換文字
テーブルを準備する。テキストデータには特定単語が最
長の送り仮名となるように入力されている。図4では、
「暖かく」の一語だけが表示されているが、1頁内には
数個〜10個程度の特定単語を含ませることができる。
テキストデータは文字の配列を意味し、通常はメモリー
等に記憶された状態のものである。作成文書テキストデ
ータは、前述の1頁36行、1行38文字に対応して、
1行分を1データとして作成し文書全体として必要行数
分のデータを作成する。なお、送り仮名が異なる場合
は、1行のデータが異なってくる場合も考えられるが文
書の体裁が変わらないようにするためには適宜に改行位
置を設けて、1データの内容が変わらないようにするこ
とが好ましい。
【0026】かな変換文字テーブルは、テキストデータ
中の送り仮名特異単語だけをリストしたものである。全
文書中の特異単語をデータ化しテーブルを作成する。次
に、図4(B)のように、作成文書テキストデータとか
な変換文字テーブルを16進データに変換して中間ファ
イルを作成する。さらに、上記の配付予定者データと作
成文書テキストデータを出力する「文書出力プログラ
ム」を準備する。
【0027】出力の際、出力機は配付予定者データ、作
成文書テキストデータかな変換文字テーブルの3つのデ
ータを読み込み、文書出力プログラムは、以下の動作を
することになる。 ステップ1:作成文書テキストデータを読み込み、1頁
単位(36データ)に区切り、1頁単位の出力制御が可
能となるように準備する。 ステップ2:配付予定者データを1行づつ読み込み、管
理番号、文書配付予定者、特定単語を認識する。管理番
号または文書配付予定者(管理者名)のデータは、いず
れか一方または双方出力するので出力に使用されない場
合も生じる。
【0028】ステップ3:作成文書テキストデータを1
データ(1行)ずつ出力・改行を繰り返していく。この
際、1データ中に特定単語が含まれる場合であって、当
該配付者について送り仮名特異単語とする場合には、当
該単語について仮名の一部を飛ばすまたは省略(ski
p)して出力する。図4(C),(D)の場合は、Aさ
んの出力に対して、「暖かく」の「か」の字、16進デ
ータでは「0x82A9」がskipして出力され、B
さんの場合はskipなしで出力されている。もちろ
ん、通常の送り仮名が短い表記であって特異な送り仮名
が長い表記の場合は、通常ではskip状態のものを解
除して長い送り仮名の出力とする場合も生じる。 ステップ4:各ページには、文書管理番号または文書配
付予定者(管理者名)のいずれか一方あるいは双方を出
力しておくようにする。この管理番号または配付予定者
(管理者名)は、頁内の余白へ出力する項目としてお
き、テキストデータの対象とはしない。 ステップ5:ステップ3、ステップ4の動作を1配付予
定者データについて、出力頁数分繰り返す。 ステップ6:ステップ2、ステップ3、ステップ4、ス
テップ5の動作を、配付予定者データ全件について繰り
返す。
【0029】以上は、送り仮名特異単語の出力について
説明したが、数値の表記を変える場合(分数表記と小数
点表記の変換の場合等を除いて)も同様にすることがで
きる。例えば、「321.000」を表記する場合は、
最長の数値をテキストデータとして保有し、出力の際は
「0」の数字を1個または2個省略して出力すればよ
い。また、分数表記と小数点表記の変換の場合や見出し
符号を変える場合は出力位置を予め指定し、管理番号ま
たは管理者毎に異なるテキストデータを別途準備し、当
該出力位置に異なるテキストデータを出力する差し込み
印刷の方式によるのが好ましい。
【0030】図5は、本発明のセキュリティ文書を作成
するに必要な装置の一例を示す図である。上記のような
セキュリティ文書の作成は、例えば、図5のように、パ
ーソナルコンピュータ2と文書を出力するためのレーザ
ープリンタ3等の出力機およびそれらを制御する文書出
力プログラムモジュール4のような簡易な装置で作成す
ることもできる。なお、図5のようなパーソナルな装置
に限らず業務用途に対応することも可能である。例え
ば、コンピュータとしてワークステーション、ホストコ
ンピュータ等を使用し、磁気テーブ(MT)、カセット
磁気テープ(CMT)、磁気光学ディスク(MO)、フ
ロッピーディスク(FD)等の外部媒体記憶装置から配
付予定者データを取り込んで、プリンタ出力することが
できる。また、このように飛ばし(skip)出力する
ことや差し込み印刷する機能は通常の各種の業務用プリ
ンタに備えられている。
【0031】配付予定者データはフォーマットを統一化
すれば、管理が必要な文書の全てについて、当該プログ
ラムを再利用することが可能となる。文書出力プログラ
ムは汎用的なものとするために、1頁内の出力行数、1
行の出力文字数、通常改行幅と特異行の改行幅を自由に
変更できるものとし、当該プログラムに対して必要な数
値をパラメータとして与えることができるようにしてお
けば、パラメータを変更して自由に使用することができ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明のセキュリティ文書は、文書の内
容またはテキストデータそのものは実質的に同一であっ
て、文書毎の特定単語の送り仮名または数値を示す数字
が異なるように出力されているので作成された文書のそ
れぞれが異なる印刷がされたと同様の効果を有する。従
って、管理番号等を意図的に削除した複写文書であって
も文書毎に管理者または当該文書を特定できるので、複
写抑止力がはたらき結果的には機密文書の漏洩防止に有
効な効果を生じる。また、本発明のセキュリティ文書の
作成方法によれば、このような効果を有するセキュリテ
ィ文書を低コストでしかも容易に作成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセキュリティ文書の一実施形態を示
す。
【図2】 本発明のセキュリティ文書の他の実施形態を
示す。
【図3】 本発明のセキュリティ文書のさらに他の実施
形態を示す。
【図4】 送り仮名特異単語を出力する場合の手順を示
す図である。
【図5】 本発明のセキュリティ文書を作成するに必要
な装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 セキュリティ文書 2 パーソナルコンピュータ 3 レーザプリンタ 4 文書出力プログラムモジュール 5 作成文書テキストデータ 6 配付予定者データ 7 かな変換文字テーブル 8 中間ファイル 9 出力プログラム 12 管理者号 13 管理番号 111〜120,121,122 特定単語 211,221 特定数字 311,321 見出し符号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理番号または管理者名を定めて管理す
    る複数の同一内容を有するセキュリティ文書において、
    文書中の実質的な内容を構成する単語の配列は当該複数
    のセキュリティ文書のいずれにおいても最初から最後に
    至るまで同一であって、文章中の管理番号または管理者
    名に対応する複数の特定単語の送り仮名が他の管理番号
    または管理者名の文書と異なるようにされていることを
    特徴とするセキュリティ文書。
  2. 【請求項2】 管理番号または管理者名を定めて管理す
    る複数のセキュリティ文書において、プリンター出力の
    際の文書内容を構成するテキストデータ配列は当該複数
    のセキュリティ文書のいずれにおいても最初から最後に
    至るまで同一であって、文章中の管理番号または管理者
    名に対応する複数の特定単語の送り仮名が他の管理番号
    または管理者名の文書とは異なるようにされて出力され
    ていることを特徴とするセキュリティ文書。
  3. 【請求項3】 管理番号または管理者名が文書中のいず
    れかに文書内容と同時に印字されていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のセキュリティ文書。
  4. 【請求項4】 管理番号または管理者名を定めて管理す
    る複数の同一内容を有するセキュリティ文書において、
    文書中の実質的な内容を構成する単語と数字の配列は当
    該複数のセキュリティ文書のいずれにおいても最初から
    最後に至るまで同一であって、文章中の管理番号または
    管理者名に対応する数値を示す複数の数字の小数点以下
    の桁数が他の管理番号または管理者名の文書と異なるよ
    うにされていることを特徴とするセキュリティ文書。
  5. 【請求項5】 管理番号または管理者名を定めて管理す
    る複数のセキュリティ文書において、プリンター出力の
    際の文書内容を構成するテキストデータ配列は当該複数
    のセキュリティ文書のいずれにおいても最初から最後に
    至るまで同一であって、文章中の管理番号または管理者
    名に対応する数値を示す複数の数字の小数点以下の桁数
    が他の管理番号または管理者名の文書とは異なるように
    されて出力されていることを特徴とするセキュリティ文
    書。
  6. 【請求項6】 管理番号または管理者名が文書中のいず
    れかに文書内容と同時に印字されていることを特徴とす
    る請求項4または請求項5記載のセキュリティ文書。
  7. 【請求項7】 文書中の個条書き部分等の見出しが異な
    る種類の見出し符号で表示されている部分を含むことを
    特徴とする請求項1から請求項6記載のセキュリティ文
    書。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2記載のセキュリ
    ティ文書の作成方法において、予め特定の単語について
    最長の送り仮名を有する文書の内容を入力したデータを
    テキストデータとして準備する工程と、管理番号もしく
    は管理者名とそれに対応する特定単語の送り仮名が異な
    るデータを配付予定者データとして準備する工程と、双
    方のデータおよび文書出力プログラムに基づき、出力機
    を制御して各管理番号または管理者名毎に対応して当該
    特定単語についての送り仮名の一部を省略して文書を出
    力する工程と、からなることを特徴とするセキュリティ
    文書の作成方法。
  9. 【請求項9】 請求項4または請求項5記載のセキュリ
    ティ文書の作成方法において、予め特定の小数点付き数
    値について最長の数字列を有する文書の内容を入力した
    データをテキストデータとして準備する工程と、管理番
    号もしくは管理者名とそれに対応する特定の数値の小数
    点以下の数字が異なる数値の出力位置を入力したデータ
    を配付予定者データとして準備する工程と、双方のデー
    タおよび文書出力プログラムに基づき、出力機を制御し
    て各管理番号または管理者名毎に対応する特定の数値の
    小数点以下の数字の一部を省略して文書を出力する工程
    と、からなることを特徴とするセキュリティ文書の作成
    方法。
JP10153682A 1998-05-20 1998-05-20 セキュリティ文書およびその作成方法 Withdrawn JPH11327439A (ja)

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JP10153682A Withdrawn JPH11327439A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 セキュリティ文書およびその作成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8054482B2 (en) 2005-06-28 2011-11-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Locality permission based printing

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