JPH11326710A - 光送受信モジュール - Google Patents
光送受信モジュールInfo
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- JPH11326710A JPH11326710A JP13234798A JP13234798A JPH11326710A JP H11326710 A JPH11326710 A JP H11326710A JP 13234798 A JP13234798 A JP 13234798A JP 13234798 A JP13234798 A JP 13234798A JP H11326710 A JPH11326710 A JP H11326710A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型で廉価な光送受信モジュールを提供
する。 【解決手段】 光送受信モジュール100において,L
D150とC−PD160とは,Y分岐光導波路114
aを介してそれぞれ誘電体干渉膜140に接続されてい
るとともに接続光導波路112cを介して相互に接続さ
れるように,基板110上に表面実装される。光送受信
モジュール100の送信時において,LD150から出
力される光Pλ1’の一方は,Y分岐光導波路114c
と誘電体干渉膜フィルタ140とを介してCOMポート
116aから出力される。さらに,光Pλ1’の他方
は,接続光導波路112cを介してC−PD160で受
光されて,その受光結果がLD150の動作制御に用い
られる。また,送信と時分割で行われる受信時において
は,COMポート116aから入力された光Pλ1+λ
2から誘電体干渉膜フィルタ140によって分離された
光Pλ1が,C−PD160に受光される。
する。 【解決手段】 光送受信モジュール100において,L
D150とC−PD160とは,Y分岐光導波路114
aを介してそれぞれ誘電体干渉膜140に接続されてい
るとともに接続光導波路112cを介して相互に接続さ
れるように,基板110上に表面実装される。光送受信
モジュール100の送信時において,LD150から出
力される光Pλ1’の一方は,Y分岐光導波路114c
と誘電体干渉膜フィルタ140とを介してCOMポート
116aから出力される。さらに,光Pλ1’の他方
は,接続光導波路112cを介してC−PD160で受
光されて,その受光結果がLD150の動作制御に用い
られる。また,送信と時分割で行われる受信時において
は,COMポート116aから入力された光Pλ1+λ
2から誘電体干渉膜フィルタ140によって分離された
光Pλ1が,C−PD160に受光される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,光送受信モジュー
ルに関する。
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年,光通信技術においては,通信機器
に適用される光送受信モジュールの小型化及び低価格化
が,特に加入者系の普及のために重要な課題となってい
る。かかる状況において,光導波路と各種の光素子とを
基板上に配置して複合一体化した光送受信モジュールの
改良が図られている。
に適用される光送受信モジュールの小型化及び低価格化
が,特に加入者系の普及のために重要な課題となってい
る。かかる状況において,光導波路と各種の光素子とを
基板上に配置して複合一体化した光送受信モジュールの
改良が図られている。
【0003】従来,例えば,電子情報通信学会技術報
告,EMD96−24,「PLCプラットフオームを用
いたハイブリッド光集積技術の現状と展望」p.1〜6
には,一のレーザダイオード(laser diod
e;以下,「LD」という。)と二のフォトダイオード
(photo diode;以下,「PD」という。)
とを基板上に表面実装して形成される光送受信モジュー
ルが開示されている。
告,EMD96−24,「PLCプラットフオームを用
いたハイブリッド光集積技術の現状と展望」p.1〜6
には,一のレーザダイオード(laser diod
e;以下,「LD」という。)と二のフォトダイオード
(photo diode;以下,「PD」という。)
とを基板上に表面実装して形成される光送受信モジュー
ルが開示されている。
【0004】以下,上記文献にかかる従来の光送受信モ
ジュール400について,図8及び図9を参照しながら
説明する。なお,図8には,従来の光送受信モジュール
400の概略構成を平面方向から示してあり,図9に
は,光送受信モジュール400の動作説明のためのタイ
ミングチャートを示してある。
ジュール400について,図8及び図9を参照しながら
説明する。なお,図8には,従来の光送受信モジュール
400の概略構成を平面方向から示してあり,図9に
は,光送受信モジュール400の動作説明のためのタイ
ミングチャートを示してある。
【0005】図8に示すように,従来の光送受信モジュ
ール400においては,送信用のLD450とモニタ用
のM−PD470と受信用のR−PD480と波長分離
用の誘電体干渉膜フィルタ440とが,光導波路が形成
されたSi基板410上に実装されている。
ール400においては,送信用のLD450とモニタ用
のM−PD470と受信用のR−PD480と波長分離
用の誘電体干渉膜フィルタ440とが,光導波路が形成
されたSi基板410上に実装されている。
【0006】Si基板410上において,誘電体干渉膜
フィルタ440は,Y分岐光導波路414aと第1光導
波路416cとの境界部分に形成された溝に埋め込まれ
ている。また,Si基板410上において,LD450
とM−PD470とR−PD480とは,Y分岐光導波
路414aの両分岐路が接続されたテラス部412aに
表面実装されている。
フィルタ440は,Y分岐光導波路414aと第1光導
波路416cとの境界部分に形成された溝に埋め込まれ
ている。また,Si基板410上において,LD450
とM−PD470とR−PD480とは,Y分岐光導波
路414aの両分岐路が接続されたテラス部412aに
表面実装されている。
【0007】以上のように構成された光送受信モジュー
ル400において,まず,受信時には,光Pλ1+λ2
が光送受信モジュール400外部から光ファイバ等を介
してSi基板410に形成されたCOMポート416a
へ入力される。かかる光Pλ1+λ2には,電話回線や
通信回線の音声信号を受け持つ波長λ1の光Pλ1と映
像信号を受け持つ波長Pλ2の光とが多重化されてい
る。
ル400において,まず,受信時には,光Pλ1+λ2
が光送受信モジュール400外部から光ファイバ等を介
してSi基板410に形成されたCOMポート416a
へ入力される。かかる光Pλ1+λ2には,電話回線や
通信回線の音声信号を受け持つ波長λ1の光Pλ1と映
像信号を受け持つ波長Pλ2の光とが多重化されてい
る。
【0008】まず,光Pλ1+λ2は,第1光導波路4
16cによって誘電体干渉膜フィル夕440に導かれ
る。さらに,光Pλ1+λ2は,誘電体干渉膜フィルタ
440において光Pλ1と光Pλ2とに分けられる。さ
らにまた,光Pλ1+λ2から分かれた光Pλ2は,誘
電体干渉膜フィルタ440で反射し,他方の光Pλ1
は,誘電体干渉膜フィルタ440を透過する。
16cによって誘電体干渉膜フィル夕440に導かれ
る。さらに,光Pλ1+λ2は,誘電体干渉膜フィルタ
440において光Pλ1と光Pλ2とに分けられる。さ
らにまた,光Pλ1+λ2から分かれた光Pλ2は,誘
電体干渉膜フィルタ440で反射し,他方の光Pλ1
は,誘電体干渉膜フィルタ440を透過する。
【0009】光送受信モジュール400において,反射
後の光Pλ2は,第2光導波路416dを介してOUT
ポート416bから出力される。他方,透過後の光Pλ
1は,Y分岐光導波路414aによって,二分されてR
−PD480とLD450とに入射される。
後の光Pλ2は,第2光導波路416dを介してOUT
ポート416bから出力される。他方,透過後の光Pλ
1は,Y分岐光導波路414aによって,二分されてR
−PD480とLD450とに入射される。
【0010】二分後の光Pλ1のうちR−PD480に
入射されたものは,R−PD480によって電流に変換
される。光送受信モジュール100においては,R−P
D480に生じるかかる電流によって,光Pλ1の受信
が確認される。なお,二分後の光Pλ1のうちLD15
0に入射されたものは,光送受信モジュール100にお
いて機能的な意味を持たない。
入射されたものは,R−PD480によって電流に変換
される。光送受信モジュール100においては,R−P
D480に生じるかかる電流によって,光Pλ1の受信
が確認される。なお,二分後の光Pλ1のうちLD15
0に入射されたものは,光送受信モジュール100にお
いて機能的な意味を持たない。
【0011】また,光送受信モジュール400の送信時
には,Y分岐光導波路414aとM−PD470とにL
D450で形成された波長λ1の光Pλ1’が入射され
る。M−PD470に入射された光Pλ1’は,M−P
D470に電流を生起させる。光送受信モジュール10
0においては,M−PD470に流れるかかる電流をモ
ニタすることによって,LD470に印加する電流の制
御が可能となる。
には,Y分岐光導波路414aとM−PD470とにL
D450で形成された波長λ1の光Pλ1’が入射され
る。M−PD470に入射された光Pλ1’は,M−P
D470に電流を生起させる。光送受信モジュール10
0においては,M−PD470に流れるかかる電流をモ
ニタすることによって,LD470に印加する電流の制
御が可能となる。
【0012】他方,Y分岐光導波路414aに入射され
た光Pλ1’は,誘電体干渉膜フィル夕440と第1光
導波路416cとを通過して,COMポート416aか
ら光送受信モジュール400外部に出力される。かかる
光Pλ1’の出力によって,光送受信モジュール400
の送信動作は,完了する。
た光Pλ1’は,誘電体干渉膜フィル夕440と第1光
導波路416cとを通過して,COMポート416aか
ら光送受信モジュール400外部に出力される。かかる
光Pλ1’の出力によって,光送受信モジュール400
の送信動作は,完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,光送受
信モジュール400の送信時においては,Y分岐光導波
路414aに入射された光Pλ1’の一部が,誘電体干
渉膜フィルタ440で反射されてY分岐光導波路414
aを介してR−PD480に入射される。したがって,
光送受信モジュール400においては,送信と受信とが
同時に行われると,同一波長の誘電体干渉膜フィルタ4
40で反射された光Pλ1’と光Pλ1とが同時にR−
PD480に入射されて,光Pλ1の受信の誤確認が生
じる。
信モジュール400の送信時においては,Y分岐光導波
路414aに入射された光Pλ1’の一部が,誘電体干
渉膜フィルタ440で反射されてY分岐光導波路414
aを介してR−PD480に入射される。したがって,
光送受信モジュール400においては,送信と受信とが
同時に行われると,同一波長の誘電体干渉膜フィルタ4
40で反射された光Pλ1’と光Pλ1とが同時にR−
PD480に入射されて,光Pλ1の受信の誤確認が生
じる。
【0014】送信時のかかる誤動作を回避するために,
従来の光送受信モジュール400においては,図9に示
すように送信と受信とを時分割で行う必要がある。な
お,図9のタイミングチャートには,以上説明した光送
受信モジュール400の動作時における,COMポート
416aを通過する光PCOMと,LDに印加される電
流ILDと,M−PD470に流れる電流IM−PD
と,R−PDに流れる電流IR−PDとが,示されてい
る。
従来の光送受信モジュール400においては,図9に示
すように送信と受信とを時分割で行う必要がある。な
お,図9のタイミングチャートには,以上説明した光送
受信モジュール400の動作時における,COMポート
416aを通過する光PCOMと,LDに印加される電
流ILDと,M−PD470に流れる電流IM−PD
と,R−PDに流れる電流IR−PDとが,示されてい
る。
【0015】すなわち,上記従来の光送受信モジュール
400においては,実際の動作に大差がないM−PD4
70とR−PD480とを使用期間を変えて用いる必要
があり,構成に無駄が生じる。かかる無駄によって,従
来の光送信モジュール400は,製造工程数の増加と構
成の大型化とが回避できず,価格を抑えることが難しか
った。
400においては,実際の動作に大差がないM−PD4
70とR−PD480とを使用期間を変えて用いる必要
があり,構成に無駄が生じる。かかる無駄によって,従
来の光送信モジュール400は,製造工程数の増加と構
成の大型化とが回避できず,価格を抑えることが難しか
った。
【0016】本発明は,従来の光送受信モジュールが有
する上記問題点に鑑みてなされたものであり,構成要素
の役割を効率的に分担して,構成の簡素化と小型化と低
価格化とを実現した,新規かつ改良された光送受信モジ
ュールを提供することを目的とする。
する上記問題点に鑑みてなされたものであり,構成要素
の役割を効率的に分担して,構成の簡素化と小型化と低
価格化とを実現した,新規かつ改良された光送受信モジ
ュールを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1に記載の発明は;出力光信号を形成する発
光手段と,出力光信号を外部に導く出力光導波路と,導
かれてきた出力光信号を受光する機能と導かれてきた入
力光信号を受光する機能とを有する受光手段と,外部か
ら入力された入力光信号を受光手段に導く入力光導波路
と,出力光信号を受光手段へ導く接続光経路とが,同一
基板上に形成されている;構成を採用する。
に,請求項1に記載の発明は;出力光信号を形成する発
光手段と,出力光信号を外部に導く出力光導波路と,導
かれてきた出力光信号を受光する機能と導かれてきた入
力光信号を受光する機能とを有する受光手段と,外部か
ら入力された入力光信号を受光手段に導く入力光導波路
と,出力光信号を受光手段へ導く接続光経路とが,同一
基板上に形成されている;構成を採用する。
【0018】かかる構成を有する請求項1に記載の発明
おいては,接続光経路を形成することによって,入力光
信号の受信と出力光信号のモニタとを唯一つの受光手段
で実施することが可能となる。すなわち,光送受信モジ
ュールにおける効率的な機能の分担が図られて,モジュ
ール全体の装置構成が簡素化及び小型化が実現される。
おいては,接続光経路を形成することによって,入力光
信号の受信と出力光信号のモニタとを唯一つの受光手段
で実施することが可能となる。すなわち,光送受信モジ
ュールにおける効率的な機能の分担が図られて,モジュ
ール全体の装置構成が簡素化及び小型化が実現される。
【0019】さらに,駆動用電力の供給が必要な受光手
段を用いる場合,請求項1に記載の発明では,電力供給
手段に接続する構成要素が減る。結果として,光通信機
器に組み込む際の必要な接続配線数が減り,光通信シス
テムの装置構成の簡素化をも図ることができる。
段を用いる場合,請求項1に記載の発明では,電力供給
手段に接続する構成要素が減る。結果として,光通信機
器に組み込む際の必要な接続配線数が減り,光通信シス
テムの装置構成の簡素化をも図ることができる。
【0020】ここで,受光手段は,請求項2に記載の発
明のように;出力光信号と入力光信号とを相互に異なる
タイミングで受光する;構成を採用することが好適であ
る。これは,かかる構成においては,受光手段による入
力光信号の感知と出力光信号の感知との間に混同が生じ
ないことから,モジュール外部からの光信号の受信と発
光手段の監視とが明確に区別できるためである。すなわ
ち,請求項2に記載の発明によれば,受光手段の誤動作
を抑えることが可能であり,結果,信頼性の高い受信動
作が実現される。
明のように;出力光信号と入力光信号とを相互に異なる
タイミングで受光する;構成を採用することが好適であ
る。これは,かかる構成においては,受光手段による入
力光信号の感知と出力光信号の感知との間に混同が生じ
ないことから,モジュール外部からの光信号の受信と発
光手段の監視とが明確に区別できるためである。すなわ
ち,請求項2に記載の発明によれば,受光手段の誤動作
を抑えることが可能であり,結果,信頼性の高い受信動
作が実現される。
【0021】また,接続光経路は,請求項3に記載の発
明のように;基板上に形成された光導波路である;構成
とすることができる。かかる構成を有する請求項3に記
載の発明においては,接続光経路を光導波路として基板
上に作り込むことによって,実装する構成要素数が削減
される。したがって,請求項3に記載の発明によれば,
光送受信モジュールの小型化が容易になる。
明のように;基板上に形成された光導波路である;構成
とすることができる。かかる構成を有する請求項3に記
載の発明においては,接続光経路を光導波路として基板
上に作り込むことによって,実装する構成要素数が削減
される。したがって,請求項3に記載の発明によれば,
光送受信モジュールの小型化が容易になる。
【0022】さらに,接続光経路は,請求項4に記載の
発明のように;接続光経路には,発光手段で発光された
光を受光手段へ反射する反射手段が介装されている;構
成とすることもできる。かかる構成を有する請求項4に
おいては,反射手段の設計や配置位置等を調整すること
によって,比較的自由に出力光信号の反射角度を調整す
ることが可能である。
発明のように;接続光経路には,発光手段で発光された
光を受光手段へ反射する反射手段が介装されている;構
成とすることもできる。かかる構成を有する請求項4に
おいては,反射手段の設計や配置位置等を調整すること
によって,比較的自由に出力光信号の反射角度を調整す
ることが可能である。
【0023】したがって,請求項4に記載の発明におい
ては,様々な受光手段と発光手段との位置関係に対し
て,発光手段と受光手段との適切な光学的接続関係を実
現することができる。結果として,請求項4に記載の発
明によれば,光送受信モジュールの設計自由度が向上
し,更なる規模の縮小及び構成の簡略化が実現可能とな
る。
ては,様々な受光手段と発光手段との位置関係に対し
て,発光手段と受光手段との適切な光学的接続関係を実
現することができる。結果として,請求項4に記載の発
明によれば,光送受信モジュールの設計自由度が向上
し,更なる規模の縮小及び構成の簡略化が実現可能とな
る。
【0024】さらにまた,接続光経路は,請求項5に記
載の発明のように;発光手段で発光された光が直進して
受光手段に入射するように発光手段と受光手段とをアラ
インメントすることによって形成されている;構成とす
ることもできる。かかる構成を有する請求項5に記載の
発明においては,接続光経路の形成に他の光学要素が不
要となる。すなわち,基板上に配される構成要素数が削
減されて,基板の小型化をも実現できる。結果として,
請求項5に記載の発明によれば,光送受信モジュールの
製造の簡略化とイニシャルコストの低減とを図ることが
できる。
載の発明のように;発光手段で発光された光が直進して
受光手段に入射するように発光手段と受光手段とをアラ
インメントすることによって形成されている;構成とす
ることもできる。かかる構成を有する請求項5に記載の
発明においては,接続光経路の形成に他の光学要素が不
要となる。すなわち,基板上に配される構成要素数が削
減されて,基板の小型化をも実現できる。結果として,
請求項5に記載の発明によれば,光送受信モジュールの
製造の簡略化とイニシャルコストの低減とを図ることが
できる。
【0025】また,入力光導波路と出力光導波路とは,
請求項6に記載の発明のように;少なくとも一部が共通
して形成されている;構成とすることができる。かかる
構成を有する請求項6に記載の発明にかかる光送受信モ
ジュールは,1回線で送受信を行う通信システム及びそ
の送受信用の端末装置に適用することができる。
請求項6に記載の発明のように;少なくとも一部が共通
して形成されている;構成とすることができる。かかる
構成を有する請求項6に記載の発明にかかる光送受信モ
ジュールは,1回線で送受信を行う通信システム及びそ
の送受信用の端末装置に適用することができる。
【0026】さらに,共通して形成された入力光導波路
と出力光導波路との一部には,請求項7に記載の発明の
ように;波長フィルタが介装されている;構成とするこ
とができる。かかる構成を有する請求項7に記載の発明
においては,光送受信モジュールで処理する波長の光の
みを選択的に入出力することができる。したがって,請
求項7に記載の発明によれば,波長多重方式(WDM)
の光通信システムや光伝送路に適用できる,小型で廉価
な光送受信モジュールを提供することが可能となる。
と出力光導波路との一部には,請求項7に記載の発明の
ように;波長フィルタが介装されている;構成とするこ
とができる。かかる構成を有する請求項7に記載の発明
においては,光送受信モジュールで処理する波長の光の
みを選択的に入出力することができる。したがって,請
求項7に記載の発明によれば,波長多重方式(WDM)
の光通信システムや光伝送路に適用できる,小型で廉価
な光送受信モジュールを提供することが可能となる。
【0027】なお,受光手段は,請求項8に記載の発明
のように;側面入射型のフォトダイオードである;構成
とすることが好適である。また,発光手段は,請求項9
に記載の発明のように;ファブリペロー型のレーザダイ
オードである;構成とすることが好適である。
のように;側面入射型のフォトダイオードである;構成
とすることが好適である。また,発光手段は,請求項9
に記載の発明のように;ファブリペロー型のレーザダイ
オードである;構成とすることが好適である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に,添付図面を参照しなが
ら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明す
る。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の
機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を
付することにより,重複説明を省略する。また,以下に
説明する実施の形態は,波長λ1の光と波長λ2の光と
を搬送波とする波長多重伝送方式の光通信システムにお
いて波長λ1の光を送受信する端末装置のインタフェー
スとして機能する光送受信モジュールについてのもので
ある。
ら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明す
る。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の
機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を
付することにより,重複説明を省略する。また,以下に
説明する実施の形態は,波長λ1の光と波長λ2の光と
を搬送波とする波長多重伝送方式の光通信システムにお
いて波長λ1の光を送受信する端末装置のインタフェー
スとして機能する光送受信モジュールについてのもので
ある。
【0029】(第1の実施の形態)最初に,第1の実施
の形態について,図1〜図5を参照しながら説明する。
ここで,図1は,光送受信モジュール100の概略構成
を示す平面図である。また,図2は,光送受信モジュー
ル100に形成される光の伝搬経路の断面をA点,B
点,LD150,C点,C−PD160,E点の順に示
す断面図である。さらに,図3は,光送受信モジュール
100に適用可能なLD150の概略構成を示す見取図
であり,図4は,光送受信モジュール100に適用可能
なPD160の概略構成を示す見取図である。さらにま
た,図5は,光送受信モジュール100の概略的な動作
説明のためのタイミングチャート図である。
の形態について,図1〜図5を参照しながら説明する。
ここで,図1は,光送受信モジュール100の概略構成
を示す平面図である。また,図2は,光送受信モジュー
ル100に形成される光の伝搬経路の断面をA点,B
点,LD150,C点,C−PD160,E点の順に示
す断面図である。さらに,図3は,光送受信モジュール
100に適用可能なLD150の概略構成を示す見取図
であり,図4は,光送受信モジュール100に適用可能
なPD160の概略構成を示す見取図である。さらにま
た,図5は,光送受信モジュール100の概略的な動作
説明のためのタイミングチャート図である。
【0030】図1に示すように,本実施の形態にかかる
光送受信モジュール100は,機能領域112と中継領
域114と入出力領域116とが形成された基板110
を備えている。光送受信モジュール100においては,
かかる基板110を,例えばSi(珪素)によって形成
することが好適である。この様に比較的熱伝導率が良い
Siで基板110を形成した場合には,基板110をL
D150で発生する熱のヒートシンクとして用いること
が可能である。
光送受信モジュール100は,機能領域112と中継領
域114と入出力領域116とが形成された基板110
を備えている。光送受信モジュール100においては,
かかる基板110を,例えばSi(珪素)によって形成
することが好適である。この様に比較的熱伝導率が良い
Siで基板110を形成した場合には,基板110をL
D150で発生する熱のヒートシンクとして用いること
が可能である。
【0031】基板110において,機能領域112に
は,LD150を設置する第1テラス部112aとC−
PD160を設置する第2テラス部112bとが形成さ
れている。さらに,機能領域112には,接続光経路に
相当する接続光導波路112cが,第1テラス部112
aと第2テラス部112bとを接続するように形成され
ている。
は,LD150を設置する第1テラス部112aとC−
PD160を設置する第2テラス部112bとが形成さ
れている。さらに,機能領域112には,接続光経路に
相当する接続光導波路112cが,第1テラス部112
aと第2テラス部112bとを接続するように形成され
ている。
【0032】また,基板110において,中継領域11
4には,一部が共通する入力光導波路及び出力光導波路
に相当するY分岐光導波路114aが形成されている。
かかるY分岐光導波路114aは,一方の分岐路が機能
領域110aの第1テラス部112aに接続されている
とともに他方の分岐路が機能領域110aの第2テラス
部112bに接続されている。さらに,Y分岐光導波路
114aは,共通路(合波路)が中継領域114と入出
力領域116との境界部分にまで延びている。
4には,一部が共通する入力光導波路及び出力光導波路
に相当するY分岐光導波路114aが形成されている。
かかるY分岐光導波路114aは,一方の分岐路が機能
領域110aの第1テラス部112aに接続されている
とともに他方の分岐路が機能領域110aの第2テラス
部112bに接続されている。さらに,Y分岐光導波路
114aは,共通路(合波路)が中継領域114と入出
力領域116との境界部分にまで延びている。
【0033】また,基板110において,入出力領域1
16には,光ファイバ等を介してシステム中枢(図示せ
ず。)に接続されるCOMポート116aと,同様に光
ファイバ等を介して波長λ2の光に対する端末装置(図
示せず。)に接続されるOUTポート116bとが,形
成されている。
16には,光ファイバ等を介してシステム中枢(図示せ
ず。)に接続されるCOMポート116aと,同様に光
ファイバ等を介して波長λ2の光に対する端末装置(図
示せず。)に接続されるOUTポート116bとが,形
成されている。
【0034】さらに,入出力領域116には,COMポ
ート116aを中継領域114と入出力領域116との
境界部分に接続する第1光導波路116cが形成されて
いる。中継領域114と入出力領域116との境界部分
においては,かかる第1光導波路116cの端面が,Y
分岐光導波路114aの端面と相互に向かい合うように
形成されている。さらにまた,入出力領域116には,
OUTポート116aを中継領域114と入出力領域1
16との境界部分に接続する第2光導波路116dが形
成されている。中継領域114と入出力領域116との
境界部分において,かかる第2光導波路116dの端部
は,第1光導波路116cの端部付近に接続されてい
る。
ート116aを中継領域114と入出力領域116との
境界部分に接続する第1光導波路116cが形成されて
いる。中継領域114と入出力領域116との境界部分
においては,かかる第1光導波路116cの端面が,Y
分岐光導波路114aの端面と相互に向かい合うように
形成されている。さらにまた,入出力領域116には,
OUTポート116aを中継領域114と入出力領域1
16との境界部分に接続する第2光導波路116dが形
成されている。中継領域114と入出力領域116との
境界部分において,かかる第2光導波路116dの端部
は,第1光導波路116cの端部付近に接続されてい
る。
【0035】図2に示すように,以上説明した基板11
0は,第1テラス部112aと第2テラス部112bと
の基板表面が他の部分よりも凸状に突き出た形状になっ
ている。また,第1テラス部112a及び第2テラス部
112bよりも基板110表面が凹んでいる他の部分に
おいては,基板110表面にクラッド層110aが積層
されている。本実施の形態において,かかるクラッド層
110aは,例えば,厚さ40μmの石英ガラスから形
成することができる。
0は,第1テラス部112aと第2テラス部112bと
の基板表面が他の部分よりも凸状に突き出た形状になっ
ている。また,第1テラス部112a及び第2テラス部
112bよりも基板110表面が凹んでいる他の部分に
おいては,基板110表面にクラッド層110aが積層
されている。本実施の形態において,かかるクラッド層
110aは,例えば,厚さ40μmの石英ガラスから形
成することができる。
【0036】さらに,基板110においては,かかるク
ラッド層110aにコア層110bを埋め込む構造を形
成することによって,光導波路(接続光導波路112
c,Y分岐光導波路114a,第1光導波路116c及
び第2光導波路116dが含まれる。)が形成されてい
る。なお,本実施の形態においては,コア層110b
を,例えばクラッド層110aとの比屈折率がΔ=0.
45%で寸法が8×8μmの石英ガラスから形成するこ
とができる。
ラッド層110aにコア層110bを埋め込む構造を形
成することによって,光導波路(接続光導波路112
c,Y分岐光導波路114a,第1光導波路116c及
び第2光導波路116dが含まれる。)が形成されてい
る。なお,本実施の形態においては,コア層110b
を,例えばクラッド層110aとの比屈折率がΔ=0.
45%で寸法が8×8μmの石英ガラスから形成するこ
とができる。
【0037】再び図1に示すように,光送受信モジュー
ル100は,基板110上に実装される構成要素とし
て,波長フィルタに相当する誘電体干渉膜フィルタ14
0と,発光手段に相当するLD150と,受光手段に相
当するC−PD160とを,備えている。
ル100は,基板110上に実装される構成要素とし
て,波長フィルタに相当する誘電体干渉膜フィルタ14
0と,発光手段に相当するLD150と,受光手段に相
当するC−PD160とを,備えている。
【0038】基板100上に実装される誘電体干渉膜フ
ィルタ140は,波長λ1の光を透過させる機能と波長
λ2の光を反射する機能とを持っている。かかる誘電体
干渉膜フィルタ140は,中継領域114と入出力領域
116との境界部において第1光導波路116cの端面
とY分岐光導波路114aの端面との間に介装される。
本実施の形態において,かかる誘電体干渉膜フィルタ1
40の実装は,例えば,一繋がりで形成したY分岐光導
波路114aと第1光導波路116cとを中継領域11
4と入出力領域116との境界部において切断する溝を
形成することによって実現することができる。
ィルタ140は,波長λ1の光を透過させる機能と波長
λ2の光を反射する機能とを持っている。かかる誘電体
干渉膜フィルタ140は,中継領域114と入出力領域
116との境界部において第1光導波路116cの端面
とY分岐光導波路114aの端面との間に介装される。
本実施の形態において,かかる誘電体干渉膜フィルタ1
40の実装は,例えば,一繋がりで形成したY分岐光導
波路114aと第1光導波路116cとを中継領域11
4と入出力領域116との境界部において切断する溝を
形成することによって実現することができる。
【0039】本実施の形態にかかる光送受信モジュール
100においては,かかる誘電体干渉膜フィルタ140
によって,COMポート116aから入力された多重信
号Pλ1+λ2から光Pλ1を分離して,分離した光P
λ1をY分岐光導波路114aを介して機能領域112
へ送ることが可能となる。さらに,光送受信モジュール
10においては,かかる誘電体干渉膜フィルタ140に
よって,多重信号Pλ1+λ2の波長λ2成分である光
Pλ2を第2光導波路116dを介してOUTポート1
16bから出力することも可能となる。
100においては,かかる誘電体干渉膜フィルタ140
によって,COMポート116aから入力された多重信
号Pλ1+λ2から光Pλ1を分離して,分離した光P
λ1をY分岐光導波路114aを介して機能領域112
へ送ることが可能となる。さらに,光送受信モジュール
10においては,かかる誘電体干渉膜フィルタ140に
よって,多重信号Pλ1+λ2の波長λ2成分である光
Pλ2を第2光導波路116dを介してOUTポート1
16bから出力することも可能となる。
【0040】また,基板100上に実装されるLD15
0は,印加される電気信号ILDに応じて波長λ1の光
Pλ1’を発光する機能を持っている。図3に示すよう
に,かかるLD150は,LD基板152に形成されて
おり,2枚の平行鏡を有するファブリペロー型のLDで
ある。
0は,印加される電気信号ILDに応じて波長λ1の光
Pλ1’を発光する機能を持っている。図3に示すよう
に,かかるLD150は,LD基板152に形成されて
おり,2枚の平行鏡を有するファブリペロー型のLDで
ある。
【0041】より詳細に説明すると,LD150におい
て,LD基板152には,2枚の平行鏡に相当する第1
素子端面152aと第2素子端面152bとが形成され
ている。かかる第1素子端面152aと第2素子端面1
52bとは,LD基板152結晶の劈開面であり,反射
膜がコーティングされる等して反射鏡として形成されて
いる。
て,LD基板152には,2枚の平行鏡に相当する第1
素子端面152aと第2素子端面152bとが形成され
ている。かかる第1素子端面152aと第2素子端面1
52bとは,LD基板152結晶の劈開面であり,反射
膜がコーティングされる等して反射鏡として形成されて
いる。
【0042】さらに,LD基板152には,第1素子端
面152aと第2素子端面152bとを相互に接続する
活性層154が形成されている。かかる活性層154
は,LD基板152よりも高い屈折率を有する部材から
形成されている。さらにまた,LD基板152表面に
は,第1LD電極156が設置されているとともに,L
D基板152裏面には,第2LD電極158が設置され
ている。
面152aと第2素子端面152bとを相互に接続する
活性層154が形成されている。かかる活性層154
は,LD基板152よりも高い屈折率を有する部材から
形成されている。さらにまた,LD基板152表面に
は,第1LD電極156が設置されているとともに,L
D基板152裏面には,第2LD電極158が設置され
ている。
【0043】なお,本実施の形態においては,LD基板
152を例えばInP(インジウムリン)から形成する
ことが好適であり,活性層154を例えばInGaAs
P(インジウムガリウム砒素リン)から形成することが
好適である。さらに,本実施の形態においては,第1素
子端面152aと第2素子端面152bとに,例えば誘
電体膜をコーティングすることが可能である。
152を例えばInP(インジウムリン)から形成する
ことが好適であり,活性層154を例えばInGaAs
P(インジウムガリウム砒素リン)から形成することが
好適である。さらに,本実施の形態においては,第1素
子端面152aと第2素子端面152bとに,例えば誘
電体膜をコーティングすることが可能である。
【0044】かかる構成を有するLD150において
は,電流の注入による発光によって活性層154に生じ
た光が,比較的高屈折率の活性層154に沿って伝播す
る。LD150においては,発光された光が第1素子端
面152aと第2素子端面とで繰り返し反射することに
よって,波長λ1のレーザ光Lを発振することが可能と
なる。なお,LD150においては,第1素子端面15
2aと第2素子端面152bとがレーザ光Lの出口であ
る。
は,電流の注入による発光によって活性層154に生じ
た光が,比較的高屈折率の活性層154に沿って伝播す
る。LD150においては,発光された光が第1素子端
面152aと第2素子端面とで繰り返し反射することに
よって,波長λ1のレーザ光Lを発振することが可能と
なる。なお,LD150においては,第1素子端面15
2aと第2素子端面152bとがレーザ光Lの出口であ
る。
【0045】すなわち,LD150においては,送信信
号がコーディングされた電流ILDを第1LD電極15
6と第2LD電極158との間に注入することによっ
て,光Pλ1’を,送信情報がコーディングされたレー
ザ光Lとして第1素子端面152aと第2素子端面15
2bとから出射することができる。
号がコーディングされた電流ILDを第1LD電極15
6と第2LD電極158との間に注入することによっ
て,光Pλ1’を,送信情報がコーディングされたレー
ザ光Lとして第1素子端面152aと第2素子端面15
2bとから出射することができる。
【0046】図2に示すように,基板110において,
かかるLD150は,第1素子端面152aがY分岐光
導波路114aの端面と向き合うとともに第2素子端面
152bが接続光導波路112cの端面と向き合うよう
に,第1テラス部112a上に表面実装される。LD1
50のかかる表面実装において,活性層154は,基板
110表面の凹んだ部分からの高さが,Y分岐光導波路
114aのコア層110b及び接続光導波路112cの
コア層110bのそれと略同一になるように配置され
る。結果として,本実施の形態にかかる光送受信モジュ
ール100においては,LD150で形成される光Pλ
1’をシステム側へ送信することが可能となる。
かかるLD150は,第1素子端面152aがY分岐光
導波路114aの端面と向き合うとともに第2素子端面
152bが接続光導波路112cの端面と向き合うよう
に,第1テラス部112a上に表面実装される。LD1
50のかかる表面実装において,活性層154は,基板
110表面の凹んだ部分からの高さが,Y分岐光導波路
114aのコア層110b及び接続光導波路112cの
コア層110bのそれと略同一になるように配置され
る。結果として,本実施の形態にかかる光送受信モジュ
ール100においては,LD150で形成される光Pλ
1’をシステム側へ送信することが可能となる。
【0047】また,基板100上に実装されるC−PD
160は,波長λ1の光を受光して電気信号に変換する
機能を持っている。図4に示すように,かかるC−PD
160は,略方形の板状の受光層164に対して側方か
ら光が入射される構成の側面入射型のPDである。
160は,波長λ1の光を受光して電気信号に変換する
機能を持っている。図4に示すように,かかるC−PD
160は,略方形の板状の受光層164に対して側方か
ら光が入射される構成の側面入射型のPDである。
【0048】より詳細に説明すると,C−PD160に
おいて,裏面に第1PD電極168が設置されたPD下
部基板162表面には,受光層164が積層されてい
る。さらに,かかる受光層164の表面には,表面に第
2PD電極166が設置されたPD上部基板162’が
積層されている。本実施の形態においては,PD上部基
板162’とPD下部基板162とを例えばInPから
形成することが好適であり,受光層164を例えばIn
GaAs(インジウムガリウム砒素)から形成すること
が好適である。
おいて,裏面に第1PD電極168が設置されたPD下
部基板162表面には,受光層164が積層されてい
る。さらに,かかる受光層164の表面には,表面に第
2PD電極166が設置されたPD上部基板162’が
積層されている。本実施の形態においては,PD上部基
板162’とPD下部基板162とを例えばInPから
形成することが好適であり,受光層164を例えばIn
GaAs(インジウムガリウム砒素)から形成すること
が好適である。
【0049】かかる構成を有するC−PD160におい
ては,第1PD電極168と第2PD電極166との間
に電圧が印加されている状態で受光層164に光が入射
すると,電流IC−PDが発生する。C−PD160
は,受光層164が四方に開かれた構成となっているの
で,四方からの光Pを受光層164に入射させることが
できる。
ては,第1PD電極168と第2PD電極166との間
に電圧が印加されている状態で受光層164に光が入射
すると,電流IC−PDが発生する。C−PD160
は,受光層164が四方に開かれた構成となっているの
で,四方からの光Pを受光層164に入射させることが
できる。
【0050】図2に示すように,基板110において,
かかるC−PD160は,端面に受光層164の一側面
が面するとともに接続光導波路112cの端面に受光層
164の他の一側面が面するように,第2テラス部11
2b上に表面実装されている。C−PD160のかかる
表面実装において,受光層164は,基板110表面の
凹んだ部分からの高さが,Y分岐光導波路114aのコ
ア層110b及び接続光導波路112cのコア層110
bのそれと略同一になるように配置される。
かかるC−PD160は,端面に受光層164の一側面
が面するとともに接続光導波路112cの端面に受光層
164の他の一側面が面するように,第2テラス部11
2b上に表面実装されている。C−PD160のかかる
表面実装において,受光層164は,基板110表面の
凹んだ部分からの高さが,Y分岐光導波路114aのコ
ア層110b及び接続光導波路112cのコア層110
bのそれと略同一になるように配置される。
【0051】結果として,本実施の形態にかかる光送受
信モジュール100においては,誘電体干渉膜フィルタ
140からY分岐光導波路114aを介して送られてき
た光Pλ1を,C−PD160によって受信することが
可能となる。同時に,LD150から接続光導波路11
2cを介して送られてきた光Pλ1’をC−PD160
を介してモニタすることが可能となる。
信モジュール100においては,誘電体干渉膜フィルタ
140からY分岐光導波路114aを介して送られてき
た光Pλ1を,C−PD160によって受信することが
可能となる。同時に,LD150から接続光導波路11
2cを介して送られてきた光Pλ1’をC−PD160
を介してモニタすることが可能となる。
【0052】図5に示すように,以上のように構成され
た光送受信モジュール100においては,送信動作と受
信動作とが時分割で行われる。まず,送信動作について
説明すると,図1及び図5に示すように,光送受信モジ
ュール100の送信時において,まずはLD150から
光Pλ1’が発振される。光送受信モジュール100に
おいては,かかる光Pλ1’の強度を,LD150に印
加される電流ILDを調整することによって制御するこ
とができる。
た光送受信モジュール100においては,送信動作と受
信動作とが時分割で行われる。まず,送信動作について
説明すると,図1及び図5に示すように,光送受信モジ
ュール100の送信時において,まずはLD150から
光Pλ1’が発振される。光送受信モジュール100に
おいては,かかる光Pλ1’の強度を,LD150に印
加される電流ILDを調整することによって制御するこ
とができる。
【0053】光送受信モジュール100において,LD
150から発振された光Pλ1’は,Y分岐光導波路1
14aと接続光導波路112cとにそれぞれ入射され
る。さらに,Y分岐光導波路114aに入射された光P
λ1’は,Y分岐光導波路114aを介して誘電体干渉
膜フィルタ140に伝送される。次に,かかる光Pλ
1’は,誘電体干渉膜フィルタ140を透過し,第1光
導波路116cによってCOMポート116aに伝送さ
れて,COMポート116aからPCOMとしてシステ
ム中枢に向けて出力される。
150から発振された光Pλ1’は,Y分岐光導波路1
14aと接続光導波路112cとにそれぞれ入射され
る。さらに,Y分岐光導波路114aに入射された光P
λ1’は,Y分岐光導波路114aを介して誘電体干渉
膜フィルタ140に伝送される。次に,かかる光Pλ
1’は,誘電体干渉膜フィルタ140を透過し,第1光
導波路116cによってCOMポート116aに伝送さ
れて,COMポート116aからPCOMとしてシステ
ム中枢に向けて出力される。
【0054】他方,接続光導波路112cに入射された
光Pλ1’は,接続光導波路112cによってC−PD
160に伝送されて,C−PD160によって電流IC
−PDに変換される。光送受信モジュール100におい
ては,C−PD160で形成されたかかる電流IC−P
Dを検出することによって,印加する電流ILDの調整
によるLD150の発振動作の制御が可能となる。
光Pλ1’は,接続光導波路112cによってC−PD
160に伝送されて,C−PD160によって電流IC
−PDに変換される。光送受信モジュール100におい
ては,C−PD160で形成されたかかる電流IC−P
Dを検出することによって,印加する電流ILDの調整
によるLD150の発振動作の制御が可能となる。
【0055】ここで,かかるLD150の発振動作の制
御について簡単に説明すると,一般にLDの光出力特性
は温度変化によって大きく変動する。したがって,LD
から出力される光の強度は,印加する電流を一定にして
いても,駆動によってLDの温度が上昇すると,変化し
てしまう。本実施の形態にかかる光送受信モジュール1
00においては,LD150から出力される光Pλ1’
の強度を,C−PD160で発生する電流IC−PDに
よって検出することができる。したがって,電流IC−
PDが略一定になるようにLD150に印加する電流I
LDを制御することによって,間接的に光Pλ1’の強
度を制御することが可能となる。
御について簡単に説明すると,一般にLDの光出力特性
は温度変化によって大きく変動する。したがって,LD
から出力される光の強度は,印加する電流を一定にして
いても,駆動によってLDの温度が上昇すると,変化し
てしまう。本実施の形態にかかる光送受信モジュール1
00においては,LD150から出力される光Pλ1’
の強度を,C−PD160で発生する電流IC−PDに
よって検出することができる。したがって,電流IC−
PDが略一定になるようにLD150に印加する電流I
LDを制御することによって,間接的に光Pλ1’の強
度を制御することが可能となる。
【0056】次に,光送受信モジュール100の受信動
作について説明すると,受信時には,まずPCOMとし
てCOMポート116aから入力された多重光Pλ1+
λ2が,第1光導波路116cによって誘電体干渉膜フ
ィルタ140に伝送される。誘電体干渉膜フィルタ14
0において,多重光Pλ1+λ2は,光Pλ1と光λ2
とに波長分離される。分離後の光Pλ2は,誘電体干渉
膜フィルタ140で反射されて,第2光導波路116d
によってOUTポート116bに伝送される。さらに,
かかる光Pλ2は,OUTポート116bから波長λ2
の光に対する端末装置(図示せず。)に出力される。
作について説明すると,受信時には,まずPCOMとし
てCOMポート116aから入力された多重光Pλ1+
λ2が,第1光導波路116cによって誘電体干渉膜フ
ィルタ140に伝送される。誘電体干渉膜フィルタ14
0において,多重光Pλ1+λ2は,光Pλ1と光λ2
とに波長分離される。分離後の光Pλ2は,誘電体干渉
膜フィルタ140で反射されて,第2光導波路116d
によってOUTポート116bに伝送される。さらに,
かかる光Pλ2は,OUTポート116bから波長λ2
の光に対する端末装置(図示せず。)に出力される。
【0057】一方,分離後の光Pλ1は,誘電体干渉膜
フィルタ140を透過し,Y分岐光導波路114aに入
力される。Y分岐導波路は光量を二分してかかる光Pλ
1をLD160とC−PD160に伝送するが,このう
ちLD160に伝送される成分は光送受信モジュール1
00においては機能的な意味を持たない。他方のC−P
D160に伝送された光Pλ1は,C−PD160にお
いて電流IC−PDに変換される。光送受信モジュール
100においては,かかる電流IC−PDによって,シ
ステムから伝送されてきた伝送情報の認識,すなわち受
信が実現される。
フィルタ140を透過し,Y分岐光導波路114aに入
力される。Y分岐導波路は光量を二分してかかる光Pλ
1をLD160とC−PD160に伝送するが,このう
ちLD160に伝送される成分は光送受信モジュール1
00においては機能的な意味を持たない。他方のC−P
D160に伝送された光Pλ1は,C−PD160にお
いて電流IC−PDに変換される。光送受信モジュール
100においては,かかる電流IC−PDによって,シ
ステムから伝送されてきた伝送情報の認識,すなわち受
信が実現される。
【0058】以上説明したように,本実施の形態にかか
る光送受信モジュール100においては,接続光導波路
116cを形成したことによって,C−PD160を光
Pλ1の受信と光Pλ1’のモニタとに兼用することが
できる。したがって,モジュール内にはC−PD160
唯一つを受光手段として設けるだけで,送信動作の制御
が可能となる。結果として,本実施の形態によれば,安
定した動作をする光送受信モジュールの装置構成を簡素
化することが可能となることが分かる。
る光送受信モジュール100においては,接続光導波路
116cを形成したことによって,C−PD160を光
Pλ1の受信と光Pλ1’のモニタとに兼用することが
できる。したがって,モジュール内にはC−PD160
唯一つを受光手段として設けるだけで,送信動作の制御
が可能となる。結果として,本実施の形態によれば,安
定した動作をする光送受信モジュールの装置構成を簡素
化することが可能となることが分かる。
【0059】(第2の実施の形態)次に,本発明の第2
の実施の形態について,図6を参照しながら説明する。
ここで,図6は,本実施の形態にかかる光送受信モジュ
ール200の概略構成を示す平面図である。
の実施の形態について,図6を参照しながら説明する。
ここで,図6は,本実施の形態にかかる光送受信モジュ
ール200の概略構成を示す平面図である。
【0060】図6に示すように本実施の形態にかかる光
送受信モジュール200は,図1に示す上記第1の実施
の形態にかかる光送受信モジュール100と略同一の基
本構成を有している。ただし,本実施の形態にかかる光
送受信モジュール200は,基板210の一部の構成と
基板210上に実装される一の構成要素とに特徴を有し
ている。以下の本実施の形態についての説明において
は,光送受信モジュール200が有する特徴的な構成及
び動作について説明し,他の構成及び動作については詳
細な説明を省略する。
送受信モジュール200は,図1に示す上記第1の実施
の形態にかかる光送受信モジュール100と略同一の基
本構成を有している。ただし,本実施の形態にかかる光
送受信モジュール200は,基板210の一部の構成と
基板210上に実装される一の構成要素とに特徴を有し
ている。以下の本実施の形態についての説明において
は,光送受信モジュール200が有する特徴的な構成及
び動作について説明し,他の構成及び動作については詳
細な説明を省略する。
【0061】まず,本実施の形態にかかる光送受信モジ
ュール200の構成の一の特徴は,テラス部212aが
形成された機能領域212が,図1に示す第1テラス部
112aと第2テラス部112bとが形成された機能領
域112の代わりに,基板上に形成されていることであ
る。もう一つの光送受信モジュール200の構成の特徴
は,上記テラス部212aに,LD150とS−PD1
60とに加えてミラー270が表面実装されていること
である。
ュール200の構成の一の特徴は,テラス部212aが
形成された機能領域212が,図1に示す第1テラス部
112aと第2テラス部112bとが形成された機能領
域112の代わりに,基板上に形成されていることであ
る。もう一つの光送受信モジュール200の構成の特徴
は,上記テラス部212aに,LD150とS−PD1
60とに加えてミラー270が表面実装されていること
である。
【0062】本実施の形態にかかる基板である基板21
0において,機能領域212のテラス部212aには,
Y分岐光導波路114aの2の分岐路がそれぞれ接続さ
れている。かかるテラス部212aにおいて,LD15
0は,第1素子端面152aがY分岐光導波路114a
の一方の分岐路の端面に面するように配置されている。
また,テラス部212aにおいて,C−PD160は,
受光層164の一側面がY分岐光導波路114aの他方
の分岐路の端面に面するように配置されている。
0において,機能領域212のテラス部212aには,
Y分岐光導波路114aの2の分岐路がそれぞれ接続さ
れている。かかるテラス部212aにおいて,LD15
0は,第1素子端面152aがY分岐光導波路114a
の一方の分岐路の端面に面するように配置されている。
また,テラス部212aにおいて,C−PD160は,
受光層164の一側面がY分岐光導波路114aの他方
の分岐路の端面に面するように配置されている。
【0063】さらに,テラス部212aにおいては,本
実施の形態にかかるミラー270が,LD150の第2
素子端面152bから出射される光Pλ1’をC−PD
160の受光層164に向けて略直角(90゜)に反射
するように,アラインメントとされている。
実施の形態にかかるミラー270が,LD150の第2
素子端面152bから出射される光Pλ1’をC−PD
160の受光層164に向けて略直角(90゜)に反射
するように,アラインメントとされている。
【0064】なお,本実施の形態において,ミラー27
0のアラインメントは,例えば,予めテラス部212a
に光路の角度を合わすためのアラインメントマークを設
けておけば,ミラー270を無調心で実装することによ
って容易に実現することができる。また,本実施の形態
において,ミラー270は,例えば,石英を機材として
三角柱形状に形成することができる。この様に,ミラー
270を三角柱形状に形成した場合には,例えば,斜辺
側面に鏡面研磨加工後に金属コーティングを施すことに
よって,反射面を形成することができる。
0のアラインメントは,例えば,予めテラス部212a
に光路の角度を合わすためのアラインメントマークを設
けておけば,ミラー270を無調心で実装することによ
って容易に実現することができる。また,本実施の形態
において,ミラー270は,例えば,石英を機材として
三角柱形状に形成することができる。この様に,ミラー
270を三角柱形状に形成した場合には,例えば,斜辺
側面に鏡面研磨加工後に金属コーティングを施すことに
よって,反射面を形成することができる。
【0065】本実施の形態にかかる光送受信モジュール
200は以上のように構成されているため,送信時にL
D150から出射される光Pλ1’のC−PD160へ
の入射経路が,図1に示す上記第1の実施の形態にかか
る光送受信モジュール100と相違する。
200は以上のように構成されているため,送信時にL
D150から出射される光Pλ1’のC−PD160へ
の入射経路が,図1に示す上記第1の実施の形態にかか
る光送受信モジュール100と相違する。
【0066】光送受信モジュール200において,電流
ILDに応じてLD150によって形成されて光Pλ
1’の一部はミラー270へ向けて第2素子端面152
bから出射される。本実施の形態にかかるミラー270
は,かかる光Pλ1’をC−PD160の受光層164
に向けて反射する。結果として,光送受信モジュール2
00においては,C−PD160に光Pλ1’に応じた
電流IC−PDが生起される。光送受信モジュール20
0では,以上のように検出される電流IP−CDを一定
値に保つようLD160に印加する電流ILDの調整す
ることによって,LD150の動作を制御することが可
能となる。
ILDに応じてLD150によって形成されて光Pλ
1’の一部はミラー270へ向けて第2素子端面152
bから出射される。本実施の形態にかかるミラー270
は,かかる光Pλ1’をC−PD160の受光層164
に向けて反射する。結果として,光送受信モジュール2
00においては,C−PD160に光Pλ1’に応じた
電流IC−PDが生起される。光送受信モジュール20
0では,以上のように検出される電流IP−CDを一定
値に保つようLD160に印加する電流ILDの調整す
ることによって,LD150の動作を制御することが可
能となる。
【0067】なお,本実施の形態にかかる光送受信モジ
ュール200の他の動作は,図1に示す上記第1の実施
の形態にかかる光送受信モジュール100と略同一であ
る。すなわち,本実施の形態にかかる光送受信モジュー
ル200おいても,送信動作と受信動作とが時分割で行
われ,送信時には,電流ILDの印加によってLD15
0から出射された光Pλ1’が送信信号PCOMとして
システム中枢へ向けてCOMポート116aから出力さ
れる。さらに,受信時には,COMポート116aから
入力された多重光Pλ1+λ2のうち光λ1がC−PD
160によって電流IC−PDに変換される。
ュール200の他の動作は,図1に示す上記第1の実施
の形態にかかる光送受信モジュール100と略同一であ
る。すなわち,本実施の形態にかかる光送受信モジュー
ル200おいても,送信動作と受信動作とが時分割で行
われ,送信時には,電流ILDの印加によってLD15
0から出射された光Pλ1’が送信信号PCOMとして
システム中枢へ向けてCOMポート116aから出力さ
れる。さらに,受信時には,COMポート116aから
入力された多重光Pλ1+λ2のうち光λ1がC−PD
160によって電流IC−PDに変換される。
【0068】以上説明したように,本実施の形態にかか
る光送受信モジュール200においては,LD150か
ら発振された光Pλ1’のモニタ用成分を,ミラー27
0を用いてC−PD160に導く構成が採用されてい
る。したがって,図1に示す光送受信モジュール100
で適用されていた接続光導波路112cよりも,急角度
で光Pλ1’の方向転換を行うことができる。
る光送受信モジュール200においては,LD150か
ら発振された光Pλ1’のモニタ用成分を,ミラー27
0を用いてC−PD160に導く構成が採用されてい
る。したがって,図1に示す光送受信モジュール100
で適用されていた接続光導波路112cよりも,急角度
で光Pλ1’の方向転換を行うことができる。
【0069】結果として,本実施の形態にかかる光送受
信モジュール200においては,基板210の機能領域
212を,図1に示す機能領域112よりも小さくする
ことができる。すなわち,本実施の形態によれば,基板
を短くすることができるため,光送受信モジュールの小
型化が可能となる。
信モジュール200においては,基板210の機能領域
212を,図1に示す機能領域112よりも小さくする
ことができる。すなわち,本実施の形態によれば,基板
を短くすることができるため,光送受信モジュールの小
型化が可能となる。
【0070】また,本実施の形態においては,第1の実
施の形態と同様に,時分割で使用することによって,一
の受光素子であるC−PD160をLD150のモニタ
動作と伝送信号の受信動作とに兼用することができる。
したがって,本実施の形態においても,光送受信モジュ
ールを小型化し,コストを安価にすることが可能であ
る。
施の形態と同様に,時分割で使用することによって,一
の受光素子であるC−PD160をLD150のモニタ
動作と伝送信号の受信動作とに兼用することができる。
したがって,本実施の形態においても,光送受信モジュ
ールを小型化し,コストを安価にすることが可能であ
る。
【0071】(第3の実施の形態)次に,本発明の第3
の実施の形態について,図7を参照しながら説明する。
ここで,図7は,本実施の形態にかかる光送受信モジュ
ール300の概略構成を示す平面図である。
の実施の形態について,図7を参照しながら説明する。
ここで,図7は,本実施の形態にかかる光送受信モジュ
ール300の概略構成を示す平面図である。
【0072】図7に示すように,本実施の形態にかかる
光送受信モジュール300は,図1に示す上記第1の実
施の形態にかかる光送受信モジュール100と略同一の
基本構成を有している。ただし,本実施の形態にかかる
光送受信モジュール200は,基板210の一部の構成
と,基板210上に実装されるLD150とC−PD1
60との配置関係とに,特徴を有している。以下の本実
施の形態についての説明においては,光送受信モジュー
ル300が有するかかる特徴について説明し,他の構成
については同一の符号を付することによって詳細な説明
を省略する。
光送受信モジュール300は,図1に示す上記第1の実
施の形態にかかる光送受信モジュール100と略同一の
基本構成を有している。ただし,本実施の形態にかかる
光送受信モジュール200は,基板210の一部の構成
と,基板210上に実装されるLD150とC−PD1
60との配置関係とに,特徴を有している。以下の本実
施の形態についての説明においては,光送受信モジュー
ル300が有するかかる特徴について説明し,他の構成
については同一の符号を付することによって詳細な説明
を省略する。
【0073】光送受信モジュール300の構成が有する
一の特徴は,テラス部312aが形成された機能領域3
12が,図1に示す第1テラス部112aと第2テラス
部112bとが形成された機能領域112の代わりに,
基板310上に形成されていることである。もう一つの
本実施の形態にかかる光送受信モジュール300の特徴
は,上記テラス部312aにおけるLD150とS−P
D160とが直接アラインメントされていることであ
る。
一の特徴は,テラス部312aが形成された機能領域3
12が,図1に示す第1テラス部112aと第2テラス
部112bとが形成された機能領域112の代わりに,
基板310上に形成されていることである。もう一つの
本実施の形態にかかる光送受信モジュール300の特徴
は,上記テラス部312aにおけるLD150とS−P
D160とが直接アラインメントされていることであ
る。
【0074】本実施の形態にかかる光送受信モジュール
300は以上のように構成されているため,送信時にL
D150から出射される光Pλ1’のC−PD160へ
の入射経路が,図1に示す上記第1の実施の形態にかか
る光送受信モジュール100と相違する。すなわち,L
D150において電流ILDに応じて形成されて光Pλ
1’の一部は,第2素子端面152bから直接C−PD
160の受光層164に向けて出射される。
300は以上のように構成されているため,送信時にL
D150から出射される光Pλ1’のC−PD160へ
の入射経路が,図1に示す上記第1の実施の形態にかか
る光送受信モジュール100と相違する。すなわち,L
D150において電流ILDに応じて形成されて光Pλ
1’の一部は,第2素子端面152bから直接C−PD
160の受光層164に向けて出射される。
【0075】なお,本実施の形態にかかる光送受信モジ
ュール200の他の動作は,図1に示す上記第1の実施
の形態にかかる光送受信モジュール100と略同一であ
るので,他の動作についての詳細な説明は,省略する。
ュール200の他の動作は,図1に示す上記第1の実施
の形態にかかる光送受信モジュール100と略同一であ
るので,他の動作についての詳細な説明は,省略する。
【0076】以上説明したように,本実施の形態にかか
る光送受信モジュール300においては,C−PD6が
LD5の後段に他の光学要素を介さずに直接アラインメ
ントされて配置されている。したがって,本実施の形態
によれば,構成要素数の減少や製造の容易化等によっ
て,光送受信モジュールの原価を更に下げたり,光送受
信モジュールの小型化を図ったりすることができる。
る光送受信モジュール300においては,C−PD6が
LD5の後段に他の光学要素を介さずに直接アラインメ
ントされて配置されている。したがって,本実施の形態
によれば,構成要素数の減少や製造の容易化等によっ
て,光送受信モジュールの原価を更に下げたり,光送受
信モジュールの小型化を図ったりすることができる。
【0077】以上,本発明の好適な実施の形態につい
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範疇において,当業者であれば,各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり,それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範疇において,当業者であれば,各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり,それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0078】例えば,上記実施の形態で参照した添付図
面においては,受信−モニタ兼用のPDを基板の長辺と
略平行に配置する光送受信モジュールを例示したが,本
発明はかかる構成に限定されない。本発明は,兼用PD
を例えば基板の長辺と斜め方向や直交方向等に配置する
光送受信モジュールに対しても適用することができる。
この様に兼用PDと基板の長辺とが0以外の角度を持つ
ように配置した場合,例えば図1に示す第1の実施の形
態においては,接続光導波路の曲がり径を大きくするこ
とができることで,接続光導波路からの光もれを少なく
する,つまり光の結合損失を小さくすることが可能であ
る。
面においては,受信−モニタ兼用のPDを基板の長辺と
略平行に配置する光送受信モジュールを例示したが,本
発明はかかる構成に限定されない。本発明は,兼用PD
を例えば基板の長辺と斜め方向や直交方向等に配置する
光送受信モジュールに対しても適用することができる。
この様に兼用PDと基板の長辺とが0以外の角度を持つ
ように配置した場合,例えば図1に示す第1の実施の形
態においては,接続光導波路の曲がり径を大きくするこ
とができることで,接続光導波路からの光もれを少なく
する,つまり光の結合損失を小さくすることが可能であ
る。
【0079】また,上記実施の形態で参照した添付図面
においては,反射手段に相当するミラーの形状が三角柱
である光送受信モジュールを例示したが,本発明はかか
る構成に限定されない。本発明は,他の様々な形状,例
えば底面が長方形や正方形の角柱形状のミラーを適用し
た光送受信モジュールに対しても適用することができ
る。
においては,反射手段に相当するミラーの形状が三角柱
である光送受信モジュールを例示したが,本発明はかか
る構成に限定されない。本発明は,他の様々な形状,例
えば底面が長方形や正方形の角柱形状のミラーを適用し
た光送受信モジュールに対しても適用することができ
る。
【0080】さらに,上記実施の形態で参照した添付図
面においては,ミラーで反射した光を兼用PDの後方か
ら入射する構成の光送受信モジュールを例示したが,本
発明はかかる構成に限定されない。本発明は,他の様々
なミラーと兼用PDとの位置関係を有する光送受信モジ
ュールに対しても適用することができる。なお,兼用P
Dの後方から受光する構成の光送受信モジュールにおい
ては,ミラーで曲げた光を,更に他のミラーで曲げて,
光路を大きく曲げることができる。結果として,更なる
設計自由度の向上が望める。
面においては,ミラーで反射した光を兼用PDの後方か
ら入射する構成の光送受信モジュールを例示したが,本
発明はかかる構成に限定されない。本発明は,他の様々
なミラーと兼用PDとの位置関係を有する光送受信モジ
ュールに対しても適用することができる。なお,兼用P
Dの後方から受光する構成の光送受信モジュールにおい
ては,ミラーで曲げた光を,更に他のミラーで曲げて,
光路を大きく曲げることができる。結果として,更なる
設計自由度の向上が望める。
【0081】さらにまた,上記実施の形態で参照した添
付図面においては,直接アラインメントすることによっ
て出力用の通信光のモニタ成分が直進する光路を兼用P
D−ミラー間及びミラー−LD間に形成した構成の光送
受信モジュールを例示したが,本発明はかかる構成に限
定されない。本発明は,これらの間に,光導波路を設け
た構成の光送受信モジュールに対しても適用することが
できる。かかる態様においては,LDからミラーに或い
はミラーから兼用PDに通信光のモニタ成分を光導波路
によって導くことができる。結果として,かかる態様に
おいては,光の拡散を防ぐことができるため,モニタ動
作時の兼用PDの受光感度が上昇する。
付図面においては,直接アラインメントすることによっ
て出力用の通信光のモニタ成分が直進する光路を兼用P
D−ミラー間及びミラー−LD間に形成した構成の光送
受信モジュールを例示したが,本発明はかかる構成に限
定されない。本発明は,これらの間に,光導波路を設け
た構成の光送受信モジュールに対しても適用することが
できる。かかる態様においては,LDからミラーに或い
はミラーから兼用PDに通信光のモニタ成分を光導波路
によって導くことができる。結果として,かかる態様に
おいては,光の拡散を防ぐことができるため,モニタ動
作時の兼用PDの受光感度が上昇する。
【0082】また,上記実施の形態においては,基板と
してSi基板を適用した光送受信モジュールを例に挙げ
て説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。本
発明は,他の様々な基板,例えば,ガラス基板やセラミ
ック基板やプラスティック基板或いはGaAsやInP
等の半導体材料等を適用した光送受信モジュールに対し
ても適用することができる。
してSi基板を適用した光送受信モジュールを例に挙げ
て説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。本
発明は,他の様々な基板,例えば,ガラス基板やセラミ
ック基板やプラスティック基板或いはGaAsやInP
等の半導体材料等を適用した光送受信モジュールに対し
ても適用することができる。
【0083】さらに,上記実施の形態においては,石英
系材料から成る光導波路を適用した光送受信モジュール
を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定さ
れない。本発明は,他の様々な材料,例えばプラスティ
ック或いはGaAsやInP等の半導体材料等から成る
光導波路を適用した光送受信モジュールに対しても適用
することができる。
系材料から成る光導波路を適用した光送受信モジュール
を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定さ
れない。本発明は,他の様々な材料,例えばプラスティ
ック或いはGaAsやInP等の半導体材料等から成る
光導波路を適用した光送受信モジュールに対しても適用
することができる。
【0084】さらにまた,本発明においては,上記実施
の形態で例に挙げて説明した受光手段に相当するPD及
び発光手段に相当するLDの構成材料も,上記例に限定
されないことはいうまでもない。さらにまた,上記実施
の形態においては,反射手段に相当するミラーの機材を
石英としたが,本発明においては,ミラーの機材はプラ
スティックでも,金属でもよいこともいうまでもない。
の形態で例に挙げて説明した受光手段に相当するPD及
び発光手段に相当するLDの構成材料も,上記例に限定
されないことはいうまでもない。さらにまた,上記実施
の形態においては,反射手段に相当するミラーの機材を
石英としたが,本発明においては,ミラーの機材はプラ
スティックでも,金属でもよいこともいうまでもない。
【0085】
【発明の効果】以上説明してきたように,本発明によれ
ば,光送受信モジュールに用いられる機能部材の数を減
らすことができる。したがって,光送受信モジュールの
製造工程の簡素化及び製造コストの低減が実現される。
さらに,本発明によれば,光送受信モジュールに接続す
る駆動用の配線数を減らすことができる。したがって,
光通信用の通信機器に光送受信モジュールを組み込む作
業の簡素化が可能である。結果として,本発明によれ
ば,光送受信モジュールの小型化及び低価格化,さらに
は光通信機器の構成の簡素化を実現することができる。
ば,光送受信モジュールに用いられる機能部材の数を減
らすことができる。したがって,光送受信モジュールの
製造工程の簡素化及び製造コストの低減が実現される。
さらに,本発明によれば,光送受信モジュールに接続す
る駆動用の配線数を減らすことができる。したがって,
光通信用の通信機器に光送受信モジュールを組み込む作
業の簡素化が可能である。結果として,本発明によれ
ば,光送受信モジュールの小型化及び低価格化,さらに
は光通信機器の構成の簡素化を実現することができる。
【図1】本発明を適用可能な光送受信モジュールの概略
構成を示す平面図である。
構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す光送受信モジュールの断面図であ
る。
る。
【図3】図1に適用可能なLDの概略構成を示す見取図
である。
である。
【図4】図1に適用可能なPDの概略構成を示す見取図
である。
である。
【図5】図1に示す光送受信モジュールの動作説明のた
めのタイミングチャート図である。
めのタイミングチャート図である。
【図6】本発明を適用可能な他の光送受信モジュールの
概略構成を示す平面図である。
概略構成を示す平面図である。
【図7】本発明を適用可能な他の光送受信モジュールの
概略構成を示す平面図である。
概略構成を示す平面図である。
【図8】従来の光送受信モジュールの概略構成を示す平
面図である。
面図である。
【図9】図8に示す光送受信モジュールの動作説明のた
めのタイミングチャート図である。
めのタイミングチャート図である。
100 光送受信モジュール 110 基板 112c 接続光導波路 114a Y分岐光導波路 140 誘電体干渉膜フィルタ 150 LD 160 C−PD 270 ミラー Pλ1,Pλ1’ 光
Claims (9)
- 【請求項1】 出力光信号を形成する発光手段と,前記
出力光信号を外部に導く出力光導波路と,導かれてきた
前記出力光信号を受光する機能と導かれてきた入力光信
号を受光する機能とを有する受光手段と,前記外部から
入力された前記入力光信号を前記受光手段に導く入力光
導波路と,前記出力光信号を前記受光手段へ導く接続光
経路とが,同一基板上に形成されていることを特徴とす
る,光送受信モジュール。 - 【請求項2】 前記受光手段は,前記出力光信号と前記
入力光信号とを相互に異なるタイミングで受光すること
を特徴とする,請求項1に記載の光送受信モジュール。 - 【請求項3】 前記接続光経路は,前記基板上に形成さ
れた光導波路であることを特徴とする,請求項1又は2
に記載の光送受信モジュール。 - 【請求項4】 前記接続光経路には,前記発光手段で形
成された光を前記受光手段へ反射する反射手段が介装さ
れていることを特徴とする,請求項1又は2に記載の光
送受信モジュール。 - 【請求項5】 前記接続光経路は,前記発光手段で形成
された光が直進して前記受光手段に入射するように前記
発光手段と前記受光手段とを相互にアラインメントする
ことによって形成されていることを特徴とする,請求項
1又は2に記載の光送受信モジュール。 - 【請求項6】 前記入力光導波路と前記出力光導波路と
は,少なくとも一部が共通して形成されていることを特
徴とする,請求項1,2,3,4又は5のいずれかに記
載の光送受信モジュール。 - 【請求項7】 共通して形成された前記入力光導波路と
前記出力光導波路との一部には,波長フィルタが介装さ
れていることを特徴とする,請求項6に記載の光送受信
モジュール。 - 【請求項8】 前記受光手段は,側面入射型のフォトダ
イオードであることを特徴とする,請求項1,2,3,
4,5,6又は7のいずれかに記載の光送受信モジュー
ル。 - 【請求項9】 前記発光手段は,ファブリペロー型のレ
ーザダイオードであることを特徴とする,請求項1,
2,3,4,5,6,7又は8のいずれかに記載の光送
受信モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13234798A JPH11326710A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 光送受信モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13234798A JPH11326710A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 光送受信モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11326710A true JPH11326710A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15079234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13234798A Withdrawn JPH11326710A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 光送受信モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11326710A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1376170A3 (en) * | 2002-06-19 | 2004-12-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical waveguide, optical module, and method for producing same module |
JP2018092016A (ja) * | 2016-12-05 | 2018-06-14 | 日本電信電話株式会社 | 光部品 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP13234798A patent/JPH11326710A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1376170A3 (en) * | 2002-06-19 | 2004-12-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical waveguide, optical module, and method for producing same module |
US6904220B2 (en) | 2002-06-19 | 2005-06-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical waveguide, optical module, and method for producing same module |
JP2018092016A (ja) * | 2016-12-05 | 2018-06-14 | 日本電信電話株式会社 | 光部品 |
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