JPH11326505A - ドップラーセンサ - Google Patents

ドップラーセンサ

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Publication number
JPH11326505A
JPH11326505A JP10132863A JP13286398A JPH11326505A JP H11326505 A JPH11326505 A JP H11326505A JP 10132863 A JP10132863 A JP 10132863A JP 13286398 A JP13286398 A JP 13286398A JP H11326505 A JPH11326505 A JP H11326505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
sensor
microwaves
antennas
sensitivity
Prior art date
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Pending
Application number
JP10132863A
Other languages
English (en)
Inventor
Norikazu Murata
記一 村田
Shingo Okawa
大河  真吾
Hiroyuki Tomooka
浩之 友岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Optex Co Ltd
Original Assignee
Optex Co Ltd
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Publication date
Application filed by Optex Co Ltd filed Critical Optex Co Ltd
Priority to JP10132863A priority Critical patent/JPH11326505A/ja
Publication of JPH11326505A publication Critical patent/JPH11326505A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アンテナの前面側に位置するカバーの形状に左
右されることなく検知感度を向上させることのできるド
ップラーセンサを提供する。 【構成】マイクロ波を放射して移動物体で反射された波
長の変化したマイクロ波を受信するセンサ本体19を有
し、このセンサ本体19の少なくとも前面19aをカバ
ー8で覆う。センサ本体19におけるマイクロ波を放射
する発信アンテナ20とマイクロ波を受信する受信アン
テナ21の前方に、両アンテナ20,21とカバー8の
間に位置する平板状の感度調整板23を配置する。感度
調整板23は、マイクロ波を透過する材料からなり、両
アンテナ20,21から10mm以下の距離離れて位置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波のドッ
プラー効果を利用して、例えば一定距離まで近接した移
動物体を検知するドップラーセンサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ドップラーセンサは、放射したマイクロ
波が移動物体で反射したときの反射波の波長が移動物体
の移動速度に比例するドップラー効果を利用して、移動
する物体を検知するものであり、放射したマイクロ波の
波長に対する反射したマイクロ波の波長の差に応じて、
例えば、周波数範囲が1〜100Hzのドップラー信号
を出力するものである。このドップラーセンサは、例え
ば、ドップラー信号の周波数が一定値以上変化したとき
に人体などの移動する物体が存在することを検知して、
自動ドアの開閉制御や防犯警報装置の作動制御を行う用
途に用いられている。
【0003】近年、前述のような用途に用いられるドッ
プラーセンサとしては、汎用性を有して軽量で安価な市
販の平面アンテナを樹脂製ケースに内装した構成のもの
が一般的である。平面アンテナは、例えば、同一形状の
発信アンテナと受信アンテナとを各々2枚ずつ備えてお
り、各2枚ずつの発信アンテナおよび受信アンテナをそ
れぞれ垂直方向に配置することにより、水平方向の検知
エリアを広く、且つ垂直方向の検知エリアを狭くでき、
前述の用途に適したものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平面ア
ンテナを利用したドップラーセンサでは、マイクロ波が
樹脂製ケースにおける平面アンテナの前面を覆うカバー
を透過するときに減衰することから、移動物体の検知感
度が相当に低下するだけでなく、カバーの形状が変わる
と、それに伴って移動物体の検知感度も変わってしま
う。前記の検知感度は、標準強度のマイクロ波を放射し
たときの標準速度の移動物体からの反射波の受信ピーク
電圧で表されるが、この検知感度の低下をできるだけ抑
えるためには、前記カバーにおける平面アンテナの前方
を覆う前面部を平面アンテナと平行な平板形状にするの
が好ましい。そのため、このドップラーセンサは、カバ
ーのデザインが制約を受けてしまうことから、商品価値
の低下を招く上に、平面アンテナとカバーとの相対位置
も規制されるために、組立性が悪くなる。
【0005】そこで本発明は、アンテナの前面側に位置
してマイクロ波が透過するカバーの形状に左右されるこ
となく検知感度を高く維持できるドップラーセンサを提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、マイクロ波を放射して移動物体で反射さ
れた波長の変化したマイクロ波を受信するセンサ本体
と、このセンサ本体の少なくとも前面を覆うカバーとを
備えたドップラーセンサであって、前記センサ本体にお
けるマイクロ波を放射する発信アンテナと前記マイクロ
波を受信する受信アンテナの前方に、前記両アンテナと
前記カバーの間に位置する平板状の感度調整板が配置さ
れ、この感度調整板は、マイクロ波を透過する材料から
なり、前記両アンテナから10mm以下の距離離れてい
る。
【0007】このドップラーセンサは、発信アンテナと
受信アンテナに対しこれの前方における10mm以下の
距離に平板状の感度調整板を配置したので、感度調整板
を設けず、検知感度を上げるために前面部を平板状とし
たカバーで発信および受信の両アンテナの前面を覆った
従来のドップラーセンサと比較して、検知感度は変わら
ないことが確認された。このようにして得られた検知感
度は、カバーを任意の形状に変えても全く変化しないた
め、カバーのデザインの自由度が高くなり、カバーは、
美観に優れた任意の形状として商品価値を高めることが
できる。そこで、外観上好ましいが検知感度が前記平板
状のものよりも低い外側に膨出する曲面状のカバーとし
た場合、感度調整板を配置することにより、検知感度は
正面のエリアにおいて15〜20%向上することが実験的に
確認された。
【0008】前記発明における前記感度調整板は、好ま
しくは厚さ1mm以上、より好ましくは2mm以上の樹
脂から形成される。この1mm以上の厚みを有して、マ
イクロ波を透過する樹脂からなる感度調整板を設けるこ
とにより、感度向上の効果を確実に得ることができる。
厚さの上限は特にないが、装置全体の厚さから制限を受
ける。通常は3mm以下である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。図1(a)は本
発明の一実施形態に係るドップラーセンサ2を用いた複
合型物体検知装置を示す縦断面図、(b)は(a)のB
−B線断面図、(c)はドップラーセンサ2の分解斜視
図である。この複合型物体検知装置1は、移動物体を検
知するドップラーセンサ1と、物体から放射される赤外
線エネルギから検知エリア内へ進入した物体を検知する
受動型赤外線検知センサ3とを組み合わせたものであ
り、両センサ2,3からの検知信号をAND論理で結合
させて物体検知の誤報を可及的に防止している。例え
ば、ストーブなどにより室内温度が急激に変化したよう
な場合には、温度変化を検知する受動型赤外線検知セン
サ3が検知信号を誤出力しても、物体の移動を検知する
ドップラーセンサ2は検知信号を出力しない。一方、カ
ーテンが風で揺れたような場合には、ドップラーセンサ
2が検知信号を誤出力しても、赤外線検知センサ3は検
知信号を出力しない。
【0010】前記物体検知装置1は、天井や壁面に取り
付けられるベース7と、ベース7に連結されるカバー8
とによりケーシング4が構成されている。すなわち、ケ
ーシング4は、図1(a)に示すように、ベース7の被
係合部9にカバー8の係合部10を係合するとともに、
ベース7の係合孔11にカバー8の係合爪12を嵌め込
むことにより、ベース7とカバー8を連結している。ベ
ース7には、リブ13を介してプリント回路基板14が
支持されている。プリント回路基板14の上部前面(図
の右面)には、ホルダ17を介して本発明のドップラー
センサ2が装着されている。カバー8の前面部8aは、
図1(b)に示すように、外側に膨出する曲面状に形成
されており、この前面部8aが、ドップラーセンサ2の
前面を覆っている。
【0011】ドップラーセンサ2は、センサケース18
内に回路素子を収納してなるセンサ本体19を有し、こ
のセンサ本体19の前面19aに、図1(c)に示すよ
うに、平面アンテナ型の一対の発信アンテナ20と、発
信アンテナ20と同一形状の一対の受信アンテナ21と
が、それぞれ印刷技術により垂直方向の配置で形成され
ている。センサ本体19の前面19aにおける両アンテ
ナ20,21の外側には、互いに離間した位置で一対の
両面テープ22が貼着されている。これら両面テープ2
2に、平板状の感度調整板23に突設した四角棒状の一
対の取付片27が貼り付けられており、これによって、
感度調整板23は、両アンテナ20,21の前面を覆っ
た状態で両アンテナ20,21とカバー8の間に位置し
て、センサ本体19に取り付けられている。
【0012】前記感度調整板23は、樹脂により1mm
以上の厚さDを有する平板に形成されている。この感度
調整板23は、両アンテナ20,21との間隔Lが0〜
10mmの範囲内になるよう配置される。すなわち、取
付片27が上記の間隔Lに相当する高さに形成されてい
る。したがって、取付片27をセンサ本体19の前面1
9aの両面テープ22に押し当てて取り付けることによ
り、図1(a)に示す感度調整板23と両アンテナ2
0,21との間隔Lが前記の範囲内になるよう自動的に
設定される。
【0013】前記プリント回路基板14の下部前面には
受動型赤外線検出センサ3が設置されている。この赤外
線検出センサ3の前方側には、このセンサ3の検知エリ
アを設定するためのフレネルレンズのようなレンズ28
が、カバー8に嵌め込んで取り付けられている。
【0014】前記ドップラーセンサ2における平面タイ
プの発信および受信の両アンテナ20,21は、裏面側
(図の左面側)がシールドされており、検知範囲は前面
側に形成される。発明者による実験の結果、5〜30ギ
ガヘルツの周波数のマイクロ波を使用した場合、間隔L
を0〜10mmの範囲内に設定するのが好ましく、さら
に好ましくは、間隔Lを0〜5mmの範囲内に設定す
る。
【0015】前記間隔Lを上述の範囲内に設定すること
により、感度調整板23を設けず、かつ、検知感度向上
のためにカバーの平板状の前面部を両アンテナ20,2
1に平行に対置させた従来のドップラーセンサと比較し
て、検知感度は変わらないことが確認された。感度調整
板23は、厚みを1mm以上に設定しないと、上述の効
果を殆ど得ることができない。また、感度調整板23
は、実施形態の樹脂に限らず、マイクロ波を透過させる
素材であればよく、例えば木製であってもよい。
【0016】両アンテナ20,21の前方に感度調整板
23を配置して得られた検知感度は、カバー8を任意の
形状に変えても全く変化しないため、カバー8のデザイ
ンの自由度が高くなる。そのため、カバー8は、図1
(b)に示す外側に膨出した断面弧状のような美観に優
れた形状として、商品価値を高めることができる。この
断面弧状のカバー8を用いた場合、感度調整板を配置し
ない場合と比較して、検知感度は正面のエリアにおいて
15〜20%向上することが実験的に確認された。しかも、
間隔Lの調整は、感度調整板23の取付片27の高さに
より設定でき、所要の高さの取付片27を有する感度調
整板23を選択してセンサ本体19に貼着するだけでよ
い。
【0017】なお、前記の実施形態では、平面タイプの
発信アンテナ20および受信アンテナ21を備えた場合
について説明したが、本発明は、このような平面アンテ
ナに限定されるものではなく、例えば、ホーンアンテナ
の場合には、ホーンの出口から10mm以下の距離離れ
た位置に平板状の感度調整板を配置すれば、上述と同様
の効果を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明のドップラーセン
サによれば、発信アンテナと受信アンテナに対し、これ
の前方における10mm以下の距離に平板状の感度調整
板を配置することにより、検知感度を向上させることが
できる。この感度調整板により得られた検知感度は、カ
バーの形状を任意に変えても全く変化しないので、カバ
ーのデザインの自由度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係るドップラー
センサを用いた複合型物体検知装置を示す縦断面図、図
(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は同上ドップ
ラーセンサの分解斜視図である。
【符号の説明】
2…ドップラーセンサ、8…カバー、19…センサ本
体、19a…前面、20…発信アンテナ、21…受信ア
ンテナ、23…感度調整板、L…アンテナと感度調整板
との間隔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を放射して移動物体で反射さ
    れた波長の変化したマイクロ波を受信するセンサ本体
    と、このセンサ本体の少なくとも前面を覆うカバーとを
    備えたドップラーセンサであって、 前記センサ本体におけるマイクロ波を放射する発信アン
    テナと前記マイクロ波を受信する受信アンテナの前方
    に、前記両アンテナと前記カバーの間に位置する平板状
    の感度調整板が配置され、 この感度調整板は、マイクロ波を透過する材料からな
    り、前記両アンテナから10mm以下の距離離れている
    ドップラーセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記感度調整板は、
    厚さ1mm以上の樹脂からなるドップラーセンサ。
JP10132863A 1998-05-15 1998-05-15 ドップラーセンサ Pending JPH11326505A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10132863A JPH11326505A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 ドップラーセンサ

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JP10132863A JPH11326505A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 ドップラーセンサ

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JPH11326505A true JPH11326505A (ja) 1999-11-26

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ID=15091310

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JP10132863A Pending JPH11326505A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 ドップラーセンサ

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JP (1) JPH11326505A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102119346B1 (ko) * 2019-08-22 2020-06-26 고종민 초소형 복합센서 모듈

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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