JPH11326209A - 蛍光染料を検出する装置 - Google Patents

蛍光染料を検出する装置

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JPH11326209A
JPH11326209A JP11098116A JP9811699A JPH11326209A JP H11326209 A JPH11326209 A JP H11326209A JP 11098116 A JP11098116 A JP 11098116A JP 9811699 A JP9811699 A JP 9811699A JP H11326209 A JPH11326209 A JP H11326209A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つ又は複数の蛍光染料を検出するための公
知の装置の取り扱いの特性を、特に複数のサンプルの分
析に関して改良することである。 【解決手段】 検出すべき蛍光染料を励起する装置と、
蛍光染料によって放出された蛍光を検出する手段とを有
し、励起装置はサンプルを使用できるように構成された
表面と励起光カップリング装置とを含み、カップリング
装置により予め定められた入射の方向からの励起光を装
置へ結合でき、結合された光のエバネッセントフィール
ドにより使用されるサンプル内の検出すべき蛍光染料が
励起される、サンプル内の蛍光染料を検出する装置にお
いて、検出すべき蛍光染料を励起する装置はサンプルの
使用される表面が入射の方向に対して可動であり、検出
すべき蛍光染料が表面の種々のサブセクションで励起さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサンプル内の蛍光染
料を検出する装置に関する。この装置は、検出すべき蛍
光染料を励起する装置を含んでいる。前記装置はサンプ
ルの使用のために備えられた1つの表面と、励起光カッ
プリング装置とを含んでいる。この励起光カップリング
装置により、前もって定められた入射の方向からの励起
光を装置内へ結合することができる。結合された光のエ
バネッセントフィールドにより、検出すべき蛍光染料が
使用されるサンプル内で励起される。さらに前記装置
は、検出すべき蛍光染料によって放出された蛍光を検出
する手段を含んでいる。
【0002】
【従来の技術】このような装置は、文献 A.N. Sloper,
J.K. Deacon and M.T.Flanagan "APlanar Indium Phosp
hate Monomode Waveguide Evanescent Field Immunosen
sor" in: Sensors and Actuators, B1(1990),589-59
1 から知られている。
【0003】この文献は特に、薄膜導波管がガラス基板
上に提供される最初の実施例を参照している。励起光に
結合するための、薄膜導波管に対して固定されている装
置によって、単色のレーザ光は薄膜導波管内へ結合さ
れ、薄膜導波管を通してその表面に平行に伝導される。
薄膜導波管に適用されたサンプルに含まれる蛍光染料
は、薄膜導波管に沿って伝播されるレーザ光のエバネッ
セントフィールドによって励起される。蛍光染料によっ
て放出される蛍光は、最終的に光電子増倍管装置によっ
て検出される。
【0004】この文献にはさらに上述の装置の第2の実
施例が示されており、ここでは検出すべき蛍光染料を励
起する装置はガラスプレートの形で設けられており、こ
のガラスプレートには励起光、すなわち光源からの単色
のレーザ光を結合する装置が備えられている。光源はガ
ラスプレートに対して固定されて、前記励起光カップリ
ング装置によって前記ガラスプレートへ結合され、前記
ガラスプレートを通って全反射率の角度で伝導される。
【0005】ちょうど薄膜導波管の場合と同様に、ガラ
スプレートで使用されるサンプルに含まれる蛍光染料
は、この実施例の場合にもレーザ光のエバネッセントフ
ィールドによって励起される。ここでも再びこの励起か
ら生じる蛍光は光電子増倍管装置によって検出される。
【0006】しかし従来技術から知られている両方の実
施例の不都合は、これらの実施例が実用的な用途すなわ
ち多くのサンプルが分析されるときには、取り扱うのが
非常に難しいことである。特に薄膜導波管およびガラス
プレートはそれぞれ、サンプルのそれぞれの分析の後に
洗浄されなければならない。その後、新しいサンプルを
加え、サンプルを加えられている薄膜導波管又はガラス
プレートを光源及び検出装置に対して調整しなければな
らない。したがって、複数のサンプルを従来技術から知
られる装置を用いて分析することには非常に手間がかか
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による装置の
この不都合に関連して、本発明の課題は1つ又は複数の
蛍光染料を検出するための公知の装置の取り扱いの特性
を、特に複数のサンプルの分析に関して改良することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、検出すべき
蛍光染料を励起する装置が備えられており、サンプルを
使用する表面が入射の方向に対して可動であり、その結
果検出すべき蛍光染料が前記表面の種々のサブセクショ
ンで励起される、ことを特徴とする冒頭に言及された形
式の装置によって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】入射の方向に対して励起用装置が
可動であることにより、サンプルの適用のために備えら
れた表面に同時に複数のサンプルを適用でき、前記サン
プル内に含まれるそれぞれの蛍光染料は前もって定めら
れた順序で励起することができる。さらに最終的に、蛍
光染料によって放出される蛍光は蛍光を検出する慣用の
装置によって検出できる。
【0010】本発明の望ましい実施例によれば、検出手
段は表面に対向して位置決めされており、前記表面の移
動が完全に実行された際に前記表面が完全にスキャンさ
れる。このことにより適用すべきサンプルが装置の表面
全体にわたって蛍光染料を励起させることが可能とな
り、それによって表面が最適に利用される。
【0011】例えば検出手段にはリニアの発光ダイオー
ドアレイ又はCCDアレイを備えることができる。これ
に代えて検出手段に検出器特に光電子増倍管備えること
ができ、これは予め定められた表面のスキャン方向に沿
ってガイド可能に配置されている。このような適合され
た検出手段により、装置の表面全体が完全にスキャンす
べき蛍光染料を励起するために使用される、簡単な手法
で使用されるすべてのサンプルが分析されることが保証
される。
【0012】必要に応じて検出信号の品質を高めるため
に、検出装置にはレンズ系及び/又は前記手段によって
検出すべき蛍光の波長に適合調整されたカラーフィルタ
手段を備えることができる。レンズ系は、放出された蛍
光を検出手段にフォーカシングするのを可能にし、それ
によってより高い局部分解能を検出手段上で達成するこ
とができる。フィルタ手段は蛍光に適合調整されるた
め、検出手段によって検出されるのは蛍光のみであり、
検出結果は他の光放射例えば励起の散乱光によって影響
されないことが保証される。
【0013】第1の代替手段によれば、検出すべき蛍光
染料を励起する装置は、その表面が入射の方向に対して
回転運動を行うように構成することができる。この場合
に表面は回転対称であってよく、有利には特に円形リン
グ形の表面とすことができる。この配置により、利用可
能な表面を特に有効に利用することができる。さらに表
面の回転運動は、比較的簡単な機械的手段で実現するこ
とができる。
【0014】1つの有利な実施例によれば、少なくとも
1つの別の検出手段を設けることができる。特に前記第
1の検出手段及び別の検出手段のそれぞれは、表面に対
して平行に、かつ相互に予め定められた角度で配置する
ことができる。こうした測定は追加される検出手段の数
に相応して、測定時間を短縮する助けとなる。この少な
くとも1つの別の検出手段にも、レンズ系及び/又は前
記手段によって検出すべき蛍光の波長に適合調整された
カラーフィルタ装置を備えることができる。
【0015】第1の検出手段、及び/又は少なくとも1
つの別の検出手段には、種々のカラーフィルタ手段を備
えることができる。このようにして、異なる波長で蛍光
を放出する蛍光染料を検出でき、又はこれに代えて種々
の蛍光染料を同時に検出することができる。これにより
従来技術から知られている装置と比較してまた、測定時
間を短縮することができる。
【0016】リニアの発光ダイオードアレイ又はCCD
アレイが回転運動を実行する表面に接続されて使用され
る場合、前記発光ダイオードアレイ又はCCDアレイを
実質的に半径方向に指向させると有利である。同様に光
電子増倍管が使用される場合、この光電子増倍管は実質
的に半径の表面でのスキャン方向へガイドできるように
設けなければならない。こうした測定により、検出に使
用される手段の総数を最大にすることができる。
【0017】第2の代替手段によれば、検出すべき蛍光
染料を励起する装置は、表面が入射の方向に対して並進
運動を行うように設けることができる。
【0018】製造プロセスを簡素化するためには、実質
的に矩形形状を有する表面を設けると有利である。
【0019】リニアの発光ダイオードアレイ又はCCD
アレイが使用される場合、この場合にはそれらを有利な
手法で平行運動の方向に対してほぼ直角に指向させるこ
とができる。同様に光電子増倍管も、表面スキャンの並
進運動に対して実質的に直角にガイドできるように設け
られなくてはならない。並進運動に関しては、この実施
例により測定時間の最適な利用が得られる。そのうえこ
の実施例は機械的に最も容易に実現することができる。
【0020】特に望ましい別の実施例によれば、検出手
段又は各検出手段と表面の運動とが同期されており、こ
れにより表面上の各ロケーションは、検出手段又は各検
出手段による結果に相関されている。このことにより全
体における複数のサンプルの蛍光の統計的な評価だけで
なく、検出された蛍光のそれぞれのサンプルへの正確な
割り当ても可能となる。
【0021】上記のすべての実施例では、励起光カップ
リング装置を、表面に対して又は入射の方向に対して固
定されているように設けることができる。
【0022】励起光カップリング装置は、例えばホログ
ラフィック格子の形の、又はこれに代えて鏡の形の、格
子カプラの形状で設けることが望ましい。
【0023】本発明の上記の実施例では、検出すべき蛍
光染料を励起する装置は薄膜導波管を有することがで
き、この薄膜導波管は基体上に設けられているか、又は
これに代えてガラスプレート上に設けられている。
【0024】薄膜導波管の場合には、励起光カップリン
グ装置が検出すべき蛍光染料を励起させる光を薄膜導波
管内に結合して、励起光が薄膜導波管を通ってその表面
に平行に伝導されるようにする。このことは、光の1つ
のモードだけが、前記薄膜導波管の表面に平行に伝播さ
れる形で励起光が結合される際に有利であろう。これを
達成するために、薄膜導波管は予め定められた厚さを超
えてはならず、励起光は予め定められた角度で結合され
なければならない。
【0025】ガラスプレートの場合には、励起光のカッ
プリング装置は検出すべき蛍光染料を励起させる光をガ
ラスプレート内へ、この光が全反射率の角度でガラスプ
レートを通して伝導されるように結合させる。
【0026】別の有利な改善形態によれば、装置内に戻
り結合される蛍光をデカップリングするデカップリング
装置と前記光を検出する装置とを設けることができ、前
記デカップリング装置は、例えば格子形カプラ、特にホ
ログラフィック格子形カプラの形で設けられる。こっら
の格子は放出スペクトルを分散させるのに使用でき、こ
のため前記光を検出する装置は付加的に、全ての蛍光染
料の累積しているスペクトルの検出を可能としている。
【0027】上記の実施例の一層の有利な改善形態によ
れば、1998年3月23日付で本出願の出願人によっ
て出願されたドイツ連邦共和国特許出願明細書の中で説
明されている種類の中空スペースの検出器を使用するこ
ともまた可能である。
【0028】本発明の一層有利な特徴は、図面類を参照
して行われる本発明の望ましい実施例の説明によって示
される。
【0029】
【実施例】図1には、サンプルP内の蛍光染料Fを検出
する装置100の本発明の第1の実施例が示されてい
る。
【0030】装置100は、サンプルP内に含まれる蛍
光染料Fを励起する装置110を有している。前記装置
110は、基体117上に取り付けられる薄膜導波管1
16の形で実現される。
【0031】図1によれば、前記基体117は円形ディ
スクの形状に構成されている。このディスクはその中心
点に関して回転運動Dを実行できるように支承されてい
る。
【0032】基体117の上に薄膜導波管116がリン
グ形のディスクの形で配置されている。前記リング形デ
ィスクのセンタは回転軸上に設けられている。
【0033】光カップリング装置111を通って予め定
められた入射の方向Rからの励起光が薄膜導波管116
に結合できる。光のカップリング装置111はリング形
ディスクの内側の側面に設けられている。図1で示され
る実施例によれば、格子形カプラはこの目的に使用さ
れ、このカプラは回転軸に関して同心となるように設計
されている。光が規定された固定角度で格子形カプラ1
11に入射する場合、この光は薄膜導波管内へ結合さ
れ、薄膜導波管の表面に平行に伝播する。
【0034】カップリング装置111はホログラフィッ
クに製造され、リング形の格子として設計されることが
望ましい。
【0035】さらに、使用される材料に依存して薄膜導
波管116の厚さは数10nmから数μmまでの間の範
囲であり、その結果、励起光は格子形カプラ111を介
して膜導波管内に結合され、単に1つのモードだけが前
記薄膜導波管内を伝播する。
【0036】例えば、屈折率n≒2.1のTa25の厚
さは100nmの範囲であり、屈折率n≒1.45の合
成クォーツガラスの厚さは1μm〜2μmの範囲にある
ようにされる。
【0037】薄膜導波管116はさらに表面112を有
している。この表面112には蛍光染料に関して分析す
べき複数のサンプルPが加えられている。10個のサン
プルが図1に示されている。
【0038】さらに、装置100は検出手段120を有
している。この検出手段は、例えばリニアのダイオード
アレイ又はCCDアレイの形で、半径方向に位置決めさ
れたリニアの検出器アレイの形で設けられている。
【0039】以下に装置100の動作のモードを簡単に
説明する。
【0040】装置が動作しているとき、入射の方向Rか
らの光は励起波長、例えば励起波長の単色のレーザ光を
有しており、薄膜導波管116内へ結合される。単色の
レーザ光は、最終的に薄膜導波管116のディスク面か
ら放出されるまで、薄膜導波管116の内部を表面11
2に平行に伝播する。
【0041】薄膜導波管で使用されるサンプルPに含ま
れる蛍光染料Fは、薄膜導波管116に沿って移動する
レーザビームのエバネッセントフィールドによって励起
される。蛍光染料Fから放出される蛍光は、最終的には
検出手段120により検出される。
【0042】回転運動Dにより表面112全体が検出手
段によってスキャンされる。従って検出結果は表面11
2全体にわたって分布しているサンプル内に含まれる蛍
光染料Fに関して得られる。
【0043】さらに、検出手段120と励起用装置11
0の回転運動から生じる表面112の運動とは、装置1
00で同期されている。したがって表面112上の各ス
ポットひいては各サンプルは、検出手段120上の検出
結果と相関している。
【0044】図1で示される装置100は種々に変更す
ることができる。
【0045】例えば薄膜導波管をガラスプレートに置換
することができる。このガラスプレートに検出すべき蛍
光染料を励起させる光が結合され、全反射率の角度で前
記ガラスプレートを通って伝導される。このガラスプレ
ートは数mmの厚さがあることが望ましい。
【0046】この種の励起用装置では、レーザ光のエバ
ネッセントフィールドが蛍光染料を励起させるために、
単色のレーザ光の全反射率のスポット内で使用される。
【0047】下方遷移中に励起された蛍光染料によって
放出される蛍光は、最終的には検出手段120によって
検出される。
【0048】この場合励起光をプリズムカプラによって
結合することができる。このプリズムカプラは、リング
形でかつ堅固にディスクに接続されている。
【0049】さらにホログラフィック格子形カプラ11
1を従来の格子形カプラに置換できる。この格子形カプ
ラは例えば公知のエッチングプロセスを用いて製造され
る。
【0050】伝導されるサンプルに含まれる蛍光染料F
の統計的な検査を行うだけであれば、言い換えれば蛍光
を特定のサンプルに割り当てること必要がないのであれ
ば、表面の運動を検出手段に同期させる必要はない。
【0051】さらに半径方向で位置決めされた検出器ア
レイ、すなわちリニアのダイオードアレイ又はCCDア
レイは、光電子増倍管で置換できる。その場合この光電
子増倍管は、ディスクの半径全体にわたって可動に配置
される。この場合にももちろんディスクの半径上の光電
子増倍管の運動は、検出される光が特定のサンプルに割
り当てられるように表面の運動と同期される。
【0052】上述の検出手段に加えて、1998年3月
23日付で本出願の出願人によって出願されたドイツ連
邦共和国特許出願明細書で開示されている種類のいわゆ
る中空スペース検出器を使用することもまた可能であ
る。
【0053】このような中空スペースの検出器は、中空
のスペース(キャビティ)を含んでいる。この中空スペ
ースは、図1で説明された、有利には球として設計され
る装置のために使用される。この中空のスペースは、有
利にはスロットとして実現される第1の開口を有してい
る。
【0054】中空スペース検出器の中空のスペースは励
起用装置に対して、励起用装置が移動する際に、中空ス
ペースの第1の開口がサンプルの加えられている表面を
完全にスキャンするように位置決めされている。さら
に、蛍光染料の蛍光が放出される表面のエリアの対向側
にスロットが設けられるように、中空スペースを形成す
る。
【0055】中空のスペースは、例えばバリウム硫酸塩
か、又はスペクトラロンから成る高反射率の内部表面を
有している。この特殊なコーティングによって、内部の
表面反射率99.8%を達成することができる。
【0056】さらに第2の開口が前記中空のスペース内
に形成されている。この開口内に、検出すべき蛍光染料
によって放出される蛍光を検出する第1の検出器が、例
えば光電子増倍管装置の形で挿入されている。
【0057】このような構成では、励起されている蛍光
染料によって放出された蛍光が中空スペース内へ透過さ
れ、最終的には複数の全反射率の処理後、高反射率の表
面で検出器によって検出される。
【0058】その上でサンプルが最終的に励起される表
面の一部は、中空のスペースの第1の開口に直接に対向
して位置しており、さらに蛍光には一般に特別に有利な
方向がないので、近似的に50%の強度の蛍光がこの構
成で、最終的にそれを検出することができる中空のスペ
ースへ透過される。
【0059】本発明による別の改善形態では、蛍光は言
い換えれば約2πsr (ステラジアン)の立体角度で
中空のスペース内に集光され、そこで検出される。
【0060】その結果、レンズ系又は光ガイドと相応の
検出器が使用されていた従来技術から公知の装置と比較
して、蛍光が集光される立体角度はかなり増大し、これ
により検出の確率を増加させることができる。
【0061】また中空のスペースは他の幾何学的な形、
例えば立方体又は類似の形を呈することができる。ただ
し球体のデザインと比較して、中空のスペース内での蛍
光の反射の回数が検出器によって検出される時間まで増
加され、このため中空のスペースにおける反射ロスの増
加にいたることがある。
【0062】中空スペース検出器の検出器は光電子増倍
管の形で設けられている。この光電子増倍管の前面にカ
ラーフィルタを配置すると有利である。このカラーフィ
ルタは、検出すべき蛍光染料Fによって放出される波長
に調整される。
【0063】中空のスペースでの反射ロスをさらに低減
すべき場合には、検出器を光遮閉装置の開口内に挿入す
ると有利である。さらに必要に応じて検出器にはコリメ
ータレンズを設けてもよい。
【0064】さらにブロッキングフィルタ装置を中空の
スペースの第1の開口の前面に設けることができる。こ
のブロッキングフィルタ装置は、励起に使用され中空の
スペースの方向に散乱される光に対しては不透明であ
り、検出すべき蛍光を透過させる。
【0065】第1の検出器に加えて別の検出器を設ける
ことができる。この検出器は中空のスペース内のそれぞ
れの付加的な開口内へ挿入される。
【0066】これらの付加的検出器は、第1の検出器と
構造的に同様のデザインを有することができるか、また
は特に第1の検出器で検出すべき蛍光の波長と異なる蛍
光の波長に適合させることができる。
【0067】一方ではこれらの付加的な検出器は、同じ
蛍光染料の蛍光の検出を可能にするが、この蛍光は異な
った励起の状態から生じる。
【0068】他方では、検出器を、同時に少なくとも1
個の別の蛍光染料を検出するために設けるように実現し
てもよい。この目的のためには、カップリング装置によ
って異なる励起用波長の光を結合させることが必要とな
るであろう。
【0069】また上述の2つの動作方法の任意の組み合
わせが可能であることは言うまでもない。すなわちこの
装置を、複数の蛍光染料の蛍光を種々の波長で検出する
のに使用してもよい。
【0070】図1に関して説明されている実施例の場合
には、単色光のビームだけが光カップリング装置を介し
て薄膜導波管と結合されているが、図1で示される装置
はまた、2つ又はそれ以上の励起用波長で動作すること
もできる。例えば、励起は周波数範囲で変調することが
でき、それぞれの周波数における蛍光は相応に制御され
る検出装置によって検出することができる。
【0071】特定の蛍光染料の蛍光を検出する目的で説
明された装置を使用するためには、励起光源と、図3に
示される実施例のように構成される場合には検出手段の
前方に蛍光染料に適合したカラーフィルタとが設けられ
なくてはならない。カラーフィルタについては以下に説
明する。
【0072】488nmで蛍光を発生するように励起さ
れる蛍光を検出するために、前記波長の光が装置内へ例
えばアルゴンレーザによって送出されなければならな
い。蛍光は520nmで放出されるので、使用されるカ
ラーフィルタはこの範囲を透過させる必要がある。63
3nmで励起されることができるCY5の場合も同様で
あり、これは670nmで蛍光を放出する。
【0073】図2には、第2の実施例のサンプルP内の
蛍光染料Fを検出する装置200が示されている。
【0074】この装置は格子形カプラ111の代わりに
カップリング鏡211を使用し、またディスク形の薄膜
導波管216が台形にカットされている点で、図1に示
される装置と異なっている。
【0075】カップリング鏡211は入射の方向Rに関
して固定されている。これに代えて、例えば切頭した円
錐形の周囲表面の形を有する回転対称の鏡を励起用装置
に堅固に接続することができ、これによりこの鏡は軸D
に関して良好に回転する。
【0076】装置200の残りのコンポーネント及び動
作のモードは、図1に関して説明されたコンポーネント
に対応しており、反復を避けるため、これらのコンポー
ネントに関しては図1の説明を参照されたい。ここで
は、それぞれの相応のコンポーネントの参照番号は第1
の図に対して相応に異なることを指摘するにとどめる。
【0077】図3には、第3の実施例のサンプルP内の
蛍光染料Fを検出する装置300の概略的な断面図が示
されている。
【0078】検出手段320が変更されており、この検
出手段320に加えてさらなる検出手段325、デカッ
プリング装置330及びこのデカップリング装置330
と関連づけられる別の検出手段340が備えられている
点で、この装置は図1で示される装置と異なっている。
【0079】反復を避けるために、これらの異なる特徴
だけを以下に説明する。残りのコンポーネントに関して
は図1に関する説明を参照されたい。ここでは、それぞ
れの相応のコンポーネントの参照番号は第1の図に対し
て相応に異なることを指摘するにとどめる。
【0080】図3からわかるように、検出手段320に
は、レンズ系及び/又はマスク系321が設けられてい
る。これは放出される蛍光を検出手段上にフォーカシン
グするのに使用される。したがって検出手段の分解能を
この構成によって増大でき、レンズ系及び/又はマスク
系なしで動作する装置と比較して、表面312で使用さ
れるサンプルの数を増加させることができる。さらに検
出手段320がカラーフィルタを有しており、このカラ
ーフィルタは検出すべき蛍光323に適合される。これ
により、蛍光から発生していない光が検出手段320に
入り、誤った測定結果が導出されることが回避される。
【0081】検出手段320に加えて図3に示される実
施例は、前記検出手段320と同じ構造的なデザインを
有する別の検出手段325を含んでいる。
【0082】図3によれば前記検出手段325は、検出
手段320と反対側に、すなわち装置300を上から見
た場合の約180°だけ離れて配置されている。この場
合、180°の角度を制限的に考える必要はない。検出
装置はもちろん相互に異なった角度で配置することもで
きる。
【0083】検出手段325も、蛍光染料によって放出
される蛍光を検出するために設けられている。入射の方
向Rから結合された光と同様、装置300は励起用装置
310内にR’から送出された光を結合させ、この光は
検出手段325の下方のサンプル内の蛍光染料を励起さ
せる。最終的にこの光は検出手段325により検出され
る。
【0084】一方では図3に示される構成は、同じ蛍光
染料の蛍光の検出を可能にする。検出手段320及び3
25は構造的に同じデザインを有しており、そのため測
定時間は50%短縮される。
【0085】しかも検出手段320、325、及び特に
前記装置の前面に設けられるカラーフィルタを適切に選
択することによって、異なった励起状態から生じる同じ
蛍光染料の蛍光を同時に検出することができる。さらに
カラーフィルタ装置と透過された励起光とが設けられ
て、少なくとも1つの別の蛍光染料F’が同時に検出さ
れるようにしてもよい。
【0086】図1に示される実施例と比べて、図3によ
る実施例は付加的にデカップリング装置330を含んで
いる。図3によればこのデカップリング装置は同心のホ
ログラフィック格子形カプラとして実現される。これは
薄膜導波管の外側の境界部に取り付けられている。
【0087】薄膜導波管の周辺部に取り付けられている
この格子形カプラによって、薄膜導波管内に戻り結合さ
れる蛍光の一部を減結合することができる。格子形カプ
ラは放出のスペクトルを分散させ、その結果全ての蛍光
染料の累積スペクトルは、別の有利にはリニアのCCD
検出器340によって、スペクトル的に検出することが
できる。
【0088】第3の実施例では変更された検出手段32
0と、付加的に設けられた別の検出手段325と、デカ
ップリング装置330と、これに関連する検出手段34
0とが1つの実施例として共通に示されているが、これ
らの特徴は相互に独立していることを指摘しておく。さ
らに必要な場合にはこれらの特徴のそれぞれを個々に使
用でき、それぞれの特徴に関連して説明された利点が得
られる。
【0089】図4には、第4の実施例のサンプルP内の
蛍光染料Fを検出する装置400が示されている。
【0090】この装置は図1に示されるものと異なって
いるが、相違点は励起光に結合するのに使用される格子
形カプラ411が、リング形の薄膜導波管416の外側
の境界部上に設けられている点のみである。この実施例
の結果によってはカップリング処理とデカップリング処
理を交換してもよい。
【0091】その他に関しては図4で示される実施例は
図1に示されたものに対応しており、反復を避けるため
に、残りのコンポーネントに関しては図1の説明を参照
されたい。ここではそれぞれの対応するコンポーネント
の参照番号は、それらの第1の図に関して相応に異なる
ことを指摘するにとどめる。
【0092】図5のa、bには、第5の実施例のサンプ
ルP内の蛍光染料Fを検出する装置500の概略的な断
面図と概略的な平面図とが示されている。
【0093】基本的にこの装置は図1で示されるものと
は異なっている。薄膜導波管516とカップリング装置
511とを有する基体517は、軸線に関する回転運動
を行わず、並進運動を行う。
【0094】反復を避けるために、運動の違いから生じ
る特徴だけを以下に説明する。その他に関しては図1に
関連した説明を参照されたい。それぞれの対応するコン
ポーネントの参照番号は、この場合もそれらの第1の図
に関して相応に異なるだけである。
【0095】並進運動が装置500内で実行されるの
で、以前に示された実施例と比較しての決定的な違い
は、励起用装置510の幾何学的配置である。装置51
0は、基体517と、薄膜導波管516と、カップリン
グ装置511とを有している。
【0096】図5のa、bからわかるように、基体51
7は矩形の形状をしている。この基体517はその上に
取り付けられる薄膜導波管516を有している。この薄
膜導波管も矩形の形状である。薄膜導波管516の一方
の側には光カップリング装置511が設けられており、
これはここでもホログラフィック格子として実現される
ことが望ましい。
【0097】励起用装置510は、入射の方向に対して
垂直な方向で入射の方向Rに対する並進運動を行う。検
出手段520は入射の方向に対して固定されている。
【0098】検出手段520が入射Rの方向に対して固
定されているので、先の実施例で説明した検出手段12
0、220、320、420と比較して運動の差異は検
出手段520に何の変化ももたらさない。
【0099】この装置によって実行される並進運動の助
けを得て、蛍光染料510を検出手段520に対して励
起するために、図5のbに矢印Bによって示されている
ように、検出手段520は表面512全体をスキャンす
る。したがって、表面512で使用されるすべてのサン
プルの蛍光を検出することができる。
【0100】さらに前記装置により、図1から図4で説
明された実施例に関連する全ての特徴を共通に、又は別
々に使用することを可能となる。前記特徴とは例えばデ
カップリング装置や前記デカップリング装置と関連する
検出装置であり、これらの検出装置にはレンズ系及び/
又はマスク系、及び/又はカラーフィルタ手段が設けら
れており、検出すべき蛍光に適合されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略的な断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例の概略的な断面図であ
る。
【図3】本発明の3番目の実施例の概略的な断面図であ
る。
【図4】本発明の4番目の実施例の概略的な断面図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例の概略的な断面図と、概
略的な平面図である。
【符号の説明】
100、200、300、400、500 装置 110、210、310、410、510 励起用装置 111、211、311、411、511 カップリン
グ装置 112、212、312、412、512 表面 116、216、316、416、516 薄膜導波管 117、217、317、417、517 基体 120、220、320、325、340、420、5
20 検出装置 330 デカップリング装置

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出すべき蛍光染料(F)を励起する装
    置(110、210、310、410、510)と、検
    出すべき蛍光染料(F)によって放出される蛍光を検出
    する手段(120、220、320、420、520)
    とを有し、 前記励起する装置(110、210、310、4l0、
    510)は、サンプル(P)の使用のために設けられて
    いる表面(112、212、312、412、512)
    と、励起光カップリング装置(111、211、31
    1、411、511)とを有し、 励起光カップリング装置により、予め定められた入射の
    方向(R)からの励起光を前記装置(110、210、
    310、410、510)内に結合することができ、 結合される光のエバネッセントフィールドにより、検出
    すべき蛍光染料(F)が適用されたサンプル(P)内で
    励起可能である、サンプル(P)内の蛍光染料(F)を
    検出する装置(100、200、300、400、50
    0)において、 検出すべき蛍光染料(F)を励起する装置は、サンプル
    (P)の使用される表面(112、212、312、4
    12、512)が入射の方向(R)に対して可動なよう
    に設けられており、 前記表面(112、212、312、412、512)
    の種々のサブセクションにおいて検出すべき蛍光染料
    (F)が励起される、ことを特徴とするサンプル内の蛍
    光染料を検出する装置。
  2. 【請求項2】 前記表面での完全な運動が行われる場
    合、前記表面が完全にスキャンされるように、検出手段
    (120、220、320、420、520)が表面
    (112、212、312、412、512)に対向し
    て配置されている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 検出手段(120、220、320、4
    20、520)にリニアの発光ダイオードアレイ又はC
    CDアレイが設けられている、請求項1又は2記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 検出手段には検出器が設けられており、
    該検出器は特に光電子増倍管であり、該検出器は予め定
    められた表面のスキャン方向に沿ってガイド可能である
    ように構成されている、請求項1又は2記載の装置。
  5. 【請求項5】 検出手段(320)にはレンズ系及び/
    又はマスク系(321)が設けられている、請求項1か
    ら4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 検出手段(320)には、該手段によっ
    て検出すべき蛍光の波長に適合調整されたカラーフィル
    タ手段(322)が設けられている、請求項1から5ま
    でのいずれか1項記載の装置。
  7. 【請求項7】 検出すべき蛍光染料(F)を励起する装
    置(110、210、310、410)は、表面(11
    2、212、312、412)が入射の方向(R)に対
    して回転運動(D)を行うように構成されている、請求
    項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】 表面(112、212、312、41
    2)は回転対称であって、特に円形のリング状の表面で
    ある、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの別の蛍光を検出する手
    段(325)が設けられており、前記蛍光は検出すべき
    蛍光染料(F)によって放出されるか、又は別の蛍光染
    料(F’)によって放出される、請求項7又は8記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 第1の検出手段(320)と、別の各
    検出手段(325)とは、表面に対して平行に、かつ相
    互に対して予め定められた角度で配置されている、請求
    項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 請求項3に関連して、1つ又は複数の
    リニアの発光ダイオードアレイ、又は1つ又は複数のC
    CDアレイは実質的に半径の方向に指向されている、請
    求項8から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】 請求項4に関連して、実質的に半径方
    向の表面スキャン方向へガイドできるように、1つ又は
    複数の検出器が設けられている、請求項8から10まで
    のいずれか1項に記載の装置。
  13. 【請求項13】 表面(520)が入射の方向(R)に
    対して並進運動(T)を行うように、検出すべき蛍光染
    料(F)を励起する装置(510)が設けられている、
    請求項1から6までのいずれか1項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 表面(520)が実質的に矩形であ
    る、請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 請求項3に関連して、線形の発光ダイ
    オードアレイ又はCCDアレイは並進運動の方向に対し
    て実質的に垂直に指向されている、請求項14記載の装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項4に関連して、検出器は表面ス
    キャンでの並進運動のに対して実質的に垂直にガイドで
    きる、請求項14記載の装置。
  17. 【請求項17】 検出手段(120、220、320、
    325、420、520)と表面(112、212、3
    12、412、512)の運動とが同期されており、そ
    れにより表面上の各ロケーションは検出装置の検出結果
    と相関している、請求項1から16までのいずれか1項
    記載の装置。
  18. 【請求項18】 励起光カップリング装置(111、3
    11、411、511)が表面に対して固定されるよう
    に設けられている、請求項1から17までのいずれか1
    項記載の装置。
  19. 【請求項19】 励起光カップリング装置(211)が
    入射の方向に対して固定されるように設けられている、
    請求項1から18までのいずれか1項記載の装置。
  20. 【請求項20】 励起光カップリング装置(111、3
    11、411、511)が格子形カプラの形で設けられ
    ている、請求項19又は20記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記格子形カプラがホログラフィック
    格子の形で設けられている、請求項20記載の装置。
  22. 【請求項22】 励起光カップリング装置(211)が
    鏡の形で設けられている、請求項19又は20記載の装
    置。
  23. 【請求項23】 検出すべき蛍光染料を励起する装置
    (110、210、310、410、510)が薄膜導
    波管(116、216、316、416、516)を有
    しており、該薄膜導波管は基体(117、217、31
    7、417、517)上に設けられている、請求項1か
    ら22までのいずれか1項記載の装置。
  24. 【請求項24】 励起光カップリング装置が、検出すべ
    き蛍光染料を励起させる光を、励起光が薄膜導波管(1
    16、216、316、416、516)を通ってその
    表面に平行に伝導されるように薄膜導波管(116、2
    16、316、416、516)に結合する、請求項2
    3記載の装置。
  25. 【請求項25】 光の1つのモードだけが前記薄膜導波
    管(116、216、316、416、516)の表面
    に平行に伝播されるように、励起光が結合される仕方で
    薄膜導波管(116、216、316、416、51
    6)が実現される、請求項24記載の装置。
  26. 【請求項26】 検出すべき蛍光染料を励起する装置に
    はガラスプレートが設けられている、請求項1から22
    までのいずれか1項記載の装置。
  27. 【請求項27】 励起光カップリング装置は、検出すべ
    き蛍光染料を励起させる光を、前記光がガラスプレート
    を通って全反射率の角度で伝導されるようにガラスプレ
    ート内に結合する、請求項26記載の装置。
  28. 【請求項28】 励起装置内へ戻り結合する蛍光をデカ
    ップリングするデカップリング装置(330)と、前記
    蛍光を検出する手段(340)とが設けられている、請
    求項1から27までのいずれか1項記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記デカップリング装置(330)が
    格子形カプラの形で、特にホログラフィック格子形カプ
    ラの形で設けられている、請求項28記載の装置。
  30. 【請求項30】 検出手段は検出器と、高反射率の内部
    表面を有する中空のスペースと、励起装置に対向して設
    けられた第1の開口と、検出器に対向して設けられた第
    2の開口とを有している、請求項1から29までのいず
    れか1項記載の装置。
  31. 【請求項31】 検出器が光電子増倍管装置の形で設け
    られている、請求項30記載の装置。
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