JPH11325988A - 渦流量計 - Google Patents
渦流量計Info
- Publication number
- JPH11325988A JPH11325988A JP13907898A JP13907898A JPH11325988A JP H11325988 A JPH11325988 A JP H11325988A JP 13907898 A JP13907898 A JP 13907898A JP 13907898 A JP13907898 A JP 13907898A JP H11325988 A JPH11325988 A JP H11325988A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vortex
- measured
- fluid
- vortex generating
- reducing means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低レイノルズ数領域の精度が向上された渦流
量計を提供する。 【解決手段】 測定管路に挿入された柱状の渦発生体に
より発生するカルマン渦周波数を検出して流量を測定す
る渦流量計において、前記渦発生体の両端部に測定管路
中心方向に突出して設けられ前記測定管路内の流速分布
の速度勾配を小さくする速度勾配減少手段を具備したこ
とを特徴とする渦流量計である。
量計を提供する。 【解決手段】 測定管路に挿入された柱状の渦発生体に
より発生するカルマン渦周波数を検出して流量を測定す
る渦流量計において、前記渦発生体の両端部に測定管路
中心方向に突出して設けられ前記測定管路内の流速分布
の速度勾配を小さくする速度勾配減少手段を具備したこ
とを特徴とする渦流量計である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低レイノルズ数領
域の精度が向上された渦流量計に関するものである。
域の精度が向上された渦流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、例えば、特開平8−10577
3号(特願平6−239794号)に示されている。
従来例の構成説明図で、例えば、特開平8−10577
3号(特願平6−239794号)に示されている。
【0003】測定管路1は、測定流体FLoが流れる管
路である。渦発生体2は、測定管路1に挿入され、柱状
をなす。この場合は、三角形断面を有する。
路である。渦発生体2は、測定管路1に挿入され、柱状
をなす。この場合は、三角形断面を有する。
【0004】以上の構成において、測定流体FLoが、
測定管路1に流されると、カルマン渦が発生し、測定流
体FLoの流速に比例して、渦発生周波数が変化する。
この渦発生周波数を測定することにより、測定流体FL
oの流量が、測定される。
測定管路1に流されると、カルマン渦が発生し、測定流
体FLoの流速に比例して、渦発生周波数が変化する。
この渦発生周波数を測定することにより、測定流体FL
oの流量が、測定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、低レイノルズ数域(Re<2×10
4)において、図6に示す如く、ストローハル数Stの
偏差がプラス側に大きくなると言う特性を有する。
な装置においては、低レイノルズ数域(Re<2×10
4)において、図6に示す如く、ストローハル数Stの
偏差がプラス側に大きくなると言う特性を有する。
【0006】図6において、横軸はレイノルズ数Re、
縦軸はストローハル数Stを示す。図6は、第4回 流
体計測シンポジゥム予稿集 P6のFIG・3 昭和6
2年1月26日・27日開催に示されている。
縦軸はストローハル数Stを示す。図6は、第4回 流
体計測シンポジゥム予稿集 P6のFIG・3 昭和6
2年1月26日・27日開催に示されている。
【0007】従って、低レイノルズ数域(Re<2×1
04)において、測定精度が悪くなると言う問題点が有
った。これは、低レイノルズ数域(Re<2×104)
では、測定管路10内の測定流体FLoの流速分布の速
度勾配が大きくなることから、渦発生体12の軸方向の
渦周波数が不均一となり、中心周波数が高くなるためで
ある。
04)において、測定精度が悪くなると言う問題点が有
った。これは、低レイノルズ数域(Re<2×104)
では、測定管路10内の測定流体FLoの流速分布の速
度勾配が大きくなることから、渦発生体12の軸方向の
渦周波数が不均一となり、中心周波数が高くなるためで
ある。
【0008】本発明は、この問題点を解決するものであ
る。本発明の目的は、低レイノルズ数領域の精度が向上
された渦流量計を提供するにある。
る。本発明の目的は、低レイノルズ数領域の精度が向上
された渦流量計を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、 (1)測定管路に挿入された柱状の渦発生体により発生
するカルマン渦周波数を検出して流量を測定する渦流量
計において、前記渦発生体の両端部に測定管路中心方向
に突出して設けられ前記測定管路内の流速分布の速度勾
配を小さくする速度勾配減少手段を具備したことを特徴
とする渦流量計。 (2)前記速度勾配減少手段として前記渦発生体の両端
部に測定管路中心方向に突出して設けられた端板と、こ
の端板の上下流端側にそれぞれ設けられ測定流体の圧力
損失を減ずるテーパー部とを具備したことを特徴とする
(1)記載の渦流量計。 (3)前記テーパー部が前記測定管路中心軸方向に流線
形をなすことを特徴とする(2)記載の渦流量計。を構
成したものである。
に、本発明は、 (1)測定管路に挿入された柱状の渦発生体により発生
するカルマン渦周波数を検出して流量を測定する渦流量
計において、前記渦発生体の両端部に測定管路中心方向
に突出して設けられ前記測定管路内の流速分布の速度勾
配を小さくする速度勾配減少手段を具備したことを特徴
とする渦流量計。 (2)前記速度勾配減少手段として前記渦発生体の両端
部に測定管路中心方向に突出して設けられた端板と、こ
の端板の上下流端側にそれぞれ設けられ測定流体の圧力
損失を減ずるテーパー部とを具備したことを特徴とする
(1)記載の渦流量計。 (3)前記テーパー部が前記測定管路中心軸方向に流線
形をなすことを特徴とする(2)記載の渦流量計。を構
成したものである。
【0010】
【作用】以上の構成において、測定流体が、測定管路に
流されると、渦発生体によりカルマン渦が発生し、測定
流体の流速に比例して、渦発生周波数が変化する。この
渦発生周波数を測定することにより、測定流体の流量
が、測定される。以下、実施例に基づき詳細に説明す
る。
流されると、渦発生体によりカルマン渦が発生し、測定
流体の流速に比例して、渦発生周波数が変化する。この
渦発生周波数を測定することにより、測定流体の流量
が、測定される。以下、実施例に基づき詳細に説明す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の要部構
成説明図、図2は図1の平面図、図3は図1のA−A断
面図、図4は図1の動作説明図である。図において、図
5と同一記号の構成は同一機能を表わす。
成説明図、図2は図1の平面図、図3は図1のA−A断
面図、図4は図1の動作説明図である。図において、図
5と同一記号の構成は同一機能を表わす。
【0012】以下、図5と相違部分のみ説明する。速度
勾配減少手段11は、渦発生体2の両端部に、測定管路
1の中心方向に突出して設けられ、測定管路1内の流速
分布の速度勾配を小さくする。
勾配減少手段11は、渦発生体2の両端部に、測定管路
1の中心方向に突出して設けられ、測定管路1内の流速
分布の速度勾配を小さくする。
【0013】この場合は、速度勾配減少手段11とし
て、渦発生体2の両端部に測定管路1の管路中心方向に
突出して設けられた端板111と、端板111の上下流
端側にそれぞれ設けられたテーパー部112とを有す
る。テーパー部112は、測定流体の圧力損失を減ず
る。
て、渦発生体2の両端部に測定管路1の管路中心方向に
突出して設けられた端板111と、端板111の上下流
端側にそれぞれ設けられたテーパー部112とを有す
る。テーパー部112は、測定流体の圧力損失を減ず
る。
【0014】具体的には、図1,図2に示す如く、渦発
生体2の測定管路1との固定部両端に厚さt=D/10
の端板111が設けられる。ここで、Dは測定管路1の
内径である。
生体2の測定管路1との固定部両端に厚さt=D/10
の端板111が設けられる。ここで、Dは測定管路1の
内径である。
【0015】端板111とテーパー部112との長さL
=2Dとして、端板111の上下流端側に、テーパー部
112がそれぞれ設けられる。
=2Dとして、端板111の上下流端側に、テーパー部
112がそれぞれ設けられる。
【0016】以上の構成において、測定流体FLoが、
測定管路1に流されると、渦発生体2により カルマン
渦が発生し、測定流体FLoの流速に比例して、渦発生
周波数が変化する。この渦発生周波数を測定することに
より、測定流体FLoの流量が、測定される。
測定管路1に流されると、渦発生体2により カルマン
渦が発生し、測定流体FLoの流速に比例して、渦発生
周波数が変化する。この渦発生周波数を測定することに
より、測定流体FLoの流量が、測定される。
【0017】しかして、このような渦流量計では、図4
に示す如く、低レイノルズ数域(Re<2×104)で
のストローハル数Stの偏差が、図5従来例に比して小
さくなる。
に示す如く、低レイノルズ数域(Re<2×104)で
のストローハル数Stの偏差が、図5従来例に比して小
さくなる。
【0018】この結果、渦流量計の精度保証範囲、例え
ば、±1%以内の下限を、従来のレイノルズ数Re=2
×104から、レイノルズ数Re≒1×104に拡大する
ことが可能となる。すなわち、低レイノルズ数域(Re
<2×104)での精度を向上することが出来る渦流量
計が得られる。
ば、±1%以内の下限を、従来のレイノルズ数Re=2
×104から、レイノルズ数Re≒1×104に拡大する
ことが可能となる。すなわち、低レイノルズ数域(Re
<2×104)での精度を向上することが出来る渦流量
計が得られる。
【0019】なお、端板111の突出量は、僅かであ
り、また、テーパー部112が設けられたので、速度勾
配減少手段11による圧力損失の増加は、抑える事が出
来る。具体的一例としては、例えば、±2%以内に圧力
損失を抑える事が出来る。
り、また、テーパー部112が設けられたので、速度勾
配減少手段11による圧力損失の増加は、抑える事が出
来る。具体的一例としては、例えば、±2%以内に圧力
損失を抑える事が出来る。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1によれば、低レイノルズ数域(Re<2×1
04)での精度を、向上することが出来る渦流量計が得
られる。
求項1によれば、低レイノルズ数域(Re<2×1
04)での精度を、向上することが出来る渦流量計が得
られる。
【0021】本発明の請求項2によれば、テーパー部が
設けられたので、速度勾配減少手段による圧力損失の増
加を小さく抑える事が出来る渦流量計が得られる。
設けられたので、速度勾配減少手段による圧力損失の増
加を小さく抑える事が出来る渦流量計が得られる。
【0022】本発明の請求項3によれば、テーパー部が
測定管路中心軸方向に流線形をなすようにしたので、更
に、確実に、速度勾配減少手段による圧力損失の増加を
小さく抑える事が出来る渦流量計が得られる。
測定管路中心軸方向に流線形をなすようにしたので、更
に、確実に、速度勾配減少手段による圧力損失の増加を
小さく抑える事が出来る渦流量計が得られる。
【0023】従って、本発明によれば、低レイノルズ数
領域の精度が向上された渦流量計を実現することが出来
る。
領域の精度が向上された渦流量計を実現することが出来
る。
【図1】本発明の一実施例の要部斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1の動作説明図である。
【図5】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
明図である。
【図6】図5の変換部の要部構成説明図である。
1 測定管路 2 渦発生体 11 速度勾配減少手段 111 端板 112 テーパー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 敏彦 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】測定管路に挿入された柱状の渦発生体によ
り発生するカルマン渦周波数を検出して流量を測定する
渦流量計において、 前記渦発生体の両端部に測定管路中心方向に突出して設
けられ前記測定管路内の流速分布の速度勾配を小さくす
る速度勾配減少手段を具備したことを特徴とする渦流量
計。 - 【請求項2】前記速度勾配減少手段として前記渦発生体
の両端部に測定管路中心方向に突出して設けられた端板
と、 この端板の上下流端側にそれぞれ設けられ測定流体の圧
力損失を減ずるテーパー部とを具備したことを特徴とす
る請求項1記載の渦流量計。 - 【請求項3】前記テーパー部が前記測定管路中心軸方向
に流線形をなすことを特徴とする請求項2記載の渦流量
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13907898A JPH11325988A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 渦流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13907898A JPH11325988A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 渦流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11325988A true JPH11325988A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15236979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13907898A Pending JPH11325988A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 渦流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11325988A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004191173A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Saginomiya Seisakusho Inc | 渦流量計 |
CN109945934A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-28 | 合肥精大仪表股份有限公司 | 一种智能流量计 |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP13907898A patent/JPH11325988A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004191173A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Saginomiya Seisakusho Inc | 渦流量計 |
CN109945934A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-28 | 合肥精大仪表股份有限公司 | 一种智能流量计 |
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