JPH0642178Y2 - 渦流量計 - Google Patents
渦流量計Info
- Publication number
- JPH0642178Y2 JPH0642178Y2 JP1989079741U JP7974189U JPH0642178Y2 JP H0642178 Y2 JPH0642178 Y2 JP H0642178Y2 JP 1989079741 U JP1989079741 U JP 1989079741U JP 7974189 U JP7974189 U JP 7974189U JP H0642178 Y2 JPH0642178 Y2 JP H0642178Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vortex
- vortex generator
- flowmeter
- flow rate
- generator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、管路の中に渦発生体を配置しこの管路の中に
流れる流体の流量に対応してこの渦発生体から放出され
る渦列の周波数から管路に流れる流量を求める渦流量計
に係り、低流量域まで直線性が良好な渦流量計に関する
ものである。
流れる流体の流量に対応してこの渦発生体から放出され
る渦列の周波数から管路に流れる流量を求める渦流量計
に係り、低流量域まで直線性が良好な渦流量計に関する
ものである。
<従来の技術> 第3図は従来の渦流量計の構成を示す縦断面図である。
10は測定流体の流量Qを流すための矩形状の管路であ
り、その両端は肉厚とされフランジ部11、12を形成して
いる。この管路10のフランジ部11、12の各端面からそれ
ぞれ寸法L1と寸法L2の位置に、渦発生体13が管路10の直
径方向にその上流論13Aが上流側になるように、配置さ
れている。
り、その両端は肉厚とされフランジ部11、12を形成して
いる。この管路10のフランジ部11、12の各端面からそれ
ぞれ寸法L1と寸法L2の位置に、渦発生体13が管路10の直
径方向にその上流論13Aが上流側になるように、配置さ
れている。
この管路10は相手配管14、15のフランジ16、17の間に挿
入され、図示しないボルトで締め付けられて固定されて
いる。
入され、図示しないボルトで締め付けられて固定されて
いる。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来の渦流量計では、一般に
低流量ではストロハル数が変化するために、測定出力と
流量の直線性が悪化する。
低流量ではストロハル数が変化するために、測定出力と
流量の直線性が悪化する。
本考案は、この問題点を解決するためのものである。
本考案の目的は、低流量域まで直線性が良好な渦流量計
を提供するにある。
を提供するにある。
<課題を解決するための手段> この目的を達成するために、本考案は、管路の一部に渦
発生体を設けこの渦発生体から放出される渦列の周波数
から前記管路に流れる流体の流量を求める渦流量計にお
いて、 前記渦発生体の後端位置に対応する前記管路の内面部分
に前記流体を拡大する拡大部を設け、渦発生を安定化す
ることを特徴とする渦流量計を構成したものである。
発生体を設けこの渦発生体から放出される渦列の周波数
から前記管路に流れる流体の流量を求める渦流量計にお
いて、 前記渦発生体の後端位置に対応する前記管路の内面部分
に前記流体を拡大する拡大部を設け、渦発生を安定化す
ることを特徴とする渦流量計を構成したものである。
<作用> 以上の構成において、渦発生体の後端付近に位置する管
路に形成された拡大部により測定流体が拡大され、拡大
部に生じた渦との相互作用により渦発生が安定化される
ので、低流量領域までストロハルス数が安定になる。
路に形成された拡大部により測定流体が拡大され、拡大
部に生じた渦との相互作用により渦発生が安定化される
ので、低流量領域までストロハルス数が安定になる。
<実施例> 第1図は本考案の一実施例の要部構成説明図である。
相手配管14、15の間には矩形状の管路18が挿入固定され
ている。この管路18はその両端に肉厚のフランジ部19、
20が形成され、さらにこの管路18の内面の渦発生体の後
端付近に位置する内面部分には上流側に対して段差△2
を持つ拡大部21が形成されている。
ている。この管路18はその両端に肉厚のフランジ部19、
20が形成され、さらにこの管路18の内面の渦発生体の後
端付近に位置する内面部分には上流側に対して段差△2
を持つ拡大部21が形成されている。
管路18の上流側には台形状の渦発生体13が管路18の直径
方向に固定されている。
方向に固定されている。
この場合、渦発生体13の幅と管路18の直径との比率が約
0.42である。段差の拡大率は約1.1である。
0.42である。段差の拡大率は約1.1である。
一般に、渦流量計は、渦周波数fと流速vとが、ストロ
ハル数Stが一定の条件で、且つdを渦発生体の幅とする
と、 f=Stv/d の式で示される関係を持つことを原理としているが、渦
発生体13の下流側に生じる渦の安定性は渦発生体13の下
流側の圧力分布に依存するので、この渦周波数fは下流
側の相手配管15の段差△1の違い等により誤差を発生す
る。
ハル数Stが一定の条件で、且つdを渦発生体の幅とする
と、 f=Stv/d の式で示される関係を持つことを原理としているが、渦
発生体13の下流側に生じる渦の安定性は渦発生体13の下
流側の圧力分布に依存するので、この渦周波数fは下流
側の相手配管15の段差△1の違い等により誤差を発生す
る。
しかしながら、第1図に示す構成によれば渦発生体の後
端付近に拡大部21を設けているので、この拡大部21部分
に発生する渦とその相互作用により、渦発生の安定性を
決める。
端付近に拡大部21を設けているので、この拡大部21部分
に発生する渦とその相互作用により、渦発生の安定性を
決める。
つまり、渦発生体13を渦流量計の上流部に配置し、渦発
生体13の後端付近に拡大部21を設けることによって、低
流量域まで直線性が良好な渦流量計を実現することがで
きる。
生体13の後端付近に拡大部21を設けることによって、低
流量域まで直線性が良好な渦流量計を実現することがで
きる。
第2図に渦発生体13の幅が8.4mmの場合のストロはハル
数stとレイノルズ数Reとの関係を示す。
数stとレイノルズ数Reとの関係を示す。
第2図のおいて、Aは拡大部21が無い場合。
Bは渦発生体13の後端より下流15mmの位置付近に拡大部
を設けた場合。Cは渦発生体13の後端より下流1mmの位
置付近に拡大部を設けた場合。Dは渦発生体13の後端よ
り上流4mmの位置付近に拡大部を設けた場合を示す。
を設けた場合。Cは渦発生体13の後端より下流1mmの位
置付近に拡大部を設けた場合。Dは渦発生体13の後端よ
り上流4mmの位置付近に拡大部を設けた場合を示す。
なお、前述の実施例においては、管路は矩形状のものに
ついて説明したが、これに限ることはなく、例えば、円
筒状でも良い。
ついて説明したが、これに限ることはなく、例えば、円
筒状でも良い。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案は、管路の一部に渦発生体
を設けこの渦発生体から放出される渦列の周波数から前
記管路に流れる流体の流量を求める渦流量計において、 前記渦発生体の後端位置に対応する前記管路の内面部分
に前記流体を拡大する拡大部を設け、渦発生を安定化す
ることを特徴とする渦流量計を構成した。
を設けこの渦発生体から放出される渦列の周波数から前
記管路に流れる流体の流量を求める渦流量計において、 前記渦発生体の後端位置に対応する前記管路の内面部分
に前記流体を拡大する拡大部を設け、渦発生を安定化す
ることを特徴とする渦流量計を構成した。
この結果、渦発生体を渦流量計の上流部に配置し、渦発
生体の後端位置に対応する前記管路の内面部分に前記流
体を拡大する拡大部を設けることによって、低流量域ま
で直線性が良好な渦流量計が得られる。
生体の後端位置に対応する前記管路の内面部分に前記流
体を拡大する拡大部を設けることによって、低流量域ま
で直線性が良好な渦流量計が得られる。
特に、渦発生においては、渦発生体の後端位置の環境条
件が重要であり、この点に着目して本考案は考案された
ものである。
件が重要であり、この点に着目して本考案は考案された
ものである。
従って、本考案によれば、低流量域まで直線性が良好な
渦流量計を実現することが出来る。
渦流量計を実現することが出来る。
第1図は本考案の一実施例の構成を示す縦断面図、第2
図は第1図の効果説明図、第3図は従来の渦流量計の構
成を示す縦断面図である。 13……渦発生体、14、15……相手配管、16、17……フラ
ンジ、18……管路、19、20……フランジ部、21……拡大
部。
図は第1図の効果説明図、第3図は従来の渦流量計の構
成を示す縦断面図である。 13……渦発生体、14、15……相手配管、16、17……フラ
ンジ、18……管路、19、20……フランジ部、21……拡大
部。
Claims (1)
- 【請求項1】管路の一部に渦発生体を設けこの渦発生体
から放出される渦列の周波数から前記管路に流れる流体
の流量を求める渦流量計において、 前記渦発生体の後端位置に対応する前記管路の内面部分
に前記流体を拡大する拡大部を設け、渦発生を安定化す
ることを特徴とする渦流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989079741U JPH0642178Y2 (ja) | 1989-07-06 | 1989-07-06 | 渦流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989079741U JPH0642178Y2 (ja) | 1989-07-06 | 1989-07-06 | 渦流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319916U JPH0319916U (ja) | 1991-02-27 |
JPH0642178Y2 true JPH0642178Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31624174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989079741U Expired - Lifetime JPH0642178Y2 (ja) | 1989-07-06 | 1989-07-06 | 渦流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642178Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012507709A (ja) * | 2008-10-29 | 2012-03-29 | ローズマウント インコーポレイテッド | 後方に向いた表面に溝を持つ渦流量計ボディ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5034568A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-04-02 | ||
JPS5036775A (ja) * | 1973-08-01 | 1975-04-07 |
-
1989
- 1989-07-06 JP JP1989079741U patent/JPH0642178Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5034568A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-04-02 | ||
JPS5036775A (ja) * | 1973-08-01 | 1975-04-07 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012507709A (ja) * | 2008-10-29 | 2012-03-29 | ローズマウント インコーポレイテッド | 後方に向いた表面に溝を持つ渦流量計ボディ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0319916U (ja) | 1991-02-27 |
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