JPH11325702A - 貯蔵庫の排水蒸発構造 - Google Patents

貯蔵庫の排水蒸発構造

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JPH11325702A
JPH11325702A JP13551398A JP13551398A JPH11325702A JP H11325702 A JPH11325702 A JP H11325702A JP 13551398 A JP13551398 A JP 13551398A JP 13551398 A JP13551398 A JP 13551398A JP H11325702 A JPH11325702 A JP H11325702A
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JP
Japan
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storage
cooler
cooling
heating device
drain pan
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Application number
JP13551398A
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English (en)
Inventor
Saki Takeuchi
佐紀 竹内
Shigekazu Kondo
滋計 近藤
Toshikatsu Takagi
敏克 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵庫の高さ寸法を小さくすると共に、見栄
えを良くする。 【解決手段】 断熱箱体14を構成する外装板12に、
冷却器20が収納される冷却器用収納箱18が配設され
る。冷却器用収納箱18の前側の外装板12に、冷却ユ
ニット22が配置される。冷却ユニット22のベース2
5の下方に臨む外装板12に、矩形状の凹部30が形成
される。凹部30に、ヒータパネル31が収納配置され
る。ヒータパネル31の上側に、冷却器20から生ずる
除霜水を貯留するドレンパン32が載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本体に内部画成
した収納室を冷却するための冷却器等を備える冷却ユニ
ットを本体上部に配置した貯蔵庫において、除霜運転等
により冷却器から発生した排水を、加熱装置により強制
蒸発させるよう構成した貯蔵庫の排水蒸発構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】食材を冷却貯蔵する貯蔵庫では、内装板
と外装板との間に断熱材を配設した断熱箱体の内部に、
食材を収納する収納室を内部画成すると共に、圧縮機や
凝縮器および冷却器等を備える冷却ユニットを断熱箱体
の上部に配置し、該冷却ユニットによって収納室を冷却
するよう構成されている。このような貯蔵庫では、前記
冷却器の運転を継続すると該冷却器の表面に霜が層状に
成長し、該霜が冷却能力を低下させてしまうため、冷却
器での着霜量が所定値を越えた場合は、この冷却器での
冷却を停止して除霜運転が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記貯蔵庫では、断熱
箱体の下部にドレンパンを配設し、除霜運転により霜を
除去することで発生した除霜水を、断熱箱体の背面側の
断熱材中に配設した排水管を介して箱体下部のドレンパ
ンに案内するよう構成されている。またドレンパンの下
面にヒータ等の加熱装置を配設し、該ドレンパンに集め
た除霜水を強制的に蒸発させるようになっている。この
場合において、断熱箱体の下部にドレンパンおよび加熱
装置を配設するため、断熱箱体の底面と据付け床面との
間を大きく離間させる必要を生じ、貯蔵庫全体の高さ寸
法が必然的に大きくなる不都合がある。また断熱箱体の
下部からドレンパンや加熱装置が露出し、見栄えが劣る
難点も指摘される。更には、除霜水をドレンパンに案内
する排水管が長くなり、配管作業が煩雑になると共にコ
ストが嵩む欠点もある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、貯蔵庫の高さ寸法を小さくし得る
と共に、外観の見栄えが劣ることのない貯蔵庫の排水蒸
発構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、収納室を内部画成した
本体の上部に、前記収納室を冷却するための冷却器等を
備える冷却ユニットを配置した貯蔵庫において、前記本
体の上部に形成した凹部に加熱装置を収納配置し、前記
加熱装置と冷却ユニットとの間に、前記冷却器から生ず
る排水を貯留するドレンパンを配置し、前記加熱装置に
よりドレンパンを加熱して排水を強制蒸発させるよう構
成したことを特徴とする。
【0006】前記課題を克服し、所期の目的を達成する
ため本願の別の発明は、収納室を内部画成した本体の上
部に、前記収納室を冷却するための冷却器等を備える冷
却ユニットを配置した貯蔵庫において、前記冷却ユニッ
トの下方に臨む本体に加熱装置を埋設し、前記加熱装置
と冷却ユニットとの間に、前記冷却器から生ずる排水を
貯留するドレンパンを配置し、前記加熱装置によりドレ
ンパンを加熱して排水を強制蒸発させるよう構成したこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る貯蔵庫の排水
蒸発構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参
照しながら以下説明する。図1は、実施例に係る排水蒸
発構造が採用される貯蔵庫の要部を分解状態で示す概略
斜視図であり、図2は、貯蔵庫の縦断正面図である。図
に示す貯蔵庫10は、内装板11、外装板12およびそ
の間に配設されるウレタン等の発泡断熱材13からなる
本体としての断熱箱体14の内部に、食材を収納する2
つの収納室15,16が上下の関係で画成されている。
図6に示す如く、断熱箱体14の各収納室15,16と
対応する前部に開口部17,17が形成されると共に、
該断熱箱体14の前面には開口部17,17を開閉自在
に閉成する扉(図示せず)が配設してある。なお実施例の
貯蔵庫10では、上側の上部収納室15が冷蔵室として
機能し、下側の下部収納室16が冷凍室として機能する
よう設定される。
【0008】前記断熱箱体14を構成する外装板12に
おける外部天面には、図5に示す如く、その後側部分に
冷却器用収納箱18が配設され、該収納箱18に内部画
成した冷却室19は、前記上下の収納室15,16と後
述する各種通路を介して連通するよう構成される。冷却
器用収納箱18の冷却室19には、該収納箱18の前面
に形成した開口部18aから出入れ自在に冷却器20が
収納されるようになっており、該冷却器20に冷媒を循
環供給することにより、前記収納室15,16を冷却す
るよう構成される。また冷却器用収納箱18の前方に臨
む外装板12上に、コ字状のヘッドパネル21がその開
放端を下向きとした姿勢で配設され、該ヘッドパネル2
1内に冷却ユニット22が収納される機械室23を画成
するよう構成している。
【0009】前記断熱箱体14を構成する外装板12に
おける外部天面には、前記ヘッドパネル21で画成され
る機械室23に臨む部分に、前後方向に延在する一対の
ガイドレール24,24が、幅方向に所定間隔離間して
平行に配設固定され、このガイドレール24,24に冷
却ユニット22が前後方向に摺動自在に載置されてい
る。この冷却ユニット22は、図3および図4に示す如
く、ガイドレール24,24に摺動自在に載置された矩
形状のベース25の上面に、凝縮器26、冷却ファン2
7および圧縮機28が幅方向に並ぶように配設される。
またベース25の後端に、所要高さの冷却室カバー29
が配設され、該カバー29は、冷却ユニット22を機械
室23に収納した際に、前記冷却器用収納箱18の開口
部18aを閉成するよう構成される(図5参照)。また冷
却室カバー29の裏面(冷却室19を指向する面)に冷却
器20が取付けられており、この冷却器20には、凝縮
器26や圧縮機28等からなる冷凍系から冷媒が循環供
給されるようになっている。そして、機械室23に対し
て冷却ユニット22を出入れすることにより、冷却器2
0が冷却器用収納箱18の冷却室19に対して出入れさ
れる。なお、前記ベース25の前端には上方に折曲した
取手部25aが形成され(図1参照)、該取手部25aを
介して冷却ユニット22の出入れが行なわれる。また実
施例では、冷却ユニット22における配管を後側に配置
することで、冷却ファン27の交換を前側から楽に行な
い得るよう構成してある。
【0010】前記ベース25は、図4に示す如く、その
底面と外装板12の外部天面との間に所定の空間が画成
されるよう構成され、この空間部分に臨む外装板12に
矩形状の凹部30が形成されている。この凹部30に、
加熱装置としてのヒータパネル31が収納配置されると
共に、該ヒータパネル31の上側にドレンパン32が載
置され、ドレンパン32をヒータパネル31で加熱し得
るよう構成してある。なおドレンパン32は、ベース2
5の前面に形成されるゲート口25bを介して前側に引
出し得るようになっている。またヒータパネル31によ
り外装板12が加熱されるので、凹部30が形成される
位置の発泡断熱材13内に、断熱性の高い真空断熱構造
を採用することが推奨される。
【0011】前記冷却器用収納箱18には、図1に示す
如く、後述する除霜運転によって冷却器20から生ずる
除霜水(排水)を、前記ドレンパン32に案内する排水管
33が、開口18aの下方に配設されている。すなわ
ち、排水管33を介してドレンパン32に案内されて貯
留される除霜水は、前記ヒータパネル31によりドレン
パン32が加熱されることで強制的に蒸発されるよう構
成される。なお、冷却器20には除霜検知サーミスタT
が配設され(図8参照)、該サーミスタThによる
設定温度の検出によって、冷却器20に配設した図示し
ないヒータに通電して冷却器20に付着した霜を融解す
る除霜運転を行なうよう構成してある。
【0012】前記凝縮器26は、図4に示すように、ベ
ース25の上面に配設した洗浄皿34の内部に配置さ
れ、該凝縮器26を水等で洗浄した際の洗浄水を、該洗
浄皿34で一旦受けるようにしている。また洗浄皿34
およびベース25には、前記ドレンパン32の上方に臨
む位置に抜穴25c,34aが穿設され、洗浄皿34に
受けられた洗浄水は、抜穴25c,34aを介してドレ
ンパン32に回収するよう構成してある。なお、ドレン
パン32が洗浄水で満杯になった場合は、該ドレンパン
32をベース25の下方から引出し、溜った洗浄水を外
部に排出することができる。
【0013】前記ヘッドパネル21の前面に着脱自在に
配設されて機械室23の前面を被蓋するフロントパネル
35には、図1に示す如く、凝縮器26の前面に対応す
る位置に外部空気の吸込口35aが形成されている。ま
た、ヘッドパネル21におけるフロントパネル35の配
設位置より上側の前面に、内部空気の吹出口21aが形
成され、前記冷却ファン27の運転により吸込口35a
から機械室23に吸込まれた外部空気は、凝縮器26お
よび圧縮機28を冷却した後に吹出口21aから外部に
吹出されるようになっている。
【0014】前記ベース25における冷却ファン27と
圧縮機28との間に、図4に示す如く、冷却ファン27
に向けて上方傾斜するルーバ36が配設されると共に、
該ルーバ36の下方には上下に貫通する切欠部25dが
形成されている。すなわち、凝縮器26と熱交換して温
度上昇した空気の一部を、ルーバ36および切欠部25
dを介してベース下方のドレンパン32に向けて供給
し、該空気によってドレンパン32に貯留されている除
霜水の蒸発を促進させるようになっている。なお、圧縮
機28の下方に臨むベース25に多数の長孔25eが形
成され、ドレンパン32に接触した後の空気は、長孔2
5eを介して機械室23の上部に流れて前記吹出口21
aから外部に吹出される。
【0015】前記冷却器用収納箱18には、図6に示す
如く、冷却室19に後側上部で連通すると共に、収納箱
底面で開口する冷気吐出路37が形成され、前記冷却器
20で冷却された冷気は、冷気吐出路37を介して冷却
器用収納箱18の下方に吹出されるよう構成してある。
また冷却器用収納箱18の底部中央には、冷却室19に
連通する上部用冷気吸込路38が形成され、該吸込路3
8は冷却器用収納箱18の底面で開口している。更に、
上部用冷気吸込路38を挟む幅方向両側に、冷却室19
に連通する下部用冷気吸込路39,39が形成され、両
吸込路39,39は冷却器用収納箱18の底面で開口し
ている。なお冷却室19には、冷却器20と3つの冷気
吸込路38,39,39の開口との間に傘部材40が配設
され、冷却器20から滴下する除霜水が冷気吸込路3
8,39,39に入るのを防止するようになっている。
【0016】前記断熱箱体14の後部における幅方向の
中央部に、図6に示す如く、上下方向に延在する冷気供
給路41が形成され、該冷気供給路41に、前記冷却器
用収納箱18の冷気吐出路37が連通するよう構成され
る。また冷気供給路41は、前記下部収納室16で開口
し、該冷気供給路41の下部に配設した下庫内ファン4
2の回転によって、前記冷却器20で冷却された冷気
が、冷気吐出路37および冷気供給路41を介して下部
収納室16に供給されるようになっている。
【0017】また前記冷気供給路41を挟む幅方向両側
に、図2に示す如く、冷気帰還路43,43が形成さ
れ、該冷気帰還路43,43に、前記冷却器用収納箱1
8の下部用冷気吸込路39,39が対応的に連通してい
る。両冷気帰還路43,43は下部収納室16で開口
し、下部収納室16の室内空気を冷却室19内に帰還さ
せるべく機能する。なお、一方(図2の右側)の冷気帰還
路43には、図7に示す如く、上部収納室15と対応す
る位置に冷気取入口44が形成されると共に、該取入口
44は電動ダンパー45により開閉されるようになって
いる。そして、電動ダンパー45で冷気取入口44を開
放することで、冷気帰還路43を流れる下部収納室16
の室内空気を上部収納室15に流入させて、上部収納室
15を冷却するよう構成される。なお、上部収納室15
の内部に上部用サーミスタThが配設され、該サーミ
スタThで検出される室温が予め設定された設定温度
より高い場合に、前記電動ダンパー45が開放制御さ
れ、設定温度より低い場合は、電動ダンパー45を閉成
制御するよう設定される。また一方の冷気帰還路43の
内部に下部用サーミスタThが配設され、該サーミス
タThで冷気帰還路43を戻る下部収納室16の室内
空気の温度を検出し、その検出温度に応じて前記冷凍系
の運転制御を行なうよう設定されている。
【0018】前記上部収納室15の内部背面に、下部で
開口する循環用ダクト46が設けられ、該ダクト内の上
部に上庫内ファン47が配設されている。そして、該上
庫内ファン47を回転することで、上部収納室15内の
室内空気を循環させるよう構成される。なお、循環用ダ
クト46の内部に結露防止用のヒータ48が配設されて
いる。また断熱箱体14の天井部に、上部収納室15に
連通する吸込ダクト49が設けられ、該吸込ダクト49
に、前記冷却器用収納箱18の上部用冷気吸込路38が
連通するよう構成される。すなわち、上部収納室15内
の室内空気は、吸込ダクト49を介して冷却室19の内
部に戻されるようになっている。
【0019】
【実施例の作用】次に、実施例に係る排水蒸発構造を採
用した貯蔵庫の作用につき説明する。貯蔵庫10の運転
を開始すると、前記冷却器用収納箱18の冷却室19に
収納されている冷却器20に、冷却ユニット22におけ
る冷凍系から冷媒が循環供給される。また下庫内ファン
42が回転され、冷却器20との熱交換により冷却され
た冷気は、図6に示すように、前記冷気吐出路37およ
び冷気供給路41を介して下部収納室16に供給され、
該収納室16が冷却される。なお下部収納室16の室内
空気は、前記冷気帰還路43,43および下部用冷気吸
込路39,39を介して前記冷却室19に戻される。こ
のとき、前記上部用サーミスタThは設定温度より高
い温度を検出しているので、前記電動ダンパー45は開
放制御され、空気取入口44を介して下部収納室16か
ら冷却室19内に戻る室内空気の一部が上部収納室15
に流入する。そして、上庫内ファン47の回転により上
部収納室内を循環して冷却した室内空気は、前記吸込ダ
クト49および上部用冷気吸込路38を介して冷却室1
9に戻される。
【0020】前述した冷気の循環サイクルが反復され、
前記上部用サーミスタThが設定温度より低い温度を
検出すると、前記電動ダンパー45が閉成制御され、上
部収納室15への冷気(下部収納室16から冷却室19
に戻る室内空気)の流入は停止する。冷気の流入が停止
することにより、再び上部収納室15の室温が設定温度
より高くなると、前記電動ダンパー45が開放制御され
て再び冷気が流入する。以上の運転が繰返されること
で、上部収納室15の室温は設定温度近傍に保持され
る。また下部収納室16の室温についても、前記下部用
サーミスタThの検出温度に応じて冷凍系の運転を制
御することで、該収納室16の室温は設定温度近傍に保
持される。
【0021】前記冷却器20の運転を継続すると該冷却
器20の表面に霜が層状に成長し、その着霜量が所定値
を越えることにより冷却器20の温度が設定値となった
ことを前記除霜検知サーミスタThが検出すると、冷
却器20での冷却を停止して除霜運転が行なわれる。す
なわち、前記ヒータに通電されて冷却器20を加熱し、
その表面に付着している霜を融解する。融解された除霜
水は、冷却器用収納箱18における冷却室19の内底面
から排水管33を介して前記ドレンパン32に集められ
る。
【0022】前記ドレンパン32は、前記ヒータパネル
31により加熱されているので、ドレンパン32に貯留
される除霜水は強制的に蒸発することになる。また前記
冷却ファン27の回転により機械室23に吸込まれて凝
縮器26と熱交換して温度上昇した空気の一部が、前記
ルーバ36および切欠部25dを介してドレンパン32
に向けて吹付けられている。従って、該空気の吹付けに
よってもドレンパン32に貯留されている除霜水の蒸発
が促進される。
【0023】すなわち、実施例の貯蔵庫10では、断熱
箱体14の上部に配設した冷却器20から生ずる除霜水
を強制蒸発させるためのドレンパン32とヒータパネル
31とを断熱箱体14の上部に配設したので、貯蔵庫1
0の底面と据付け床面との間に大きな空間を設ける必要
はなく、貯蔵庫10の高さ寸法を小さくすることができ
る。しかも、ドレンパン32やヒータパネル31が外部
から見えないので、見栄えが良くなる利点もある。更に
は、冷却器20とドレンパン32とは近接しているの
で、除霜水の配管系が短かくなり、配管の手間やコスト
を低減することが可能となる。
【0024】
【別実施例について】図9〜図11は、排水蒸発構造の
別実施例を示すものであって、図9に示す第1の別実施
例は、機械室23を画成する断熱箱体14の天井部に、
加熱装置としてのヒータ50を埋設したものである。す
なわち、図9(b)に示す如く、外装板12と発泡断熱材
13との間にヒータ50が配設され、該ヒータ50によ
って外装板12に載置されたドレンパン32を加熱する
よう構成される。なお、ヒータ50の熱により発泡断熱
材13が劣化したり該熱が上部収納箱15に伝わらない
ように、ヒータ50と発泡断熱材13との間にアルミ箔
51が配設される。
【0025】図10および図11に示す第2の別実施例
は、前記凹部30と冷却器用収納箱18との間に臨む外
装板12に、幅方向に所要長さで横スリット52を形成
したものである。すなわち、横スリット52を形成する
ことで、凹部30に収納配置したヒータパネル31と冷
却器用収納箱18との間での熱伝達が抑制される。これ
により、ヒータパネル31で冷却器用収納箱18が加熱
されることは防止され、前記冷却器20での冷却性能の
下降を防ぐことができる。また逆に、冷却器用収納箱1
8でヒータパネル31が冷却されることは防止され、該
ヒータパネル31によりドレンパン32を加熱して除霜
水を強制蒸発させる性能の下降を防ぐことができる。
【0026】また前記横スリット52は、図11に示す
如く、冷却ユニット22に配設した冷却室カバー29の
下方に臨む位置に設けられると共に、該カバー29の下
端に設けた断熱材54が、横スリット52が形成された
部分の外装板12に当接するよう構成される。これによ
り、外装板12を介しての熱伝達を更に抑制し得るよう
になっている。なお、第2の別実施例では、前記凹部3
0を挟む幅方向両側の外装板12に、前後方向に所要長
さで縦スリット53,53を形成し、外装板12を介し
ての熱伝達を低減するよう構成してあるが、該縦スリッ
ト53,53を省略することは可能である。
【0027】前述した実施例や別実施例では、断熱箱体
と冷却器用収納箱とを別体で構成した場合につき説明し
たが、本願はこれに限定されるものでなく、断熱箱体と
冷却器用収納箱とを一体に構成した貯蔵庫にも採用可能
である。また、第2の別実施例のように外装板に縦横の
スリットを形成する構成は、第1の別実施例にも採用し
得るものである。
【0028】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る貯蔵庫
の排水蒸発構造によれば、ドレンパンおよび加熱装置を
本体の上部に配設したので、本体下面と据付け床面との
間に大きな空間を設ける必要はなく、貯蔵庫の高さ寸法
を小さくすることができる。しかも、ドレンパンや加熱
装置は外部から見えないので、見栄えが良くなる利点も
ある。更には、冷却器とドレンパンとは近接しているの
で、排水の配管系が短かくなり、配管の手間やコストを
低減することが可能となる利点を有する。
【0029】また、外装板における加熱装置の周囲にス
リットを形成したことで、加熱装置と、外装板に配設し
た別部材との相互の熱影響を抑制することができる。更
に、加熱装置が設けられる部位と冷室器用収納箱が配設
される部位との間に臨む外装板にスリットを形成したこ
とで、外装板を介しての加熱装置と冷却器用収納箱との
間の熱伝達が低減し、冷却能力や強制蒸発能力が低下す
るのは防止され、効率的な冷却運転および強制蒸発運転
が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る排水蒸発構造が採用される貯蔵
庫の一部を分解して示す概略斜視図である。
【図2】 実施例に係る貯蔵庫の縦断正面図である。
【図3】 実施例に係る貯蔵庫における冷却ユニットの
配設部を示す平面図である。
【図4】 実施例に係る貯蔵庫における冷却ユニットの
配設部を示す正面図である。
【図5】 実施例に係る貯蔵庫における冷却ユニットの
配設部を示す縦断側面図である。
【図6】 実施例に係る貯蔵庫を冷気供給路の部分で縦
断して示す概略側面図である。
【図7】 実施例に係る貯蔵庫を冷気帰還路の部分で縦
断して示す概略側面図である。
【図8】 実施例に係る貯蔵庫を冷却器用収納箱を横断
して示す概略平面図である。
【図9】 第1の別実施例に係る排水蒸発構造が採用さ
れる貯蔵庫の断熱箱体を示す説明図である。
【図10】 第2の別実施例に係る排水蒸発構造が採用
される貯蔵庫の断熱箱体を示す概略斜視図である。
【図11】 第2の別実施例に係る排水蒸発構造が採用
される貯蔵庫の要部を示す概略縦断側面図である。
【符号の説明】
12 外装板,14 断熱箱体(本体),15 上部収納
室,16 下部収納室 18 冷却器用収納箱,19 冷却室,20 冷却器,2
2 冷却ユニット 30 凹部,31 ヒータパネル(加熱装置),32 ドレ
ンパン 50 ヒータ(加熱装置),52 横スリット,53 縦ス
リット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納室(15,16)を内部画成した本体(14)の
    上部に、前記収納室(15,16)を冷却するための冷却器(2
    0)等を備える冷却ユニット(22)を配置した貯蔵庫におい
    て、前記本体(14)の上部に形成した凹部(30)に加熱装置
    (31)を収納配置し、前記加熱装置(31)と冷却ユニット(2
    2)との間に、前記冷却器(20)から生ずる排水を貯留する
    ドレンパン(32)を配置し、前記加熱装置(31)によりドレ
    ンパン(32)を加熱して排水を強制蒸発させるよう構成し
    たことを特徴とする貯蔵庫の排水蒸発構造。
  2. 【請求項2】 収納室(15,16)を内部画成した本体(14)の
    上部に、前記収納室(15,16)を冷却するための冷却器(2
    0)等を備える冷却ユニット(22)を配置した貯蔵庫におい
    て、前記冷却ユニット(22)の下方に臨む本体(14)に加熱
    装置(50)を埋設し、前記加熱装置(50)と冷却ユニット(2
    2)との間に、前記冷却器(20)から生ずる排水を貯留する
    ドレンパン(32)を配置し、前記加熱装置(50)によりドレ
    ンパン(32)を加熱して排水を強制蒸発させるよう構成し
    たことを特徴とする貯蔵庫の排水蒸発構造。
  3. 【請求項3】 前記本体(14)を構成する外装板(12)にお
    ける加熱装置(31,50)の周囲に、所要長さのスリット(5
    2,53)を形成した請求項1または2記載の貯蔵庫の排水
    蒸発構造。
  4. 【請求項4】 前記本体(14)の上部に、前記冷却器(20)
    を収納する冷却室(19)を画成した冷却器用収納箱(18)が
    配置されると共に、本体(14)を構成する外装板(12)にお
    ける冷却器用収納箱(18)と前記加熱装置(31,50)との間
    に所要長さのスリット(52)を形成した請求項1または2
    記載の貯蔵庫の排水蒸発構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8085344B2 (en) 2005-09-30 2011-12-27 Molex Incorporated Module socket

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