JPH11325277A - ツーポートスライドバルブの弁構造 - Google Patents
ツーポートスライドバルブの弁構造Info
- Publication number
- JPH11325277A JPH11325277A JP12654598A JP12654598A JPH11325277A JP H11325277 A JPH11325277 A JP H11325277A JP 12654598 A JP12654598 A JP 12654598A JP 12654598 A JP12654598 A JP 12654598A JP H11325277 A JPH11325277 A JP H11325277A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- slide valve
- port
- seat
- slide
- Prior art date
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- Pending
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- Multiple-Way Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一つの流入口に対し二つの流出口が設けられ
た三方弁における弁体の弁箱側シート面に対する接触圧
を軽減し、シート面の異常摩耗を生じさせないことを課
題とする。 【解決手段】 二つの並列された流出口2、2の間に一
つのスライド弁1を往復摺動させることにより流出方向
を変更可能とされたツーポートスライドバルブにおい
て、スライド弁1に対する前記流出口2の弁座3間に該
弁座3表面と同一面の支持ガイド4が設けられ、前記ス
ライド弁1の弁座側面に前記支持ガイド4と当接する摺
動面7を設けてなる。
た三方弁における弁体の弁箱側シート面に対する接触圧
を軽減し、シート面の異常摩耗を生じさせないことを課
題とする。 【解決手段】 二つの並列された流出口2、2の間に一
つのスライド弁1を往復摺動させることにより流出方向
を変更可能とされたツーポートスライドバルブにおい
て、スライド弁1に対する前記流出口2の弁座3間に該
弁座3表面と同一面の支持ガイド4が設けられ、前記ス
ライド弁1の弁座側面に前記支持ガイド4と当接する摺
動面7を設けてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ツーポートスラ
イドバルブの弁構造に関し、詳しくは一つの流入口に対
し二つの流出口が設けられた三方弁の、前記二つの流出
口間に往復移動可能に支持された弁の構造に関する。
イドバルブの弁構造に関し、詳しくは一つの流入口に対
し二つの流出口が設けられた三方弁の、前記二つの流出
口間に往復移動可能に支持された弁の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、三方弁として一つの流入口に対し
二つの流出口を併設し、この流出口間に弁体をスライド
移動させることにより流出口を選択出来るようにした弁
が知られている。
二つの流出口を併設し、この流出口間に弁体をスライド
移動させることにより流出口を選択出来るようにした弁
が知られている。
【0003】この二つの流出口2、2には、図7に示す
ようにスライド弁の弁体1と接触するリングシート3、
3がそれぞれ設けられ、弁体1に設けたリングシート1
aをいずれかのリングシート3、3に隙間なく接するこ
とにより流出口2を封鎖できるようにされている。
ようにスライド弁の弁体1と接触するリングシート3、
3がそれぞれ設けられ、弁体1に設けたリングシート1
aをいずれかのリングシート3、3に隙間なく接するこ
とにより流出口2を封鎖できるようにされている。
【0004】また、弁体1は二つの流出口2、2間に形
成した案内ガイド4、4に摺動可能に支持され、ねじ軸
5により矢印で示すように往復動可能に支持されてい
る。
成した案内ガイド4、4に摺動可能に支持され、ねじ軸
5により矢印で示すように往復動可能に支持されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構造の
弁体1は一方の流出口2から他方の流出口2へ移動する
際、弁体側リングシート1aと流出口2のリングシート
3、3とは摺動接触するが、図8に示すように弁体側リ
ングシート1aと弁箱側リングシート3との接触面が図
8に斜線で示す狭い接触面だけとなる箇所があり、弁体
1に加わる内部流体圧をこの狭い接触面で受けるためシ
ート面に局部的な摩擦力が増大し、リングシートの接触
面に偏摩耗や焼き付けなどを生じ、弁閉時のシール性が
悪化する問題があった。
弁体1は一方の流出口2から他方の流出口2へ移動する
際、弁体側リングシート1aと流出口2のリングシート
3、3とは摺動接触するが、図8に示すように弁体側リ
ングシート1aと弁箱側リングシート3との接触面が図
8に斜線で示す狭い接触面だけとなる箇所があり、弁体
1に加わる内部流体圧をこの狭い接触面で受けるためシ
ート面に局部的な摩擦力が増大し、リングシートの接触
面に偏摩耗や焼き付けなどを生じ、弁閉時のシール性が
悪化する問題があった。
【0006】この発明は上記問題点を解消し、弁体が弁
箱側シート面に対する接触圧を軽減しシート面の異常摩
耗を生じさせないツーポートスライドバルブの弁構造を
提供することを目的としてなされたものである。
箱側シート面に対する接触圧を軽減しシート面の異常摩
耗を生じさせないツーポートスライドバルブの弁構造を
提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のツーポートス
ライドバルブの弁構造は、スライド弁に対する前記流出
口の弁座間に該弁座表面と同一面の支持ガイドが設けら
れ、前記スライド弁の弁座側面に前記支持ガイドと当接
する摺動面を設けてなるものである。
ライドバルブの弁構造は、スライド弁に対する前記流出
口の弁座間に該弁座表面と同一面の支持ガイドが設けら
れ、前記スライド弁の弁座側面に前記支持ガイドと当接
する摺動面を設けてなるものである。
【0008】この発明によれば、弁体は支持ガイドに沿
って移動するので、支持ガイドによって弁体に加わる圧
力が分散され、シート間の接触圧が軽減される。
って移動するので、支持ガイドによって弁体に加わる圧
力が分散され、シート間の接触圧が軽減される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。 実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1のツーポートスライド
バルブの弁構造の正面図、図2は図1に示した弁体の背
面図、図3は図1のX−X線断面図である。
明する。 実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1のツーポートスライド
バルブの弁構造の正面図、図2は図1に示した弁体の背
面図、図3は図1のX−X線断面図である。
【0010】なお、従来と同じ構造の部分は従来と同じ
符号を図中に付し詳細な説明は省略する。図1におい
て、6は支持ガイドを示し、弁箱側リングシート3、3
の間に図3に示すようにリングシート3と同一面となる
ように設けられている。
符号を図中に付し詳細な説明は省略する。図1におい
て、6は支持ガイドを示し、弁箱側リングシート3、3
の間に図3に示すようにリングシート3と同一面となる
ように設けられている。
【0011】この支持ガイド6は弁箱8に溶接による後
付けで設けられる。また、図中7は摺動面を示し、弁体
1の裏面に前記支持ガイド6位置に対応して設けら、前
記支持ガイド6と同様に溶接による後付けで設けられ
る。
付けで設けられる。また、図中7は摺動面を示し、弁体
1の裏面に前記支持ガイド6位置に対応して設けら、前
記支持ガイド6と同様に溶接による後付けで設けられ
る。
【0012】次に、上記実施の形態1の弁開閉状態を説
明する。一方の流出口2から他方の流出口2へ弁1を切
り替える際、弁体1はリングシート3と摺動接触しなが
ら移動するが、このとき弁体1は図4に示すように支持
ガイド6に摺動面7を接触させながら移動する。このと
きの接触面は図4に斜線で示すように分散されるので接
触圧も分散されリングシート3、3に局部圧力が加わる
のが防止される。
明する。一方の流出口2から他方の流出口2へ弁1を切
り替える際、弁体1はリングシート3と摺動接触しなが
ら移動するが、このとき弁体1は図4に示すように支持
ガイド6に摺動面7を接触させながら移動する。このと
きの接触面は図4に斜線で示すように分散されるので接
触圧も分散されリングシート3、3に局部圧力が加わる
のが防止される。
【0013】以上説明したように、この実施の形態1の
構造によれば、弁箱および弁体のリングシート3、1a
の異常摩耗や焼き付け等が防止できる。 実施の形態2 図5は実施の形態2のツーポートスライドバルブの弁構
造の正面図、図6は図5のX−X線断面図である。
構造によれば、弁箱および弁体のリングシート3、1a
の異常摩耗や焼き付け等が防止できる。 実施の形態2 図5は実施の形態2のツーポートスライドバルブの弁構
造の正面図、図6は図5のX−X線断面図である。
【0014】なお、図5、図6において図1、2と同一
符号は同一部材または相当する部材を示す。この実施の
形態2では、図5に示すように支持ガイド6を弁箱側リ
ングシート3、3間に面として形成し、弁体1の裏面の
摺動面7も面として形成したものである。
符号は同一部材または相当する部材を示す。この実施の
形態2では、図5に示すように支持ガイド6を弁箱側リ
ングシート3、3間に面として形成し、弁体1の裏面の
摺動面7も面として形成したものである。
【0015】この実施の形態の場合、接触面積がさらに
拡大するのでリングシートの局部圧力がさらに低く抑え
られる。
拡大するのでリングシートの局部圧力がさらに低く抑え
られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のツーポ
ートスライドバルブの弁構造によれば、二つの流出口間
を往復する弁体とリングシートとの間の接触圧が緩和さ
れ、流体圧に起因するリングシートの局部摩耗や焼き付
けが防止され、これらに起因するシール不良なども防止
される効果を有する。
ートスライドバルブの弁構造によれば、二つの流出口間
を往復する弁体とリングシートとの間の接触圧が緩和さ
れ、流体圧に起因するリングシートの局部摩耗や焼き付
けが防止され、これらに起因するシール不良なども防止
される効果を有する。
【図1】本発明の実施の形態1のツーポートスライドバ
ルブの弁構造の正面図である。
ルブの弁構造の正面図である。
【図2】図1における弁体の背面図である。
【図3】図1のX−X線断面図である。
【図4】実施の形態1のツーポートスライドバルブの作
動説明図である。
動説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2のツーポートスライドバ
ルブの弁構造の正面図である。
ルブの弁構造の正面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】従来例の正面図である。
【図8】従来例の作動説明図である。
1 弁体 2 流出口 3 リングシート 4 案内ガイド 6 支持ガイド 7 摺動面
Claims (1)
- 【請求項1】二つの並列された流出口の間に一つのスラ
イド弁を往復摺動させることにより流出方向を変更可能
とされたツーポートスライドバルブにおいて、スライド
弁に対する前記流出口の弁座間に該弁座表面と同一面の
支持ガイドが設けられ、前記スライド弁の弁座側面に前
記支持ガイドと当接する摺動面を設けたツーポートスラ
イドバルブの弁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12654598A JPH11325277A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ツーポートスライドバルブの弁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12654598A JPH11325277A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ツーポートスライドバルブの弁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11325277A true JPH11325277A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14937842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12654598A Pending JPH11325277A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ツーポートスライドバルブの弁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11325277A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101160296B1 (ko) * | 2006-12-22 | 2012-06-28 | 주식회사 경원테크 | 맥동연소용 미끄럼식 유동개폐밸브 |
CN109099188A (zh) * | 2018-10-03 | 2018-12-28 | 盐城欧润石化设备制造有限公司 | 一种两位三通阀门 |
-
1998
- 1998-05-11 JP JP12654598A patent/JPH11325277A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101160296B1 (ko) * | 2006-12-22 | 2012-06-28 | 주식회사 경원테크 | 맥동연소용 미끄럼식 유동개폐밸브 |
CN109099188A (zh) * | 2018-10-03 | 2018-12-28 | 盐城欧润石化设备制造有限公司 | 一种两位三通阀门 |
CN109099188B (zh) * | 2018-10-03 | 2020-05-15 | 盐城欧润石化设备制造有限公司 | 一种两位三通阀门 |
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